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さくら【桜】🔗⭐🔉
さくら【桜】
①バラ科サクラ属の落葉高木または低木の一部の総称。同属でもウメ・モモ・アンズなどを除く。中国大陸・ヒマラヤにも数種あるが、日本に最も種類が多い。園芸品種が非常に多く、春、白色・淡紅色から濃紅色の花を開く。八重咲きの品種もある。古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来、版木に最適とされる。樹皮は咳止薬(桜皮仁)に用いるほか曲物まげものなどに作り、花の塩漬は桜湯、葉の塩漬は桜餅に使用。また桜桃おうとうの果実は食用にする。ヤマザクラ・ソメイヨシノ・サトザクラ・ヒガンザクラなどが普通。〈[季]春〉。「桜の実」は〈[季]夏〉。万葉集8「高円たかまとの山の―はいかにあらむ」
エドヒガンザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
オオシマザクラ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ソメイヨシノ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ヤマザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
②桜色の略。
③桜襲さくらがさねの略。
④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。
桜
⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。
⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。
㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。
⑦(隠語)市街の繁華な所。
⇒さくら‐あめ【桜雨】
⇒さくら‐いか【桜烏賊】
⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
⇒さくら‐いり【桜煎】
⇒さくら‐いろ【桜色】
⇒さくら‐うお【桜魚】
⇒さくら‐うぐい【桜鯎】
⇒さくら‐うめ【桜梅】
⇒さくら‐え【桜会】
⇒さくら‐えび【桜蝦】
⇒さくら‐おどし【桜縅】
⇒さくら‐かい【桜会】
⇒さくら‐がい【桜貝】
⇒さくら‐かざし【桜挿頭】
⇒さくら‐がさね【桜襲】
⇒さくら‐がしわ【桜膳】
⇒さくら‐がみ【桜紙】
⇒さくら‐がゆ【桜粥】
⇒さくら‐がり【桜狩】
⇒さくら‐ぎ【桜木】
⇒さくら‐ごろも【桜衣】
⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】
⇒さくら‐そう【桜草】
⇒さくら‐だ【桜田】
⇒さくら‐だい【桜鯛】
⇒さくら‐たで【桜蓼】
⇒さくら‐だま【桜玉】
⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
⇒さくら‐づき【桜月】
⇒さくら‐づくし【桜尽し】
⇒さくら‐づけ【桜漬】
⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】
⇒さくら‐どき【桜時】
⇒さくら‐なべ【桜鍋】
⇒さくら‐に【桜煮】
⇒さくら‐にく【桜肉】
⇒さくら‐のり【桜海苔】
⇒さくら‐ばい【桜灰】
⇒さくら‐ばな【桜花】
⇒さくら‐ばり【桜張】
⇒さくら‐びと【桜人】
⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】
⇒さくら‐ぼし【桜乾し】
⇒さくら‐ます【桜鱒】
⇒さくら‐みそ【桜味噌】
⇒さくら‐むすび【桜結び】
⇒さくら‐めし【桜飯】
⇒さくら‐もち【桜餅】
⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】
⇒さくら‐ゆ【桜湯】
⇒さくら‐らん【桜蘭】
⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
オオシマザクラ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ソメイヨシノ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ヤマザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
②桜色の略。
③桜襲さくらがさねの略。
④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。
桜
⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。
⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。
㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。
⑦(隠語)市街の繁華な所。
⇒さくら‐あめ【桜雨】
⇒さくら‐いか【桜烏賊】
⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
⇒さくら‐いり【桜煎】
⇒さくら‐いろ【桜色】
⇒さくら‐うお【桜魚】
⇒さくら‐うぐい【桜鯎】
⇒さくら‐うめ【桜梅】
⇒さくら‐え【桜会】
⇒さくら‐えび【桜蝦】
⇒さくら‐おどし【桜縅】
⇒さくら‐かい【桜会】
⇒さくら‐がい【桜貝】
⇒さくら‐かざし【桜挿頭】
⇒さくら‐がさね【桜襲】
⇒さくら‐がしわ【桜膳】
⇒さくら‐がみ【桜紙】
⇒さくら‐がゆ【桜粥】
⇒さくら‐がり【桜狩】
⇒さくら‐ぎ【桜木】
⇒さくら‐ごろも【桜衣】
⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】
⇒さくら‐そう【桜草】
⇒さくら‐だ【桜田】
⇒さくら‐だい【桜鯛】
⇒さくら‐たで【桜蓼】
⇒さくら‐だま【桜玉】
⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
⇒さくら‐づき【桜月】
⇒さくら‐づくし【桜尽し】
⇒さくら‐づけ【桜漬】
⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】
⇒さくら‐どき【桜時】
⇒さくら‐なべ【桜鍋】
⇒さくら‐に【桜煮】
⇒さくら‐にく【桜肉】
⇒さくら‐のり【桜海苔】
⇒さくら‐ばい【桜灰】
⇒さくら‐ばな【桜花】
