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【塞】 13画 土部  区点=2641 16進=3A49 シフトJIS=8DC7 《音読み》 ソク〈s〉/サイ〈si・si〉 《訓読み》 ふさぐ/ふさがる/とりで 《意味》 {動}ふさぐ。すきまを詰めて通れなくする。「厄塞ヤクソク(運勢がふさがって悪い)」「茅塞之矣=茅モテコレヲ塞ガン」〔→孟子{動}ふさがる。すきまなく満ちる。「充塞ジュウソク」「塞于天地之間=天地ノ間ニ塞ガル」〔→孟子{名}中央アジアにいた民族の名。サカ族。 {名}とりで。通路をふさいで、守りを固めるための小規模の出城。〈同義語〉→砦。「要塞ヨウサイ」 {名}地形の険しい要害の地。 {名}中国北方をふさぐ万里の長城のこと。▽長城付近を塞上サイジョウ・塞下サイカといい、長城の外を塞外サイガイという。「近塞之人、死者十九=塞ニ近キ人、死スル者十ニ九ナリ」〔→淮南子〕 《解字》 会意兼形声。「宀(やね)+工印四つ+両手」の形が原形。両手でかわらや土を持ち、屋根の下の穴をふさぐことを示す会意文字。塞はそれを音符とし、土を加えた字で、すきまのないように、かわらや土をぴったりあわせつけること。 《単語家族》 即(そばにひっつく)則(ぴったりとひっつく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

塞下 サイカ🔗🔉

【塞下】 サイカ とりでのあたり。「曾募流移耕塞下=カツテ流移ヲ募リテ塞下ヲ耕ス」〔→呉偉業特に、万里の長城付近の地のこと。

塞上 サイジョウ🔗🔉

【塞上】 サイジョウ とりでのほとり。国境付近のこと。特に、万里の長城付近のこと。

塞外 サイガイ🔗🔉

【塞外】 サイガイ とりでの外。国境の外。中国から見て万里の長城の外。中国西北方の辺土のこと。

塞北 サイホク🔗🔉

【塞北】 サイホク 北方の国境付近の地。〈類義語〉朔北サクホク。「江南塞北別離=江南ト塞北トノ別離」〔→韋応物

塞翁馬 サイオウガウマ🔗🔉

【塞翁馬】 サイオウガウマ〈故事〉人の幸・不幸は予測できないことのたとえ。辺境の塞(とりで)に住んでいた老翁の飼い馬が逃げたが、のちに良馬をつれて帰り、不幸は転じて幸福となった。しかし、老翁の子どもがその馬に乗って落ち、足が不自由になってしまった。そのために、兵役をまぬかれ戦死しないですんだという故事から。「人間万事ニンゲンバンジ塞翁馬」とも。▽「淮南子」人間訓から。

塞原 ソクゲン🔗🔉

【塞原】 ソクゲン =塞源。害を防ぐためにその物事の根源をふさぐ。「抜本塞原」〔→左伝

塞淵 ソクエン🔗🔉

【塞淵】 ソクエン 考えなどが充実していて深遠なこと。「秉心塞淵=心ヲ秉ルコト塞淵」〔→詩経

塞責 セメヲフサグ🔗🔉

【塞責】 ソクセキ・セメヲフサグ 責任を果たすこと。

塞雁 サイガン🔗🔉

【塞雁】 サイガン 辺境の空を渡るかり。「塞雁高飛人未還=塞雁ハ高ク飛ベドモカノ人ハイマダ還ラズ」

塞虜 サイリョ🔗🔉

【塞虜】 サイリョ 辺境の異民族。「塞虜乗秋下=塞虜秋ニ乗ジテ下ル」〔→李白

塞鴻 サイコウ🔗🔉

【塞鴻】 サイコウ 辺境の地の空を飛ぶ大かり。「胡風吹天飄塞鴻=胡風天ヲ吹キテ塞鴻飄ル」〔→李白

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