え【絵（^▽画）】_ヱ 名 物の形・姿、想像したありさまなどを線や色彩で表したもの。絵画。 「富士山の━」 「━を描_かく」 テレビ・映画などの映像。画面。 「音声は聞こえるが━が出ない」 関連語 大分類‖書く‖かく 中分類‖描く‖えがく

【絵に描_かいた_もち】 実現の見込みのないもの、また、実際の役に立たないもののたとえ。画_がべい。

【絵に描_かいたよう】 きわめて鮮やかなことのたとえ。 「━なシュート」

【絵にな・る】 その姿がよく似合う。 「和服姿が━」 映画・テレビなどで、よい画面として映し出せる。 「あの監督は動きが大きくて━」

え‐あわせ【絵合わせ】_ヱアハセ 名二組に分かれて互いに（和歌を添えた）絵を出し合い、判者をたててその優劣を競う遊び。 ◇物合わせの一つで、平安貴族の間で行われた。

え‐かき【絵描き・^▽画描き】_ヱ━ 名絵をかくことを職業とする人。画家。画工。また、職業として絵をかくこと。 「画家」に比べると口頭語的で、ややぞんざいな言い方。「作家」に対する「物書き」に相当する。

え‐がら【絵柄】_ヱ━ 名絵を配した模様。図案。 「友禅_ゆうぜんの━」

え‐ぎぬ【絵絹】_ヱ━ 名日本画をかくのに用いる平織りの生絹_きぎぬ。

え‐ごころ【絵心】_ヱ━ 名 絵をかいたり鑑賞したりする能力。 「━がある」 絵をかこうとする気持ち。 「のどかな春景に━がわく」

え‐ことば【絵^▽詞】_ヱ━ 名絵巻物の絵に書きそえる説明の文。詞書_{ことばがき}。また、詞書のついた絵巻物。

え‐さがし【絵探し・絵捜し】_ヱ━ 名絵の中に隠してかきこんだ文字や形をさがし出す遊び。また、その絵。 関連語 大分類‖学習‖がくしゅう 中分類‖調べる‖しらべる

え‐し【絵師（^▽画師）】_ヱ━ 名〔古い言い方で〕絵かき。画工。画家。特に、日本画の絵かき。 「狩野_かのう派の━」 「御用［お抱え］━」

え‐ず【絵図】_ヱヅ 名〔古い言い方で〕 絵。絵画。 「地獄━」 土地・家屋・庭園などの平面図。絵図面。 絵地図。 「国━」

え‐すがた【絵姿】_ヱ━ 名〔古い言い方で〕絵にかいた人の姿。肖像。画像。絵像_えぞう。

え‐ずめん【絵図面】_ヱヅメン 名〔古い言い方で〕土地・家屋・庭園などの平面図。絵図。 「━を引く」

え‐ぞう【絵像】_ヱザウ 名絵にかいた人の姿。肖像。画像。絵姿。

え‐ぞうし【絵双紙・絵草紙】_ヱザウシ 名 江戸時代に流行した、絵入りの通俗的な読み物。赤本・青本・黒本・黄表紙_{きびょうし}など。草双紙。 ◇広くは錦絵の類も指した。 江戸時代に町で売り歩いた、世間の出来事などを絵入りで説明した読み物。瓦版_{かわらばん}。 「━売り」

え‐そらごと【絵空事】_ヱ━ 名現実にはありそうもない作りごと。 「━を並べる」 ◇絵には現実とは違う誇張や美化があることから。

え‐つけ【絵付け】_ヱ━ 名・自サ変陶磁器に絵模様をかいて焼き付けること。 「マグカップに━をする」

え‐とき【絵解き】_ヱ━ 名・他サ変 絵の意味を説明すること。また、その説明。 絵によって説明を補うこと。 「行政機構の━をする」 なぞを解くこと。 「名探偵が━をしてみせた殺人事件」

え‐の‐ぐ【絵の具】_ヱ━ 名絵に色をつけるのに使う材料。油絵の具・水彩絵の具・泥絵の具など。顔料。

え‐はがき【絵葉書】_ヱ━ 名裏面に絵や写真を印刷したはがき。

えば‐もよう【絵羽模様】_{ヱバモヤウ} 名和服で、縫い目にまたがり広がる大柄の模様。 「━の訪問着」 ◇模様が食い違わないように、仮に仕立てた布に下絵をかいてから染める。

え‐ふで【絵筆】_ヱ━ 名絵をかくのに用いる筆。画筆_がひつ。 「━を折る（＝絵をかくのを断念する）」

え‐ほん【絵本】_ヱ━ 名絵を主体とした子供向けの本。 ◇もとは絵を中心とした出版物一般をいい、江戸時代の絵草紙や絵の手本も「絵本」と呼んだ。

え‐ま【絵馬】_ヱ━ 名祈願のとき、また祈願がかなったときに社寺に奉納する、絵をかいた額。 「合格祈願の━」 「━堂」 ◇馬の代わりに馬の絵を奉納したことに始まる。後に絵はさまざまになった。

え‐まき【絵巻】_ヱ━ 名物語・伝説などを絵画にし、詞書_{ことばがき}（＝説明の文章）をそえて巻物にしたもの。絵巻物。 「源氏物語━」

え‐もじ【絵文字】_ヱ━ 名 文字発生の初期、通信や記録に用いられた略図。事物や事柄を象徴的に表したもので、狭義には象形文字以前のものをいう。ピクトグラフ。 文字・記号・ことばなどを単純な絵にしたもの。 「携帯メールに━を使う」

かい【絵】_クヮイ （造）え。 「━画」 繪

かい‐が【絵画】_{クヮイグヮ} 名線や色彩を使って平面上に形象を描きだしたもの。え。