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お‐ちょうず【御手水】‥テウヅ🔗🔉

お‐ちょうず御手水‥テウヅ ①手水ちょうずを丁寧にいう語。 ②(→)御手洗祭みたらしまつりに同じ。

お‐て【御手】🔗🔉

お‐て御手】 [一]〔名〕 ①「手」の丁寧な言い方。 ②人の筆跡の尊敬語。 ③犬などに、前足をあげて人の手に触れるように命ずる言葉。 [二]〔感〕 相撲で行司が二人を合わせる掛け声、また勝者が敗者に勝ちを告げる声。狂言、蚊相撲「いや、―」 ⇒御手を上げられい ⇒御手を戴く

お‐てあげ【御手上げ】🔗🔉

お‐てあげ御手上げ】 (降参のしるしに手を上げることから)全くどうにもしようがなくなること。「資金不足で―になる」

おて‐いしゃ【御手医者】🔗🔉

おて‐いしゃ御手医者】 おかかえの医者。おてまえいしゃ。侍医。

お‐てうち【御手討・御手打】🔗🔉

お‐てうち御手討・御手打】 主君が手ずから臣下を切ること。

お‐てかけ【御手掛け】🔗🔉

お‐てかけ御手掛け】 ①蓬莱飾ほうらいかざりのこと。年始客がこれをいただくまねをするところからいう。〈[季]新年〉 ②めかけ。てかけ。おてか。

お‐てこ【御手子】🔗🔉

お‐てこ御手子】 大名の抱えた火消し人足。

お‐てしょ【御手塩】🔗🔉

お‐てしょ御手塩】 (女房詞)手塩皿てしおざら

お‐てだま【御手玉】🔗🔉

お‐てだま御手玉】 小豆などを小さな布袋に入れて縫いくるんだおもちゃ。幾個かを投げ上げて受けたり拾ったりして遊ぶ。主として少女の遊戯。 御手玉 撮影:関戸 勇

お‐てつき【御手付き】🔗🔉

お‐てつき御手付き】 ①主人が召使いなどの女に手をつけること。また、手をつけられた女。 ②歌ガルタを取る時、誤って違った札に手を触れること。また、その罰として引き取る札。

お‐てつけ【御手付け】🔗🔉

お‐てつけ御手付け(→)「おてつき」に同じ。

お‐てなが【御手長】🔗🔉

お‐てなが御手長⇒てなが(手長)3

おてなみ‐はいけん【御手並拝見】🔗🔉

おてなみ‐はいけん御手並拝見】 相手の技術・能力がどれほどのものか見せていただきましょうの意で、相手をやや見下して言う語。「まずは―」

おて‐の‐うち【御手の内】🔗🔉

おて‐の‐うち御手の内】 ①手の内に入ったもの。 ②腕前。てなみ。

おて‐の‐もの【御手の物】🔗🔉

おて‐の‐もの御手の物】 慣れていて、たやすくできること。得意のわざ。「料理なら―だ」

お‐てまえ【御手前】‥マヘ🔗🔉

お‐てまえ御手前‥マヘ [一]〔名〕 ①(「御点前」とも書く)茶の湯で、亭主方または主人方の作法様式。炭手前・薄茶手前・濃茶手前の基本様式のほかに、棚物や特殊な道具を用いる場合などいろいろある。 ②お手なみ。技量。「―拝見」「―は最前承知」 [二]〔代〕 (二人称。主に武士が同じ身分同士で用いる)きみ。ごへん。そこもと。 ⇒おてまえ‐いしゃ【御手前医者】

