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じょう‐かく【娘核】ヂヤウ‥🔗🔉

じょう‐かく娘核ヂヤウ‥ 〔生〕 ⇒むすめかく

じょう‐さいぼう【娘細胞】ヂヤウ‥バウ🔗🔉

じょう‐さいぼう娘細胞ヂヤウ‥バウ ⇒むすめさいぼう

じょう‐し【娘子】ヂヤウ‥🔗🔉

じょう‐し娘子ヂヤウ‥ ①むすめ。少女。処女。 ②婦人。女。 ③他人の妻。 ⇒じょうし‐ぐん【娘子軍】

じょうし‐かん【娘子関】ヂヤウ‥クワン🔗🔉

じょうし‐かん娘子関ヂヤウ‥クワン 中国山西省平定県の東、太行山脈中の関所。河北・山西両省間の交通の要衝。

じょうし‐ぐん【娘子軍】ヂヤウ‥🔗🔉

じょうし‐ぐん娘子軍ヂヤウ‥ ①唐の平陽公主が女性だけで組織した軍隊。父の高祖を助けて天下を平定した。 ②転じて、俗に女性の集団。 ⇒じょう‐し【娘子】

ニャン‐ニャン【娘娘】🔗🔉

ニャン‐ニャン娘娘】 (もと母、高貴な女性の意)中国北部を中心にした民間信仰の女性神。天母娘娘(泰山娘娘)・聖母娘娘(天后娘娘)などに分かれ、子宝や安産などをつかさどり、娘娘廟ニャンニャンミャオにまつる。→媽祖まそ

むすめ‐かく【娘核】🔗🔉

むすめ‐かく娘核】 〔生〕(daughter nucleus)単一核(母核)から細胞分裂によって形成された二つの細胞核。じょうかく。→娘細胞⇒むす‐め【娘】

むすめ‐かたぎ【娘気質】🔗🔉

むすめ‐かたぎ娘気質】 娘らしいうぶな気立て。世馴れぬ少女の心。むすめぎ。むすめごころ。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐がち【娘勝ち】🔗🔉

むすめ‐がち娘勝ち】 娘の方が多いこと。源氏物語須磨「いかめしく類広く―にて所狭かりければ」 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ぎだゆう【娘義太夫】‥ダイフ🔗🔉

むすめ‐ぎだゆう娘義太夫‥ダイフ 女性による義太夫節。また、その太夫。天保(1830〜1844)年間より流行し、明治後半期に最全盛をうたわれた。竹本綾之助・豊竹呂昇らが知られる。女義太夫。女義。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ぐみ【娘組】🔗🔉

むすめ‐ぐみ娘組】 部落ごとに組織された未婚の女子の集団。娘宿に集まって親睦をはかった。↔若衆組わかしゅぐみ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ご【娘子】🔗🔉

むすめ‐ご娘子(→)「むすめ」に同じ。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ご【娘御】🔗🔉

むすめ‐ご娘御】 「むすめ」の尊敬語。謡曲、景清「いかに景清に申し候。おん―のご所望の候」 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐さいぼう【娘細胞】‥バウ🔗🔉

むすめ‐さいぼう娘細胞‥バウ (daughter cell)一つの細胞(母細胞)から細胞分裂によって形成された二つの細胞。じょうさいぼう。→娘核⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ざかり【娘盛り】🔗🔉

むすめ‐ざかり娘盛り】 娘の美しい盛りの年頃。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐し【娘師】🔗🔉

むすめ‐し娘師】 盗賊の隠語で、土蔵やぶり。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐っこ【娘っ子】🔗🔉

むすめ‐っこ娘っ子】 娘を親しんで、また軽んじていう語。 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐どうじょうじ【娘道成寺】‥ダウジヤウ‥🔗🔉

むすめ‐どうじょうじ娘道成寺‥ダウジヤウ‥ 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「京鹿子きょうがのこ娘道成寺」。1753年(宝暦3)初代中村富十郎が江戸下りお目見え狂言で初演。初世杵屋弥三郎作曲・初世杵屋作十郎補綴。道成寺物の代表作。「道成寺」とも略称。→道成寺→文献資料[京鹿子娘道成寺] ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐の‐こ【娘の子】🔗🔉

