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【制】 8画 リ部 [五年] 区点=3209 16進=4029 シフトJIS=90A7 《常用音訓》セイ 《音読み》 セイ/セ〈zh〉 《名付け》 いさむ・おさむ・さだ・すけ・ただ・のり 《意味》 セイス{動}木材や布地の一部を切りとる。断ち切る。〈類義語〉→製。「断制」「制梃=梃ヲ制ス」〔→孟子セイス{動}よけいなところを切り捨て、必要なところだけとって形を整える。形を整えて定める。「制御」「裁制」「制法度=法度ヲ制ス」〔→荀子セイス{動}はみ出るところや、かってなふるまいなどを押さえる。「制肘セイチュウ(相手のひじを押さえる意から、行動の自由を縛ること)」「制圧」「節制」「能制天下=能ク天下ヲ制ス」〔→韓非{名}人民を押さえてとり締まるきまり。「制度」「法制」「上述唐虞三后之制=上ハ唐虞三后ノ制ヲ述ブ」〔→朱熹{名}親が死んで三年の喪に服するきまり。「守制(喪中にある)」 {名}天下のきまりを定める、皇帝の命令。みことのり。〈類義語〉→詔→誥コウ。「制書」「命為制、令為詔=命ヲ制ト為シ、令ヲ詔ト為ス」〔→史記セイス{動}みことのりを下す。「制曰可=制シテ曰ハク可ナリト」〔→史記〕 《解字》 会意。左側は「木+/印」の会意文字で、木材の必要な部分を斜めに断ち切るさまを示す。制はそれに刀を加えた字で、刀で必要なだけ切りとり、他を切り捨てること。 《単語家族》 製(衣料を裁断する→よい形に仕立てる)と同系。折セツは、その入声ニッショウ(つまり音)にあたる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

制止 セイシ🔗🔉

【制止】 セイシ 物事をしようとするのをおしとどめること。

制圧 セイアツ🔗🔉

【制圧】 セイアツ 押さえつけて、自由にさせない。

制可 セイカ🔗🔉

【制可】 セイカ 天子からの許可。勅許。

制札 セイサツ🔗🔉

【制札】 セイサツ〔国〕武家時代、禁止された事がらを書いて道ばたなどに掲示した立て札。

制義 セイギ🔗🔉

【制芸】 セイゲイ 宋ソウ代以後、科挙(官吏登用試験)の経書に関する課題に対する答案の形式の名。八股文ハッコブンのこと。『制義セイギ・制義文セイギブン』

制作 セイサク🔗🔉

【制作】 セイサク 物をつくる。つくられた制度・文物。〔国〕芸術作品をつくりあげること。

制肘 セイチュウ🔗🔉

【制肘】 セイチュウ =掣肘。他人のひじを押さえる。他人に干渉して行動の自由を妨げる。

制使 セイシ🔗🔉

【制使】 セイシ 天子の使い。また、天子の使いの者。〈類義語〉勅使チョクシ。

制定 セイテイ🔗🔉

【制定】 セイテイ おきてとして定めること。

制科 セイカ🔗🔉

【制科】 セイカ 科挙とは別に、臨時に行う官吏登用試験の科目の一つ。天子が直接課題を出す。▽唐代に始まり、宋ソウ代では一時置かれなかった。『制挙セイキョ』科挙の、経書に関する試験。また、そこで、用いられる文体。

制限 セイゲン🔗🔉

【制限】 セイゲン ある事がらについて適当な範囲を限ること。許される範囲。

制書 セイショ🔗🔉

【制勅】 セイチョク 天子のみことのりを書き記した文書。『制詔セイショウ・制書セイショ・制誥セイコウ』

制度 セイド🔗🔉

【制度】 セイド おきてを定める。国・社会・団体などが社会生活上必要として定めたおきて。また、それを運営するための仕組み。

制約 セイヤク🔗🔉

【制約】 セイヤク 条件をつけて、自由にさせないこと。制限として与えられている条件。

制御 セイギョ🔗🔉

【制御】 セイギョ 人民を支配し、押さえあやつる。〔→史記欲望や機械の動きなどを思うままに支配する。▽は、「制馭・制禦」の書きかえ字。

制裁 セイサイ🔗🔉

【制裁】 セイサイ 懲らしめること。しおき。法律にそむいたものに与える処分。

制策 セイサク🔗🔉

【制策】 セイサク 漢代、官吏登用のための試問の形式で、天子みずから制作した問題。簡策(竹の札。今の紙のかわりをした)にしるして受験させたので策問ともいう。その答案は対策・対詔という。

制節 セイセツ🔗🔉

【制節】 セイセツ むだを省き、出費を少なくすること。節約。

制獄 セイゴク🔗🔉

【制獄】 セイゴク 裁判をする。〈類義語〉折獄。天子の命令を受けて、罪をさばくこと。

制覇 セイハ🔗🔉

【制覇】 セイハ 押さえつけて、権力をふるう。競技などで他の人を押さえて優勝する。

制肘 ヒジヲセイス🔗🔉

【掣肘】 セイチュウ・ヒジヲセイス =制肘。人のひじをおさえてとめる。他人に干渉して、自由にさせないこと。『製臂セイヒ』

制死命 シメイヲセイス🔗🔉

【制死命】 シメイヲセイス〈故事〉他人の生死を自由にできる。相手の急所をおさえ、自分の思い通りにできること。〔→史記

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