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広辞苑の検索結果 (56)
きぬ‐あや【絹綾】🔗⭐🔉
きぬ‐あや【絹綾】
綾織の薄い羅紗ラシャ。
きぬ‐いと【絹糸】🔗⭐🔉
きぬ‐いと【絹糸】
蚕の繭からとった糸。生糸・練糸などがある。
⇒きぬいと‐そう【絹糸草】
⇒きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】
きぬいと‐そう【絹糸草】‥サウ🔗⭐🔉
きぬいと‐そう【絹糸草】‥サウ
(→)「ひえまき(稗蒔)」に同じ。〈[季]夏〉
⇒きぬ‐いと【絹糸】
きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥🔗⭐🔉
きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥
⇒けんしぼうせき
⇒きぬ‐いと【絹糸】
きぬ‐うんも【絹雲母】🔗⭐🔉
きぬ‐うんも【絹雲母】
微細な鱗片状白雲母の総称。陶土として利用。
きぬ‐え【絹絵】‥ヱ🔗⭐🔉
きぬ‐え【絹絵】‥ヱ
絹地にかいた絵。
きぬ‐おり【絹織】🔗⭐🔉
きぬ‐おり【絹織】
経緯たてよことも絹糸で織ること。また、その織物。羽二重はぶたえ・縮緬ちりめん・透綾すきや・海気かいき・塩瀬しおぜ・斜子ななこ・紬つむぎ・琥珀こはくなど種類が多い。
⇒きぬおり‐もの【絹織物】
きぬおり‐もの【絹織物】🔗⭐🔉
きぬおり‐もの【絹織物】
絹織の織物。
⇒きぬ‐おり【絹織】
きぬ‐がき【絹垣】🔗⭐🔉
きぬ‐がき【絹垣】
①神祭などの時、垣のようにひきめぐらした絹のとばり。綾垣。古事記中「その山の上に―を張り帷幕を立てて」
②神霊遷御の際に神体の上面・側面を覆う絹布。きんがい。
きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】🔗⭐🔉
きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】
①絹張りの長柄の傘。古代、天皇・親王・公卿などの外出時に、背後からさしかざすのに用いた。翳えい。万葉集3「わがおほきみは―にせり」
衣笠
②天蓋てんがい。〈倭名類聚鈔14〉
⇒きぬがさ‐そう【衣笠草】
⇒きぬがさ‐たけ【絹傘茸】
②天蓋てんがい。〈倭名類聚鈔14〉
⇒きぬがさ‐そう【衣笠草】
⇒きぬがさ‐たけ【絹傘茸】
きぬがさ‐たけ【絹傘茸】🔗⭐🔉
きぬがさ‐たけ【絹傘茸】
担子菌類のきのこ。夏に竹林中に奇異な子実体を生ずる。約10センチメートルの円柱状白色蝋質の茎の上端に鐘形の頭部を有し、表面に網状の突出がある。表面全体をおおう緑褐色の粘液は無数の胞子を含み、悪臭を放つ。また菌の傘の下部から白色の網状のマントを垂下。中国料理で珍重する。コムソウタケ。
⇒きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】
きぬ‐ぐら【絹座】🔗⭐🔉
きぬ‐ぐら【絹座】
絹を売買する所。宇津保物語藤原君「―にある徳まちといふ市女」
きぬげ‐ねずみ【絹毛鼠】🔗⭐🔉
きぬげ‐ねずみ【絹毛鼠】
ネズミ科キヌゲネズミ亜科の哺乳類の総称。7属18種がユーラシアとアフリカに分布。ハムスターが代表的。また、その一種。頭胴長25センチメートル、尾長10センチメートル。朝鮮半島から中国東北部に野生。チョウセンネズミ。
きぬ‐こくら【絹小倉】🔗⭐🔉
