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いずれ【何れ・孰れ】イヅレ🔗🔉

いずれ何れ・孰れイヅレ [一]〔代〕 これとかそれとか、はっきり定めず、または分からないままに、物事をさすのに使う語。どれ。どちら。拾遺和歌集「浜の真砂と我が恋と―まされり」。「―の案をとるか」 [二]〔副〕 事情・状態・時期などがどのようになるにせよ、の意を表す。 ①何にしても。どのみち。狂言、石神「―この中は少し過ぎさうにござる」。「―うそはばれる」 ②いつとは言えないが、近い将来。そのうちに。「―またうかがいます」 ⇒いずれ‐おとらぬ【何れ劣らぬ】 ⇒いずれ‐さま【何れ様】 ⇒いずれ‐も【何れも】 ⇒いずれ‐も‐さま【何れも様】 ⇒何れ菖蒲か杜若 ⇒何れか何れ ⇒何れともなし ⇒何れにしても ○何れ菖蒲か杜若いずれあやめかかきつばた どちらもすぐれていて優劣のきめがたい意。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

○何れ菖蒲か杜若いずれあやめかかきつばた🔗🔉

○何れ菖蒲か杜若いずれあやめかかきつばた どちらもすぐれていて優劣のきめがたい意。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 いずれ‐おとらぬ何れ劣らぬイヅレ‥ 〔連体〕 どれも優れていて、優劣がつけ難い。「―勇者ぞろい」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

いずれ‐おとらぬ【何れ劣らぬ】イヅレ‥🔗🔉

いずれ‐おとらぬ何れ劣らぬイヅレ‥ 〔連体〕 どれも優れていて、優劣がつけ難い。「―勇者ぞろい」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 ○何れか何れいずれかいずれ どちらがどちら。源氏物語帚木「―など問ひ給ふに」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

○何れか何れいずれかいずれ🔗🔉

○何れか何れいずれかいずれ どちらがどちら。源氏物語帚木「―など問ひ給ふに」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 いずれ‐さま何れ様イヅレ‥ どちらさま。どなたさま。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

いずれ‐さま【何れ様】イヅレ‥🔗🔉

いずれ‐さま何れ様イヅレ‥ どちらさま。どなたさま。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 ○何れともなしいずれともなし どれもこれも同様であること。いずれとなし。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 ○何れにしてもいずれにしても どうなったとしても。いずれにせよ。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

○何れともなしいずれともなし🔗🔉

○何れともなしいずれともなし どれもこれも同様であること。いずれとなし。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

