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げん【原】🔗⭐🔉
げん【原】
①中国の古文の文体の一つ。本源をたずねて推論するもの。
②原子・原子力の略。
げん‐あん【原案】🔗⭐🔉
げん‐あん【原案】
もとの案。多く、修正案に対していう。「―通り可決する」
げん‐い【原委・源委】‥ヰ🔗⭐🔉
げん‐い【原委・源委】‥ヰ
(「委」は流れのあつまるところの意)もととすえ。本末。首尾。
げん‐い【原意】🔗⭐🔉
げん‐い【原意】
本来の意味。原義。
げん‐いん【原因】🔗⭐🔉
げん‐いん【原因】
(cause)
①ある物事を引き起こすもと。また、その働き。「火事の―」「―をつきとめる」
②事物の変化を引き起こすもの。アリストテレスは形相因・質料因・動力因(作用因)・目的因の4種を区別した。現在の科学でいう原因は動力因にあたる。↔結果。
⇒げんいん‐に‐おいて‐じゆうな‐こうい【原因において自由な行為】
げんいん‐に‐おいて‐じゆうな‐こうい【原因において自由な行為】‥イウ‥カウヰ🔗⭐🔉
げんいん‐に‐おいて‐じゆうな‐こうい【原因において自由な行為】‥イウ‥カウヰ
〔法〕自らを責任能力のない状態におとしいれて犯罪結果を発生させること。泥酔状態を利用して他人を傷害する類。
⇒げん‐いん【原因】
げん‐えき【原液】🔗⭐🔉
げん‐えき【原液】
製造・加工のもとになる液体。
げんえん‐るい【原猿類】‥ヱン‥🔗⭐🔉
げんえん‐るい【原猿類】‥ヱン‥
サル目(霊長類)のうち、真猿類に対して原始的な猿類の総称。一般に小形で、顔面は被毛し、必ずどの指かに鉤爪があり、大脳の発達は低い。アイアイ・キツネザル・ロリス・インドリ・メガネザル科を含む。擬猴類。
げん‐おん【原音】🔗⭐🔉
げん‐おん【原音】
①原語での発音。
②録音・ラジオなどで、再生音に対して、もとの音。
げん‐か【原価・元価】🔗⭐🔉
げん‐か【原価・元価】
①(「原価」と書く)商品・製品・サービスの製造・販売のために費消された財貨・サービスの価値。商品単位当りなどに集計した金額をいうこともある。生産費。コスト。
②仕入値段。もとね。卸おろし値段。
⇒げんか‐かんり【原価管理】
⇒げんか‐きかく【原価企画】
⇒げんか‐けいさん【原価計算】
⇒げんか‐しゅぎ【原価主義】
げん‐が【原画】‥グワ🔗⭐🔉
げん‐が【原画】‥グワ
(複製画に対して)もとの画。
げんか‐かんり【原価管理】‥クワン‥🔗⭐🔉
げんか‐かんり【原価管理】‥クワン‥
原価情報に基づく経営活動の管理。通常は標準原価を用いて特定の作業能率を管理することを意味するが、工場全体の原価引下げの計画をいうこともある。
⇒げん‐か【原価・元価】
げんか‐きかく【原価企画】‥クワク🔗⭐🔉
げんか‐きかく【原価企画】‥クワク
(target costing; cost planning)製品の企画・設計の段階で製造の目標原価を設定して行う戦略的原価管理。
⇒げん‐か【原価・元価】
げんかく‐さいぼう【原核細胞】‥バウ🔗⭐🔉
げんかく‐さいぼう【原核細胞】‥バウ
核膜がなく、有糸分裂を行わず、葉緑体・ミトコンドリアなどの細胞小器官をもたない細胞。→真核細胞
げんかく‐せいぶつ【原核生物】🔗⭐🔉
げんかく‐せいぶつ【原核生物】
構造的に区別できる核を持たない細胞から成る生物。細菌・藍藻の類。前核生物。原生核生物。↔真核生物
げんかく‐りょくそう【原核緑藻】‥サウ🔗⭐🔉