⇒さくら‐ばり【桜張】
⇒さくら‐びと【桜人】
⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】
⇒さくら‐ぼし【桜乾し】
⇒さくら‐ます【桜鱒】
⇒さくら‐みそ【桜味噌】
⇒さくら‐むすび【桜結び】
⇒さくら‐めし【桜飯】
⇒さくら‐もち【桜餅】
⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】
⇒さくら‐ゆ【桜湯】
⇒さくら‐らん【桜蘭】
⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
さくら🔗⭐🔉
さくら
栃木県中部の市。奥州街道・会津街道が通る交通の要衝で、近年は東京圏向けの生鮮食料の生産が盛ん。人口4万1千。
さくら【佐倉】🔗⭐🔉
さくら【佐倉】
千葉県北部の市。成田街道に沿い、もと堀田氏11万石の城下町。酪農・養豚・養鶏が盛んであったが、現在は住宅・工場が進出。国立歴史民俗博物館がある。人口17万1千。
⇒さくら‐ぎみんでん【佐倉義民伝】
⇒さくら‐ずみ【佐倉炭】
⇒さくら‐そうご【佐倉宗吾】
さくら【佐久良】🔗⭐🔉
さくら【佐久良】
姓氏の一つ。
⇒さくら‐あずまお【佐久良東雄】
さくらあさ‐の【桜麻の】🔗⭐🔉
さくらあさ‐の【桜麻の】
〔枕〕
(万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓よんだもの。サクラヲノとも)「をふ」「かりふ」にかかる。散木奇歌集「―苧生おふの浦波」。曾丹集「―刈生かりふの原を今日見れば」
さくら‐あずまお【佐久良東雄】‥アヅマヲ🔗⭐🔉
さくら‐あずまお【佐久良東雄】‥アヅマヲ
(東雄はハルオとも)幕末の志士・歌人。号は薑園きょうえん。常陸の人。初め僧、のち還俗。平田篤胤の門に学ぶ。桜田門外の変に連座、獄中に絶食して没。歌集「薑園集」がある。(1811〜1860)
⇒さくら【佐久良】
さくら‐あめ【桜雨】🔗⭐🔉
さくら‐あめ【桜雨】
桜の花の咲く頃の雨。
⇒さくら【桜】
さくらい【桜井】‥ヰ(地名)🔗⭐🔉
さくらい【桜井】‥ヰ
①奈良県中部の市。奈良盆地の南東隅。伊勢・伊賀・大阪を結ぶ交通の要地で、製材業が盛ん。人口6万1千。
②大阪府の北東端、三島郡島本町の地名。西国街道に沿って駅址がある。楠木正成・正行まさつら父子訣別の史跡。
⇒さくらい‐やき【桜井焼】
さくらい【桜井】‥ヰ(姓氏)🔗⭐🔉
さくらい【桜井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒さくらい‐じょうじ【桜井錠二】
⇒さくらい‐ただよし【桜井忠温】
⇒さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】
⇒さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】
⇒さくらい‐りとう【桜井吏登】
さくら‐いか【桜烏賊】🔗⭐🔉
さくら‐いか【桜烏賊】
桜の咲く頃にとれるイカ。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥🔗⭐🔉
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥
化学者。金沢生れ。東大教授・理化学研究所初代副所長・帝国学士院長。日本の物理化学研究の基礎を築いた。(1858〜1939)
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥
陸軍軍人・文筆家。少将。愛媛県生れ。日露戦争の旅順攻囲戦に参加、その体験を書いた「肉弾」「銃後」が好評を得た。(1879〜1965)
桜井忠温
撮影:田沼武能
⇒さくらい【桜井】
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥🔗⭐🔉
さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥
江戸前期の浄瑠璃太夫。通称、和泉半左衛門。初め江戸和泉太夫、1662年(寛文2)受領して丹波少掾平正信と称す。薩摩浄雲の門弟。荒々しい豪壮なものを好んで語り、金平節きんぴらぶしと呼ばれ、万治・寛文(1658〜1673)の頃流行した。生没年未詳。
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】🔗⭐🔉
さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
天保一分銀。桜花の形の刻印を四周に打ってあるので、この称がある。
⇒さくら【桜】
さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥
江戸末期の俳人。諱は能充。金沢の人。馬来門、成田蒼虬そうきゅうに兄事し、繊麗巧緻な修辞と句法によって高名。著「梅室付合集」「梅室家集」「梅林茶談」など。(1769〜1852)
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥
桜井2で作られた陶器。天明(1781〜1789)の頃に開窯し、楠木正成・正行まさつら父子訣別の図などを描く。桜井里さくらいのさと焼。楠公なんこう焼。
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いり【桜煎】🔗⭐🔉
さくら‐いり【桜煎】
タコの脚を薄く輪切りにしたのを、酒とみりんで煮た料理。桜煮。
⇒さくら【桜】
さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥
江戸中期の俳人。江戸の人。服部嵐雪に学び、雪中庵2世を嗣いだ。名を好まず句稿を焼却。(1681〜1755)
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いろ【桜色】🔗⭐🔉
さくら‐いろ【桜色】
桜の花のような色。淡紅色。「ほんのり―に上気する」
Munsell color system: 10RP9/2.5
⇒さくら【桜】
さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ🔗⭐🔉
さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ
桜の咲く頃にとれる小鮎こあゆ。
⇒さくら【桜】
さくら‐うぐい【桜鯎】‥ウグヒ🔗⭐🔉
さくら‐うぐい【桜鯎】‥ウグヒ
桜の咲く頃にとれるウグイ。産卵期に当たり、雌雄ともに紅い婚姻色が現れる。桜石斑魚。サクラバヤ(関東)。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくら‐うめ【桜梅】🔗⭐🔉