きぬ‐こくら【絹小倉】
小倉織に絹紡績糸または撚糸ねんしを用いた洋服地。
きぬ‐ごし【絹漉し】🔗⭐🔉
きぬ‐ごし【絹漉し】
①絹篩きぬぶるいまたは絹で細かに漉すこと。また、その漉した物。
②絹漉し豆腐の略。
⇒きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】
きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】🔗⭐🔉
きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】
濃い豆乳と凝固剤を型箱の中に入れ、上澄みをとらずに全体をかたまらせた豆腐。絹で漉したかのように、きめこまかく滑らかなのでいう。きぬごし。ささのゆき。↔木綿豆腐
⇒きぬ‐ごし【絹漉し】
きぬ‐こまちいと【絹小町糸】🔗⭐🔉
きぬ‐こまちいと【絹小町糸】
紡績絹糸でつくった縫糸。絹小町。
きぬ‐ゴロ【絹呉絽】🔗⭐🔉
きぬ‐ゴロ【絹呉絽】
絹糸でゴロフクレンのように織った織物。
きぬ‐ざ【絹座】🔗⭐🔉
きぬ‐ざ【絹座】
鎌倉時代以後、絹の販売業者の組合。七座の一つ。
きぬ‐さや【絹莢】🔗⭐🔉
きぬ‐さや【絹莢】
「莢豌豆さやえんどう」参照。
きぬ‐サラサ【絹更紗】🔗⭐🔉
きぬ‐サラサ【絹更紗】
絹地に更紗模様を染めたもの。
きぬ‐じ【絹地】‥ヂ🔗⭐🔉
きぬ‐じ【絹地】‥ヂ
①絹織の生地。
②日本画をかくのに用いる絹。絵絹。
きぬ‐しじら【絹縬】🔗⭐🔉
きぬ‐しじら【絹縬】
絹織物にしじら織を応用したもの。
きぬ‐じょうふ【絹上布】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
きぬ‐じょうふ【絹上布】‥ジヤウ‥
(→)透綾すきやに同じ。
きぬ‐ずきん【絹頭巾】‥ヅ‥🔗⭐🔉
きぬ‐ずきん【絹頭巾】‥ヅ‥
頭巾の一種。つばはなく、絹布で円柱のやや平たいような形に造り、頭の全部にはめるようにしたもの。
きぬ‐セル【絹セル】🔗⭐🔉
きぬ‐セル【絹セル】
①絹をまぜて織ったセル地。
②絹糸を加工撚糸ねんしとしてセル風に織り出したもの。春秋の衣服に用いる。
きぬ‐ちぢみ【絹縮】🔗⭐🔉
きぬ‐ちぢみ【絹縮】
経たてに生糸、緯よこに左撚よりの強撚糸きょうねんしを用いた絹織物の一種。精練・しぼ出し処理によって片しぼになる。夏の単衣ひとえ・帯揚げ・腰紐などに用いる。きぬち。
きぬ‐てん【絹天】🔗⭐🔉
きぬ‐てん【絹天】
(「天」はビロードの意の「天鵞絨」の略)絹ビロードの一種。一般の別珍より高級なもの。足袋たび・鼻緒・夜具襟えりなどに用いる。
きぬ‐なり【絹鳴り】🔗⭐🔉
きぬ‐なり【絹鳴り】
絹布のすれあう音。
きぬ‐の‐みち【絹の道】🔗⭐🔉
きぬ‐の‐みち【絹の道】
シルクロードの訳語。
きぬ‐ばり【絹針】🔗⭐🔉
きぬ‐ばり【絹針】
絹布を縫うのに用いる細い針。
きぬ‐ばり【絹張り】🔗⭐🔉
きぬ‐ばり【絹張り】
①絹布を張ること。また、張った物。「―の屏風」
②木や竹製の棒で、絹布を洗い張りするときに両端に付け、ひっぱって皺しわをのばす道具。また、それを使って絹布を伸子しんし張りすること。浄瑠璃、堀川波鼓「松の木に―結び」
③絹布をのり張りする板。
きぬ‐ひょうぐ【絹表具・絹裱具】‥ヘウ‥🔗⭐🔉
きぬ‐ひょうぐ【絹表具・絹裱具】‥ヘウ‥
絹布を用いた表具。巻物・掛軸・書画帖・襖ふすま・屏風びょうぶなど。↔紙表具
きぬ‐ふたこ【絹双子】🔗⭐🔉
きぬ‐ふたこ【絹双子】
