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おうな【女】ヲウナ🔗⭐🔉
おうな【女】ヲウナ
(ヲミナの音便)おんな。古今和歌集序「たとへば絵にかける―を見て」
おう‐ろく【女王禄】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐ろく【女王禄】ワウ‥
(「女」の字は読まない)毎年、白馬節会あおうまのせちえの翌日(正月8日)および新嘗祭の翌日(11月中巳の日)に女王にょおう(皇族の子女)に絹・綿などの禄を支給する儀式。平安時代に紫宸殿で行われた。
おみな【女】ヲミナ🔗⭐🔉
おみな【女】ヲミナ
①美女。佳人。古事記下「神のみ手もち弾く琴に舞する―常世とこよにもかも」
②おんな。万葉集18「老人おいひとも―童わらわも」
⇒おみな‐がみ【女神】
⇒おみな‐かみなが【女髪長】
⇒おみな‐ご【女子】
おんな【女】ヲンナ🔗⭐🔉
おんな【女】ヲンナ
(ヲミナの音便)
①人間の性別の一つで、子を産み得る器官をそなえている方。女子。女性。婦人。土佐日記「男もすなる日記といふものを―もしてみむとて」。「―親」
②成年女子。成熟して性的特徴があらわれた女性。源氏物語玉鬘「―になるまで過ぎにけるを」
③天性やさしいとか、感情が豊かだとかいう通有性に着目していう場合の、女性。「―ならでは夜の明けぬ国」
④妻。狂言、因幡堂「それがしの―は大酒飲ゆゑ」
⑤情婦。「―をこしらえる」
⑥めかけ。「―を囲う」
⑦売春婦。女郎。「―を買う」
⑧召使である女子。はしため。下女。女中。尾崎紅葉、不言不語「四十歳余の老婢おんな出でゝ取次ぐ」
⑨容貌。女ぶり。「いい―だねえ」「―があがる」
⑩(多く接頭語的に)か弱い・やさしいなど、女性の通有性と同類の特性。「―坂」
⇒おんな‐あそび【女遊び】
⇒おんな‐あるじ【女主】
⇒おんな‐いちのみや【女一の宮】
⇒おんな‐うん【女運】
⇒おんな‐え【女絵】
⇒おんな‐おうぎ【女扇】
⇒おんな‐おび【女帯】
⇒おんな‐おや【女親】
⇒おんな‐がかり【女懸り】
⇒おんな‐がく【女楽】
⇒おんな‐がた【女方】
⇒おんな‐がた【女形・女方】
⇒おんな‐がな【女仮名】
⇒おんな‐かぶき【女歌舞伎】
⇒おんな‐かみゆい【女髪結】
⇒おんな‐がら【女柄】
⇒おんな‐ぎ【女気】
⇒おんな‐ぎだゆう【女義太夫】
⇒おんな‐ぎみ【女君】
⇒おんな‐ぎらい【女嫌い】
⇒おんな‐きんだち【女君達】
⇒おんな‐くい【女喰い】
⇒おんな‐ぐさ【女草】
⇒おんな‐くじ【女公事】
⇒おんな‐ぐせ【女癖】
⇒おんな‐ぐるい【女狂い】
⇒おんな‐ぐるま【女車】
⇒おんな‐け【女気】
⇒おんな‐げいしゃ【女芸者】
⇒おんな‐けんげき【女剣劇】
⇒おんな‐ご【女子】
⇒おんな‐こうぶり【女冠】
⇒おんな‐ごこち【女心地】
⇒おんな‐ごころ【女心】
⇒おんな‐こしゅ【女戸主】
⇒おんな‐ごと【女言】
⇒おんな‐こども【女子供】
⇒おんな‐ごろし【女殺し】
⇒おんな‐ざ【女座】
⇒おんな‐ざか【女坂】
⇒おんな‐ざかり【女盛り】
⇒おんな‐ざむらい【女侍】
⇒おんな‐さんのみや【女三の宮】
⇒おんな‐ざんまい【女三昧】
⇒おんな‐ししょ【女四書】
⇒おんな‐ししょう【女師匠】
⇒おんな‐しばい【女芝居】
⇒おんな‐じょい【女叙位】
⇒おんな‐しょうがつ【女正月】