さくら‐うめ【桜梅】
梅の一品種。花が浅紅色で八重咲き。
⇒さくら【桜】
さくら‐え【桜会】‥ヱ🔗⭐🔉
さくら‐え【桜会】‥ヱ
平安時代から鎌倉末期まで、桜の咲く頃に行われた法会。東大寺・醍醐寺・賀茂社など。醍醐寺では終りに観桜の宴を寺内の清滝宮で催し、清滝会きよたきえともいう。
⇒さくら【桜】
さくら‐えび【桜蝦】🔗⭐🔉
さくら‐えび【桜蝦】
サクラエビ科のエビ。体長約5センチメートル。体は透明で、微小な赤い色素胞があり、淡紅色に見える。発光器を持つが、発光は観察されていない。深海浮遊性で、夜間に浅海に浮上する。駿河湾富士川河口の沖合で多く漁獲。生食のほか、乾蝦などに加工する。
さくらえび
桜蝦(由比港にて)
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
桜蝦(由比港にて)
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
さくら‐おどし【桜縅】‥ヲドシ🔗⭐🔉
さくら‐おどし【桜縅】‥ヲドシ
(→)「こざくらおどし」に同じ。
⇒さくら【桜】
さくらお‐の【桜麻の】‥ヲ‥🔗⭐🔉
さくらお‐の【桜麻の】‥ヲ‥
〔枕〕
(万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓よんだもの。サクラアサノとも)「をふ」にかかる。万葉集11「―をふの下草」。古今和歌集六帖6「―をふの下草つゆしあらば」
さくら‐かい【桜会】‥クワイ🔗⭐🔉
さくら‐かい【桜会】‥クワイ
橋本欣五郎(1890〜1957)ら陸軍の幕僚将校を中心とする、国家改造をめざした急進派の組織。1930年(昭和5)結成、三月事件・十月事件に関与。
⇒さくら【桜】
さくら‐がい【桜貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
さくら‐がい【桜貝】‥ガヒ
ニッコウガイ科の二枚貝。貝殻は薄くやや長方形、淡紅色で美しく、殻長約3センチメートル。日本各地の内湾に産し、貝細工などに使われる。古称、花貝はながい。〈[季]春〉
さくらがい
⇒さくら【桜】
⇒さくら【桜】
さくらがおか‐いせき【桜ヶ丘遺跡】‥ヲカヰ‥🔗⭐🔉
さくらがおか‐いせき【桜ヶ丘遺跡】‥ヲカヰ‥
神戸市灘区桜ヶ丘町にある弥生時代の青銅製祭器の埋納遺跡。銅鐸14個、銅戈どうか7本が一括埋納され、1964年に出土。
さくら‐かざし【桜挿頭】🔗⭐🔉
さくら‐かざし【桜挿頭】
桜花を頭上にかざすこと。また、そのもの。
⇒さくら【桜】
さくら‐がさね【桜襲】🔗⭐🔉
さくら‐がさね【桜襲】
襲かさねの色目。各説あり、「雁衣抄」によれば、表は白、裏は花色。
⇒さくら【桜】
さくら‐がしわ【桜膳】‥ガシハ🔗⭐🔉
さくら‐がしわ【桜膳】‥ガシハ
桜花を散らしかけた三方さんぼうに食器を置く膳立て。
⇒さくら【桜】
さくら‐がみ【桜紙】🔗⭐🔉
さくら‐がみ【桜紙】
①反古ほご紙を漉すきかえした、小判の薄い和紙。鼻紙などに用いる。
②桜の樹皮で製した和紙。秋田県角館かくのだて付近で産した。
⇒さくら【桜】
さくら‐がゆ【桜粥】🔗⭐🔉
さくら‐がゆ【桜粥】
小豆あずき粥の異称。
⇒さくら【桜】
さくら‐がり【桜狩】🔗⭐🔉
さくら‐がり【桜狩】
桜花をたずねあるいて観賞すること。もと、観桜しながら行なった鷹狩の称。〈[季]春〉。拾遺和歌集春「―雨は降りきぬ」。(曲名別項)
⇒さくら【桜】
さくらがり【桜狩】(作品名)🔗⭐🔉
さくらがり【桜狩】
①山田流箏曲。山田検校作曲。歌詞は越前家の息女の作といい、桜の花を求めて都を出てから夕暮れまでの情景を描く。
②長唄。10代杵屋六左衛門(または2世芳村孝次郎)作曲。隅田川・吉原の桜気分を扱う。
さくらがわ【桜川】‥ガハ(作品名)🔗⭐🔉
さくらがわ【桜川】‥ガハ
①茨城県中部、栃木県境にある市。桜川の上・中流域に位置し、サクラの名所として知られる。南部の真壁町はもと城下町。人口4万8千。
②能。世阿弥作の狂女物。日向の少年桜子は貧窮のため人買いに身を売る。その母は物狂いとなるが、常陸の桜川で子にめぐりあう。
③地歌・箏曲。京風手事物。光崎検校作曲。2の詞章を借り、桜川の美しさをたたえる。
さくらがわ【桜川】‥ガハ🔗⭐🔉
さくらがわ【桜川】‥ガハ
戯作者桜川慈悲成の系統をひいた江戸吉原幇間ほうかんの一派。甚好・新孝・善孝など。
⇒さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】
さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】‥ガハ‥🔗⭐🔉
さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】‥ガハ‥
江戸後期の戯作者・落語家。通称、錺屋かざりや大五郎。岸田杜芳の門人。作は黄表紙「馬鹿長命子気物語」、咄本「滑稽好」、滑稽本「滑稽素人芝居」など。(1762〜    )
⇒さくらがわ【桜川】
さくらぎちょう‐じけん【桜木町事件】‥チヤウ‥🔗⭐🔉
さくらぎちょう‐じけん【桜木町事件】‥チヤウ‥
1951年、横浜の桜木町駅で国電の火災により106人が焼死した事件。
○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか🔗⭐🔉
○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか
桜の枝は切らないのがよく、梅は切るのがよいということ。「梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿」とも。
⇒さくら【桜】
さく‐らく【錯落】
入りまじるさま。
さくら‐ごろも【桜衣】
桜襲さくらがさねの衣。
⇒さくら【桜】
さくら‐じま【桜島】
鹿児島湾内の活火山島。北岳・中岳・南岳の3火山体から成り、面積77平方キロメートル。しばしば噴火し、1475〜76年(文明7〜8)、1779年(安永8)および1914年(大正3)の噴火は有名。1914年の噴火で大隅半島と陸続きとなる。
桜島(1)
提供:オフィス史朗
桜島(2)
撮影:山梨勝弘
⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】
さくらじま‐だいこん【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。
桜島大根
撮影:関戸 勇
桜島大根の畑
撮影:関戸 勇
⇒さくら‐じま【桜島】
さくら‐ずみ【佐倉炭】