双子糸に絹糸を少し混ぜて織った双子縞ふたこじま。
きぬ‐ぶるい【絹篩】‥ブルヒ🔗⭐🔉
きぬ‐ぶるい【絹篩】‥ブルヒ
絹布を底に張った篩。細粉をふるうのに用いる。
きぬまき‐せん【絹巻線】🔗⭐🔉
きぬまき‐せん【絹巻線】
絹糸を絶縁体として被覆した銅線。
きぬ‐め【絹目】🔗⭐🔉
きぬ‐め【絹目】
印画紙の表面加工の一つ。表面が織目状の凹凸をもち、肖像写真に多く用いる。シルク。
きぬ‐モスリン【絹モスリン】🔗⭐🔉
きぬ‐モスリン【絹モスリン】
経緯たてよこともに1本の生糸に強撚を施した糸を用い、きわめて地を薄く平織りにした絹織物。肩掛・カーテンに用いる。シフォン。
きぬ‐もの【絹物】🔗⭐🔉
きぬ‐もの【絹物】
①絹織物。
②絹製の衣服。
きぬ‐や【絹屋】🔗⭐🔉
きぬ‐や【絹屋】
①絹の幕を屋根と四方とに張りめぐらした仮小屋。栄華物語あさ緑「前に―造りて黄牛あめうし飼はせ給ふ」
②絹布を織り、または売る人。また、その家。
きぬ‐わた【絹綿】🔗⭐🔉
きぬ‐わた【絹綿】
屑繭の毳けばで作った真綿の一種。木綿よりも湿気を吸う程度が少ないので愛用される。
○絹を裂くようきぬをさくよう
(絹布を裂くとき、高く鋭い音が出ることから)女性の悲鳴など、かん高く鋭い叫び声の形容。
⇒きぬ【絹】
○絹を裂くようきぬをさくよう🔗⭐🔉
○絹を裂くようきぬをさくよう
(絹布を裂くとき、高く鋭い音が出ることから)女性の悲鳴など、かん高く鋭い叫び声の形容。
⇒きぬ【絹】
きね【杵】
穀物などを臼に入れてつくのに用いる木製の具。中細。打杵。〈倭名類聚鈔16〉
杵
横杵
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
竪杵
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒杵であたり杓子であたる
きね【巫覡】
神に仕える人。巫女かんなぎ。社人。ふげき。拾遺和歌集神楽歌「ときはなる蔭にさかゆる神の―かな」
き‐ね【木根】
(ネは接尾語)木。祝詞、大殿祭「磐根・―」
き‐ねい【帰寧】
[詩経周南、葛覃]
①嫁した女が生家に帰って父母の安否を問うこと。さとがえり。
②男子の帰省。
③諸侯が京師で天子にまみえ、帰って後、人民を安んじ治めること。
きね‐うた【杵歌】
杵で物をつく時にうたう歌。きうた。狂言、勝栗「歌とは田歌か―の事でござりまするか」
キネオラマ【kineorama】
(キネマとパノラマの合成語)パノラマに色光線を用いて景色を変化させて見せる装置。明治末期〜大正初めの興行物の一つ。北原白秋、東京景物詩「日は暮れて河岸かしのかなたは―のごとく灯あかり点き」
ギネス‐ブック【Guinness Book】
(ギネスはアイルランドのビール会社名)多種多様な世界一の記録集。1956年以後毎年発行。
き‐ねずみ【木鼠】
①(→)リスの異称。
②(→)ゴジュウカラの異称。
きね‐たち【木根立】
樹木を切った跡の切り株。
きね‐づか【杵束】
〔建〕上下両端が太く、形が手杵に似た真束しんづか。
きね‐づか【杵柄】
杵のえ。「昔とった―」
横杵
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
竪杵
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒杵であたり杓子であたる
きね【巫覡】
神に仕える人。巫女かんなぎ。社人。ふげき。拾遺和歌集神楽歌「ときはなる蔭にさかゆる神の―かな」
