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いずま【暇】イヅマ🔗🔉

いずまイヅマ (上代東国方言)いとま。ひま。万葉集20「わが妻も絵に描きとらむ―もが」

いとま【暇・遑】🔗🔉

いとま暇・遑】 ①休む間。用事のない時。ひま。万葉集6「―を無みと里にゆかずあらむ」 ②それをするのに必要な時間のゆとり。源氏物語梅枝「これは、―いりぬべきものかな」。「応接に―がない」「枚挙に―がない」 ③休暇。源氏物語桐壺「まかでなむとし給ふを、―さらに許させ給はず」。「―を願う」 ④辞職。致仕。「―を取る」 ⑤喪にひきこもること。宇津保物語国譲上「おとども御―になり給ひぬれば」 ⑥別れ去ること。離別。また、そのあいさつ。源氏物語松風「―聞えしほど過ぎつれば」。「お―します」「―を告げる」 ⑦奉公を免じて去らせること。解雇。「―が出る」 ⑧離婚。離縁。「―を出す」 ⑨隙間すきま。隙ひま。夫木和歌抄3「玉柳枝の―も見えぬ春かな」 ⇒いとま‐あき【暇明き】 ⇒いとま‐ごい【暇乞い】 ⇒いとま‐じょう【暇状】 ⇒いとま‐の‐ひま【暇の隙】 ⇒いとま‐の‐ふくろ【暇の袋】 ⇒いとま‐ぶみ【暇文】 ⇒いとま‐もうし【暇申し】 ⇒暇を乞う ⇒暇をやる

か【暇】🔗🔉

】 (「假」とも)古代令制で官人に与えられた休暇をいう。け。

け【暇】🔗🔉

】 (古くは「假」)令制で、官吏の休暇。か。

ひま【隙・暇・閑】🔗🔉

ひま隙・暇・閑】 ①物と物との間の透いたところ。すきま。すき。源氏物語帚木「見ゆやと思せど―しなければ、しばし聞き給ふに」 ②継続する時間や状態のとぎれた間。源氏物語桐壺「―なき御前渡り」。「車の流れの―を縫う」 ③仲のわるいこと。不和。源氏物語澪標「―ある御仲にて」 ④仕事のない間。てすき。閑暇。「―をもて余す」 ⑤都合のよい時機。機会。源氏物語紅葉賀「例の―もやとうかがひありき給ふ」 ⑥何かをするのに要する時間。手間。「―がかかる」 ⑦雇用・主従・夫婦などの関係を絶つこと。いとま。「―をもらう」 ⑧休暇。休み。いとま。「一週間の―をいただく」 ◇「隙」は、透き間の意で使う。時間の意では、今は「暇」が一般的。 ⇒暇が明く ⇒暇が入る ⇒隙過ぐる駒 ⇒暇に飽かす ⇒暇を欠く ⇒暇を出す ⇒暇を潰す ⇒暇を取る ⇒暇を盗む ⇒暇を見る ⇒暇をやる

[漢]暇🔗🔉

 字形  筆順 〔日(曰)部9画/13画/常用/1843・324B〕 〔音〕(漢) 〔訓〕ひま・いとま [意味] 仕事がなくて余った時間。手すきの時。ひま。いとま。「休暇・余暇」 [解字] 形声。「日」+音符「」(=物の上に何かをかぶせる)。所定の、または必要な日時の上に余計にかぶせた日時の意。 [下ツキ 間暇・閑暇・休暇・賜暇・寸暇・請暇・余暇

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