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広辞苑の検索結果 (43)

あん【安】🔗🔉

あん】 安母尼亜アンモニアの略。

あんあみ【安阿弥】🔗🔉

あんあみ安阿弥】 (アンナミとも)仏師快慶の号。 ⇒あんあみ‐の‐さく【安阿弥の作】

あんあみ‐の‐さく【安阿弥の作】🔗🔉

あんあみ‐の‐さく安阿弥の作】 (安阿弥の作品には温和・優美・高雅なものが多かったのでいう)美少年のこと。 ⇒あんあみ【安阿弥】

あん‐い【安易】🔗🔉

あん‐い安易】 ①たやすいこと。わけなくできること。「―な問題から取りかかる」 ②のんきなこと。いい加減なこと。「―な考え」「―に答える」

あん‐い【安意】🔗🔉

あん‐い安意】 心の安まること。安心。

あん‐い【安慰】‥ヰ🔗🔉

あん‐い安慰‥ヰ 人の心を安らかにし、なぐさめること。慰安。古今著聞集2「汝が意を―するなり」

あん‐いつ【安逸・安佚】🔗🔉

あん‐いつ安逸・安佚】 ①安んじて楽しむこと。 ②何もしないで遊び暮らすこと。「―をむさぼる」「―に日を送る」

あんえい【安永】🔗🔉

あんえい安永】 [文選]江戸中期、後桃園・光格天皇朝の年号。明和9年11月16日(1772年12月10日)改元、安永10年4月2日(1781年4月25日)天明に改元。 ⇒あんえい‐なんりょう【安永南鐐】

あんえい‐なんりょう【安永南鐐】‥レウ🔗🔉

あんえい‐なんりょう安永南鐐‥レウ 安永元年鋳造の長方形の銀貨。表面に「銀座常是」、裏面に「以南鐐八片換小判一両」とある。安永二朱。古二朱。古南鐐。→南鐐 ⇒あんえい【安永】 ○暗影を投ずるあんえいをとうずる 将来に対する不安を生じさせる。 ⇒あん‐えい【暗影・暗翳】

あん‐おん【安穏】‥ヲン🔗🔉

あん‐おん安穏‥ヲン ⇒あんのん

あん‐のん【安穏】‥ヲン🔗🔉

あん‐のん安穏‥ヲン (アンオンの連声)安らかにおだやかなこと。無事。「―に暮らす」「―な一生」

いずく‐ん‐か【安んか・焉んか】イヅク‥🔗🔉

いずく‐ん‐か安んか・焉んかイヅク‥ 〔副〕 (イヅクニカの音便。漢文訓読語)どこに。文鏡秘府論保延点「室に入りて問ふ、何イツクンカくと」

いずく‐ん‐ぞ【安んぞ・焉んぞ】イヅク‥🔗🔉

いずく‐ん‐ぞ安んぞ・焉んぞイヅク‥ 〔副〕 (イヅクニゾの音便。漢文訓読語)疑問・反語の表現を導くのに用いられ、下を推量の助動詞でうける。どうして。何として。三蔵法師伝承徳点「焉イツクンソ同年にして語ふ可けむや」。「―知らん」

やす【安・易】🔗🔉

やす安・易】 (形容詞「やすい」の語幹) ①心やすらか。安泰。万葉集14「藤の裏葉のうら―に」 ②たやすいこと。軽々しいこと。「―請合い」 ③値段の安いこと。廉価。また、安くて粗末であること。「―普請ぶしん」「―もの」「―宿」

