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広辞苑の検索結果 (47)

きぬ【絹】🔗🔉

きぬ】 蚕の繭からとった繊維。また、それで織った織物。絹織物。万葉集16「我に遣おこせし水縹みはなだの―の帯を」 ⇒絹を裂くよう

きぬ‐あや【絹綾】🔗🔉

きぬ‐あや絹綾】 綾織の薄い羅紗ラシャ

きぬ‐いと【絹糸】🔗🔉

きぬ‐いと絹糸】 蚕の繭からとった糸。生糸・練糸などがある。 ⇒きぬいと‐そう【絹糸草】 ⇒きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】

きぬいと‐そう【絹糸草】‥サウ🔗🔉

きぬいと‐そう絹糸草‥サウ (→)「ひえまき(稗蒔)」に同じ。〈[季]夏〉 ⇒きぬ‐いと【絹糸】

きぬ‐うんも【絹雲母】🔗🔉

きぬ‐うんも絹雲母】 微細な鱗片状白雲母の総称。陶土として利用。

きぬ‐え【絹絵】‥ヱ🔗🔉

きぬ‐え絹絵‥ヱ 絹地にかいた絵。

きぬ‐おり【絹織】🔗🔉

きぬ‐おり絹織】 経緯たてよことも絹糸で織ること。また、その織物。羽二重はぶたえ・縮緬ちりめん・透綾すきや・海気かいき・塩瀬しおぜ・斜子ななこ・紬つむぎ・琥珀こはくなど種類が多い。 ⇒きぬおり‐もの【絹織物】

きぬおり‐もの【絹織物】🔗🔉

きぬおり‐もの絹織物】 絹織の織物。 ⇒きぬ‐おり【絹織】

きぬ‐がき【絹垣】🔗🔉

きぬ‐がき絹垣】 ①神祭などの時、垣のようにひきめぐらした絹のとばり。綾垣。古事記「その山の上に―を張り帷幕を立てて」 ②神霊遷御の際に神体の上面・側面を覆う絹布。きんがい。

きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】🔗🔉

きぬ‐がさ衣笠・絹傘・華蓋】 ①絹張りの長柄の傘。古代、天皇・親王・公卿などの外出時に、背後からさしかざすのに用いた。翳えい。万葉集3「わがおほきみは―にせり」 衣笠 ②天蓋てんがい。〈倭名類聚鈔14⇒きぬがさ‐そう【衣笠草】 ⇒きぬがさ‐たけ【絹傘茸】

きぬがさ‐たけ【絹傘茸】🔗🔉

きぬがさ‐たけ絹傘茸】 担子菌類のきのこ。夏に竹林中に奇異な子実体を生ずる。約10センチメートルの円柱状白色蝋質の茎の上端に鐘形の頭部を有し、表面に網状の突出がある。表面全体をおおう緑褐色の粘液は無数の胞子を含み、悪臭を放つ。また菌の傘の下部から白色の網状のマントを垂下。中国料理で珍重する。コムソウタケ。 ⇒きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】

きぬ‐ぐら【絹座】🔗🔉

きぬ‐ぐら絹座】 絹を売買する所。宇津保物語藤原君「―にある徳まちといふ市女」

きぬ‐こくら【絹小倉】🔗🔉

きぬ‐こくら絹小倉】 小倉織に絹紡績糸または撚糸ねんしを用いた洋服地。

きぬ‐ごし【絹漉し】🔗🔉

きぬ‐ごし絹漉し】 ①絹篩きぬぶるいまたは絹で細かに漉すこと。また、その漉した物。 ②絹漉し豆腐の略。 ⇒きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】

きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】🔗🔉

きぬごし‐どうふ絹漉し豆腐】 濃い豆乳と凝固剤を型箱の中に入れ、上澄みをとらずに全体をかたまらせた豆腐。絹で漉したかのように、きめこまかく滑らかなのでいう。きぬごし。ささのゆき。↔木綿豆腐 ⇒きぬ‐ごし【絹漉し】

