複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (49)
はし‐ごく【走ごく】🔗⭐🔉
はし‐ごく【走ごく】
(ハシリコクラの約転)かけっこ。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「祖父様何ぢやと―で出で来る子供の頑是なき」
はしらかし【走らかし】🔗⭐🔉
はしらかし【走らかし】
「走らかし汁」の略。
⇒はしらかし‐じる【走らかし汁】
はしらかし‐じる【走らかし汁】🔗⭐🔉
はしらかし‐じる【走らかし汁】
ざっと煮たてただけで、手軽にこしらえた汁。また、味噌を入れただけで実みのない汁。西鶴織留1「一つ釜の加賀米に、―、鰯菜も同じやうにすわりて」
⇒はしらかし【走らかし】
はしらか・す【走らかす】🔗⭐🔉
はしらか・す【走らかす】
〔他四〕
①走らせる。
②奔走させる。追い使う。狂言、鎌腹「女に―・されて外聞の悪い」
③汁などをちょっと煮立てる。江戸料理集「いりごひのごとくいり酒を―・し」
④屏風や幕などを引きまわす。東海道名所記「かうしの内には金屏風―・し」
⑤刀をさやから抜きはなつ。
⑥(舟乗りの忌み言葉)割る。ひびを入れる。浄瑠璃、義経千本桜「素頭微塵に―・し」
はしら・す【走らす】🔗⭐🔉
はしら・す【走らす】
[一]〔他五〕
(→)「はしらせる」に同じ。
[二]〔他下二〕
⇒はしらせる(下一)
はしら・せる【走らせる】🔗⭐🔉
はしら・せる【走らせる】
〔他下一〕[文]はしら・す(下二)
①走るようにする。駆けさせる。早く行かせる。また、逃走させる。「使を―・せる」
②すばやく、よどみなく動かす。「筆を―・せる」「目を―・せる」
③屏風や幕などを引きまわす。
はしり【走り】🔗⭐🔉
はしり【走り】
①はしること。
②なめらかに動いて行くこと。滑走。「障子の―がいい」
③台所のながし。浄瑠璃、心中宵庚申「―の出刃庖丁よう磨がして置いたぞや」
④「はしりぎ」の略。
⑤魚鳥または野菜などの初物。はつ。はしりもの。西鶴織留3「寒のうちに鰭うるめの焼物、是は八九月の比ころ―を喰うて世にふるし」。「カツオの―」
⑥物事のはじめとなったもの。先駆け。「梅雨の―」
⑦逃げ失せること。かけおち。浄瑠璃、新版歌祭文「失せ物か―か」
⇒はしり‐あそび【走り遊び】
⇒はしり‐い【走井】
⇒はしり‐いで【走り出で】
⇒はしり‐うま【走り馬】
⇒はしり‐がき【走り書き】
⇒はしり‐がさ【走笠】
⇒はしり‐ぎ【走り木】
⇒はしり‐くさ【走り瘡】
⇒はしり‐くらべ【走り競べ】
⇒はしり‐こぎり【走りこぎり】
⇒はしり‐こぐら【走りこ競】
⇒はしり‐じ【走り痔】
⇒はしり‐しもべ【走り下部】
⇒はしり‐しゅう【走衆】
⇒はしり‐しょう【走り性】
⇒はしり‐すいかん【走水干】
⇒はしり‐ずみ【走り炭】
⇒はしり‐たかとび【走高跳】
⇒はしり‐ぢえ【走り知恵】
⇒はしり‐づかい【走り使い】
⇒はしり‐つき【走付】
⇒はしり‐づゆ【走り梅雨】
⇒はしり‐で【走り出】
⇒はしり‐どころ【走野老・莨菪】
⇒はしり‐とび【走り跳び】
⇒はしり‐の‐ないし【走の内侍】
⇒はしり‐ば【走羽】
⇒はしり‐はばとび【走幅跳】
⇒はしり‐び【走り火】
⇒はしり‐ぶね【走り舟】
⇒はしり‐ほ【走り穂】
⇒はしり‐ぼし【走り星】
⇒はしり‐ほだし【走絆】