○何れにしてもいずれにしても🔗🔉

○何れにしてもいずれにしても どうなったとしても。いずれにせよ。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 いずれ‐も何れもイヅレ‥ どなたも。みなさん。狂言、千切木「―の御発句を承りませう」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 いずれ‐も‐さま何れも様イヅレ‥ 皆々様。「いずれもがた」とも。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】 い‐すろこ・うイスロコフ 〔自四〕 さわぐ、勇みふるう意か。祝詞、大殿祭「神たちの―・ひあれびますを」 い‐すわ・る居座る・居据るヰ‥ 〔自五〕 ①すわりこんで動かない。「玄関先に―・る」 ②ある地位・場所に居続ける。「会長の職に―・る」「梅雨前線が―・る」 ③相場がもとのままで変動しない。 イ‐スンマン李承晩】 (I Sŭng-man)韓国の政治家。ワシントン大学・プリンストン大学卒。日本統治時代にはアメリカで朝鮮独立運動に従事。1945年帰国、48年大韓民国の成立とともに初代大統領に就任。アメリカの援助を受けて独裁体制を築き、60年3月大統領に4選したが、不正選挙糾弾の四月革命で辞任、ハワイに亡命、客死。(1875〜1965) いせ伊勢】 ①旧国名。今の三重県の大半。勢州。 ②三重県の市。旧称、宇治山田市。伊勢神宮所在地として発達、神都と称する。伊勢志摩国立公園の入口。人口13万5千。 ③伊勢神宮。「―参り」 ⇒伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ ⇒伊勢へ七度熊野へ三度 ⇒伊勢や日向の物語 いせ伊勢】 姓氏の一つ。 ⇒いせ‐さだたけ【伊勢貞丈】 ⇒いせ‐さだちか【伊勢貞親】 ⇒いせ‐の‐おおすけ【伊勢の大輔】 ⇒いせ‐の‐さぶろう【伊勢三郎】 ⇒いせ‐の‐たゆう【伊勢大輔】 いせ伊勢】 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。伊勢守藤原継蔭の女むすめ。伊勢の御と称せられ、宇多天皇の皇子を産んだが親王早世。中務なかつかさの母。家集「伊勢集」。( 〜939頃) いせ縮縫】 (動詞イセルの連用形から) ①平面の布を立体的に仕立てるために、表面には見えないようにこまかく縫いちぢめる方法。袖山そでやまや、たびの爪先などに用いる。いせこみ。 ②漁網の、網地の長さと縁綱の長さとの差。普通縁綱を短く作り、いせが大きいほど網の広がりが大きくなる。よせ。いさり。かきこみ。 い‐せ五十瀬】 多くの瀬。後撰和歌集「―渡る川は袖より流るれば」 いせ‐あみがさ伊勢編笠】 伊勢国多気郡産の編笠。宗安小歌集「繻子の袖細に―は」 い‐せい以西】 その地点から西。一般に、その地点を含んでいう。 ⇒いせい‐そこびきあみ‐ぎょぎょう【以西底引網漁業】 い‐せい医生】 医術を学ぶ学生。 い‐せい医聖】 神わざに近いほどの名医。 い‐せい威勢ヰ‥ ①人を恐れ服させる力。「―をふるう」 ②元気。いきおい。「―のいい若者」 い‐せい為政ヰ‥ 政治をすること。政治に当たること。 ⇒いせい‐しゃ【為政者】 い‐せい異姓】 ちがう姓。他姓。↔同姓 い‐せい異性】 ①性質の異なること。また、異なるもの。 ②男女・雌雄の性を異にするもの。特に男性から女性、女性から男性をさしていう。「―に関心を抱く」↔同性。 ⇒いせい‐あい【異性愛】 ⇒いせい‐か【異性化】 ⇒いせいか‐こうそ【異性化酵素】 ⇒いせい‐たい【異性体】 い‐せい遺制ヰ‥ 昔の制度で今に遺っているもの。「封建―」 い‐せい遺精ヰ‥ 性行為なくして不随意に精液を漏らすこと。 いせい‐あい異性愛】 (heterosexuality)異性の者を性的欲望の対象とすること。↔同性愛。 ⇒い‐せい【異性】 いせい‐か異性化‥クワ ある化合物が、化学反応によってその異性体に変化すること。 ⇒い‐せい【異性】 いせいか‐こうそ異性化酵素‥クワカウ‥ (→)イソメラーゼに同じ。 ⇒い‐せい【異性】 い‐せいけん胃生検ヰ‥ 極めて小さな鋏はさみまたは鉗子かんしを内視鏡内のパイプを通して胃の中に挿入し、目的部位の組織や細胞を採取し、病理組織学的、あるいは細胞診により検査して、悪性病変の有無を診断すること。→胃カメラ→生検 いせい‐しゃ為政者ヰ‥ 政治を行う者。 ⇒い‐せい【為政】 いせい‐じん異星人】 地球以外の星に住む、人に似た生物。宇宙人。言動が普通とかけ離れた人にも言う。 いせい‐そこびきあみ‐ぎょぎょう以西底引網漁業‥ゲフ 指定漁業の一つ。東海・黄海および南シナ海を漁場とする総トン数15トン以上の動力漁船を使用した底引網漁業。 ⇒い‐せい【以西】 いせい‐たい異性体】 〔化〕(isomer)分子式は同じであるが、化学構造が違う化合物。それぞれ異なった性質を示す。 ⇒い‐せい【異性】 いせ‐えび伊勢海老】 イセエビ科のエビ。体長は30センチメートル以上に達する。体色は赤褐色。頭胸甲は円筒形で堅く、多くの刺とげがあり、腹部は大きくやや扁平。歩脚はどれも鋏はさみをもたない。関東から九州に分布し、水深20〜30メートルの岩場にすむ。美味で、正月や慶事の料理に供される。イセエビ科のエビ類の総称として使われることもある。シマイセエビ・カイコイセエビ・ニシキエビなど。鎌倉蝦。〈[季]新年〉 イセエビ 提供:東京動物園協会 いせ‐おしろい伊勢白粉】 伊勢の射和いざわ村付近産の水銀白粉。上品で伊勢土産とされた。御所白粉。狂言、素襖落「奥様には―」→はらや(軽粉) いせ‐おどり伊勢踊‥ヲドリ 伊勢に起こり、近世初期から諸国に流行した掛踊かけおどり。「これはどこ踊、松坂越えて伊勢踊」などの歌詞。松坂踊。→伊勢音頭 いせ‐おんど伊勢音頭】 ①伊勢地方の民謡の総称。もと伊勢遷宮の木遣きやり唄とされるものなどさまざまで、正調伊勢音頭系と伊勢道中唄系とに分けることもある。「ヤートコセーノヨイヤナ…」の囃子詞はやしことばをもち、歌詞は「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ」など。伊勢参宮の流行に伴い全国にひろがった。 →伊勢音頭 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ②伊勢古市ふるいちの遊里で唄われた長唄風の俗謡。享保(1716〜1736)の頃宇治山田の俳人梅路の作詞で、御師おしの奥山桃雲と草司とが唄いひろめたもの。 いせおんどこいのねたば伊勢音頭恋寝刃‥コヒ‥ 歌舞伎脚本。4幕。近松徳叟作の世話物。1796年(寛政8)伊勢古市遊郭の油屋で、医師孫福斎まごふくいつきが仲居ら5名を殺傷し、のち自刃した事件を脚色したもの。同年初演。→油屋お紺 →文献資料[伊勢音頭恋寝刃] いせ‐かい伊勢海(→)伊勢湾に同じ。 いせ‐かいどう伊勢街道‥ダウ 伊勢神宮への参詣道の称。東海道の日永ひなが(今、四日市市)から南下する道と、関せきから南下する道とが特に重要で、後者を伊勢別街道とよぶ。参宮街道。 い‐せき堰・井堰ヰ‥ 水を他に引くため、川水をせきとめた所。井手。せき。 い‐せき射席(→)「いむしろ(射席)」に同じ。 い‐せき医籍】 ①医書。 ②医師免許を得た者の氏名・本籍などを登録する厚生労働省の帳簿。 い‐せき胃石ヰ‥ 動物の胃中に見出される石。 ①ザリガニ・カニ類の胃の中にある、円板形の結石。炭酸カルシウムから成り、2個ある。脱皮の際カルシウムが過剰に捨てられるのを防止する。ざりがにいし。 ②経口摂取したものに胃液が作用し、胃内で固形物となったもの。毛髪石・柿胃石の類。 い‐せき移籍】 ①籍を他に移すこと。 ②所属団体を他にかえること。「別の球団に―する」 い‐せき偉跡ヰ‥ 偉大な事跡。すぐれた事業のあと。 い‐せき偉績ヰ‥ すぐれた功績。偉功。 い‐せき貽績】 (「貽」は残す意)後代に残した功績。 い‐せき遺跡・遺蹟ヰ‥ ①過去の人類がのこした遺構もしくは遺物のある所。貝塚・住居跡・古墳など。旧跡。古跡。 ②死者の跡目。故人がのこした職業や領地。また、それを相続する人。