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し・ぬ【死ぬ】🔗🔉

し・ぬ【死ぬ】 自五 生物(特に、動物)が生命をなくする。 「祖父は老衰のため九〇歳で━・んだ」 「妻に━・なれてさびしい」 「━まで(=一生)働き続けるつもりだ」 「━・んでも(=絶対に)離さない」 「凍え━・おぼれ━」 そのものの持つ、本来的な生命感や躍動感が失われている。生き生きしていない。 「演出が独りよがりで作品が━・んでしまった」 「目が━・んでいてはもはや肖像画とは言えない」 「━・んで…」の形で使う。 そのものの持つ、本来的な機能が有効に働かなくなる。 「競馬に使ったのではせっかくの賞金が━・んでしまう」 「鍛錬を怠れば才能は━と心得よ」 囲碁で、相手の石に囲まれて自分の石をとられる。 「石が━」 野球で、走者がアウトになる。刺殺と封殺がある。 「一塁で━」 ◆⇔生きる生まれる 活用の四段(五段)化は室町期に起こり明治以降に定着したが、今も「死ぬる」「死ぬれ(ば)」などのナ変の活用を使うこともある(ただし、古風な言い方)。「生きるか死ぬるか、とにかく旅へ出たいと思っております林芙美子し・ぬ(ナ変) 死ねる 死に「生き━」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖死ぬ‖しぬ 「死ぬ」を修飾する表現 ▼ぽっくりと[あっけなく/突然/急に]死んだ。 ▼薬石効なく[毒杯をあおいで]死ぬ。 ▼若くして[つぼみの内に/日ならずして]死ぬ。 ▼寂しく[ひっそりと/孤独のうちに/貧苦のうちに/不遇のうちに/失意のうちに/悠然と/泰然として/莞爾かんじとして/笑みを浮かべて/喜んで/畳の上で]死ぬ。 「死ぬ」を表す表現 ▼命を落とす・命が絶える・息を引き取る・息が絶える・心臓が止まる[停止する]・瞳孔が開く[散開する]・目をつぶる・冷たくなる ▼(この)世を去る・永遠の眠りに就く・仏になる・骨になる・骨と化す・灰になる・灰と化す・土になる・土と化す・土に帰る・煙になる・煙と化す・鳥部野とりべの[鳥部山とりべやま]の煙となる・星となる・お陀仏だぶつになる・めでたくなる・はかなくなる・むなしくなる・一巻の終わり(となる) ▼亡き数に入る・鬼籍[鬼簿]に入る・過去帳[点鬼簿]に載る・不帰[黄泉]の客となる・帰らぬ人[不帰の人/天上の人/あの世の人]となる ▼あの世に/へ行く・遠くへ行ってしまう・幽明境を異にする・幽明相隔てる・三途さんずの川を渡る・お迎えが来る・神[天国]に召される・西方浄土[極楽浄土]に生まれ変わる ▼天寿[生]を全うする・命運[命数/命脈]が尽きる ▼非業の死を遂げる・壮烈な最期を遂げる ▼生涯[一生]を終える[終わる]・生涯[一生]を閉じる・人生の幕を下ろす・余生を終える・生涯[人生]に別れを告げる ▼命[生命]が燃え尽きる・命[生命]を燃やし尽くす・人生を駆け抜ける[通り過ぎる] ▼断頭台[刑場]の露と消える・海の藻もくずと消える・死地に赴く ▼巨星墜挨拶あいさつのことば遺族に〕御冥福めいふくをお祈りします・お悔やみ(を)申し上げます・御愁傷様ごしゅうしょうさまです・(この度は)お力落としのことと存じます・(この度はとんだことになり)心中お察し申します 〔死者に〕安らかにお眠り下さい・魂の平安をお祈りします

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