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広辞苑の検索結果 (93)

おう‐うん【桜雲】アウ‥🔗🔉

おう‐うん桜雲アウ‥ 桜の花が咲きつづいて白雲のように見えるもの。花の雲。

おう‐か【桜花】アウクワ🔗🔉

おう‐か桜花アウクワ 桜の花。「―爛漫」 ⇒おうか‐しょう【桜花賞】

おうか‐しょう【桜花賞】アウクワシヤウ🔗🔉

おうか‐しょう桜花賞アウクワシヤウ 競馬の3歳牝馬ひんばクラシック‐レースの一つ。1939年創設。毎年4月に行われ、距離は1600メートル。 ⇒おう‐か【桜花】

おう‐しん【桜唇】アウ‥🔗🔉

おう‐しん桜唇アウ‥ [張憲詩「露は桜唇を湿うるおして金楼長し」]紅い桜桃ゆすらうめのような唇。美女の唇をいう。

おう‐とう【桜桃】アウタウ🔗🔉

おう‐とう桜桃アウタウ ①バラ科サクラ属の落葉高木。花はサクラに似るが白い。果実は「さくらんぼ」と称して食用。西アジア原産で冷地を好む。ナポレオン・佐藤錦などの品種がある。セイヨウミザクラ(西洋実桜)。桜桃の名は、本来、中国原産の別種シナミザクラの漢名。〈[季]夏〉 桜桃 撮影:関戸 勇 オウトウ(実) 撮影:関戸 勇 ②ユスラウメのこと。 ⇒おうとう‐き【桜桃忌】

おうとう‐き【桜桃忌】アウタウ‥🔗🔉

おうとう‐き桜桃忌アウタウ‥ 小説家太宰治の忌日。太宰は1948年6月13日、東京三鷹市の玉川上水に入水したが、墓所禅林寺では6月19日に修する。「桜桃」は太宰治の作品名。〈[季]夏〉 ⇒おう‐とう【桜桃】

かにわ【樺・桜皮】カニハ🔗🔉

かにわ樺・桜皮カニハ シラカバの古名か(一説に、ウワミズザクラの古名)。また、その樹皮。万葉集6「―纏き作れる舟に」 ⇒かにわ‐ざくら【樺桜】

さくら【桜】🔗🔉

さくら】 ①バラ科サクラ属の落葉高木または低木の一部の総称。同属でもウメ・モモ・アンズなどを除く。中国大陸・ヒマラヤにも数種あるが、日本に最も種類が多い。園芸品種が非常に多く、春、白色・淡紅色から濃紅色の花を開く。八重咲きの品種もある。古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来、版木に最適とされる。樹皮は咳止薬(桜皮仁)に用いるほか曲物まげものなどに作り、花の塩漬は桜湯、葉の塩漬は桜餅に使用。また桜桃おうとうの果実は食用にする。ヤマザクラ・ソメイヨシノ・サトザクラ・ヒガンザクラなどが普通。〈[季]春〉。「桜の実」は〈[季]夏〉。万葉集8「高円たかまとの山の―はいかにあらむ」 エドヒガンザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション オオシマザクラ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ソメイヨシノ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ヤマザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション ②桜色の略。 ③桜襲さくらがさねの略。 ④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。 桜 ⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。 ⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。 ㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。 ⑦(隠語)市街の繁華な所。 ⇒さくら‐あめ【桜雨】 ⇒さくら‐いか【桜烏賊】 ⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】 ⇒さくら‐いり【桜煎】 ⇒さくら‐いろ【桜色】 ⇒さくら‐うお【桜魚】 ⇒さくら‐うぐい【桜鯎】 ⇒さくら‐うめ【桜梅】 ⇒さくら‐え【桜会】 ⇒さくら‐えび【桜蝦】 ⇒さくら‐おどし【桜縅】 ⇒さくら‐かい【桜会】 ⇒さくら‐がい【桜貝】 ⇒さくら‐かざし【桜挿頭】 ⇒さくら‐がさね【桜襲】 ⇒さくら‐がしわ【桜膳】 ⇒さくら‐がみ【桜紙】 ⇒さくら‐がゆ【桜粥】 ⇒さくら‐がり【桜狩】 ⇒さくら‐ぎ【桜木】 ⇒さくら‐ごろも【桜衣】 ⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】 ⇒さくら‐そう【桜草】 ⇒さくら‐だ【桜田】 ⇒さくら‐だい【桜鯛】 ⇒さくら‐たで【桜蓼】 ⇒さくら‐だま【桜玉】 ⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】 ⇒さくら‐づき【桜月】 ⇒さくら‐づくし【桜尽し】 ⇒さくら‐づけ【桜漬】 ⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】 ⇒さくら‐どき【桜時】 ⇒さくら‐なべ【桜鍋】 ⇒さくら‐に【桜煮】 ⇒さくら‐にく【桜肉】 ⇒さくら‐のり【桜海苔】 ⇒さくら‐ばい【桜灰】 ⇒さくら‐ばな【桜花】 ⇒さくら‐ばり【桜張】 ⇒さくら‐びと【桜人】 ⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】 ⇒さくら‐ぼし【桜乾し】 ⇒さくら‐ます【桜鱒】 ⇒さくら‐みそ【桜味噌】 ⇒さくら‐むすび【桜結び】 ⇒さくら‐めし【桜飯】 ⇒さくら‐もち【桜餅】 ⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】 ⇒さくら‐ゆ【桜湯】 ⇒さくら‐らん【桜蘭】 ⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿

さくらあさ‐の【桜麻の】🔗🔉

さくらあさ‐の桜麻の】 〔枕〕 (万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓んだもの。サクラヲノとも)「をふ」「かりふ」にかかる。散木奇歌集「―苧生おふの浦波」。曾丹集「―刈生かりふの原を今日見れば」

さくら‐あめ【桜雨】🔗🔉

さくら‐あめ桜雨】 桜の花の咲く頃の雨。 ⇒さくら【桜】

さくらい【桜井】‥ヰ(地名)🔗🔉

さくらい桜井‥ヰ ①奈良県中部の市。奈良盆地の南東隅。伊勢・伊賀・大阪を結ぶ交通の要地で、製材業が盛ん。人口6万1千。 ②大阪府の北東端、三島郡島本町の地名。西国街道に沿って駅址がある。楠木正成・正行まさつら父子訣別の史跡。 ⇒さくらい‐やき【桜井焼】

さくら‐いか【桜烏賊】🔗🔉

さくら‐いか桜烏賊】 桜の咲く頃にとれるイカ。〈[季]春〉 ⇒さくら【桜】

さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥🔗🔉

さくらい‐じょうじ桜井錠二‥ヰヂヤウ‥ 化学者。金沢生れ。東大教授・理化学研究所初代副所長・帝国学士院長。日本の物理化学研究の基礎を築いた。(1858〜1939) ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐ただよし桜井忠温‥ヰ‥ 陸軍軍人・文筆家。少将。愛媛県生れ。日露戦争の旅順攻囲戦に参加、その体験を書いた「肉弾」「銃後」が好評を得た。(1879〜1965) 桜井忠温 撮影:田沼武能 ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥🔗🔉

さくらい‐たんばのしょうじょう桜井丹波少掾‥ヰ‥セウ‥ 江戸前期の浄瑠璃太夫。通称、和泉半左衛門。初め江戸和泉太夫、1662年(寛文2)受領して丹波少掾平正信と称す。薩摩浄雲の門弟。荒々しい豪壮なものを好んで語り、金平節きんぴらぶしと呼ばれ、万治・寛文(1658〜1673)の頃流行した。生没年未詳。 ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】🔗🔉

さくら‐いちぶぎん桜一分銀】 天保一分銀。桜花の形の刻印を四周に打ってあるので、この称がある。 ⇒さくら【桜】

さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐ばいしつ桜井梅室‥ヰ‥ 江戸末期の俳人。諱は能充。金沢の人。馬来門、成田蒼虬そうきゅうに兄事し、繊麗巧緻な修辞と句法によって高名。著「梅室付合集」「梅室家集」「梅林茶談」など。(1769〜1852) ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐やき桜井焼‥ヰ‥ 桜井2で作られた陶器。天明(1781〜1789)の頃に開窯し、楠木正成・正行まさつら父子訣別の図などを描く。桜井里さくらいのさと焼。楠公なんこう焼。 ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いり【桜煎】🔗🔉

さくら‐いり桜煎】 タコの脚を薄く輪切りにしたのを、酒とみりんで煮た料理。桜煮。 ⇒さくら【桜】

さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐りとう桜井吏登‥ヰ‥ 江戸中期の俳人。江戸の人。服部嵐雪に学び、雪中庵2世を嗣いだ。名を好まず句稿を焼却。(1681〜1755) ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いろ【桜色】🔗🔉