むすめ‐の‐こ娘の子(→)「むすめ」に同じ。 ⇒むす‐め【娘】 ○娘一人に婿八人むすめひとりにむこはちにん 一人の娘に、婿となろうと望む者の多いこと。一つの物事に対して希望者の極めて多いたとえ。一人娘に婿八人。 ⇒むす‐め【娘】

○娘一人に婿八人むすめひとりにむこはちにん🔗🔉

○娘一人に婿八人むすめひとりにむこはちにん 一人の娘に、婿となろうと望む者の多いこと。一つの物事に対して希望者の極めて多いたとえ。一人娘に婿八人。 ⇒むす‐め【娘】 むすめ‐ぶん娘分】 仮に娘として扱われる者。浄瑠璃、津国女夫池「三好長慶様の―になされて」 ⇒むす‐め【娘】 むすめ‐むこ娘婿】 娘の夫。女婿じょせい⇒むす‐め【娘】 むすめ‐やど娘宿】 娘組の寝宿。村のしかるべき家を宿親にたのみ、同年輩の未婚の女性が夜ごとに集まって、夜なべをしたり、話をしたりする。めらしやど。↔若衆宿わかしゅやど ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐ぶん【娘分】🔗🔉

むすめ‐ぶん娘分】 仮に娘として扱われる者。浄瑠璃、津国女夫池「三好長慶様の―になされて」 ⇒むす‐め【娘】

むすめ‐むこ【娘婿】🔗🔉

むすめ‐むこ娘婿】 娘の夫。女婿じょせい⇒むす‐め【娘】

むすめ‐やど【娘宿】🔗🔉

むすめ‐やど娘宿】 娘組の寝宿。村のしかるべき家を宿親にたのみ、同年輩の未婚の女性が夜ごとに集まって、夜なべをしたり、話をしたりする。めらしやど。↔若衆宿わかしゅやど ⇒むす‐め【娘】 ○娘を見るより母を見よむすめをみるよりははをみよ 結婚相手となる娘の性格の良し悪しを知るためには、その母の人柄を見ろということ。 ⇒むす‐め【娘】