やす・い【安い・易い】🔗🔉

やす・い安い・易い】 〔形〕[文]やす・し(ク) ①《安》悩みがない。心のどかである。万葉集15「さぬる夜は多くあれどももの思はず―・くぬる夜はさねなきものを」。源氏物語桐壺「同じ程それより下臈の更衣たちはまして―・からず」 ②《安》安心だ。源氏物語柏木「女こそ何となく紛れあまたの人の見ぬものなれば―・けれ」 ③平易である。容易である。簡単である。万葉集11「わが思ふ妹に―・く逢はなくに」。源氏物語手習「御忌む事はいと―・く授け奉るべきを」。徒然草「鞠も、難き所を蹴出してのち、―・く思へば必ず落つ」。「言うは―・く、行うは難し」「お―・い御用だ」 ④かるがるしい。源氏物語橋姫「心にまかせて身を―・くも振舞はれず」。源平盛衰記23「京中の上下―・き口にはささやきけり」 ⑤《安》(「廉い」とも書く)品物の量や質の割に値段が低い。浮世草子、好色三代男「ただ―・き物を専らと求む」。「衣料品が―・い」 ⑥《安》(「お―・くない」の形で)男女の間柄を羨望し、からかう卑語。「お―・くない関係」 ⑦(他の動詞に付いて)そうなりがちだ。万葉集4「思はじと言ひてしものを朱華色はねずいろの移ろひ―・きわが心かも」。「こわれ―・い品」 ⇒安かろう悪かろう

やすい‐さんてつ【安井算哲】‥ヰ‥🔗🔉

やすい‐さんてつ安井算哲‥ヰ‥ 江戸幕府碁所ごどころ四家の一つである安井家初代。河内の人。本因坊算砂さんさの門人。長子の渋川春海はるみも、一時、2世安井(保井)算哲と称した。(1589?〜1652) ⇒やすい【安井】

やすい‐そうたろう【安井曾太郎】‥ヰ‥ラウ🔗🔉

やすい‐そうたろう安井曾太郎‥ヰ‥ラウ 洋画家。京都生れ。浅井忠ちゅうに師事。フランス滞在中ピサロ・セザンヌらの影響を受ける。一水会を創立。東京芸大教授。作「金蓉」など。文化勲章。(1888〜1955) 安井曾太郎 撮影:田村 茂 ⇒やすい【安井】

やすい‐そっけん【安井息軒】‥ヰソク‥🔗🔉

やすい‐そっけん安井息軒‥ヰソク‥ 幕末・明治初年の儒学者。名は衡、字は仲平。日向飫肥おび藩儒の子。篠崎小竹・松崎慊堂こうどうらに学び、昌平黌しょうへいこうの教授。考証学者として卓越、また海防論「海防私議」を著す。他に「管子纂詁」「左伝輯釈」「論語集説」「弁妄」など。(1799〜1876) ⇒やすい【安井】

やすい‐どうとん【安井道頓】‥ヰダウ‥🔗🔉

やすい‐どうとん安井道頓‥ヰダウ‥ 安土桃山時代の土木家。姓は成安とする説が有力。河内の人。豊臣秀吉に仕え、大坂城の築城および掘割開削に貢献。現在、道頓堀にその名が残る。(1533〜1615) ⇒やすい【安井】

○安かろう悪かろうやすかろうわるかろう🔗🔉

○安かろう悪かろうやすかろうわるかろう 値段は安いだろうが、それだけ品質も劣るであろう。安い物によい物はない。 ⇒やす・い【安い・易い】 やす‐がわ野洲川‥ガハ 鈴鹿山脈から北西に流れ、琵琶湖に注ぐ川。琵琶湖に大きく張り出した川の三角州は、琵琶湖を北湖と南湖に二分している。全長61キロメートル。 野洲川 撮影:的場 啓 やすき易き】 (ヤスシの連体形)やさしいこと。たやすいこと。↔難かた⇒易きに付く やすぎ八杉】 姓氏の一つ。 ⇒やすぎ‐さだとし【八杉貞利】 やすぎ安来】 島根県東部、中海に臨む市。周辺は、かつて「たたら」製鉄が盛んで、刀鍛冶で知られた。製鋼工業が立地。人口4万4千。 ⇒やすぎ‐ぶし【安来節】 やすき‐くらい安き位‥クラヰ (世阿弥の用語)最高中の最高の芸位。なにをするにもあえて努力せず、無理なく安らかに演じうる芸境。安位。花鏡「―に至る風体の」 やすぎ‐さだとし八杉貞利】 ロシア語学者。東京生れ。東京外国語学校教授。1950年、日本ロシヤ文学会を創立、会長。主著「ロシヤ語辞典」。(1876〜1966) ⇒やすぎ【八杉】