佐倉地方で産出した木炭。クヌギ材を蒸焼きにして製した良質の黒炭くろずみ。「桜炭」とも書く。近松秋江、別れたる妻に送る手紙「火鉢の―が段々真赤に円くなつて」
⇒さくら【佐倉】
さくら‐ぜんせん【桜前線】
ソメイヨシノの開花前線。
⇒さくら【桜】
さくら‐そう【桜草】‥サウ
サクラソウ科サクラソウ属(学名プリムラ)植物の総称。種類が多く、北半球全体に約250種が知られる。春から夏にかけ白・紅・紫・黄・絞りなどの美しい5弁花を開く。その一種のサクラソウは、多年草で、川原や山地に自生する。江戸時代からの園芸品種も多く、花は変化に富み、春、白・紅・紫・絞りなどの花を開く。日本桜草。〈[季]春〉。→プリムラ。
さくらそう
サクラソウ
提供:OPO
⇒さくら【桜】
さくら‐そうご【佐倉宗吾】
江戸前期、下総佐倉藩領の義民。佐倉惣五郎(宗五郎)とも。姓は木内。印旛郡公津こうづ村の名主。領主堀田正信(1631〜1680)の悪税に悩む村民のために総代となり、江戸に出て将軍に直訴、捕らえられ、妻子と共に磔にされたという。後年、佐倉藩により口ノ明神として将門山に祀られる。歌舞伎「東山桜荘子」などに脚色。生没年未詳(一説に1653年(承応2)刑死と伝える)。
⇒さくら【佐倉】
さくら‐だ【桜田】
桜花の多く咲いている所。夫木和歌抄5「山風の色吹きおろす―の苗代水を花にせきつつ」
⇒さくら【桜】
さくらだ【桜田】
姓氏の一つ。
⇒さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
⇒さくらだ‐じすけ【桜田治助】
さくら‐だい【桜鯛】‥ダヒ
①桜の咲く頃、産卵のため内湾の浅い所に群集して漁獲される鯛。瀬戸内海のものが有名。美味。〈[季]春〉
②ハタ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。鯛型で、背びれの第3棘と第3軟条および尾びれ上下両端の軟条が著しく長い。すこぶる鮮麗な紅色で、本州中部以南産。
サクラダイ
提供:東京動物園協会
③タイ科の海産の硬骨魚。カナリア諸島・西アフリカ産。第二次大戦後日本で食用魚として普及。
⇒さくら【桜】
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】‥ラウ
化学者。京都生れ。京大教授。日本における高分子化学研究の先駆者。日本初の合成繊維ビニロンを発明。文化勲章。(1904〜1986)
⇒さくらだ【桜田】
さくらだ‐じすけ【桜田治助】‥ヂ‥
歌舞伎脚本作者。代々江戸劇壇の立役者。
①(初世)江戸の人。4代松本幸四郎と提携、江戸世話狂言を確立。作「御摂勧進帳ごひいきかんじんちょう」「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」など。(1734〜1806)
②(2世)初め笠縫専助の門人。のち初世に入門。1808年(文化5)襲名。のち松島てうふと改名。(1768〜1829)
③(3世)2世の門人。初め3世松島半二。1833年(天保4)襲名。のち狂言堂左交と称。(1802〜1877)
⇒さくらだ【桜田】
さくら‐たで【桜蓼】
タデ科の多年草。畦あぜなどの水辺に生え、高さ50センチメートル内外。9月頃、淡紅色の花を穂状につけ、日本産タデ類のうち最大。
⇒さくら【桜】
サグラダ‐ファミリア【Temple Expiatori de la Sagrada Família カタルニア】
スペイン、バルセロナにある贖罪聖堂。ガウディの代表作。1882年着工、現在も建設中。聖家族教会。
さくら‐だま【桜玉】
淡青色のガラス玉に桜花などの絵をかいたもの。(嬉遊笑覧)
⇒さくら【桜】
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一つ。城の南西内濠うちぼり内に位置し、霞ヶ関の北東に当たる。旧称、小田原門。外桜田門。→江戸城門(図)。
⇒さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】‥グワイ‥
安政7年(1860)3月3日の雪の朝、大老井伊直弼いいなおすけの安政の大獄などの弾圧政策を憎んだ水戸・薩摩の浪士ら18人が、桜田門外で直弼を暗殺した事件。
→資料:『水戸斬奸状』
⇒さくらだ‐もん【桜田門】
さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
桜花の咲く頃、花見客をめあてに設けた茶屋。
⇒さくら【桜】
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。
⇒さくら【桜】
さくら‐づくし【桜尽し】
①模様などに種々の桜の花を並べること。
②桜の種類を口調よく歌文中に列挙したもの。代表的なものに、地歌の長歌物で佐山検校作曲のものがある。
⇒さくら【桜】
さくら‐づけ【桜漬】
桜の花の塩漬。七分咲きの八重桜を用いて製する。梅酢を加えることもある。熱湯を注ぎ、桜湯として飲用。多く慶事に用いる。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくら‐どうろう【桜灯籠】
銅製で、桜花を透彫すかしぼりにした円形の灯籠。茶人用。
⇒さくら【桜】
さくら‐どき【桜時】
桜の花の咲く季節。はなどき。
⇒さくら【桜】
さくら‐なべ【桜鍋】
馬肉を主材料とし、味噌仕立てまたは鋤焼き風の味つけをする鍋料理。〈[季]冬〉
⇒さくら【桜】
さくら‐に【桜煮】
(→)桜煎さくらいりに同じ。
⇒さくら【桜】
さくら‐にく【桜肉】
馬肉。さくら。
⇒さくら【桜】
さくらのその【桜の園】
(Vishnevyi sad ロシア)チェーホフの戯曲。1904年初演。愛着のある領地「桜の園」を手放す地主一家と、それを競売で手に入れる新興成金とを軸に、時代の変化を描く作品。
さくら‐のり【桜海苔】
壱岐産の海苔。桜色で美味。浄瑠璃、出世景清「花にまがひの―」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばい【桜灰】‥バヒ
佐倉炭(桜炭)の灰。煙草盆用。浮世風呂3「むしり海老を細アかにして―と見せて」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばな【桜花】
桜の花。おうか。
⇒さくら【桜】
さくら‐ばり【桜張】
キセルの張り方の一つ。京都二条富小路の桜屋から造り出したもの。
⇒さくら【桜】
さくら‐びと【桜人】
①花見の人。桜の花をめでる人。〈[季]春〉
②催馬楽さいばらの曲名。廃絶曲。源氏物語椎本「壱越調いちこつじょうの心に―遊び給ふ」
⇒さくら【桜】
さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】‥アヅマ‥シヤウ