きぬ‐こまちいと【絹小町糸】🔗🔉

きぬ‐こまちいと絹小町糸】 紡績絹糸でつくった縫糸。絹小町。

きぬ‐ゴロ【絹呉絽】🔗🔉

きぬ‐ゴロ絹呉絽】 絹糸でゴロフクレンのように織った織物。

きぬ‐ざ【絹座】🔗🔉

きぬ‐ざ絹座】 鎌倉時代以後、絹の販売業者の組合。七座の一つ。

きぬ‐サラサ【絹更紗】🔗🔉

きぬ‐サラサ絹更紗】 絹地に更紗模様を染めたもの。

きぬ‐じ【絹地】‥ヂ🔗🔉

きぬ‐じ絹地‥ヂ ①絹織の生地。 ②日本画をかくのに用いる絹。絵絹。

きぬ‐じょうふ【絹上布】‥ジヤウ‥🔗🔉

きぬ‐じょうふ絹上布‥ジヤウ‥ (→)透綾すきやに同じ。

きぬ‐ずきん【絹頭巾】‥ヅ‥🔗🔉

きぬ‐ずきん絹頭巾‥ヅ‥ 頭巾の一種。つばはなく、絹布で円柱のやや平たいような形に造り、頭の全部にはめるようにしたもの。

きぬ‐セル【絹セル】🔗🔉

きぬ‐セル絹セル】 ①絹をまぜて織ったセル地。 ②絹糸を加工撚糸ねんしとしてセル風に織り出したもの。春秋の衣服に用いる。

きぬ‐ちぢみ【絹縮】🔗🔉

きぬ‐ちぢみ絹縮】 経たてに生糸、緯よこに左撚りの強撚糸きょうねんしを用いた絹織物の一種。精練・しぼ出し処理によって片しぼになる。夏の単衣ひとえ・帯揚げ・腰紐などに用いる。きぬち。

きぬ‐てん【絹天】🔗🔉

きぬ‐てん絹天】 (「天」はビロードの意の「天鵞絨」の略)絹ビロードの一種。一般の別珍より高級なもの。足袋たび・鼻緒・夜具襟えりなどに用いる。

きぬ‐の‐みち【絹の道】🔗🔉

きぬ‐の‐みち絹の道】 シルクロードの訳語。

きぬ‐ばり【絹針】🔗🔉

きぬ‐ばり絹針】 絹布を縫うのに用いる細い針。

きぬ‐ばり【絹張り】🔗🔉

きぬ‐ばり絹張り】 ①絹布を張ること。また、張った物。「―の屏風」 ②木や竹製の棒で、絹布を洗い張りするときに両端に付け、ひっぱって皺しわをのばす道具。また、それを使って絹布を伸子しんし張りすること。浄瑠璃、堀川波鼓「松の木に―結び」 ③絹布をのり張りする板。

