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さわ‐うるし【沢漆】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐うるし【沢漆】(さは‥)
1 「のうるし(野漆)」の異名。
2 「こくさぎ(小臭木)」の異名。
さわ‐かい【茶話会】(‥クヮイ)🔗⭐🔉
さわ‐かい【茶話会】(‥クヮイ)
茶菓子だけで気軽に話し合うつどい。ちゃわかい。
さわ‐さわ🔗⭐🔉
さわ‐さわ
〔副〕
1 騒々しい音のするさま、物などが触れ合って音をたてるさまを表す語。ざわざわ。*古事記‐上「尾翼(をはた)鱸(すずき)、佐和佐和(サワサワ)に控(ひ)き依(よ)せ騰げて」
2 物が軽く触れあってたてる音を表す語。さらさら。「稲穂がさわさわと風に鳴る」
3 落ち着かないさま、軽率なさまをいう語。そわそわ。*浄・重井筒‐中「聞より胸もさわさわと、飛びも下りたき心なり」
ざわ‐ざわ🔗⭐🔉
ざわ‐ざわ
〔副〕
1 声や音がさわがしく聞えるさま、大勢がさわぎ動くさまを表す語。
2 そわそわと落ち着かないさまを表す語。
3 病気の熱などで寒けがするさまや、気味が悪く鳥肌がたつようなさまを表す語。ぞくぞく。
さわし【醂】(さはし)🔗⭐🔉
さわし【醂】(さはし)
(動詞「さわす(醂)」の名詞化)
1 さわすこと。柿の渋を取り去ること。また、そのもの。
2 黒漆を光沢の出ないように薄く塗ること。また、そのもの。
さわ‐しおん【沢紫苑】(さはシヲン)🔗⭐🔉
さわ‐しおん【沢紫苑】(さはシヲン)
植物「たこのあし(蛸足)」の異名。
さわし‐の【醂篦・渋篦】(さはし‥)🔗⭐🔉
さわし‐の【醂篦・渋篦】(さはし‥)
透漆(すきうるし)を薄くかけた矢の篦(の)。さわし塗りの矢の篦。的矢に用いる。錆篦(さびの)。
さわ・す【醂す】(さはす)🔗⭐🔉
さわ・す【醂す】(さはす)
〔他サ五(四)〕
1 黒漆を光沢の出ないように薄く塗る。*桃花蘂葉‐狩衣事「烏帽子、当家はもろ額なり、四十歳以後、やうやうさはすべし」
2 柿の渋を抜く。あわす。*俳・いつを昔‐交題百句「清滝や渋柿さはす我意」
3 水につけて晒(さら)す。*雑俳・木の葉かき「流にさわす粮に寄魚」
さわ‐たつみ【沢たつみ】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐たつみ【沢たつみ】(さは‥)
(「たつみ」は「立つ水(み)」で、あふれ流れる水の意という)沢にわきでる水。*万葉‐二七九四「隠処(こもりづ)の沢立見(さはたつみ)なる石根ゆも通して思ふ君に逢はまくは」
さわたり🔗⭐🔉
さわたり
1 (沢渡)狸の脚の肉のこと。美味とされた。
2 語義未詳。動詞「さわたる(渡)」の連用形の名詞化、または地名(群馬県、福井県など諸説ある)とする説がある。*万葉‐三五四〇「左和多里(サワタリ)の手児(てご)にい行き逢ひ」
ざわ‐つ・く🔗⭐🔉
ざわ‐つ・く
〔自カ五(四)〕(「つく」は接尾語)
1 落ち着かない状態になる。そわそわする。*評判・色道大鏡‐二〇「且当分の徳にしたがひ、一往の軽薄にてざはつける族には」
2 声や音がさわがしくなる。また、多くのものがさわぎ動く状態になる。*俳・我春集「けふの月五尺の稲のざわつきて」
さわ‐て【沢手】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐て【沢手】(さは‥)
江戸時代、穀物や肥料などの貨物を、輸送の途中で、海水や雨水によって濡れ損をすること。また、その貨物。
さわて‐まい【沢手米】(さはて‥)🔗⭐🔉
さわて‐まい【沢手米】(さはて‥)
江戸時代、廻船で米を運送する際に海水や雨水などで濡れた米。幕府の年貢米回漕では、このような米に対する船頭、百姓の弁償規定があり、その程度によって一俵についての弁償量が定められていた。
さわ‐てらし【沢照】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐てらし【沢照】(さは‥)
「ひかげつつじ(日陰躑躅)」の異名。
さわ‐とらのお【沢虎尾】(さはとらのを)🔗⭐🔉
さわ‐とらのお【沢虎尾】(さはとらのを)
サクラソウ科の多年草。本州、四国、九州の水湿地にまれに群生する。茎は直立して高さ三〇〜六〇センチメートルになり、稜角があり、葉とともに紫色を帯びる。葉は有柄の広線形または長楕円形で互生し、長さ二〜四センチメートルで先端は鈍形で縁は滑らか。夏、茎頂に小さな白い五弁花を円錐状に多数密集してつける。漢名、星宿菜。みずとらのお。
さわ‐まき【沢槙】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐まき【沢槙】(さは‥)
「さわしば(沢柴)」の異名。
さわ‐ま・く【多巻く】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐ま・く【多巻く】(さは‥)