⇒おんな‐じょうるり【女浄瑠璃】
⇒おんな‐じょたい【女所帯】
⇒おんな‐すがた【女姿】
⇒おんな‐ずき【女好き】
⇒おんな‐ずもう【女相撲】
⇒おんな‐せつぶん【女節分】
⇒おんな‐たいこ【女太鼓】
⇒おんな‐だて【女達・女伊達】
⇒おんなだてら‐に【女だてらに】
⇒おんな‐だゆう【女太夫】
⇒おんな‐たらし【女誑し】
⇒おんな‐づかい【女使】
⇒おんな‐っ‐ぷり【女っ振り】
⇒おんな‐つき【女付き】
⇒おんな‐で【女手】
⇒おんな‐ていきん【女庭訓】
⇒おんな‐でいり【女出入】
⇒おんな‐てがた【女手形】
⇒おんな‐でら【女寺】
⇒おんな‐でんか【女天下】
⇒おんな‐とうか【女踏歌】
⇒おんな‐とうぐう【女東宮】
⇒おんな‐どうらく【女道楽】
⇒おんな‐どころ【女所】
⇒おんな‐どち【女どち】
⇒おんな‐ども【女共】
⇒おんな‐にのみや【女二の宮】
⇒おんな‐の‐いえ【女の家】
⇒おんな‐のう【女能】
⇒おんな‐の‐こ【女の子】
⇒おんな‐の‐すじ【女の筋】
⇒おんな‐の‐せっく【女の節句】
⇒おんな‐の‐たましい【女の魂】
⇒おんな‐の‐みち【女の道】
⇒おんな‐のりもの【女乗物】
⇒おんな‐ばかま【女袴】
⇒おんな‐ばら【女腹】
⇒おんな‐ばら【女儕】
⇒おんな‐ひざ【女膝】
⇒おんな‐ひでり【女旱】
⇒おんな‐ぶみ【女文】
⇒おんな‐ぶり【女振り】
⇒おんな‐べや【女部屋】
⇒おんな‐へん【女偏】
⇒おんな‐まい【女舞】
⇒おんな‐まつ【女松】
⇒おんな‐みこ【女神子・女巫】
⇒おんな‐みこ【女御子】
⇒おんな‐みや【女宮】
⇒おんな‐みょうが【女冥加】
⇒おんな‐みょうり【女冥利】
⇒おんな‐むき【女向き】
⇒おんな‐むすび【女結び】
⇒おんな‐め【妾】
⇒おんな‐もじ【女文字】
⇒おんな‐もち【女持ち】
⇒おんな‐もの【女物】
⇒おんな‐ものぐるい【女物狂い】
⇒おんな‐やく【女役】
⇒おんな‐やくしゃ【女役者】
⇒おんな‐やま【女山】
⇒おんな‐やまだち【女山賊】
⇒おんな‐やもめ【女寡】
⇒おんな‐ゆ【女湯】
⇒おんな‐れいしゃ【女礼者】
⇒おんな‐ろう【女牢】
⇒おんな‐ろくしゃく【女六尺・女陸尺】
⇒おんな‐わざ【女業】
⇒おんな‐わらべ【女童】
⇒おんな‐わらわ【女童】
⇒おんな‐わらわべ【女童】
⇒女心と秋の空
⇒女賢しうて牛売り損なう
⇒女三人寄れば姦しい
⇒女になる
⇒女の足駄にて造れる笛には秋の鹿寄る
⇒女の一念岩をも通す
⇒女の髪の毛には大象も繋がる
⇒女の腐ったよう
⇒女の知恵は後へ回る
⇒女は氏無うて玉の輿
⇒女は門開き
⇒女は三界に家無し
⇒女は化け物
⇒女寡に花が咲く
⇒女をこしらえる
⇒女を知る
おんな‐いちのみや【女一の宮】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐いちのみや【女一の宮】ヲンナ‥
第1皇女。源氏物語花宴「寝殿に―、女三の宮のおはします」↔いちのみこ。
⇒おんな【女】
おんな‐うん【女運】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐うん【女運】ヲンナ‥
男の、連れ添う女とのめぐり合わせ。↔男運。
⇒おんな【女】
おんな‐え【女絵】ヲンナヱ🔗⭐🔉
おんな‐え【女絵】ヲンナヱ