き‐ね【木根】
(ネは接尾語)木。祝詞、大殿祭「磐根・―」
き‐ねい【帰寧】
[詩経周南、葛覃]
①嫁した女が生家に帰って父母の安否を問うこと。さとがえり。
②男子の帰省。
③諸侯が京師で天子にまみえ、帰って後、人民を安んじ治めること。
きね‐うた【杵歌】
杵で物をつく時にうたう歌。きうた。狂言、勝栗「歌とは田歌か―の事でござりまするか」
キネオラマ【kineorama】
(キネマとパノラマの合成語)パノラマに色光線を用いて景色を変化させて見せる装置。明治末期〜大正初めの興行物の一つ。北原白秋、東京景物詩「日は暮れて河岸かしのかなたは―のごとく灯あかり点き」
ギネス‐ブック【Guinness Book】
(ギネスはアイルランドのビール会社名)多種多様な世界一の記録集。1956年以後毎年発行。
き‐ねずみ【木鼠】
①(→)リスの異称。
②(→)ゴジュウカラの異称。
きね‐たち【木根立】
樹木を切った跡の切り株。
きね‐づか【杵束】
〔建〕上下両端が太く、形が手杵に似た真束しんづか。
きね‐づか【杵柄】
杵のえ。「昔とった―」
きん‐がい【絹垣】🔗⭐🔉
きん‐がい【絹垣】
キヌガキの音便。「錦蓋」とも書く。
けん‐し【絹糸】🔗⭐🔉
けんし‐こうたく【絹糸光沢】‥クワウ‥🔗⭐🔉
けんし‐こうたく【絹糸光沢】‥クワウ‥
絹糸がもつような光沢。珪線石など繊維状結晶の鉱物に見られる。
⇒けん‐し【絹糸】
けんし‐せん【絹糸腺】🔗⭐🔉
けんし‐せん【絹糸腺】
チョウ目・トビケラ目の昆虫の幼虫に発達している一対の外分泌腺。ここから分泌される粘稠ねんちゅう液は、空気にふれると1本に合体されて絹糸となり、繭などをつくる。
⇒けん‐し【絹糸】
けんし‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥🔗⭐🔉
けんし‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥
屑生糸くずきいと・屑繭くずまゆなど屑物の絹繊維を短繊維にして紡績すること。絹紡。
⇒けん‐し【絹糸】
けん‐ちゅう【繭紬・絹紬】‥チウ🔗⭐🔉
けん‐ちゅう【繭紬・絹紬】‥チウ
経緯たてよこに柞蚕糸さくさんしを用いて織った織物。淡褐色を帯びて節がある。中国山東省で多く産出。
けん‐どん【絹緞】🔗⭐🔉
けん‐どん【絹緞】
良質の柞蚕糸さくさんしを経緯たてよこに使って、地合を絹紬けんちゅうより密に織った紋織物。
けん‐ぱく【絹帛】🔗⭐🔉
けん‐ぱく【絹帛】
絹織物。絹布。
けん‐ぷ【絹布】🔗⭐🔉
けん‐ぷ【絹布】
絹糸で織った布。絹織物。
けん‐ぼう【絹紡】‥バウ🔗⭐🔉
けん‐ぼう【絹紡】‥バウ
①絹糸紡績けんしぼうせきの略。
②紡績した絹糸のこと。
⇒けんぼう‐ちりめん【絹紡縮緬】
けんぼう‐ちりめん【絹紡縮緬】‥バウ‥🔗⭐🔉
けんぼう‐ちりめん【絹紡縮緬】‥バウ‥
絹紡2で製した縮緬。
⇒けん‐ぼう【絹紡】
[漢]絹🔗⭐🔉
絹 字形
筆順
〔糸部7画/13画/教育/2408・3828〕
〔音〕ケン(呉)(漢)
〔訓〕きぬ
[意味]
きぬ。蚕の繭まゆからとった糸。生糸で織った布。「絹糸・絹帛けんぱく・絹本・素絹・人絹」
[解字]
形声。右半部は音符で、「
」(=まるく巻いた虫)の原字。「糸」を加えて、まるく巻いた蚕から取った糸の意。[
]は異体字。
[下ツキ
純絹・正絹・人絹・生絹・素絹・本絹
筆順
〔糸部7画/13画/教育/2408・3828〕