さくら‐いろ桜色】 桜の花のような色。淡紅色。「ほんのり―に上気する」 Munsell color system: 10RP9/2.5 ⇒さくら【桜】

さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ🔗🔉

さくら‐うお桜魚‥ウヲ 桜の咲く頃にとれる小鮎こあゆ⇒さくら【桜】

さくら‐うめ【桜梅】🔗🔉

さくら‐うめ桜梅】 梅の一品種。花が浅紅色で八重咲き。 ⇒さくら【桜】

さくら‐え【桜会】‥ヱ🔗🔉

さくら‐え桜会‥ヱ 平安時代から鎌倉末期まで、桜の咲く頃に行われた法会。東大寺・醍醐寺・賀茂社など。醍醐寺では終りに観桜の宴を寺内の清滝宮で催し、清滝会きよたきえともいう。 ⇒さくら【桜】

さくら‐えび【桜蝦】🔗🔉

さくら‐えび桜蝦】 サクラエビ科のエビ。体長約5センチメートル。体は透明で、微小な赤い色素胞があり、淡紅色に見える。発光器を持つが、発光は観察されていない。深海浮遊性で、夜間に浅海に浮上する。駿河湾富士川河口の沖合で多く漁獲。生食のほか、乾蝦などに加工する。 さくらえび 桜蝦(由比港にて) 撮影:関戸 勇 ⇒さくら【桜】

さくらお‐の【桜麻の】‥ヲ‥🔗🔉

さくらお‐の桜麻の‥ヲ‥ 〔枕〕 (万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓んだもの。サクラアサノとも)「をふ」にかかる。万葉集11「―をふの下草」。古今和歌集六帖6「―をふの下草つゆしあらば」

さくら‐かい【桜会】‥クワイ🔗🔉

さくら‐かい桜会‥クワイ 橋本欣五郎(1890〜1957)ら陸軍の幕僚将校を中心とする、国家改造をめざした急進派の組織。1930年(昭和5)結成、三月事件・十月事件に関与。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がい【桜貝】‥ガヒ🔗🔉

さくら‐がい桜貝‥ガヒ ニッコウガイ科の二枚貝。貝殻は薄くやや長方形、淡紅色で美しく、殻長約3センチメートル。日本各地の内湾に産し、貝細工などに使われる。古称、花貝はながい。〈[季]春〉 さくらがい ⇒さくら【桜】

さくらがおか‐いせき【桜ヶ丘遺跡】‥ヲカヰ‥🔗🔉

さくらがおか‐いせき桜ヶ丘遺跡‥ヲカヰ‥ 神戸市灘区桜ヶ丘町にある弥生時代の青銅製祭器の埋納遺跡。銅鐸14個、銅戈どうか7本が一括埋納され、1964年に出土。

さくら‐かざし【桜挿頭】🔗🔉

さくら‐かざし桜挿頭】 桜花を頭上にかざすこと。また、そのもの。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がさね【桜襲】🔗🔉

さくら‐がさね桜襲】 襲かさねの色目。各説あり、「雁衣抄」によれば、表は白、裏は花色。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がしわ【桜膳】‥ガシハ🔗🔉

さくら‐がしわ桜膳‥ガシハ 桜花を散らしかけた三方さんぼうに食器を置く膳立て。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がみ【桜紙】🔗🔉

さくら‐がみ桜紙】 ①反古ほご紙を漉きかえした、小判の薄い和紙。鼻紙などに用いる。 ②桜の樹皮で製した和紙。秋田県角館かくのだて付近で産した。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がゆ【桜粥】🔗🔉

さくら‐がゆ桜粥】 小豆あずき粥の異称。 ⇒さくら【桜】

さくら‐がり【桜狩】🔗🔉

さくら‐がり桜狩】 桜花をたずねあるいて観賞すること。もと、観桜しながら行なった鷹狩の称。〈[季]春〉。拾遺和歌集「―雨は降りきぬ」。(曲名別項) ⇒さくら【桜】

さくらがり【桜狩】(作品名)🔗🔉

さくらがり桜狩】 ①山田流箏曲。山田検校作曲。歌詞は越前家の息女の作といい、桜の花を求めて都を出てから夕暮れまでの情景を描く。 ②長唄。10代杵屋六左衛門(または2世芳村孝次郎)作曲。隅田川・吉原の桜気分を扱う。

さくらがわ【桜川】‥ガハ(作品名)🔗🔉

さくらがわ桜川‥ガハ ①茨城県中部、栃木県境にある市。桜川の上・中流域に位置し、サクラの名所として知られる。南部の真壁町はもと城下町。人口4万8千。 ②能。世阿弥作の狂女物。日向の少年桜子は貧窮のため人買いに身を売る。その母は物狂いとなるが、常陸の桜川で子にめぐりあう。 ③地歌・箏曲。京風手事物。光崎検校作曲。2の詞章を借り、桜川の美しさをたたえる。

さくらがわ【桜川】‥ガハ🔗🔉

さくらがわ桜川‥ガハ 戯作者桜川慈悲成の系統をひいた江戸吉原幇間ほうかんの一派。甚好・新孝・善孝など。 ⇒さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】

さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】‥ガハ‥🔗🔉

さくらがわ‐じひなり桜川慈悲成‥ガハ‥ 江戸後期の戯作者・落語家。通称、錺屋かざりや大五郎。岸田杜芳の門人。作は黄表紙「馬鹿長命子気物語」、咄本「滑稽好」、滑稽本「滑稽素人芝居」など。(1762〜 ) ⇒さくらがわ【桜川】