ゆいせき。 ⇒いせき‐しょうもん【遺跡証文】 ⇒いせき‐ちょう【遺跡帳】 いせ‐ぎ伊勢木】 木曾・飛騨などの山林地方の住民が伊勢神宮へ奉納する初穂木。 いせき‐しょうもん遺跡証文ヰ‥ 江戸時代、庶民階級の養子縁組の際の契約文書。 ⇒い‐せき【遺跡・遺蹟】 いせき‐ちょう遺跡帳ヰ‥チヤウ 江戸時代、相続者を記入した町年寄備付けの帳面。 ⇒い‐せき【遺跡・遺蹟】 いせ‐ごい伊勢鯉‥ゴヒ ①ボラの異称。 ②メナダの異称。 いせ‐こう伊勢講‥カウ 伊勢神宮を信仰する人々の団体。室町初期より各地に成立。毎月一定の日に集まり飲食し、平生より醵金きょきんして交代であるいは総員で伊勢参宮をし、太神楽だいかぐらを奉納した。伊勢太太だいだい講。太太講。狂言、文山立「身共は―の当にあたつた」 いせ‐こじき伊勢乞食】 ①伊勢参宮の人々に憐みを乞う乞食。 ②転じて、伊勢の人をののしっていう語。「近江どろぼう伊勢乞食」といい、江州人の抜け目のなさ、伊勢人の節倹が江戸の商権を制圧して行くのに対する江戸人の反感が生んだ語。→伊勢屋 いせ‐こ・むいせ込む】 〔他五〕 (→)「いせる」1に同じ。 いせ‐ごよみ伊勢暦】 伊勢神宮祭主藤浪家から奏して得た土御門家の暦の稿本によって、同神宮から刊行した暦。神職が大麻たいまとともに全国に頒布した。 伊勢暦 撮影:薗部 澄(JCII蔵) いせ‐ごり伊勢行李】 伊勢国で作られた柳行李。 いせさき伊勢崎】 群馬県南東部の市。もと酒井氏2万石の城下町。繊維工業が盛ん。人口20万2千。 ⇒いせさき‐おり【伊勢崎織】 ⇒いせさき‐めいせん【伊勢崎銘仙】 いせさき‐おり伊勢崎織】 伊勢崎地方から産出する太織・紬つむぎ・縞物の織物。 ⇒いせさき【伊勢崎】 いせざき‐ちょう伊勢佐木町‥チヤウ 横浜市中区、JR桜木町駅南側にある繁華街。 いせさき‐めいせん伊勢崎銘仙】 伊勢崎地方から産出する銘仙。伊勢崎。 ⇒いせさき【伊勢崎】 いせ‐さだたけ伊勢貞丈】 (名はテイジョウとも)江戸中期の故実家。安斎と号。江戸の人。幕臣。博覧宏識で公武の故実に通じ、特に武家故実の研究に一時期を画した。著「貞丈雑記」「安斎随筆」など。(1717〜1784) ⇒いせ【伊勢】 いせ‐さだちか伊勢貞親】 室町中期の武将。幕府の政所執事。伊勢守。将軍義政を養育したことから権勢を得、幕政を左右した。(1417〜1473) ⇒いせ【伊勢】 いせ‐さんぐう伊勢参宮】 伊勢神宮に参詣すること。いせまいり。 ⇒いせさんぐう‐どうしゃ【伊勢参宮道者】 いせさんぐう‐どうしゃ伊勢参宮道者‥ダウ‥ 他国から伊勢参宮を志す者。狂言、伊勢物語「是は誰ぢや。―ぢやよ」 ⇒いせ‐さんぐう【伊勢参宮】 いせ‐じ伊勢路‥ヂ 伊勢に行く路。また、伊勢地方。 いせ‐じどうしゃどう伊勢自動車道‥ダウ 三重県亀山市から伊勢市に至る高速道路。全長68.7キロメートル。亀山市からは東名阪自動車道に接続。 いせ‐じま伊勢縞】 伊勢の特に松坂あたりで産する縞木綿。多く商家の奉公人が用い、丁稚・小僧の異名ともなる。 いせ‐しま‐こくりつこうえん伊勢志摩国立公園‥ヱン 三重県志摩半島の海岸部を中心とする国立公園。英虞あご湾・鳥羽港・朝熊あさま山などの景勝地を含む。 いせじま‐ぶし伊勢島節】 古浄瑠璃の一派。江戸初期、寛永(1624〜1644)の末頃に江戸から京都に上った伊勢島宮内くないが語ったもの。 いせ‐しょうにん伊勢商人‥シヤウ‥ 江戸時代、近江おうみ商人と並んで活躍した、伊勢(特に松坂)出身の商人。 いせ‐じんぐう伊勢神宮】 三重県伊勢市にある皇室の宗廟。正称、神宮。皇大神宮(内宮ないくう)と豊受とようけ大神宮(外宮げくう)との総称。皇大神宮の祭神は天照大神、御霊代みたましろは八咫鏡やたのかがみ。豊受大神宮の祭神は豊受大神。20年ごとに社殿を造りかえる式年遷宮の制を遺し、正殿の様式は唯一神明造ゆいつしんめいづくりと称。三社の一つ。二十二社の一つ。伊勢大廟。大神宮。 伊勢神宮 撮影:山梨勝弘 いせ‐しんとう伊勢神道‥タウ 中世、伊勢外宮げくうの神主度会わたらい氏が創始した神道説。外宮を内宮と対等と考え、神道五部書を中心とし、儒仏二教を摂取して、鎌倉時代に発展。