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広辞苑の検索結果 (39)
こと‐の‐え【言の葉】‥ヘ🔗⭐🔉
こと‐の‐え【言の葉】‥ヘ
(上代東国方言)言葉。万葉集14「うつせみの八十やそ―は繁くとも」
こと‐の‐は【言の葉】🔗⭐🔉
こと‐の‐は【言の葉】
①ことば。古今和歌集恋「思ふてふ―のみぞ秋をへて色もかはらぬ」
②和歌。源氏物語桐壺「やまと―をも」
⇒ことのは‐かぜ【言の葉風】
⇒ことのは‐ぐさ【言の葉草】
⇒ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
⇒ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】🔗⭐🔉
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
和歌の道。歌道。
⇒こと‐の‐は【言の葉】
ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】🔗⭐🔉
ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】
和歌の道が栄えてゆくのを常磐木ときわぎの緑にたとえていう語。
⇒こと‐の‐は【言の葉】
こと‐ば【言葉・詞・辞】🔗⭐🔉
こと‐ば【言葉・詞・辞】
①ある意味を表すために、口で言ったり字に書いたりするもの。語。言語。竹取物語「うち泣きて書く―は」。「やさしい―に言い替える」「日本の―」
②物の言いかた。口ぶり。語気。浄瑠璃、凱陣八島「少し―の弱りたる折を見て」。「―を和らげる」
③言語による表現。古今和歌集序「その心あまりて―足らず」。「―を飾る」「あいさつの―」
④言葉のあや。事実以上に誇張した表現。狂言、箕被みかずき「塵を結んでと言うたは―でござる」
⑤文芸表現としての言語。詩歌、特に和歌など。「―の道」
⑥《詞》謡い物・語り物で、ふしのつかない部分。また、歌集などで、歌以外の散文の部分。
⑦物語などで、地の文に対して会話の部分。
⇒ことば‐あそび【言葉遊び】
⇒ことば‐あら【言葉荒】
⇒ことば‐あらそい【言葉争い】
⇒ことば‐がえし【言葉返し】
⇒ことば‐がき【詞書】
⇒ことば‐かず【言葉数】
⇒ことば‐がたき【言葉敵】
⇒ことば‐じち【言葉質】
⇒ことば‐じり【言葉後・言葉尻】
⇒ことば‐ずくな【言葉少な】
⇒ことば‐たがえ【言葉違え】
⇒ことば‐たくみ【言葉巧み】
⇒ことば‐たたかい【言葉戦い】
⇒ことば‐ついえ【言葉費え】
⇒ことば‐づかい【言葉遣い】
⇒ことば‐つき【言葉付き】
⇒ことば‐づくし【言葉尽し】
⇒ことば‐づめ【言葉詰め】
⇒ことば‐づよ【言葉強】
⇒ことば‐てん【辞典・言葉典】
⇒ことば‐とがめ【言葉咎め】
⇒ことば‐の‐あや【言葉の綾】
⇒ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】
⇒ことば‐の‐いろ【言葉の色】
⇒ことば‐の‐うみ【言葉の海】
⇒ことば‐の‐さき【言葉の先】
⇒ことば‐の‐した【言葉の下】
⇒ことば‐の‐すえ【言葉の末】
⇒ことば‐の‐その【言葉の園】
⇒ことば‐の‐たま【言葉の玉】
⇒ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
⇒ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
⇒ことば‐の‐はし【言葉の端】
⇒ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】
⇒ことば‐の‐はな【言葉の花】
⇒ことば‐の‐はやし【言葉の林】
⇒ことば‐の‐はり【言葉の針】
⇒ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
⇒ことば‐へん【言葉偏】
⇒ことば‐よせ【詞寄】
⇒ことば‐ろん【言葉論】
⇒言葉がすぎる
⇒言葉がとがる
⇒言葉尻を捉える
⇒言葉涼し
⇒言葉なお耳に在り
⇒言葉に甘える
⇒言葉に余る
⇒言葉に鞘がある
⇒言葉に花が咲く
⇒言葉に花実を交ぜる
⇒言葉に針を刺す
⇒言葉に針を持つ
⇒言葉の采配
⇒言葉の下に骨を消す
⇒言葉は国の手形
⇒言葉は心の使い
⇒言葉は立居を表す
⇒言葉は身の文
⇒言葉を返す
⇒言葉を掛ける
⇒言葉を飾る
⇒言葉を交わす
⇒言葉を下ぐ
⇒言葉を番う
⇒言葉を尽くす
⇒言葉を濁す
⇒言葉を練る
⇒言葉を残す
⇒言葉を呑む
⇒言葉を挟む
⇒言葉を卑くする
○言葉がすぎることばがすぎる🔗⭐🔉
○言葉がすぎることばがすぎる
度をこして言う。言ってはいけないことを言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐がたき【言葉敵】
話相手。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉がとがることばがとがる🔗⭐🔉
○言葉がとがることばがとがる
言葉の調子がけわしくなる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はかり【事計り】