さくら‐ぎ【桜木】🔗🔉

さくら‐ぎ桜木】 ①桜の樹。「花は―人は武士」 ②桜の木材。 ⇒さくら【桜】

さくらぎちょう‐じけん【桜木町事件】‥チヤウ‥🔗🔉

さくらぎちょう‐じけん桜木町事件‥チヤウ‥ 1951年、横浜の桜木町駅で国電の火災により106人が焼死した事件。

○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか🔗🔉

○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか 桜の枝は切らないのがよく、梅は切るのがよいということ。「梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿」とも。 ⇒さくら【桜】 さく‐らく錯落】 入りまじるさま。 さくら‐ごろも桜衣】 桜襲さくらがさねの衣。 ⇒さくら【桜】 さくら‐じま桜島】 鹿児島湾内の活火山島。北岳・中岳・南岳の3火山体から成り、面積77平方キロメートル。しばしば噴火し、1475〜76年(文明7〜8)、1779年(安永8)および1914年(大正3)の噴火は有名。1914年の噴火で大隅半島と陸続きとなる。 桜島(1) 提供:オフィス史朗 桜島(2) 撮影:山梨勝弘 ⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】 さくらじま‐だいこん桜島大根】 ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。 桜島大根 撮影:関戸 勇 桜島大根の畑 撮影:関戸 勇 ⇒さくら‐じま【桜島】 さくら‐ずみ佐倉炭】 佐倉地方で産出した木炭。クヌギ材を蒸焼きにして製した良質の黒炭くろずみ。「桜炭」とも書く。近松秋江、別れたる妻に送る手紙「火鉢の―が段々真赤に円くなつて」 ⇒さくら【佐倉】 さくら‐ぜんせん桜前線】 ソメイヨシノの開花前線。 ⇒さくら【桜】 さくら‐そう桜草‥サウ サクラソウ科サクラソウ属(学名プリムラ)植物の総称。種類が多く、北半球全体に約250種が知られる。春から夏にかけ白・紅・紫・黄・絞りなどの美しい5弁花を開く。その一種のサクラソウは、多年草で、川原や山地に自生する。江戸時代からの園芸品種も多く、花は変化に富み、春、白・紅・紫・絞りなどの花を開く。日本桜草。〈[季]春〉。→プリムラ。 さくらそう サクラソウ 提供:OPO ⇒さくら【桜】 さくら‐そうご佐倉宗吾】 江戸前期、下総佐倉藩領の義民。佐倉惣五郎(宗五郎)とも。姓は木内。印旛郡公津こうづ村の名主。領主堀田正信(1631〜1680)の悪税に悩む村民のために総代となり、江戸に出て将軍に直訴、捕らえられ、妻子と共に磔にされたという。後年、佐倉藩により口ノ明神として将門山に祀られる。歌舞伎「東山桜荘子」などに脚色。生没年未詳(一説に1653年(承応2)刑死と伝える)。 ⇒さくら【佐倉】 さくら‐だ桜田】 桜花の多く咲いている所。夫木和歌抄5「山風の色吹きおろす―の苗代水を花にせきつつ」 ⇒さくら【桜】 さくらだ桜田】 姓氏の一つ。 ⇒さくらだ‐いちろう【桜田一郎】 ⇒さくらだ‐じすけ【桜田治助】 さくら‐だい桜鯛‥ダヒ ①桜の咲く頃、産卵のため内湾の浅い所に群集して漁獲される鯛。瀬戸内海のものが有名。美味。〈[季]春〉 ②ハタ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。鯛型で、背びれの第3棘と第3軟条および尾びれ上下両端の軟条が著しく長い。すこぶる鮮麗な紅色で、本州中部以南産。 サクラダイ 提供:東京動物園協会 ③タイ科の海産の硬骨魚。カナリア諸島・西アフリカ産。第二次大戦後日本で食用魚として普及。 ⇒さくら【桜】 さくらだ‐いちろう桜田一郎‥ラウ 化学者。京都生れ。京大教授。日本における高分子化学研究の先駆者。日本初の合成繊維ビニロンを発明。文化勲章。(1904〜1986) ⇒さくらだ【桜田】 さくらだ‐じすけ桜田治助‥ヂ‥ 歌舞伎脚本作者。代々江戸劇壇の立役者。 ①(初世)江戸の人。4代松本幸四郎と提携、江戸世話狂言を確立。作「御摂勧進帳ごひいきかんじんちょう」「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」など。(1734〜1806) ②(2世)初め笠縫専助の門人。のち初世に入門。1808年(文化5)襲名。のち松島てうふと改名。(1768〜1829) ③(3世)2世の門人。初め3世松島半二。1833年(天保4)襲名。のち狂言堂左交と称。(1802〜1877) ⇒さくらだ【桜田】 さくら‐たで桜蓼】 タデ科の多年草。畦あぜなどの水辺に生え、高さ50センチメートル内外。9月頃、淡紅色の花を穂状につけ、日本産タデ類のうち最大。 ⇒さくら【桜】 サグラダ‐ファミリアTemple Expiatori de la Sagrada Família カタルニア】 スペイン、バルセロナにある贖罪聖堂。ガウディの代表作。1882年着工、現在も建設中。聖家族教会。 さくら‐だま桜玉】 淡青色のガラス玉に桜花などの絵をかいたもの。(嬉遊笑覧) ⇒さくら【桜】 さくらだ‐もん桜田門】 江戸城内郭門の一つ。城の南西内濠うちぼり内に位置し、霞ヶ関の北東に当たる。旧称、小田原門。外桜田門。→江戸城門(図)⇒さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】 さくらだもんがい‐の‐へん桜田門外の変‥グワイ‥ 安政7年(1860)3月3日の雪の朝、大老井伊直弼いいなおすけの安政の大獄などの弾圧政策を憎んだ水戸・薩摩の浪士ら18人が、桜田門外で直弼を暗殺した事件。 →資料:『水戸斬奸状』 ⇒さくらだ‐もん【桜田門】 さくら‐ぢゃや桜茶屋】 桜花の咲く頃、花見客をめあてに設けた茶屋。 ⇒さくら【桜】 さくら‐づき桜月】 陰暦3月の異称。 ⇒さくら【桜】 さくら‐づくし桜尽し】 ①模様などに種々の桜の花を並べること。 ②桜の種類を口調よく歌文中に列挙したもの。代表的なものに、地歌の長歌物で佐山検校作曲のものがある。 ⇒さくら【桜】 さくら‐づけ桜漬】 桜の花の塩漬。七分咲きの八重桜を用いて製する。梅酢を加えることもある。熱湯を注ぎ、桜湯として飲用。多く慶事に用いる。〈[季]春〉 ⇒さくら【桜】 さくら‐どうろう桜灯籠】 銅製で、桜花を透彫すかしぼりにした円形の灯籠。茶人用。 ⇒さくら【桜】 さくら‐どき桜時】 桜の花の咲く季節。はなどき。 ⇒さくら【桜】 さくら‐なべ桜鍋】 馬肉を主材料とし、味噌仕立てまたは鋤焼き風の味つけをする鍋料理。〈[季]冬〉 ⇒さくら【桜】 さくら‐に桜煮(→)桜煎さくらいりに同じ。 ⇒さくら【桜】 さくら‐にく桜肉】 馬肉。さくら。 ⇒さくら【桜】 さくらのその桜の園】 (Vishnevyi sad ロシア)チェーホフの戯曲。1904年初演。愛着のある領地「桜の園」を手放す地主一家と、それを競売で手に入れる新興成金とを軸に、時代の変化を描く作品。 さくら‐のり桜海苔】 壱岐産の海苔。桜色で美味。浄瑠璃、出世景清「花にまがひの―」 ⇒さくら【桜】 さくら‐ばい桜灰‥バヒ 佐倉炭(桜炭)の灰。煙草盆用。浮世風呂3「むしり海老を細アかにして―と見せて」 ⇒さくら【桜】 さくら‐ばな桜花】 桜の花。おうか。 ⇒さくら【桜】 さくら‐ばり桜張】 キセルの張り方の一つ。京都二条富小路の桜屋から造り出したもの。 ⇒さくら【桜】 さくら‐びと桜人】 ①花見の人。桜の花をめでる人。〈[季]春〉 ②催馬楽さいばらの曲名。廃絶曲。源氏物語椎本「壱越調いちこつじょうの心に―遊び給ふ」 ⇒さくら【桜】 さくらひめあずまぶんしょう桜姫東文章‥アヅマ‥シヤウ 歌舞伎脚本。4世鶴屋南北作の世話物。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。江戸の品川で公家の姫と自称する遊女が評判になったのを、清玄桜姫や隅田川の世界にとり入れて脚色。 さくらひめぜんでんあけぼのぞうし桜姫全伝曙草紙‥ザウ‥ 読本よみほん。山東京伝作、歌川豊国画。5巻5冊。1805年(文化2)刊。桜姫・清玄に取材した伝奇小説。 さくら‐ふぶき桜吹雪】 桜の花びらが吹雪のように散り乱れること。花吹雪。 ⇒さくら【桜】 さくら‐ぼし桜乾し】 味醂みりん乾しの別称。 ⇒さくら【桜】 さくらま桜間】 姓氏の一つ。 ⇒さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】 ⇒さくらま‐さじん【桜間左陣】 さくらま‐きゅうせん桜間弓川】 能楽師。シテ方金春流。初名、金太郎。左陣の次男。父の華麗な芸統を継承して東京における金春流の中心となった名手。(1889〜1957) ⇒さくらま【桜間】 さくらま‐さじん桜間左陣‥ヂン 能楽師。シテ方金春流。初名、伴馬ばんま。熊本藩主細川家の能役者で、1879年(明治12)以後東京に永住。宝生九郎・梅若実と共に明治三名人の一人と呼ばれた。(1835〜1917) ⇒さくらま【桜間】 さくら‐ます桜鱒】 サケ科の硬骨魚。背は淡褐色で、側線下は銀白色。日本近海固有の魚で、特に日本海に多い。孵化後、河川で1年半過ごし、その後、銀毛ヤマメとなって降海する。河川生活をするものはヤマメと呼ばれる。マス。ホンマス。 ⇒さくら【桜】 さくらまち‐てんのう桜町天皇‥ワウ 江戸中期の天皇。中御門天皇の第1皇子。名は昭仁てるひと。朝儀典礼の復興につとめ、また、和歌に秀で「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。(在位1735〜1747)(1720〜1750)→天皇(表) さくらまち‐の‐ちゅうなごん桜町中納言】 平安末期の貴族、信西の子藤原成範しげのり(1135〜1187)の異称。邸内に桜の木が多く、桜町と号したのによる。 さくらまる桜丸】 浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」中の三つ子の兄弟の一人。松王丸・梅王丸の弟。菅丞相かんしょうじょうの舎人とねり。斎世ときよ親王と菅丞相の娘苅屋姫との恋を取り持ったのが丞相配流の因となったことに責任を感じて切腹。 さくら‐みそ桜味噌】 牛蒡ごぼう・生薑しょうがなどを切り込んでまぜ、甘味を加えたなめ味噌。 ⇒さくら【桜】 さくら‐むすび桜結び】 紐の結び方。桜の花形に結んだもの。 桜結び ⇒さくら【桜】 さくら‐めし桜飯(→)茶飯ちゃめし2に同じ。 ⇒さくら【桜】 サクラメントsacramento ポルトガル・ スペイン・ イタリア・sacrament イギリス】 キリストによって定められた恩恵を受ける手段・方法。カトリック教会では秘跡、ギリシア正教では機密と称し、洗礼・堅信・聖餐・赦し・病者の塗油・叙階・結婚の七つ。プロテスタントでは礼典または聖礼典(聖公会では聖奠)と称し、洗礼・聖餐の二つ。→サカラメント サクラメントSacramento】 アメリカ合衆国カリフォルニア州の州都。同州中央部の盆地にあり、果実栽培・稲作などの農業地帯の中心都市。ゴールド-ラッシュで発展。人口40万7千(2000)。 さくら‐もち桜餅】 小麦粉・白玉粉を練って薄く焼いた皮(紅白2種ある)に、餡を入れて、塩漬の桜の葉で包んだ菓子。もとは、小麦粉の皮に餡を入れ、塩漬の桜の葉で包んで蒸籠せいろうで蒸したもの。桜時に江戸長命寺で売り出したのに始まる。関西風は、蒸した道明寺粉を用いて作る。〈[季]春〉 桜餅 撮影:関戸 勇 ⇒さくら【桜】 さくら‐もみじ桜紅葉‥モミヂ 秋になって桜の葉が紅葉すること。また、その葉。〈[季]秋〉 ⇒さくら【桜】 さくら‐ゆ桜湯】 塩漬にした桜の花に熱湯を注いだ飲物。「茶を濁す」意から茶を忌む婚礼の席などで用いる。 ⇒さくら【桜】 さくら‐らん桜蘭】 ガガイモ科の蔓性多年草。東アジアの亜熱帯に産し、日本では南西諸島に自生。葉は厚い肉質、楕円形で全縁、対生。夏、葉腋に花柄を出し、淡紅色の小花を散形花序に配列、芳香を放つ。観賞用として温室で栽培。園芸上は、属の学名ホヤで呼ぶ。毬蘭。漢名、玉蝶梅。 ⇒さくら【桜】 さく‐らん錯乱】 思考・感情などが入りまじって、頭が混乱すること。「―状態」 さくらん‐ぼう桜ん坊・桜桃‥バウ (サクランボとも) ①サクラの果実の総称。 ②セイヨウミザクラの果実。〈[季]夏〉。 さくらんぼう(1) 撮影:関戸 勇 さくらんぼう(2) 撮影:関戸 勇 →桜桃おうとう さくり 切れ味よく切るさま。さっくり。 さくり決り・刳り】 ①鍬くわでうちかえした所。また、その溝・畝うね。畑のさく。行宗集「山里の―の上に尻かけて」 ②騎射うまゆみの馬場の埒らちの間を最初の一騎が弓を射ずに馬を馳せて、射手の進行路を示す馬走うまばしりの足跡。馬決うまざくり。 ③閾しきいや鴨居などの溝。〈日葡辞書〉 ⇒さくり‐ばみ【決り食み】 さくり噦り・吃逆(→)「しゃっくり」に同じ。 ⇒さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】 ⇒噦りもよよ さぐり探り】 ①さぐること。「―を入れる」 ②探偵。間諜。間者。 ③弓弦ゆづるの矢筈やはずをかける部分を麻で巻き、少し太くした所。露つゆ。定じょう。 ④刀の鞘さやにつける帯留おびどめ1の別称。 ⑤〔医〕ゾンデ1の別称。 ⑥〔機〕(「捜子」と書く)隙間すきまゲージの別称。 ⇒さぐり‐あい【探り合い】 ⇒さぐり‐あし【探り足】 ⇒さぐり‐だい【探り題】 ⇒さぐり‐づえ【探り杖】 ⇒さぐり‐て【探り手】 ⇒さぐり‐ばし【探り箸】 ⇒探りを入れる ざくり 力をこめて切るさま。ざっくり。 ざ‐ぐり座繰・坐繰】 ①糸枠いとわくに糸を巻く器具の一種。手で把手とってを回すと、歯車仕掛で糸枠が回って糸を巻きつける。 座繰 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②ボルト・小ねじ類を使用する場合、その頭が平らに締め付けられるように、孔の周囲の上面を円形に平滑に削ること。 ③座繰糸の略。 ⇒ざぐり‐いと【座繰糸】 さぐり‐あい探り合い‥アヒ ①互いに相手の気持・様子などを探ること。 ②歌舞伎で、暗がりの中を無言でさがしあう動作。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「本釣鐘にて―の立回り」 ⇒さぐり【探り】 さくり‐あ・ぐ噦り上ぐ】 〔自下二〕 しゃくりあげる。宇治拾遺物語1「―・げてよよと泣きければ」 さぐり‐あし探り足】 足もとを探りながら歩くこと。江見水蔭、船頭大将「杖に縋りて―の」 ⇒さぐり【探り】 さぐり‐あ・てる探り当てる】 〔他下一〕[文]さぐりあ・つ(下二) さぐってありかを当てる。さがしあてる。「暗闇の中でスイッチを―・てる」 ざぐり‐いと座繰糸】 座繰器にかけて取った生糸。機械糸に対していう。ざぐり。 ⇒ざ‐ぐり【座繰・坐繰】 さぐり‐だい探り題(→)探題たんだい2に同じ。 ⇒さぐり【探り】 さぐり‐だ・す探り出す】 〔他五〕 さぐって見つけ出す。 さく‐りつ冊立】 ①中国で、天子が諸侯を封ずること。 ②勅命によって皇太子・皇后を立てること。 さぐり‐づえ探り杖‥ヅヱ 盲人が行先を杖で探りながら歩くこと。また、その杖。 ⇒さぐり【探り】 さぐり‐て探り手】 手で周囲にある目的の物を探し当てること。広津柳浪、黒蜥蜴「さぐりてに夫の手を確と握り」 ⇒さぐり【探り】 さくり‐なき噦り泣き・吃逆泣き(→)「しゃくりなき」に同じ。 ⇒さくり【噦り・吃逆】 さぐり‐ばし探り箸】 食事の時、器の中の食物を選り好みして箸で探す無作法な箸づかい。 ⇒さぐり【探り】 さくり‐ばみ決り食み】 ①材を彫ってその中に板などをはめること。 ②板をはぐ時のあわせ目。 ⇒さくり【決り・刳り】