⇒はしり‐まい【走回・走舞】
⇒はしり‐みょうと【走り夫婦】
⇒はしり‐もと【走り元】
⇒はしり‐もの【走物】
⇒はしり‐もの【走り者】
⇒はしり‐やぐら【走り矢倉・走り櫓】
⇒はしり‐ゆ【走り湯】
⇒はしり‐よみ【走り読み】
⇒はしり‐わらわ【走孺・走童】
はしり‐あそび【走り遊び】🔗⭐🔉
はしり‐あそび【走り遊び】
走りまわってあそぶこと。隆信集「みどり子―して」
⇒はしり【走り】
はしり‐いで【走り出で】🔗⭐🔉
はしり‐うま【走り馬】🔗⭐🔉
はしり‐うま【走り馬】
①走り行く馬。
②早打のいそぎの馬。はやうま。
③競馬。また、競馬に用いる馬。宇津保物語梅花笠「―十疋」
⇒はしり【走り】
はしり‐かか・る【走り掛る】🔗⭐🔉
はしり‐かか・る【走り掛る】
〔自四〕
①勢いよくとびかかる。枕草子9「痴者しれものは―・りたれば」
②とばしりがかかる。はねがかかる。伊勢物語「その石のうへに―・る水は」
はしり‐がき【走り書き】🔗⭐🔉
はしり‐がき【走り書き】
筆を走らせて文字を続けざまに書くこと。また、一息に急いで書いたもの。はやがき。浄瑠璃、心中天の網島「―。謡の本は近衛流」。「―でメモをとる」
⇒はしり【走り】
はしり‐か・く【走り書く】🔗⭐🔉
はしり‐か・く【走り書く】
〔他四〕
走り書きにかく。達筆に書く。源氏物語帚木「ここかしこの点長に―・き」
はしり‐かさな・る【走り重なる】🔗⭐🔉
はしり‐かさな・る【走り重なる】
〔自四〕
多くの人々が、次々に走って集まる。平家物語8「御使櫛のはのごとく―・つて」
はしり‐ぎ【走り木】🔗⭐🔉
はしり‐ぎ【走り木】
寄せてくる敵を倒すために、高い所から木をすべらせころがすこと。また、その木。はしり。
⇒はしり【走り】
はしり‐くらべ【走り競べ】🔗⭐🔉
はしり‐くらべ【走り競べ】
共に走って速さを競うこと。かけくらべ。かけっこ。はしりくら。
⇒はしり【走り】
はしり‐こぎり【走りこぎり】🔗⭐🔉
はしり‐こぎり【走りこぎり】
ハシリコグラの転。
⇒はしり【走り】
はしり‐こぐら【走りこ競】🔗⭐🔉
はしり‐こぐら【走りこ競】
走りくらべ。狂言、伯養「それならば―を致しませうが」
⇒はしり【走り】
はしり‐こ・む【走り込む】🔗⭐🔉
はしり‐こ・む【走り込む】
〔自五〕
①走って中に入る。かけ込む。「発車まぎわの電車に―・む」
②(トレーニングとして)十分に走る。「―・んで足腰を鍛える」
はしり‐じ【走り痔】‥ヂ🔗⭐🔉
はしり‐じ【走り痔】‥ヂ
患部から血の流れ出る痔。
⇒はしり【走り】
はしり‐しもべ【走り下部】🔗⭐🔉
はしり‐しもべ【走り下部】
走り使いをするしもべ。
⇒はしり【走り】
はしり‐しょう【走り性】‥シヤウ🔗⭐🔉
はしり‐しょう【走り性】‥シヤウ
せっかちな性分。気早な性質。
⇒はしり【走り】
はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】🔗⭐🔉
はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】
〔自上一〕[文]はしりす・ぐ(上二)
①走って通りすぎる。
②気早すぎる。はやりすぎる。早合点する。歌舞伎、けいせい仏の原「某が思案があるといふに、―・ぎた」
はしり‐ずみ【走り炭】🔗⭐🔉
はしり‐ぢえ【走り知恵】‥ヱ🔗⭐🔉
