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広辞苑の検索結果 (23)
けい【系】🔗⭐🔉
けい【系】
①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」
②組織だった分類。また、その部門。「文科―」
③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。
④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。
⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。
けい‐ぐん【系群】🔗⭐🔉
けい‐ぐん【系群】
同じ魚種の中にありながら、産卵場・産卵期・回遊経路など生活史の一部または全部を他と異にする群。資源評価を行う時の単位となる。
けい‐ず【系図】‥ヅ🔗⭐🔉
けい‐ず【系図】‥ヅ
①先祖から代々の系統を書きしるした表。系譜。家譜。
②事物の来歴。由緒ゆいしょ。由来。醒睡笑「砂糖饅頭は近来の出来物、なんの―もなし」
③クロダイの若魚の異称。かいず。
⇒けいず‐かい【系図買い】
⇒けいず‐しり【系図知り】
⇒けいず‐だて【系図立て】
けいず‐かい【系図買い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
けいず‐かい【系図買い】‥ヅカヒ
①金持にはなったが身分の賤しい者が、家柄をよく見せるために、貧乏な貴族の系図を買うこと。また、その者。
②系図を重大視し、縁組などでこれを過大評価すること。また、その人。
③(→)窩主買けいずかいに同じ。
⇒けい‐ず【系図】
けいず‐しり【系図知り】‥ヅ‥🔗⭐🔉
けいず‐しり【系図知り】‥ヅ‥
諸家の系図を偽作する者。
⇒けい‐ず【系図】
けいず‐だて【系図立て】‥ヅ‥🔗⭐🔉
けいず‐だて【系図立て】‥ヅ‥
なにかにつけて系図を言い立てて自慢する者。
⇒けい‐ず【系図】
けい‐とう【系統】🔗⭐🔉
けい‐とう【系統】
①順を追って並びまたは続いて統一のあること。「国学の―」
②ある原理・法則によって順序だてた統一のあるもの。システム。「電気―の故障」「指揮―」
③同じ方面や種類に属していること。「事務―の仕事」
④一族間の血統。
⑤〔生〕
㋐生物の種あるいは群の進化の過程での由来。
㋑祖先を共通とし、遺伝子型をほぼ等しくする生物の個体群。
⇒けいとう‐きょういく【系統教育】
⇒けいとう‐きんゆう【系統金融】
⇒けいとう‐さいばい【系統栽培】
⇒けいとう‐じゅ【系統樹】
⇒けいとう‐てき【系統的】
⇒けいとう‐はっせい【系統発生】
⇒けいとう‐ぶんるい【系統分類】
⇒けいとう‐ぶんるいがく【系統分類学】
けいとう‐きょういく【系統教育】‥ケウ‥🔗⭐🔉
けいとう‐きょういく【系統教育】‥ケウ‥
各教科の内容を順序だてた学習を促進する教育。遠山啓ひらくらが提唱。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐きんゆう【系統金融】🔗⭐🔉
けいとう‐きんゆう【系統金融】
中央組織の下に系統的な地方組織が存在する金融機関の関係。農林中央金庫と農林漁業協同組合、信金中央金庫と信用金庫など。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐さいばい【系統栽培】🔗⭐🔉
けいとう‐さいばい【系統栽培】
生物の遺伝的組成を純粋にするため、交配を管理して、他系統のものと交配しないように注意して栽培すること。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐じゅ【系統樹】🔗⭐🔉
けいとう‐じゅ【系統樹】
(phylogenetic tree; genealogical tree)生物の系統関係を描いた樹状図。ヘッケルが名付けて提唱した。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐てき【系統的】🔗⭐🔉
けいとう‐てき【系統的】
系統立っているさま。「―に勉強する」
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐はっせい【系統発生】🔗⭐🔉
けいとう‐はっせい【系統発生】