さくら‐ごろも【桜衣】🔗🔉

さくら‐ごろも桜衣】 桜襲さくらがさねの衣。 ⇒さくら【桜】

さくら‐じま【桜島】🔗🔉

さくら‐じま桜島】 鹿児島湾内の活火山島。北岳・中岳・南岳の3火山体から成り、面積77平方キロメートル。しばしば噴火し、1475〜76年(文明7〜8)、1779年(安永8)および1914年(大正3)の噴火は有名。1914年の噴火で大隅半島と陸続きとなる。 桜島(1) 提供:オフィス史朗 桜島(2) 撮影:山梨勝弘 ⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】

さくらじま‐だいこん【桜島大根】🔗🔉

さくらじま‐だいこん桜島大根】 ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。 桜島大根 撮影:関戸 勇 桜島大根の畑 撮影:関戸 勇 ⇒さくら‐じま【桜島】

さくら‐ぜんせん【桜前線】🔗🔉

さくら‐ぜんせん桜前線】 ソメイヨシノの開花前線。 ⇒さくら【桜】

さくら‐そう【桜草】‥サウ🔗🔉

さくら‐そう桜草‥サウ サクラソウ科サクラソウ属(学名プリムラ)植物の総称。種類が多く、北半球全体に約250種が知られる。春から夏にかけ白・紅・紫・黄・絞りなどの美しい5弁花を開く。その一種のサクラソウは、多年草で、川原や山地に自生する。江戸時代からの園芸品種も多く、花は変化に富み、春、白・紅・紫・絞りなどの花を開く。日本桜草。〈[季]春〉。→プリムラ。 さくらそう サクラソウ 提供:OPO ⇒さくら【桜】

さくら‐だ【桜田】🔗🔉

さくら‐だ桜田】 桜花の多く咲いている所。夫木和歌抄5「山風の色吹きおろす―の苗代水を花にせきつつ」 ⇒さくら【桜】

さくら‐だい【桜鯛】‥ダヒ🔗🔉

さくら‐だい桜鯛‥ダヒ ①桜の咲く頃、産卵のため内湾の浅い所に群集して漁獲される鯛。瀬戸内海のものが有名。美味。〈[季]春〉 ②ハタ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。鯛型で、背びれの第3棘と第3軟条および尾びれ上下両端の軟条が著しく長い。すこぶる鮮麗な紅色で、本州中部以南産。 サクラダイ 提供:東京動物園協会 ③タイ科の海産の硬骨魚。カナリア諸島・西アフリカ産。第二次大戦後日本で食用魚として普及。 ⇒さくら【桜】

さくらだ‐いちろう【桜田一郎】‥ラウ🔗🔉

さくらだ‐いちろう桜田一郎‥ラウ 化学者。京都生れ。京大教授。日本における高分子化学研究の先駆者。日本初の合成繊維ビニロンを発明。文化勲章。(1904〜1986) ⇒さくらだ【桜田】

さくらだ‐じすけ【桜田治助】‥ヂ‥🔗🔉

さくらだ‐じすけ桜田治助‥ヂ‥ 歌舞伎脚本作者。代々江戸劇壇の立役者。 ①(初世)江戸の人。4代松本幸四郎と提携、江戸世話狂言を確立。作「御摂勧進帳ごひいきかんじんちょう」「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」など。(1734〜1806) ②(2世)初め笠縫専助の門人。のち初世に入門。1808年(文化5)襲名。のち松島てうふと改名。(1768〜1829) ③(3世)2世の門人。初め3世松島半二。1833年(天保4)襲名。のち狂言堂左交と称。(1802〜1877) ⇒さくらだ【桜田】

さくら‐だま【桜玉】🔗🔉

さくら‐だま桜玉】 淡青色のガラス玉に桜花などの絵をかいたもの。(嬉遊笑覧) ⇒さくら【桜】

さくらだ‐もん【桜田門】🔗🔉

さくらだ‐もん桜田門】 江戸城内郭門の一つ。城の南西内濠うちぼり内に位置し、霞ヶ関の北東に当たる。旧称、小田原門。外桜田門。→江戸城門(図)⇒さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】

さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】‥グワイ‥🔗🔉

さくらだもんがい‐の‐へん桜田門外の変‥グワイ‥ 安政7年(1860)3月3日の雪の朝、大老井伊直弼いいなおすけの安政の大獄などの弾圧政策を憎んだ水戸・薩摩の浪士ら18人が、桜田門外で直弼を暗殺した事件。 →資料:『水戸斬奸状』 ⇒さくらだ‐もん【桜田門】

さくら‐ぢゃや【桜茶屋】🔗🔉

さくら‐ぢゃや桜茶屋】 桜花の咲く頃、花見客をめあてに設けた茶屋。 ⇒さくら【桜】

さくら‐づき【桜月】🔗🔉

さくら‐づき桜月】 陰暦3月の異称。 ⇒さくら【桜】

さくら‐づくし【桜尽し】🔗🔉

さくら‐づくし桜尽し】 ①模様などに種々の桜の花を並べること。 ②桜の種類を口調よく歌文中に列挙したもの。代表的なものに、地歌の長歌物で佐山検校作曲のものがある。 ⇒さくら【桜】

さくら‐づけ【桜漬】🔗🔉

さくら‐づけ桜漬】 桜の花の塩漬。七分咲きの八重桜を用いて製する。梅酢を加えることもある。熱湯を注ぎ、桜湯として飲用。多く慶事に用いる。〈[季]春〉 ⇒さくら【桜】

さくら‐どうろう【桜灯籠】🔗🔉

さくら‐どうろう桜灯籠】 銅製で、桜花を透彫すかしぼりにした円形の灯籠。茶人用。 ⇒さくら【桜】

さくら‐どき【桜時】🔗🔉

さくら‐どき桜時】 桜の花の咲く季節。はなどき。 ⇒さくら【桜】

さくら‐なべ【桜鍋】🔗🔉

さくら‐なべ桜鍋】 馬肉を主材料とし、味噌仕立てまたは鋤焼き風の味つけをする鍋料理。〈[季]冬〉 ⇒さくら【桜】

さくら‐に【桜煮】🔗🔉

さくら‐に桜煮(→)桜煎さくらいりに同じ。 ⇒さくら【桜】

さくら‐にく【桜肉】🔗🔉

さくら‐にく桜肉】 馬肉。さくら。 ⇒さくら【桜】

さくらのその【桜の園】🔗🔉

さくらのその桜の園】 (Vishnevyi sad ロシア)チェーホフの戯曲。1904年初演。愛着のある領地「桜の園」を手放す地主一家と、それを競売で手に入れる新興成金とを軸に、時代の変化を描く作品。

さくら‐のり【桜海苔】🔗🔉

さくら‐のり桜海苔】 壱岐産の海苔。桜色で美味。浄瑠璃、出世景清「花にまがひの―」 ⇒さくら【桜】

さくら‐ばい【桜灰】‥バヒ🔗🔉

さくら‐ばい桜灰‥バヒ 佐倉炭(桜炭)の灰。煙草盆用。浮世風呂3「むしり海老を細アかにして―と見せて」 ⇒さくら【桜】

さくら‐ばな【桜花】🔗🔉

さくら‐ばな桜花】 桜の花。おうか。 ⇒さくら【桜】

さくら‐ばり【桜張】🔗🔉

さくら‐ばり桜張】 キセルの張り方の一つ。京都二条富小路の桜屋から造り出したもの。 ⇒さくら【桜】

さくら‐びと【桜人】🔗🔉

さくら‐びと桜人】 ①花見の人。桜の花をめでる人。〈[季]春〉 ②催馬楽さいばらの曲名。廃絶曲。源氏物語椎本「壱越調いちこつじょうの心に―遊び給ふ」 ⇒さくら【桜】

さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】‥アヅマ‥シヤウ🔗🔉

さくらひめあずまぶんしょう桜姫東文章‥アヅマ‥シヤウ 歌舞伎脚本。4世鶴屋南北作の世話物。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。江戸の品川で公家の姫と自称する遊女が評判になったのを、清玄桜姫や隅田川の世界にとり入れて脚色。

さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】‥ザウ‥🔗🔉

さくらひめぜんでんあけぼのぞうし桜姫全伝曙草紙‥ザウ‥ 読本よみほん。山東京伝作、歌川豊国画。5巻5冊。1805年(文化2)刊。桜姫・清玄に取材した伝奇小説。

さくら‐ふぶき【桜吹雪】🔗🔉

さくら‐ふぶき桜吹雪】 桜の花びらが吹雪のように散り乱れること。花吹雪。 ⇒さくら【桜】

さくら‐ぼし【桜乾し】🔗🔉

さくら‐ぼし桜乾し】 味醂みりん乾しの別称。 ⇒さくら【桜】

さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】🔗🔉

さくらま‐きゅうせん桜間弓川】 能楽師。シテ方金春流。初名、金太郎。左陣の次男。父の華麗な芸統を継承して東京における金春流の中心となった名手。(1889〜1957) ⇒さくらま【桜間】

さくらま‐さじん【桜間左陣】‥ヂン🔗🔉

さくらま‐さじん桜間左陣‥ヂン 能楽師。シテ方金春流。初名、伴馬ばんま。熊本藩主細川家の能役者で、1879年(明治12)以後東京に永住。宝生九郎・梅若実と共に明治三名人の一人と呼ばれた。(1835〜1917) ⇒さくらま【桜間】

さくら‐ます【桜鱒】🔗🔉

さくら‐ます桜鱒】 サケ科の硬骨魚。背は淡褐色で、側線下は銀白色。日本近海固有の魚で、特に日本海に多い。孵化後、河川で1年半過ごし、その後、銀毛ヤマメとなって降海する。河川生活をするものはヤマメと呼ばれる。マス。ホンマス。 ⇒さくら【桜】

さくらまち‐てんのう【桜町天皇】‥ワウ🔗🔉

さくらまち‐てんのう桜町天皇‥ワウ 江戸中期の天皇。中御門天皇の第1皇子。名は昭仁てるひと。朝儀典礼の復興につとめ、また、和歌に秀で「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。(在位1735〜1747)(1720〜1750)→天皇(表)

さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】🔗🔉

さくらまち‐の‐ちゅうなごん桜町中納言】 平安末期の貴族、信西の子藤原成範しげのり(1135〜1187)の異称。邸内に桜の木が多く、桜町と号したのによる。

さくらまる【桜丸】🔗🔉

さくらまる桜丸】 浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」中の三つ子の兄弟の一人。松王丸・梅王丸の弟。菅丞相かんしょうじょうの舎人とねり。斎世ときよ親王と菅丞相の娘苅屋姫との恋を取り持ったのが丞相配流の因となったことに責任を感じて切腹。

さくら‐みそ【桜味噌】🔗🔉

さくら‐みそ桜味噌】 牛蒡ごぼう・生薑しょうがなどを切り込んでまぜ、甘味を加えたなめ味噌。 ⇒さくら【桜】

さくら‐むすび【桜結び】🔗🔉

さくら‐むすび桜結び】 紐の結び方。桜の花形に結んだもの。 桜結び ⇒さくら【桜】

さくら‐めし【桜飯】🔗🔉

さくら‐めし桜飯(→)茶飯ちゃめし2に同じ。 ⇒さくら【桜】

さくら‐もち【桜餅】🔗🔉

さくら‐もち桜餅】 小麦粉・白玉粉を練って薄く焼いた皮(紅白2種ある)に、餡を入れて、塩漬の桜の葉で包んだ菓子。もとは、小麦粉の皮に餡を入れ、塩漬の桜の葉で包んで蒸籠せいろうで蒸したもの。桜時に江戸長命寺で売り出したのに始まる。関西風は、蒸した道明寺粉を用いて作る。〈[季]春〉 桜餅 撮影:関戸 勇 ⇒さくら【桜】

さくら‐もみじ【桜紅葉】‥モミヂ🔗🔉

さくら‐もみじ桜紅葉‥モミヂ 秋になって桜の葉が紅葉すること。また、その葉。〈[季]秋〉 ⇒さくら【桜】

さくら‐ゆ【桜湯】🔗🔉

さくら‐ゆ桜湯】 塩漬にした桜の花に熱湯を注いだ飲物。「茶を濁す」意から茶を忌む婚礼の席などで用いる。 ⇒さくら【桜】

さくら‐らん【桜蘭】🔗🔉

さくら‐らん桜蘭】 ガガイモ科の蔓性多年草。東アジアの亜熱帯に産し、日本では南西諸島に自生。葉は厚い肉質、楕円形で全縁、対生。夏、葉腋に花柄を出し、淡紅色の小花を散形花序に配列、芳香を放つ。観賞用として温室で栽培。園芸上は、属の学名ホヤで呼ぶ。毬蘭。漢名、玉蝶梅。 ⇒さくら【桜】

さくらん‐ぼう【桜ん坊・桜桃】‥バウ🔗🔉

さくらん‐ぼう桜ん坊・桜桃‥バウ (サクランボとも) ①サクラの果実の総称。 ②セイヨウミザクラの果実。〈[季]夏〉。 さくらんぼう(1) 撮影:関戸 勇 さくらんぼう(2) 撮影:関戸 勇 →桜桃おうとう