おてまえ‐いしゃ【御手前医者】‥マヘ‥🔗🔉

おてまえ‐いしゃ御手前医者‥マヘ‥ (→)御手医者に同じ。 ⇒お‐てまえ【御手前】

お‐てもと【御手許・御手元】🔗🔉

お‐てもと御手許・御手元】 ①「手許」の尊敬語、また丁寧にいう語。 ②会席・料理屋などで箸はしの称。 ⇒おてもと‐きん【御手許金】

おてもと‐きん【御手許金】🔗🔉

おてもと‐きん御手許金】 高貴な人の手許にある金銭。 ⇒お‐てもと【御手許・御手元】

お‐てもり【御手盛り】🔗🔉

お‐てもり御手盛り】 ①自分で食器に食物を盛ること。 ②自分の利益になるように自分で取り計らうこと。「―の給与引上げ」

おて‐やわらか‐に【御手柔らかに】‥ヤハラカ‥🔗🔉

おて‐やわらか‐に御手柔らかに‥ヤハラカ‥ 手ひどくなく。寛大に。試合を始める時などの挨拶あいさつの語。「―願います」

○御手を上げられいおてをあげられい🔗🔉

○御手を上げられいおてをあげられい (お辞儀のためについている手を上げてくださいという意)そのように丁寧なお辞儀はおやめください。 ⇒お‐て【御手】

○御手を戴くおてをいただく🔗🔉

○御手を戴くおてをいただく お世話になる。手数をおかけする。浮世風呂3「これはこれははばかりさま。お手をいただきます」 ⇒お‐て【御手】 お‐てん汚点ヲ‥ ①よごれ。しみ。 ②きず。欠点。不品行。不名誉。「歴史に―を残す」 お‐でん御田】 (「でん」は田楽でんがくの略) ①田楽豆腐。 ②(煮込田楽の略)蒟蒻こんにゃく・豆腐・里芋・はんぺん・つみれなどを醤油味で煮込んだ料理。関東焚き。関東煮。〈[季]冬〉。「―屋」 お‐てんき御天気】 ①空もよう。特に、快晴・晴天。 ②(晴れて、からからとなる意という)金銭を所持しないこと。 ③きげん。きげんのよしあし。 ⇒おてんき‐し【御天気師】 ⇒おてんき‐や【御天気屋】 おてんき‐し御天気師】 詐欺師の一種。路上で田舎者に拾い物をしたから分配しようといって、金品をすりかえる者。晴天の日にするからいう。 ⇒お‐てんき【御天気】 おてんき‐や御天気屋】 気分のかわりやすい人。気まぐれな人。おてんきもの。 ⇒お‐てんき【御天気】 お‐てんと‐さま御天道様】 敬い親しんで太陽を呼ぶ語。おてんとうさま。「―に申し訳がない」 お‐てんば於転婆・御転婆】 少女や若い娘が、つつしみなく活発に行動すること。また、そういう女。二葉亭四迷、其面影「其代り私―してよ」→転婆 おと弟・乙】 (「落とす」「劣る」のオトと同源) [一]〔名〕 ①同性の年下のきょうだい。おとうと、また、いもうと。古事記「其の―木の花のさくや姫」↔兄。 ②いちばん末の子。おとご。 ③「乙娘」「乙御前」から出た娘の通名。狂言、枕物狂「其ややではなうて、ややが妹に―というて有るは」 ④狂言面の一つ。若い醜女の面だが、瓢ふくべの神・蛤はまぐりの精などにも用いる。 乙 乙御前 撮影:神田佳明(所蔵:山本東次郎家) [二]〔接頭〕 ①「末」「次」「幼い」などの意を表す。 ②「愛らしい」「美しい」などの意を表す。 ⇒弟は血の緒 おと】 ①物の響きや人・鳥獣の声。物体の振動が空気の振動(音波)として伝わって起こす聴覚の内容。または、音波そのものを指す。音の強さは音波の物理的強度、音の高さは振動数の大小による音の性質の違い、音の大きさは感覚上の音の大小を指し、3者は区別される。万葉集7「細谷川ほそたにがわの―のさやけさ」。万葉集17「ほととぎす鳴く―遥はるけし里遠みかも」。「―を立てる」 ②おとずれ。たより。音信。風聞。うわさ。万葉集5「―に聞き目にはいまだ見ず」。伊勢物語「久しく―もせで」 ③応答。返事。宇治拾遺物語15「寄りておとなひけれど―なし」 ④〔言〕発話の最小単位。子音と母音。単音。 ⇒音に聞く おと彼方・遠ヲト (→)「おち(遠)」に同じ。古事記「大宮の―つ鰭手はたで」。「―とい(一昨日)」 お‐とヲ‥ 虎または猫の異称。 お‐ど小戸・小門ヲ‥ せまい水門みなとオドアケルOdoacer】 西ローマ帝国末期のゲルマン人傭兵隊長。476年反乱を起こして最後のローマ皇帝を退位させたが、まもなく東ゴート族の王テオドリックにラヴェンナで降服、のち暗殺された。(430頃〜493) おと‐あわせ音合せ‥アハセ ①地震・雷などの時、雉きじが鳴くこと。(俚言集覧) ②合奏や合唱を始める前に、楽器や声の調子を合わせること。 おと‐いれ音入れ】 ①テレビや映画などの製作で、後から映像に合わせて音声を録音すること。 ②レコードなどの録音をすること。 お‐とう御東】 (御東司とうすの略) ①便所。かわや。 ②(女房詞)大便。 お‐とう御頭】 祭の祭主役。転じて、頭屋とうやの慣習を伴う祭礼。 おとう‐え御頭会‥ヱ 毎年正月13日に、身延みのぶ山で行う年頭の法会。 お‐どうか男踏歌ヲダフ‥ ⇒おとことうか お‐とう‐さま御父様】 父の尊敬語。 お‐とう‐さん御父さん】 (明治末期の国定教科書に使われて以後広まった語)子供が親しみと敬意をこめて父親を呼ぶ語。子供以外の者が子供の立場でその父親を指して言うことがある。「―によろしく」 おとう‐づき弟月】 陰暦12月の異称。おとづき。おとごづき。 おと‐うと】 (オトヒトの音便) ①同じ親から生まれた年下の者、特に男子。おと。おとと。古くは、同性の間で言い、妹をも言った。日本紀竟宴歌「おのが―名はおと姫」 ②義弟。妻の弟。夫の弟。妹の夫。 ③年少の男を親しんでいう称。 ④自分より後に入門した人。 ⇒おとうと‐ご【弟御】 ⇒おとうと‐でし【弟弟子】 ⇒おとうと‐なおし【弟直し】 ⇒おとうと‐ぶん【弟分】 ⇒おとうと‐むすめ【弟娘】 おとうと‐ご弟御】 他人の弟の尊敬語。 ⇒おと‐うと【弟】 おとうと‐でし弟弟子】 同じ師匠のもとに後から入門した弟子。後進の弟子。↔兄弟子。 ⇒おと‐うと【弟】 おとうと‐なおし弟直し‥ナホシ 嫁が亡夫の弟と再婚すること。 ⇒おと‐うと【弟】 おとうと‐ぶん弟分】 かりに弟ときめた者。義弟。 ⇒おと‐うと【弟】 おとうと‐むすめ弟娘】 妹に当たる娘。 ⇒おと‐うと【弟】 オドエフスキーVladimir F. Odoevskii】 ロシアの作家・音楽批評家。シェリングやドイツ‐ロマン派の影響を受け、哲学サークル「愛智会」を主宰。代表作は哲学的連作短編集「ロシアの夜」。(1803〜1869) お‐とおし御通し‥トホシ ⇒とおし(通)3 おと‐おじ阿叔・叔父‥ヲヂ 父の弟。〈新撰字鏡2〉↔えおじ(伯父) おど‐おど (オヅオヅの転)不安や恐れで挙動が落ち着かないさま。おじおじ。「―と眺めまわす」「先生の前で―する」 お‐とおり御通り‥トホリ ①通ることの尊敬語。 ②貴人の前に召し出されること。おめどおり。 ③貴人の前に召し出されて、手ずから酒をたまわること。狂言、餅酒「―の盃をくださるる」 おとがいオトガヒ ①したあご。三蔵法師伝承徳頃点「右の手を以て自ら頷オトカヒを支へ」 ②へらずぐち。悪口。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「踏まれてさへあの―、人を踏んだらどうあろと跡は笑ひの賑ひや」 ⇒おとがい‐ずきん【頤頭巾】 ⇒頤が落ちる ⇒頤で蠅を追う ⇒頤で人を使う ⇒頤の雫口に入らぬ ⇒頤の離れる程 ⇒頤を利く ⇒頤を叩く ⇒頤を解く ⇒頤を放つ ⇒頤を開く ⇒頤を養う