げんかく‐りょくそう【原核緑藻】‥サウ
クロロフィルaとbを持ち、核のない緑色の藻類の一群。球形または単列糸状。藍藻類に近縁。
げんか‐けいさん【原価計算】🔗⭐🔉
げんか‐けいさん【原価計算】
製品・サービスの生産・販売に要した財貨・サービスの経済価値を、物量および貨幣額をもって測定し、製品別・費目別などに分類・集計する一連の手続。
⇒げん‐か【原価・元価】
げんか‐しゅぎ【原価主義】🔗⭐🔉
げんか‐しゅぎ【原価主義】
期間損益計算と財産計算を、取得原価に基づいて有機的に行う会計上の原則。インフレなどで時価が著しく高騰していても、その影響を考慮しない。原価主義会計。取得原価主義会計。↔時価主義
⇒げん‐か【原価・元価】
げん‐き【原基】🔗⭐🔉
げん‐き【原基】
〔生〕発生中の生物体内にあって、成熟後ある器官に発達すべく決定された未分化段階の細胞群または初期構造。形態的にも分化が進んだものは芽ともいう。
げん‐ぎ【原義】🔗⭐🔉
げん‐ぎ【原義】
もとの意義。原意。
げん‐ぎゅう【原牛】‥ギウ🔗⭐🔉
げん‐ぎゅう【原牛】‥ギウ
〔動〕(→)オーロックスに同じ。
げん‐きょ【原拠】🔗⭐🔉
げん‐きょ【原拠】
もとになるよりどころ。
げん‐きょく【原曲】🔗⭐🔉
げん‐きょく【原曲】
ある楽曲が成立する元になった曲。特に編曲、または歌詞が変えられたり翻訳されたりした時の元の曲。
げん‐く【原句】🔗⭐🔉
げん‐く【原句】
もとの句。
げん‐けい【原形】🔗⭐🔉
げん‐けい【原形】
①もとのかたち。以前の形態。「―をとどめない」
②原始のかたち。進化しない自然の状態。
⇒げんけい‐しつ【原形質】
⇒げんけいしつ‐うんどう【原形質運動】
⇒げんけいしつ‐ぶんり【原形質分離】
⇒げんけいしつ‐まく【原形質膜】
⇒げんけいしつ‐りゅうどう【原形質流動】
げん‐けい【原型】🔗⭐🔉
げん‐けい【原型】
①鋳物いものなどのもとになる型。
②物事のもとの型。源。「日本文化の―を探る」
③洋裁で平面製図の基礎となる型紙。
④〔哲〕(Prototypus ドイツ)自然哲学的な生物学において、生物の諸種の類群から抽象された、現存生物の根原となる型。ゲーテらが論じた。元型。
⇒げんけい‐ひひょう【原型批評】
げんけい‐しつ【原形質】🔗⭐🔉
げんけい‐しつ【原形質】
〔生〕(protoplasm)細胞の生きた部分を構成する基礎的な物質系の総称。細胞質と核から成る。↔後形質。→細胞。
⇒げん‐けい【原形】
げんけいしつ‐うんどう【原形質運動】🔗⭐🔉
げんけいしつ‐うんどう【原形質運動】
アメーバ運動および原形質流動など細胞内運動の総称。繊毛運動・鞭毛運動も含む。
⇒げん‐けい【原形】
げんけいしつ‐ぶんり【原形質分離】🔗⭐🔉
げんけいしつ‐ぶんり【原形質分離】
植物の細胞を浸透圧の高い液に浸すと、細胞内の水分が外部に奪われ、原形質が収縮して細胞壁から分離する現象。
⇒げん‐けい【原形】
げんけいしつ‐まく【原形質膜】🔗⭐🔉
げんけいしつ‐まく【原形質膜】
細胞膜の旧称。かつては原形質であることを強調して原形質膜と呼び、細胞壁を細胞膜と呼んだ。
⇒げん‐けい【原形】
げんけいしつ‐りゅうどう【原形質流動】‥リウ‥🔗⭐🔉
げんけいしつ‐りゅうどう【原形質流動】‥リウ‥
細胞内でおこっている原形質の流動。変形菌・アメーバの運動の際や、特にシャジクモ・ムラサキツユクサの雄しべの毛などの植物細胞中で顕著に観察される。
⇒げん‐けい【原形】
