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広辞苑の検索結果 (49)

はし‐ごく【走ごく】🔗🔉

はし‐ごく走ごく】 (ハシリコクラの約転)かけっこ。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「祖父様何ぢやと―で出で来る子供の頑是なき」

はしらかし【走らかし】🔗🔉

はしらかし走らかし】 「走らかし汁」の略。 ⇒はしらかし‐じる【走らかし汁】

はしらかし‐じる【走らかし汁】🔗🔉

はしらかし‐じる走らかし汁】 ざっと煮たてただけで、手軽にこしらえた汁。また、味噌を入れただけで実のない汁。西鶴織留1「一つ釜の加賀米に、―、鰯菜も同じやうにすわりて」 ⇒はしらかし【走らかし】

はしらか・す【走らかす】🔗🔉

はしらか・す走らかす】 〔他四〕 ①走らせる。 ②奔走させる。追い使う。狂言、鎌腹「女に―・されて外聞の悪い」 ③汁などをちょっと煮立てる。江戸料理集「いりごひのごとくいり酒を―・し」 ④屏風や幕などを引きまわす。東海道名所記「かうしの内には金屏風―・し」 ⑤刀をさやから抜きはなつ。 ⑥(舟乗りの忌み言葉)割る。ひびを入れる。浄瑠璃、義経千本桜「素頭微塵に―・し」

はしら・す【走らす】🔗🔉

はしら・す走らす】 [一]〔他五〕 (→)「はしらせる」に同じ。 [二]〔他下二〕 ⇒はしらせる(下一)

はしら・せる【走らせる】🔗🔉

はしら・せる走らせる】 〔他下一〕[文]はしら・す(下二) ①走るようにする。駆けさせる。早く行かせる。また、逃走させる。「使を―・せる」 ②すばやく、よどみなく動かす。「筆を―・せる」「目を―・せる」 ③屏風や幕などを引きまわす。

はしり【走り】🔗🔉

はしり走り】 ①はしること。 ②なめらかに動いて行くこと。滑走。「障子の―がいい」 ③台所のながし。浄瑠璃、心中宵庚申「―の出刃庖丁よう磨がして置いたぞや」 ④「はしりぎ」の略。 ⑤魚鳥または野菜などの初物。はつ。はしりもの。西鶴織留3「寒のうちに鰭うるめの焼物、是は八九月の比ころ―を喰うて世にふるし」。「カツオの―」 ⑥物事のはじめとなったもの。先駆け。「梅雨の―」 ⑦逃げ失せること。かけおち。浄瑠璃、新版歌祭文「失せ物か―か」 ⇒はしり‐あそび【走り遊び】 ⇒はしり‐い【走井】 ⇒はしり‐いで【走り出で】 ⇒はしり‐うま【走り馬】 ⇒はしり‐がき【走り書き】 ⇒はしり‐がさ【走笠】 ⇒はしり‐ぎ【走り木】 ⇒はしり‐くさ【走り瘡】 ⇒はしり‐くらべ【走り競べ】 ⇒はしり‐こぎり【走りこぎり】 ⇒はしり‐こぐら【走りこ競】 ⇒はしり‐じ【走り痔】 ⇒はしり‐しもべ【走り下部】 ⇒はしり‐しゅう【走衆】 ⇒はしり‐しょう【走り性】 ⇒はしり‐すいかん【走水干】 ⇒はしり‐ずみ【走り炭】 ⇒はしり‐たかとび【走高跳】 ⇒はしり‐ぢえ【走り知恵】 ⇒はしり‐づかい【走り使い】 ⇒はしり‐つき【走付】 ⇒はしり‐づゆ【走り梅雨】 ⇒はしり‐で【走り出】 ⇒はしり‐どころ【走野老・莨菪】 ⇒はしり‐とび【走り跳び】 ⇒はしり‐の‐ないし【走の内侍】 ⇒はしり‐ば【走羽】 ⇒はしり‐はばとび【走幅跳】 ⇒はしり‐び【走り火】 ⇒はしり‐ぶね【走り舟】 ⇒はしり‐ほ【走り穂】 ⇒はしり‐ぼし【走り星】 ⇒はしり‐ほだし【走絆】 ⇒はしり‐まい【走回・走舞】 ⇒はしり‐みょうと【走り夫婦】 ⇒はしり‐もと【走り元】 ⇒はしり‐もの【走物】 ⇒はしり‐もの【走り者】 ⇒はしり‐やぐら【走り矢倉・走り櫓】 ⇒はしり‐ゆ【走り湯】 ⇒はしり‐よみ【走り読み】 ⇒はしり‐わらわ【走孺・走童】