○娘を見るより母を見よむすめをみるよりははをみよ🔗🔉

○娘を見るより母を見よむすめをみるよりははをみよ 結婚相手となる娘の性格の良し悪しを知るためには、その母の人柄を見ろということ。 ⇒むす‐め【娘】 ムスリムMuslim】 (「神に帰依した者」の意)イスラム教徒。モスレム。女性形はムスリマ。 ⇒ムスリム‐どうほうだん【ムスリム同胞団】 ⇒ムスリム‐れんめい【ムスリム連盟】 ムスリム‐どうほうだんムスリム同胞団‥ハウ‥ イスラム復興運動のアラブ世界最大の組織。1928年にエジプトで創設され、その後シリア・ヨルダン・パレスチナ・湾岸諸国などにも広がり、イスラム社会の確立を目指す。 ⇒ムスリム【Muslim】 ムスリム‐れんめいムスリム連盟】 (All India Muslim League)インドにおけるイスラム教徒の政治組織。1906年結成。30年代以降、ジンナーらの指導のもとに、ヒンドゥー教徒が主流を占める国民会議派と対立を深め、パキスタンの建国を実現。建国当初の与党。 ⇒ムスリム【Muslim】 む‐せい無声】 声を発しないこと。 ⇒むせい‐えいが【無声映画】 ⇒むせい‐おん【無声音】 ⇒むせい‐か【無声化】 ⇒むせい‐の‐し【無声の詩】 ⇒むせい‐ほうでん【無声放電】 む‐せい無性】 〔生〕雌雄の区別がないこと。 ⇒むせい‐が【無性芽】 ⇒むせい‐せいしょく【無性生殖】 ⇒むせい‐せだい【無性世代】 む‐せい夢精】 睡眠中に射精する現象。 む‐ぜい無税】 税をかけないこと。税金のかからないこと。 ⇒むぜい‐ひん【無税品】 む‐ぜい無勢】 人数または軍兵が少ないこと。ぶぜい。 むせい‐えいが無声映画‥グワ 発声映画(トーキー)に対して、音声を伴わない映画。サイレント。 ⇒む‐せい【無声】 むせい‐おん無声音】 〔言〕(voiceless sound; unvoiced sound)声帯の振動を伴わずに発せられる音。〔p〕〔t〕〔k〕〔f〕〔s〕など。↔有声音。 ⇒む‐せい【無声】 むせい‐か無声化‥クワ 〔言〕有声音が、無声音となる現象。東京語の「クシ(櫛)」のクの母音uが落ちる類。 ⇒む‐せい【無声】 むせい‐が無性芽】 植物の体上にできる無性的な繁殖器官。例えばヤマノイモ・コモチマンネングサのむかごがその例。芽体。仔芽しが⇒む‐せい【無性】 む‐せいげん無制限】 制限のないこと。「―に供与する」 ⇒むせいげん‐ほうか【無制限法貨】 むせいげん‐ほうか無制限法貨‥ハフクワ 金額に制限なく、法律上、貨幣として通用するもの。日本銀行券の類。↔制限法貨 ⇒む‐せいげん【無制限】 むせい‐せいしょく無性生殖】 〔生〕 ①(→)栄養繁殖に同じ。 ②配偶子によらない生殖法。胞子生殖や二分裂・出芽など。 ⇒む‐せい【無性】 むせい‐せだい無性世代】 世代交代を行う生物で無性生殖を行う世代。↔有性世代。→世代交代 ⇒む‐せい【無性】 むせい‐の‐し無声の詩(→)「無韻の詩」に同じ。 ⇒む‐せい【無声】 むぜい‐ひん無税品】 ①租税を課さない物品。 ②関税を賦課しない輸出入品。多く、輸入税を課さない物品。 ⇒む‐ぜい【無税】 む‐せいふ無政府】 政府のないこと。 ⇒むせいふ‐しゅぎ【無政府主義】 ⇒むせいふ‐しゅぎ‐しゃ【無政府主義者】 ⇒むせいふ‐じょうたい【無政府状態】 むせいふ‐しゅぎ無政府主義】 (anarchism)一切の権力や強制を否定して、個人の自由を拘束することの絶対にない社会を実現しようとする主義。プルードン・バクーニン・クロポトキンはその代表者。アナーキズム。 ⇒む‐せいふ【無政府】 むせいふ‐しゅぎ‐しゃ無政府主義者】 無政府主義を奉ずる人。アナーキスト。 ⇒む‐せいふ【無政府】 むせいふ‐じょうたい無政府状態‥ジヤウ‥ (anarchy)政府の存在しないような、秩序が失われた状態。「―に陥る」 ⇒む‐せいふ【無政府】 むせい‐ぶつ無生物】 生活機能を持たないものの総称。↔生物 むせい‐ほうでん無声放電‥ハウ‥ 酸素中で放電して酸素をオゾン化させる場合のように、音の発生を伴わない放電。 ⇒む‐せい【無声】 むせいやく‐しゃ無制約者】 〔哲〕(das Unbedingte ドイツ)制約されていない者。他のものを自己の存在または活動の制約・条件・原因として持たない者。絶対者。 むせい‐らん無精卵】 受精していない卵。 むせ‐い・る噎せ入る】 〔自五〕 (→)「むせびいる」に同じ。 むせかい‐せつ無世界説】 〔哲〕(→)無宇宙論に同じ。 むせ‐かえ・る噎せ返る‥カヘル 〔自五〕 ①非常にむせる。続けてむせる。「強い香水に―・る」 ②強くむせび泣く。源氏物語桐壺「はかばかしうも宣はせやらず―・らせ給ひつつ」 む‐せき無籍】 ①戸籍上に姓名のしるしてないこと。国内のどこにも本籍がないこと。無宿。「―者」 ②どこの国にも国籍を持たないこと。無国籍。 むせきつい‐どうぶつ無脊椎動物】 脊椎動物以外の一切の動物の総称。↔脊椎動物 む‐せきにん無責任】 ①責任のないこと。責任を負わないこと。 ②責任を重んじないこと。責任を感じないこと。「―な態度」 む‐せっそう無節操‥サウ 節操が無いこと。成行き次第で前と矛盾した言動をしても平気なさま。「―な人」 むせび‐い・る噎び入る】 〔自五〕 ひどくむせぶ。 むせび‐な・く噎び泣く・咽び泣く】 〔自五〕 声をつまらせ、しゃくりあげるように激しく泣く。風や笛の音などにもいう。「汽笛が―・く」 むせ・ぶ噎ぶ・咽ぶ】 〔自五〕 (奈良時代は清音) ①飲食物・煙・涙・香りなどで呼吸がつまりそうになる。むせる。類聚名義抄「哽噎、ムセブ・ムス」 ②泣き声をのどにつまらせて、激しく泣く。万葉集20「真袖もち涙を拭ひ―・ひつつ語らひすれば」。「悲しみに―・ぶ」 ③むせび泣きをするように聞こえる。むせび泣きのような音を立てる。源氏物語槿「遣水もいといたう―・びて、池の氷もえもいはずすごきに」。「風が―・ぶ」 む・せる噎せる・咽せる】 〔自下一〕[文]む・す(下二) ①飲食物・涙・煙・香気などのために喉がふさがるように感じる。むせぶ。〈倭名類聚鈔3〉。「煙に―・せて咳き込む」 ②悲しさや嬉しさで、心が塞がる。涙を流す。源氏物語明石「ただ別れむ程のわりなさを思ひ―・せたるもいとことわりなり」 む‐せん無銭】 金銭を持っていないこと。また、金銭のいらないこと、あるいは金銭を支払わないこと。ただ。「―旅行」 ⇒むせん‐いんしょく【無銭飲食】 む‐せん無線】 ①線を用いないこと。特に、電線を架設しないこと。電線の必要のないこと。 ②無線通信の略。 ⇒むせん‐そうじゅう【無線操縦】 ⇒むせん‐タグ【無線タグ】 ⇒むせん‐タクシー【無線タクシー】 ⇒むせん‐つうしん【無線通信】 ⇒むせん‐でんしん【無線電信】 ⇒むせん‐でんわ【無線電話】 ⇒むせん‐とじ【無線綴じ】 ⇒むせん‐ひょうしき【無線標識】 ⇒むせん‐ほういそくていき【無線方位測定器】 ⇒むせん‐ラン【無線ラン】 む‐せん夢占⇒ゆめうら む‐ぜん無前】 ①それより以前にかつてないこと。空前。 ②対抗するもののないこと。不敵。無敵。 むせん‐いんしょく無銭飲食】 飲食店で代金を払わずに飲み食いすること。 ⇒む‐せん【無銭】 むせん‐そうじゅう無線操縦‥サウ‥ 機械・車両・航空機・艦船などを電波によって制御・操縦すること。無線制御。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐タグ無線タグ(→)ICタグに同じ。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐タクシー無線タクシー】 無線機を備え、客の電話申込みに応ずるタクシー。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐つうしん無線通信】 電波を利用して行う通信。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐でんしん無線電信】 電線の媒介によらず、遠隔地間で電波を利用して行う電信。無電。