〔音〕ケン(呉)(漢)
〔訓〕きぬ
[意味]
きぬ。蚕の繭まゆからとった糸。生糸で織った布。「絹糸・絹帛けんぱく・絹本・素絹・人絹」
[解字]
形声。右半部は音符で、「
」(=まるく巻いた虫)の原字。「糸」を加えて、まるく巻いた蚕から取った糸の意。[
]は異体字。
[下ツキ
純絹・正絹・人絹・生絹・素絹・本絹
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きぬ【絹】🔗⭐🔉
きぬ [1] 【絹】
(1)蚕の繭からとった繊維。
(2)絹糸で織った織物。絹織物。
きぬ=を裂(サ)くよう🔗⭐🔉
――を裂(サ)くよう
〔絹の布を裂くときに高く鋭い音が出ることから〕
かん高い鋭い声の形容。多く,女性の声についていう。「―な叫び声が聞こえた」
きぬ-あさ【絹麻】🔗⭐🔉
きぬ-あさ [2][0] 【絹麻】
麻糸で織った布にシルケット加工して絹のような光沢をもたせたもの。夏用の着物地・襦袢(ジバン)地などに用いる。絹麻上布(ジヨウフ)。
きぬ-あや【絹綾】🔗⭐🔉
きぬ-あや [2][0] 【絹綾】
薄い綾織りの絹織物。
きぬ-あんどん【絹行灯】🔗⭐🔉
きぬ-あんどん [3] 【絹行灯】
木や竹のわくに絹の布を張った行灯。
きぬ-いと【絹糸】🔗⭐🔉
きぬ-いと [0] 【絹糸】
蚕の繭からとった糸。生糸を含めず,精練した糸のみをいうことが多い。けんし。
きぬいと-そう【絹糸草】🔗⭐🔉
きぬいと-そう ―サウ [0] 【絹糸草】
チモシー(オオアワガエリ)の種を水盤の脱脂綿にまいて萌(モ)え出た糸のような芽のこと。その鮮緑色の涼味を観賞する。[季]夏。
→稗蒔(ヒエマ)き
きぬ-うちわ【絹団扇】🔗⭐🔉
きぬ-うちわ ―ウチハ [4][3] 【絹団扇】
絹の布を張ったうちわ。[季]夏。
きぬ-うんも【絹雲母】🔗⭐🔉
きぬ-うんも [3] 【絹雲母】
白雲母の一種。微細な鱗片状の鉱物。単斜晶系。絹糸状光沢がある。絹雲母結晶片岩の構成鉱物。また,熱水変質によって生成した粘土として産する。良質のものは陶土として利用。
きぬ-え【絹絵】🔗⭐🔉
きぬ-え ―
[2] 【絹絵】
絹の布地に描いた絵。
[2] 【絹絵】
絹の布地に描いた絵。
きぬ-おり【絹織(り)】🔗⭐🔉
きぬ-おり [0] 【絹織(り)】
絹糸で織ること。また,その織った布。
きぬおり-もの【絹織物】🔗⭐🔉
きぬおり-もの [3][4] 【絹織物】
絹糸で織った織物の総称。しなやかで光沢があり,染色性に富むため衣料として古くから用いられた。羽二重・縮緬(チリメン)・御召・紬(ツムギ)など。
きぬ-がき【絹垣】🔗⭐🔉
きぬ-がき [2] 【絹垣】
(1)神祭りなどの際,垣のようにめぐらす絹布のとばり。文垣(アヤガキ)。「亦其の山の上に―を張り帷幕を立てて/古事記(中訓)」
(2)神霊遷宮の際,御神体の上面,側面をおおう絹布。
きぬ-がさ【衣笠・絹傘・蓋】🔗⭐🔉
きぬ-がさ [3][2] 【衣笠・絹傘・蓋】
(1)絹を張った柄の長い傘。古く,貴人の外出の際,後ろからさしかけるのに用いた。「我が大君は―にせり/万葉 240」
(2)仏像にかざす天蓋(テンガイ)。[和名抄]
衣笠(1)
[図]
[図]
きぬがさ-たけ【絹傘茸】🔗⭐🔉
きぬがさ-たけ [4] 【絹傘茸】
担子菌類腹菌目のきのこ。夏から秋にかけ竹林などに生える。初め,径4センチメートルほどの球形の外皮につつまれ,数時間で茎の高さ15センチメートルあまりに生長する。頭に鐘形で悪臭を放つ傘をかぶり,その下部から純白の網状のレースを垂らす。中国料理で珍重する。コムソウタケ。