①平安時代の絵画用語。後宮を中心とする貴族の女性たちの愛好した物語絵・絵物語など、情趣に富んだ独得の画態・技法を指し、源氏物語絵巻に見るような濃彩の作り絵で、引目鉤鼻ひきめかぎはなの象徴的な人物表現などを特色としていたと考えられる。蜻蛉日記下「―をかしくかきたりける」。源氏物語総角「をかしげなる―どもの」↔男絵。
②女の姿を描いた絵。美人画。
⇒おんな【女】
おんな‐がく【女楽】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐がく【女楽】ヲンナ‥
女の奏する音楽。
⇒おんな【女】
おんな‐がな【女仮名】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐がな【女仮名】ヲンナ‥
ひらがな。↔男仮名。
⇒おんな【女】
おんな‐かぶき【女歌舞伎】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐かぶき【女歌舞伎】ヲンナ‥
江戸幕府成立前後に流行した、歌踊を主とする演劇。阿国おくに歌舞伎などに始まり、多く遊女が出演し、風紀をみだすとして1629年(寛永6)禁止された。
⇒おんな【女】
おんな‐ぎ【女気】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐ぎ【女気】ヲンナ‥
女のしとやかな気質。おなごぎ。おんなごころ。↔男気。
⇒おんな【女】
おんな‐ぎだゆう【女義太夫】ヲンナ‥ダイフ🔗⭐🔉
おんな‐ぎだゆう【女義太夫】ヲンナ‥ダイフ
女の語る義太夫節。また、女の義太夫語り。江戸末から明治・大正期に、若い男たちにもてはやされた。
⇒おんな【女】
おんな‐け【女気】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐け【女気】ヲンナ‥
女の(いる)けはい。女らしさ。「男ばかりで―がない」
⇒おんな【女】
おんな‐こうぶり【女冠】ヲンナカウブリ🔗⭐🔉
おんな‐こうぶり【女冠】ヲンナカウブリ
女の位階。女官の叙位。宇津保物語蔵開下「―一階超えて内侍のかみ三位の加階し給ふ」↔男冠おとここうぶり。
⇒おんな【女】
おんな・し【女し】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな・し【女し】ヲンナ‥
〔形シク〕
女らしい。女のようである。源氏物語帚木「なよびかに―・しと見れば」
おんな‐だて【女達・女伊達】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐だて【女達・女伊達】ヲンナ‥
女で、男だての行いをする者。女侠。↔男達。
⇒おんな【女】
おんなだてら‐に【女だてらに】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんなだてら‐に【女だてらに】ヲンナ‥
女にも似合わず。女のくせに。「―啖呵たんかを切る」
⇒おんな【女】
おんな‐っ‐ぷり【女っ振り】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐っ‐ぷり【女っ振り】ヲンナ‥
オンナブリの促音化。
⇒おんな【女】
おんな‐どち【女どち】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐どち【女どち】ヲンナ‥
女の仲間同士。