歌舞伎脚本。4世鶴屋南北作の世話物。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。江戸の品川で公家の姫と自称する遊女が評判になったのを、清玄桜姫や隅田川の世界にとり入れて脚色。
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】‥ザウ‥
読本よみほん。山東京伝作、歌川豊国画。5巻5冊。1805年(文化2)刊。桜姫・清玄に取材した伝奇小説。
さくら‐ふぶき【桜吹雪】
桜の花びらが吹雪のように散り乱れること。花吹雪。
⇒さくら【桜】
さくら‐ぼし【桜乾し】
味醂みりん乾しの別称。
⇒さくら【桜】
さくらま【桜間】
姓氏の一つ。
⇒さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
⇒さくらま‐さじん【桜間左陣】
さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
能楽師。シテ方金春流。初名、金太郎。左陣の次男。父の華麗な芸統を継承して東京における金春流の中心となった名手。(1889〜1957)
⇒さくらま【桜間】
さくらま‐さじん【桜間左陣】‥ヂン
能楽師。シテ方金春流。初名、伴馬ばんま。熊本藩主細川家の能役者で、1879年(明治12)以後東京に永住。宝生九郎・梅若実と共に明治三名人の一人と呼ばれた。(1835〜1917)
⇒さくらま【桜間】
さくら‐ます【桜鱒】
サケ科の硬骨魚。背は淡褐色で、側線下は銀白色。日本近海固有の魚で、特に日本海に多い。孵化後、河川で1年半過ごし、その後、銀毛ヤマメとなって降海する。河川生活をするものはヤマメと呼ばれる。マス。ホンマス。
⇒さくら【桜】
さくらまち‐てんのう【桜町天皇】‥ワウ
江戸中期の天皇。中御門天皇の第1皇子。名は昭仁てるひと。朝儀典礼の復興につとめ、また、和歌に秀で「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。(在位1735〜1747)(1720〜1750)→天皇(表)
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安末期の貴族、信西の子藤原成範しげのり(1135〜1187)の異称。邸内に桜の木が多く、桜町と号したのによる。
さくらまる【桜丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」中の三つ子の兄弟の一人。松王丸・梅王丸の弟。菅丞相かんしょうじょうの舎人とねり。斎世ときよ親王と菅丞相の娘苅屋姫との恋を取り持ったのが丞相配流の因となったことに責任を感じて切腹。
さくら‐みそ【桜味噌】
牛蒡ごぼう・生薑しょうがなどを切り込んでまぜ、甘味を加えたなめ味噌。
⇒さくら【桜】
さくら‐むすび【桜結び】
紐の結び方。桜の花形に結んだもの。
桜結び
⇒さくら【桜】
さくら‐めし【桜飯】
(→)茶飯ちゃめし2に同じ。
⇒さくら【桜】
サクラメント【sacramento ポルトガル・ スペイン・ イタリア・sacrament イギリス】
キリストによって定められた恩恵を受ける手段・方法。カトリック教会では秘跡、ギリシア正教では機密と称し、洗礼・堅信・聖餐・赦し・病者の塗油・叙階・結婚の七つ。プロテスタントでは礼典または聖礼典(聖公会では聖奠)と称し、洗礼・聖餐の二つ。→サカラメント
サクラメント【Sacramento】
アメリカ合衆国カリフォルニア州の州都。同州中央部の盆地にあり、果実栽培・稲作などの農業地帯の中心都市。ゴールド-ラッシュで発展。人口40万7千(2000)。
さくら‐もち【桜餅】
小麦粉・白玉粉を練って薄く焼いた皮(紅白2種ある)に、餡を入れて、塩漬の桜の葉で包んだ菓子。もとは、小麦粉の皮に餡を入れ、塩漬の桜の葉で包んで蒸籠せいろうで蒸したもの。桜時に江戸長命寺で売り出したのに始まる。関西風は、蒸した道明寺粉を用いて作る。〈[季]春〉
桜餅
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
さくら‐もみじ【桜紅葉】‥モミヂ
秋になって桜の葉が紅葉すること。また、その葉。〈[季]秋〉
⇒さくら【桜】
さくら‐ゆ【桜湯】
塩漬にした桜の花に熱湯を注いだ飲物。「茶を濁す」意から茶を忌む婚礼の席などで用いる。
⇒さくら【桜】
さくら‐らん【桜蘭】
ガガイモ科の蔓性多年草。東アジアの亜熱帯に産し、日本では南西諸島に自生。葉は厚い肉質、楕円形で全縁、対生。夏、葉腋に花柄を出し、淡紅色の小花を散形花序に配列、芳香を放つ。観賞用として温室で栽培。園芸上は、属の学名ホヤで呼ぶ。毬蘭。漢名、玉蝶梅。
⇒さくら【桜】
さく‐らん【錯乱】
思考・感情などが入りまじって、頭が混乱すること。「―状態」
さくらん‐ぼう【桜ん坊・桜桃】‥バウ
(サクランボとも)
①サクラの果実の総称。
②セイヨウミザクラの果実。〈[季]夏〉。
さくらんぼう(1)
撮影:関戸 勇
さくらんぼう(2)
撮影:関戸 勇
→桜桃おうとう
さくり
切れ味よく切るさま。さっくり。
さくり【決り・刳り】
①鍬くわでうちかえした所。また、その溝・畝うね。畑のさく。行宗集「山里の―の上に尻かけて」
②騎射うまゆみの馬場の埒らちの間を最初の一騎が弓を射ずに馬を馳せて、射手の進行路を示す馬走うまばしりの足跡。馬決うまざくり。
③閾しきいや鴨居などの溝。〈日葡辞書〉
⇒さくり‐ばみ【決り食み】
さくり【噦り・吃逆】
(→)「しゃっくり」に同じ。
⇒さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
⇒噦りもよよ
さぐり【探り】
①さぐること。「―を入れる」
②探偵。間諜。間者。
③弓弦ゆづるの矢筈やはずをかける部分を麻で巻き、少し太くした所。露つゆ。定じょう。
④刀の鞘さやにつける帯留おびどめ1の別称。
⑤〔医〕ゾンデ1の別称。
⑥〔機〕(「捜子」と書く)隙間すきまゲージの別称。
⇒さぐり‐あい【探り合い】
⇒さぐり‐あし【探り足】
⇒さぐり‐だい【探り題】
⇒さぐり‐づえ【探り杖】
⇒さぐり‐て【探り手】
⇒さぐり‐ばし【探り箸】
⇒探りを入れる
ざくり
力をこめて切るさま。ざっくり。
ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
①糸枠いとわくに糸を巻く器具の一種。手で把手とってを回すと、歯車仕掛で糸枠が回って糸を巻きつける。
座繰
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
②ボルト・小ねじ類を使用する場合、その頭が平らに締め付けられるように、孔の周囲の上面を円形に平滑に削ること。
