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きん‐せい【近世】🔗🔉

きん‐せい近世】 ①今に近い世。近時。近頃。 ②(modern age; early modern)歴史の時代区分の一つ。古代・中世のあとに続く時期。広義には近代と同義で、狭義には近代と区別して、それ以前の一時期を指すことが多い。一般にヨーロッパ史ではルネサンスから絶対王政期、日本史では江戸時代(安土桃山時代を含む場合もある)を指す。→近代⇒きんせい‐ぶんがく【近世文学】

きんだい‐しゅぎ【近代主義】🔗🔉

きんだい‐しゅぎ近代主義】 (modernism) ①20世紀初期のローマ‐カトリック教会内で、歴史科学や自由主義思想とスコラ的教義とを調和させようとした運動。代表はフランスのロワジー(A. Loisy1857〜1940)、イギリスのティレル(G. Tyrell1861〜1909)ら。教皇ピウス10世の反対を受けた。現代主義。 ②封建制に反対して近代的自我の確立など近代化を追求する立場。→モダニズム⇒きん‐だい【近代】

げんそく‐ざい【減速材】🔗🔉

げんそく‐ざい減速材】 (moderator)原子炉中にあって、高速中性子の速度を減らし、中性子が燃料物質に吸収されやすくするために用いる物質。軽水・重水・黒鉛・ベリリウムなど。 ⇒げん‐そく【減速】

せん‐ぽう【旋法】‥パフ🔗🔉

せん‐ぽう旋法‥パフ 〔音〕(mode)音の配列、主音の位置などから区別される旋律の法則。ギリシア旋法・教会旋法・律旋法・呂旋法・陽旋法・陰旋法などがあり、教会旋法の場合は、音域から正格・変格の区別がある。近世西洋では長調・短調の二つの旋法が使われた。

はくげい【白鯨】🔗🔉

はくげい白鯨】 (Moby-Dick; or, The Whale)メルヴィルの小説。1851年刊。エイハブ船長が復讐のために巨大な白鯨モービー=ディックと闘うさまを描く。象徴性と哲学的思弁に富むアメリカ文学史上の傑作。

ほう【法】ハフ🔗🔉

ほうハフ (慣用音はハッ) ①物事の普遍的なあり方。物事をする仕方。また、それがしきたりになったもの。のり。おきて。 ②社会秩序維持のための規範で、一般に国家権力による強制を伴うもの。平家物語2「目代もくだい―にまかせて防きければ」 ③〔言〕(mood)インド‐ヨーロッパ語などで、文の内容に対する話者の心的態度を示す動詞の語形変化。直説法・接続法(仮定法)・命令法・希求法などがある。 ④〔数〕除数または乗数。↔実 ⇒法三章

ほう‐じょどうし【法助動詞】ハフ‥🔗🔉

ほう‐じょどうし法助動詞ハフ‥ (modal auxiliary)英語のcan, may, must, willなどの助動詞の総称。叙述に対する話者の心的態度を表す、動詞の語形としての法と同じ機能を担うことからの称。

マカオ【澳門】🔗🔉

マカオ澳門】 (Aomen; Macao)中国南部、広東湾口にあるマカオ半島と2島から成る特別行政区。古くは濠鏡澳・阿媽港とも書き、日本では天川あまかわと称した。1557年以来ポルトガル人の居住を許し、1887年割譲。中華人民共和国成立後もイギリス領香港ホンコンと並んで特殊な地位を占めたが、1999年中国へ返還。賭博・観光業が盛んだが、工業化も進む。人口48万8千(2005)。→中華人民共和国(図)

ミズーリ【Missouri】🔗🔉

ミズーリMissouri】 ①北アメリカ、ミシシッピ川の支流。モンタナ州南部、ロッキー山脈中に発源して南東へ流れ、セントルイスの上流で本流に注ぐ。 ②アメリカ合衆国中部の州。農業・牧畜業のほか、自動車など製造業が盛ん。州都ジェファーソン‐シティー。→アメリカ合衆国(図)。 ③アメリカの戦艦。2に因む名。1944年竣工。45年9月、東京湾に碇泊中の同艦上で連合国に対する日本の降伏文書調印が行われた。

モア【moa】🔗🔉

モアmoa】 ダチョウ目の走鳥。18世紀を最後に絶滅。かつてニュー‐ジーランドに大小種々のものがいたが、現生の走鳥類と同様に飛翔力がなく、最大のものは高さ4メートル、体重230キログラムと推定される。恐鳥。