はしり‐ぢえ【走り知恵】‥ヱ
先走りするちえ。物事を早のみこみして考えの浅いこと。狂言、伊呂波「―な、要らざる事を言ふ」
⇒はしり【走り】
はしり‐ちが・う【走り違ふ】‥チガフ🔗⭐🔉
はしり‐ちが・う【走り違ふ】‥チガフ
〔自四〕
走って行きちがう。源平盛衰記20「長刀の鞘はづして立ち向ひたりけるを、景廉―・ふ様にして」
はしり‐づかい【走り使い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
はしり‐づかい【走り使い】‥ヅカヒ
走りまわって使いをすること。また、その人。「上役の―をする」
⇒はしり【走り】
はしり‐づゆ【走り梅雨】🔗⭐🔉
はしり‐づゆ【走り梅雨】
5月頃、梅雨入りする前の、梅雨を思わせるぐずついた気候。〈[季]夏〉
⇒はしり【走り】
はしり‐で【走り出】🔗⭐🔉
はしり‐で【走り出】
門口。はいいで。一説に、山の姿の裾を引いたさま。万葉集2「―の堤に立てる槻の木の」。万葉集13「―の宜しき山の」
⇒はしり【走り】
はしり‐とび【走り跳び】🔗⭐🔉
はしり‐とび【走り跳び】
走って跳ぶこと。狂言、飛越「今度はつつとあれから―に致しませう」
⇒はしり【走り】
はしり‐ぬ・く【走り抜く】🔗⭐🔉
はしり‐ぬ・く【走り抜く】
[一]〔自五〕
最後まで走りとおす。完走する。「42.195キロを―・く」
[二]〔自下二〕
⇒はしりぬける(下一)
はしり‐ぬ・ける【走り抜ける】🔗⭐🔉
はしり‐ぬ・ける【走り抜ける】
〔自下一〕[文]はしりぬ・く(下二)
走って通り抜ける。「1塁ベースを―・ける」
はしり‐の‐ないし【走の内侍】🔗⭐🔉
はしり‐の‐ないし【走の内侍】
行幸の時、調度の大袋を持って先発し待ち受ける役の内侍。
⇒はしり【走り】
はしり‐び【走り火】🔗⭐🔉
はしり‐び【走り火】
はね飛ぶ火。はねび。古今和歌集雑体「胸―に心焼けをり」
⇒はしり【走り】
はしり‐ぶね【走り舟】🔗⭐🔉
はしり‐ぶね【走り舟】
早く走る舟。
⇒はしり【走り】
はしり‐ほ【走り穂】🔗⭐🔉
はしり‐ほ【走り穂】
早く生い立った穂。夫木和歌抄12「みしぶつき植ゑしわさ田の―に」
⇒はしり【走り】
はしり‐ぼし【走り星】🔗⭐🔉
はしり‐ぼし【走り星】
流星のこと。
⇒はしり【走り】
はしり‐ま・う【走り舞ふ】‥マフ🔗⭐🔉
はしり‐ま・う【走り舞ふ】‥マフ
〔自四〕
①せわしく入り乱れて走りまわる。義経記2「門開けんとする者もあり。橋渡さんとする者もあり。―・ふ所に」
②敏捷に勤める。〈日葡辞書〉
はしり‐まわ・る【走り回る】‥マハル🔗⭐🔉
はしり‐まわ・る【走り回る】‥マハル
〔自五〕
①あちこちを走る。あたり一面を走る。「子供が家の中を―・る」「山野を―・る」
②所用であちこちを忙しく回る。奔走する。「金策に―・る」
はしり‐みょうと【走り夫婦】‥メウト🔗⭐🔉
はしり‐みょうと【走り夫婦】‥メウト
故郷をかけおちして夫婦になった者。万葉集の文反古「大方―はめいめい過ぎいたせば」
⇒はしり【走り】
はしり‐もと【走り元】🔗⭐🔉
はしり‐もと【走り元】
台所のながしのそば。ながしもと。
⇒はしり【走り】
はしり‐もの【走り者】🔗⭐🔉
はしり‐もの【走り者】
出奔した人。家出人。浄瑠璃、心中重井筒「外のかけおち―と違うて」
⇒はしり【走り】
はしり‐やぐら【走り矢倉・走り櫓】🔗⭐🔉