はしり‐あそび【走り遊び】🔗🔉

はしり‐あそび走り遊び】 走りまわってあそぶこと。隆信集「みどり子―して」 ⇒はしり【走り】

はしり‐いで【走り出で】🔗🔉

はしり‐いで走り出で(→)「はしりで」に同じ。 ⇒はしり【走り】

はしり‐うま【走り馬】🔗🔉

はしり‐うま走り馬】 ①走り行く馬。 ②早打のいそぎの馬。はやうま。 ③競馬。また、競馬に用いる馬。宇津保物語梅花笠「―十疋」 ⇒はしり【走り】

はしり‐かか・る【走り掛る】🔗🔉

はしり‐かか・る走り掛る】 〔自四〕 ①勢いよくとびかかる。枕草子9「痴者しれものは―・りたれば」 ②とばしりがかかる。はねがかかる。伊勢物語「その石のうへに―・る水は」

はしり‐がき【走り書き】🔗🔉

はしり‐がき走り書き】 筆を走らせて文字を続けざまに書くこと。また、一息に急いで書いたもの。はやがき。浄瑠璃、心中天の網島「―。謡の本は近衛流」。「―でメモをとる」 ⇒はしり【走り】

はしり‐か・く【走り書く】🔗🔉

はしり‐か・く走り書く】 〔他四〕 走り書きにかく。達筆に書く。源氏物語帚木「ここかしこの点長に―・き」

はしり‐かさな・る【走り重なる】🔗🔉

はしり‐かさな・る走り重なる】 〔自四〕 多くの人々が、次々に走って集まる。平家物語8「御使櫛のはのごとく―・つて」

はしり‐ぎ【走り木】🔗🔉

はしり‐ぎ走り木】 寄せてくる敵を倒すために、高い所から木をすべらせころがすこと。また、その木。はしり。 ⇒はしり【走り】

はしり‐くらべ【走り競べ】🔗🔉

はしり‐くらべ走り競べ】 共に走って速さを競うこと。かけくらべ。かけっこ。はしりくら。 ⇒はしり【走り】

はしり‐こぎり【走りこぎり】🔗🔉

はしり‐こぎり走りこぎり】 ハシリコグラの転。 ⇒はしり【走り】

はしり‐こぐら【走りこ競】🔗🔉

はしり‐こぐら走りこ競】 走りくらべ。狂言、伯養「それならば―を致しませうが」 ⇒はしり【走り】

はしり‐こ・む【走り込む】🔗🔉

はしり‐こ・む走り込む】 〔自五〕 ①走って中に入る。かけ込む。「発車まぎわの電車に―・む」 ②(トレーニングとして)十分に走る。「―・んで足腰を鍛える」

はしり‐じ【走り痔】‥ヂ🔗🔉

はしり‐じ走り痔‥ヂ 患部から血の流れ出る痔。 ⇒はしり【走り】

はしり‐しもべ【走り下部】🔗🔉

はしり‐しもべ走り下部】 走り使いをするしもべ。 ⇒はしり【走り】

はしり‐しょう【走り性】‥シヤウ🔗🔉

はしり‐しょう走り性‥シヤウ せっかちな性分。気早な性質。 ⇒はしり【走り】

はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】🔗🔉

はしり‐す・ぎる走り過ぎる】 〔自上一〕[文]はしりす・ぐ(上二) ①走って通りすぎる。 ②気早すぎる。はやりすぎる。早合点する。歌舞伎、けいせい仏の原「某が思案があるといふに、―・ぎた」