きぬ‐ひょうぐ【絹表具・絹裱具】‥ヘウ‥🔗🔉

きぬ‐ひょうぐ絹表具・絹裱具‥ヘウ‥ 絹布を用いた表具。巻物・掛軸・書画帖・襖ふすま・屏風びょうぶなど。↔紙表具

きぬ‐ふたこ【絹双子】🔗🔉

きぬ‐ふたこ絹双子】 双子糸に絹糸を少し混ぜて織った双子縞ふたこじま

きぬまき‐せん【絹巻線】🔗🔉

きぬまき‐せん絹巻線】 絹糸を絶縁体として被覆した銅線。

きぬ‐モスリン【絹モスリン】🔗🔉

きぬ‐モスリン絹モスリン】 経緯たてよこともに1本の生糸に強撚を施した糸を用い、きわめて地を薄く平織りにした絹織物。肩掛・カーテンに用いる。シフォン。

きぬ‐もの【絹物】🔗🔉

きぬ‐もの絹物】 ①絹織物。 ②絹製の衣服。

きぬ‐や【絹屋】🔗🔉

きぬ‐や絹屋】 ①絹の幕を屋根と四方とに張りめぐらした仮小屋。栄華物語あさ緑「前に―造りて黄牛あめうし飼はせ給ふ」 ②絹布を織り、または売る人。また、その家。

○絹を裂くようきぬをさくよう🔗🔉

○絹を裂くようきぬをさくよう (絹布を裂くとき、高く鋭い音が出ることから)女性の悲鳴など、かん高く鋭い叫び声の形容。 ⇒きぬ【絹】 きね】 穀物などを臼に入れてつくのに用いる木製の具。中細。打杵。〈倭名類聚鈔16〉 杵 横杵 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 竪杵 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒杵であたり杓子であたる きね巫覡】 神に仕える人。巫女かんなぎ。社人。ふげき。拾遺和歌集神楽歌「ときはなる蔭にさかゆる神の―かな」 き‐ね木根】 (ネは接尾語)木。祝詞、大殿祭「磐根・―」 き‐ねい帰寧】 [詩経周南、葛覃] ①嫁した女が生家に帰って父母の安否を問うこと。さとがえり。 ②男子の帰省。 ③諸侯が京師で天子にまみえ、帰って後、人民を安んじ治めること。 きね‐うた杵歌】 杵で物をつく時にうたう歌。きうた。狂言、勝栗「歌とは田歌か―の事でござりまするか」 キネオラマkineorama】 (キネマとパノラマの合成語)パノラマに色光線を用いて景色を変化させて見せる装置。明治末期〜大正初めの興行物の一つ。北原白秋、東京景物詩「日は暮れて河岸かしのかなたは―のごとく灯あかり点き」 ギネス‐ブックGuinness Book】 (ギネスはアイルランドのビール会社名)多種多様な世界一の記録集。1956年以後毎年発行。 き‐ねずみ木鼠】 ①(→)リスの異称。 ②(→)ゴジュウカラの異称。 きね‐たち木根立】 樹木を切った跡の切り株。 きね‐づか杵束】 〔建〕上下両端が太く、形が手杵に似た真束しんづかきね‐づか杵柄】 杵のえ。「昔とった―」

きん‐がい【絹垣】🔗🔉

きん‐がい絹垣】 キヌガキの音便。「錦蓋」とも書く。

けん‐し【絹糸】🔗🔉

けん‐し絹糸】 きぬいと。狭義には、生糸きいとを精練して撚糸ねんしにしたもの。 ⇒けんし‐こうたく【絹糸光沢】 ⇒けんし‐せん【絹糸腺】 ⇒けんし‐ぼうせき【絹糸紡績】

けんし‐こうたく【絹糸光沢】‥クワウ‥🔗🔉

けんし‐こうたく絹糸光沢‥クワウ‥ 絹糸がもつような光沢。珪線石など繊維状結晶の鉱物に見られる。 ⇒けん‐し【絹糸】

けんし‐せん【絹糸腺】🔗🔉

けんし‐せん絹糸腺】 チョウ目・トビケラ目の昆虫の幼虫に発達している一対の外分泌腺。ここから分泌される粘稠ねんちゅう液は、空気にふれると1本に合体されて絹糸となり、繭などをつくる。 ⇒けん‐し【絹糸】