はしり‐やぐら【走り矢倉・走り櫓】
広く作って、戦闘の時など、走りまわるのに都合よくしたやぐら。
⇒はしり【走り】
はしり‐ゆ【走り湯】🔗⭐🔉
はしり‐ゆ【走り湯】
温泉。いでゆ。永久百首「浜の―浦さびて」
⇒はしり【走り】
はしり‐よみ【走り読み】🔗⭐🔉
はしり‐よみ【走り読み】
速く、ざっと読むこと。ななめよみ。「手紙を―する」
⇒はしり【走り】
わし・す【走す】🔗⭐🔉
わし・す【走す】
〔他下二〕
(ワシルの他動詞形)走らせる。古事記下「山田を作り山高み下樋したびを―・せ」
わしらか・す【走らかす】🔗⭐🔉
わしらか・す【走らかす】
〔他四〕
はしらせる。〈日葡辞書〉
わしり‐で【走り出】🔗⭐🔉
わしり‐で【走り出】
家から走り出たすぐのところ。かどぐち。雄略紀「初瀬の山は出で立ちのよろしき山―のよろしき山」
[漢]走🔗⭐🔉
走 字形
筆順
〔走部0画/7画/教育/3386・4176〕
〔音〕ソウ(漢)
〔訓〕はしる
[意味]
①はしる。駆ける。「走破・競走・滑走」
②にげる。「逃走・敗走・遁走とんそう」「死せる諸葛(しょかつ=孔明)生ける仲達を走はしらす」〔十八史略〕
③はしり使いをする。「走卒・走狗そうく」
[解字]
解字
人が手足をひろげた姿と足とから成る会意文字。人がはしる意を表す。現代中国語では、歩いて行く意。[
][赱]は異体字。
[下ツキ
逸走・潰走・滑走・競走・継走・疾走・縦走・出走・助走・脱走・馳走・逃走・東奔西走・独走・遁走・敗走・背走・発走・帆走・伴走・暴走・奔走・迷走・力走
筆順
〔走部0画/7画/教育/3386・4176〕
〔音〕ソウ(漢)
〔訓〕はしる
[意味]
①はしる。駆ける。「走破・競走・滑走」
②にげる。「逃走・敗走・遁走とんそう」「死せる諸葛(しょかつ=孔明)生ける仲達を走はしらす」〔十八史略〕
③はしり使いをする。「走卒・走狗そうく」
[解字]
解字
人が手足をひろげた姿と足とから成る会意文字。人がはしる意を表す。現代中国語では、歩いて行く意。[
][赱]は異体字。
[下ツキ
逸走・潰走・滑走・競走・継走・疾走・縦走・出走・助走・脱走・馳走・逃走・東奔西走・独走・遁走・敗走・背走・発走・帆走・伴走・暴走・奔走・迷走・力走
大辞林の検索結果 (47)
そうか-せい【走化性】🔗⭐🔉
そうか-せい ソウクワ― [0] 【走化性】
媒質中の化学物質の濃度差が刺激となって起こる走性。コケやシダの精子,動物の精子,アメーバなどの原生動物にみられる。趨化性(スウカセイ)。化学走性。
そうきん-るい【走禽類】🔗⭐🔉
そうきん-るい [3] 【走禽類】
「走鳥類」に同じ。
そう-く【走狗】🔗⭐🔉
そう-く [1] 【走狗】
(1)鳥や獣などを追う猟犬。
(2)他人の手先となって追い使われる者。「権力の―となる」
そう-こう【走向】🔗⭐🔉
そう-こう ―カウ [0] 【走向】
傾いた地層面・断層面などと水平面とが交わる直線方向。クリノメーターで計測する。
そうこう-せい【走光性】🔗⭐🔉
そうこう-せい ソウクワウ― [0] 【走光性】
光の刺激によって起こる走性。虫などが灯火に集まるのは正の走光性,ミミズが暗い方へ移るのは負の走光性。光走性。
はしら-かし【走らかし】🔗⭐🔉
はしら-かし 【走らかし】
あり合わせのもので,簡単に作った汁。走らかし汁。「―に朝夕をくれば/浮世草子・一代女 4」
