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広辞苑の検索結果 (25)
とおる【融】トホル🔗⭐🔉
とおる【融】トホル
①能。世阿弥作。塩釜の浦の景色を都に移した左大臣源融みなもとのとおるの霊が旧跡・河原の院に現れ、月下に舞う。
②地歌・箏曲。手事物。1に取材。石川勾当作曲。市浦検校箏手付。
と・く【溶く・融く・熔く・鎔く】🔗⭐🔉
と・く【溶く・融く・熔く・鎔く】
(「解く」と同源)
[一]〔他五〕
液体に他の物質をまぜて均一な液体をつくる。「アルコールを水に―・く」「卵を―・く」
[二]〔自下二〕
⇒とける(下一)
◇「熔」「鎔」は、金属を液状にする場合に使う。
と・ける【溶ける・融ける・熔ける・鎔ける】🔗⭐🔉
と・ける【溶ける・融ける・熔ける・鎔ける】
〔自下一〕[文]と・く(下二)
①融解する。固体・固形物が液状になる。源氏物語末摘花「朝日さす軒の垂氷は―・けながら」。「雪が―・ける」
②液体に他の物質がまざって均一な液体になる。「食塩は水に―・ける」
◇「解ける」とも書く。「熔」「鎔」は、金属の場合に使う。
ゆう‐か【融化】‥クワ🔗⭐🔉
ゆう‐か【融化】‥クワ
融解して変化すること。融和して化合すること。とけあうこと。
ゆう‐かい【融解】🔗⭐🔉
ゆう‐かい【融解】
①溶けること。溶かすこと。
②固体が熱せられて液体となる変化。熔融。熔解。
⇒ゆうかい‐てん【融解点】
⇒ゆうかい‐ねつ【融解熱】
ゆうかい‐てん【融解点】🔗⭐🔉
ゆうかい‐てん【融解点】
固体が融解する温度。すなわち、その物質の固相と液相とが共存する温度。気圧によって違い、普通、1気圧の下における融解点を採る。氷ではセ氏0度。一般に凝固点と同じ。融点。
⇒ゆう‐かい【融解】
ゆうかい‐ねつ【融解熱】🔗⭐🔉
ゆうかい‐ねつ【融解熱】
潜熱の一種。固体1グラムまたは1モルを融解して同温度の液体とするのに要する熱量。氷の融解熱は1グラム当り334ジュール。
⇒ゆう‐かい【融解】
ゆう‐ごう【融合】‥ガフ🔗⭐🔉
ゆう‐ごう【融合】‥ガフ
①とけて一つになること。とかして一つにすること。「二人の気持が―する」
②〔生〕
㋐細胞・核などが合一すること。核融合・細胞融合など。
㋑(→)合体に同じ。
⇒ゆうごう‐はんのう【融合反応】
ゆうごう‐はんのう【融合反応】‥ガフ‥オウ🔗⭐🔉
ゆうごう‐はんのう【融合反応】‥ガフ‥オウ
〔理〕(→)核融合かくゆうごう1に同じ。
⇒ゆう‐ごう【融合】
ゆう‐ざい【融剤】🔗⭐🔉
ゆう‐ざい【融剤】
融解を促進させるために加える物質。化学分析や冶金・窯業ようぎょうなどで用いる。フラックス。
ゆう‐し【融資】🔗⭐🔉
ゆう‐し【融資】
資金を融通すること。また、その資金。「―を受ける」
ゆう‐ずう【融通】‥ヅウ🔗⭐🔉
ゆう‐ずう【融通】‥ヅウ
①融とけあって滞りなく通ずること。ゆずう。
②金銭の流通すること。また、金銭などをお互いの間でやりくりすること。
③臨機応変に事を処理すること。「―がきく」
⇒ゆうずう‐てがた【融通手形】
⇒ゆうずう‐ねんぶつ【融通念仏】
⇒ゆうずうねんぶつ‐しゅう【融通念仏宗】
⇒ゆうずう‐むげ【融通無碍】
ゆうずう‐おう【融通王】‥ヅウワウ🔗⭐🔉
ゆうずう‐おう【融通王】‥ヅウワウ
(→)「ゆづきのきみ(弓月の君)」に同じ。
ゆうずう‐てがた【融通手形】‥ヅウ‥🔗⭐🔉
ゆうずう‐てがた【融通手形】‥ヅウ‥
実際の商取引に基づかず、単に資金の融通を受けるために振出・裏書・引受などの手形行為がなされた手形。好意手形。
⇒ゆう‐ずう【融通】