やすき‐くらい【安き位】‥クラヰ🔗🔉

やすき‐くらい安き位‥クラヰ (世阿弥の用語)最高中の最高の芸位。なにをするにもあえて努力せず、無理なく安らかに演じうる芸境。安位。花鏡「―に至る風体の」

やす‐げ【安げ】🔗🔉

やす‐げ安げ】 安らかな様子。気楽そうなさま。枕草子7「これは昔のことなめり。今はいと―なり」 ⇒やすげ‐な・し【安げ無し】

やすけく【安けく】🔗🔉

やすけく安けく】 (ヤスシのク語法)安らかなこと。万葉集15「―もなく悩みきて」

やすげ‐な・し【安げ無し】🔗🔉

やすげ‐な・し安げ無し】 〔形ク〕 安らかでない。不安だ。源氏物語胡蝶「よろづに―・うおぼし乱る」 ⇒やす‐げ【安げ】

やす・し【安し・易し】🔗🔉

やす・し安し・易し】 〔形ク〕 ⇒やすい

やすっ‐ぽ・い【安っぽい】🔗🔉

やすっ‐ぽ・い安っぽい】 〔形〕 ①いかにも安物らしい感じである。「―・い家具」 ②質が劣り品格がない。「―・い読物」

やす‐の‐かわ【安の河】‥カハ🔗🔉

やす‐の‐かわ安の河‥カハ 天上にあるという川。天の安の河。また、天の河。万葉集18「―中に隔てて向かひ立ち」

やす‐の‐わたり【安の渡り】🔗🔉

やす‐の‐わたり安の渡り】 安の河の渡り。天の河の渡るところ。万葉集10「天の河―に船浮けて」

やす‐ぴか【安ぴか】🔗🔉

やす‐ぴか安ぴか】 安物に金めっきなどを施して、高価に見せること。また、そのもの。

やすま・る【休まる・安まる】🔗🔉

やすま・る休まる・安まる】 〔自五〕 心身が安らかになる。しずまる。蜻蛉日記「わが思ふ人はたそとはみなせども歎きの枝に―・らぬかな」。「気の―・るときがない」

やす‐やす【安安】🔗🔉

やす‐やす安安】 きわめて安楽なさま。「―と世を送る」

やす‐ら【安ら】🔗🔉

やす‐ら安ら】 やすらか。夫木和歌抄20「―にすめるらいの鳥かな」

やすらい【休らい・安らい】ヤスラヒ🔗🔉

やすらい休らい・安らいヤスラヒ ①ためらうこと。躊躇ちゅうちょ。いさよい。古今和歌集六帖2「君やこむ我や行かむの―に」 ②立ちどまること。たたずむこと。太平記6「怪しや誰人の道踏み迷へる―ぞや」 ③休むこと。休息。また、おだやかなこと。野ざらし紀行「昼の―とて旅店に腰を懸けて」

やすら・う【休らう・安らう】ヤスラフ🔗🔉

やすら・う休らう・安らうヤスラフ [一]〔自五〕 ①躊躇ちゅうちょする。ぐずぐずする。後拾遺和歌集「―・はで寝なましものを」 ②立ちどまる。足をとめる。滞在する。源氏物語夕顔「前栽のいろいろ乱れたるを、過ぎがてに―・ひ給へるさま」。平家物語3「宋朝よりすぐれたる名医渡つて、本朝に―・ふことあり」 ③休む。休息する。心身を楽にする。「緑陰に―・う」 [二]〔他下二〕 やすませる。休息させる。ゆるめる。古今著聞集9「貞任、くつばみを―・へ」

