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く(音節)🔗🔉

①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔u〕との結合した音節。〔ku〕 ②平仮名「く」は「久」の草体。片仮名「ク」は「久」の最初の2画。

く【処】🔗🔉

】 (スミカ(住処)のカ、ミヤコ(都)のコと同源)他の語の下につき、場所の意を表す。古事記「いづ―の蟹」

く【九】🔗🔉

⇒きゅう(九)

く【口】🔗🔉

】 (呉音) ①〔仏〕言語活動。「身、―、意」 ②器具・人数を数える語。「鍬一―」「講師一―」→こう(口)

く【区】🔗🔉

】 ①しきること。わけること。さかい。くぎり。「駅伝で3―を走る」 ②一般行政上の区画。明治初期には町村制を廃して大区・小区を置き、今は地方自治法上、都の区(特別区)、政令指定都市の区(行政区)の別がある。ほかに、市町村および特別区の一部で財産および公の施設の管理処分だけを行う財産区がある。 ③法令執行の目的で定めた区画。選挙区などの類。

く【句】🔗🔉

】 ①文章中の一区切り。語のまとまり。 ②〔言〕言語単位の一つ。通常二つ以上の語から成るまとまりで、しかも節を成さないもの。「形容詞+名詞」「副詞+動詞」などの単位。国文法では多くクローズに近い概念として使う。 ③詩歌・詞章または音曲の中の小段落。 ㋐平曲で語る1章段。 ㋑和歌などの韻律上の1段落を指す語。5音または7音の段落。また、上の句・下の句。 ㋒漢詩の1区切り。5字または7字を普通の形式とする。起句・承句など。 ④連歌・俳諧の発句・付句の略。 ⑤連歌・俳諧で、一つ一つの作品を数える語。 ⑥俳句。「―をひねる」

く【苦】🔗🔉

】 ①くるしみ。なやみ。心配。「楽あれば―あり」 ②〔仏〕(梵語duḥkha)煩悩や前世の悪業のために受ける苦悩や不幸。主要な苦として、四苦・八苦などがあげられる。↔楽らく ⇒苦にする ⇒苦になる ⇒苦に病む ⇒苦は色変える ⇒苦は楽の種 ⇒苦もない

く【垢】🔗🔉

】 (呉音。漢音はコウ)〔仏〕煩悩ぼんのう

く【倶】🔗🔉

】 (漢音。慣用音はグ)梵語の音訳字。「―舎くしゃ

く【矩】🔗🔉

】 ①角形の定木。ものさし。 ②(→)曲尺まがりがねに同じ。 ③(quadrature)外惑星が日出時または日没時に南中すること。前者を西方矩または下矩かく、後者を東方矩または上矩という。

く【絇】🔗🔉

】 縒って練り染めた糸すじ。民部省式「四糸を合わせて以て一縷と為し、練り染め訖りて更に絡し、然る後に―と為す」

く【躯】🔗🔉

】 仏像などを数える語。山密往来「地蔵菩薩聖容一―」

く【来】🔗🔉

】 〔自カ変〕 ⇒くる(カ変)

く【消】🔗🔉

】 〔自下二〕 (上代では「きゆ」より多く用いられるが、未然・連用・終止形のみ)消える。万葉集5「早くな散りそ雪は消ぬとも」。万葉集17「立山たちやまの雪し消らしも」

く(接尾)🔗🔉

〔接尾〕 ク語法といわれる、活用語の連体形に付き体言化する「あく」の語尾。「…すること」「…であること」の意を表す。「あ」は連体形語尾と結合し、ウ段の語尾の場合は「思はく」「言はく」「恋ふらく」のようにア段に、イ段の語尾の場合は「寒けく」「恋しけく」のようにエ段の音に、それぞれ変化する。但し、過去の助動詞「き」の時は「しく」。なお「あく」は連体形に付くので本来は名詞か。「あく」が考えられる前は、未然形に付く「く」、終止形に付く「らく」に分けて考えられた。また、江戸時代にはカ行延言とも。万葉集5「梅の花散ら―はいづく」。万葉集17「庭に降る雪は千重敷く然しかのみに思ひて君を吾が待たな―に」→ク語法