ゆすら‐うめ【桜桃・山桜桃・梅桃】🔗🔉

ゆすら‐うめ桜桃・山桜桃・梅桃】 バラ科の落葉低木。中国原産。高さ約3メートル。葉は楕円形。春、葉に先立って葉のつけ根に白色5弁の小花を開く。花後、小球形の核果を結び、梅雨の頃紅熟、食用。ゆすら。漢名、英桃。〈[季]夏〉。「山桜桃の花」は〈[季]春〉。 ゆすらうめ ユスラウメ(実) 撮影:関戸 勇 ⇒ゆすら【桜桃】

[漢]桜🔗🔉

 字形  筆順 〔木部6画/10画/教育/2689・3A79〕 [櫻] 字形 〔木部17画/21画/6115・5D2F〕 〔音〕オウ〈アウ〉(漢) 〔訓〕さくら [意味] 花木の名。さくら。「桜花・観桜」 [解字] 形声。「木」+音符「嬰」(=貝の首飾り。とりまく)。木をとりまくように花の咲く木の意。

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おう-うん【桜雲】🔗🔉

おう-うん アウ― [0] 【桜雲】 桜の花がたくさん咲いて雲のようにみえること。花の雲。

おう-か【桜花】🔗🔉

おう-か アウクワ [1] 【桜花】 (1)桜の花。「―爛漫(ランマン)」 (2)旧日本海軍の特別攻撃機。爆撃機に懸架して発進,火薬ロケットで滑空し,敵艦に体当たりする。

おうか-しょう【桜花賞】🔗🔉

おうか-しょう アウクワシヤウ 【桜花賞】 四歳牝馬(ヒンバ)によって行われる競馬のクラシック-レース。距離1600メートル。

おう-じゅ【桜樹】🔗🔉

おう-じゅ アウ― [1] 【桜樹】 桜の木。

おう-しん【桜唇】🔗🔉

おう-しん アウ― [0] 【桜唇】 〔張憲「太真明皇譜笛図」〕 美女の小さく美しい唇を桜にたとえた語。

おう-とう【桜桃】🔗🔉

おう-とう アウタウ [0] 【桜桃】 (1)セイヨウミザクラの別名。また,その実。さくらんぼ。本来はシナミザクラの漢名。[季]夏。 (2)ユスラウメの異名。 (3)美人や美人の唇のたとえ。

おうとう-き【桜桃忌】🔗🔉

おうとう-き アウタウ― [3] 【桜桃忌】 太宰治の忌日。遺体の発見された六月一九日を忌日とし,東京都三鷹の禅林寺で修せられる。作品の題名をとって命名された。[季]夏。

おうばい-しょうしょう【桜梅少将】🔗🔉

おうばい-しょうしょう アウバイセウシヤウ 【桜梅少将】 平維盛(タイラノコレモリ)の異名。

おうびりん-だいがく【桜美林大学】🔗🔉

おうびりん-だいがく アウビリン― 【桜美林大学】 私立大学の一。1966年(昭和41)設立。本部は町田市。

さくら【桜】🔗🔉

さくら [0] 【桜】 (1)バラ科サクラ属の落葉高木または低木。北半球の温帯と暖帯に分布し二〇〜三〇種がある。日本に最も種類が多く,奈良時代から栽植され,園芸品種も多い。春,葉に先立ちまたは同時に開花。花は淡紅色ないし白色の五弁花で,八重咲きのものもある。西洋実桜(ミザクラ)の実はサクランボといい,食用。材は器具・版木・薪炭用。重弁の花を塩漬けにして桜湯として飲み,葉は桜餅に使用。染井吉野が代表的であるが,山桜・江戸彼岸・大島桜・八重桜も各地に植えられている。日本の国花。[季]春。 (2)馬肉の俗称。 (3)「桜色」の略。 (4)露店などで,客の買い気をそそるため,客のふりをして買い物する仲間。 〔「ただで見る」の意から芝居の無料見物人の意となり,そこから生じたという〕 (5)「桜襲(ガサネ)」の略。 (6)家紋の一。桜の花,花と枝葉をかたどったもの。

さくら-あさ【桜麻】🔗🔉

さくら-あさ [3] 【桜麻】 麻の一種。花の色から,あるいは種子をまく時期からともいうが実体は不詳。俳諧では夏の季語とされた。さくらお。「畑打音やあらしの―(芭蕉)/花摘」

さくら-あさ-の【桜麻の】🔗🔉

さくら-あさ-の 【桜麻の】 (枕詞) ⇒さくらおの

さくら-いか【桜烏賊】🔗🔉

さくら-いか [3] 【桜烏賊】 「花烏賊(ハナイカ){(2)}」に同じ。[季]春。

さくら-いり【桜煎り】🔗🔉

さくら-いり [0] 【桜煎り】 「桜煮(サクラニ)」に同じ。

さくら-いろ【桜色】🔗🔉

さくら-いろ [0] 【桜色】 桜の花のような色。薄い紅色。「目元がほんのり―になる」

さくら-うお【桜魚】🔗🔉

さくら-うお ―ウヲ [3] 【桜魚】 桜の咲く頃にとれる小さいアユ。

さくら-え【桜会】🔗🔉

さくら-え 【桜会】 観桜を兼ねた法会(ホウエ)。中古から中世にかけ京都の醍醐寺・賀茂神社で営まれた。

さくら-えび【桜海老】🔗🔉

さくら-えび [3] 【桜海老】 海産のエビ。体長4センチメートル内外。体は透明で,赤い色素のため桜色に見える。体表に多数の発光器がある。食用。相模湾・駿河湾に多産し,特に富士川河口付近に多い。

さくら-おどし【桜縅】🔗🔉

さくら-おどし ―ヲドシ [4] 【桜縅】 ⇒小桜縅(コザクラオドシ)

さくら-お-の【桜麻の】🔗🔉

さくら-お-の ―ヲ― 【桜麻の】 (枕詞) 「麻(アサ)」と「苧(オ)」とが同じものであることから,「おふ」(苧生,すなわち麻畑)にかかるか。かかり方などに諸説ある。さくらあさの。「―をふの下草つゆしあらば/古今六帖 6」

さくら-かい【桜会】🔗🔉

さくら-かい ―クワイ 【桜会】 軍部ファシストの秘密結社。1930年(昭和5)結成。橋本欣五郎・長勇ら参謀本部・陸軍省の中堅将校が中心。満州問題の解決とそのための国家改造,軍部独裁政権の樹立をめざし,三月事件・十月事件を企てたがいずれも未遂に終わり,自然消滅した。

さくら-がい【桜貝】🔗🔉

さくら-がい ―ガヒ [3] 【桜貝】 海産の二枚貝。貝殻は薄く平たい長円形で,殻長2.5センチメートルほど,色彩・形が桜の花弁に似ている。古くから和歌や唱歌の題材にされた。遠浅のきれいな砂底にすむ。本州以南に広く分布。[季]春。

さくら-がさね【桜襲・桜重】🔗🔉

さくら-がさね 【桜襲・桜重】 襲の色目の名。春に用いる。 (1)表は白,裏は赤花。 (2)上から蘇芳(スオウ)・紅梅・{(1)}五枚に紅の単(ヒトエ)。

さくら-がのこ【桜鹿の子】🔗🔉

さくら-がのこ [4] 【桜鹿の子】 桜色の鹿の子絞り。元禄(1688-1704)頃流行した。

さくら-がみ【桜紙】🔗🔉

さくら-がみ [3] 【桜紙】 薄く柔らかな小判のちり紙。マニラ麻などから抄造する。もと,故紙からの再生紙。

さくら-がゆ【桜粥】🔗🔉

さくら-がゆ [3][0] 【桜粥】 あずきがゆの異名。

さくら-がり【桜狩(り)】🔗🔉

さくら-がり [3] 【桜狩(り)】 〔「狩り」は訪ね求めるの意〕 (1)桜花を訪ね求めて楽しむこと。観桜(カンオウ)。花見。[季]春。 (2)曲名(別項参照)。 (3)〔交野(カタノ)の狩猟地が桜の名所でもあったことから〕 鷹狩り。

さくら-ぎ【桜木】🔗🔉

さくら-ぎ [3][0] 【桜木】 (1)桜の木。「花は―人は武士」 (2)桜の木材。江戸時代,版木に使用した。

さくら-ずみ【桜炭】🔗🔉

さくら-ずみ [3] 【桜炭】 「佐倉炭」の当て字。

さくら-ぜんせん【桜前線】🔗🔉

さくら-ぜんせん [4] 【桜前線】 開花前線の一。春,サクラ(主にソメイヨシノ)の開花の日が等しい地点を結んだ線。季節の進行につれて南から北へ,低地から高地へと,順次移行していくさまを,天気図上の前線の動きにたとえていう。