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐でんわ無線電話】 電線の媒介によらず、電波を利用した電話。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐とじ無線綴じ‥トヂ 製本様式の一つ。糸や針金を用いず、接着剤のみで折丁の背を接合するもの。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐ひょうしき無線標識‥ヘウ‥ ある地点から電波を空中に発射し、これを受信した航空機・船舶などに、その地点に対する方位を知らせる装置。ラジオ‐ビーコン。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐ほういそくていき無線方位測定器‥ハウヰ‥ (→)方位測定器に同じ。 ⇒む‐せん【無線】 むせん‐まい無洗米】 あらかじめ糠ぬかを除くことで、炊くときに洗う必要のない米。 むせん‐ラン無線ラン】 (wireless LAN)無線通信により情報の送受信を行うローカルエリア‐ネットワーク。アクセス‐ポイントを通して端末との間で通信を行うものと、端末同士が直接情報交換を行うものとがある。 ⇒む‐せん【無線】 む‐そ六十】 (ソは十の意)ろくじゅう。 むぞ・い 〔形〕 ①(東北地方で)かわいそうである。 ②(九州地方では「むぞか」の形で)かわいい。かわいらしい。 む‐そう無双‥サウ ①ならぶもののないこと。二つとないこと。無比。ぶそう。仮名草子、伊曾保「天下―の才人」。「古今―」 ②(「夢想」とも書く) ㋐器具類の作り方が、巧妙・自在であること。また、その器具。 ㋑衣服を裏返しても着られるように、表と裏を同じ布で同じ体裁に作ること。また、その着物。 ③相撲の手の一つ。内無双・外無双のこと。「―を切る」 ⇒むそう‐がわ【無双側・夢想側】 ⇒むそう‐だんす【無双箪笥・夢想箪笥】 ⇒むそう‐ばおり【無双羽織・夢想羽織】 ⇒むそう‐ひきだし【無双抽斗・夢想抽斗】 ⇒むそう‐ふで【無双筆・夢想筆】 ⇒むそう‐まくら【無双枕・夢想枕】 ⇒むそう‐まど【無双窓・夢想窓】 ⇒むそう‐れんじ【無双連子・夢想連子】 む‐そう無相‥サウ 〔仏〕形態や様相のないこと。ものには固定的な実体がないということ。また、そのことの認識。三解脱の一つ。↔有相うそう⇒むそう‐むねん【無相無念】 ⇒むそう‐りねん【無相離念】 む‐そう無想‥サウ ①一切の想念をなくすこと。心に何も思わないこと。 ②無心なこと。 ⇒むそう‐むねん【無想無念】 む‐そう夢相‥サウ 夢の吉凶を判断すること。 む‐そう夢想‥サウ ①夢に見ること。「入賞するとは―だにしなかった」 ②夢の中に神仏の示現のあること。 ③あてもないことを心に思うこと。空想。 ④⇒むそう(無双)2⇒むそう‐か【夢想家】 ⇒むそう‐きょく【夢想曲】 ⇒むそう‐けん【夢想剣】 ⇒むそう‐びらき【夢想開き】 ⇒むそう‐りゅう【夢想流】 ⇒むそう‐れんが【夢想連歌】 む‐ぞう無慙‥ザウ ①ムザンの転。宇治拾遺物語3「―の申しやうかな。ゆゆしき罪にも候ふ」 ②かわいらしいこと。物類称呼「肥前及薩摩にて―と云ふ。是等は皆かはゆいといふ事なり」 むそう‐か夢想家‥サウ‥ あてもないことを思いめぐらしてばかりいる人。空想家。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐がわ無双側・夢想側‥サウガハ 両面に同じ作りの蓋のあるもの。「―の懐中時計」 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐きょく夢想曲‥サウ‥ (Träumerei ドイツ)夢想的な趣の器楽用の小品。シューマン作曲「トロイメライ」など。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐けん夢想剣‥サウ‥ 夢に神仏の示現を受け、悟って作ったという剣。