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きれ【切れ】🔗⭐🔉
きれ【切れ】

名
物を切った部分、また、物の切れ端。
「木の━」
「紙━」
「一━の切り身」
「たくあん三━」
切れぐあい。切れ味。
「
びて━の悪い
丁」
織物を切ったもの。また、織物。布ぬの。布地。
「ウールの━」
「余り━ぎれ」
「▽布」「▽裂」とも。
書画などの、著名な古人の筆跡の断片。
「古筆━ぎれ」
「▽裂」とも。
頭脳の働きの鋭さ。また、技術などの鮮やかさ。
「頭の━がいい」
「技に━がない」
すっきりとして、しつこさをあとに残さない味わい。
「━のいいビール」
関連語
大分類‖衣料‖いりょう
中分類‖布‖ぬの














きれ‐あが・る【切れ上がる】🔗⭐🔉
きれ‐あが・る【切れ上がる】

自五
上の方に向かって切れる。切れ目が上の方を向いている。
「━・った目」




きれ‐あじ【切れ味】━アヂ🔗⭐🔉
きれ‐あじ【切れ味】━アヂ

名
刃物の切れぐあい。きれ。
才能・技能などのさえぐあい。きれ。
「鋭い━の評論」






きれ‐ぎれ【切れ切れ】🔗⭐🔉
きれ‐ぎれ【切れ切れ】

名・形動
いくつにも小さく切れていること。また、途切れそうになりながら、かろうじて続くこと。
「記憶が━になる」
「息も━に駆け込む」




きれ‐くち【切れ口】🔗⭐🔉
きれ‐くち【切れ口】

名
物の切れたところ。切り口。




きれ‐こみ【切れ込み】🔗⭐🔉
きれ‐こみ【切れ込み】

名
刃物で深く切り込んだあと。また、そのような形。
「━を入れる」




きれ‐こ・む【切れ込む】🔗⭐🔉
きれ‐こ・む【切れ込む】

自五
切れ目が深いところまで入り込む。
「深く━・んだ海岸線」
切れ込み





きれ‐じ【切れ地(▽布地)】━ヂ🔗⭐🔉
きれ‐じ【切れ地(▽布地)】━ヂ

名
織物。また、織物の切れはし。




きれ‐じ【切れ字】🔗⭐🔉
きれ‐じ【切れ字】

名
俳句や連歌で、句の切れ目や末尾に置いて詠嘆の意を表し、言い切った形にする語。「や」「かな」「けり」など。




きれ‐じ【切れ▼痔(▽裂れ▼痔)】━ヂ🔗⭐🔉
きれ‐じ【切れ▼痔(▽裂れ▼痔)】━ヂ

名
肛門こうもんの皮膚と粘膜の境目が切れて傷ができる病気。裂肛。裂け痔。




きれ‐なが【切れ長】🔗⭐🔉
きれ‐なが【切れ長】

名・形動
目尻の切れ込みが細長くのびていること。
「━の目」




きれ‐はし【切れ端】🔗⭐🔉
きれ‐はし【切れ端】

名
必要な部分を切り取った残りの小片。きれっぱし。
「材木[食パン]の━」




きれ‐ま【切れ間】🔗⭐🔉
きれ‐ま【切れ間】

名
物が切れてできたあい間。また、続いている物がとだえたあい間。
「雲の━から薄日が射す」
「雨の━に外出する」




きれ‐め【切れ目】🔗⭐🔉
きれ‐め【切れ目】

名
物が切れた部分。また、その跡。
「雲の━」
「包丁で肉に━を入れる」
続いている物事が一区切りついたところ。
「作業の━に一服する」
物事や関係がすっかり尽きたとき。
「金の━が縁の━」