⇒おんな【女】
○女になるおんなになる🔗⭐🔉
おんなのいっしょう【女の一生】ヲンナ‥シヤウ🔗⭐🔉
おんなのいっしょう【女の一生】ヲンナ‥シヤウ
①(Une Vie フランス)モーパッサンの小説。1883年刊。夫と息子の男性的欲望に一生を犠牲にした女性の物語。
②山本有三の小説。1932〜33年朝日新聞に連載。
③森本薫の戯曲。1945年4月初演。久保田万太郎演出、杉村春子主演。孤児から中国貿易商となった「布引けい」の一生を通じて、明治〜昭和の激動期を描く。
○女の髪の毛には大象も繋がるおんなのかみのけにはたいぞうもつながる🔗⭐🔉
○女の髪の毛には大象も繋がるおんなのかみのけにはたいぞうもつながる
[五苦章句経]女の色香にはどんな男も迷いやすいことのたとえ。
⇒おんな【女】
おんな‐の‐こ【女の子】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐の‐こ【女の子】ヲンナ‥
①女である子供。女児。
②むすめ。
③若い女。
⇒おんな【女】
おんな‐の‐せっく【女の節句】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐の‐せっく【女の節句】ヲンナ‥
ひなまつり。
⇒おんな【女】
おんな‐の‐みち【女の道】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐の‐みち【女の道】ヲンナ‥
①女性関係の方面。色恋の道。源氏物語蜻蛉「―にまどひ給ふことは」
②女の守る道徳。貞操。
⇒おんな【女】
○女は氏無うて玉の輿おんなはうじのうてたまのこし🔗⭐🔉
○女は氏無うて玉の輿おんなはうじのうてたまのこし
女は家柄がいやしくても、容姿や運次第で富貴の人の妻になれる。氏無くして玉の輿。
⇒おんな【女】
○女は三界に家無しおんなはさんがいにいえなし🔗⭐🔉
○女は三界に家無しおんなはさんがいにいえなし
「三界に家無し」のこと。→さんがい(三界)(成句)
⇒おんな【女】
○女は化け物おんなはばけもの🔗⭐🔉
○女は化け物おんなはばけもの
女は化粧や着付次第で美しく変わるの意。
⇒おんな【女】
おんな‐ばら【女腹】ヲンナ‥
女児ばかりを生む女。↔男腹。
⇒おんな【女】
おんな‐ばら【女儕】ヲンナ‥
(バラは複数を表す接尾語)女たち。源氏物語葵「壺装束などといふ姿にて―のいやしからぬや」
⇒おんな【女】
おんな‐ひざ【女膝】ヲンナ‥
正座すること。↔男膝。
⇒おんな【女】
おんな‐ひでり【女旱】ヲンナ‥
女の数が少なくて男が相手の女に不自由する状態。↔男旱。
⇒おんな【女】
おんな・ぶ【女ぶ】ヲンナ‥
〔自上二〕
女らしくなる。とりかへばや「眉ぬき鉄漿かねつけなど―・びさせたれば」↔男ぶ
おんな‐ぶみ【女文】ヲンナ‥
①女の書いた手紙。
②和文。
⇒おんな【女】
おんな‐ぶり【女振り】ヲンナ‥
女としての風采ふうさい。女の容貌。きりょう。
⇒おんな【女】
おんな‐べや【女部屋】ヲンナ‥
①女中部屋。
②女のいる部屋。
③女牢。
⇒おんな【女】
おんな‐へん【女偏】ヲンナ‥
漢字の偏の一つ。「始」「妹」などの偏の「女」の称。
⇒おんな【女】
おんな‐まい【女舞】ヲンナマヒ
①舞姫の舞う舞。
②曲舞くせまい・幸若舞こうわかまいと同系統の女の舞。
③山伏神楽などで女姿で舞う曲の総称。
