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●受けを取(と)る🔗⭐🔉
●受けを取(と)る
芝居で、見物人の喝采を博する。うける。*浮・当世芝居気質‐一「見物のうけをとって」
うけ【食】
食べ物。「うけもちのかみ(保食神)」「とようけのおおかみ(豊受大神)」などにみられる「うけ」も同意。*釈日本紀‐六「宇気者食之義也」
●食の御魂(みたま)
=うか(食)の御魂(みたま)*十巻本和名抄‐一「稲魂〈略〉宇介乃美太万俗云宇加乃美太万」
うけ‐あ・う【請け合う・受け合う】(‥あふ)🔗⭐🔉
うけ‐あ・う【請け合う・受け合う】(‥あふ)
〔他ワ五(ハ四)〕(「うけやう」ということもある)
1 責任をもって引き受ける。*狂言記・鶯「易い事でござる進上申さふと申て、請合ました」
2 確かだ、心配ないということを責任をもって言いきる。保証する。証人になる。*浮・好色万金丹‐一「揚屋もうけあへば、それに仕立てけれど」
うけ‐い・れる【受け入れる・受け容れる】🔗⭐🔉
うけ‐い・れる【受け入れる・受け容れる】
〔他ラ下一〕
うけい・る〔他ラ下二〕
1 受けて容器などに入れる。また、受けて包み入れる。*書紀‐仁徳即位前(前田本訓)「容(ウケイルル)こと地の如く」
2 人や物を身に引き取る。迎え入れる。「難民を受け入れる」
3 人の意見や要求などを認めて採用する。聞き入れる。容認する。「組合の要求を受け入れる」

うけ‐かえ・す【請け返す・受け返す】(‥かへす)🔗⭐🔉
うけ‐かえ・す【請け返す・受け返す】(‥かへす)
〔他サ五(四)〕
1 質入れ品や抵当物件を、代価を払ってとりもどす。*仮・仁勢物語‐上「古の質の札をばうけ返し」
2 身売りした者を代金を払って廃業させたり、自由の身にしたりする。身請(みうけ)する。
3 (受返)相手の言葉を受けて、こちらから言い返す。
うけ‐こ・む【請け込む・受け込む】🔗⭐🔉
うけ‐こ・む【請け込む・受け込む】
〔他マ四〕責任をもって引き受ける。*浮・西鶴織留‐一「二割の利銀をかまはず、先(まづ)請込(うけコミ)て」
うけ‐さ・す【受けさす】🔗⭐🔉
うけ‐さ・す【受けさす】
〔他サ四〕(動詞「受ける」に使役の助動詞「さす」の付いたものの四段活用化)得意になって見せたり聞かせたりする。ひけらかす。特に、色恋の話を聞かせることにいう場合が多い。*洒・当世空言の河‐五「折々遅くさいちやりを受(ウケ)さすにはこまる」
うけ‐そん・ずる【受け損ずる】🔗⭐🔉
うけ‐そん・ずる【受け損ずる】
〔他サ変〕
うけそん・ず〔他サ変〕受けようとしてやりそこなう。*人情・英対暖語‐五「木の枝にて、なぐりかかるをうけ損じ」

うけ‐つ・ぐ【受け継ぐ】🔗⭐🔉
うけ‐つ・ぐ【受け継ぐ】
〔他ガ五(四)〕人の残した物や仕事などのあとを引き受けて、所有したり、行なったりする。また、人の性質や意志をひきつぐ。あとをつぐ。継承する。「父の気質(財産・家業)を受け継ぐ」*新拾遺‐一三九九「石清水流れの末をうけつぎて絶えずぞすまむ万代(よろづよ)までに」
うけ‐つ・ける【受け付ける】🔗⭐🔉
うけ‐つ・ける【受け付ける】
〔他カ下一〕
うけつ・く〔他カ下二〕
1 人の意見や頼みなどを聞き入れる。受け入れる。*談・根無草‐前「色色御異見ありけれども〈略〉請付給はず」
2 申し入れなどに対して、それに応じた処置をとる。「入学願書を受け付ける」
3 加えられた動作や作用に応じて、それを受け入れる。「からだが受け付けない」