絹笠茸
[図]
[図]
きぬ-かわ【絹皮】🔗⭐🔉
きぬ-かわ ―カハ [2][0] 【絹皮】
「姫皮(ヒメカワ)」に同じ。
きぬげ-ねずみ【絹毛鼠】🔗⭐🔉
きぬげ-ねずみ [4] 【絹毛鼠】
⇒ハムスター(2)
きぬ-こくら【絹小倉】🔗⭐🔉
きぬ-こくら [3] 【絹小倉】
経(タテ)糸・緯(ヨコ)糸ともに絹紡糸を用いた小倉織り。夏服地とする。
きぬ-ごし【絹漉し】🔗⭐🔉
きぬ-ごし [0] 【絹漉し】
(1)絹のふるいや袋などでこすこと。また,こしたもの。
(2)「絹漉し豆腐」の略。
きぬごし-どうふ【絹漉し豆腐】🔗⭐🔉
きぬごし-どうふ [5] 【絹漉し豆腐】
濃厚な豆乳に適量の苦汁(ニガリ)を加え,そのまま器の中で静かに固めた豆腐。木綿豆腐のように布でこさないので,布目がなくきめが細かい。きぬごし。あわゆきどうふ。ささのゆき。
きぬ-こまち【絹小町】🔗⭐🔉
きぬ-こまち [3] 【絹小町】
紡績絹糸を縒(ヨ)り合わせた縫い糸。絹小町糸。
きぬ-ゴロ【絹―】🔗⭐🔉
きぬ-ゴロ [0][3] 【絹―】
毛織物のゴロフクレンに似せて織った絹織物。多くは,黒色で夏服に用いる。
きぬ-さや【絹莢】🔗⭐🔉
きぬ-さや [0] 【絹莢】
⇒莢豌豆(サヤエンドウ)
きぬ-サラサ【絹―】🔗⭐🔉
きぬ-サラサ [3][4] 【絹―】
更紗(サラサ)模様を染め出した絹地。
きぬ-ざる【絹猿】🔗⭐🔉
きぬ-ざる [3] 【絹猿】
マーモセットの別名。
きぬ-じ【絹地】🔗⭐🔉
きぬ-じ ―ヂ [0] 【絹地】
(1)絹織物の布地。
(2)日本画を描くのに用いる絹布。絵絹。
きぬ-じょうふ【絹上布】🔗⭐🔉
きぬ-じょうふ ―ジヤウフ [3] 【絹上布】
上布のようにさらりとした手ざわりの薄地の絹織物。夏の着尺に用いる。透綾(スキヤ)。
きぬ-ずきん【絹頭巾】🔗⭐🔉
きぬ-ずきん ―ヅキン [3] 【絹頭巾】
絹布でやや平たい円筒形に作り,頭が全部はまるようにした,錣(シコロ)のない頭巾。
きぬ-セル【絹―】🔗⭐🔉
きぬ-セル [0] 【絹―】
(1)経(タテ)糸を絹,緯(ヨコ)糸を梳毛(ソモウ)糸で織ったセル風の交織(コウシヨク)織物。
(2)経(タテ)・緯(ヨコ)ともに絹糸を使い,糸の縒(ヨ)り方でセルの風合いをもたせた織物。
きぬ-ちぢみ【絹縮】🔗⭐🔉
きぬ-ちぢみ [3] 【絹縮】
絹糸で織ったちぢみ。たてしぼのあるのが特徴。
きぬ-てん【絹天】🔗⭐🔉
きぬ-てん [0] 【絹天】
〔「天」はビロードの当て字「天鵞絨」の略〕
絹のビロード。明治から大正にかけて,足袋(タビ)・鼻緒・夜具襟などに用いられた。
きぬ-の-みち【絹の道】🔗⭐🔉
きぬ-の-みち 【絹の道】
⇒シルク-ロード
きぬ-ばた【絹機】🔗⭐🔉
きぬ-ばた [2] 【絹機】
絹布を織る手織りの機械。
きぬ-ばり【絹針】🔗⭐🔉
きぬ-ばり [3][2] 【絹針】
絹布を縫うのに用いる細い針。
きぬ-ばり【絹張(り)】🔗⭐🔉
きぬ-ばり [0] 【絹張(り)】
(1)絹布を物の表面に張ること。また,張ったもの。「―の屏風」
(2)絹布を洗い張りする時,その両端につけて引っ張ってしわをのばすための木の棒。
(3)スズキ目の海魚。ハゼ類の一種。全長11センチメートルほど。地色が黄色,もしくは帯紫色で,体側に六,七本の黒褐色の横帯があり美しい。東北地方以南の沿岸に分布。
きぬ-ひょうぐ【絹表具】🔗⭐🔉