④歌舞伎踊・民俗芸能などで女の舞う舞。
⇒おんな【女】
おんな‐まつ【女松】ヲンナ‥
赤松の異称。
⇒おんな【女】
おんなみ【音阿弥】‥アミ
(→)観世元重かんぜもとしげの法名。
おんな‐みこ【女神子・女巫】ヲンナ‥
女の巫みこ。
⇒おんな【女】
おんな‐みこ【女御子】ヲンナ‥
女のみこ。皇女。
⇒おんな【女】
おんな‐みや【女宮】ヲンナ‥
皇女。内親王。ひめみや。
⇒おんな【女】
おんな‐みょうが【女冥加】ヲンナメウ‥
(→)女冥利おんなみょうりに同じ。
⇒おんな【女】
おんな‐みょうり【女冥利】ヲンナミヤウ‥
女に生まれた身のしあわせ。
⇒おんな【女】
おんな‐むき【女向き】ヲンナ‥
女に適すること。また、そのもの。
⇒おんな【女】
おんな‐むすび【女結び】ヲンナ‥
ひもの結び方。男結びの結び方を左から始めたもの。手のかけ方を反対にした結び。→男結び。
⇒おんな【女】
おんな‐め【妾】ヲンナ‥
そばめ。めかけ。
⇒おんな【女】
おんな‐めか・し【女めかし】ヲンナ‥
〔形シク〕
いかにも女らしい。宇治拾遺物語13「さこそ細やかに―・しくおはすれども」
おんな‐もじ【女文字】ヲンナ‥
①女の書いた文字。女の筆跡。
②ひらがな。女手。
⇒おんな【女】
おんな‐もち【女持ち】ヲンナ‥
女の持物としてふさわしいように作ったもの。「―の物入れ」
⇒おんな【女】
おんな‐もの【女物】ヲンナ‥
①女性が使うように作られた品物。婦人物。「―の靴」
②(→)女能おんなのうに同じ。
⇒おんな【女】
おんな‐ものぐるい【女物狂い】ヲンナ‥グルヒ
能楽の主人公として、夫や子を慕う狂乱の女性。謡曲、隅田川「都より―の下り候ふが」
⇒おんな【女】
おんな‐やく【女役】ヲンナ‥
①女のする役。
②女形おんながた。
⇒おんな【女】
おんな‐やくしゃ【女役者】ヲンナ‥
女の役者。女優。
⇒おんな【女】
おんな‐やま【女山】ヲンナ‥
対をなす二つの山で、なだらかな方の山。↔男山。
⇒おんな【女】
おんな‐やまだち【女山賊】ヲンナ‥
狂言。(→)「痩松やせまつ」に同じ。
⇒おんな【女】
おんな‐やもめ【女寡】ヲンナ‥
夫をなくして再婚しないでいる女。寡婦。「―に花が咲く」
⇒おんな【女】
おんな・ぶ【女ぶ】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな・ぶ【女ぶ】ヲンナ‥
〔自上二〕
女らしくなる。とりかへばや「眉ぬき鉄漿かねつけなど―・びさせたれば」↔男ぶ
おんな‐めか・し【女めかし】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐めか・し【女めかし】ヲンナ‥
〔形シク〕
いかにも女らしい。宇治拾遺物語13「さこそ細やかに―・しくおはすれども」
○女寡に花が咲くおんなやもめにはながさく🔗⭐🔉
○女寡に花が咲くおんなやもめにはながさく
夫に先立たれた女はかえって身ぎれいになり、世の男にもてはやされること。
⇒おんな【女】
おんな‐ゆ【女湯】ヲンナ‥
浴場で女専用の湯。
⇒おんな【女】
おんな‐らし・い【女らしい】ヲンナ‥
〔形〕
女の気性・性質・容姿などを備えている。いかにも女性的である。「―・い仕ぐさ」
おんな‐れいしゃ【女礼者】ヲンナ‥
女の年賀客。略して「女礼」とも。女賀客。〈[季]新年〉
⇒おんな【女】
おんな‐ろう【女牢】ヲンナラウ