(phylogeny ヘッケルの造語)それぞれの生物の種あるいは群が進化の過程で経てきた形質変化。特に形態の進化の歴史。↔個体発生。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐ぶんるい【系統分類】🔗⭐🔉
けいとう‐ぶんるい【系統分類】
生物の系統的類縁関係を研究し、それを反映するようにした生物の分類。
⇒けい‐とう【系統】
けいとう‐ぶんるいがく【系統分類学】🔗⭐🔉
けいとう‐ぶんるいがく【系統分類学】
〔生〕生物の系統的類縁関係を反映して分類する方法について理論的研究を行う学問。
⇒けい‐とう【系統】
けい‐ふ【系譜】🔗⭐🔉
けい‐ふ【系譜】
①血縁関係や系統関係を図式的に記したもの。系図。
②物や人のつながり。系統。
けい‐れつ【系列】🔗⭐🔉
けい‐れつ【系列】
①系統だって並べられた一連の物事。
②資本・経営者・生産・販売などの、企業間の結合関係。「企業―」「―会社」
⇒けいれつ‐がくしゅう【系列学習】
⇒けいれつ‐かんけい【系列関係】
⇒けいれつ‐きぎょう【系列企業】
⇒けいれつ‐ゆうし【系列融資】
けいれつ‐がくしゅう【系列学習】‥シフ🔗⭐🔉
けいれつ‐がくしゅう【系列学習】‥シフ
〔心〕あらかじめ決めた順序で提示されたいくつかの材料を順序通りに記銘・再生すること。記憶実験の基本的形式の一つ。
⇒けい‐れつ【系列】
けいれつ‐かんけい【系列関係】‥クワン‥🔗⭐🔉
けいれつ‐かんけい【系列関係】‥クワン‥
〔言〕(rapport paradigmatique フランス)ある言語単位の内部で同じ位置に現れることのできる要素が相互に結んでいる関係。系列関係にある要素は体系を作る。範列関係。→統合関係。
⇒けい‐れつ【系列】
けいれつ‐きぎょう【系列企業】‥ゲフ🔗⭐🔉
けいれつ‐きぎょう【系列企業】‥ゲフ
同一の資本系列に属する企業。
⇒けい‐れつ【系列】
けいれつ‐ゆうし【系列融資】🔗⭐🔉
けいれつ‐ゆうし【系列融資】
銀行が系列企業に行う融資。企業に対する銀行の影響力を強め、戦前の財閥に代わる戦後の新しい企業集団形成の要因となった。
⇒けい‐れつ【系列】
[漢]系🔗⭐🔉
系 字形
筆順
〔糸部1画/7画/教育/2347・374F〕
〔音〕ケイ(漢)
[意味]
①すじ。つながり。血すじ。「系図・系統・体系・直系・銀河系・理科系・事務系」
②〔数〕ある定理から直ちに導かれる命題。
③地質の時代区分「紀」に対応する地層。「ジュラ系・第三紀系」
[解字]
会意。「丿」(=引きのばす)+「糸」(=いと)。糸をつないでのばす、転じて、つなぐ、つながる意。現代中国語では「係」「繫」の簡体字としても用いる。
[下ツキ
一系・家系・山系・女系・水系・正系・体系・男系・直系・同系・日系・父系・傍系・母系
筆順
〔糸部1画/7画/教育/2347・374F〕
〔音〕ケイ(漢)
[意味]
①すじ。つながり。血すじ。「系図・系統・体系・直系・銀河系・理科系・事務系」
②〔数〕ある定理から直ちに導かれる命題。
③地質の時代区分「紀」に対応する地層。「ジュラ系・第三紀系」
[解字]
会意。「丿」(=引きのばす)+「糸」(=いと)。糸をつないでのばす、転じて、つなぐ、つながる意。現代中国語では「係」「繫」の簡体字としても用いる。
[下ツキ
一系・家系・山系・女系・水系・正系・体系・男系・直系・同系・日系・父系・傍系・母系
大辞林の検索結果 (25)
けい【系】🔗⭐🔉
けい [1] 【系】
(1)ある関係のもとにつながった統一体。体系。「一つの―をなす」
(2)〔数・論〕
〔corollary〕
一つの定理から派生的に導かれる命題。多くは利用価値の高い場合に導かれる。
(3)〔地〕 地質時代区分の「紀」の期間に形成された地層・岩体。「カンブリア―」
(4)〔system〕
物理・化学・生物などの分野で,一定の相互作用や相互連関のもとにある,もしくはあると想定されるものから成る全体。力学系・生態系・神経系・開放系など。
けい-ず【系図】🔗⭐🔉
けい-ず ―ヅ [0] 【系図】
(1)先祖以来の一族の人々の血縁関係を示した図。
(2)来歴。由来。由緒。「砂糖饅頭は近来の出来物,なにの―もなし/咄本・醒睡笑」
けいず-かい【系図買い】🔗⭐🔉
けいず-かい ―ヅカヒ [3] 【系図買い】
(1)貴族の系図を買って家の格を高く見せたこと。また,その人。
(2)縁組などの際,系図を重くみること。また,その人。