み‐たらい【御手洗】‥タラヒ🔗🔉

み‐たらい御手洗‥タラヒ ⇒みたらし

み‐たらし【御手洗】🔗🔉

み‐たらし御手洗】 (ミは敬意を表す接頭語) ①神社の社頭にあって、参詣者が手や口を浄める所。みたらい。徒然草「―に影の映りける所と侍れば」 ②手水ちょうずをつかうこと。みたらい。 ③御手洗川の略。 ④御手洗祭の略。 ⇒みたらし‐がわ【御手洗川】 ⇒みたらし‐だんご【御手洗団子】 ⇒みたらし‐まつり【御手洗祭】 ⇒みたらし‐もうで【御手洗詣で】

みたらし‐がわ【御手洗川】‥ガハ🔗🔉

みたらし‐がわ御手洗川‥ガハ 神社の近くを流れて、参詣者が手水ちょうずを使い口をすすぎなどする川。みたらし。源氏物語「かげをのみ―のつれなきに」 ⇒み‐たらし【御手洗】

みたらし‐だんご【御手洗団子】🔗🔉

みたらし‐だんご御手洗団子】 竹串に米粉で製した数個の団子を刺し、砂糖醤油餡をからめたもの。御手洗詣での時、京都下鴨神社糺ただすの森で売ったのが最初という。 御手洗団子 撮影:関戸 勇 ⇒み‐たらし【御手洗】

みたらし‐まつり【御手洗祭】🔗🔉

みたらし‐まつり御手洗祭】 京都の北野天満宮で7月7日に行う祭。神宝松風の硯と、清水を盛った角盥つのだらいに梶の葉を添えたものを神前に供える。北野の御手水おちょうず⇒み‐たらし【御手洗】

みたらし‐もうで【御手洗詣で】‥マウデ🔗🔉

みたらし‐もうで御手洗詣で‥マウデ 毎年7月、土用の丑の日、京都の下鴨神社の御手洗川に足をつけ無病息災を祈る行事。 ⇒み‐たらし【御手洗】

みて‐しろ【御手代】🔗🔉

みて‐しろ御手代】 (「御手座代みてぐらしろ」の意)天皇に代わり御幣を手に取り持つこと。また、みてぐらとするもの。神代紀「―として此の神を祭らしむるは」

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