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きって‐す・てる【切って捨てる・斬って捨てる】🔗🔉

きって‐す・てる【切って捨てる・斬って捨てる】 連語人や物を切って、そのまま放っておく。切り捨てる。 「一刀のもとに━」

きり‐かえし【切り返し】━カヘシ🔗🔉

きり‐かえし【切り返し】━カヘシ 切り返すこと。 剣道で、相手の正面と左右の横面を交互に打つ練習法。 相撲の決まり手の一つ。四つ相撲で、踏み込んできた相手の膝の外側に自分の膝の内側を当て、後ろにねじり倒すわざ。 ◆は「斬り返し」とも。

きり‐かえ・す【切り返す】━カヘス🔗🔉

きり‐かえ・す【切り返す】━カヘス 他五 切りかかってきた相手をかわし、逆に切りかかる。 「斬り返す」とも。 論争などで、相手の攻撃にただちに反論する。やり返す。 「論詰を逆手にとって━」 自動車の運転で、方向を転換するため一方に回したハンドルをすばやく逆の方向に回す。 「ハンドルを━」 切り返し 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん

きり‐かか・る【切りかかる(切り掛かる)】🔗🔉

きり‐かか・る【切りかかる(切り掛かる)】 自五切ろうとして襲いかかる。 「大刀を振りかざして━」 「斬りかかる」とも。 他五切り始める。

きり‐か・ける【切りかける(切り掛ける)】🔗🔉

きり‐か・ける【切りかける(切り掛ける)】 自下一刃物で切ろうとする。 「斬りかける」とも。 他下一切り始める。また、切る動作を途中までする。 「枝を━・けたところに夕立が来た」 きりか・く(下二) 切りかけ 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん

きり‐くび【切り首・斬り首】🔗🔉

きり‐くび【切り首・斬り首】 首を切ること。また、切り落とされた首。

きり‐く・む【切り組む】🔗🔉

きり‐く・む【切り組む】 自五切り合う。 「太刀を振るって━」 「斬り組む」とも。 他五材木などを切って組み合わせる。 「白木を格子に━」

きり‐こみ【切り込み】🔗🔉

きり‐こみ【切り込み】 刀を抜いて敵中に攻め込むこと。 「斬り込み」とも。 刃物を使って切れ目を入れること。また、その切れ目。 「はさみで紙に━を入れる」 切った魚肉を塩とこうじに漬けた食品。

きり‐こ・む【切り込む】🔗🔉

きり‐こ・む【切り込む】 自五 刀を抜いて敵中に攻め込む。 「敵陣に━」 「斬り込む」とも。 鋭く攻めかける。また、鋭く問いつめる。 「新製品をもって寡占市場に━」 「証言の矛盾点に━」 他五 刃物で深く切る。 切って中に入れる。 「たっぷりの野菜を━・んだ汁」 切り込み 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん

きり‐さ・げる【切り下げる】🔗🔉

きり‐さ・げる【切り下げる】 他下一 上から下へと切る。切りおろす。 「一刀のもと肩口から━」 「斬り下げる」とも。 切って垂らす。 「前髪を━」 自国通貨の対外価値を引き下げる。 「円を━」 物価・サービスなどの水準を引き下げる。 「薬価を━」 「コストを━」 「待遇を━」 ◆切り上げる きりさ・ぐ(下二) 切り下げ

きり‐じに【切り死に・斬り死に】🔗🔉

きり‐じに【切り死に・斬り死に】 名・自サ変切り合って死ぬこと。 「合戦で━する」

きり‐すて【切り捨て】🔗🔉

きり‐すて【切り捨て】 不要なものとして見捨てること。 「高齢者福祉の━」 計算上、ある位より下の端数をないものとして除くこと。 ⇔切り上げ 人を切って、そのまま打ち捨てておくこと。 は「斬り捨て」とも。

きりすて‐ごめん【切り捨て御免・斬り捨て御免】🔗🔉

きりすて‐ごめん【切り捨て御免・斬り捨て御免】 武士の特権として、無礼を働いた町民・農民などを殺しても罰せられなかったこと。 ◇力を持つものが無理を通す意にも使う。「━の政治は願い下げだ」

きり‐す・てる【切り捨てる】🔗🔉

きり‐す・てる【切り捨てる】 他下一 不要な部分を切りとって捨てる。 「魚の頭を━」 不要なものとして見捨てる。 「弱者を━」 計算で、ある位より下の端数をないものとして除く。 「小数点以下を━」 ⇔切り上げる 人を切って、そのまま打ち捨てておく。 は「斬り捨てる」とも。 きりす・つ(下二) 切り捨て