げんけい‐ひひょう【原型批評】‥ヒヤウ🔗⭐🔉
げんけい‐ひひょう【原型批評】‥ヒヤウ
(→)元型批評に同じ。
⇒げん‐けい【原型】
げん‐けん【原権】🔗⭐🔉
げん‐けん【原権】
〔法〕ある権利の侵害により生じた原状回復や損害賠償の請求権(救済権)に対して、その侵害された原もとの権利。
げん‐けん【原憲】🔗⭐🔉
げん‐けん【原憲】
春秋時代、魯(または宋)の人。字は子思。孔子の弟子。清貧で知られた。
げん‐ご【原語】🔗⭐🔉
げん‐ご【原語】
(訳したり改めたりした語の)もとの語。特に、翻訳のもとになった外国語。夏目漱石、それから「―で読めば兎に角、日本には訳し得ぬ趣味のもの」
げん‐こう【原口】🔗⭐🔉
げん‐こう【原口】
〔生〕動物の発生初期胚に生じる原腸の陥入口。これが成体の口となる動物群を前口動物といい、将来肛門となるか、または一度閉鎖して再びその位置に肛門を形成する動物群を後口動物という。
げん‐こう【原鉱】‥クワウ🔗⭐🔉
げん‐こう【原鉱】‥クワウ
原料となる鉱石。掘り出したままの鉱石。
げん‐こう【原稿】‥カウ🔗⭐🔉
げん‐こう【原稿】‥カウ
印刷するとき、そのもととなる文書や写真。また、印刷や口頭での発表のために書かれたしたがき。草稿。「―を書く」
⇒げんこう‐ようし【原稿用紙】
⇒げんこう‐りょう【原稿料】
げんこう‐ようし【原稿用紙】‥カウ‥🔗⭐🔉
げんこう‐ようし【原稿用紙】‥カウ‥
原稿を記すための紙。普通、縦横の罫けいをひき、碁盤目にしたもの。
⇒げん‐こう【原稿】
げんこう‐りょう【原稿料】‥カウレウ🔗⭐🔉
げんこう‐りょう【原稿料】‥カウレウ
著作物などの原稿に対する報酬。樋口一葉、塵中日記「文学界十二号に出したることのねの―なり」
⇒げん‐こう【原稿】
げん‐こく【原告】🔗⭐🔉
げん‐こく【原告】
民事訴訟(行政事件訴訟を含む)で、訴訟を提起して裁判を請求する当事者。↔被告。
⇒げんこく‐てきかく【原告適格】
げん‐ざい【原罪】🔗⭐🔉
げん‐ざい【原罪】
〔宗〕(original sin)アダムが神命に背いて犯した人類最初の罪行為(旧約聖書の創世記)。また、人間が皆アダムの子孫として生まれながらに負う虚無性。宿罪。
げん‐さいばん【原裁判】🔗⭐🔉
げん‐さいばん【原裁判】
現在の審級の前の審級における裁判。控訴審では第一審、上告審では控訴審の裁判。
げん‐ざいりょう【原材料】‥レウ🔗⭐🔉
げん‐ざいりょう【原材料】‥レウ
生産の資材になるもの。もととなる材料。
げん‐さく【原作】🔗⭐🔉
げん‐さく【原作】
もとの著作または製作。翻訳・改作・脚色などを行う前のもとの作品。
げんさく‐どうぶつ【原索動物】🔗⭐🔉
げんさく‐どうぶつ【原索動物】
動物界の一門、あるいは脊索動物の一亜門。尾索類・頭索類から成る。終生または幼生期に脊索をもち、咽頭に鰓孔えらあながあるなど脊椎動物に類縁がある。また、半索類(擬宝珠虫ぎぼしむしの類)をこれに含めることもある。ホヤ・ナメクジウオなど。
げん‐さん【原蚕】🔗⭐🔉
げん‐さん【原蚕】
原蚕種を製造するための蚕。
⇒げんさん‐しゅ【原蚕種】
げん‐さん【原産】🔗⭐🔉
げんさん‐しゅ【原蚕種】🔗⭐🔉
げんさん‐しゅ【原蚕種】
普通蚕種(交雑種)を製造するための親系統となる蚕種。
⇒げん‐さん【原蚕】
げんさん‐ち【原産地】🔗⭐🔉
げんさん‐ち【原産地】
①動植物の初めの棲息地。
②品物の生産地。
⇒げん‐さん【原産】
げんさんち‐きせい【原産地規制】🔗⭐🔉