③座繰糸の略。
⇒ざぐり‐いと【座繰糸】
さぐり‐あい【探り合い】‥アヒ
①互いに相手の気持・様子などを探ること。
②歌舞伎で、暗がりの中を無言でさがしあう動作。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「本釣鐘にて―の立回り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐あ・ぐ【噦り上ぐ】
〔自下二〕
しゃくりあげる。宇治拾遺物語1「―・げてよよと泣きければ」
さぐり‐あし【探り足】
足もとを探りながら歩くこと。江見水蔭、船頭大将「杖に縋りて―の」
⇒さぐり【探り】
さぐり‐あ・てる【探り当てる】
〔他下一〕[文]さぐりあ・つ(下二)
さぐってありかを当てる。さがしあてる。「暗闇の中でスイッチを―・てる」
ざぐり‐いと【座繰糸】
座繰器にかけて取った生糸。機械糸に対していう。ざぐり。
⇒ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
さぐり‐だい【探り題】
(→)探題たんだい2に同じ。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐だ・す【探り出す】
〔他五〕
さぐって見つけ出す。
さく‐りつ【冊立】
①中国で、天子が諸侯を封ずること。
②勅命によって皇太子・皇后を立てること。
さぐり‐づえ【探り杖】‥ヅヱ
盲人が行先を杖で探りながら歩くこと。また、その杖。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐て【探り手】
手で周囲にある目的の物を探し当てること。広津柳浪、黒蜥蜴「
手さぐりてに夫の手を確と握り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
(→)「しゃくりなき」に同じ。
⇒さくり【噦り・吃逆】
さぐり‐ばし【探り箸】
食事の時、器の中の食物を選り好みして箸で探す無作法な箸づかい。
⇒さぐり【探り】
さくり‐ばみ【決り食み】
①材を彫ってその中に板などをはめること。
②板をはぐ時のあわせ目。
⇒さくり【決り・刳り】
桜島(2)
撮影:山梨勝弘
⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】
さくらじま‐だいこん【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。
桜島大根
撮影:関戸 勇
桜島大根の畑
撮影:関戸 勇
⇒さくら‐じま【桜島】
さくら‐ずみ【佐倉炭】
佐倉地方で産出した木炭。クヌギ材を蒸焼きにして製した良質の黒炭くろずみ。「桜炭」とも書く。近松秋江、別れたる妻に送る手紙「火鉢の―が段々真赤に円くなつて」
⇒さくら【佐倉】
さくら‐ぜんせん【桜前線】
ソメイヨシノの開花前線。
⇒さくら【桜】
さくら‐そう【桜草】‥サウ
サクラソウ科サクラソウ属(学名プリムラ)植物の総称。種類が多く、北半球全体に約250種が知られる。春から夏にかけ白・紅・紫・黄・絞りなどの美しい5弁花を開く。その一種のサクラソウは、多年草で、川原や山地に自生する。江戸時代からの園芸品種も多く、花は変化に富み、春、白・紅・紫・絞りなどの花を開く。日本桜草。〈[季]春〉。→プリムラ。
さくらそう
サクラソウ
提供:OPO
⇒さくら【桜】
さくら‐そうご【佐倉宗吾】
江戸前期、下総佐倉藩領の義民。佐倉惣五郎(宗五郎)とも。姓は木内。印旛郡公津こうづ村の名主。領主堀田正信(1631〜1680)の悪税に悩む村民のために総代となり、江戸に出て将軍に直訴、捕らえられ、妻子と共に磔にされたという。後年、佐倉藩により口ノ明神として将門山に祀られる。歌舞伎「東山桜荘子」などに脚色。生没年未詳(一説に1653年(承応2)刑死と伝える)。
⇒さくら【佐倉】
さくら‐だ【桜田】
桜花の多く咲いている所。夫木和歌抄5「山風の色吹きおろす―の苗代水を花にせきつつ」
⇒さくら【桜】
さくらだ【桜田】
姓氏の一つ。
⇒さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
⇒さくらだ‐じすけ【桜田治助】
さくら‐だい【桜鯛】‥ダヒ
①桜の咲く頃、産卵のため内湾の浅い所に群集して漁獲される鯛。瀬戸内海のものが有名。美味。〈[季]春〉
②ハタ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。鯛型で、背びれの第3棘と第3軟条および尾びれ上下両端の軟条が著しく長い。すこぶる鮮麗な紅色で、本州中部以南産。
サクラダイ
提供:東京動物園協会
③タイ科の海産の硬骨魚。カナリア諸島・西アフリカ産。第二次大戦後日本で食用魚として普及。
⇒さくら【桜】
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】‥ラウ
化学者。京都生れ。京大教授。日本における高分子化学研究の先駆者。日本初の合成繊維ビニロンを発明。文化勲章。(1904〜1986)
⇒さくらだ【桜田】
さくらだ‐じすけ【桜田治助】‥ヂ‥
歌舞伎脚本作者。代々江戸劇壇の立役者。
①(初世)江戸の人。4代松本幸四郎と提携、江戸世話狂言を確立。作「御摂勧進帳ごひいきかんじんちょう」「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」など。(1734〜1806)
②(2世)初め笠縫専助の門人。のち初世に入門。1808年(文化5)襲名。のち松島てうふと改名。(1768〜1829)
③(3世)2世の門人。初め3世松島半二。1833年(天保4)襲名。のち狂言堂左交と称。(1802〜1877)
⇒さくらだ【桜田】
さくら‐たで【桜蓼】
タデ科の多年草。畦あぜなどの水辺に生え、高さ50センチメートル内外。9月頃、淡紅色の花を穂状につけ、日本産タデ類のうち最大。
⇒さくら【桜】
サグラダ‐ファミリア【Temple Expiatori de la Sagrada Família カタルニア】
スペイン、バルセロナにある贖罪聖堂。ガウディの代表作。1882年着工、現在も建設中。聖家族教会。
さくら‐だま【桜玉】
淡青色のガラス玉に桜花などの絵をかいたもの。(嬉遊笑覧)
⇒さくら【桜】
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一つ。城の南西内濠うちぼり内に位置し、霞ヶ関の北東に当たる。旧称、小田原門。外桜田門。→江戸城門(図)。
⇒さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】‥グワイ‥