はしり‐ずみ【走り炭】🔗🔉

はしり‐ずみ走り炭(→)「はねずみ」に同じ。〈[季]冬〉 ⇒はしり【走り】

はしり‐ぢえ【走り知恵】‥ヱ🔗🔉

はしり‐ぢえ走り知恵‥ヱ 先走りするちえ。物事を早のみこみして考えの浅いこと。狂言、伊呂波「―な、要らざる事を言ふ」 ⇒はしり【走り】

はしり‐ちが・う【走り違ふ】‥チガフ🔗🔉

はしり‐ちが・う走り違ふ‥チガフ 〔自四〕 走って行きちがう。源平盛衰記20「長刀の鞘はづして立ち向ひたりけるを、景廉―・ふ様にして」

はしり‐づかい【走り使い】‥ヅカヒ🔗🔉

はしり‐づかい走り使い‥ヅカヒ 走りまわって使いをすること。また、その人。「上役の―をする」 ⇒はしり【走り】

はしり‐づゆ【走り梅雨】🔗🔉

はしり‐づゆ走り梅雨】 5月頃、梅雨入りする前の、梅雨を思わせるぐずついた気候。〈[季]夏〉 ⇒はしり【走り】

はしり‐で【走り出】🔗🔉

はしり‐で走り出】 門口。はいいで。一説に、山の姿の裾を引いたさま。万葉集2「―の堤に立てる槻の木の」。万葉集13「―の宜しき山の」 ⇒はしり【走り】

はしり‐とび【走り跳び】🔗🔉

はしり‐とび走り跳び】 走って跳ぶこと。狂言、飛越「今度はつつとあれから―に致しませう」 ⇒はしり【走り】

はしり‐ぬ・く【走り抜く】🔗🔉

はしり‐ぬ・く走り抜く】 [一]〔自五〕 最後まで走りとおす。完走する。「42.195キロを―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒はしりぬける(下一)

はしり‐ぬ・ける【走り抜ける】🔗🔉

はしり‐ぬ・ける走り抜ける】 〔自下一〕[文]はしりぬ・く(下二) 走って通り抜ける。「1塁ベースを―・ける」

はしり‐の‐ないし【走の内侍】🔗🔉

はしり‐の‐ないし走の内侍】 行幸の時、調度の大袋を持って先発し待ち受ける役の内侍。 ⇒はしり【走り】

はしり‐び【走り火】🔗🔉

はしり‐び走り火】 はね飛ぶ火。はねび。古今和歌集雑体「胸―に心焼けをり」 ⇒はしり【走り】

はしり‐ぶね【走り舟】🔗🔉

はしり‐ぶね走り舟】 早く走る舟。 ⇒はしり【走り】

はしり‐ほ【走り穂】🔗🔉

はしり‐ほ走り穂】 早く生い立った穂。夫木和歌抄12「みしぶつき植ゑしわさ田の―に」 ⇒はしり【走り】

はしり‐ぼし【走り星】🔗🔉

はしり‐ぼし走り星】 流星のこと。 ⇒はしり【走り】

はしり‐ま・う【走り舞ふ】‥マフ🔗🔉

はしり‐ま・う走り舞ふ‥マフ 〔自四〕 ①せわしく入り乱れて走りまわる。義経記2「門開けんとする者もあり。橋渡さんとする者もあり。―・ふ所に」 ②敏捷に勤める。〈日葡辞書〉

はしり‐まわ・る【走り回る】‥マハル🔗🔉

はしり‐まわ・る走り回る‥マハル 〔自五〕 ①あちこちを走る。あたり一面を走る。「子供が家の中を―・る」「山野を―・る」 ②所用であちこちを忙しく回る。奔走する。「金策に―・る」