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐ごんのすけ夢想権之助‥サウ‥ 近世杖術、神道夢想流の祖。名は勝吉かつよし。木曾の人。福岡藩に仕える。 む‐ぞうさ無造作‥ザウ‥ (「無雑作」とも書く)造作ないさま。あれこれ手段・技巧を弄しないさま。慎重に構えることもなく、手軽にやってのけるさま。「帽子を―にかぶる」「―に相手を負かす」 むそう‐そせき夢窓疎石‥サウ‥ 鎌倉後期〜南北朝時代の臨済宗の僧。伊勢の人。初め天台・真言を学んだが、のち禅門に入り、後醍醐天皇・足利尊氏らの帰依を受け、7代の天皇から国師号を贈られた。天竜寺船の派遣を建議し、天竜寺開山となる。門下を夢窓派といい、五山文学の中心。著「夢中問答集」「夢窓国師語録」など。諡号しごうは仏統国師など。(1275〜1351)→西芳寺 むそう‐だんす無双箪笥・夢想箪笥‥サウ‥ 全体をただ一種の材だけで作った箪笥。 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐ばおり無双羽織・夢想羽織‥サウ‥ 表と裏を同じ色の布で作った羽織。後世、表裏を同じ布にして異なった色で染めたものをもいう。 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐ひきだし無双抽斗・夢想抽斗‥サウ‥ 前後両方へ抜き差しのできるようになったひきだし。 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐びらき夢想開き‥サウ‥ ①神仏による夢のお告げを人に披露すること。また、その催し。 ②夢に神仏の示現があって句を感得した時、奉謝のため人に披露し、これを発句とし脇句から付句して作る連歌。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐ふで無双筆・夢想筆‥サウ‥ 使う時に穂の出るような仕掛の筆。 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐まくら無双枕・夢想枕‥サウ‥ 五つ、七つの入子いれこに作った箱枕。いれこまくら。 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐まど無双窓・夢想窓‥サウ‥ 無双連子れんじを取り付けた窓。 無双窓 ⇒む‐そう【無双】 むそう‐むねん無相無念‥サウ‥ 〔仏〕形相なく、妄念もないこと。沙石集2「仏の真身は―なり」 ⇒む‐そう【無相】 むそう‐むねん無想無念‥サウ‥ 一切の想念を離れること。無念無想。 ⇒む‐そう【無想】 むそう‐りねん無相離念‥サウ‥ 〔仏〕妄念を離れて対象のすがたにとらわれないこと。 ⇒む‐そう【無相】 むそう‐りゅう夢想流‥サウリウ 御所の女房の髪の結い方。片外かたはずしのように見える髷まげで、笄こうがいを抜けばすぐに下げ髪となるもの。下げ下地の類。両様に変化するところからの名。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐れんが夢想連歌‥サウ‥ 夢想開きによる連歌。 ⇒む‐そう【夢想】 むそう‐れんじ無双連子・夢想連子‥サウ‥ 板連子を造りつけにした内側に、同形の連子の引戸を設けたもの。一方に引けば一面の板張りのようになり、他方に引けば普通の連子に見えるもの。 ⇒む‐そう【無双】 む‐そく無足】 (知行すべき所領のない意) ①鎌倉・室町時代、武士が所領を持たないこと。また、その武士。無禄むろく。 ②江戸時代、知行がなく、扶持米を支給された下級の武士。 ③役に立たないこと。むだ。日葡辞書「ムソクナシンラウ(辛労)ヲイタ(致)イタ」 ⇒むそく‐しゅう【無足衆】 ⇒むそく‐にん【無足人】 むそく‐しゅう無足衆(→)無足人に同じ。 ⇒む‐そく【無足】 むそく‐にん無足人】 ①無足1の状態にある人。 ②(→)無足2に同じ。また、田地を持たない農民。 ⇒む‐そく【無足】 むそ‐じ六十・六十路‥ヂ (ジは接尾語) ①ろくじゅう。むそ。 ②60歳。 むそ‐ち無租地】 地租を課さない土地。国有地・公有地の類。旧制の地租法・土地台帳法による土地台帳における分類。↔有租地 む‐ぞり無反】 刀身に反そりがなく、まっすぐなこと。また、その刀。直刀。 ムソルグスキーModest Petrovich Musorgskii】 ロシアの作曲家。国民楽派の五人組の一人。劇的表現にすぐれる。歌劇「ボリス=ゴドゥノフ」、ピアノ組曲「展覧会の絵」ほか、「蚤の歌」など多くの歌曲を作る。(1839〜1881) ムソルグスキー 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →ピアノ組曲「展覧会の絵」 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) むた与・共】 名詞・代名詞に「の」または「が」を介して付き、「と共に」の意を示す古語。万葉集2「波の―か寄りかく寄る」。万葉集15「君が―行かましものを」 むだ無駄・徒】 役に立たないこと。益のないこと。また、そのもの。「―な出費」「努力が―になる」 むだ‐あし無駄足・徒足】 歩いたことが、むだになること。人を訪ねて、留守などのため用の足りないこと。「―を踏む」「―を運ぶ」「―になる」 む‐たい無代・無体・無台】 (中世ではムダイとも) ①ないがしろにすること。あなどること。源平盛衰記24「誰か仏法を―にし逆罪を相招く」 ②むだにすること。源平盛衰記26「起請に恐れば、日頃の本意―なるべし」 ③無理。無法。浄瑠璃、国性爺合戦「韃靼国だったんこくより―の難義をいひかけ」。「―な要求」「無理―」 ④㋐(「無体」と書く)形体のないこと。 ㋑〔仏〕実体のないもの。↔有体うたい⇒むたい‐ざいさんけん【無体財産権】 ⇒むたい‐ぜめ【無体攻め】 ⇒むたい‐ぶつ【無体物】 む‐だい無代】 代金のいらないこと。無料。ただ。ろは。「―進呈」 む‐だい無題】 作品に題のないこと。詩歌の題のないもの。題詠でないもの。 むたい‐ざいさんけん無体財産権(→)知的財産権に同じ。 ⇒む‐たい【無代・無体・無台】 むたい‐さいばい無袋栽培】 リンゴ・モモ・ナシなどの栽培で、経費や労働の節約などのため、袋掛けせずに果実を収穫する栽培法。 むたい‐ぜめ無体攻め】 むりやりに敵を攻めること。しゃにむに攻めかかること。 ⇒む‐たい【無代・無体・無台】 むたい‐ぶつ無体物】 ①形体をそなえず、観念上でのみ理解しうるもの。 ②〔法〕音響・香気・電気・光・熱・権利・発明・創作などのように有形的存在を有しないもの。↔有体物 ⇒む‐たい【無代・無体・無台】 む‐たか無高】 知行高ちぎょうだかの定まらないこと。 ⇒むたか‐びゃくしょう【無高百姓】 むだ‐がき無駄書・徒書】 書いても役に立たないこと。無益な字や絵を書くこと。また、その書いた字や絵。いたずら書き。 むだ‐がね無駄金・徒金】 何の価値・効果もなく使ってしまった金。「―を使う」 むたか‐びゃくしょう無高百姓‥シヤウ (→)水呑みずのみ百姓に同じ。 ⇒む‐たか【無高】 むだ・く抱く】 〔他四〕 (「身抱く」の意)いだく。万葉集14「上毛野かみつけの安蘇あその真麻群まそむらかき―・き」 むだ‐ぐい無駄食い・徒食‥グヒ ①不必要にものを食べること。あいだぐい。 ②仕事をせずに食べることだけはすること。むだめしを食うこと。としょく。 むだ‐ぐち無駄口・徒口】 役に立たないおしゃべり。むだごと。「―をたたく」「―はやめろ」 むだ‐げ無駄毛】 美容や化粧の妨げになる、顔・えり足・腕・脚などの毛。 むだ‐ごと無駄言・徒言(→)「むだぐち」に同じ。 むだ‐ごと無駄事・徒事】 役に立たないしわざ。無益な事。 むだ‐ごま無駄駒・徒駒】 将棋で、打っても益にならない駒。 むだ‐じ無駄字・徒字】 用のないのに書く文字。贅字ぜいじむだ‐じに無駄死に・徒死】 無益に死ぬこと。いぬじに。 むだ‐だま無駄玉】 標的に当たらない弾丸。