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にえ‐あが・る【煮え上がる】🔗🔉

にえ‐あが・る【煮え上がる】 〔自ラ五(四)〕 1 煮えてわき上がる。煮えて沸騰する。にえたつ。にえたぎる。*太平記‐一三「楚王の頭と眉間尺が首と、煎揚(ニヘアガ)る湯の中にして、上になり下になり」 2 完全に煮える。にえきる。

にえ‐かえ・る【煮え返る】(‥かへる)🔗🔉

にえ‐かえ・る【煮え返る】(‥かへる) 〔自ラ五(四)〕 1 煮えてわきかえる。にえくりかえる。にえたぎる。沸騰する。*俳・若狐‐一「釜の湯の月に成までかへり」 2 ひどく腹を立てる。心中に激しい怒りを燃やす。いきり立つ。にえくりかえる。*浮・傾城禁短気‐二「通ひの高締めが違ふたと、正真の生男声を出してにへかへられ」 3 湯が煮え立つように騒ぎ立てる。大騒ぎをする。ごったがえす。*浄・冥途の飛脚‐下「せっきしはすに此ざいしょはけいせんごとでにゑかへる」

にえ‐き・る【煮え切る】🔗🔉

にえ‐き・る【煮え切る】 〔自ラ五(四)〕 1 すっかり煮える。十分に煮える。煮えあがる。 2 はっきりする。決断する。「にえきらない」に対してできた語。*雑俳・柳多留‐一二「たんもののそばでおはりはにへきりな」 ●煮え切ら=ない[=ぬ・ん] 態度がはっきりしない。ぐずぐずして決定しない。あいまいだ。どっちつかずだ。*雑俳・柳多留‐三「にへきらぬ娘を伯母へとまりかけ」

●煮え切ら=ない[=ぬ・ん]🔗🔉

●煮え切ら=ない[=ぬ・ん] 態度がはっきりしない。ぐずぐずして決定しない。あいまいだ。どっちつかずだ。*雑俳・柳多留‐三「にへきらぬ娘を伯母へとまりかけ」 にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】(‥かへる) 〔自ラ五(四)〕=にえかえる(煮返)「腹わたが煮え繰り返る」

にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】(‥かへる)🔗🔉

にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】(‥かへる) 〔自ラ五(四)〕=にえかえる(煮返)「腹わたが煮え繰り返る」

にえ‐こぼ・れる【煮え零れる・煮え溢れる】🔗🔉

にえ‐こぼ・れる【煮え零れる・煮え溢れる】 〔自ラ下一〕にえこぼ・る〔自ラ下二〕煮え立って煮汁が外へこぼれ出る。*滑・続膝栗毛‐一〇「ソレ鍋が煮(ニエ)こぼれる」

にえ‐たぎ・る【煮え滾る】🔗🔉

にえ‐たぎ・る【煮え滾る】 〔自ラ五(四)〕=にえかえる(煮返)1

にえ‐た・つ【煮え立つ】🔗🔉

にえ‐た・つ【煮え立つ】 〔自タ五(四)〕 1 煮えてぐらぐらとわきたつ。沸騰する。*俳・太祇句選‐後編「鉢の子ににへたつ粥や今年米」 2 感情が激しく動く。ひどく怒る。「にえ立つ胸をしずめる」

●煮え湯を飲ませる🔗🔉

●煮え湯を飲ませる 信用して気を許している人を裏切ってひどい目にあわせる。 に・える【煮える】 〔自ア下一(ヤ下一)〕に・ゆ〔自ヤ下二〕 1 水が沸騰し、その中に入れた物に熱が通る。特に、調理で、汁が沸きたち、中に入れた食物に味などがしみわたり、食べられるようになる。*古本説話集‐二五「むかしよりあみだほとけのちかひにてにゆるものをばすくふとぞしる」 2 水が沸騰して湯になる。*虎明本狂言・通円「にゆるちゃの湯は面白や」 3 ひどく腹が立つ。はなはだしく怒る。にえかえる。*浄・心中万年草‐中「ゆうべん様はふみころすとてにへさっしゃる」 4 上を下へと大騒ぎする。ごったがえす。混雑する。にえかえる。*伎・傾城壬生大念仏‐中「禿の小伝が見へぬと云て、内は煮へます」 5 沸騰したように、白い泡が立つ。 6 話がまとまる。結論に達する。*雑俳・紀の玉川‐四「正直な者同志談合煮ぬ也」

に・える【煮える】🔗🔉

に・える【煮える】 〔自ア下一(ヤ下一)〕に・ゆ〔自ヤ下二〕 1 水が沸騰し、その中に入れた物に熱が通る。特に、調理で、汁が沸きたち、中に入れた食物に味などがしみわたり、食べられるようになる。*古本説話集‐二五「むかしよりあみだほとけのちかひにてにゆるものをばすくふとぞしる」 2 水が沸騰して湯になる。*虎明本狂言・通円「にゆるちゃの湯は面白や」 3 ひどく腹が立つ。はなはだしく怒る。にえかえる。*浄・心中万年草‐中「ゆうべん様はふみころすとてにへさっしゃる」 4 上を下へと大騒ぎする。ごったがえす。混雑する。にえかえる。*伎・傾城壬生大念仏‐中「禿の小伝が見へぬと云て、内は煮へます」 5 沸騰したように、白い泡が立つ。 6 話がまとまる。結論に達する。*雑俳・紀の玉川‐四「正直な者同志談合煮ぬ也」

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