【士夫】 シフ 若い男子。〔→易経〕

【士風】 シフウ 士の気風・風習・風格。

【師傅】 シフ 周代の三公（太師・太傅タイフ・太保）と三孤（少師・少傅・少保）の総称。天子の顧問や皇太子の教育係をし、名誉ある高官であった。『師保シホ』「師傅保シフホ」ともいう。道を教え導くもり役。先生。〔→穀梁〕

【思服】 シフク 常にそれを望み思う。▽「服」は、助辞。「求之不得、寤寐思服＝コレヲ求メテ得ズ、寤寐ニ思服ス」〔→詩経〕

【思婦】 シフ 憂え悲しむ婦人。「誰家思婦秋擣帛＝誰ガ家ノ思婦カ秋ニ帛ヲ擣ツ」〔→白居易〕

【指腹為婚】 シフクシテコンヲナス 子がうまれない前に、その子の将来の結婚の約束をすること。「指腹婚シフクノコン」「指腹約シフクノヤク」とも。〔→後漢書〕

【矢箙】 シフク ＝矢服。矢を入れる道具。えびら。

【祉福】 シフク 神から受けたしあわせ。『祉禄シロク』

【祗服】 シフク 目上の人につつしみ従う。うやうやしく従う。

【私服】 シフク〔国〕官服に対して、制服でない個人の着物。職務上の必要から制服でない服装をしている警官。

【私腹】 シフク〔国〕「私腹を肥コやす」とは、公共の仕事を利用して自分の利益をはかること。

【私憤】 シフン 公憤に対して、個人的な事がらについての自分のいきどおり。『私忿シフン』

【紙幅】 シフク 紙のはば。書物を書くときの、原稿用紙の分量。

【脂粉】 シフン べにとおしろい。女の化粧。

【詞賦】 シフ 詞と賦。また、韻文の総称。詩歌。▽この「詞」は「辞」と同じで、「辞」も「賦」もともに古い韻文の一形式。「北門詞賦旧遊難＝北門ノ詞賦旧遊難シ」〔→呉偉業〕

【詞譜】 シフ 詞（韻文の一体）の平仄ヒョウソクを符号で示して、詞のつくり方を示したもの。

【詩賦】 シフ 詩と賦。ともに韻文の一種。

【資斧】 シフ 財物と、おの。転じて生活費。「旅于処、得其資斧＝旅シテココニ処ル、ソノ資斧ヲ得」〔→易経〕

【雌伏】 シフク 人の下につき従う。将来の活躍を期しながら、不満を忍んでがまんしていること。世間から退くこと。〈対語〉雄飛。

【雌風】 シフウ 雄風に対して、湿気を帯びた不愉快な風。しっと深くてじめじめした女の心。

【歯吻】 シフン 歯と口先。転じて、もののいいぶり。