きれ‐もの【切れ物】🔗⭐🔉
きれ‐もの【切れ物】

名
刃物。特に、よく切れる刃物。




きれ‐もの【切れ者】🔗⭐🔉
きれ‐もの【切れ者】

名
才知があって、物事をてきぱきと処理できる人。敏腕家。




き・れる【切れる】🔗⭐🔉
き・れる【切れる】

動下一

自
断たれたり、引っ張る・こするなどの力が加えられたりして、一続きの物が離れ離れになる。
「ひも[鼻緒]が━」
「電球(のフィラメント)が━」
「落雷で電線が━」
「アキレス腱けんが━・れた」
体の一部に傷がついたり裂け目ができたりする。また、ひび・あかぎれができる。
「殴られて額[眉間みけん]が━」
「冷たくて足の先が━・れそうだ」
「ひびが━」
破れ損なわれる。
「堤防が━」
つながっていた関係がなくなる。
「夫婦の縁が━」
「親子のきずなが━」
「悪い仲間とはすっかり(手が)━・れている」
続いていたものにすき間や切れ目ができる。
「雲が━・れて日が差す」
「干潮時には水が━・れて砂州が現れる」
続いていた物事が(そこで)終わりになる。尽きる。とだえる。
「五分も行くと家並みが━」
「車の流れが━」
「人通りが━」
綱や糸の切断を言って、物事の消滅を表す言い方も多い。「緊張の糸が━(=緊張感がなくなる)」「二人を結ぶ信頼のきずなが━」
続いていた言葉や文章に区切りや切れ目ができる。
「文章がぷつぷつ━・れて読みにくい」
連絡や通信が継続できなくなる。不通になる。
「通信が━」
「無言のまま電話が━」
つながっていた電気回路がつながらなくなる。また、作動していたエンジンが止まる。
「電源[電気]が━」
「エンジンが━・れて車が動かなくなる」
売れたり使ったりして、蓄えていた物がなくなる。
「在庫[食糧・タバコ]が━」
有効期間が過ぎる。
「任期[賞味期限]が━」
「定期が━」
「保険が━」
薬品などの有効な働きがなくなる。
「あと数分で鎮痛効果が━」
「麻酔が━」
蓄えられていた動力源がなくなる。
「電池[油・スタミナ・エネルギー]が━」
振り落としたり滴したたらせたりした結果、水気みずけがなくなる。
「野菜類は水気がよく━・れてから和あえる」
トランプ・花札などで、札がよく交ぜ合わされている。
テニス・卓球などで、打球に特殊な回転が与えられている。
「よく━・れた球が戻ってくる」
ある基準の数値を下回る。〜を切る。〜を割る。
「目方が百グラムからわずかに━」
「一万円に少し━値段で買った」
囲碁で、石がつながらない状態になる。
進む方向が左右いずれかへ変わる。
「横丁を東へ━と、道が急に悪くなった
漱石
」
「打球が大きく左へ━」
〔俗〕抑制を失って見境なくいらだったり逆上したりする。ぷっつんする。
「━・れて衝動的な犯罪に走る」
多く「キレる」と書く。
《「息が━」の形で》
息切れがする。
「階段を駆け上ったら息が━・れた」
苦しくて物事が続けられなくなる。
「頑張りすぎて中途で息が━」
死ぬ。事切れる。
「弟はもう息が━・れておりました
外
」
《「しびれが━」の形で》
しびれる。
「しびれが━・れて立ち上がれない」
もうこれ以上待てないという気持ちになる。待ちくたびれる。しびれを切らす。
「弟のぐずにはしびれが━・れた」
〔「切る」の可能形から〕
刃物が鋭くてよく切ることができる。切れ味が鋭い。
「もっと━包丁が欲しい」
頭の働きが鋭く、物事を処理する能力にすぐれている。
「頭が━(=鋭敏だ)」
スポーツで、切れ味が鋭くて技が効果的に決まる。また、体の動きがきびきびとして鋭く動く。切れがよい。
「技が━・れている」
「体がよく━・れて動きがシャープだ」

自他
〔「切る」の可能形〕切ることができる。
「痰たんが━・れない」
「悪童どもとまだ手
が/を━・れないのか!」
《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》
最後まで…することができる。
「どこまで辛抱し━か」
「こらえ━・れない」
「断り━・れない」
「待ち━・れない」
すっかり…することができる。
「これくらいなら食べ━」
「どうしてもあきらめ━・れない」
「数え━・れないほどある」
はっきり…することができる。
「そうと言い━だろうか」
「関係が断ち━・れない」
◆
は、多く打ち消しを伴って不可能の意を表す。
き・る(下二)
切れ
関連語
大分類‖切る‖きる
中分類‖切断‖せつだん
大分類‖切る‖きる
中分類‖絶縁‖ぜつえん
大分類‖切る‖きる
中分類‖不足‖ふそく




























































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