けんし‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥🔗🔉

けんし‐ぼうせき絹糸紡績‥バウ‥ 屑生糸くずきいと・屑繭くずまゆなど屑物の絹繊維を短繊維にして紡績すること。絹紡。 ⇒けん‐し【絹糸】

けん‐ちゅう【繭紬・絹紬】‥チウ🔗🔉

けん‐ちゅう繭紬・絹紬‥チウ 経緯たてよこに柞蚕糸さくさんしを用いて織った織物。淡褐色を帯びて節がある。中国山東省で多く産出。

けん‐ぷ【絹布】🔗🔉

けん‐ぷ絹布】 絹糸で織った布。絹織物。

けん‐ぼう【絹紡】‥バウ🔗🔉

けん‐ぼう絹紡‥バウ ①絹糸紡績けんしぼうせきの略。 ②紡績した絹糸のこと。 ⇒けんぼう‐ちりめん【絹紡縮緬】

けんぼう‐ちりめん【絹紡縮緬】‥バウ‥🔗🔉

けんぼう‐ちりめん絹紡縮緬‥バウ‥ 絹紡2で製した縮緬。 ⇒けん‐ぼう【絹紡】

けん‐ぽん【絹本】🔗🔉

けん‐ぽん絹本】 書画を書くのに使う絹地。また、それに書いた書画。→絖本こうほん

[漢]絹🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部7画/13画/教育/2408・3828〕 〔音〕ケン(呉)(漢) 〔訓〕きぬ [意味] きぬ。蚕の繭まゆからとった糸。生糸で織った布。「絹糸・絹帛けんぱく・絹本・素絹・人絹」 [解字] 形声。右半部は音符で、「」(=まるく巻いた虫)の原字。「糸」を加えて、まるく巻いた蚕から取った糸の意。は異体字。 [下ツキ 純絹・正絹・人絹・生絹・素絹・本絹

大辞林の検索結果 (47)

きぬ【絹】🔗🔉

きぬ [1] 【絹】 (1)蚕の繭からとった繊維。 (2)絹糸で織った織物。絹織物。

きぬ=を裂(サ)くよう🔗🔉

――を裂(サ)くよう 〔絹の布を裂くときに高く鋭い音が出ることから〕 かん高い鋭い声の形容。多く,女性の声についていう。「―な叫び声が聞こえた」

きぬ-あや【絹綾】🔗🔉

きぬ-あや [2][0] 【絹綾】 薄い綾織りの絹織物。

きぬ-あんどん【絹行灯】🔗🔉

きぬ-あんどん [3] 【絹行灯】 木や竹のわくに絹の布を張った行灯。

きぬ-いと【絹糸】🔗🔉

きぬ-いと [0] 【絹糸】 蚕の繭からとった糸。生糸を含めず,精練した糸のみをいうことが多い。けんし。

きぬいと-そう【絹糸草】🔗🔉

きぬいと-そう ―サウ [0] 【絹糸草】 チモシー(オオアワガエリ)の種を水盤の脱脂綿にまいて萌(モ)え出た糸のような芽のこと。その鮮緑色の涼味を観賞する。[季]夏。 →稗蒔(ヒエマ)き

きぬ-うちわ【絹団扇】🔗🔉

きぬ-うちわ ―ウチハ [4][3] 【絹団扇】 絹の布を張ったうちわ。[季]夏。

きぬ-うんも【絹雲母】🔗🔉

きぬ-うんも [3] 【絹雲母】 白雲母の一種。微細な鱗片状の鉱物。単斜晶系。絹糸状光沢がある。絹雲母結晶片岩の構成鉱物。また,熱水変質によって生成した粘土として産する。良質のものは陶土として利用。

きぬ-え【絹絵】🔗🔉

きぬ-え [2] 【絹絵】 絹の布地に描いた絵。

きぬ-おり【絹織(り)】🔗🔉

きぬ-おり [0] 【絹織(り)】 絹糸で織ること。また,その織った布。

きぬおり-もの【絹織物】🔗🔉

きぬおり-もの [3][4] 【絹織物】 絹糸で織った織物の総称。しなやかで光沢があり,染色性に富むため衣料として古くから用いられた。羽二重・縮緬(チリメン)・御召・紬(ツムギ)など。

きぬ-がき【絹垣】🔗🔉

きぬ-がき [2] 【絹垣】 (1)神祭りなどの際,垣のようにめぐらす絹布のとばり。文垣(アヤガキ)。「亦其の山の上に―を張り帷幕を立てて/古事記(中訓)」 (2)神霊遷宮の際,御神体の上面,側面をおおう絹布。

きぬ-がさ【衣笠・絹傘・蓋】🔗🔉

きぬ-がさ [3][2] 【衣笠・絹傘・蓋】 (1)絹を張った柄の長い傘。古く,貴人の外出の際,後ろからさしかけるのに用いた。「我が大君は―にせり/万葉 240」 (2)仏像にかざす天蓋(テンガイ)。[和名抄] 衣笠(1) [図]