はしら-か・す【走らかす】🔗⭐🔉
はしら-か・す 【走らかす】 (動サ四)
(1)走らせる。「をのこども,あまた―・したれば/徒然 87」
(2)立てる。置く。「格子の内には金屏風―・し/仮名草子・東海道名所記」
(3)煮立たせる。「薄鍋に醤油―・し/浮世草子・諸艶大鑑 1」
(4)「割る」の意の忌み詞。「素頭(スコウベ)微塵に―・し/浄瑠璃・千本桜」
はしら・す【走らす】🔗⭐🔉
はしら・す [3] 【走らす】
■一■ (動サ五[四])
「走らせる」に同じ。「馬を―・す」「筆を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒はしらせる
はしら・せる【走らせる】🔗⭐🔉
はしら・せる [4] 【走らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 はしら・す
(1)急いで行かせる。「使用人を―・せる」
(2)(筆・視線などを)すばやく動かす。「さらさらとペンを―・せる」「帳簿に目を―・せる」
(3)敗走させる。「敵を―・せる」
はしり【走り】🔗⭐🔉
はしり [3] 【走り】
(1)走ること。また,走り方。「ひと―してくる」
(2)時季に先駆けて出る農作物・漁獲物など。また,同種の物事のうち,いちばん初めのもの。「―だからまだ高価だ」
(3)敵に向かって木を滑らせ,ころがすこと。走り木。「―を以て推し落す様にぞ構へたる/太平記 14」
(4)台所の流し。「其家の―の脇に埋んだげな/浄瑠璃・八百屋お七」
(5)逃亡。駆け落ち。「失物か,―か/浄瑠璃・新版歌祭文」
(6)俳諧の付合方法の一。前句の語勢に乗って句を付けること。
はしり-い【走り井】🔗⭐🔉
はしり-い ―
【走り井】
清水のわき出る泉。「落ち激(ダキ)つ―水の清くあれば/万葉 1127」
【走り井】
清水のわき出る泉。「落ち激(ダキ)つ―水の清くあれば/万葉 1127」
はしり-うま【走り馬】🔗⭐🔉
はしり-うま 【走り馬】
(1)競馬に用いる馬。また,競馬。
(2)急使を乗せた早馬。「京よりの―と言へば/増鏡(三神山)」
はしり-がき【走り書き】🔗⭐🔉
はしり-がき [0] 【走り書き】 (名)スル
急いで続けざまに文字を書くこと。また,そうして書いたもの。「伝言を―する」
はしり-くらべ【走り競べ】🔗⭐🔉
はしり-くらべ [4] 【走り競べ】
走って速さをくらべること。競走。かけっこ。
はしり-こぐら【走りこぐら】🔗⭐🔉
はしり-こぐら 【走りこぐら】
〔「はしりこくら」とも〕
はしりくらべ。かけっこ。「私は―を致さう/狂言・伯養」
はしり-たかとび【走り高跳び】🔗⭐🔉
はしり-たかとび [4][5] 【走り高跳び】
陸上競技の種目の一。助走して,片足で踏み切ってバーを跳び越えその高さを争う競技。ハイ-ジャンプ。
はしり-ぢえ【走り知恵】🔗⭐🔉
はしり-ぢえ ―
【走り知恵】
浅はかな知恵。「おのれがやうな知恵は―とて役にたたぬ/狂言・以呂波」
【走り知恵】
浅はかな知恵。「おのれがやうな知恵は―とて役にたたぬ/狂言・以呂波」
はしり-づかい【走り使い】🔗⭐🔉
はしり-づかい ―ヅカヒ [4] 【走り使い】
ほうぼう走り回って,命ぜられた用を足すこと。また,その人。
はしり-づゆ【走り梅雨】🔗⭐🔉
はしり-ば【走り羽】🔗⭐🔉