きぬ-ひょうぐ ―ヘウグ [3] 【絹表具】
絹布を使った表具。絹表装。
きぬ-ぶるい【絹篩】🔗⭐🔉
きぬ-ぶるい ―ブルヒ [3] 【絹篩】
底に絹布を張った篩。細かな粉をふるったり,煮出し汁をこすのに用いる。
きぬまき-せん【絹巻(き)線】🔗⭐🔉
きぬまき-せん [0] 【絹巻(き)線】
絶縁体として絹糸を緊密に巻きつけた銅線。
きぬ-め【絹目】🔗⭐🔉
きぬ-め [0] 【絹目】
表面が絹織物の布目に似ている印画紙。
きぬ-モスリン【絹―】🔗⭐🔉
きぬ-モスリン [3] 【絹―】
⇒シフォン
きぬ-もの【絹物】🔗⭐🔉
きぬ-もの [2][0] 【絹物】
絹織物。また,絹の衣服。
きぬ-やつし【絹やつし】🔗⭐🔉
きぬ-やつし [3] 【絹やつし】
歌舞伎で,絹物の衣装のこと。
きぬ-わた【絹綿】🔗⭐🔉
きぬ-わた [2] 【絹綿】
(1)屑繭(クズマユ)のけばに木綿わたを混ぜたもの。軽く暖かい。
(2)「真綿(マワタ)」に同じ。
けん-うん【巻雲・絹雲】🔗⭐🔉
けん-うん [0] 【巻雲・絹雲】
対流圏の上部に現れる氷晶よりなる雲。俗にすじ雲と呼ばれ,繊細な繊維状の雲。気温が摂氏約マイナス二〇度以下のところに現れる。
けんし-せん【絹糸腺】🔗⭐🔉
けんし-せん [0] 【絹糸腺】
昆虫の鱗翅(リンシ)目・毛翅目などの幼虫にみられる一対の外分泌腺。分泌物は空気に触れて絹糸となり繭や巣をつくる。カイコガでよく発達している。
けんし-ぼうせき【絹糸紡績】🔗⭐🔉
けんし-ぼうせき ―バウ― [4] 【絹糸紡績】
屑繭や製糸の際に出る絹糸屑などをほぐして糸にする紡績。絹紡。
けんせき-うん【巻積雲・絹積雲】🔗⭐🔉
けんせき-うん [3][4] 【巻積雲・絹積雲】
上層雲の一種。白雲の小さな塊が群集してまだら状または波状をなすもの。氷晶が集まったもので,通常6〜10キロメートルの高さに現れる。まだら雲。さば雲。うろこ雲。いわし雲。記号 Cc
けんそう-うん【巻層雲・絹層雲】🔗⭐🔉
けんそう-うん [3] 【巻層雲・絹層雲】
上層雲の一種。通常5〜13キロメートルの高さに現れる。薄い白いベール状で,空一面にひろがることが多い。氷晶からなる。記号 Cs
けん-ちゅう【絹紬・繭紬】🔗⭐🔉
けん-ちゅう ―チウ [1] 【絹紬・繭紬】
柞蚕糸(サクサンシ)を経緯(タテヨコ)に用いた薄地の平織物。
けん-どん【絹緞】🔗⭐🔉
けん-どん [0] 【絹緞】
柞蚕糸(サクサンシ)を密に平織りにした絹織物。服地・こうもりがさなどに用いられる。
けん-ぱく【絹帛】🔗⭐🔉
けん-ぱく [0] 【絹帛】
絹織物。絹布。
けん-ぷ【絹布】🔗⭐🔉
けん-ぷ [1] 【絹布】
絹糸で織った布。絹織物。
けん-ぼう【絹紡】🔗⭐🔉
けん-ぼう ―バウ [0] 【絹紡】
「絹糸紡績」の略。
けんぼう-し【絹紡糸】🔗⭐🔉
けんぼう-し ―バウ― [3] 【絹紡糸】
屑繭,絹糸屑を紡いでつくった糸。あまり上等でない絹織物・縫糸に使う。紡績絹糸。
けん-ぽん【絹本】🔗⭐🔉
けん-ぽん [0] 【絹本】
書画をかくための絹布。また,それにかいた書画。紙本(シホン)に対していう。
きぬ【絹】(和英)🔗⭐🔉
けんし【絹糸】(和英)🔗⭐🔉
けんし【絹糸】
silk thread.
けんぷ【絹布】(和英)🔗⭐🔉
けんぷ【絹布】
silk;→英和
silk cloth[stuff].
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