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【家】 10画 宀部 [二年] 区点=1840 16進=3248 シフトJIS=89C6 《常用音訓》カ/ケ/いえ/や 《音読み》 /ケ〈ji〉//コ 《訓読み》 いえ(いへ)/うち/や/いえす(いへす) 《名付け》 いえ・え・お・や・やか 《意味》 {名}いえ(イヘ)。家族。また、その家族が住む住居。「家庭」「成家=家ヲ成ス」「在家無怨=家ニ在リテモ怨ミ無シ」〔→論語{名}いえ(イヘ)。うち。や。人の住む建物。「商家」「酒家シュカ(酒屋)」 {名}卿大夫ケイタイフ(貴族の官人)の領地。〈対語〉→国(諸侯の領地)。「国家」 {名}王朝をたてた王室。「漢家カンカ」 {動}いえす(イヘス)。家を構えて住む。「遵従而家焉=遵従シテ家ス」〔→韓愈{名}専門の学問・技術の流派。また、その流派に属する者。「諸子百家」「文学家」 {名}妻から、夫をさしていうことば。〈対語〉→室。「女子生而願為之有家=女子生マレテハ、コレガ為ニ家有ランコトヲ願フ」〔→孟子{名}いえがら。「名家」 {名}女性に対する敬称。▽姑コに当てた用法。「曹大家ソウタイコ(「漢書」を書いた班昭ハンショウのこと。曹世叔の妻)」 〔国〕一氏族全体。「平家」 《解字》 会意。「宀(やね)+豕(ぶた)」で、たいせつな家畜に屋根をかぶせたさま。 《単語家族》 廈カ(大屋根をかぶせたいえ)と最も近い。仮(仮面をかぶせる)胡コ(上からかぶさってたれる肉)とも同系。 《類義》 房は、両わきのへや。舎は、からだをゆるめて休む所。宿は、からだを縮めてとまる所。屋は、上からたれるおおい・屋根。宅は、じっと定着する住居。室は、いきづまりの奥べや。 《異字同訓》 や。 →屋 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

家人 カジン🔗🔉

【家人】 カジン 家族の人。周易の六十四卦カの一つ。離下巽上リカソンショウの形で、家の中を正しくするさま。仕官しない、一般の人。庶人。民間人。〔→史記召使。ケニン〔国〕代々、その家に仕えている家来。譜代の家来。特に、江戸時代、祖先のときから徳川家に直接仕えている低い身分の侍。御家人。

家口 カコウ🔗🔉

【家口】 カコウ 家族の人数。また、家族。家族の食いぶちとしての食糧の分量。「損其家口充狙之欲=ソノ家口ヲ損ジテ狙ノ欲ヲ充タス」〔→列子

家山 カザン🔗🔉

【家山】 カザン ふるさとの山。故山。「家郷カキョウ」と同じ。「家山万里夢依稀=家山万里夢ニ依稀タリ」〔→陸游

家翁 カオウ🔗🔉

【家公】 カコウ 他人に対して、自分の父をいうことば。『家君カクン・家父カフ・家厳カゲン・家府カフ・家翁カオウ』他人に対して、自分の母方の祖父をいうことば。その家の主人。〔→荘子

家内 カナイ🔗🔉

【家内】 カナイ 家の中。家族の人。家人。〔国〕他人に対して、自分の妻をいうことば。

家兄 カケイ🔗🔉

【家兄】 カケイ 他人に対して、自分の兄をいうときのことば。金銭。

家主 カシュ🔗🔉

【家主】 カシュ 一家の主人。『家長カチョウ』〈類義語〉戸主。ヤヌシ〔国〕貸している家の持ち主。

家生 カセイ🔗🔉

【家生】 カセイ 「家計」と同じ。日常の家庭生活のための器具。代々、家に仕えている者。

家世 カセイ🔗🔉

【家世】 カセイ 家がら。その家の代々のもの。「家世事酌古=家世事ゴトニ古ヲ酌ム」〔→蘇軾

家令 カレイ🔗🔉

【家令】 カレイ その一家のとり締まりや切り盛りをする者。官名。古くは、太子の家の事務をとり扱った。時代により任務が異なる。〔国〕皇族や華族の家の事務管理をした者。