はしり‐みょうと【走り夫婦】‥メウト🔗🔉

はしり‐みょうと走り夫婦‥メウト 故郷をかけおちして夫婦になった者。万葉集の文反古「大方―はめいめい過ぎいたせば」 ⇒はしり【走り】

はしり‐もと【走り元】🔗🔉

はしり‐もと走り元】 台所のながしのそば。ながしもと。 ⇒はしり【走り】

はしり‐もの【走り者】🔗🔉

はしり‐もの走り者】 出奔した人。家出人。浄瑠璃、心中重井筒「外のかけおち―と違うて」 ⇒はしり【走り】

はしり‐やぐら【走り矢倉・走り櫓】🔗🔉

はしり‐やぐら走り矢倉・走り櫓】 広く作って、戦闘の時など、走りまわるのに都合よくしたやぐら。 ⇒はしり【走り】

はしり‐ゆ【走り湯】🔗🔉

はしり‐ゆ走り湯】 温泉。いでゆ。永久百首「浜の―浦さびて」 ⇒はしり【走り】

はしり‐よみ【走り読み】🔗🔉

はしり‐よみ走り読み】 速く、ざっと読むこと。ななめよみ。「手紙を―する」 ⇒はしり【走り】

わし・す【走す】🔗🔉

わし・す走す】 〔他下二〕 (ワシルの他動詞形)走らせる。古事記「山田を作り山高み下樋したびを―・せ」

わしらか・す【走らかす】🔗🔉

わしらか・す走らかす】 〔他四〕 はしらせる。〈日葡辞書〉

わしり‐で【走り出】🔗🔉

わしり‐で走り出】 家から走り出たすぐのところ。かどぐち。雄略紀「初瀬の山は出で立ちのよろしき山―のよろしき山」

[漢]走🔗🔉

 字形  筆順 〔走部0画/7画/教育/3386・4176〕 〔音〕ソウ(漢) 〔訓〕はしる [意味] ①はしる。駆ける。「走破・競走・滑走」 ②にげる。「逃走・敗走・遁走とんそう」「死せる諸葛(しょかつ=孔明)生ける仲達を走はしらす」〔十八史略〕 ③はしり使いをする。「走卒・走狗そうく」 [解字] 解字人が手足をひろげた姿と足とから成る会意文字。人がはしる意を表す。現代中国語では、歩いて行く意。[赱]は異体字。 [下ツキ 逸走・潰走・滑走・競走・継走・疾走・縦走・出走・助走・脱走・馳走・逃走・東奔西走・独走・遁走・敗走・背走・発走・帆走・伴走・暴走・奔走・迷走・力走

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そうか-せい【走化性】🔗🔉

そうか-せい ソウクワ― [0] 【走化性】 媒質中の化学物質の濃度差が刺激となって起こる走性。コケやシダの精子,動物の精子,アメーバなどの原生動物にみられる。趨化性(スウカセイ)。化学走性。