きぬがさ-たけ【絹傘茸】🔗🔉

きぬがさ-たけ [4] 【絹傘茸】 担子菌類腹菌目のきのこ。夏から秋にかけ竹林などに生える。初め,径4センチメートルほどの球形の外皮につつまれ,数時間で茎の高さ15センチメートルあまりに生長する。頭に鐘形で悪臭を放つ傘をかぶり,その下部から純白の網状のレースを垂らす。中国料理で珍重する。コムソウタケ。 絹笠茸 [図]

きぬ-かわ【絹皮】🔗🔉

きぬ-かわ ―カハ [2][0] 【絹皮】 「姫皮(ヒメカワ)」に同じ。

きぬ-こくら【絹小倉】🔗🔉

きぬ-こくら [3] 【絹小倉】 経(タテ)糸・緯(ヨコ)糸ともに絹紡糸を用いた小倉織り。夏服地とする。

きぬ-ごし【絹漉し】🔗🔉

きぬ-ごし [0] 【絹漉し】 (1)絹のふるいや袋などでこすこと。また,こしたもの。 (2)「絹漉し豆腐」の略。

きぬごし-どうふ【絹漉し豆腐】🔗🔉

きぬごし-どうふ [5] 【絹漉し豆腐】 濃厚な豆乳に適量の苦汁(ニガリ)を加え,そのまま器の中で静かに固めた豆腐。木綿豆腐のように布でこさないので,布目がなくきめが細かい。きぬごし。あわゆきどうふ。ささのゆき。

きぬ-こまち【絹小町】🔗🔉

きぬ-こまち [3] 【絹小町】 紡績絹糸を縒(ヨ)り合わせた縫い糸。絹小町糸。

きぬ-ゴロ【絹―】🔗🔉

きぬ-ゴロ [0][3] 【絹―】 毛織物のゴロフクレンに似せて織った絹織物。多くは,黒色で夏服に用いる。

きぬ-サラサ【絹―】🔗🔉

きぬ-サラサ [3][4] 【絹―】 更紗(サラサ)模様を染め出した絹地。

きぬ-ざる【絹猿】🔗🔉

きぬ-ざる [3] 【絹猿】 マーモセットの別名。

きぬ-じ【絹地】🔗🔉

きぬ-じ ―ヂ [0] 【絹地】 (1)絹織物の布地。 (2)日本画を描くのに用いる絹布。絵絹。

きぬ-じょうふ【絹上布】🔗🔉

きぬ-じょうふ ―ジヤウフ [3] 【絹上布】 上布のようにさらりとした手ざわりの薄地の絹織物。夏の着尺に用いる。透綾(スキヤ)。

きぬ-ずきん【絹頭巾】🔗🔉

きぬ-ずきん ―ヅキン [3] 【絹頭巾】 絹布でやや平たい円筒形に作り,頭が全部はまるようにした,錣(シコロ)のない頭巾。

きぬ-セル【絹―】🔗🔉

きぬ-セル [0] 【絹―】 (1)経(タテ)糸を絹,緯(ヨコ)糸を梳毛(ソモウ)糸で織ったセル風の交織(コウシヨク)織物。 (2)経(タテ)・緯(ヨコ)ともに絹糸を使い,糸の縒(ヨ)り方でセルの風合いをもたせた織物。

