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けい【系】🔗🔉

けい】 ①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」 ②組織だった分類。また、その部門。「文科―」 ③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。 ④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。 ⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。

けい‐ぐん【系群】🔗🔉

けい‐ぐん系群】 同じ魚種の中にありながら、産卵場・産卵期・回遊経路など生活史の一部または全部を他と異にする群。資源評価を行う時の単位となる。

けい‐ず【系図】‥ヅ🔗🔉

けい‐ず系図‥ヅ ①先祖から代々の系統を書きしるした表。系譜。家譜。 ②事物の来歴。由緒ゆいしょ。由来。醒睡笑「砂糖饅頭は近来の出来物、なんの―もなし」 ③クロダイの若魚の異称。かいず。 ⇒けいず‐かい【系図買い】 ⇒けいず‐しり【系図知り】 ⇒けいず‐だて【系図立て】

けいず‐かい【系図買い】‥ヅカヒ🔗🔉

けいず‐かい系図買い‥ヅカヒ ①金持にはなったが身分の賤しい者が、家柄をよく見せるために、貧乏な貴族の系図を買うこと。また、その者。 ②系図を重大視し、縁組などでこれを過大評価すること。また、その人。 ③(→)窩主買けいずかいに同じ。 ⇒けい‐ず【系図】

けいず‐しり【系図知り】‥ヅ‥🔗🔉

けいず‐しり系図知り‥ヅ‥ 諸家の系図を偽作する者。 ⇒けい‐ず【系図】

けいず‐だて【系図立て】‥ヅ‥🔗🔉

けいず‐だて系図立て‥ヅ‥ なにかにつけて系図を言い立てて自慢する者。 ⇒けい‐ず【系図】

けい‐とう【系統】🔗🔉

けい‐とう系統】 ①順を追って並びまたは続いて統一のあること。「国学の―」 ②ある原理・法則によって順序だてた統一のあるもの。システム。「電気―の故障」「指揮―」 ③同じ方面や種類に属していること。「事務―の仕事」 ④一族間の血統。 ⑤〔生〕 ㋐生物の種あるいは群の進化の過程での由来。 ㋑祖先を共通とし、遺伝子型をほぼ等しくする生物の個体群。 ⇒けいとう‐きょういく【系統教育】 ⇒けいとう‐きんゆう【系統金融】 ⇒けいとう‐さいばい【系統栽培】 ⇒けいとう‐じゅ【系統樹】 ⇒けいとう‐てき【系統的】 ⇒けいとう‐はっせい【系統発生】 ⇒けいとう‐ぶんるい【系統分類】 ⇒けいとう‐ぶんるいがく【系統分類学】

けいとう‐きょういく【系統教育】‥ケウ‥🔗🔉

けいとう‐きょういく系統教育‥ケウ‥ 各教科の内容を順序だてた学習を促進する教育。遠山啓ひらくらが提唱。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐きんゆう【系統金融】🔗🔉

けいとう‐きんゆう系統金融】 中央組織の下に系統的な地方組織が存在する金融機関の関係。農林中央金庫と農林漁業協同組合、信金中央金庫と信用金庫など。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐さいばい【系統栽培】🔗🔉

けいとう‐さいばい系統栽培】 生物の遺伝的組成を純粋にするため、交配を管理して、他系統のものと交配しないように注意して栽培すること。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐じゅ【系統樹】🔗🔉

けいとう‐じゅ系統樹】 (phylogenetic tree; genealogical tree)生物の系統関係を描いた樹状図。ヘッケルが名付けて提唱した。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐てき【系統的】🔗🔉

けいとう‐てき系統的】 系統立っているさま。「―に勉強する」 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐はっせい【系統発生】🔗🔉

けいとう‐はっせい系統発生】 (phylogeny ヘッケルの造語)それぞれの生物の種あるいは群が進化の過程で経てきた形質変化。特に形態の進化の歴史。↔個体発生。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐ぶんるい【系統分類】🔗🔉

けいとう‐ぶんるい系統分類】 生物の系統的類縁関係を研究し、それを反映するようにした生物の分類。 ⇒けい‐とう【系統】

けいとう‐ぶんるいがく【系統分類学】🔗🔉

けいとう‐ぶんるいがく系統分類学】 〔生〕生物の系統的類縁関係を反映して分類する方法について理論的研究を行う学問。 ⇒けい‐とう【系統】

けい‐ふ【系譜】🔗🔉

けい‐ふ系譜】 ①血縁関係や系統関係を図式的に記したもの。系図。 ②物や人のつながり。系統。

けい‐れつ【系列】🔗🔉

けい‐れつ系列】 ①系統だって並べられた一連の物事。 ②資本・経営者・生産・販売などの、企業間の結合関係。「企業―」「―会社」 ⇒けいれつ‐がくしゅう【系列学習】 ⇒けいれつ‐かんけい【系列関係】 ⇒けいれつ‐きぎょう【系列企業】 ⇒けいれつ‐ゆうし【系列融資】

けいれつ‐がくしゅう【系列学習】‥シフ🔗🔉

けいれつ‐がくしゅう系列学習‥シフ 〔心〕あらかじめ決めた順序で提示されたいくつかの材料を順序通りに記銘・再生すること。記憶実験の基本的形式の一つ。 ⇒けい‐れつ【系列】

けいれつ‐かんけい【系列関係】‥クワン‥🔗🔉

けいれつ‐かんけい系列関係‥クワン‥ 〔言〕(rapport paradigmatique フランス)ある言語単位の内部で同じ位置に現れることのできる要素が相互に結んでいる関係。系列関係にある要素は体系を作る。範列関係。→統合関係⇒けい‐れつ【系列】

けいれつ‐きぎょう【系列企業】‥ゲフ🔗🔉

けいれつ‐きぎょう系列企業‥ゲフ 同一の資本系列に属する企業。 ⇒けい‐れつ【系列】

けいれつ‐ゆうし【系列融資】🔗🔉

けいれつ‐ゆうし系列融資】 銀行が系列企業に行う融資。企業に対する銀行の影響力を強め、戦前の財閥に代わる戦後の新しい企業集団形成の要因となった。 ⇒けい‐れつ【系列】

[漢]系🔗🔉

 〔丿部6画〕 ⇒糸部

[漢]系🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部1画/7画/教育/2347・374F〕 〔音〕ケイ(漢) [意味] ①すじ。つながり。血すじ。「系図・系統・体系・直系・銀河系・理科系・事務系」 ②〔数〕ある定理から直ちに導かれる命題。 ③地質の時代区分「紀」に対応する地層。「ジュラ系・第三紀系」 [解字] 会意。「丿」(=引きのばす)+「糸」(=いと)。糸をつないでのばす、転じて、つなぐ、つながる意。現代中国語では「係」「繫」の簡体字としても用いる。 [下ツキ 一系・家系・山系・女系・水系・正系・体系・男系・直系・同系・日系・父系・傍系・母系

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