きり‐たお・す【切り倒す】━タフス🔗🔉

きり‐たお・す【切り倒す】━タフス 他五 立っている物を切って倒す。 「大木を━」 人を切って殺す。 「敵を━」 「斬り倒す」とも。

きり‐つ・ける【切りつける(切り付ける)】🔗🔉

きり‐つ・ける【切りつける(切り付ける)】 自下一刃物をもって襲いかかる。 「待ちぶせをして━」 「斬りつける」とも。 他下一刃物で切って印などをつける。 「立木に目印を━」 きりつ・く(下二) 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん

きり‐はら・う【切り払う】━ハラフ🔗🔉

きり‐はら・う【切り払う】━ハラフ 他五 草木などを切って取り除く。 「じゃまな下枝を━」 切って敵を追い払う。 「敵兵を━」 は「斬り払う」とも。

きり‐ふ・せる【切り伏せる・斬り伏せる】🔗🔉

きり‐ふ・せる【切り伏せる・斬り伏せる】 他下一人を切って倒す。 「敵を━」 きりふ・す(下二)

きり‐まわ・す【切り回す】━マハス🔗🔉

きり‐まわ・す【切り回す】━マハス 他五 手当たり次第に切る。 「刀であちこちを━」 「斬り回す」とも。 中心になって手際よく処理する。 「一人で店を━」 切り回し