はからい。はかりごと。てだて。万葉集4「継ぎて相見む―せよ」
ことば‐じち【言葉質】
後の証拠となることば。言質げんち。「―をとる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はじめ【事始】
①新たに仕事に着手すること。太平記6「合戦の―なれば」
②(→)「おことはじめ」に同じ。〈[季]春〉〈[季]冬〉
ことば‐じり【言葉後・言葉尻】
①ことばの末の方。語尾。
②他人の言葉の言いそこないの部分。「―をとらえる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばともの【言葉と物】🔗⭐🔉
ことばともの【言葉と物】
(Les mots et les choses フランス)M.フーコーの主著。1966年刊。古典主義時代(17世紀)から19世紀にかけて起こった知(学問)の変容をエピステーメー(認識の台座)の転換として描き、構造主義の代表作と目される。また、知の主体および客体としての人間の消滅を予告して衝撃を与えた。
○言葉なお耳に在りことばなおみみにあり🔗⭐🔉
○言葉なお耳に在りことばなおみみにあり
かつて聞いたことばだが、現在聞いているようにはっきり耳に残っている。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に甘えることばにあまえる🔗⭐🔉
○言葉に甘えることばにあまえる
相手の親切・好意をそのまま受け入れる。「お言葉に甘えて頂戴します」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に余ることばにあまる🔗⭐🔉
○言葉に余ることばにあまる
ことばではとても言いつくせない。「―御好意」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に鞘があることばにさやがある🔗⭐🔉
○言葉に鞘があることばにさやがある
物言いが率直でない。そのまま真実を語っていないところがある。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に花が咲くことばにはながさく🔗⭐🔉
○言葉に花が咲くことばにはながさく
①話がはずむ。
②話がはずみ過ぎて喧嘩となる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に花実を交ぜることばにはなみをまぜる🔗⭐🔉
○言葉に花実を交ぜることばにはなみをまぜる
話に修飾と真実とをうまく取り合わせて言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に針を刺すことばにはりをさす🔗⭐🔉
○言葉に針を刺すことばにはりをさす
相手が言葉をたがえぬように念をおしておく。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に針を持つことばにはりをもつ🔗⭐🔉
○言葉に針を持つことばにはりをもつ
言うことに相手を傷つける点がある。言葉に棘とげがある。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐あや【言葉の綾】
ことばを飾って上手に言いなすこと。巧みな言い方。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ
泉から水が絶えずわき出るように、詩文の発想の豊かなこと。栄華物語駒くらべ「―も浅くなりゆけば」。(書名別項)
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのいずみ【ことばの泉】‥イヅミ
百科事彙を兼ねた国語辞書。5冊。落合直文編。1898〜99年(明治31〜32)刊。ほかに補遺1冊、1908年刊。芳賀矢一が改修して「言泉」。
ことば‐の‐いろ【言葉の色】
ことばのようす。ことばつき。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐うみ【言葉の海】
ことばの広範囲にわたり多いことを海にたとえていう語。また、和歌の道の広大なこと。続古今和歌集序「露は草の葉より積りて―となる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのおだまき【詞の緒環】‥ヲ‥
語学書。2巻。林国雄著。1838年(天保9)刊。「詞の玉緒」「詞八衢ことばのやちまた」の補正およびテニヲハと和歌との研究。
ことばのかよいじ【詞通路】‥カヨヒヂ
語学書。3巻。本居春庭著。文政11年(1828)本居大平序。動詞の自他、掛詞、動詞の語尾の延約および係結び、「詞八衢ことばのやちまた」の学習法を説明。
ことば‐の‐あや【言葉の綾】🔗⭐🔉
ことば‐の‐あや【言葉の綾】
ことばを飾って上手に言いなすこと。巧みな言い方。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ🔗⭐🔉