ゆうずう‐ねんぶつ【融通念仏】‥ヅウ‥🔗⭐🔉
ゆうずう‐ねんぶつ【融通念仏】‥ヅウ‥
〔仏〕良忍の説いた、すべてのものに融通するという念仏。円融念仏。大念仏。
⇒ゆう‐ずう【融通】
ゆうずうねんぶつ‐しゅう【融通念仏宗】‥ヅウ‥🔗⭐🔉
ゆうずうねんぶつ‐しゅう【融通念仏宗】‥ヅウ‥
日本の浄土教の一宗。1117年(永久5)良忍が創めた。華厳経・法華経を正依、浄土三部経を傍依とする。一人の念仏が万人の念仏と融通しあって往生できると説き、人びとの連帯を重視する。総本山は大阪市平野区の大念仏寺。大念仏宗。
⇒ゆう‐ずう【融通】
ゆうずう‐むげ【融通無碍】‥ヅウ‥🔗⭐🔉
ゆうずう‐むげ【融通無碍】‥ヅウ‥
一定の考え方にとらわれることなく、どんな事態にもとどこおりなく対応できること。
⇒ゆう‐ずう【融通】
ゆう‐せつ【融雪】🔗⭐🔉
ゆう‐せつ【融雪】
雪のとけること。ゆきどけ。また、とけた雪。
ゆう‐ぜん【融然】🔗⭐🔉
ゆう‐ぜん【融然】
やわらぎとけるさま。気分がのびのびとするさま。
ゆう‐でき【融滌】🔗⭐🔉
ゆう‐でき【融滌】
溶けてながれること。
ゆう‐ゆう【融融】🔗⭐🔉
ゆう‐ゆう【融融】
融和して楽しそうなさま。のどかなさま。
ゆう‐わ【融和】🔗⭐🔉
ゆう‐わ【融和】
①とけてまじりあうこと。融解して相和すること。
②うちとけて仲よくすること。仲のよいこと。「諸民族の―をはかる」
ゆ‐ずう【融通】‥ヅウ🔗⭐🔉
ゆ‐ずう【融通】‥ヅウ
⇒ゆうずう。〈日葡辞書〉
[漢]融🔗⭐🔉
融 字形
筆順
〔鬲部6画/16画/常用/4527・4D3B〕
〔音〕ユウ(漢) ユ(呉)
〔訓〕とける・とかす (名)とおる
[意味]
①固体が液状になる。とける。とかす。「融解・融合・融点・熔融ようゆう」
②とけてなめらかになる。
㋐うちとける。「融和・融然」
㋑なめらかに通ずる。とおる。「融通ゆうずう・ゆずう・融資・金融」
[解字]
もと、虫部10画。形声。「鬲」(=蒸し器)+音符「虫」(=蟲の略体。調和している。平均している)。なべの中でどろどろにとけあう意。一説に、音符「虫」はぬけでる意を示し、蒸し器の中から湯気がぬけて立ちのぼる意とする。
[下ツキ
円融・金融・祝融・溶融
筆順
〔鬲部6画/16画/常用/4527・4D3B〕
〔音〕ユウ(漢) ユ(呉)
〔訓〕とける・とかす (名)とおる
[意味]
①固体が液状になる。とける。とかす。「融解・融合・融点・熔融ようゆう」
②とけてなめらかになる。
㋐うちとける。「融和・融然」
㋑なめらかに通ずる。とおる。「融通ゆうずう・ゆずう・融資・金融」
[解字]
もと、虫部10画。形声。「鬲」(=蒸し器)+音符「虫」(=蟲の略体。調和している。平均している)。なべの中でどろどろにとけあう意。一説に、音符「虫」はぬけでる意を示し、蒸し器の中から湯気がぬけて立ちのぼる意とする。
[下ツキ
円融・金融・祝融・溶融
大辞林の検索結果 (40)
とおる【融】🔗⭐🔉
とおる トホル 【融】
⇒源(ミナモトノ)融
とおる【融】🔗⭐🔉
とおる トホル 【融】
能の一。世阿弥作。五番目物。古名「塩竈(シオガマ)」。旅の僧が六条河原の院の廃墟で休んでいると,汐汲みの老人が現れ,ここは源融(ミナモトノトオル)が奥州塩竈の地を模して作った庭であると語り,景色を賞し,古事を語って消え失せる。僧がまどろむと,夢に融大臣が現れて舞い,夜明けとともに消える。
とか・す【解かす・溶かす・融かす】🔗⭐🔉
とか・す [2] 【解かす・溶かす・融かす】 (動サ五[四])