そうきん-るい【走禽類】🔗🔉

そうきん-るい [3] 【走禽類】 「走鳥類」に同じ。

そう-く【走狗】🔗🔉

そう-く [1] 【走狗】 (1)鳥や獣などを追う猟犬。 (2)他人の手先となって追い使われる者。「権力の―となる」

そう-こう【走向】🔗🔉

そう-こう ―カウ [0] 【走向】 傾いた地層面・断層面などと水平面とが交わる直線方向。クリノメーターで計測する。

そうこう-せい【走光性】🔗🔉

そうこう-せい ソウクワウ― [0] 【走光性】 光の刺激によって起こる走性。虫などが灯火に集まるのは正の走光性,ミミズが暗い方へ移るのは負の走光性。光走性。

はしら-かし【走らかし】🔗🔉

はしら-かし 【走らかし】 あり合わせのもので,簡単に作った汁。走らかし汁。「―に朝夕をくれば/浮世草子・一代女 4」

はしら-か・す【走らかす】🔗🔉

はしら-か・す 【走らかす】 (動サ四) (1)走らせる。「をのこども,あまた―・したれば/徒然 87」 (2)立てる。置く。「格子の内には金屏風―・し/仮名草子・東海道名所記」 (3)煮立たせる。「薄鍋に醤油―・し/浮世草子・諸艶大鑑 1」 (4)「割る」の意の忌み詞。「素頭(スコウベ)微塵に―・し/浄瑠璃・千本桜」

はしら・す【走らす】🔗🔉

はしら・す [3] 【走らす】 ■一■ (動サ五[四]) 「走らせる」に同じ。「馬を―・す」「筆を―・す」 ■二■ (動サ下二) ⇒はしらせる

はしら・せる【走らせる】🔗🔉

はしら・せる [4] 【走らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 はしら・す (1)急いで行かせる。「使用人を―・せる」 (2)(筆・視線などを)すばやく動かす。「さらさらとペンを―・せる」「帳簿に目を―・せる」 (3)敗走させる。「敵を―・せる」

はしり【走り】🔗🔉

はしり [3] 【走り】 (1)走ること。また,走り方。「ひと―してくる」 (2)時季に先駆けて出る農作物・漁獲物など。また,同種の物事のうち,いちばん初めのもの。「―だからまだ高価だ」 (3)敵に向かって木を滑らせ,ころがすこと。走り木。「―を以て推し落す様にぞ構へたる/太平記 14」 (4)台所の流し。「其家の―の脇に埋んだげな/浄瑠璃・八百屋お七」 (5)逃亡。駆け落ち。「失物か,―か/浄瑠璃・新版歌祭文」 (6)俳諧の付合方法の一。前句の語勢に乗って句を付けること。