モアイ【moai】🔗🔉

モアイmoai】 南太平洋、イースター島にある巨大な石像。先住民が祖先の像を刻んだものと考えられ、数百体が現存。

モアブ‐じん【モアブ人】🔗🔉

モアブ‐じんモアブ人】 (Moabite)旧約聖書時代にイスラエル人と闘争を繰り返した民族の一つ。アラビア砂漠の西、死海の東に建国、前9世紀頃繁栄していたらしいが、前6世紀には既に滅亡。

モーダル‐シフト【modal shift】🔗🔉

モーダル‐シフトmodal shift】 陸上のトラック輸送から海上のフェリー輸送へというように、経費削減と環境保護の要請とに応えて行う交通・輸送手段の転換。

モード【mode】🔗🔉

モードmode】 ①方法。様式。特に、複数の機能をもつ機械などで、その運転方式。「標準―」「通信―を変更する」「二次会は宴会―で騒ぐ」 ②(服装などの)流行。「―雑誌」 ③〔音〕旋法。 ④〔数〕度数分布において、度数の最大値に対応する値。最頻値。

モカ【mocha】🔗🔉

モカmocha】 アラビア半島南西部イエメン産のコーヒー豆。酸味の強いのが特徴。かつては同国南西端のモカ港から輸出されていた。

モカシン【moccasin】🔗🔉

モカシンmoccasin】 ①北部アメリカの先住民が使った靴。シカの柔軟な一枚皮で底と側部を包み込み、あるいはその一枚皮に甲を被うU字型の皮を縫いつけて形作る。 ②1を模して作ったカジュアルな浅靴。

モダニズム【modernism】🔗🔉

モダニズムmodernism】 ①最新の趣味や流行を追う傾向。現代好み。 ②哲学・美術・文学で、伝統主義に対立して、つねに新しさを求める傾向の総称。近代主義。

モダリティー【modality】🔗🔉

モダリティーmodality】 〔言〕話し手が或る事柄についてもつ判断の内容。事柄が真実である可能性の程度や、命令・義務・許可など。日本語では「きっと」「たぶん」などの副詞、「ようだ」「らしい」などの助動詞のほか、「はずだ」「かもしれない」などさまざまの語句で表す。法性。→法

モダン‐アート【modern art】🔗🔉

モダン‐アートmodern art】 近代美術。伝統的な様式にとらわれない斬新で奔放な手法の美術。 ⇒モダン【modern】

モダン‐ガール【modern girl】🔗🔉

モダン‐ガールmodern girl】 当世風の女性。昭和初期、多くは軽侮の意をこめて用いた。モガ。↔モダン‐ボーイ。 ⇒モダン【modern】

モダン‐バレエ【modern ballet】🔗🔉

モダン‐バレエmodern ballet】 クラシック‐バレエに対する新しい形式のバレエ。 ⇒モダン【modern】

モダン‐ボーイ【modern boy】🔗🔉

モダン‐ボーイmodern boy】 当世風の男性。昭和初期、多くは軽侮の意をこめて用いた。モボ。↔モダン‐ガール ⇒モダン【modern】

モック‐アップ【mock-up】🔗🔉

モック‐アップmock-up】 製品の外観の検討や機能の確認のために作られる実物大の模型。多く木製もしくは合成樹脂製。原寸模型。

モッブ【mob】🔗🔉

モッブmob】 群集。暴徒。暴民。 ⇒モッブ‐シーン【mob scene】

モッブ‐シーン【mob scene】🔗🔉

モッブ‐シーンmob scene】 映画・演劇で、群集が出る場面。 ⇒モッブ【mob】

モデム【MODEM】🔗🔉

モデムMODEM】 (modulator(変調器)とdemodulator(復調器)との合成語)コンピューターの信号と電話回線の信号を相互に変換する装置。

モデラート【moderato イタリア】🔗🔉

モデラートmoderato イタリア】 〔音〕速度標語。「中くらいの速さで」の意。アンダンテとアレグロの中間。

モデリング【modelling】🔗🔉

モデリングmodelling】 ①模型製作。 ②彫刻で、肉付けを施すこと。絵画では陰影による立体感の効果を調整すること。肉づけ。

モデル【model】🔗🔉

モデルmodel】 ①型。型式かたしき。「最新―」 ②模型。雛型。「プラスチック‐―」「計量経済―」 ③模範。手本。「―地区」 ④美術家が制作の対象にする人。 ⑤小説・戯曲などの題材とされた実在の人物。二葉亭四迷、予が半生の懺悔「この意味からだと『浮雲』にも―が無いぢやないが」。「―小説」 ⑥ファッション‐モデルの略。 ⇒モデル‐ガン【model gun】 ⇒モデル‐ケース【model case】 ⇒モデル‐スクール【model school】 ⇒モデル‐チェンジ ⇒モデル‐ハウス【model house】 ⇒モデル‐ルーム

