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さくら【桜】🔗🔉

さくら】 ①バラ科サクラ属の落葉高木または低木の一部の総称。同属でもウメ・モモ・アンズなどを除く。中国大陸・ヒマラヤにも数種あるが、日本に最も種類が多い。園芸品種が非常に多く、春、白色・淡紅色から濃紅色の花を開く。八重咲きの品種もある。古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来、版木に最適とされる。樹皮は咳止薬(桜皮仁)に用いるほか曲物まげものなどに作り、花の塩漬は桜湯、葉の塩漬は桜餅に使用。また桜桃おうとうの果実は食用にする。ヤマザクラ・ソメイヨシノ・サトザクラ・ヒガンザクラなどが普通。〈[季]春〉。「桜の実」は〈[季]夏〉。万葉集8「高円たかまとの山の―はいかにあらむ」 エドヒガンザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション オオシマザクラ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ソメイヨシノ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ヤマザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション ②桜色の略。 ③桜襲さくらがさねの略。 ④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。 桜 ⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。 ⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。 ㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。 ⑦(隠語)市街の繁華な所。 ⇒さくら‐あめ【桜雨】 ⇒さくら‐いか【桜烏賊】 ⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】 ⇒さくら‐いり【桜煎】 ⇒さくら‐いろ【桜色】 ⇒さくら‐うお【桜魚】 ⇒さくら‐うぐい【桜鯎】 ⇒さくら‐うめ【桜梅】 ⇒さくら‐え【桜会】 ⇒さくら‐えび【桜蝦】 ⇒さくら‐おどし【桜縅】 ⇒さくら‐かい【桜会】 ⇒さくら‐がい【桜貝】 ⇒さくら‐かざし【桜挿頭】 ⇒さくら‐がさね【桜襲】 ⇒さくら‐がしわ【桜膳】 ⇒さくら‐がみ【桜紙】 ⇒さくら‐がゆ【桜粥】 ⇒さくら‐がり【桜狩】 ⇒さくら‐ぎ【桜木】 ⇒さくら‐ごろも【桜衣】 ⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】 ⇒さくら‐そう【桜草】 ⇒さくら‐だ【桜田】 ⇒さくら‐だい【桜鯛】 ⇒さくら‐たで【桜蓼】 ⇒さくら‐だま【桜玉】 ⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】 ⇒さくら‐づき【桜月】 ⇒さくら‐づくし【桜尽し】 ⇒さくら‐づけ【桜漬】 ⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】 ⇒さくら‐どき【桜時】 ⇒さくら‐なべ【桜鍋】 ⇒さくら‐に【桜煮】 ⇒さくら‐にく【桜肉】 ⇒さくら‐のり【桜海苔】 ⇒さくら‐ばい【桜灰】 ⇒さくら‐ばな【桜花】 ⇒さくら‐ばり【桜張】 ⇒さくら‐びと【桜人】 ⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】 ⇒さくら‐ぼし【桜乾し】 ⇒さくら‐ます【桜鱒】 ⇒さくら‐みそ【桜味噌】 ⇒さくら‐むすび【桜結び】 ⇒さくら‐めし【桜飯】 ⇒さくら‐もち【桜餅】 ⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】 ⇒さくら‐ゆ【桜湯】 ⇒さくら‐らん【桜蘭】 ⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿

[漢]桜🔗🔉

 字形  筆順 〔木部6画/10画/教育/2689・3A79〕 [櫻] 字形 〔木部17画/21画/6115・5D2F〕 〔音〕オウ〈アウ〉(漢) 〔訓〕さくら [意味] 花木の名。さくら。「桜花・観桜」 [解字] 形声。「木」+音符「嬰」(=貝の首飾り。とりまく)。木をとりまくように花の咲く木の意。

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