はしり-い【走り井】🔗🔉

はしり-い 【走り井】 清水のわき出る泉。「落ち激(ダキ)つ―水の清くあれば/万葉 1127」

はしり-うま【走り馬】🔗🔉

はしり-うま 【走り馬】 (1)競馬に用いる馬。また,競馬。 (2)急使を乗せた早馬。「京よりの―と言へば/増鏡(三神山)」

はしり-がき【走り書き】🔗🔉

はしり-がき [0] 【走り書き】 (名)スル 急いで続けざまに文字を書くこと。また,そうして書いたもの。「伝言を―する」

はしり-くらべ【走り競べ】🔗🔉

はしり-くらべ [4] 【走り競べ】 走って速さをくらべること。競走。かけっこ。

はしり-こぐら【走りこぐら】🔗🔉

はしり-こぐら 【走りこぐら】 〔「はしりこくら」とも〕 はしりくらべ。かけっこ。「私は―を致さう/狂言・伯養」

はしり-たかとび【走り高跳び】🔗🔉

はしり-たかとび [4][5] 【走り高跳び】 陸上競技の種目の一。助走して,片足で踏み切ってバーを跳び越えその高さを争う競技。ハイ-ジャンプ。

はしり-ぢえ【走り知恵】🔗🔉

はしり-ぢえ 【走り知恵】 浅はかな知恵。「おのれがやうな知恵は―とて役にたたぬ/狂言・以呂波」

はしり-づかい【走り使い】🔗🔉

はしり-づかい ―ヅカヒ [4] 【走り使い】 ほうぼう走り回って,命ぜられた用を足すこと。また,その人。

はしり-づゆ【走り梅雨】🔗🔉

はしり-づゆ [3] 【走り梅雨】 本格的な梅雨になる前の,ぐずついた天気。梅雨の走り。 →残り梅雨 →戻り梅雨

はしり-ば【走り羽】🔗🔉

はしり-ば 【走り羽】 矢羽のうち,矢をつがえたときに垂直になる羽。

はしり-はばとび【走り幅跳び】🔗🔉

はしり-はばとび [4] 【走り幅跳び】 陸上競技の種目の一。助走して片足で踏み切り,跳んだ距離を争う競技。ブロード-ジャンプ。ブロード。

はしり-び【走り火】🔗🔉

はしり-び 【走り火】 ぱちぱち飛びはねる火の粉。「さわがしきもの―/枕草子 256」

はしり-まい【走り舞】🔗🔉

はしり-まい ―マヒ [0] 【走り舞】 舞楽の舞い方で,テンポが速く軽快に走るように舞うもの。「陵王」「納曾利(ナソリ)」「還城楽(ゲンジヨウラク)」「貴徳」「胡飲酒(コンジユ)」などが今日に残る。走り物。

はしり-もと【走り元】🔗🔉

はしり-もと 【走り元】 流し元。台所。「―で味噌すらせ/浄瑠璃・狩 1」

はしり-もの【走り物】🔗🔉

はしり-もの [0] 【走り物】 (1)野菜・魚などの,時季の初めにとれたもの。はしり。初物。 (2)「走り舞」に同じ。

はしり-もの【走り者】🔗🔉

はしり-もの 【走り者】 出奔人。家出人。特に,駆け落ち者。「外の駆落―と違うて/浄瑠璃・重井筒(下)」

はしり-ゆ【走り湯】🔗🔉

はしり-ゆ 【走り湯】 〔湯が勢いよく出ることから〕 いでゆ。温泉。「ましららのはまの―浦さびて/永久百首」

はしり-よみ【走り読み】🔗🔉

はしり-よみ [0] 【走り読み】 (名)スル ざっと早く読むこと。「新聞を―する」

はしり-わらわ【走り孺】🔗🔉

はしり-わらわ ―ワラハ [4] 【走り孺】 (1)斎王(イツキノミコ)の車に徒歩で従う女童(メノワラワ)。 (2)寺院などで,走り使いの子供。

はしり-かか・る【走り掛(か)る】🔗🔉

はしり-かか・る [5][0] 【走り掛(か)る】 (動ラ五[四]) 走って勢いよくとびかかる。

はしり-こ・む【走り込む】🔗🔉

はしり-こ・む [4][0] 【走り込む】 (動マ五[四]) (1)走って中にはいる。かけ込む。 (2)十分に走る。「合宿で―・む」

はしり-ぬ・く【走り抜く】🔗🔉

はしり-ぬ・く [4][0] 【走り抜く】 (動カ五[四]) (長い距離を)最後まで走る。「全コースを―・く」

はしり-ぬ・ける【走り抜ける】🔗🔉

はしり-ぬ・ける [5][0] 【走り抜ける】 (動カ下一) 走って通り抜ける。「横丁を―・ける」

はしり-まわ・る【走り回る】🔗🔉

はしり-まわ・る ―マハル [5] 【走り回る】 (動ラ五[四]) (1)あちらこちらを走る。かけ回る。「山野を―・る」 (2)目的のために,休む暇もなくあちらこちらへ行く。奔走する。「金策に―・る」 (3)走って周囲をまわる。「庭火を十まはりばかり―・りたるに/宇治拾遺 5」