げんさんち‐きせい【原産地規制】
部品調達や加工組立などの生産段階が複数の国にまたがる場合、原産地を判定するために必要な国際的規準。
⇒げん‐さん【原産】
げんさんち‐しょうめいしょ【原産地証明書】🔗⭐🔉
げんさんち‐しょうめいしょ【原産地証明書】
貨物の輸入者が、国定税率よりも低廉な協定税率や便益関税の適用を受けるため、輸入申告書に添えて税関に提出する貨物原産地の証明書。
⇒げん‐さん【原産】
げん‐し【原子】🔗⭐🔉
げん‐し【原子】
(atom)
①〔哲〕アトムの訳語。
②物質を構成する単位の一つ。各元素のそれぞれの特性を失わない範囲で到達し得る最小の微粒子。大きさは、ほぼ1億分の1センチメートル。原子核と電子から成る。
⇒げんし‐エネルギー【原子エネルギー】
⇒げんし‐か【原子価】
⇒げんし‐かく【原子核】
⇒げんしかく‐かんぱん【原子核乾板】
⇒げんしかく‐じんこうへんかん【原子核人工変換】
⇒げんしかく‐はんのう【原子核反応】
⇒げんしかく‐ぶつりがく【原子核物理学】
⇒げんしかく‐ぶんれつ【原子核分裂】
⇒げんしかく‐ほうかい【原子核崩壊】
⇒げんしかく‐ゆうごう【原子核融合】
⇒げんし‐きごう【原子記号】
⇒げんし‐ぐも【原子雲】
⇒げんし‐じ【原子時】
⇒げんし‐しつりょう‐たんい【原子質量単位】
⇒げんし‐すいそ‐ようせつ【原子水素溶接】
⇒げんし‐スペクトル【原子スペクトル】
⇒げんし‐だん【原子団】
⇒げんし‐どけい【原子時計】
⇒げんし‐ねつ【原子熱】
⇒げんし‐ばくだん【原子爆弾】
⇒げんし‐ばんごう【原子番号】
⇒げんし‐ぶつりがく【原子物理学】
⇒げんし‐ほう【原子砲】
⇒げんし‐めいだい【原子命題】
⇒げんし‐もけい【原子模型】
⇒げんし‐よう【原子容】
⇒げんし‐りょう【原子量】
⇒げんし‐りょく【原子力】
⇒げんしりょく‐いいんかい【原子力委員会】
⇒げんしりょく‐きほんほう【原子力基本法】
⇒げんしりょく‐さんげんそく【原子力三原則】
⇒げんしりょく‐せん【原子力船】
⇒げんしりょく‐せんすいかん【原子力潜水艦】
⇒げんしりょく‐でんち【原子力電池】
⇒げんしりょく‐はつでん【原子力発電】
⇒げんし‐ろ【原子炉】
⇒げんし‐ろん【原子論】
げん‐し【原始】🔗⭐🔉
げん‐し【原始】
①[易経繋辞]根源をたずね極めること。
②物事のはじめ。おこり。元始。原初。
③自然のままで、進化または変化しないこと。原生。「―林」
⇒げんし‐かんすう【原始関数】
⇒げんし‐きょうさんせい【原始共産制】
⇒げんし‐きょうどうたい【原始共同体】
⇒げんし‐キリスト‐きょう【原始キリスト教】
⇒げんし‐さんぎょう【原始産業】
⇒げんし‐じだい【原始時代】
⇒げんし‐しゃかい【原始社会】
⇒げんし‐しゅとく【原始取得】
⇒げんし‐じん【原始人】
⇒げんし‐せい【原始星】
⇒げんし‐てき【原始的】
⇒げんしてき‐ちくせき【原始的蓄積】
⇒げんしてき‐はんのう【原始的反応】
⇒げんしてき‐ふのう【原始的不能】
⇒げんし‐ぶっきょう【原始仏教】
⇒げんし‐りん【原始林】
げんし‐か【原子価】🔗⭐🔉
げんし‐か【原子価】
(valence)元素の1原子が、直接水素原子何個と化合し得るかを表す数。水素と結合しない元素の原子価は間接的に決定する。
⇒げん‐し【原子】
げんし‐かく【原子核】🔗⭐🔉
げんし‐かく【原子核】