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ
泉から水が絶えずわき出るように、詩文の発想の豊かなこと。栄華物語駒くらべ「―も浅くなりゆけば」。(書名別項)
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いろ【言葉の色】🔗⭐🔉
ことば‐の‐いろ【言葉の色】
ことばのようす。ことばつき。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐うみ【言葉の海】🔗⭐🔉
ことば‐の‐うみ【言葉の海】
ことばの広範囲にわたり多いことを海にたとえていう語。また、和歌の道の広大なこと。続古今和歌集序「露は草の葉より積りて―となる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の采配ことばのさいはい🔗⭐🔉
○言葉の采配ことばのさいはい
ことばで軍勢を指揮すること。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐さき【言葉の先】
これから言い続けようとする言葉。「―を折る」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐した【言葉の下】
言い終わるか終わらないうち。言下げんか。狂言、鞍馬参「遅いといふことか…今度は―から受け取らう」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐さき【言葉の先】🔗⭐🔉
ことば‐の‐さき【言葉の先】
これから言い続けようとする言葉。「―を折る」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐した【言葉の下】🔗⭐🔉
ことば‐の‐した【言葉の下】
言い終わるか終わらないうち。言下げんか。狂言、鞍馬参「遅いといふことか…今度は―から受け取らう」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす
他人の讒言ざんげんのために、生命を失う。太平記16「言葉の下に骨を消し、笑の中に刀を礪ぐはこのごろの人の心なり」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす🔗⭐🔉
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす
他人の讒言ざんげんのために、生命を失う。太平記16「言葉の下に骨を消し、笑の中に刀を礪ぐはこのごろの人の心なり」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ
言葉のはし。ちょっとした言葉。謡曲、鉢木「―をたがへずして」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐その【言葉の園】
和歌・詩文の世界の豊かなことを、園の草木の多いのにたとえていう語。新古今和歌集序「―に遊び、筆の海を汲みても」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐たま【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのたまのお【詞の玉緒】‥ヲ
語学書。7巻。本居宣長著。安永8年(1779)自序。「てにをは紐鏡」の詳細な解説書で、係結びの法則、テニヲハの意味・用法を、八代集などの広範な資料により実証的に説明。
ことばのたまはし【詞玉橋】
語学書。2巻。富樫広蔭著。1826年(文政9)成り、46年(弘化3)訂正。品詞を言(名詞)・詞(動詞・形容詞)・辞(助動詞・助詞)の3種に分類、活用・係結びを説明。
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
①和歌の欠点。山家集「よしさらば光なくとも玉といひて―は君みがかなむ」
②ことばの数の多いことのたとえ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
①ことばを露にたとえて、そのうるわしいこと、また、もろいさまにいう語。浄瑠璃、百日曾我「すかしいさむる―、ともに消えては」
②和歌。玉葉集釈教「かきつめし―の数ごとに」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はし【言葉の端】
ちょっとした言葉。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ
言葉のはし。言葉の一端。浄瑠璃、冥途飛脚「―に孫右衛門つくづくと推量し」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はな【言葉の花】
①はなやかなことば。巧みなことば。続千載和歌集釈教「散り残る法の林の梢には―の色ぞ少なき」
②和歌。新古今和歌集序「―残れる木のもとかたく」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はやし【言葉の林】