外宮の祭神に関して付会の説が多く、江戸時代に至って吉見幸和ゆきかずらによって批判された。外宮神道。度会神道。→神道五部書 いせ‐すげがさ伊勢菅笠(→)伊勢編笠に同じ。狂言、伊勢物語「下向道の土産には土産には、―や」 いせ‐だいさん伊勢代参】 他人に代わって伊勢神宮に参詣すること。特に、江戸時代、正月7日に将軍の代りに参拝した使いをいう。 いせ‐だいじんぐう伊勢大神宮】 伊勢神宮の別称。 いせ‐だいだいこう伊勢太太講・伊勢代代講‥カウ (→)伊勢講に同じ。 いせ‐たいびょう伊勢大廟‥ベウ 伊勢神宮の別称。 いせ‐ち (一説に「伊勢から吹く風」の意。京都府以西の日本海筋で)南東風。 い‐せつ移設】 施設・機関などをほかの場所へ移して設置すること。 い‐せつ異説】 人とちがう説。また、世間通用の説とはちがった説。「―を唱える」 いせつ‐るい異節類】 哺乳綱アリクイ目(貧歯類)のアリクイ亜目のこと。ナマケモノやアルマジロを含む。 いせ‐てんもく伊勢天目】 伊勢国産と称される侘びた天目茶碗。「―に若和布をそへて」(狂言歌謡) いせ‐どうふ伊勢豆腐】 豆腐料理の一種。水気をきった豆腐・おろした山芋(伊勢芋)・鯛のすり身・卵白をよく混ぜて型に流して蒸したもの。餡をかけ、おろし生薑しょうが・山葵わさび・味噌などを添える。 いせ‐どりい伊勢鳥居‥ヰ 笠木かさぎが五角で角貫かくぬきの鳥居。伊勢神宮などにあるもの。伊勢神明鳥居。 いせ‐の‐うみ伊勢の海】 ①伊勢海いせかい。 ②催馬楽さいばらの曲名。 いせ‐の‐おおすけ伊勢の大輔‥オホ‥ ⇒いせのたゆう⇒いせ【伊勢】 いせ‐の‐おし伊勢の御師(→)御師2に同じ。 いせ‐の‐おたうえ伊勢の御田植‥ウヱ 伊勢神宮の神田に苗を植える行事。現在は5月上旬と6月24日。大神宮の御田植。〈[季]夏〉。→御田植祭 いせ‐の‐かみがき伊勢の神垣】 ①伊勢神宮の神垣。また、伊勢神宮。 ②皇后御産のとき守護する人。 ③分娩のとき産婦のよりかかる布団。 いせ‐の‐ごえんにち伊勢の御縁日】 伊勢神宮の縁日。月日は一定しないが、京都では1月・7月・12月の16日で、伊勢講を催した。 いせ‐の‐さぶろう伊勢三郎‥ラウ ①源義経の郎等。伊勢の人。名は義盛。平家追討に武名をあげたが、伊勢に帰って、守護の首藤経俊を討とうとして敗れ、鈴鹿山に自刃。いせのさむろう。( 〜1185) ②新歌舞伎十八番の一つ。河竹黙阿弥作。本名題「莩みばえ源氏陸奥日記」。伊勢三郎の義経との対面を描いた歴史劇。 ⇒いせ【伊勢】 いせ‐の‐たゆう伊勢大輔‥タイフ 平安中期、藤原道長・頼通の頃の歌人。中古三十六歌仙の一人。伊勢の祭主大中臣輔親の女むすめ。上東門院に仕え、のち高階成順なりのぶの妻。家集「伊勢大輔集」。いせのたいふ。 ⇒いせ【伊勢】 いせ‐の‐つかい伊勢の使‥ツカヒ 伊勢神宮へ遣わされた勅使。神嘗かんなめ祭の例幣使や臨時の奉幣使。 いせ‐の‐はまおぎ伊勢の浜荻‥ヲギ ①伊勢の浜辺に生えている荻。万葉集4「神風の―折り伏せて」 ②伊勢地方でアシのことを浜荻というの意。アシの異称としても用いる。玖波集「難波の葦は―」 いせ‐の‐ふたはしら伊勢の二柱】 伊勢神宮の内宮と外宮。 いせ‐の‐ものがたり (イセはエセの転か。また、俗諺に「伊勢人は僻言ひがごとす」と言ったというところから「伊勢の物語」と解する)いかがわしいはなし。枕草子82「あやしう―なりやとて」 いせ‐は伊勢派】 ①本居宣長を中心とする和歌の流派。→江戸派→桂園派。 ②(→)伊勢風いせふうに同じ。

いずれ‐も【何れも】イヅレ‥🔗🔉

いずれ‐も何れもイヅレ‥ どなたも。みなさん。狂言、千切木「―の御発句を承りませう」 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

いずれ‐も‐さま【何れも様】イヅレ‥🔗🔉

いずれ‐も‐さま何れも様イヅレ‥ 皆々様。「いずれもがた」とも。 ⇒いずれ【何れ・孰れ】

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