(atomic nucleus)原子の中核をなす粒子。原子に比べるとはるかに小さいが、原子の質量の大部分が集中しており、陽電気を帯びる。陽子と中性子より成り、陽子の数が原子番号、両者の総数が質量数に等しい。核。
⇒げん‐し【原子】
げんしかく‐かんぱん【原子核乾板】🔗⭐🔉
げんしかく‐かんぱん【原子核乾板】
荷電粒子の飛跡をとらえ、その種類・質量・エネルギーなどを検知・測定できるようにつくられた特別な写真乾板。臭化銀を主成分とする乳剤が厚く塗布されている。原子核・素粒子実験における代表的な精密飛跡検出器。
⇒げん‐し【原子】
げんしかく‐じんこうへんかん【原子核人工変換】‥クワン🔗⭐🔉
げんしかく‐じんこうへんかん【原子核人工変換】‥クワン
原子核内の陽子・中性子の数を人工的に増減して他の元素を創り出すこと。陽子・中性子・重陽子・アルファ粒子などを原子核に衝突させて行う。
⇒げん‐し【原子】
げんしかく‐ぶつりがく【原子核物理学】🔗⭐🔉
げんしかく‐ぶつりがく【原子核物理学】
原子核の構造と性質に関連する核反応・核分裂・放射能などの研究をする物理学。核物理学。
⇒げん‐し【原子】
げんしかく‐ぶんれつ【原子核分裂】🔗⭐🔉
げんしかく‐ぶんれつ【原子核分裂】
ウラン・トリウム・プルトニウムなどの重い原子核が、中性子などの照射によってほぼ同程度の大きさの2個の原子核に分裂する現象。1938年ハーンらが発見。この際、大きなエネルギーの放出を伴い、これを用いて原子爆弾や原子力発電が開発された。核分裂。
⇒げん‐し【原子】
げんしかく‐ほうかい【原子核崩壊】‥クワイ🔗⭐🔉
げんしかく‐ほうかい【原子核崩壊】‥クワイ
一つの原子核が放射線を出して他の異なる原子核に変化すること。放射性原子において自然に行われ、アルファ崩壊・ベータ崩壊・ガンマ崩壊などがある。
⇒げん‐し【原子】
げんし‐かんすう【原始関数】‥クワン‥🔗⭐🔉
げんし‐かんすう【原始関数】‥クワン‥
関数Fの導関数がfのとき、Fをfの原始関数という。原始関数の一般形をfの不定積分ということもあり、同義にも用いられる。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐きょうさんせい【原始共産制】🔗⭐🔉
げんし‐きょうさんせい【原始共産制】
階級分化以前の原始社会に存在したと推論される社会体制。血縁を中心に土地その他の生産手段を共有し、共同の生産と平等な分配が行われたとされる。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐きょうどうたい【原始共同体】🔗⭐🔉
げんし‐きょうどうたい【原始共同体】
原始社会の社会組織。生産手段の私有や階級的な支配関係がなく、血縁的な結合により形成された共同体。原始共産体。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐キリスト‐きょう【原始キリスト教】‥ケウ🔗⭐🔉
げんし‐キリスト‐きょう【原始キリスト教】‥ケウ
(Urchristentum ドイツ)最初期のキリスト教。イエスの死後(約30年頃)から復活信仰のもとに発展、初期カトリシズム(2世紀中頃)の成立に至るまでをいう。当初はエルサレム教会が中心、後にパウロの宣教により小アジアなどへ展開。初期キリスト教。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐ぐも【原子雲】🔗⭐🔉
げんし‐ぐも【原子雲】