うけっ‐こ【受けっこ・請けっこ】🔗⭐🔉
うけっ‐こ【受けっこ・請けっこ】
1 手のひらをくぼめ、差し出して物を受けること。物をもらうこと。*雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二「歌かるたうばはむせうに請っこし」
2 物もらい。乞食。また、人をののしっていうのにも用いる。*雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一「毘沙門はうけっこの来ぬ立すがた」
3 賭博で胴元から寺銭などを借り受けること。*雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二「請っこの銭で相手がひとりふへ」
うけ‐と・める【受け止める・受け留める】🔗⭐🔉
うけ‐と・める【受け止める・受け留める】
〔他マ下一〕
うけと・む〔他マ下二〕
1 落ちてくるものや向かってくるものなどを支えて、進みを止める。「刀を受けとめる」「視線を受けとめる」*新勅撰‐一三五二「うけとむる袖をし緒にてつらぬかば」
2 状勢などを明確に認識する。自分の問題として自覚する。「この現実を受けとめて…」

うけ‐と・る【受け取る・請け取る】🔗⭐🔉
うけ‐と・る【受け取る・請け取る】
〔他ラ五(四)〕
1 自分のほうへ来るものや渡されるものを手に入れる。収め入れる。受領する。*古事記‐中「其の横刀(たち)を受取たまひし時」
2 事柄を身に引き取る。
ある事柄を責任をもって引き受ける。担当する。*源氏‐若菜上「その御うしろみの事をば、うけとりきこえん」
人から仕事などを引き継ぐ。*宇治拾遺‐一一・九「つどひたる者ども、うけとりうけとり打ちければ」
3 物事を自分の考えや感じによって、そうだと認める。承知する。納得する。信ずる。また、解釈する。「悪く受取る」*評判・難波物語「うけとりさうな、はり合をいひ」
4 話などに応ずる。*浄・碁盤太平記「ヤイ岡平はおらぬか。物申(ものもふ)がある、うけとれ」
5 他からの作用が身に及ぶ。こうむる。*大鏡‐四「さばかりおもきやまひをうけとりたまひて」
●受け取ったりや
掛合いの声色使いなどがよく使うきまり文句。掛合いの一方から受け取った者が、その際「受け取ったりや、その次は団十郎にて願います」などと言う。


●受け取ったりや🔗⭐🔉
●受け取ったりや
掛合いの声色使いなどがよく使うきまり文句。掛合いの一方から受け取った者が、その際「受け取ったりや、その次は団十郎にて願います」などと言う。
うけ‐なが・す【受け流す】
〔他サ五(四)〕
1 刀などによる相手の攻撃を受け止めてそらす。攻撃を避けて身をかわす。*太平記‐二九「阿保うけ太刀に成て請流す」
2 相手のしかけること、またはいうことをまともに受けないで、軽くあしらう。「軽く受け流す」
3 人から差された杯を受け、飲み干さないで、中の酒を器などにあけたりなどする。
うけ‐なが・す【受け流す】🔗⭐🔉
うけ‐なが・す【受け流す】
〔他サ五(四)〕
1 刀などによる相手の攻撃を受け止めてそらす。攻撃を避けて身をかわす。*太平記‐二九「阿保うけ太刀に成て請流す」
2 相手のしかけること、またはいうことをまともに受けないで、軽くあしらう。「軽く受け流す」
3 人から差された杯を受け、飲み干さないで、中の酒を器などにあけたりなどする。
うけ‐にく・い【受け難い・請け難い】🔗⭐🔉
うけ‐にく・い【受け難い・請け難い】
〔形口〕
うけにく・し〔形ク〕承知しにくい。どうかと思う。いただけない。文化、文政、天保期に遊里から広まって上方で特に流行した語。*浄・伊賀越乗掛合羽「余り料理がへち過ぎて、夜食には請にくい」