江戸伝馬町の牢屋敷の一部、女子の犯罪者を入れた牢屋。西口揚屋あがりや。女部屋。
⇒おんな【女】
おんな‐ろくしゃく【女六尺・女陸尺】ヲンナ‥
貴人に仕えて、その乗物を奥から玄関までかついだ女中。↔男六尺。
⇒おんな【女】
おんな‐わざ【女業】ヲンナ‥
女のしわざ。女のすること。
⇒おんな【女】
おんな‐わらべ【女童】ヲンナ‥
(ヲンナワラハベの約)(→)「おんなわらわ」に同じ。
⇒おんな【女】
おんな‐わらわ【女童】ヲンナワラハ
①女の子供。めのわらわ。
②女と子供。
⇒おんな【女】
おんな‐わらわべ【女童】ヲンナワラハベ
(→)「おんなわらわ」に同じ。
⇒おんな【女】
おんな‐らし・い【女らしい】ヲンナ‥🔗⭐🔉
おんな‐らし・い【女らしい】ヲンナ‥
〔形〕
女の気性・性質・容姿などを備えている。いかにも女性的である。「―・い仕ぐさ」
○女をこしらえるおんなをこしらえる🔗⭐🔉
○女をこしらえるおんなをこしらえる
情人として女を持つ。
⇒おんな【女】
○女を知るおんなをしる🔗⭐🔉
○女を知るおんなをしる
男が初めて女と肉体関係をもつ。
⇒おんな【女】
じょ【女】ヂヨ🔗⭐🔉
じょ【女】ヂヨ
(呉音はニョ、慣用音はニョウ)
①おんな。
②むすめ。また、むすめの順番を示したり、数えるときに用いる語。「菅原孝標―」「長―に生まれる」「1男2―」
③女性の名や号につける語。「千代―」
④二十八宿の一つ。女宿。うるきぼし。
じょ‐い【女医】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐い【女医】ヂヨ‥
①女性の医師。
②⇒にょい
じょ‐いん【女陰】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐いん【女陰】ヂヨ‥
女性の陰部。にょいん。ほと。
じょう‐おう【女王】ヂヨウワウ🔗⭐🔉
じょう‐おう【女王】ヂヨウワウ
⇒じょおう
じょ‐えつ【女謁】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐えつ【女謁】ヂヨ‥
宮女が君主の寵愛を利用して頼みごとをすること。
じょ‐おう【女王】ヂヨワウ🔗⭐🔉
じょ‐おう【女王】ヂヨワウ
(ニョオウとも)
①女の君主。女帝。クイーン。また、王の妃きさき。魏志倭人伝「南至邪馬台国、―之所都」。「ヴィクトリア―」
②律令制で、天皇の2世(孫)から5世までの女子。また、1世でも内親王宣下のない女子。万葉集4「海上―に賜ふ御歌」
③現在の皇室典範で、天皇の3世以下の嫡男系嫡出の子孫たる女子。
④ある分野における花形の女性。「歌謡界の―」
⇒じょおう‐あり【女王蟻】
⇒じょおう‐ばち【女王蜂】
じょおう‐あり【女王蟻】ヂヨワウ‥🔗⭐🔉
じょおう‐あり【女王蟻】ヂヨワウ‥
アリの雌のうち、生殖を分担する個体。通常、一つの巣に1匹いて、これを中心に生活が営まれる。
⇒じょ‐おう【女王】
じょおう‐ばち【女王蜂】ヂヨワウ‥🔗⭐🔉
じょおう‐ばち【女王蜂】ヂヨワウ‥
社会生活をする蜂群において、産卵能力をもつ雌蜂。ミツバチでは、1群中に1匹だけいる。
⇒じょ‐おう【女王】
じょ‐かい【女戒】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐かい【女戒】ヂヨ‥
女色に関するいましめ。