核爆発によって生ずるきのこ形の雲。
⇒げん‐し【原子】
げんし‐さんぎょう【原始産業】‥ゲフ🔗⭐🔉
げんし‐さんぎょう【原始産業】‥ゲフ
①原始時代に行われた産業。狩猟・漁労、初歩の農業・牧畜など。
②天然資源の獲得を目的とする農業・漁業・鉱業などをいう。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐じだい【原始時代】🔗⭐🔉
げんし‐じだい【原始時代】
有史以前、人類が未だ文明を持たず、原始的な生活をしていた時代。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐じだい【原史時代】🔗⭐🔉
げんし‐じだい【原史時代】
先史時代と有史時代の中間に位置づけられる、文献的史料の断片的に存在する時代。日本では弥生中期頃から古墳時代に当たる。
げんし‐しゅとく【原始取得】🔗⭐🔉
げんし‐しゅとく【原始取得】
〔法〕前主の権利に由来することなく、独立して権利を取得すること。無主物の先占、遺失物の拾得、時効による取得の類。↔承継取得。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐じん【原始人】🔗⭐🔉
げんし‐じん【原始人】
原始時代の人類。原始的な人間。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐スペクトル【原子スペクトル】🔗⭐🔉
げんし‐スペクトル【原子スペクトル】
原子が放射または吸収する光のスペクトル。原子はそれぞれ固有の線スペクトルをもつ。
⇒げん‐し【原子】
げんし‐せい【原始星】🔗⭐🔉
げんし‐せい【原始星】
ガスと塵とから成る星間雲が自らの重力によって収縮を始め、赤外線を放射する段階になった恒星形成初期の天体。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐てき【原始的】🔗⭐🔉
げんし‐てき【原始的】
①文明がまだ開けていないさま。また、幼稚なさま。「―な農法」
②おおもとの姿、初めの段階であるさま。本源的。
⇒げん‐し【原始】
げんしてき‐はんのう【原始的反応】‥オウ🔗⭐🔉
げんしてき‐はんのう【原始的反応】‥オウ
〔心〕危機的な事態などに直面した時に示す、短絡的で衝動的な行動。
⇒げん‐し【原始】
げんしてき‐ふのう【原始的不能】🔗⭐🔉
げんしてき‐ふのう【原始的不能】
〔法〕債務の目的(内容)である給付の実現が当初から不可能なこと。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐ぶっきょう【原始仏教】‥ケウ🔗⭐🔉
げんし‐ぶっきょう【原始仏教】‥ケウ
釈尊在世時代から各部派に分裂するまでの初期の仏教。仏滅後100年頃までの仏教をいう。阿含経に説かれる教説の基礎が形成されたと考えられるが、確実にこの時代までさかのぼることのできる資料は少ない。初期仏教。
⇒げん‐し【原始】
げんし‐りん【原始林】🔗⭐🔉
げん‐ちゃり【原ちゃり】🔗⭐🔉
げん‐ちゃり【原ちゃり】
(「ちゃり」は「ちゃりんこ」の略。多く片仮名で書く)原動機付自転車をいう俗語。
ぞ‐もと【原因】🔗⭐🔉
ぞ‐もと【原因】
事のおこり。原因。浄瑠璃、生玉心中「それが―に嘉平次がうろたへ始め」
はら【原】🔗⭐🔉
はら【原】