うけ‐はず・す【受け外す】(‥はづす)🔗⭐🔉
うけ‐はず・す【受け外す】(‥はづす)
〔他サ四〕
1 刀などの攻撃をかわしそこなう。受け損じる。
2 攻撃を避けてかわす。*浄・女殺油地獄‐上「くらはすこぶしを請はづしてはぶち返し」
うけ‐ば・る【受け張る】🔗⭐🔉
うけ‐ば・る【受け張る】
〔他ラ四〕
1 はばかりなくふるまう。公然とふるまう。*枕‐七六「六位の蔵人の青色など着て、うけばりて」
2 得意になって、出しゃばる。*源氏‐若菜上「うけばらぬなどをほめぬ人なし」
うけ‐も・つ【受け持つ】🔗⭐🔉
うけ‐も・つ【受け持つ】
〔他タ五(四)〕
1 手に受けて持つ。酒杯などを引き受ける。*虎寛本狂言・三人片輪「扨今度は某が請持た程に、ゐざり一つ舞しめ」
2 自分の仕事、職務として引き受けて扱う。担当する。担任する。「五年一組を受持つ」「場内警備の係を受持つ」
うけ‐もど・す【受け戻す・請け戻す】🔗⭐🔉
うけ‐もど・す【受け戻す・請け戻す】
〔他サ五(四)〕
1 借金を払って、質または抵当にはいっているものを取り返す。受け出す。*浮・当世乙女織‐一「先二ケ所の家質をうけもどし」
2 手形、小切手の裏書人や振出人などが、償還を果たして、所持人から手形、小切手を取り返す。
3 預けておいた金を返してもらう。
4 一度送り出した荷物を、送り主に返す。
う・ける【受ける・請ける】🔗⭐🔉
う・ける【受ける・請ける】
〔他カ下一〕
う・く〔他カ下二〕
他から加えられる作用を身に引き取る。また、他の言うことやすることに応じて行なう。
1 落ちてくるものや向かってくるものなどを支え止める。受け止める。*万葉‐一九六六「風に散る花橘を袖に受(うけ)て」
2 渡される物を引き取る。もらう。*宇治拾遺‐三・一「酒を一かはらけうけて、持ちながら」
3 よいと認めて受け入れる。承知する。賛成する。喝采する。*竹取「よき事なりとうけつ」
4 外のもの、あるいは、外からのはたらきかけに対して応じる。呼応する。
他の人からの問いかけ、命令などに応じる。「質問(注文)を受ける」「電話(訪問)を受ける」*万葉‐三八八六「参り来て命(みこと)受例(うくレ)ば」
調査などに応じる。「試験(検査)を受ける」
芝居で、下座の切れ目に合わせて幕あけの拍子木を打つ。
文法で、前の語句に応ずる。
5 信用する。信頼して大事にする。*源氏‐御法「あやしきまですずろなる人にもうけられ」
6 神仏を、つつしんで迎える。*義経記‐七「うけ奉りて、験者一座せさせ奉りて見ばや」
7 (「承」とも)あとを継ぐ。継承する。「親の血を受ける」*風姿花伝‐五「その風をうけて」
8 天から授かる。「この世に生を受ける」*大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点「玄奘、質<身>を稟(ウケ)たること愚魯にして」*平家‐一一「生をうくる物」
他から身に作用を加えられる。
1 評判、尊敬、恩恵などを身に加えられる。また、病気、恥、疑いなどを被る。*地蔵十輪経元慶七年点‐四「忍び難きを受(うケ)」*今昔‐三一・四「身に重き病を受けて」
2 光、風などに身をさらす。*嵯峨本方丈記「落日を請て眉間の光とす」
3 ある方角に面する。*人情・英対暖語‐二「此庭は東南をうけて居るから」
4 がまんして相手の話を聞く。特に、のろけ話などの聞き手になる。*滑・八笑人‐初「人がちっと受(ウケ)ると、御大相なほらを吹からどうもならねへ」
代金を払って引き取る。
1 質に入れた物をうけ出す。*浮・世間胸算用‐一「質に置けるか、そののち請(ウク)る事成がたく」
2 遊女などを身請けする。*浄・冥途の飛脚‐下「同じ傾城請(ウケ)る身が」
3 問屋などから品物を仕入れる。仕込む。*浮・日本永代蔵‐六「浮世山枡を受(ウケ)て小袋に入行」
賭け事に勝ち、金を得る。*黄・莫切自根金生木‐中「一番もうけねへ」
〔自カ下一〕芝居などで見物人に喜ばれて喝采される。また、よい評判を得る。人気を得る。「この歌は子供に受ける」*滑・七偏人‐三「ヤンヤとうけるきでゐるんだアな」
●受け難(がた)き=人身(にんじん)[=身(み)]
めったに生まれてくることのできない人間というもの。人の生。
●受けず施(ほどこ)さず
日蓮宗の不受不施派(ふじゅふせは)の考え方をいう。
●受けつ流(なが)しつ
受けたりはずしたりしてあしらう。*浄・国性爺合戦‐一「受つながしつ戦ふたり」











