うつわ【器】ウツハ[0] 〔古くは、「うつわもの」〕 (一)入れ物。〔広義では、器具の総称。例、「―物^モノ [0]」〕 (二)その地位で仕事をやって行けるだけの能力（の有る人）。 「総理大臣の―としては ちょっと不足だ」

き［器］ (一)入れ物。うつわ。 「食器・茶器・ガラス器[3]・菓子器[2]」 (二)機簡単な道具。 「器具・器械・楽器・電熱器・消火器」 (三)身体の部位。 「臓器・感覚器・呼吸器・循環器・消化器・泌尿器・生殖器」 (四)才能や働きの有る△こと（人）。 「器量・器用・才器[1]・大器」

きかい【機械】【器械】[2] 〔仕掛けの意〕 作動すると一定の運動を繰り返し、他に何か変化を与えるように仕組まれた道具。〔動力を用いる物について言う。また、指令通りに正確に動きはするが、自己の意志によっては動けない△こと（人）の意にも用いられる〕 「―編み・―工業・工作―〔＝ 工作〕・産業―〔＝ 産業〕」 [かぞえ方]一基・一台

きかいたいそう【器械体操】キカイタイサウ[4] 跳び箱・平均台・鉄棒などの道具によって行う体操。

きがく【器楽】[1] 楽器を使って演奏する音楽。 「―（練習）曲」 声楽

きかん【器官】キクワン[1][2] 動物の目・口・胃や植物の根・葉・花などのように、生物体の内部で特定の機能と形を持っている部分。 「呼吸―」

きぐ【器具】[1] (一)何かを動かしたり 作ったり するのに使われる道具。 「体操―[5]・台所―[6]」 (二)仕組みの比較的簡単な器械。 「ガス―[3]・電気―[4]・実験―[5]」 [表記](二)は、「機具」とも書く。例、 「農―」 。

きざい【器材】[1] (一)器具の材料。 (二)器具や材料。

きざい【器財】[1] 値打ちの有る道具。うつわ。

きしつ【器質】[0] 器官・臓器の構造的・形状的な性質。 「刺さった とげが―化〔＝組織の一部として一体化〕した」

きぶつ【器物】[1] 物を入れるのに使ったり 備え付けてあったり する器具・道具の総称。

きよう【器用】[1] ―な／―に (一)（手先がよく動いて）細かい仕事が上手な△こと（様子）。 「手先の―な人」 (二)抜けめなく立ちまわる△こと（様子）。 「―に世渡りする」 ――さ[2] 「親譲りの―」

きようびんぼう【器用貧乏】キヨウビンボフ[4] 「器用(一)」なため、一つの事に集中出来なかったり 他から重宝がられて雑多な用に使われたり して、かえって、大成出来ない△こと（様子）。

きりょう【器量】キリヤウ[1] (一)当該の高いポストを汚さず仕事をやってのけるかどうかという観点から見た、その人の対処能力。 「大臣としての―に乏しい／―を下げる〔＝男としての面目を失う〕」 (二)きれいかどうかの観点だけから見た、女性の顔立ち。 「―がいい／―好み・―よし」

きりょうじん【器量人】キリヤウジン[2] 「器量(一)」が有り、仕事のよく出来る人。

きりょうまけ【器量負け】【器量負】キリヤウマケ[0] （縁遠かったり 仕事に失敗したり）器量がすぐれ過ぎて、かえって不幸になること。