やす‐らか【安らか】🔗🔉

やす‐らか安らか】 ①おだやかで無事なさま。安穏。三蔵法師伝承徳点「海晏ヤスラカに河清めり」。徒然草「ただ明暮念仏して―に世を過すぐす有様、いとあらまほし」 ②ゆったりとして気楽なさま。源氏物語帚木「脇息によりおはす。いと―なる御振舞なりや」 ③心にかかることのないさま。安心できるさま。「―な寝顔」「―に眠る」 ④たやすいさま。やすやす。枕草子158「経など習ふとて、…くるくると―に読みたるこそ」

やすらぎ【安らぎ】🔗🔉

やすらぎ安らぎ】 安らぐこと。心の平安。気持の落ち着き。「一時の―を得る」

やすら・ぐ【安らぐ】🔗🔉

やすら・ぐ安らぐ】 〔自五〕 安らかな気持になる。おだやかな気持になる。「心の―・ぐ暇がない」

やすら‐け・し【安らけし】🔗🔉

やすら‐け・し安らけし】 〔形ク〕 安らかである。おだやかである。祝詞、春日祭「平らけく―・く聞しめせと」

やすん・じる【安んじる】🔗🔉

やすん・じる安んじる】 〔自他上一〕 (→)「安んずる」に同じ。

やすん・ずる【安んずる】🔗🔉

やすん・ずる安んずる】 (ヤスミスの音便) [一]〔自サ変〕[文]やすん・ず(サ変) ①安らかになる。平安になる。安心する。「心―・ぜず」 ②それに満足して不満に思わない。甘んずる。「小成に―・ずる」 [二]〔他サ変〕[文]やすん・ず(サ変) 安らかにする。安泰にする。太平記35「如何にしてか天下を治め、人民を―・じ候ふべき」

[漢]安🔗🔉

 字形  筆順 〔宀部3画/6画/教育/1634・3042〕 〔音〕アン(呉)(漢) 〔訓〕やすい・やすんずる・いずくんぞ・いずくに (名)やすし [意味] ①やすらか。おだやか。心配がない。無事である。(対)危。「安否・安産・安全・平安・治安」 ②やすんずる。やすらぐ。おちつく。「慰安・安心・安堵あんど」 ③手がるである。ねだんがやすい。「安直・安価」 ④反語・疑問の助字。 ㋐いずくんぞ。どうして。「燕雀安知鴻鵠之志哉=燕雀えんじゃくいずくんぞ鴻鵠(こうこく=大きな鳥)の志を知らんや」〔史記〕 ㋑いずくに。どこに。「而今安在哉=しかるに今いずくにありや」〔蘇軾〕 [解字] 会意。「宀」(=やね)+「女」。家の中に女が落ちついている意。 [下ツキ 慰安・宴安・艾安・公安・苟安・大安・治安・偸安・不安・平安・保安・奉安・硫安・霊安室 [難読] 安芸あき・安積あさか・安宅あたか・安土あづち・安房あわ

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あんあみ【安阿弥】🔗🔉

あんあみ 【安阿弥】 快慶(カイケイ)の法号。

あん-い【安位】🔗🔉

あん-い 【安位】 「安(ヤス)き位(クライ)」に同じ。

あん-い【安易】🔗🔉

あん-い [1][0] 【安易】 (名・形動)[文]ナリ (1)困難がないこと。たやすいこと。また,そのさま。「―な問題」 (2)特別な工夫や努力のないこと。深く考えないこと。また,そのさま。「―に流れる」「―な発想」「―に過ぎる」 [派生] ――さ(名)

あん-い【安意】🔗🔉

あん-い [1] 【安意】 (名)スル 心がやすまること。安心。「稍(ヨウヤ)く―するを得たりき/月世界旅行(勤)」

あん-い【安慰】🔗🔉

あん-い [1] 【安慰】 (名)スル 人の心をやすらかにし,なぐさめること。

あん-いつ【安逸・安佚】🔗🔉

あん-いつ [0] 【安逸・安佚】 (名・形動)[文]ナリ 気楽に楽しむこと。何もせずのんきに過ごすこと。また,そのさま。「―をむさぼる」「子の二十歳頃までは―遊冶に育てしが/新聞雑誌 6」