●受け難(がた)き=人身(にんじん)[=身(み)]🔗⭐🔉
●受け難(がた)き=人身(にんじん)[=身(み)]
めったに生まれてくることのできない人間というもの。人の生。
●受けず施(ほどこ)さず
日蓮宗の不受不施派(ふじゅふせは)の考え方をいう。
●受けつ流(なが)しつ
受けたりはずしたりしてあしらう。*浄・国性爺合戦‐一「受つながしつ戦ふたり」
う・ける【浮ける】
〔他カ下一〕
う・く〔他カ下二〕(「浮く」に対する他動詞)
1 物を、水面や水中に浮かぶようにする。浮かべる。*万葉‐七九「こもりくの泊瀬の川に船浮(うけ)て」
2 物事を外面に表わす。特に、涙を浮かべる。*源氏‐梅枝「涙をうけてのたまへば」
3 地面などから離れるようにする。浮かす。*竹取「尾うけてめぐるに」
4 出帆する。*浄・仮名手本忠臣蔵‐一〇「今夜うける船」

●受けず施(ほどこ)さず🔗⭐🔉
●受けず施(ほどこ)さず
日蓮宗の不受不施派(ふじゅふせは)の考え方をいう。
●受けつ流(なが)しつ
受けたりはずしたりしてあしらう。*浄・国性爺合戦‐一「受つながしつ戦ふたり」
う・ける【浮ける】
〔他カ下一〕
う・く〔他カ下二〕(「浮く」に対する他動詞)
1 物を、水面や水中に浮かぶようにする。浮かべる。*万葉‐七九「こもりくの泊瀬の川に船浮(うけ)て」
2 物事を外面に表わす。特に、涙を浮かべる。*源氏‐梅枝「涙をうけてのたまへば」
3 地面などから離れるようにする。浮かす。*竹取「尾うけてめぐるに」
4 出帆する。*浄・仮名手本忠臣蔵‐一〇「今夜うける船」

●受けつ流(なが)しつ🔗⭐🔉
●受けつ流(なが)しつ
受けたりはずしたりしてあしらう。*浄・国性爺合戦‐一「受つながしつ戦ふたり」
う・ける【浮ける】
〔他カ下一〕
う・く〔他カ下二〕(「浮く」に対する他動詞)
1 物を、水面や水中に浮かぶようにする。浮かべる。*万葉‐七九「こもりくの泊瀬の川に船浮(うけ)て」
2 物事を外面に表わす。特に、涙を浮かべる。*源氏‐梅枝「涙をうけてのたまへば」
3 地面などから離れるようにする。浮かす。*竹取「尾うけてめぐるに」
4 出帆する。*浄・仮名手本忠臣蔵‐一〇「今夜うける船」

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