はしり-ば 【走り羽】
矢羽のうち,矢をつがえたときに垂直になる羽。
はしり-はばとび【走り幅跳び】🔗⭐🔉
はしり-はばとび [4] 【走り幅跳び】
陸上競技の種目の一。助走して片足で踏み切り,跳んだ距離を争う競技。ブロード-ジャンプ。ブロード。
はしり-び【走り火】🔗⭐🔉
はしり-び 【走り火】
ぱちぱち飛びはねる火の粉。「さわがしきもの―/枕草子 256」
はしり-まい【走り舞】🔗⭐🔉
はしり-まい ―マヒ [0] 【走り舞】
舞楽の舞い方で,テンポが速く軽快に走るように舞うもの。「陵王」「納曾利(ナソリ)」「還城楽(ゲンジヨウラク)」「貴徳」「胡飲酒(コンジユ)」などが今日に残る。走り物。
はしり-もと【走り元】🔗⭐🔉
はしり-もと 【走り元】
流し元。台所。「―で味噌すらせ/浄瑠璃・
狩 1」
狩 1」
はしり-もの【走り物】🔗⭐🔉
はしり-もの [0] 【走り物】
(1)野菜・魚などの,時季の初めにとれたもの。はしり。初物。
(2)「走り舞」に同じ。
はしり-もの【走り者】🔗⭐🔉
はしり-もの 【走り者】
出奔人。家出人。特に,駆け落ち者。「外の駆落―と違うて/浄瑠璃・重井筒(下)」
はしり-ゆ【走り湯】🔗⭐🔉
はしり-ゆ 【走り湯】
〔湯が勢いよく出ることから〕
いでゆ。温泉。「ましららのはまの―浦さびて/永久百首」
はしり-よみ【走り読み】🔗⭐🔉
はしり-よみ [0] 【走り読み】 (名)スル
ざっと早く読むこと。「新聞を―する」
はしり-わらわ【走り孺】🔗⭐🔉
はしり-わらわ ―ワラハ [4] 【走り孺】
(1)斎王(イツキノミコ)の車に徒歩で従う女童(メノワラワ)。
(2)寺院などで,走り使いの子供。
はしり-かか・る【走り掛(か)る】🔗⭐🔉
はしり-かか・る [5][0] 【走り掛(か)る】 (動ラ五[四])
走って勢いよくとびかかる。
はしり-こ・む【走り込む】🔗⭐🔉
はしり-こ・む [4][0] 【走り込む】 (動マ五[四])
(1)走って中にはいる。かけ込む。
(2)十分に走る。「合宿で―・む」
はしり-ぬ・く【走り抜く】🔗⭐🔉
はしり-ぬ・く [4][0] 【走り抜く】 (動カ五[四])
(長い距離を)最後まで走る。「全コースを―・く」
はしり-ぬ・ける【走り抜ける】🔗⭐🔉
はしり-ぬ・ける [5][0] 【走り抜ける】 (動カ下一)
走って通り抜ける。「横丁を―・ける」
はしり-まわ・る【走り回る】🔗⭐🔉
はしり-まわ・る ―マハル [5] 【走り回る】 (動ラ五[四])
(1)あちらこちらを走る。かけ回る。「山野を―・る」
(2)目的のために,休む暇もなくあちらこちらへ行く。奔走する。「金策に―・る」
(3)走って周囲をまわる。「庭火を十まはりばかり―・りたるに/宇治拾遺 5」
はしり-よ・る【走り寄る】🔗⭐🔉
はしり-よ・る [4][0] 【走り寄る】 (動ラ五[四])
走って近づく。「子供が母親に―・る」
はし・る【走る】🔗⭐🔉
はし・る [2] 【走る】 (動ラ五[四])
(1)人や動物が足をはやく動かして,すみやかに前へ進む。かける。「廊下を―・ってはいけない」「全速力で―・る」「犬が―・ってくる」
(2)乗り物や船が進む。走行する。「高速道路を―・るバス」「電車が―・る」
(3)急いで行く。早く行く。「現場へ―・る」「使いに―・る」