(1)固形物を,熱を加えて液状にする。溶解する。「氷を―・して水にする」「金属を―・して鋳型に流しこむ」
〔金属の場合は「熔かす」「鎔かす」とも書く〕
(2)固形物などを,液体の中に入れて液状にする。とく。溶解する。「砂糖を水に―・す」
[可能] とかせる
と・く【溶く・解く・融く】🔗⭐🔉
と・く [1] 【溶く・解く・融く】
〔「とく(解)」と同源〕
■一■ (動カ五[四])
(1)かたまっていた物に液体を加えて液状にする。とかす。「小麦粉を水で―・く」「粉末を水に―・く」
(2)かきまぜて液状にする。ほぐす。「卵を―・く」
[可能] とける
■二■ (動カ下二)
⇒とける
とけ-こ・む【溶(け)込む・解(け)込む・融け込む】🔗⭐🔉
とけ-こ・む [0][3] 【溶(け)込む・解(け)込む・融け込む】 (動マ五[四])
(1)液体になって他のものの中に混じる。「塩分が―・んだ水」
(2)その場の雰囲気や,周囲の環境に,次第になじみ同化する。「会場の空気に―・む」
[可能] とけこめる
と・ける【溶ける・解ける・融ける】🔗⭐🔉
と・ける [2] 【溶ける・解ける・融ける】 (動カ下一)[文]カ下二 と・く
〔「とける(解)」と同源〕
(1)ある物質の分子が液体中に均一に核散すること。溶解する。「塩は水に―・ける」「酸素は水にあまり―・けない」
(2)固形物が,熱によって液状になる。「チョコレートが―・けてべたべたになる」「春になって雪が―・ける」「溶鉱炉の中で鉱石が―・ける」
〔金属の場合は「熔ける」「鎔ける」とも書く〕
ゆう-か【融化】🔗⭐🔉
ゆう-か ―クワ [0] 【融化】 (名)スル
とけて変化すること。とけ合って一つのものになること。「自然。人生。神。悉く吾に在りて―する処を得たると信ず/欺かざるの記(独歩)」
ゆう-かい【融会】🔗⭐🔉
ゆう-かい ―クワイ [0] 【融会】 (名)スル
(1)とけて一つに集まること。とかして一つに集めること。「神理天工,一心一手の間に―して/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)自然に了解すること。
ゆうかい-てん【融解点】🔗⭐🔉
ゆうかい-てん [3] 【融解点】
⇒融点(ユウテン)
ゆうかい-ねつ【融解熱】🔗⭐🔉
ゆう-ごう【融合】🔗⭐🔉
ゆう-ごう ―ガフ [0] 【融合】 (名)スル
とけあうこと。とけて一つになること。「二つの金属を―させる」「核―」
ゆうごう-はんのう【融合反応】🔗⭐🔉
ゆうごう-はんのう ―ガフ―オウ [5] 【融合反応】
⇒核融合(カクユウゴウ)
ゆう-ざい【融剤】🔗⭐🔉
ゆう-ざい [0] 【融剤】
融解を促進するために加える物質。化学分析や冶金・窯業などで用いる。アルミニウムの電気精錬の際,難溶融性のアルミナに加える氷晶石など。フラックス。
ゆう-し【融資】🔗⭐🔉
ゆう-し [1][0] 【融資】 (名)スル
資金を融通して貸し出すこと。「銀行から―してもらう」「―を頼む」
ゆう-ずう【融通】🔗⭐🔉
ゆう-ずう ―ヅウ [0] 【融通】 (名)スル
〔古くは「ゆずう」とも〕
(1)金などをやりくりして貸し借りすること。「金を―してもらう」
(2)その場その場で適切な処置をとること。「―がきかない」
(3)とどこおりなく通ずること。
ゆうずう-しょうけん【融通証券】🔗⭐🔉
ゆうずう-しょうけん ―ヅウ― [5] 【融通証券】
政府が予算の執行上必要な一時的資金を調達するために発行する証券。期限は一年以内で国会の承認が必要。大蔵省証券・食糧証券など。
ゆうずう-せい【融通性】🔗⭐🔉