きぬ-ちぢみ【絹縮】🔗🔉

きぬ-ちぢみ [3] 【絹縮】 絹糸で織ったちぢみ。たてしぼのあるのが特徴。

きぬ-てん【絹天】🔗🔉

きぬ-てん [0] 【絹天】 〔「天」はビロードの当て字「天鵞絨」の略〕 絹のビロード。明治から大正にかけて,足袋(タビ)・鼻緒・夜具襟などに用いられた。

きぬ-の-みち【絹の道】🔗🔉

きぬ-の-みち 【絹の道】 ⇒シルク-ロード

きぬ-ばた【絹機】🔗🔉

きぬ-ばた [2] 【絹機】 絹布を織る手織りの機械。

きぬ-ばり【絹針】🔗🔉

きぬ-ばり [3][2] 【絹針】 絹布を縫うのに用いる細い針。

きぬ-ばり【絹張(り)】🔗🔉

きぬ-ばり [0] 【絹張(り)】 (1)絹布を物の表面に張ること。また,張ったもの。「―の屏風」 (2)絹布を洗い張りする時,その両端につけて引っ張ってしわをのばすための木の棒。 (3)スズキ目の海魚。ハゼ類の一種。全長11センチメートルほど。地色が黄色,もしくは帯紫色で,体側に六,七本の黒褐色の横帯があり美しい。東北地方以南の沿岸に分布。

きぬ-ひょうぐ【絹表具】🔗🔉

きぬ-ひょうぐ ―ヘウグ [3] 【絹表具】 絹布を使った表具。絹表装。

きぬまき-せん【絹巻(き)線】🔗🔉

きぬまき-せん [0] 【絹巻(き)線】 絶縁体として絹糸を緊密に巻きつけた銅線。

きぬ-モスリン【絹―】🔗🔉

きぬ-モスリン [3] 【絹―】 ⇒シフォン

きぬ-やつし【絹やつし】🔗🔉

きぬ-やつし [3] 【絹やつし】 歌舞伎で,絹物の衣装のこと。

けん-うん【巻雲・絹雲】🔗🔉

けん-うん [0] 【巻雲・絹雲】 対流圏の上部に現れる氷晶よりなる雲。俗にすじ雲と呼ばれ,繊細な繊維状の雲。気温が摂氏約マイナス二〇度以下のところに現れる。

けん-し【絹糸】🔗🔉

けん-し [1] 【絹糸】 ⇒きぬいと(絹糸)

けんし-せん【絹糸腺】🔗🔉

けんし-せん [0] 【絹糸腺】 昆虫の鱗翅(リンシ)目・毛翅目などの幼虫にみられる一対の外分泌腺。分泌物は空気に触れて絹糸となり繭や巣をつくる。カイコガでよく発達している。

けんし-ぼうせき【絹糸紡績】🔗🔉

けんし-ぼうせき ―バウ― [4] 【絹糸紡績】 屑繭や製糸の際に出る絹糸屑などをほぐして糸にする紡績。絹紡。

けんせき-うん【巻積雲・絹積雲】🔗🔉

けんせき-うん [3][4] 【巻積雲・絹積雲】 上層雲の一種。白雲の小さな塊が群集してまだら状または波状をなすもの。氷晶が集まったもので,通常6〜10キロメートルの高さに現れる。まだら雲。さば雲。うろこ雲。いわし雲。記号 Cc

けんそう-うん【巻層雲・絹層雲】🔗🔉

けんそう-うん [3] 【巻層雲・絹層雲】 上層雲の一種。通常5〜13キロメートルの高さに現れる。薄い白いベール状で,空一面にひろがることが多い。氷晶からなる。記号 Cs

けん-ちゅう【絹紬・繭紬】🔗🔉

けん-ちゅう ―チウ [1] 【絹紬・繭紬】 柞蚕糸(サクサンシ)を経緯(タテヨコ)に用いた薄地の平織物。

けん-ぷ【絹布】🔗🔉

けん-ぷ [1] 【絹布】 絹糸で織った布。絹織物。

きぬ【絹】(和英)🔗🔉

きぬ【絹】 silk.→英和 〜の silk;silken;→英和 (made) of silk.→英和 〜を裂くような声 a piercing scream.‖絹糸 silk thread.絹織物(商) silk goods (a silk mercer).絹地 silk (cloth).

けんし【絹糸】(和英)🔗🔉

けんし【絹糸】 silk thread.

けんぷ【絹布】(和英)🔗🔉

けんぷ【絹布】 silk;→英和 silk cloth[stuff].

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