さくら-そう【桜草】🔗🔉

さくら-そう ―サウ [0] 【桜草】 (1)サクラソウ科の多年草。日当たりのよい草原に生え,また観賞用に栽培される。全体に軟毛がある。葉は根生し,卵形。春,高さ約20センチメートルの花茎を立て,頂に紅紫・桃・白などの花を数個つける。花冠は高坏(タカツキ)形で上端は五裂する。品種が多い。[季]春。 (2)サクラソウ属の植物の総称。イワザクラ・クリンソウ,外来園芸種のプリムラなど。

さくら-だ【桜田】🔗🔉

さくら-だ [0] 【桜田】 桜の花がたくさん咲いている所。「山風の色吹きおろす―の/夫木 5」

さくら-だい【桜鯛】🔗🔉

さくら-だい ―ダヒ [3] 【桜鯛】 (1)スズキ目の海魚。全長18センチメートルほど。体は卵形で著しく側扁し,尾の両端が長い。雄の体は鮮紅色,背びれ第三棘が長く,体側に真珠光沢の白色斑紋がある。雌は赤黄色,背びれ棘部(キヨクブ)の後方に黒褐色の斑紋が一個ある。初めは雌で,産卵後性転換が起こって雄になる。食用。南日本の沿岸に分布。ウミキンギョ。 (2)桜の花が咲く頃,内湾の浅瀬で漁獲される鯛。瀬戸内海,特に堺沖のものが有名。[季]春。

さくら-たで【桜蓼】🔗🔉

さくら-たで [3] 【桜蓼】 タデ科の多年草。水湿地に自生。高さ約50センチメートル。葉は披針形。八月から九月にかけ,茎頂付近に淡紅色の細かい花穂をつける。[季]秋。

さくら-ぢゃや【桜茶屋】🔗🔉

さくら-ぢゃや [3][4] 【桜茶屋】 桜の花の咲く頃,花見客を目当てに設ける掛け茶屋。

さくら-づき【桜月】🔗🔉

さくら-づき [3] 【桜月】 陰暦三月の異称。

さくら-づくし【桜尽(く)し】🔗🔉

さくら-づくし [4] 【桜尽(く)し】 (1)模様や柄などに種々の桜の花を並べること。 (2)桜の種類をたくさん歌や文章の中に詠みこんで,口調よく歌ったり読んだりできるようにしたもの。「―の歌祭文/浄瑠璃・賀古教信」

さくら-づけ【桜漬(け)】🔗🔉

さくら-づけ [0] 【桜漬(け)】 主に半開きの八重桜の花を塩漬けにしたもの。熱湯を注いで桜湯として飲む。[季]春。

さくら-どうろう【桜灯籠】🔗🔉

さくら-どうろう [4] 【桜灯籠】 灯籠の一種。銅製で一面に桜の花を透かし彫りにした円形のもの。茶人が用いる。

さくら-なべ【桜鍋】🔗🔉

さくら-なべ [4] 【桜鍋】 〔「桜」は馬肉のこと〕 馬肉を味噌仕立てにし,ネギ・ゴボウ・焼き豆腐などを添えた鍋。[季]冬。

さくら-に【桜煮】🔗🔉

さくら-に [0] 【桜煮】 タコの足を薄く輪切りにしてたれ味噌で煮たもの。また,酒・味醂(ミリン)・醤油で煮たもの。さくらいり。

さくら-にく【桜肉】🔗🔉

さくら-にく [3] 【桜肉】 〔色が桜色であるところから〕 馬の肉。さくら。

さくら-ばい【桜灰・佐倉灰】🔗🔉

さくら-ばい ―バヒ [3] 【桜灰・佐倉灰】 佐倉炭(サクラズミ)の灰。江戸時代,客用の煙草盆の火入れに用いた。

さくら-ばな【桜花】🔗🔉

さくら-ばな 【桜花】 ■一■ [3] (名) 桜の花。おうか。 ■二■ (枕詞) 桜の花のように美しく栄えている意で,「栄え少女(オトメ)」にかかる。「つつじ花にほえ娘子(オトメ)―栄え娘子/万葉 3305」

さくら-びと【桜人】🔗🔉

さくら-びと [3] 【桜人】 (1)桜の花を見る人。花見をして歩く人。[季]春。《夜桃林を出てあかつき嵯峨の―/蕪村》 (2)催馬楽(サイバラ)の曲の名。

さくら-ふぶき【桜吹雪】🔗🔉

さくら-ふぶき [4] 【桜吹雪】 桜の花びらが吹雪のように盛んに散ること。花ふぶき。

さくら-ぼし【桜乾し】🔗🔉

さくら-ぼし [0] 【桜乾し】 白身の魚を味醂(ミリン)・醤油に漬けて乾したもの。

さくら-ます【桜鱒】🔗🔉

さくら-ます [3] 【桜鱒】 サケ目の魚。全長60センチメートルほど。体は延長し側扁するがサケより丸みを帯びる。体色は背面が濃藍色で小黒点が散在し,腹面は銀白色。淡水で孵化し,二年後に海へ下る。三年目に成熟して産卵のために五〜七月頃川を上る。食用として美味。本種の陸封河川型がヤマメ。北洋から関東地方以北の太平洋側と中国地方以北の日本海側に分布。ギンケ。ホンマス。マス。 →マス

さくら-みそ【桜味噌】🔗🔉

さくら-みそ [4] 【桜味噌】 ゴボウ・ショウガなどを刻んで混ぜ,甘みを加えたなめ味噌。

さくら-むすび【桜結び】🔗🔉

さくら-むすび [4] 【桜結び】 ひもなどの結び方。結んだ形が桜の花に似ているもの。 →花結び

さくら-めし【桜飯】🔗🔉

さくら-めし [3] 【桜飯】 「茶飯(チヤメシ){(2)}」に同じ。

さくら-もち【桜餅】🔗🔉

さくら-もち [3] 【桜餅】 和菓子の一。白玉粉・小麦粉を練って焼いた薄皮を二つ折りにして餡(アン)を包み,塩漬けの桜の葉で包んだもの。道明寺(ドウミヨウジ)粉を用いて蒸した皮で餡を包むものもある。[季]春。

さくら-もみじ【桜紅葉】🔗🔉

さくら-もみじ ―モミヂ [4] 【桜紅葉】 秋,桜の葉が紅葉すること。また,その葉。[季]秋。

さくら-ゆ【桜湯】🔗🔉

さくら-ゆ [3] 【桜湯】 塩漬けにした半開きの八重桜の花を入れて飲む湯。祝賀の席に用いる。[季]春。《―に亀甲罅の茶碗かな/杉田久女》

さくら-らん【桜蘭】🔗🔉

さくら-らん [3] 【桜蘭】 ガガイモ科の常緑つる性小低木。亜熱帯に多く,観賞用に栽培する。葉は質厚く光沢がある。初夏,腋生(エキセイ)の短い花柄上に白色ないし微紅色の小花を多数半球状につけ,芳香を放つ。斑(フ)入り葉の品種もある。ホヤ。

さくらい【桜井】🔗🔉

さくらい サクラ 【桜井】 (1)奈良県中北部,奈良盆地南東部にある市。古くから市場町・宿場町として発達。木材の集散・加工が盛ん。三輪そうめんを特産。長谷(ハセ)寺がある。 (2)大阪府北東端,三島郡島本町の地名。楠木正成(マサシゲ)・正行(マサツラ)父子決別の地として知られる。

さくらい-せん【桜井線】🔗🔉

さくらい-せん サクラ― 【桜井線】 JR 西日本の鉄道線。奈良・天理・桜井・高田間,29.4キロメートル。奈良盆地の東部・南部を走る。

さくらい-やき【桜井焼】🔗🔉

さくらい-やき サクラ― [0] 【桜井焼】 桜井{(2)}で産した陶器。楠公父子決別の図などを描く。清水焼に似ているが質が粗い。大正初年廃窯。

さくらい【桜井】🔗🔉

さくらい サクラ 【桜井】 姓氏の一。

さくらい-きんいち【桜井欽一】🔗🔉

さくらい-きんいち サクラ― 【桜井欽一】 (1912-1993) 民間鉱物学者。東京生まれ。家業のかたわら日本産鉱物の90パーセントを蒐集。

さくらい-じょうじ【桜井錠二】🔗🔉

さくらい-じょうじ サクラヂヤウジ 【桜井錠二】 (1858-1939) 化学者。石川県生まれ。東大教授。理化学研究所・日本学術研究会議の設立に尽力。日本の化学研究発展の基礎を築いた。

さくらい-ただよし【桜井忠温】🔗🔉

さくらい-ただよし サクラ― 【桜井忠温】 (1879-1965) 陸軍軍人・作家。愛媛県生まれ。士官学校卒業後,日露戦争に出征,旅順攻撃の際に負傷。その体験を描いた「肉弾」「銃後」は広く読まれた。