安政7年(1860)3月3日の雪の朝、大老井伊直弼いいなおすけの安政の大獄などの弾圧政策を憎んだ水戸・薩摩の浪士ら18人が、桜田門外で直弼を暗殺した事件。
→資料:『水戸斬奸状』
⇒さくらだ‐もん【桜田門】
さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
桜花の咲く頃、花見客をめあてに設けた茶屋。
⇒さくら【桜】
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。
⇒さくら【桜】
さくら‐づくし【桜尽し】
①模様などに種々の桜の花を並べること。
②桜の種類を口調よく歌文中に列挙したもの。代表的なものに、地歌の長歌物で佐山検校作曲のものがある。
⇒さくら【桜】
さくら‐づけ【桜漬】
桜の花の塩漬。七分咲きの八重桜を用いて製する。梅酢を加えることもある。熱湯を注ぎ、桜湯として飲用。多く慶事に用いる。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくら‐どうろう【桜灯籠】
銅製で、桜花を透彫すかしぼりにした円形の灯籠。茶人用。
⇒さくら【桜】
さくら‐どき【桜時】
桜の花の咲く季節。はなどき。
⇒さくら【桜】
さくら‐なべ【桜鍋】
馬肉を主材料とし、味噌仕立てまたは鋤焼き風の味つけをする鍋料理。〈[季]冬〉
⇒さくら【桜】
さくら‐に【桜煮】
(→)桜煎さくらいりに同じ。
⇒さくら【桜】
さくら‐にく【桜肉】
馬肉。さくら。
⇒さくら【桜】
さくらのその【桜の園】
(Vishnevyi sad ロシア)チェーホフの戯曲。1904年初演。愛着のある領地「桜の園」を手放す地主一家と、それを競売で手に入れる新興成金とを軸に、時代の変化を描く作品。
さくら‐のり【桜海苔】
壱岐産の海苔。桜色で美味。浄瑠璃、出世景清「花にまがひの―」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばい【桜灰】‥バヒ
佐倉炭(桜炭)の灰。煙草盆用。浮世風呂3「むしり海老を細アかにして―と見せて」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばな【桜花】
桜の花。おうか。
⇒さくら【桜】
さくら‐ばり【桜張】
キセルの張り方の一つ。京都二条富小路の桜屋から造り出したもの。
⇒さくら【桜】
さくら‐びと【桜人】
①花見の人。桜の花をめでる人。〈[季]春〉
②催馬楽さいばらの曲名。廃絶曲。源氏物語椎本「壱越調いちこつじょうの心に―遊び給ふ」
⇒さくら【桜】
さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】‥アヅマ‥シヤウ
歌舞伎脚本。4世鶴屋南北作の世話物。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。江戸の品川で公家の姫と自称する遊女が評判になったのを、清玄桜姫や隅田川の世界にとり入れて脚色。
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】‥ザウ‥
読本よみほん。山東京伝作、歌川豊国画。5巻5冊。1805年(文化2)刊。桜姫・清玄に取材した伝奇小説。
さくら‐ふぶき【桜吹雪】
桜の花びらが吹雪のように散り乱れること。花吹雪。
⇒さくら【桜】
さくら‐ぼし【桜乾し】
味醂みりん乾しの別称。
⇒さくら【桜】
さくらま【桜間】
姓氏の一つ。
⇒さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
⇒さくらま‐さじん【桜間左陣】
さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
能楽師。シテ方金春流。初名、金太郎。左陣の次男。父の華麗な芸統を継承して東京における金春流の中心となった名手。(1889〜1957)
⇒さくらま【桜間】
さくらま‐さじん【桜間左陣】‥ヂン
能楽師。シテ方金春流。初名、伴馬ばんま。熊本藩主細川家の能役者で、1879年(明治12)以後東京に永住。宝生九郎・梅若実と共に明治三名人の一人と呼ばれた。(1835〜1917)
⇒さくらま【桜間】
さくら‐ます【桜鱒】
サケ科の硬骨魚。背は淡褐色で、側線下は銀白色。日本近海固有の魚で、特に日本海に多い。孵化後、河川で1年半過ごし、その後、銀毛ヤマメとなって降海する。河川生活をするものはヤマメと呼ばれる。マス。ホンマス。
⇒さくら【桜】
さくらまち‐てんのう【桜町天皇】‥ワウ
江戸中期の天皇。中御門天皇の第1皇子。名は昭仁てるひと。朝儀典礼の復興につとめ、また、和歌に秀で「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。(在位1735〜1747)(1720〜1750)→天皇(表)
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安末期の貴族、信西の子藤原成範しげのり(1135〜1187)の異称。邸内に桜の木が多く、桜町と号したのによる。
さくらまる【桜丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」中の三つ子の兄弟の一人。松王丸・梅王丸の弟。菅丞相かんしょうじょうの舎人とねり。斎世ときよ親王と菅丞相の娘苅屋姫との恋を取り持ったのが丞相配流の因となったことに責任を感じて切腹。
さくら‐みそ【桜味噌】
牛蒡ごぼう・生薑しょうがなどを切り込んでまぜ、甘味を加えたなめ味噌。
⇒さくら【桜】
さくら‐むすび【桜結び】
紐の結び方。桜の花形に結んだもの。
桜結び
⇒さくら【桜】
さくら‐めし【桜飯】
(→)茶飯ちゃめし2に同じ。
⇒さくら【桜】
サクラメント【sacramento ポルトガル・ スペイン・ イタリア・sacrament イギリス】
キリストによって定められた恩恵を受ける手段・方法。カトリック教会では秘跡、ギリシア正教では機密と称し、洗礼・堅信・聖餐・赦し・病者の塗油・叙階・結婚の七つ。プロテスタントでは礼典または聖礼典(聖公会では聖奠)と称し、洗礼・聖餐の二つ。→サカラメント
サクラメント【Sacramento】
アメリカ合衆国カリフォルニア州の州都。同州中央部の盆地にあり、果実栽培・稲作などの農業地帯の中心都市。ゴールド-ラッシュで発展。人口40万7千(2000)。
さくら‐もち【桜餅】
小麦粉・白玉粉を練って薄く焼いた皮(紅白2種ある)に、餡を入れて、塩漬の桜の葉で包んだ菓子。もとは、小麦粉の皮に餡を入れ、塩漬の桜の葉で包んで蒸籠せいろうで蒸したもの。桜時に江戸長命寺で売り出したのに始まる。関西風は、蒸した道明寺粉を用いて作る。〈[季]春〉