(3)「窩主(ケイズ)買い」に同じ。
けい-とう【系統】🔗⭐🔉
けい-とう [0] 【系統】
(1)一定の順序・法則に従って統一されていること。また,そのつながり。「―を立てて話す」
(2)祖先を同じくする人のつながり。血統。
(3)思想・主義などが同一の流れに属すること。「観念論の―に属する主張」
(4)共通の祖先から由来し,ある形質について遺伝子型の等しい個体群。
(5)生物の世代のつながり,生物各種族間の進化の経路,および種族間の類縁関係。
けいとう-かいぼう【系統解剖】🔗⭐🔉
けいとう-かいぼう [5] 【系統解剖】
人体の構造を知るために,医学生の実習の一つとして行われる解剖。血管・神経・筋肉・臓器など,全身各所を系統的に観察する。正常解剖。
→病理解剖
けいとう-がくしゅう【系統学習】🔗⭐🔉
けいとう-がくしゅう ―シフ [5] 【系統学習】
知識や技術などを系統的体系に則して習得することを目指した学習形態。
→経験学習
けいとう-きんゆう【系統金融】🔗⭐🔉
けいとう-きんゆう [5] 【系統金融】
資金的・組織的に密接な関係にある下部と上部の金融機関の間の金融関係のこと。
けいとう-じゅ【系統樹】🔗⭐🔉
けいとう-じゅ [3] 【系統樹】
生物相互の類縁関係を樹木状に模式化したもの。すべての生物群は共通の祖先から由来したという考えに基づく。
けいとう-てき【系統的】🔗⭐🔉
けいとう-てき [0] 【系統的】 (形動)
順序立って統一がとれているさま。「―に調べる」「―な研究」
けいとう-はっせい【系統発生】🔗⭐🔉
けいとう-はっせい [5] 【系統発生】
ある生物群が成立から絶滅まで経てきた進化の変化過程。ドイツのヘッケルが提唱。
→個体発生
けいとう-はんしょく【系統繁殖】🔗⭐🔉
けいとう-はんしょく [5] 【系統繁殖】
同一系統内の交配による繁殖法。純系化したもの,もしくは標識遺伝子をもっているものを維持するために行う。家畜改良法の一。
けいとう-ぶんるいがく【系統分類学】🔗⭐🔉
けいとう-ぶんるいがく [7] 【系統分類学】
生物を生物間の類縁関係に従って系統的に分類する学問。
けいとう-ろん【系統論】🔗⭐🔉
けいとう-ろん [3] 【系統論】
言語学の一分野で,言語相互の親族関係を明らかにしようとする研究。
けいとう-だ・てる【系統立てる】🔗⭐🔉
けいとう-だ・てる [6] 【系統立てる】 (動タ下一)
事柄や現象を,一定の原理・原則に従って分類・整理する。「―・てて説明する」
けい-ふ【系譜】🔗⭐🔉
けい-ふ [0] 【系譜】
(1)血縁関係を順次記した図・記録。系図。譜系。「―をたどる」
(2)芸術・学問などで,師弟関係などのつながり。「自然主義文学の―に連なる作家」
けい-れつ【系列】🔗⭐🔉
けい-れつ [0] 【系列】
(1)一定の順序に従って並べられた物事のまとまり。系統立てて並べられている一連の物事。「ロマン主義の―に属する」
(2)企業間の結合関係の一。大企業とその下請けの中小企業との結合関係。また,コンツェルンなど大企業相互の結合関係もさす。「―会社」
けいれつ-きぎょう【系列企業】🔗⭐🔉
けいれつ-きぎょう ―ゲフ [5] 【系列企業】
旧財閥系グループあるいは金融機関を中核とする企業群に属している企業。
けいれつ-とりひき【系列取引】🔗⭐🔉
けいれつ-とりひき [5][6] 【系列取引】
株式の持ち合いや役員の派遣などにより密接な関係にある系列企業間の,排他的とされる長期的な取引関係。
けいれつ-ゆうし【系列融資】🔗⭐🔉
けいれつ-ゆうし [5] 【系列融資】
結び付きの強い企業グループ内の企業に,同じグループの金融機関が重点的・集中的に資金を貸し出すこと。
つり【系・吊】🔗⭐🔉
つり 【系・吊】
〔「吊(ツ)り」と同源。代々の系統,師弟関係などを線を引いてつりさげるように示したことからという〕
(1)系図。つりがき。「大織はんの―あるにしてから町屋住ひの身は/浮世草子・永代蔵 6」
(2)系統。血統。血縁。
けい【系】(和英)🔗⭐🔉
けいず【系図】(和英)🔗⭐🔉
けいとう【系統】(和英)🔗⭐🔉
けいふ【系譜】(和英)🔗⭐🔉
けいれつ【系列】(和英)🔗⭐🔉
けいれつ【系列】
a series.→英和
‖系列会社 an affiliated company.
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