く‐あくせつ【口悪説】🔗🔉

く‐あくせつ口悪説】 〔仏〕妄言もうげん・綺語きご・両舌・悪口などをなすこと。

く‐あげ【句上】🔗🔉

く‐あげ句上(→)句数くかず2㋐に同じ。

クアジーモド【Salvatore Quasimodo】🔗🔉

クアジーモドSalvatore Quasimodo】 イタリアの詩人。作「そしてすぐに日が暮れる」「来る日も来る日も」など。ほかに翻訳「パラティーヌス詞華選」。ノーベル賞。(1901〜1968)

クアッガ【quagga】🔗🔉

クアッガquagga】 (クワッガ、クアッハ(quaha)とも)シマウマの一種。名は鳴き声に由来。体の後半には縞がなく、茶色、四肢は白。南アフリカのキンバリー付近の草原にいたが、1878年野生では絶滅。83年動物園に飼育されていた個体も死んだ。

クアハウス【Kurhaus ドイツ】🔗🔉

クアハウスKurhaus ドイツ】 (Kurは保養・治療の意)温泉を利用した保健・保養施設。古くドイツに作られ、近時日本に普及。

クアラ‐ルンプール【Kuala Lumpur】🔗🔉

クアラ‐ルンプールKuala Lumpur】 マレーシアの首都。マレー半島南西部にある。人口114万5千(1991)。

クァルテット【quartetto イタリア】🔗🔉

クァルテットquartetto イタリア⇒カルテット

く‐あわせ【句合】‥アハセ🔗🔉

く‐あわせ句合‥アハセ 俳諧の発句を左右の両組から1句ずつ出して、判者がその優劣を決める催し。また、衆議判しゅぎはんの場合もある。

クァンジュ【光州】🔗🔉

クァンジュ光州】 (Kwangju)韓国南西部にある都市。全羅南道の中心都市で、1995年に広域市に指定。古くから牛・綿花・米の大市が開かれた。繊維などの工業が盛ん。29年、反日の光州学生運動が起こった。人口142万9千(2003)。→光州事件

クアンナム【Quangnam・広南】🔗🔉

クアンナムQuangnam・広南】 ベトナム中部の古称。16〜18世紀、安南のグエン(阮)氏がこの地に拠り、ハノイに拠るチン(鄭)氏と勢力を争った。都はフエ。カンナン。 ○愚案に落つぐあんにおつ 自分で考えて納得する。腑に落ちる。浄瑠璃、吉野忠信「御辞退に及び給ふは何共愚案に落ち申さず」 ⇒ぐ‐あん【愚案】

くい【杭・杙】クヒ🔗🔉

くい杭・杙クヒ 地中に打ち込む長い棒。目印や支柱にする。大唐西域記長寛点「傍かたわらなる杙クヒを躡む」。「―を打つ」

くい【悔い】🔗🔉

くい悔い】 あやまちを悔いること。後悔。天智紀「出でましの―はあらじぞ」。「―を残す」

くい【食い】クヒ🔗🔉

くい食いクヒ 魚が餌をくうこと。魚が釣針にかかること。「―がいい」

くい【株】クヒ🔗🔉

くいクヒ 木の切りかぶ。くいぜ。

く‐い【九位】‥ヰ🔗🔉

く‐い九位‥ヰ ⇒きゅうい

く‐い【句意】🔗🔉

く‐い句意】 句の意味。

くい‐あい【食い合い】クヒアヒ🔗🔉

くい‐あい食い合いクヒアヒ ①互いに相手を食うこと。 ②かみあうこと。 ③商品取引で、約定やくじょうされた売注文と買注文との組合せ。取組。 ④株式の信用取引において、証券会社内で同一銘柄の売注文と買注文とを相殺して処理すること。店内食い合い。

くい‐あ・う【食い合う】クヒアフ🔗🔉

くい‐あ・う食い合うクヒアフ [一]〔自五〕 ①互いに相手や相手のものを食う。 ②組み合わせた部分がぴったりと合う。かみあう。「歯車が―・う」 ③(取引用語)売りと買いとがうまく組み合う。 [二]〔他五〕 ①一つのものを共に食う。「一つ鍋のものを―・う」 ②互いに相手の領分を侵す。「選挙地盤を―・う」

くい‐あ・きる【食い飽きる・食い厭きる】クヒ‥🔗🔉

くい‐あ・きる食い飽きる・食い厭きるクヒ‥ 〔自上一〕[文]くひあ・く(四) ①食うことに不足の無い思いをする。食べ物に満ち足りる。飽食する。 ②何度も食って食うのがいやになる。「唐茄子は―・きた」

