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【止】 4画 止部 [二年] 区点=2763 16進=3B5F シフトJIS=8E7E 《常用音訓》シ/と…まる/と…める 《音読み》 シ〈zh〉 《訓読み》 とまる/とどまる/とめる(とむ)/とどめる(とどむ)/やめる(やむ)/ただ 《名付け》 おる・ただ・と・とどむ・とまる・とめ・とも・もと 《意味》 {動}とまる。とどまる。じっとひと所にとまる。〈対語〉→進。〈類義語〉→留→滞。「停止」「或五十歩而後止=或イハ五十歩ニシテ後ニ止マル」〔→孟子〕「知止而后有定=止マルヲ知リテ后ニ定マル有リ」〔→大学{動}とめる(トム)。とどめる(トドム)。じっとひと所にとめる。行こうとするのを押さえてとめる。「制止」「止子路宿=子路ヲ止メテ宿セシム」〔→論語{動}やめる(ヤム)。進行をやめる。仕事をとりやめる。役目をやめる。〈類義語〉→已。「中止」「止吾止也=止ムハ吾ガ止ムナリ」〔→論語{名}たちどまった姿。転じて、姿。「容姿」「人而無止=人ニシテ止無シ」〔→詩経{副}ただ。それだけ、わずかにの意をあらわすことば。▽それだけにとどまるの意から。〈類義語〉→只タダ。「止一人耳=止ダ一人ノミ」「止可以一宿=止ダモッテ一宿スベシ」〔→荘子{助}句末にそえることば。「百室盈止、婦子寧止=百室盈チテ、婦子寧シ」〔→詩経〕 《解字》 象形。足の形を描いたもので、足がじっとひと所にとまることを示す。趾シ(あし)の原字。 《単語家族》 歯(ものをかんでとめる前歯)阯シ・址シ(じっととどまったあと)などと同系。 《類義》 留は、溜リュウ(たまる)と同系で、一時そこにとまること。滞は、帯(長いおび)と同系で、長びくこと。停は、棒だちにたちどまること。泊は、舟がひと所にとまること。→禁 《異字同訓》 とまる/とめる。 止まる/止める「交通が止まる。水道が止まる。笑いが止まらない。息を止める。通行止め」留まる/留める「小鳥が木の枝に留(止)まる。ボタンを留める。留め置く/書留」泊まる/泊める「船が港に泊まる。宿直室に泊まる。友達を家に泊める」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

止戈 シカ🔗🔉

【止戈】 シカ・ホコヲトドム ほこをとどめる。戦争をやめること。〔→左伝

止水 シスイ🔗🔉

【止水】 シスイ 流れない水。たまり水。動揺せず乱れない心のたとえ。「明鏡止水」「人莫鑑於流水、而鑑於止水=人ハ流水ヲ鑑トスルコトナク、止水ヲ鑑トス」〔→荘子

止足 シソク🔗🔉

【止足】 シソク とどまることと、足ること。欲望のとどまるべき程度と、満足すべき程度を知って分に安んじること。知足。▽「老子」四四章の「知足不辱、知止不殆=足ルヲ知レバ辱メラレズ、止マルヲ知レバ殆フカラズ」から。→「知止」

止舎 シシャ🔗🔉

【止舎】 シシャ・シャニトマル 泊まる。宿る。

止邪 シジャ🔗🔉

【止邪】 シジャ・ジャヲトドム よこしまな心を持つことを防ぎとめる。「禁姦止邪=姦ヲ禁ジ邪ヲ止ム」〔→史記

止息 シソク🔗🔉

【止息】 シソク とどまり休む。事が終わる。

止渇 カワキヲトドム🔗🔉

【止渇】 シカツ・カワキヲトドム のどのかわきをとめる。渇をいやす。

止宿 シシュク🔗🔉

【止宿】 シシュク 泊まる。宿る。

止揚 シヨウ🔗🔉

【止揚】 シヨウ 弁証法で、二つの矛盾対立する概念を、より高い段階で発展統一させようとすること。アウフヘーベン。揚棄。▽ドイツ語Aufhebenの訳語。

止観 シカン🔗🔉

【止観】 シカン〔仏〕心におこる邪念や雑念を押さえて、仏法の真理を悟ること。▽「止」は、妄念モウネンをしずめ、心を統一する静的な働きで、「観」は、智チをおこし、思索をすすめる動的な働きで、この二つが一体となって悟りに達するという。

止於至善 シゼンニトドマル🔗🔉

【止於至善】 シゼンニトドマル 人は、最高の善にとどまってそれを保ちつづけるのが理想だ。「大学之道、在明明徳、在親民、在止於至善=大学ノ道ハ明徳ヲ明ラカニスルニ在リ、民ヲ親シムニ在リ、至善ニ止マルニ在リ」〔→大学

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