桜餅
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
さくら‐もみじ【桜紅葉】‥モミヂ
秋になって桜の葉が紅葉すること。また、その葉。〈[季]秋〉
⇒さくら【桜】
さくら‐ゆ【桜湯】
塩漬にした桜の花に熱湯を注いだ飲物。「茶を濁す」意から茶を忌む婚礼の席などで用いる。
⇒さくら【桜】
さくら‐らん【桜蘭】
ガガイモ科の蔓性多年草。東アジアの亜熱帯に産し、日本では南西諸島に自生。葉は厚い肉質、楕円形で全縁、対生。夏、葉腋に花柄を出し、淡紅色の小花を散形花序に配列、芳香を放つ。観賞用として温室で栽培。園芸上は、属の学名ホヤで呼ぶ。毬蘭。漢名、玉蝶梅。
⇒さくら【桜】
さく‐らん【錯乱】
思考・感情などが入りまじって、頭が混乱すること。「―状態」
さくらん‐ぼう【桜ん坊・桜桃】‥バウ
(サクランボとも)
①サクラの果実の総称。
②セイヨウミザクラの果実。〈[季]夏〉。
さくらんぼう(1)
撮影:関戸 勇
さくらんぼう(2)
撮影:関戸 勇
→桜桃おうとう
さくり
切れ味よく切るさま。さっくり。
さくり【決り・刳り】
①鍬くわでうちかえした所。また、その溝・畝うね。畑のさく。行宗集「山里の―の上に尻かけて」
②騎射うまゆみの馬場の埒らちの間を最初の一騎が弓を射ずに馬を馳せて、射手の進行路を示す馬走うまばしりの足跡。馬決うまざくり。
③閾しきいや鴨居などの溝。〈日葡辞書〉
⇒さくり‐ばみ【決り食み】
さくり【噦り・吃逆】
(→)「しゃっくり」に同じ。
⇒さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
⇒噦りもよよ
さぐり【探り】
①さぐること。「―を入れる」
②探偵。間諜。間者。
③弓弦ゆづるの矢筈やはずをかける部分を麻で巻き、少し太くした所。露つゆ。定じょう。
④刀の鞘さやにつける帯留おびどめ1の別称。
⑤〔医〕ゾンデ1の別称。
⑥〔機〕(「捜子」と書く)隙間すきまゲージの別称。
⇒さぐり‐あい【探り合い】
⇒さぐり‐あし【探り足】
⇒さぐり‐だい【探り題】
⇒さぐり‐づえ【探り杖】
⇒さぐり‐て【探り手】
⇒さぐり‐ばし【探り箸】
⇒探りを入れる
ざくり
力をこめて切るさま。ざっくり。
ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
①糸枠いとわくに糸を巻く器具の一種。手で把手とってを回すと、歯車仕掛で糸枠が回って糸を巻きつける。
座繰
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
②ボルト・小ねじ類を使用する場合、その頭が平らに締め付けられるように、孔の周囲の上面を円形に平滑に削ること。
③座繰糸の略。
⇒ざぐり‐いと【座繰糸】
さぐり‐あい【探り合い】‥アヒ
①互いに相手の気持・様子などを探ること。
②歌舞伎で、暗がりの中を無言でさがしあう動作。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「本釣鐘にて―の立回り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐あ・ぐ【噦り上ぐ】
〔自下二〕
しゃくりあげる。宇治拾遺物語1「―・げてよよと泣きければ」
さぐり‐あし【探り足】
足もとを探りながら歩くこと。江見水蔭、船頭大将「杖に縋りて―の」
⇒さぐり【探り】
さぐり‐あ・てる【探り当てる】
〔他下一〕[文]さぐりあ・つ(下二)
さぐってありかを当てる。さがしあてる。「暗闇の中でスイッチを―・てる」
ざぐり‐いと【座繰糸】
座繰器にかけて取った生糸。機械糸に対していう。ざぐり。
⇒ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
さぐり‐だい【探り題】
(→)探題たんだい2に同じ。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐だ・す【探り出す】
〔他五〕
さぐって見つけ出す。
さく‐りつ【冊立】
①中国で、天子が諸侯を封ずること。
②勅命によって皇太子・皇后を立てること。
さぐり‐づえ【探り杖】‥ヅヱ
盲人が行先を杖で探りながら歩くこと。また、その杖。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐て【探り手】
手で周囲にある目的の物を探し当てること。広津柳浪、黒蜥蜴「
手さぐりてに夫の手を確と握り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
(→)「しゃくりなき」に同じ。
⇒さくり【噦り・吃逆】
さぐり‐ばし【探り箸】
食事の時、器の中の食物を選り好みして箸で探す無作法な箸づかい。
⇒さぐり【探り】
さくり‐ばみ【決り食み】
①材を彫ってその中に板などをはめること。
②板をはぐ時のあわせ目。
⇒さくり【決り・刳り】
さく‐らく【錯落】🔗⭐🔉
さく‐らく【錯落】
入りまじるさま。
さくら‐ごろも【桜衣】🔗⭐🔉
さくら‐ごろも【桜衣】
桜襲さくらがさねの衣。
⇒さくら【桜】
さくら‐じま【桜島】🔗⭐🔉
さくら‐じま【桜島】
鹿児島湾内の活火山島。北岳・中岳・南岳の3火山体から成り、面積77平方キロメートル。しばしば噴火し、1475〜76年(文明7〜8)、1779年(安永8)および1914年(大正3)の噴火は有名。1914年の噴火で大隅半島と陸続きとなる。
桜島(1)
提供:オフィス史朗
桜島(2)
撮影:山梨勝弘
⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】
桜島(2)
撮影:山梨勝弘
⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】
さくらじま‐だいこん【桜島大根】🔗⭐🔉
さくらじま‐だいこん【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。
桜島大根
撮影:関戸 勇
桜島大根の畑
撮影:関戸 勇
⇒さくら‐じま【桜島】
桜島大根の畑
撮影:関戸 勇
⇒さくら‐じま【桜島】
さくら‐ずみ【佐倉炭】🔗⭐🔉
さくら‐ずみ【佐倉炭】
佐倉地方で産出した木炭。クヌギ材を蒸焼きにして製した良質の黒炭くろずみ。「桜炭」とも書く。近松秋江、別れたる妻に送る手紙「火鉢の―が段々真赤に円くなつて」
⇒さくら【佐倉】
さくら‐ぜんせん【桜前線】🔗⭐🔉
さくら‐ぜんせん【桜前線】
ソメイヨシノの開花前線。
⇒さくら【桜】
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