平らで広く、多く草などが生えた土地。特に、耕作しない平地。野原。原野。万葉集2「埴安はにやすの御門の―に」
はら【原】(姓氏)🔗⭐🔉
ばら【輩・原・儕】🔗⭐🔉
ばら【輩・原・儕】
〔接尾〕
人を示す名詞に添えて、複数、またはその人の階層・境涯の範囲を表す。敬意に欠けた表現に使うことが多い。「殿―」「法師―」「奴―」
はら‐たかし【原敬】🔗⭐🔉
はら‐たかし【原敬】
政党政治家。盛岡藩士の子。外務次官・朝鮮公使を歴任。退官後、大阪毎日新聞社長。政友会創立に参加、逓相・内相を経て第3代総裁。党勢を伸ばし、1918年(大正7)最初の安定的な政党内閣を組織、平民宰相と呼ばれる。東京駅で刺殺。著「原敬日記」。(1856〜1921)
原敬
提供:毎日新聞社
⇒はら【原】

はらっ‐ぱ【原っぱ】🔗⭐🔉
はらっ‐ぱ【原っぱ】
「原」のくだけたいい方。「―で野球をする」
はら‐マルチノ【原マルチノ】🔗⭐🔉
はら‐マルチノ【原マルチノ】
安土桃山時代のキリシタン。イエズス会司祭。肥前出身。天正遣欧使節の副使。帰国後、長崎で布教や通訳などに活躍したが、のちキリシタン禁制でマカオに追放。(1568?〜1629)
⇒はら【原】
はるのつじ‐いせき【原の辻遺跡】‥ヰ‥🔗⭐🔉
はるのつじ‐いせき【原の辻遺跡】‥ヰ‥
長崎県壱岐島の南東部にある弥生時代の大集落遺跡。1991年以来の発掘で多くの遺構・遺物を出土・発見。「魏志倭人伝」の一支いき国の中心と推定されている。
もと【本・元・原・基】🔗⭐🔉
もと【本・元・原・基】
「すえ(末)」に対して、物事の起こる所の意。
①はじめ。起源。万葉集9「―の如家はあらむと」。「―をたずねる」「―に戻す」「火―」
②以前。「―は警官だった」「―通りにする」
③物事の主要な部分。根幹。基礎。もとい。万葉集10「吾が恋止まず―の繁けば」。「農は国の―」「―をしっかりさせる」「事実を―に論ずる」
④(「因」とも書く)原因。「けんかの―」「口は禍わざわいの―」
⑤木の根や幹。根もと。万葉集17「―も枝えも同おやじ常磐に」。「木―竹うら」
⑥和歌の上の句。
⑦もとで。元金。資本。「―がかかる」
⑧元値もとね。原価。「―が取れない」「―を割る」
⑨(「酛」とも書く)酒母しゆぼのこと。
⑩(「素」とも書く)原料。「スープの―」「―を仕込む」
⑪(助数詞。「本」と書く)
㋐草木などを数えるのに用いる。万葉集18「一―のなでしこ植ゑし」
㋑鷹などを数えるのに用いる。羽わ。「大鷹一―」
◇ふつう「本」は3・6、「元」は1・2・4・7・8に使う。「原」は主に4、「基」は3に使う。
⇒元が切れる
⇒元も子もない
⇒元を正す
[漢]原🔗⭐🔉
原 字形
筆順
〔厂部8画/10画/教育/2422・3836〕
〔音〕ゲン(漢)
〔訓〕はら・もと・たずねる
[意味]
①はら。平らで広い土地。「原野・平原・高原」
②みなもと。水源。転じて、物事のもと・起こり。(同)源。「原泉・原形・原書・原住民」
③もとづく。基本。「原拠・原因・原則・原色・起原」
④もとにさかのぼってたずねる。「原始反終=始めをたずね、終わりに反かえる」〔易経〕
[解字]
会意。「厂」(=がけ)+「泉」。がけの下からわき出る泉の意。①は、「
げん」に当てた用法。[
]は異体字。
[下ツキ
起原・権原・荒原・抗原・高原・語原・始原・湿原・雪原・草原・中原・凍原・氷原・病原・復原・平原・燎原




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