あんえい【安永】🔗🔉

あんえい 【安永】 年号(1772.11.16-1781.4.2)。明和の後,天明の前。後桃園・光格天皇の代。

あんえい-なんりょう【安永南鐐】🔗🔉

あんえい-なんりょう ―レウ [5] 【安永南鐐】 江戸時代1772年(明和9=安永元)より1824年まで鋳造された二朱銀。明和南鐐(ナンリヨウ)。 →南鐐

いずくん-か【安んか・焉んか】🔗🔉

いずくん-か イヅクン― 【安んか・焉んか】 (副) 〔「いずくにか」の転。漢文訓読に由来する語法〕 (1)どこに。どこへ。 (2)どうして。なぜ。

いずくん-ぞ【安んぞ・焉んぞ】🔗🔉

いずくん-ぞ イヅクン― [3] 【安んぞ・焉んぞ】 (副) 〔「いづくにぞ」の転。漢文訓読に由来する語法〕 (疑問・反語を表す語を下に伴って)どうして。なんで。「燕雀(エンジヤク)―鴻鵠(コウコク)の志を知らんや」

やす【安】🔗🔉

やす 【安】 〔形容詞「やすい」の語幹から。多く他の語と複合して用いられる〕 (1)金額の少ないこと,値段の低いことを表す。「―月給」「―普請」 (2)値段の下がること。 ⇔高 「―値」「十円―」 (3)軽はずみに行うことを表す。「―請け合い」 (4)安泰なさま,安らかなさまであることを表す。「うら―にさ寝る夜そなき/万葉 3504」

やすい【安井】🔗🔉

やすい ヤス 【安井】 姓氏の一。

やすい-さんてつ【安井算哲】🔗🔉

やすい-さんてつ ヤス― 【安井算哲】 (1)(1589-1652) 江戸幕府碁所四家の一つ安井家第一代。河内の人。本因坊算砂の門弟。古算哲ともいう。二代は長子渋川春海。 (2) ⇒渋川春海(シブカワシユンカイ)

やすい-そうたろう【安井曾太郎】🔗🔉

やすい-そうたろう ヤスソウタラウ 【安井曾太郎】 (1888-1955) 洋画家。京都生まれ。浅井忠に師事。滞欧後二科会に加わるがやがて脱会し,一水会を創立。ミレー・ピサロ・セザンヌに傾倒,明るい色彩の近代的感覚に支えられた画風を完成し,梅原竜三郎とともに洋画壇を率いた。代表作「孔雀と女」「金蓉」

やすい-そっけん【安井息軒】🔗🔉

やすい-そっけん ヤスソクケン 【安井息軒】 (1799-1876) 江戸後期・幕末の儒者。日向(ヒユウガ)の人。名は衡,字(アザナ)は仲平。江戸で松崎慊堂に師事。郷里飫肥(オビ)藩の儒官を経て,昌平坂学問所の教授。漢唐の注疏に基づく考証学を主とした。他に「海防私議」「弁妄」など警世の論,「読書余適」「息軒遺稿」「論語集説」など。

やすい-てつ【安井てつ】🔗🔉

やすい-てつ ヤス― 【安井てつ】 (1870-1945) 教育者。東京生まれ。英国留学後,キリスト教精神に基づく女子教育のため,東京女子大学の創立に尽くす。

やすい-どうとん【安井道頓】🔗🔉

やすい-どうとん ヤスダウトン 【安井道頓】 (1533-1615) 安土桃山時代の土木家。河内の人。名は成安,道頓は号。豊臣秀吉に仕え,大坂城の築城やその付近の土木工事に活躍。大阪の道頓堀にその名を残す。