詩歌・文章の数の多いことを林の木の多いことにたとえていう語。千載和歌集序「―昔よりもしげし」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はり【言葉の針】
ことばの中に含まれた害意。浄瑠璃、浦島年代記「仁者をさみする―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
ことばのはしばし。浄瑠璃、心中宵庚申「御存分に遊ばせと、どこやら―残る所が武士形気」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのやちまた【詞八衢】
語学書。2巻。本居春庭著。1806年(文化3)成り、08年刊。動詞の活用を四段・一段(上一段)・中二段(上二段)・下二段の4種およびその変格、また「し・しき・しく」「し・き・く」(今の形容詞の活用)に分けて説明。
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ🔗⭐🔉
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ
言葉のはし。ちょっとした言葉。謡曲、鉢木「―をたがへずして」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐その【言葉の園】🔗⭐🔉
ことば‐の‐その【言葉の園】
和歌・詩文の世界の豊かなことを、園の草木の多いのにたとえていう語。新古今和歌集序「―に遊び、筆の海を汲みても」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐たま【言葉の玉】🔗⭐🔉
ことば‐の‐たま【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】🔗⭐🔉
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
①和歌の欠点。山家集「よしさらば光なくとも玉といひて―は君みがかなむ」
②ことばの数の多いことのたとえ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】🔗⭐🔉
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
①ことばを露にたとえて、そのうるわしいこと、また、もろいさまにいう語。浄瑠璃、百日曾我「すかしいさむる―、ともに消えては」
②和歌。玉葉集釈教「かきつめし―の数ごとに」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はし【言葉の端】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はし【言葉の端】
ちょっとした言葉。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ🔗⭐🔉
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ
言葉のはし。言葉の一端。浄瑠璃、冥途飛脚「―に孫右衛門つくづくと推量し」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はな【言葉の花】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はな【言葉の花】
①はなやかなことば。巧みなことば。続千載和歌集釈教「散り残る法の林の梢には―の色ぞ少なき」
②和歌。新古今和歌集序「―残れる木のもとかたく」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はやし【言葉の林】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はやし【言葉の林】
詩歌・文章の数の多いことを林の木の多いことにたとえていう語。千載和歌集序「―昔よりもしげし」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はり【言葉の針】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はり【言葉の針】
ことばの中に含まれた害意。浄瑠璃、浦島年代記「仁者をさみする―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】🔗⭐🔉
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
ことばのはしばし。浄瑠璃、心中宵庚申「御存分に遊ばせと、どこやら―残る所が武士形気」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は国の手形ことばはくにのてがた🔗⭐🔉
○言葉は国の手形ことばはくにのてがた
ことばの訛なまりは、その人の生国を表す証拠である。訛は国の手形。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は心の使いことばはこころのつかい🔗⭐🔉