くい‐あげ【食い上げ】クヒ‥🔗🔉

くい‐あげ食い上げクヒ‥ ①食扶持くいぶちを取り上げられること。 ②生活の手段を失うこと。「飯の―」 ③釣りで、魚が餌をくわえて浮き上がること。

くい‐あ・つ【食ひ当つ】クヒ‥🔗🔉

くい‐あ・つ食ひ当つクヒ‥ 〔他下二〕 食って歯にあてる。源氏物語横笛「御歯のおひ出づるに―・てむとて」

クイア‐ひひょう【クイア批評】‥ヒヤウ🔗🔉

クイア‐ひひょうクイア批評‥ヒヤウ (queer criticism)社会的に抑圧・偏見を受けている同性愛者などの権利主張の支援の立場からする文学や社会への批評。

くい‐あま・す【食い余す】クヒ‥🔗🔉

くい‐あま・す食い余すクヒ‥ 〔他五〕 食い切れずに残す。たべのこす。

くい‐あま・る【食い余る】クヒ‥🔗🔉

くい‐あま・る食い余るクヒ‥ 〔自五〕 食いつくされないで残る。

くい‐あら・す【食い荒らす】クヒ‥🔗🔉

くい‐あら・す食い荒らすクヒ‥ 〔他五〕 ①あれこれと少しずつ食いちらす。乱雑に食う。「料理を―・す」 ②動物が作物を食べて損害を与える。「野うさぎが野菜畑を―・す」 ③片っぱしから他の領域を侵す。「輸入品が国内市場を―・す」

くい‐あらため【悔い改め】🔗🔉

くい‐あらため悔い改め】 〔宗〕(penitentia ラテン)キリスト教で、神に対して罪を悔い、心を改めて霊的生活によみがえる誓いをすること。悔悛かいしゅん

くい‐あらた・める【悔い改める】🔗🔉

くい‐あらた・める悔い改める】 〔他下一〕[文]くいあらた・む(下二) 悪事や過失を悔いて善に向かう。「前非を―・める」

くい‐あわ・す【食い合わす】クヒアハス🔗🔉

くい‐あわ・す食い合わすクヒアハス [一]〔他下二〕 ⇒くいあわせる(下一)。 [二]〔他五〕 (→)「くいあわせる」に同じ。

くい‐あわせ【食合せ】クヒアハセ🔗🔉

くい‐あわせ食合せクヒアハセ ①かみあわせること。 ②いっしょに食べると害になるというもの。また、それをいっしょに食べることの禁忌。ウナギと梅干、タニシと蕎麦の類。「―が悪い」 ③材と材とを組み合わせて継ぎあわせること。また、その箇所。 ④(→)呑行為のみこうい1に同じ。

くい‐あわ・せる【食い合わせる】クヒアハセル🔗🔉

くい‐あわ・せる食い合わせるクヒアハセル 〔他下一〕[文]くひあは・す(下二) ①かみあわせる。宇治拾遺物語3「けいたう坊歯を―・せて念珠ねんずをもみちぎる」 ②2種以上のものを同時に食べて中毒を起こす。→食合せ

くい‐いじ【食い意地】クヒ‥ヂ🔗🔉

くい‐いじ食い意地クヒ‥ヂ むさぼって食おうとする欲望。「―が張る」

くい‐いだ・す【食ひ出す】クヒ‥🔗🔉

くい‐いだ・す食ひ出すクヒ‥ 〔他四〕 歯をくいしばってむきだす。かみだす。宇津保物語俊蔭「歯を剣のごとく―・して怒る」

くい‐い・る【食い入る】クヒ‥🔗🔉

くい‐い・る食い入るクヒ‥ 〔自五〕 中に深く入りこむ。くいこむ。「―・るような目つき」「縄が手首に―・る」

クイーン【queen】🔗🔉

クイーンqueen】 ①女王。王妃。 ②トランプの絵札の一つ。女王の姿を画いたもの。 ③チェスの女王の駒。 ④一団中の花形の女性。 ⇒クイーン‐サイズ【queen-size】

クイーン【Ellery Queen】🔗🔉

クイーンEllery Queen】 アメリカの探偵小説家ダネイ(F. Dannay1905〜1982)といとこのリー(M. B. Lee1905〜1971)との合作上の筆名。また、その初期の作品シリーズの主人公の名。作「エジプト十字架の謎」「Yの悲劇」など。

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