さくらい-たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】🔗🔉

さくらい-たんばのしょうじょう サクラ―セウジヨウ 【桜井丹波少掾】 江戸前期の浄瑠璃太夫。金平(キンピラ)浄瑠璃の祖。通称,和泉半左衛門。薩摩浄雲に学び,和泉太夫と称して,1658年頃から荒々しく豪壮な金平物を語って好評を得た。62年受領して桜井丹波少掾平正信となる。生没年未詳。

さくらい-ばいしつ【桜井梅室】🔗🔉

さくらい-ばいしつ サクラ― 【桜井梅室】 (1769-1852) 江戸末期の俳人。金沢生まれ。刀研を業としたが,俳諧を馬来(バライ)に学ぶ。天保三大家の一人とされるが,句風は月並調。著「梅室家集」など。

さくらがり【桜狩】🔗🔉

さくらがり 【桜狩】 (1)箏曲(ソウキヨク)の一。文化年間(1804-1818)山田検校(ケンギヨウ)作曲。平調子。作詞は越前家の息女という。 (2)長唄の一。1857年二世芳村孝次郎または一〇世杵屋(キネヤ)六左衛門作曲。

さくらがわ【桜川】🔗🔉

さくらがわ サクラガハ 【桜川】 江戸後期に興った吉原の幇間(ホウカン)の苗字。戯作者桜川慈悲成(ジヒナリ)の門弟甚好(ジンコウ)・善好(ゼンコウ)が幇間として名乗る。のち一派をなして幇間といえば桜川をさすようになった。

さくらがわ-じひなり【桜川慈悲成】🔗🔉

さくらがわ-じひなり サクラガハ― 【桜川慈悲成】 (1762-1833) 江戸後期の戯作者・落語家。本名,八尾大助(大五郎とも)。通称,錺屋(カザリヤ)大五郎。茶道・絵画などにも通じ多芸多才。烏亭焉馬(ウテイエンバ)とともに,落語中興の功労者。咄本「延命養談数」,黄表紙「天筆阿房楽」など。

さくらがわ【桜川】🔗🔉

さくらがわ ―ガハ 【桜川】 能の一。四番目物。世阿弥作か。貧窮のため身を売った桜子(サクラゴ)は,三年の後,物狂いとなって子を尋ねる母に常陸(ヒタチ)国桜川のほとりで再会する。

さくらぎ-ちょう【桜木町】🔗🔉

さくらぎ-ちょう ―チヤウ 【桜木町】 横浜市中区と西区にまたがる細長い地区。桜木町駅は日本最初の横浜駅にあたる。

さくら-じま【桜島】🔗🔉

さくら-じま 【桜島】 鹿児島市街の沖合3キロメートル,鹿児島湾にある火山島。1914年(大正3)の大噴火で大隅半島と陸続きになる。南岳(海抜1040メートル)は現在も噴火を繰り返し,噴煙を上げて周辺に火山灰の被害を与えている。桜島大根を特産。

さくらじま-だいこん【桜島大根】🔗🔉

さくらじま-だいこん [6] 【桜島大根】 ダイコンの一品種。桜島原産。ダイコンとしては世界最大種。球形で,直径60センチメートルにも達する。

さくらじま-せん【桜島線】🔗🔉

さくらじま-せん 【桜島線】 JR 西日本の鉄道線。大阪市西九条・桜島間,4キロメートル。安治川河口の工業地帯を走る。

さくらだ【桜田】🔗🔉

さくらだ 【桜田】 姓氏の一。

さくらだ-いちろう【桜田一郎】🔗🔉

さくらだ-いちろう ―イチラウ 【桜田一郎】 (1904-1986) 化学者。京都生まれ。京大教授。日本における高分子化学の開拓者。日本最初の合成繊維ビニロンを発明。

さくらだ-じすけ【桜田治助】🔗🔉

さくらだ-じすけ ―ヂスケ 【桜田治助】 歌舞伎脚本作者。 (1)(初世)(1734-1806) 壕越(ホリコシ)二三治の弟子。四世松本幸四郎と提携,江戸世話狂言を確立。代表作に「御摂勧進帳(ゴヒイキカンジンチヨウ)」「伊達競阿国戯場(ダテクラベオクニカブキ)」があり,「戻駕(モドリカゴ)」など舞踊劇にもすぐれた。 (2)(二世)(1768-1829) 初世の門人。舞踊劇にすぐれ,「玉兎」「汐汲」「浅妻舟」「鳥羽絵」などがある。 (3)(三世)(1802-1877) 二世の門人。のちに狂言堂左交と称す。作「三世相錦繍文章(ニシキブンシヨウ)」「乗合船」「どんつく」など。

さくらだ-もん【桜田門】🔗🔉

さくらだ-もん 【桜田門】 江戸城内郭門の一。城の南西に位置する。外桜田門。

さくらだもん-がい-の-へん【桜田門外の変】🔗🔉

さくらだもん-がい-の-へん ―グワイ― 【桜田門外の変】 1860年3月3日,大老井伊直弼が桜田門外で水戸浪士ら一八名により暗殺された事件。勅許を待たずに日米修好通商条約に調印したことや安政の大獄による弾圧などに対し,水戸浪士が憤激して起こした。

さくらどおり-せん【桜通線】🔗🔉

さくらどおり-せん サクラドホリ― 【桜通線】 名古屋市営の地下鉄道線。桜通の地下を通り,中村区役所・今池・野並間,14.9キロメートル。

さくらのその【桜の園】🔗🔉

さくらのその 【桜の園】 チェーホフの戯曲。四幕。1904年初演。急変する時代,新興ブルジョア階級と斜陽貴族との対比が,ラネーフスカヤ夫人の広大な領地の売買をめぐって描かれる。

さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】🔗🔉

さくらひめあずまぶんしょう ―アヅマブンシヤウ 【桜姫東文章】 歌舞伎狂言。世話物。七幕。四世鶴屋南北作。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。清玄・桜姫の話,吉田家のお家騒動の話などを綯(ナイ)交ぜにして脚色したもの。

さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】🔗🔉

さくらひめぜんでんあけぼのぞうし ―ザウシ 【桜姫全伝曙草紙】 読本。五巻。山東京伝作,歌川豊国画。1805年刊。清玄・桜姫の伝説をもとに,中国小説の趣向などをからませた伝奇小説。

さくらま【桜間】🔗🔉

さくらま 【桜間】 姓氏の一。

さくらま-きゅうせん【桜間弓川】🔗🔉

さくらま-きゅうせん 【桜間弓川】 (1889-1957) 能楽師。シテ方金春流。初名金太郎。左陣の二男。謡・型・声・姿のバランスがとれた美しい演技で観客を魅了した名手。

さくらま-さじん【桜間左陣】🔗🔉

さくらま-さじん ―サヂン 【桜間左陣】 (1835-1917) 能楽師。シテ方金春流。初名伴場(バンバ)。熊本生まれ。もと細川藩の能役者。のち上京し,鮮やかな演技で人気を得,明治三名人の一人に数えられた。

さくらま-みちお【桜間道雄】🔗🔉

さくらま-みちお ―ミチヲ 【桜間道雄】 (1897-1983) 能楽師。シテ方金春流。桜間左陣の弟林太郎の次男。熊本生まれ。伯父左陣に師事。高い様式を獲得した名手。

さくらまち-てんのう【桜町天皇】🔗🔉

さくらまち-てんのう ―テンワウ 【桜町天皇】 (1720-1750) 第一一五代天皇(在位 1735-1747)。名は照仁(テルヒト)。中御門天皇の第一皇子。朝儀の振興と皇威の伸張に努めたため,幕府にうとまれた。和歌にすぐれ,「桜町院御集」などがある。

さくらまち-の-ちゅうなごん【桜町中納言】🔗🔉

さくらまち-の-ちゅうなごん 【桜町中納言】 平安末期の廷臣,藤原成範(シゲノリ)の異名。桜を好み,私邸に多数植え,桜町と称した。

さくらまる【桜丸】🔗🔉

さくらまる 【桜丸】 浄瑠璃「菅原伝授手習鑑(スガワラデンジユテナライカガミ)」に登場する三つ子の兄弟の末子。斎世(トキヨ)親王と菅原道真の娘である苅屋姫との仲を取り持つが,それが道真の大宰府左遷の因となったのを悩み,自害する。

さくらんぼ【桜桃】🔗🔉

さくらんぼ [0] 【桜桃】 〔「さくらんぼう(桜ん坊)」とも〕 (1)セイヨウミザクラの果実。食用。桜桃(オウトウ)。 (2)サクラ類の果実をいう。[季]夏。《茎右往左往菓子器の―/虚子》

さくら【桜】(和英)🔗🔉

さくら【桜】 (1) a cherry tree;cherry blossoms (花);pink (色).→英和 (2)[馬肉]horseflesh.→英和 ‖桜前線 the cherry-blossom front.

さくらそう【桜草】(和英)🔗🔉

さくらそう【桜草】 a primrose.→英和

さくらんぼ【桜桃】(和英)🔗🔉

さくらんぼ【桜桃】 a cherry.→英和

みごろ【桜は今見頃です】(和英)🔗🔉

みごろ【桜は今見頃です】 The cherry blossoms are at their best now.

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