家伝 カデン🔗🔉

【家伝】 カデン その家に先祖から伝わっていること。また、そのもの。その家の伝記。

家宰 カサイ🔗🔉

【家老】 カロウ 家臣の長。『家宰カサイ・家相カショウ』一族ちゅうの長老。〔国〕大名・小名の家臣の長。

家臣 カシン🔗🔉

【家臣】 カシン 家に仕える家来。天子・諸侯の家来に対して、卿大夫ケイタイフに仕える家来のこと。〔→史記

家声 カセイ🔗🔉

【家声】 カセイ 家の評判・名誉。『家名カメイ』

家学 カガク🔗🔉

【家学】 カガク その家に代々伝わる学問。

家居 カキョ🔗🔉

【家居】 カキョ 仕官しないで家にいること。嫁にいかないで生家にいること。すまい。「家居相近=家居アヒ近シ」〔→蘇洵

家国 カコク🔗🔉

【家国】 カコク 国家。『家邦カホウ』「家郷」と同じ。

家長 カチョウ🔗🔉

【家長】 カチョウ 「家主」と同じ。親方。

家法 カホウ🔗🔉

【家法】 カホウ 家のおきて。家憲。先祖から伝わった秘法。また、師弟代々受け継がれている学問の一派。家庭をおさめる方法。

家門 カモン🔗🔉

【家門】 カモン 家の門。「居外十三年、過家門不敢入=外ニ居ルコト十三年、家門ヲ過グレドモアヘテ入ラズ」〔→史記家庭。「各各還家門=オノオノ家門ニ還ル」〔古楽府〕家がら。故郷。

家栄 カエイ🔗🔉

【家栄】 カエイ 家の名誉。「禄仕而還、以為家栄=禄仕シテ還ル、モッテ家栄ト為ス」〔→韓愈

家計 カケイ🔗🔉

【家計】 カケイ その家の生活を維持するための経済。『家生カセイ』

家室 カシツ🔗🔉

【家室】 カシツ 夫婦によって構成される家庭。〈類義語〉室家。「之子于帰、宜其家室=コノ子ユキ帰ガバ、ソノ家室ニ宜シカラン」〔→詩経すまい。家。〈類義語〉室家。

家相 カショウ🔗🔉

【家相】 カショウ「家老」と同じ。カソウ 家の構造・向き・場所などによって考えられる吉凶の象徴としてみた家のようす。家の相。

家乗 カジョウ🔗🔉

【家乗】 カジョウ その家の記録。日記や系譜など。

家政 カセイ🔗🔉

【家政】 カセイ 一家の生活の切り盛りや家族のとり締まりをしていくこと。家をおさめること。『家道カドウ』

家風 カフウ🔗🔉

【家風】 カフウ その家の伝統的なならわし・しきたり。

家戒 カカイ🔗🔉

【家訓】 カクン・カキン その家の子孫のために残された、一家の教訓。『家戒カカイ』

家財 カザイ🔗🔉

【家財】 カザイ 一家の財産。家産。▽「貲」は、宝。『家産カサン・家資カシ・家貲カシ』家の中にある日常用品・衣料など。

家書 カショ🔗🔉

【家書】 カショ 代々家に伝わる本。家族からの手紙。また、家族へあてた手紙。『家信カシン』「欲作家書意万重=家書ヲ作ラント欲スレバ意万重」〔→張籍〕「家書抵万金=家書万金ニ抵ル」〔→杜甫〕「発篋探家信=篋ヲ発キテ家信ヲ探ル」〔→袁宏道

家庭 カテイ🔗🔉

【家庭】 カテイ 家族の生活する所のこと。家の庭。家族がともに生活する集団。

家郷 カキョウ🔗🔉

【家郷】 カキョウ ふるさと。故郷。『家山カザン・家国カコク』

家眷 カケン🔗🔉

【家眷】 カケン 家族。一家眷族。

家常茶飯 カジョウサハン🔗🔉

【家常茶飯】 カジョウサハン 家庭の日常の食事。転じて、日常ありふれたこと。日常茶飯。

家婦 カフ🔗🔉

【家婦】 カフ 一家の家事を中心になっておこなう婦人。主婦。

家累 カルイ🔗🔉

【家累】 カルイ 妻子その他自分が養い、めんどうをみなければならない者たち。一家の係累。▽個人的な家族の関係で足手まといとなる者の意。〔→韓愈

家給人足 イエゴトニキュウシヒトゴトニタル🔗🔉

【家給人足】 カキュウジンソク・イエゴトニキュウシヒトゴトニタル〈故事〉どの家も、また、どの人も生活が豊かなこと。〔→淮南子

家童 カドウ🔗🔉

【家童】 カドウ =家僮。召使である若者。また、下男。

家道 カドウ🔗🔉

【家道】 カドウ 家庭における道徳。〔→易経「家政」と同じ。

家慈 カジ🔗🔉

【家慈】 カジ 他人に対して、自分の母をいうときのことば。

家督 カトク🔗🔉

【家督】 カトク 一家を監督する者。あとつぎの長男のこと。一家の戸主としての身分や権限。

家記 カキ🔗🔉

【家語】 カゴ・ケゴ 家の記録。『家記カキ』書名。「孔子家語」の略。

家鴨 カオウ🔗🔉

【家鴨】 カオウ あひる。

家憲 カケン🔗🔉

【家憲】 カケン 家族や子孫が守るべき、その家のおきて。『家範カハン』

家厳 カゲン🔗🔉

【家厳】 カゲン「家公」と同じ。▽父母の意にも用いる。「易経」家人の「家人有厳君焉父母之謂也=家人ニ厳君有リトハ、父母ノ謂ヒナリ」から。

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