じょ‐がく【女楽】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐がく【女楽】ヂヨ‥
①女子の奏する舞楽。
②舞楽を奏する女子。うたいめ。
⇒じょがく‐の‐はい【女楽の拝】
じょがくざっし【女学雑誌】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょがくざっし【女学雑誌】ヂヨ‥
キリスト教に基づく女性向け雑誌。1885年(明治18)創刊、1904年廃刊。巌本善治の編集(第24号以降)で、女権拡張を説いた。北村透谷・星野天知・島崎藤村らの寄稿者を集めて、後の「文学界」の母体となった。
じょ‐がくせい【女学生】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐がくせい【女学生】ヂヨ‥
①中学校・高等学校の女子の生徒。女生徒。
②旧制の高等女学校の生徒。田山花袋、少女病「信濃町から同じ学校の―とをりをり邂逅でっくわして」
じょがく‐の‐はい【女楽の拝】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょがく‐の‐はい【女楽の拝】ヂヨ‥
豊明節会とよのあかりのせちえの時、群臣が女楽陪覧の御礼を言上した儀式。
⇒じょ‐がく【女楽】
じょ‐がっこう【女学校】ヂヨガクカウ🔗⭐🔉
じょ‐がっこう【女学校】ヂヨガクカウ
①女子のための学校。
②旧制の高等女学校の略。佐藤紅緑、雲のひゞき「わしは―を皆焼いてしまつて亭主御機嫌取練習学校といふのを建てたらいゝと思ふ」
じょ‐かん【女官】ヂヨクワン🔗⭐🔉
じょ‐かん【女官】ヂヨクワン
宮中に仕える女性の官人。にょうかん。にょかん。
じょ‐かん【女監】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐かん【女監】ヂヨ‥
女囚を収容する監獄。
じょ‐かん【女鑑】ヂヨ‥🔗⭐🔉
じょ‐かん【女鑑】ヂヨ‥
女のかがみ。女の手本。
にょ‐い【女医】🔗⭐🔉
にょ‐い【女医】
令制で、女性の医師。助産・看護などの技術を学ぶ。これを教授するのが女医博士。続日本紀9「始めて―博士を置く」
にょ‐いん【女院】‥ヰン🔗⭐🔉
にょ‐いん【女院】‥ヰン
⇒にょういん
にょう‐いん【女院】‥ヰン🔗⭐🔉
にょう‐いん【女院】‥ヰン
(ニョインとも)天皇の母や三后・内親王などに対して朝廷から与えられた尊称。皇居の門号を付するものを門院ともいう。待遇は院(上皇)に准ずる。一条天皇の時、皇太后藤原詮子を東三条院と称したのに始まり、後一条天皇の時、太皇太后藤原彰子を上東門院と称して以来、院・門院の二種となった。
にょう‐かん【女官】‥クワン🔗⭐🔉
にょう‐かん【女官】‥クワン
(ニョカンとも)宮中の後宮に奉仕する女の官人。高位のものを女房ともいった。宮女。宮人くにん。官女。
にょえつ‐がん【女悦丸】‥グワン🔗⭐🔉
にょえつ‐がん【女悦丸】‥グワン
江戸時代の著名な媚薬。女悦丹。女喜にょき丹。
にょ‐おう【女王】‥ワウ🔗⭐🔉
にょ‐おう【女王】‥ワウ
⇒じょおう
にょ‐かん【女官】‥クワン🔗⭐🔉
にょ‐かん【女官】‥クワン
⇒にょうかん
め【雌・牝・女】🔗⭐🔉
め【雌・牝・女】
①卵を生み、または子を孕はらむ器官をもつ生物。また、その器官、属性。めす。めん。雌性。「牝牛」「雌蕊めしべ」