はしり-よ・る【走り寄る】🔗🔉

はしり-よ・る [4][0] 【走り寄る】 (動ラ五[四]) 走って近づく。「子供が母親に―・る」

はし・る【走る】🔗🔉

はし・る [2] 【走る】 (動ラ五[四]) (1)人や動物が足をはやく動かして,すみやかに前へ進む。かける。「廊下を―・ってはいけない」「全速力で―・る」「犬が―・ってくる」 (2)乗り物や船が進む。走行する。「高速道路を―・るバス」「電車が―・る」 (3)急いで行く。早く行く。「現場へ―・る」「使いに―・る」 (4)(戦いに破れて)逃げる。敗走する。「西国へ―・る」 (5)(「奔る」とも書く)(主人や親もとから)逃亡する。逃げて姿をくらます。出奔する。「若い女のもとへ―・る」「敵国側へ―・る」 (6)(「趨る」とも書く。「…に走る」の形で)ある方向に強くかたむく。「悪事に―・る」「とかく感情に―・りやすい」「何事も極端に―・るきらいがある」 (7)はやく移動する。「夜空に稲妻が―・る」 (8)ある感覚や感情が瞬間的にあらわれて消える。「肩にするどい痛みが―・った」「顔に不安の影が―・る」「むしずが―・る」 (9)よどみなくスムーズに動く。「筆を―・らせる」「ペンが―・りすぎて物議をかもす」「今日のピッチャーは球(タマ)がよく―・る」 (10)道などがある場所を貫く。通る。「町の中央を大通りが東西に―・る」「国境を南北に―・る山脈」 (11)液体がはげしく動く。(ア)水などがはやい速度で流れる。「石の上に―・りかかる水は/伊勢 87」 →たばしる →石(イワ)ばしる (イ)水などが勢いよく飛びはねる。「水の…人などの歩むに―・りあがりたる/枕草子 223」(ウ)液体が勢いよくとび散る。ほとばしる。「血―・りてとどまるべくもなし/宇治拾遺 2」「細長を…うちふるひければ水は―・りて乾きたり/宇治拾遺 7」 (12)(「胸走る」の形で)不安や悲しみで胸の鼓動が激しく打つ。胸がどきどきする。「胸つぶつぶと―・るに/蜻蛉(中)」「びんなき所にて人にものを言ひけるに,胸のいみじう―・りけるを/枕草子 317」 [可能] はしれる [慣用] 悪事千里を―

はしれメロス【走れメロス】🔗🔉

はしれメロス 【走れメロス】 小説。太宰治作。1940年(昭和15)「新潮」に発表。親友を身代わりとして,処刑前の三日間の猶予を与えられたメロスが,約束通りに走り帰る姿に,「人の信実」を仮託する。

わし・す【走す】🔗🔉

わし・す 【走す】 (動サ下二) 走らせる。「あしひきの山田を作り山高み下樋を―・せ/古事記(下)」

わし・る【走る・奔る】🔗🔉

わし・る 【走る・奔る】 (動ラ四) (1)はしる。「あまりに極端なる空理に―・りて/小説神髄(逍遥)」 (2)あくせくする。あせる。「身を知り世を知れれば,願はず―・らず/方丈記」 (3)金利を稼ぐ。「必ず大銀を―・るとて大仰なる事取組み/浮世草子・好色敗毒散」

そうきんるい【走禽類】(和英)🔗🔉

そうきんるい【走禽類】 《鳥》runners;cursorial birds.

はしり【走りの】(和英)🔗🔉

はしり【走りの】 [初物]early.→英和 …の〜である be the first.→英和

はしりがき【走り書き】(和英)🔗🔉

はしりがき【走り書き】 a scribble[scratch].→英和 〜する scribble.

はしりたかとび【走り高跳】(和英)🔗🔉

はしりたかとび【走り高跳】 a (running) high jump.〜の選手 a high jumper.

はしりづかい【走り使いをする】(和英)🔗🔉

はしりづかい【走り使いをする】 go[run]errands.

はしりはばとび【走り幅跳】(和英)🔗🔉

はしりはばとび【走り幅跳】 a (running) broad jump.〜の選手 a broad jumper.

はしりよみ【走り読みする】(和英)🔗🔉

はしりよみ【走り読みする】 skim;→英和 run over.

はしる【走る】(和英)🔗🔉

はしる【走る】 run;→英和 dash;→英和 sail (船が).→英和 走らせる send (使いを);→英和 [乗物を]drive;→英和 ride.→英和 走り回る(おりる,込む,出る,抜ける) run about (down,into,out,through).

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