モデル‐ガン【model gun】🔗🔉

モデル‐ガンmodel gun】 本物そっくりにつくった玩具の銃。弾を発射できないよう、銃口をふさぐことが定められている。 ⇒モデル【model】

モデル‐ケース【model case】🔗🔉

モデル‐ケースmodel case】 典型的・標準的な事例。代表例。 ⇒モデル【model】

モデル‐スクール【model school】🔗🔉

モデル‐スクールmodel school】 特定の教育理念や方法などを計画的に実施して、他校の模範とし、また、これを実験・研究する学校。 ⇒モデル【model】

モデル‐チェンジ🔗🔉

モデル‐チェンジ (和製語model change)商品のデザインや性能を変えること。型式を変更すること。 ⇒モデル【model】

モデルニスモ【modernismo スペイン】🔗🔉

モデルニスモmodernismo スペイン】 19世紀末のラテン‐アメリカで生まれたスペイン語詩の刷新運動。最初は芸術至上主義だったが次第に社会性を帯びる。代表的詩人はマルティ・ダリーオら。

モデル‐ハウス【model house】🔗🔉

モデル‐ハウスmodel house】 住宅の見本として建築した家。 ⇒モデル【model】

モデル‐ルーム🔗🔉

モデル‐ルーム (和製語model room)分譲マンションなどを販売する際に、見本として展示する、実物と同じ作りの部屋。 ⇒モデル【model】

モバイル【mobile】🔗🔉

モバイルmobile】 「動かしやすい」「移動できる」の意。軽量化や無線通信機能の装備によって機器を自由な場所で利用できること。「―‐コミュニケーション」 ⇒モバイル‐コンピューティング【mobile computing】

モバイル‐コンピューティング【mobile computing】🔗🔉

モバイル‐コンピューティングmobile computing】 携帯用小型コンピューターと通信回線を利用し、外出先で情報の処理や送受信を行うこと。 ⇒モバイル【mobile】

もはん‐ぎかい【模範議会】‥クワイ🔗🔉

もはん‐ぎかい模範議会‥クワイ (Model Parliament)イギリスで1295年エドワード1世が召集した議会。大貴族のほか、騎士・市民・下級聖職者の代表も参加した身分制議会。19世紀の学説で議会の模範的形態とされた。 ⇒も‐はん【模範】

モビール【mobile】🔗🔉

モビールmobile】 (動く物体(objet mobile フランス)の意)細い針金・糸などでさまざまな形の金属片・木片を吊り、微妙な均衡を保たせた造形品。室内装飾などに用いる。コールダーが創始。

よう‐そう【様相】ヤウサウ🔗🔉

よう‐そう様相ヤウサウ ①有様。状態。「深刻な―を呈する」 ②〔哲〕(modality)可能的であるか、現実的であるか、必然的であるかという見地から見た事物のあり方。カントは判断をこの見地から蓋然的・実然的・必然的に分け、その根底にある思考形式として可能性・現実性・必然性という様相の範疇を考えた。 ⇒ようそう‐ろんりがく【様相論理学】

ようそう‐ろんりがく【様相論理学】ヤウサウ‥🔗🔉

ようそう‐ろんりがく様相論理学ヤウサウ‥ (modallogic)可能性・必然性・蓋然性などの様相概念を扱う論理学。萌芽はアリストテレスに見られるが、現代ではアメリカの哲学者ルイス(C. I. Lewis1883〜1964)が記号論理学の立場から形式化を行い、クリプキ(S. A. Kripke1940〜)が可能世界意味論を導入し、発展。→多値論理学 ⇒よう‐そう【様相】

🄰Mo🔗🔉

Mo [Molybdän ドイツ]モリブデンの元素記号.

🄰mobi🔗🔉

mobi [mobile]分野別トップレベル‐ドメインの一つで,モバイル関連の機器・サービス・コンテンツの提供者用.

🄰MOS🔗🔉

MOS(モス) [metal oxide semiconductor]金属酸化膜半導体.

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