(4)(戦いに破れて)逃げる。敗走する。「西国へ―・る」
(5)(「奔る」とも書く)(主人や親もとから)逃亡する。逃げて姿をくらます。出奔する。「若い女のもとへ―・る」「敵国側へ―・る」
(6)(「趨る」とも書く。「…に走る」の形で)ある方向に強くかたむく。「悪事に―・る」「とかく感情に―・りやすい」「何事も極端に―・るきらいがある」
(7)はやく移動する。「夜空に稲妻が―・る」
(8)ある感覚や感情が瞬間的にあらわれて消える。「肩にするどい痛みが―・った」「顔に不安の影が―・る」「むしずが―・る」
(9)よどみなくスムーズに動く。「筆を―・らせる」「ペンが―・りすぎて物議をかもす」「今日のピッチャーは球(タマ)がよく―・る」
(10)道などがある場所を貫く。通る。「町の中央を大通りが東西に―・る」「国境を南北に―・る山脈」
(11)液体がはげしく動く。(ア)水などがはやい速度で流れる。「石の上に―・りかかる水は/伊勢 87」
→たばしる
→石(イワ)ばしる
(イ)水などが勢いよく飛びはねる。「水の…人などの歩むに―・りあがりたる/枕草子 223」(ウ)液体が勢いよくとび散る。ほとばしる。「血―・りてとどまるべくもなし/宇治拾遺 2」「細長を…うちふるひければ水は―・りて乾きたり/宇治拾遺 7」
(12)(「胸走る」の形で)不安や悲しみで胸の鼓動が激しく打つ。胸がどきどきする。「胸つぶつぶと―・るに/蜻蛉(中)」「びんなき所にて人にものを言ひけるに,胸のいみじう―・りけるを/枕草子 317」
[可能] はしれる
[慣用] 悪事千里を―
はしれメロス【走れメロス】🔗⭐🔉
はしれメロス 【走れメロス】
小説。太宰治作。1940年(昭和15)「新潮」に発表。親友を身代わりとして,処刑前の三日間の猶予を与えられたメロスが,約束通りに走り帰る姿に,「人の信実」を仮託する。
わし・す【走す】🔗⭐🔉
わし・す 【走す】 (動サ下二)
走らせる。「あしひきの山田を作り山高み下樋を―・せ/古事記(下)」
わし・る【走る・奔る】🔗⭐🔉
わし・る 【走る・奔る】 (動ラ四)
(1)はしる。「あまりに極端なる空理に―・りて/小説神髄(逍遥)」
(2)あくせくする。あせる。「身を知り世を知れれば,願はず―・らず/方丈記」
(3)金利を稼ぐ。「必ず大銀を―・るとて大仰なる事取組み/浮世草子・好色敗毒散」
そうきんるい【走禽類】(和英)🔗⭐🔉
そうきんるい【走禽類】
《鳥》runners;cursorial birds.
はしり【走りの】(和英)🔗⭐🔉
はしりがき【走り書き】(和英)🔗⭐🔉
はしりがき【走り書き】
a scribble[scratch].→英和
〜する scribble.
はしりたかとび【走り高跳】(和英)🔗⭐🔉
はしりたかとび【走り高跳】
a (running) high jump.〜の選手 a high jumper.
はしりづかい【走り使いをする】(和英)🔗⭐🔉
はしりづかい【走り使いをする】
go[run]errands.
はしりはばとび【走り幅跳】(和英)🔗⭐🔉
はしりはばとび【走り幅跳】
a (running) broad jump.〜の選手 a broad jumper.
はしりよみ【走り読みする】(和英)🔗⭐🔉
はしりよみ【走り読みする】
skim;→英和
run over.
広辞苑+大辞林に「走」で始まるの検索結果。もっと読み込む