②人間の女性。おんな。女子。古事記上「くはし―をありと聞かして」
③配偶の女性。妻。宇津保物語藤原君「さだめたる―なし」
④二つ対ついになっているもののうち、小さく、または女性的・受身的な方。「―ねじ」「―滝」
↔雄お
め‐がわら【牝瓦・女瓦】‥ガハラ🔗⭐🔉
め‐がわら【牝瓦・女瓦】‥ガハラ
屋根の上にあおむけて牡瓦おがわらと食い違わせて葺く瓦。本瓦葺ほんかわらぶきにおける平瓦はその例。〈倭名類聚鈔10〉↔牡瓦
めっ‐こ【女っ子】🔗⭐🔉
めっ‐こ【女っ子】
女の子。女子。
め‐の‐こ【女の子】🔗⭐🔉
め‐の‐こ【女の子】
①おんな。斉明紀(北野本)院政期点「吐大羅とら人、妻め舎衛婦人メノコと共に来もうけり」
②おんなの子。伊勢物語「その家の―ども」
⇒めのこ‐ご【女の子子】
⇒めのこ‐やつこ【女の子奴・婢】
めのこ‐ご【女の子子】🔗⭐🔉
めのこ‐ご【女の子子】
女の子。娘。
⇒め‐の‐こ【女の子】
めのこ‐やつこ【女の子奴・婢】🔗⭐🔉
めのこ‐やつこ【女の子奴・婢】
女の奴隷。婢ひ。孝徳紀「もし良男おおみたからおのこ―を娶まきて」
⇒め‐の‐こ【女の子】
め‐の‐わらべ【女の童】🔗⭐🔉
め‐の‐わらべ【女の童】
(→)「めのわらわ」に同じ。
め‐の‐わらわ【女の童】‥ワラハ🔗⭐🔉
め‐の‐わらわ【女の童】‥ワラハ
①女の子。少女。めのわらべ。源氏物語明石「―のいときなう侍りしより」
②側近く召し使う女官。天武紀上「女孺めのわらわ十有余人」
め‐の‐わらわべ【女の童部】‥ワラハ‥🔗⭐🔉
め‐の‐わらわべ【女の童部】‥ワラハ‥
(→)「めのわらわ」に同じ。栄華物語初花「家々の―」
めめし・い【女女しい】🔗⭐🔉
めめし・い【女女しい】
〔形〕[文]めめ・し(シク)
①ふるまいなどが女のようである。落窪物語1「かくばかり添ひゐて―・しくもろともにするは」
②柔弱である。いくじがない。未練がましい。栄華物語玉の村菊「あはあはしく出で来て、人中にかやうに物など聞ゆる、いと―・しくなどある事なれど」。「―・い事を言うな」↔雄々おおしい
[漢]女🔗⭐🔉
女 字形
筆順
〔女部0画/3画/教育/2987・3D77〕
〔音〕ジョ〈ヂョ〉(漢) ニョ(呉) ニョウ=(慣)
〔訓〕おんな・め・むすめ・なんじ
[意味]
①おんな。婦人。(対)男。「女人にょにん・女性じょせい・にょしょう・女房にょうぼう・男女だんじょ・なんにょ・天女てんにょ・淑女」
②おんなの子。(嫁入り前の)むすめ。おとめ。「俊成
女」「女婿・養女・子女・処女・一男いちなん一女」
③めあわす。人の妻とする。「女めあわすに驪姫りきを以もってす」〔春秋左氏伝〕
④なんじ。(同)汝。「女なんじ、会稽かいけいの恥を忘れたるか」〔十八史略〕
[解字]
解字
象形。やわらかな体つきでひざまずく、おんなの姿を描いたもの。
[下ツキ
悪女・王女・官女・季女・機女・貴女・妓女・狂女・下女・賢女・皇女・孝女・才女・妻女・士女・子女・侍女・児女・次女・醜女・淑女・少女・織女・処女・信女・石女・善男善女・仙女・息女・男女・長女・貞女・天女・童女・美女・婦女・巫女・魔女・孟女・遊女・妖女・幼女・養女・列女・烈女・老女・海女あま・郎女いらつめ・采女うねめ・未通女おとめ・瞽女ごぜ
[難読]
女将おかみ・女郎花おみなえし・女形おやま・おんながた




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