やすい-なかじ【安井仲治】🔗🔉

やすい-なかじ ヤスナカヂ 【安井仲治】 (1903-1942) 写真家。大阪生まれ。生を深く凝視するドキュメンタリーから,実験的な作品まで幅広い作風を示す。

やす・い【安い】🔗🔉

やす・い [2] 【安い】 (形)[文]ク やす・し (1)(「廉い」とも書く)値段が低い。安価だ。 ⇔高い 「市価より―・い」 (2)(「(お)やすくない」の形で)男女が親密なのを,うらやみからかっていう語。「―・くない仲だ」 (3)心が穏やかだ。悩みがない心境だ。平静だ。「心をお―・くお持ち下さい」「物思(モ)はず―・く寝る夜はさねなきものを/万葉 3760」 (4)気軽である。軽々しい。「心にまかせて身を―・くも振舞はれず/源氏(橋姫)」 [派生] ――さ(名)

安かろう悪かろう🔗🔉

安かろう悪かろう 値段の安い品物は品質も劣る。

安く見られる🔗🔉

安く見られる 軽々しく扱われる。見くびられる。

やすき【安き】🔗🔉

やすき [1] 【安き】 〔形容詞「やすし(安)」の連体形から〕 安いこと。「泰山の―に置く」

やすき-くらい【安き位】🔗🔉

やすき-くらい ―クラ 【安き位】 世阿弥の能楽用語。どんなにむずかしい芸でもやすやすと演じられる最高の芸位。

やす-げ【安げ・易げ】🔗🔉

やす-げ 【安げ・易げ】 (形動ナリ) (1)安らかそうなさま。「何事も人にもどきあつかはれぬ際は―なり/源氏(賢木)」 (2)いかにも容易にみえるさま。「本(モト)を切るさまぞ,―に,せまほしげに見ゆるや/枕草子 227」

やすげ-な・し【安げ無し】🔗🔉

やすげ-な・し 【安げ無し】 (形ク) 不安である。苦労が多い。「さまざま―・き身の憂へを申す/源氏(須磨)」

やす・し【安し・易し】🔗🔉

やす・し 【安し・易し】 (形ク) ⇒やすい(安) ⇒やすい(易)

やすっ-ぽ・い【安っぽい】🔗🔉

やすっ-ぽ・い [4] 【安っぽい】 (形) (1)いかにも安物に見える。上等でない。「―・い品物」 (2)品格がない。品がない。「そんな―・い考えはもっていない」 [派生] ――さ(名)

やす-の-かわ【安の河】🔗🔉

やす-の-かわ ―カハ 【安の河】 日本神話で,天上にあるという川。また,天の川。「―中に隔てて向ひ立ち/万葉 4125」

やす-の-わたり【安の渡り】🔗🔉

やす-の-わたり 【安の渡り】 安の河の渡し場。「天の川―に舟浮けて秋立つ待つと妹に告げこそ/万葉 2000」

やす-ぴか【安ぴか】🔗🔉

やす-ぴか [0] 【安ぴか】 安物に金めっきなどして高価そうに仕立てた物。

やす-ぼった・い【安ぼったい】🔗🔉

やす-ぼった・い [5] 【安ぼったい】 (形) 安っぽくて品(ヒン)がなく,粗末な感じだ。「―・い品」

やすま・る【休まる・安まる】🔗🔉

やすま・る [3] 【休まる・安まる】 (動ラ五[四]) 心や体が落ち着いて楽になる。苦痛がおさまる。「気が―・る」「体が―・る」「日ごろよりは少し―・りたり/蜻蛉(上)」

やす-め【安め・安目】🔗🔉

やす-め [0][3] 【安め・安目】 ■一■ (名・形動)[文]ナリ 〔「め」は接尾語〕 (値段などが)いくぶん安い・こと(さま)。 ⇔高め 「相場が―に推移する」 ■二■ (名) (1)安い値段。「―でいきますべい,乗てくんなさい/滑稽本・続膝栗毛」 (2)ひかえ目。謙遜。「其様に―をお言ひのが愛敬になつて/人情本・梅之春」