ゆうずう-せい ―ヅウ― [0] 【融通性】
その場に応じて適切な対応・処理をする能力。「非常に真面目だが―がない」
ゆうずう-てがた【融通手形】🔗⭐🔉
ゆうずう-てがた ―ヅウ― [5] 【融通手形】
実際の商取引はないのに,振出人・裏書人が指図人に自分の信用を利用させて,資金の融通を受けさせるために振り出したり裏書きしたりした手形。好意手形。
⇔商業手形
ゆうずう-ねんぶつ【融通念仏】🔗⭐🔉
ゆうずう-ねんぶつ ―ヅウ― [5] 【融通念仏】
融通念仏宗で唱える念仏。大念仏。円融念仏。
ゆうずう-ねんぶつ-しゅう【融通念仏宗】🔗⭐🔉
ゆうずう-ねんぶつ-しゅう ―ヅウ― 【融通念仏宗】
平安末期,良忍によって開かれた一宗派。江戸時代に大通融観により宗団として固定化された。華厳・天台の教理を基礎として念仏往生を説き,自己の唱える念仏の功徳が自他ともに融通して,一人の往生がすべての人の往生を約束するという。総本山は大阪市東住吉区の大念仏寺。大念仏宗。
ゆうずう-ぶつ【融通物】🔗⭐🔉
ゆうずう-ぶつ ―ヅウ― [3] 【融通物】
私法上,取引の対象となりうる物。
⇔不融通物
ゆうずう-むげ【融通無礙】🔗⭐🔉
ゆうずう-むげ ―ヅウ― [5] 【融通無礙】 (名・形動)[文]ナリ
何ものにもとらわれることなく自由である・こと(さま)。「柔軟で―な態度」
ゆうずうえんもんしょう【融通円門章】🔗⭐🔉
ゆうずうえんもんしょう ユウヅウ
ンモンシヤウ 【融通円門章】
仏教書。一巻。大通融観著。1703年刊。融通念仏宗の根本聖典。開創の因縁を述べ,融通念仏の教義を明らかにする。
ンモンシヤウ 【融通円門章】
仏教書。一巻。大通融観著。1703年刊。融通念仏宗の根本聖典。開創の因縁を述べ,融通念仏の教義を明らかにする。
ゆうずう-おう【融通王】🔗⭐🔉
ゆうずう-おう ユウヅウワウ 【融通王】
⇒弓月君(ユヅキノキミ)
ゆう-せつ【融雪】🔗⭐🔉
ゆう-せつ [0] 【融雪】
(1)雪がとけること。また,その雪。ゆきどけ。「―期」
(2)雪をとかすこと。「―設備」
ゆう-ぜん【融然】🔗⭐🔉
ゆう-ぜん [0] 【融然】 (ト|タル)[文]形動タリ
気分のやわらぐさま。「散士杯を手にし―として曰く/佳人之奇遇(散士)」
ゆう-ひょう【融氷】🔗⭐🔉
ゆう-ひょう [0] 【融氷】
氷がとけること。
ゆう-ゆう【融融】🔗⭐🔉
ゆう-ゆう [0] 【融融】 (ト|タル)[文]形動タリ
融和して楽しそうなさま。「親子の睦み笑ふ声美しく,―たる楽しみの色顔にあらはさぬ人もなくて/いさなとり(露伴)」
ゆう-わ【融和】🔗⭐🔉
ゆう-わ [0] 【融和】 (名)スル
うちとけて仲よくすること。「次第に感情を―させられて/雁(鴎外)」
ゆ-ずう【融通】🔗⭐🔉
ゆ-ずう ―ヅウ 【融通】
〔「ゆ」は呉音〕
「ゆうずう(融通)」に同じ。「はて,つかふための金銀だから用向きの事にはつかふがよし。つかはねば―が悪い/滑稽本・浮世風呂 4」
とけこむ【融け込む】(和英)🔗⭐🔉
とけこむ【融け込む】
melt into;blend into;fuse into;become friendly with (人に);conform[adapt]oneself to (環境・習慣などに).
ゆうごう【融合】(和英)🔗⭐🔉
ゆうし【融資】(和英)🔗⭐🔉
ゆうてん【融点】(和英)🔗⭐🔉
ゆうてん【融点】
the melting point.
ゆうわ【融和】(和英)🔗⭐🔉
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