○言葉は心の使いことばはこころのつかい
心に思うことは、自然に言葉にあらわれる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は身の文ことばはみのあや🔗⭐🔉
○言葉は身の文ことばはみのあや
ことばはその人の品格を表す。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐へん【言葉偏】
(→)「ごんべん(言偏)」に同じ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐よせ【詞寄】
連歌・俳諧の制作上必要な用語を集めた書。→季寄きよせ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はら【異腹】
父が同じで、母が異なる関係。はらちがい。いふく。源氏物語野分「少し立ちのきて―ぞかしなど思はむは」
こと‐はらから【異同胞】
ほかの兄弟姉妹。源氏物語夢浮橋「―どもよりは、かたち清げなるを呼び出で給ひて」
こと‐はらばら【異腹腹】
父が同じで、何人かの違う母から生まれた子たち。今鏡「―にも、勧修寺僧正、光明山の僧など申しておはしき」
ことば‐ろん【言葉論】
言いあらそい。口論。狂言、貰聟「夜前女めぢやものと―をいたしたれば」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
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けと-ば【言葉】🔗⭐🔉
けと-ば 【言葉】
〔上代東国方言〕
ことば。「父母が頭掻き撫で幸(サ)くあれて言ひし―ぜ忘れかねつる/万葉 4346」
ことのは-の-みち【言の葉の道】🔗⭐🔉
ことのは-の-みち 【言の葉の道】
和歌の道。歌道。「―によらずば,嬉しきも憂きも思ひをいかがやらまし/閑田詠草」
こと-ば【言葉・詞・辞】🔗⭐🔉
こと-ば [3] 【言葉・詞・辞】
(1)人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
(2)ものの言い方。ことばづかい。「丁寧な―を使いなさい」
(3)言語を文字に書き表したもの。文字。
(4)語彙(ゴイ)。単語。
(5)謡物・語り物の中で,節をつけない部分。《詞》
(6)和歌に対して,散文で書かれた部分。また,和歌の詞書(コトバガキ)。絵巻物の詞書。
(7)意味。理性。ロゴス。「はじめに―ありき」
(8)(「てにをは」に対して)体言・用言などの総称。詞(シ)。
(9)語気。ものの言いぶり。「思わず強い―になった」
(10)ことばのあや。たとえごと。「『どりやどりや塵を結んでやらう…』『なう,腹立ちや腹立ちや,それは―でこそあれ』/狂言・引括(虎寛本)」
ことば=が過・ぎる🔗⭐🔉
――が過・ぎる
節度を越えたことを言う。言うべきでない事まで言う。
ことば=尻((コトバジリ))を捕ら・える🔗⭐🔉
――尻((コトバジリ))を捕ら・える
他人の適切さを欠いた言い方につけこんで,皮肉を言ったり批判したりする。「―・えて言いがかりをつける」
ことば=なお耳にあり🔗⭐🔉
――なお耳にあり
〔左氏伝(文公七年)〕
かつて聞いた言葉が,今でもまだはっきり耳に残っている。
ことば=に甘(アマ)・える🔗⭐🔉
――に甘(アマ)・える
相手の好意をそのまま受ける。多く「おことばに甘える」の形で用いる。「お―・えて,先に帰らせていただきます」
ことば=に余(アマ)・る🔗⭐🔉
――に余(アマ)・る
言葉に言い尽くせない。「彼の親切は―・るものがある」
ことば=に花が咲・く🔗⭐🔉
――に花が咲・く
話がはずむ。
ことば=に花を咲か・す🔗⭐🔉
――に花を咲か・す
(1)話がはずむ。
(2)言葉巧みに話す。「一々に―・せ理に玉を連ねて答へける/太平記 17」
ことば=に針を含・む🔗⭐🔉
――に針を含・む
相手を傷つけるような言葉を言う。
ことば=の下から🔗⭐🔉
――の下から
言い終わるか終わらないうちに。舌の根のかわかぬうちに。
ことば=は国の手形(テガタ)🔗⭐🔉
――は国の手形(テガタ)
言葉のなまりは,その人の生国を表すしるしであるということ。
ことば=は心の使い🔗⭐🔉
――は心の使い
心に思っていることは,自然に言葉に表れてしまうものであるということ。
ことば=を返・す🔗⭐🔉
――を返・す
(1)返答する。「―・すすきも与えずまくしたてる」
(2)口ごたえをする。言い返す。「お―・すようで恐縮ですが」
ことば=を掛・ける🔗⭐🔉
――を掛・ける
人にものを言いかける。話しかける。「後輩に―・ける」「選手に激励の―・ける」
ことば=を飾・る🔗⭐🔉
――を飾・る
(1)美辞麗句を使う。
(2)巧みな言い回しでごまかす。「―・り鷺を烏といひくろめんと/滑稽本・根南志具佐」
ことば=を交わ・す🔗⭐🔉
――を交わ・す
互いに口をききあう。「近所に住んでいながら―・したこともない」
ことば=を下(サ)・ぐ🔗⭐🔉
――を下(サ)・ぐ