やす-やす【安安】🔗🔉

やす-やす [3] 【安安】 (副) 苦しむことなく安楽に。平穏に。「―(と)老後を送る」

やす-ら【安ら】🔗🔉

やす-ら 【安ら】 (形動ナリ) ゆったりとしたさま。「袂よく着よく肩よく小頸―に汝着せめかも/催馬楽」

やす-らか【安らか】🔗🔉

やす-らか [2] 【安らか】 (形動)[文]ナリ (1)事件となるような事もなく平穏無事であるさま。「―な世」 (2)心配事もなく,心の穏やかなさま。「心―に眠る」「―な顔」 (3)たやすいさま。容易なさま。「―に結ひて参らせたりけるが/徒然 51」 (4)落ち着けるさま。無難に感じられるさま。「調度も昔覚えて―なるこそ/徒然 10」 (5)平易でわかりやすいさま。「文字の意味―にして/小説神髄(逍遥)」 [派生] ――さ(名)

やすらぎ【安らぎ】🔗🔉

やすらぎ [0] 【安らぎ】 心がゆったりと落ち着いて穏やかなこと。「―の時」

やすら・ぐ【安らぐ】🔗🔉

やすら・ぐ [3] 【安らぐ】 (動ガ五[四]) 穏やかな気持ちになる。安らかになる。「気持ちが―・ぐ」 [可能] やすらげる

やすら-け・し【安らけし】🔗🔉

やすら-け・し 【安らけし】 (形ク) 安らかである。穏やかである。「平らけく―・く聞しめせと/祝詞(春日祭)」

やすん・じる【安んじる】🔗🔉

やすん・じる [4] 【安んじる】 (動ザ上一) 〔サ変動詞「安んずる」の上一段化〕 「安んずる」に同じ。「小市民的な幸せに―・じる」

やすん・ずる【安んずる】🔗🔉

やすん・ずる [4] 【安んずる】 (動サ変)[文]サ変 やすん・ず 〔形容詞「やすし」の語幹に「み」と動詞「す」の付いた「やすみす」の転〕 (1)やすらかになる。安心する。「難問が解決し―・じて寝ることができる」 (2)その状態のままで満足する。あまんじる。「現状に―・ずる」「小成に―・ずる」 (3)やすらかにする。やすめる。「如何してか…人民を―・じ候べき/太平記 35」 (4)軽く見る。あなどる。「汝が們(トモガラ)までおれを―・じをる/滑稽本・浮世床(初)」

あんい【安易な】(和英)🔗🔉

あんい【安易な】 easy;→英和 easygoing.→英和 〜に easily;→英和 with ease.〜に考える taketoo easy.

あんいつ【安逸を貪る】(和英)🔗🔉

あんいつ【安逸を貪る】 idle away one's time.

やすい【安い】(和英)🔗🔉

やすい【安い】 cheap;→英和 inexpensive;→英和 of a low[moderate]price.→英和 安くする make cheaper;cut the price.安く売る(買う) sell (buy) cheap[at a low price].安くなる become cheaper;fall[go down].→英和 お安くない仲である be on more than friendly terms.

やすっぽい【安っぽい】(和英)🔗🔉

やすっぽい【安っぽい】 cheap;→英和 flashy;→英和 tawdry.→英和 安っぽく見える look cheap;→英和 appear mean[poor](人が).〜品物 a trumpery.→英和

やすぴか【安ぴかの】(和英)🔗🔉

やすぴか【安ぴかの】 showy;→英和 tawdry;→英和 gaudy.→英和 安ぴか物 a knickknack;→英和 a gimcrack.→英和

やすやす【安々[易々]と】(和英)🔗🔉

やすやす【安々[易々]と】 easily;→英和 without difficulty[trouble];readily (快く).

やすらか【安らかな】(和英)🔗🔉

やすらか【安らかな】 peaceful;→英和 quiet;→英和 calm;→英和 at ease.〜に peacefully;→英和 quietly;→英和 calmly;in peace.

やすらぎ【安らぎ】(和英)🔗🔉

やすらぎ【安らぎ】 peace;→英和 quiet.→英和

やすんじる【安んじる】(和英)🔗🔉

やすんじる【安んじる】 be contented[satisfied];be at ease[rest].安んじて contentedly;trustingly;at ease;in peace.

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