〔他カ四〕多く巻きつける。*古事記‐中・歌謡「黒葛(つづら)佐波麻岐(サハマキ)さ身(み)なしにあはれ」
さわむら【沢村】(さはむら)🔗⭐🔉
さわむら【沢村】(さはむら)
姓氏。
さわむら‐たのすけ【沢村田之助】(さはむら‥)🔗⭐🔉
さわむら‐たのすけ【沢村田之助】(さはむら‥)
歌舞伎俳優。屋号紀伊国屋。
二世。三世沢村宗十郎の三男。俳名は曙山。文化期の女形の大立者。(一七八八〜一八一七)
三世。俳名曙山。五世沢村宗十郎の次男。一六歳で守田座の立女形となり、田之助髷、田之助襟、田之助下駄などが流行するほどの人気を得た。慶応初年脱疽となり、両手足を切断し引退。すぐれた容姿と美声で立役もかねた。(一八四五〜七八)


ざわ‐めき🔗⭐🔉
ざわ‐めき
声や音がさわがしく聞えること。どことなく、ざわざわすること。また、その声や音。「場内のざわめきが一瞬止んだ」
ざわ‐め・く🔗⭐🔉
ざわ‐め・く
〔自カ五(四)〕(「めく」は接尾語)声や音がさわがしい感じになる。また、多くのものが集まってどことなくさわがしくなる。*浄・国性爺後日合戦‐二「ざはめき渡って見えたるは、契約の討手の軍兵ござんなれ」
さわ‐やか【爽やか】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐やか【爽やか】(さは‥)
〔形動〕(歴史的かなづかいは「さわやか」とも。「やか」は接尾語)
1 さっぱりとして気分のよいさま。気持よくすがすがしいさま。爽快。「さわやかな挨拶」*蜻蛉‐中「我が心ちのさはやかにもならねば」
2 はっきりしているさま。明快なさま。分明。「弁舌さわやか」*源氏‐胡蝶「親などにも、さはやかに我が思ふさまとて、語り出で難きことなれど」
3 思い切りのよいさま。すっぱりとしているさま。こだわりのないさま。*源氏‐鈴虫「さして厭はしき事なき人の、さはやかに背き離るるも有り難う」
4 あざやかなさま。鮮明。*太平記‐二四「粲(サワヤカ)に冑たる若党三百余人」
さわやか‐さ(名)
さわ‐やま【沢山・多山】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐やま【沢山・多山】(さは‥)
〔形動〕(「沢山(たくさん)」の訓読み。江戸時代、多く婦人が手紙に用いた語)
1 たくさん。
2 程度のはなはだしいさま。*浮・武道伝来記‐四「沢(サハ)山にかろき奉公人に」
さわら‐・う【障らう】(さはらふ)🔗⭐🔉
さわら‐・う【障らう】(さはらふ)
〔連語〕(動詞「さわる(障)」に反復・継続を表す助動詞「ふ」が付いたもの)ひっかかりひっかかりする。じゃまをされつづける。*万葉‐六九九「一瀬には千たび障良比(さはラヒ)ゆく水の」
さわ‐らか【爽らか】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐らか【爽らか】(さは‥)
〔形動〕(歴史的かなづかいは「さわらか」とも)
1 さっぱりしているさま。さわやかなさま。きよらかなさま。*枕‐五四「小舎人童、ちひさくて髪いとうるはしきが、筋さはらかに」
2 はっきりとしているさま。きっぱりとしたさま。*海人刈藻物語‐三「『〈略〉』と、さはらかに宣へば」
さわら‐しんのう【早良親王】(さはらシンワウ)🔗⭐🔉
さわら‐しんのう【早良親王】(さはらシンワウ)
光仁天皇の皇子。桓武天皇の同母弟。いったん出家したが、桓武天皇の即位とともに皇太子となり、延暦四年藤原種継暗殺事件に連座して、乙訓(おとくに)寺に幽閉され。淡路に流される途中で死去。のち、霊を慰めるため崇道(すどう)天皇と追尊。(〜七八五)
さわ‐らん【沢蘭】(さは‥)🔗⭐🔉
さわ‐らん【沢蘭】(さは‥)
1 ラン科の多年草。本州中部以北の深山の湿地に生える。高さ約二〇センチメートル。葉は一枚だけ生じ披針形で基部は茎を抱く。六〜七月、茎頂に紫紅色の筒状花を一個横向きに半開する。あさひらん。
2 「すずらん(鈴蘭)」の異名。
さわり‐むし【障虫】(さはり‥)🔗⭐🔉
さわり‐むし【障虫】(さはり‥)
(「さはり」は月経の意)月経痛を起こさせると考えられていた虫。
さわり‐もんく【触文句】(さはり‥)🔗⭐🔉
さわり‐もんく【触文句】(さはり‥)
触(さわり)3、4から転じて、一般に情緒に富み、感動的な曲節やことば。
さわ‐るりそう【沢瑠璃草】(さはルリサウ)🔗⭐🔉
さわ‐るりそう【沢瑠璃草】(さはルリサウ)
ムラサキ科の多年草。関東以西の本州、四国、九州の山地の林下に生える。全体に短い剛毛が生える。茎は高さ五〇〜八〇センチメートル。葉は茎の中部に相接してつき、長楕円形で長さ一〇〜二〇センチメートル。五〜六月、茎の先に、枝の片側のみに花をつけた花穂を数個つける。花は先が五裂した筒状花、花冠は長さ一〇〜一三ミリメートルで碧紫色。
さ‐わん【左腕】🔗⭐🔉
さ‐わん【左腕】
1 ひだりのうで。
2 左ききであること。「左腕投手」
日国に「ざわ」で始まるの検索結果 1-31。