「言葉を卑(ヒク)くす」に同じ。「家来といはん武士に手をさげ,―・げ髪の/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば=を番(ツガ)・う🔗⭐🔉
――を番(ツガ)・う
口頭で約束をする。「身請けはおれぢや―・うた/浄瑠璃・寿の門松」
ことば=を継(ツ)・ぐ🔗⭐🔉
――を継(ツ)・ぐ
さらに言葉をつけ加える。
ことば=を尽く・す🔗⭐🔉
――を尽く・す
あらん限りの言葉を用いて表現する。一生懸命に,いろいろ語る。「―・して説得する」
ことば=を濁(ニゴ)・す🔗⭐🔉
――を濁(ニゴ)・す
はっきりと言わずにぼかす。口をにごす。「肝心な点については―・した」
ことば=を残・す🔗⭐🔉
――を残・す
(1)言い置いて去る。また,後世のために言い置く。
(2)言いたいこと全部を言わないでおく。
ことば=を呑(ノ)・む🔗⭐🔉
――を呑(ノ)・む
(1)「声を呑む」に同じ。
(2)さしさわりを感じて,言いかけてやめる。
ことば=を吐(ハ)・く🔗⭐🔉
――を吐(ハ)・く
言う。しゃべる。
ことば=を挟(ハサ)・む🔗⭐🔉
――を挟(ハサ)・む
他人の話に割り込む。
ことば=を卑(ヒク)く
す🔗⭐🔉
――を卑(ヒク)く
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
ことば-あらそい【言葉争い】🔗⭐🔉
ことば-あらそい ―アラソヒ [4] 【言葉争い】
言いあらそい。口げんか。口論。
ことば-かず【言葉数】🔗⭐🔉
ことば-かず [4] 【言葉数】
(1)語数。
(2)口かず。
ことば-じち【言葉質】🔗⭐🔉
ことば-じち [0] 【言葉質】
あとで証拠となる言葉。言質(ゲンチ)。「―ヲトル/ヘボン(三版)」
ことば-じり【言葉尻・言葉後】🔗⭐🔉
ことば-じり [0] 【言葉尻・言葉後】
(1)言葉の終わりの方。語尾。
(2)言い損じの部分。また,言葉のはしばし。
ことば-ずくな【言葉少な】🔗⭐🔉
ことば-ずくな [4] 【言葉少な】 (形動)[文]ナリ
〔「ことばすくな」とも〕
口数の少ないさま。ことずくな。寡言。「事の次第を―に語った」
ことば-だくみ【言葉巧み】🔗⭐🔉
ことば-だくみ 【言葉巧み】
話し方が巧みなこと。口先がうまいこと。「―に勧誘する」
ことば-だたかい【言葉戦い】🔗⭐🔉
ことば-だたかい ―ダタカヒ [4] 【言葉戦い】
(1)言いあらそうこと。口論。言い合い。
(2)戦場などで,戦(イクサ)の前にまず言葉で相手をやりこめようと争うこと。「其後は互に―はとまりにけれ/平家 11」
ことば-づかい【言葉遣い】🔗⭐🔉
ことば-づかい ―ヅカヒ [4] 【言葉遣い】
言葉の選び方。また,使い方。「目上の人には―を注意しなさい」
ことば-つづき【言葉続き】🔗⭐🔉
ことば-つづき 【言葉続き】
いいまわし。言葉づかい。「物いふ―のかたくななる事限りなし/平家 8」
ことば-づめ【言葉詰め】🔗⭐🔉
ことば-づめ 【言葉詰め】
相手がのがれられないほどに問いつめること。「さあ,御契約はなんと
と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」

と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば-の-あや【言葉の綾】🔗⭐🔉
ことば-の-あや 【言葉の綾】
言い回しの技巧。また,たくみな言い回し。「これは―で,決して悪意はありません」
ことば-の-いずみ【言葉の泉】🔗⭐🔉
ことば-の-いずみ ―イヅミ 【言葉の泉】
(1)たえずわき出る泉のように,言葉が限りなく豊かなことをいう語。詩文の発想が豊かなこと。「―も浅くなりにければ/栄花(駒競べの行幸)」
(2)書名(別項参照)。
ことば-の-うみ【言葉の海】🔗⭐🔉
ことば-の-うみ 【言葉の海】
言葉の数多く広いことを,海にたとえていう語。
ことば-の-その【言葉の園】🔗⭐🔉
ことば-の-その 【言葉の園】
言葉の数多いことを,庭園の草木の多いのにたとえていう語。詩歌の世界についていうことが多い。
ことば-の-たま【言葉の玉】🔗⭐🔉
ことば-の-たま 【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
ことば-の-つゆ【言葉の露】🔗⭐🔉
ことば-の-つゆ 【言葉の露】
言葉,特に和歌を露にたとえて,その美しさ,もろさをいう語。「かきつめし―の数ごとに法の海にはけふやいるらん/玉葉(釈教)」
ことば-の-はし【言葉の端】🔗⭐🔉
ことば-の-はし 【言葉の端】
ちょっとした言葉。言葉のすえ。言葉じり。「不快な感情が―に表れる」
ことば-の-はな【言葉の花】🔗⭐🔉
ことば-の-はな 【言葉の花】
(1)美しい言葉。巧みな言葉。はなやかな言葉。「―の色ぞ少なき/続千載(釈教)」
(2)和歌。「手跡もなだらかに―も尋常なり/保元(下)」
ことば-の-はやし【言葉の林】🔗⭐🔉
ことば-の-はやし 【言葉の林】
言葉の数多いことを林の木が多いのにたとえていう語。「―昔よりもしげし/千載(序)」
ことば【言葉】(和英)🔗⭐🔉
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