きり‐むす・ぶ【切り結ぶ・斬り結ぶ】🔗🔉

きり‐むす・ぶ【切り結ぶ・斬り結ぶ】 自五刀を交えて激しく切り合う。 「丁々発止と━」 ◇激しく争う意でも使う。「論陣を張って政敵と━」

き・る【切る(斬る・伐る)】🔗🔉

き・る【切る(斬る・伐る)】 動五 刃物などで物を断ち分ける。 「はさみで紙を━」 「ペーパーナイフでページを━」 「缶切りで缶詰めを━」 「包丁でにんじんをさいの目に━」 刃物などの力が加わって体の一部(に相当するもの)を傷つける。特に、あやまって傷つける。傷を負う。 「ナイフで頸動脈けいどうみゃくを━」 「転倒してアキレス腱けんを━・った」 「殴られて目の下を━」 「自腹を━・って(=自分の金で)欠損を埋める」 「身を━ような寒さ」 刃物で人を傷つける。特に、切り殺す。斬殺する。 「一刀のもとに敵を━」 「人を━・り殺す」 多く「斬る」と書く。「切る」とも書くが、「斬」のほうが意味が強く表現に迫力が増すため小説などで好まれる。同様に、以下のような比喩用法でも使われる。「官僚の腐敗を斬る(=鋭く批判する)」「リストラで首を斬られる(=解雇される)」 切開手術をする。また、手術して患部を取り去る。切除する。 「盲腸の手術で腹を━・ったことがある」 「胃を三分の二━・った」 封じ目を切断するなどして、閉じているものを開ける。特に、カメラを操作して閉ざされた光の通路を瞬間的に開く。 「手紙の封[吟醸酒の口]を━」 「シャッターを━」 使用済みであることを示すために、切符を二つに切り離したり切り込みを入れたりする。 「切符を━」 《「蓋ふたを━」の形で》蒸気を外へ逃がすために、煮え立った茶釜ちゃがま・薬罐やかんなどのふたをずらして中をのぞかせる。 「鉄瓶の蓋が跳り出したので、湯気を洩らすように蓋を━・った」 ◇古い言い方で、茶道などで使う。 話や文章を続けないで区切りを入れる。 「いったんここで話を━」 「短く━・った文章でスピーディーに読ませる」 「音節ごとに言葉を━」 他の人との関係を断つ。 「不良仲間と手を━」 「親子の縁を━」 「━・っても切れない(=密接な)関係」 ⇔結ぶ 機械を操作して電気などの流れを止める。また、そのようにして機械の働きを止める。オフにする。 「電源[暖房]を━(⇔入れる)」 「パソコンを━」 「電話を━」 本体や主要なグループから除外する。切り捨てる。 「不満分子[合格点に達しない者]は━」 水の流れが堤や堰せきを破壊する。 「濁流が堤防を━・って流れ出す」 「堰を━・ったように(=激しい勢いで)あふれ出す」 多く「切って」の形で使う。 謄写版のやすりの上に載せた原紙に鉄筆で文字を書く。また、そのようにして印刷版を作る。 「原紙を━」 「ガリ版を━」 ◇原紙に切れ目を入れて版を作ることから。 「原紙を切る」は、〜ヲに対象を、「ガリ版を切る」は結果をとる言い方。 その場所にの動作を加えて、そのものを作る。 「壁面に通気口を━」 「床に囲炉裏を━(=掘る)」 振り落としたりしたたらせたりして、水分や油気を除く。 「傘のしずくを━」 「野菜の水気みずけを━」 「天ぷらの油を━」 波や風を立てて勢いよく移動する。 「船が波を━・って進む」 「泳者が水を━・って進む」 「肩で風を━・って歩く」 「切って」の形が多い。 《「空くうを━」の形で》空中を勢いよく動く。また、振り回した手などが目標を外して空回りする。 「矢が空を━・って飛ぶ」 「バットが空を━」 《「先頭を━」などの形で》集団などの先頭に立って…する意を表す。 「集団の先頭を━・って走る」 「先陣を━・って名乗り出る」 ◇後続を断ち切ることから。 期限・人数をある範囲内に定める。 「五日までと期限を━」 「先着一〇名で━」 トランプ・花札などで、そろえた札を手でよく交ぜ合わせる。シャッフルする。 「カードをよく━」 囲碁で、相手の石のつながりを断つ。 トランプで、とっておきの札(特に、切り札)を使って勝負をつける。 「切り札を━・って勝負に出る」 将棋で、大駒おおごまを捨てて勝負をする。 「飛車を━・って銀をとる」 伝票や小切手などを発行する。 「小切手[伝票]を━」 ◇切り離して発行することから。 手や体を動かして、その形を作る。 「十字[とんぼ]を━」 「〔相撲で〕無双を━」 ◇手や体が空間を切り裂くような動きをすることから。 わざと目立つような口振りや所作をしたり、強い口調で疑惑を否認したりする。 「たんか[見得・しら]を━」 わざと目立つような仕方で大金を使う。 「札びらを━」 ハンドル・舵かじを操作して、進む方向を変える。また、その結果車などが曲線を描いて進む。 「右にハンドル[舵]を━」 「左にカーブを━」 「ハンドルを切る/カーブを切る」は、前者は〜ヲに道具を、後者は結果をとる言い方。 テニス・卓球などで、打球に特殊な回転を与えて打つ。カットする。 《「スタートを━」の形で》競走が始まる。出発する。スタートする。また、物事が始まる。 「一斉にスタートを━」 「開幕早々好スタートを━」 〔慣用句的に〕物事を始める。 「最初に口を━・った(=口を利いた)のは監督だった」 「論争の口火を━」 「選挙戦の火蓋ひぶたを━」 ある基準の数値を下回る。割る。 「体重が五〇キロを━」 「百メートル競走で一〇秒を━」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》 完全に…する。最後まで…する。 「全財産を使い━」 「坂道を上り━」 「長編小説を一晩で読み━」 「全力を出し━」 これ以上の事態は考えられない意を表す。すっかり…する。ひどく…する。 「分かり━・ったことを言う」 「澄み━・った空」 「苦り━・弱り━・困り━・疲れ━」 はっきり…する。きっぱり…する。 「必ずやって見せると言い━」 「関係を断ち━」 「後続を振り━」 ◆ 「切る」は広く使う。「斬る」はで使う。「伐る」は立木や材木を切り倒す意で、「斧おので伐る」「木材を伐る」などと使うが、一般には「切る」を使う。 布や紙を切る意で「截る」、切りそろえる意で「剪る」とも書くが(「紙を截る」「つめを剪る」)、一般には「切る」を使う。 切れる 切り 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん 大分類‖切る‖きる 中分類‖絶縁‖ぜつえん 大分類‖切る‖きる 中分類‖不足‖ふそく

ざん【斬】🔗🔉

ざん【斬】 打ち首の刑。斬罪ざんざい (造) きる。また、きりはなす。 「━首・━髪」 きわだって。 「━新」

ざん‐ざい【斬罪】🔗🔉

ざん‐ざい【斬罪】 首を切り落とす刑罰。打ち首。

ざん‐さつ【斬殺】🔗🔉

ざん‐さつ【斬殺】 名・他サ変刀などできり殺すこと。 「藩士らを━する」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖殺す‖ころす

ざん‐しゅ【斬首】🔗🔉

ざん‐しゅ【斬首】 名・他サ変首をきり落とすこと。また、きり落とした首。

ざん‐しん【斬新】🔗🔉

ざん‐しん【斬新】 形動着想・趣向などがきわだって新しいさま。 「━なデザイン」 ‐さ 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

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