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【原】 10画 厂部 [二年] 区点=2422 16進=3836 シフトJIS=8CB4 《常用音訓》ゲン/はら 《音読み》 ゲン/ゴン/ガン(グン)〈yun〉 《訓読み》 はら/みなもと/もと/もとより/たずねる(たづぬ)/ゆるす 《名付け》 おか・はじめ・はら・もと 《意味》 {名}はら。まるい平原。広い野原。「平原」「青血化為原上草=青血化シテ原上ノ草ト為ル」〔→曾鞏{名}みなもと。もと、岩の穴から水のわき出る泉。のち転じて、物事のもと・起源の意。〈同義語〉→源。「原泉」「原因」「窺仁義之原=仁義ノ原ヲ窺フ」〔→司馬光{名・形}もと。はじめ。もとの。「原初」「道之大原出於天=道ノ大原ハ天ヨリ出ヅ」〔→漢書{副}もとより。最初から。「原来」「険夷原不滞胸中=険夷原ヨリ胸中ニ滞ラズ」〔→王陽明{動}たずねる(タヅヌ)。もとにさかのぼって考える。「原始要終=始メヲ原ネ終ハリヲ要ム」〔→易経{形・名}きまじめなさま。また、きまじめなだけで融通がきかないこと。〈同義語〉→愿。「郷原(郷土で、まじめな常識人と定評ある人)」「一郷皆称原人焉=一郷ミナ原人ト称ス」〔→孟子{動}ゆるす。罪をゆるす。▽もとをたずねて情状を酌量することから。「原諒ゲンリョウ(しかたないとゆるす)」「詔書特原不理罪=詔書シテ特ニ原シテ罪ヲ理サズ」〔→後漢書〕 《解字》 会意。「厂(がけ)+泉(いずみ)」で、岩石の間のまるい穴から水がわく泉のこと。源の原字。水源であるから「もと」の意を派生する。広い野原を意味するのは、原隰ゲンシュウ(泉の出る地)の意から。また、きまじめを意味するのは、元(まるい頭)頑ガン(まるい頭→融通のきかない頭)などに当てた仮借字である。 《類義》 →始 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

原人 ゲンジン🔗🔉

【原人】 ゲンジン 原始時代の人間。人類の祖先。北京原人など。円満だが、融通のきかない人。▽「原」は、愿。〔→孟子

原心定罪 ゲンシンテイザイ🔗🔉

【原心定罪】 ゲンシンテイザイ 罪をおかすにいたった心理状態を考慮して罪を定めること。〔→漢書

原文 ゲンブン🔗🔉

【原文】 ゲンブン 引用文や改作した文章・訳文に対して、もとの文章。

原田 ゲンデン🔗🔉

【原田】 ゲンデン 平らで広い田地。「原田浩如海=原田浩トシテ海ノゴトシ」〔→蘇軾広い野原。

原本 ゲンポン🔗🔉

【原本】 ゲンポン 根本。もと。基づく。写し・翻訳・再発行されたものなどに対して、もとの書物・書類。オリジナルテキスト。

原因 ゲンイン🔗🔉

【原因】 ゲンイン 事のおこり・理由。由来。『原由ゲンユウ』。物事が変化する根拠。

原色 ゲンショク🔗🔉

【原色】 ゲンショク 野原の色。原野のけしきのこと。あらゆる色彩の基礎になる色。絵画では赤・青・黄の三色。光では、赤・黄・緑の三色。この三色をまぜるといろいろな色をつくることができる。複製画や印刷物などで、実物と同じ色のこと。もとの色。

原告 ゲンコク🔗🔉

【原告】 ゲンコク 被告に対して、訴訟をおこし、裁判を請求した者。

原作 ゲンサク🔗🔉

【原作】 ゲンサク 小説・脚本・映画・絵画などの翻訳・脚色・複製したものに対して、もとの作品。

原来 ガンライ🔗🔉

【原来】 ゲンライ・ガンライ〔俗〕もとから。もともと。本来。

原委 ゲンイ🔗🔉

【原委】 ゲンイ =源委。物事の本来のいきさつ。

原始 ゲンシ🔗🔉

【原始】 ゲンシ 物事のはじめ・根源をたずねる。根本を問いきわめる。〔→易経物事のいちばんはじめ。未発達・未開発である状態のこと。「原始林」「原始時代」

原泉 ゲンセン🔗🔉

【原泉】 ゲンセン =源泉。わいて出る水。泉。「原泉混混不舎昼夜=原泉ハ混混トシテ昼夜ヲ舎カズ」〔→孟子物事のおこり。おおもと。

原則 ゲンソク🔗🔉

【原則】 ゲンソク 多くの場合に適用できる、もとになる法則。

原宥 ゲンユウ🔗🔉

【原宥】 ゲンユウ 罪を許す。

原書 ゲンショ🔗🔉

【原書】 ゲンショ 写し、にせものの書物、翻訳書などに対して、もとの書物。〔国〕訳書・翻訳書に対して、外国のことばで書かれた、外国の書物。

原流 ゲンリュウ🔗🔉

【原流】 ゲンリュウ =源流。流れのもと。

原野 ゲンヤ🔗🔉

【原野】 ゲンヤ 人間の手が加えられていない、自然のままの野原。

原理 ゲンリ🔗🔉

【原理】 ゲンリ 多くの事がらに共通する根本の法則。根本の決まり・道理。存在の根本原因。

原道 ゲンドウ🔗🔉

【原道】 ゲンドウ おおもとの道。人間の道理の根本のこと。唐の韓愈カンユが人倫の根本をといた論文の名。

原義 ゲンギ🔗🔉

【原義】 ゲンギ〔国〕転義に対して、本来の意味。

原罪 ゲンザイ🔗🔉

【原罪】 ゲンザイ キリスト教で、アダムとイブが神にそむいて禁断の木の実を食べて以来、人間がうまれながらに持つとされる罪。罪をゆるすこと。

原夢 ゲンボウ🔗🔉

【原夢】 ゲンム・ゲンボウ 夢の吉凶を占うこと。夢占い。〈類義語〉占夢。

原語 ゲンゴ🔗🔉

【原語】 ゲンゴ 翻訳されたことばに対して、もとの外国語。

原頭 ゲントウ🔗🔉

【原頭】 ゲントウ 平原のかたすみ。野原のほとり。「原頭叱叱両黄犢=原頭叱叱ス両黄犢」〔→陸游

原湿 ゲンシツ🔗🔉

【原隰】 ゲンシュウ・ゲンシツ =原湿。高原と、低湿地。「芒芒原隰、祁祁士女=芒芒タル原隰、祁祁タル士女」〔→曹植

原籍 ゲンセキ🔗🔉

【原籍】 ゲンセキ 先祖代々うまれ育った土地。戸籍を登記した土地。また、本籍地。

原憲 ゲンケン🔗🔉

【原憲】 ゲンケン〈人名〉春秋時代、魯ロの人。字アザナは子思。孔子の弟子。貧乏だったが、道にそむかない生活をした。

原善 ハラゼン🔗🔉

【原善】 ハラゼン〔日〕〈人名〉1774〜1820 江戸時代後期の儒学者。下総シモウサ(茨城県)の人。号は念斎ネンサイ。山本北山を師とし、父の跡を継ぎ幕臣となる。昌平黌ショウヘイコウで教授。著に『先哲叢談センテツソウダン』など。

原委 ゲンイ🔗🔉

【源委】 ゲンイ =原委。本と末。本末。

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