転じて、目的達成には役立たない行動や資金。「―になる」 むだ‐づかい無駄遣い・徒遣い‥ヅカヒ 金銭などをむだにつかうこと。浪費。「税金を―する」「エネルギーの―」 むた‐と 〔副〕 考えなく。やたらに。むやみに。むったと。中華若木詩抄「―狂はいで早々然るべき師を尋ねて学問をすべし」 ムタナッビーal-Mutanabbī】 (「預言者気取りの男」の意の渾名)アッバース朝期のアラブ詩人。多くの技巧的な称讃詩・誹謗詩で知られる。(915頃〜965) むだ‐ば無駄歯】 歯車で、噛み合せの相手となる歯を相互に絶えず変えて摩滅を平均化させるため、理論上の歯車の数よりも一つ多くした歯。 むだ‐ばな無駄花・徒花】 雄花の称。咲いても実を結ばない花。あだばな。 むだ‐ばなし無駄話・徒話】 役に立たない話。「長々と―をする」 むだ‐ばら無駄腹・徒腹】 無益なことに腹を切ること。浄瑠璃、双生隅田川「談合づくの―天狗のだし喰はぬ百連」 むだ‐ぼね無駄骨・徒骨】 「むだぼねおり」の略。苦労した結果がむだに終わること。無益のほねおり。ほねおりぞん。徒労。「―を折る」「―に終わる」 む‐たまがわ六玉川‥ガハ 玉川6カ所の総称。→玉川 むたまがわ六玉川‥ガハ ①歌舞伎舞踊。長唄。本名題「六玉川琴柱ことじの雁」。三升屋二三治作詞、4世杵屋六三郎作曲。1829年(文政12)初演。 ②富本節。本名題「草枕露の玉歌和たまがわ」。3世鳥羽屋里長作曲。山田流箏曲にも移曲される。 ③地歌。穂積頼母作詞、国山勾当作曲。 ④箏曲。三橋検校(1693?〜1760)作曲の組歌。 むたまがわ武玉川‥ガハ 雑俳集。18編18冊。11編以下は「燕都枝折えどのしおり」と改題。慶紀逸けいきいつ・2世紀逸編、1750〜76年(寛延3〜安永5)刊。紀逸が自評の前句付を中心に選り抜いたという。「誹風柳多留」などに影響を与えた。 むた‐むた (ムダムダとも)無益なさま。考えもなく、やたらにするさま。甲陽軍鑑20「左様に―と働く事ならず候間」 むだ‐めし無駄飯・徒飯】 何も働かないで食うめし。徒食。「―を食う」 ⇒むだめし‐ぐい【無駄飯食い】 むだめし‐ぐい無駄飯食い‥グヒ 何の役にも立たず、ただ日々を送っている者。 ⇒むだ‐めし【無駄飯・徒飯】 むだ‐もの無駄物・徒物】 あっても役に立たないもの。無用なもの。 むだ‐や無駄矢・徒矢】 はずれた矢。あだや。 む‐だん無断】 ①決断心のないこと。優柔不断。 ②ことわらないこと。承諾を得ないこと。「―で休む」「―借用」 む‐たんぽ無担保】 担保を提供しないこと。 ⇒むたんぽ‐うらがき【無担保裏書】 むたんぽ‐うらがき無担保裏書】 手形の裏書人が、被裏書人やその後の者に対し、手形上の責任を負わない旨を付記してする裏書。 ⇒む‐たんぽ【無担保】 むち】 神や人の尊称。神代紀「大日孁おおひるめの―」 むち鞭・韃・策・笞】 ①馬などを打って進ませるための竹または革で作った細長いもの。〈倭名類聚鈔15〉 ②罪人を打ち、または人に物を指示するために用いる杖。〈日本霊異記訓釈〉。「―で打つ」 ③比喩的に、人を教導するための師や親などのきびしい言葉や行為。「愛の―」 ⇒鞭鐙を合わす ⇒鞭の加持 ⇒鞭を揚ぐ む‐ち無知・無智】 ①知識がないこと。不知。「―につけこむ」「―蒙昧」 ②知恵のないこと。おろかなこと。「―な人」 む‐ち無恥】 恥を恥とも思わないこと。恥しらず。「厚顔―」「―な人間」

ろうし‐ぐん【娘子軍】ラウ‥🔗🔉

ろうし‐ぐん娘子軍ラウ‥ ジョウシグンの慣用読み。

[漢]娘🔗🔉

 字形  筆順 〔女部7画/10画/常用/4428・4C3C〕 〔音〕ジョウ〈ヂャウ〉(漢) 〔訓〕むすめ [意味] 未婚の女。おとめ。少女。「娘子軍・姑娘クーニャン」 [解字] 会意。「女」+「良」。美しい女の意。のちに「嬢」(=母親)と混用される。日本では、「娘」はむすめの意、「嬢」はその敬称として用いる。

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