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さし【止し】🔗🔉

さし【止し】 接尾《動詞の連用形に付いて》その動作が中止の状態になっていること、また、中止の状態になっているものの意を表す。 「読み━の本」 「パンの食い━」

さ・す【止す】🔗🔉

さ・す【止す】 動五《動詞の連用形に付いて複合語を作る》しかけていた動作を途中でやめる。 「言い━・読み━・飲み━」

し【止】🔗🔉

し【止】 (造) ひと所にとまる。とどまる。 「━宿」 「静━・停━」 「明鏡━水」 活動をとめる。とどめる。 「━血」 「禁━・制━・廃━」 ふるまい。 「挙━・容━」

し‐かん【止観】━クヮン🔗🔉

し‐かん【止観】━クヮン 天台宗の行法で、雑念を止めて一つの対象に精神を集中し、正しい知恵によって対象を観ずること。

し‐けつ【止血】🔗🔉

し‐けつ【止血】 名・自サ変出血を止めること。血止め。 「━剤」

し‐しゅく【止宿】🔗🔉

し‐しゅく【止宿】 名・自サ変〔文〕旅館などに泊まること。また、下宿すること。 関連語 大分類‖生活‖せいかつ 中分類‖宿泊‖しゅくはく

し‐すい【止水】🔗🔉

し‐すい【止水】 流れないで静かにとどまっている水。 「明鏡━」 ⇔流水 水の流れを止めること。 「━弁」

し‐つう【止痛】🔗🔉

し‐つう【止痛】 痛みを止めること。 「━剤」 関連語 大分類‖感覚‖かんかく 中分類‖痛み‖いたみ

し‐よう【止揚】━ヤウ🔗🔉

し‐よう【止揚】━ヤウ 名・他サ変アウフヘーベン

とどま・る【留まる・止まる】🔗🔉

とどま・る【留まる・止まる】 自五 そのままの状態でそこにいる。〔人の動作にも物の作用にもいう〕 「これ以上、ここに━わけにはいかない」 「しばらく町に軍隊が━」 「弾丸は腹部に━・ったままだ」 現在の役目・等級のままいさせる。 「あと一年は現職に━予定だ」 その範囲・限度を越えないでいる。 「幸い損害は少額に━・った」 「入場者は五〇〇人に━・った」 「日本の快進撃は━ところを知らない」 「被害者は一人や二人に━・らない」 「経済的要因に━・らず心理的要因も考慮したい」 〔古風な言い方で〕進み行くものが停止する。止まる。 「━ことなく水は流れる」 ◆ 多くは「留」、は「止」を使うが、かな書きも多い。 停止するの意で「停まる」、足をとめてその場にとどまるの意で「駐まる」とも書くが、「止まる」でまかなう。 とどまれる 関連語 大分類‖止める‖とめる 中分類‖停止‖ていし

とどめ【止め】🔗🔉

とどめ【止め】 人などを殺すとき、最後にのどなどの急所を刺して息の根を止めること。 「━の一撃」

とどめを刺・す🔗🔉

とどめを刺・す 刃物でのどなどを刺して生き返らないようにする。 二度と立ち上がれないように決定的な一撃を与える。 「集中打を浴びせて━」 あとで問題が生じないように物事の急所を押さえておく。 「期限後は無効であることを伝えて━・しておく」 《「AはBに━」の形で》Aに関してはBに限る。Bが最もすぐれている。 「山は富士に━」

とど・める【留める・止める】🔗🔉

とど・める【留める・止める】 他下一 動こうとするものをそのままの状態でそこにいさせる。留め置く。 「家族を郷里に━・めたまま上京する」 現在の役目・等級のままいさせる。 「現職に━」 「原級に━」 もとの形をあとに残す。 「事件の一部始終を記録に━」 「口もとに昔のおもかげを━」 「後世にその名を━」 「破壊され原形を━・めない建物」 その範囲・限度を越えないようにする。 「損害を最小限に━」 「会員数を百人以内に━」 「改訂は小幅に━」 「公表は内々に━」 「注意するに━」 〔古風な言い方で〕続いている物事を終わりにする。特に、乗り物や足をそこから先へ進ませないようにする。止める。 「歩みを━・めてしばし辺りの景色を眺める」 「門前に車を━」 〔古風な言い方で〕動こうとするものを制する。止める。 「皆が━のもきかずに出ていった」 ◆ 多くは「留」、は「止」を使うが、かな書きも多い。 停める」「駐める」とも書くが「止める」でまかなうことができる。 とど・む(下二) とどめ 関連語 大分類‖止める‖とめる 中分類‖停止‖ていし

とまり【止まり・留まり】🔗🔉

とまり【止まり・留まり】 止・留とまること。また、その所。 「電車はここで━だ」 (造)《「どまり」の形で》 《場所・地名などを表す語に付いて》そこまでしか行かない意を示す。 「この電車は当駅━です」 《地位・数量などを表す語に付いて》それ以上にはならない意を示す。 「せいぜい県代表━だ」 「一〇勝━の結果」

とまり‐ぎ【止まり木】🔗🔉

とまり‐ぎ【止まり木】 鳥がとまるように鳥かごや鳥小屋のなかに取りつけた横木。 バーなどのカウンターの前に置く脚の長い腰掛け。

とま・る【止まる・留まる(停まる・駐まる)】🔗🔉

とま・る【止まる・留まる(停まる・駐まる)】 自五 活動しているもの(特に、移動しているもの)の動きがやむ。 「心臓[洗濯機]が━」 「横綱の快進撃が━」 「車が玄関先に━」 「ストで電車が━」 乗り物の場合は「停・駐」も使う。 作業や歩行を続ける手・足の動きがやむ。 「ペンを走らせる手が━」 「銅像の前で観光客の足が━」 起こっていた生理現象がやむ。 「痛み[咳せき・息]が━」 「おかしくて笑いが━・らない」 「悲しくて涙が━・らない」 規則的・連続的に流れ動いていたものの動きがやむ。 「大地震で電気が━」 「物流[円高の流れ]が━」 電気・水道・ガスなどの場合は「停」も使う。 止・留飛んでいた鳥・虫が物につかまって静止した状態をとる。 「梅にウグイスが━」 「かくれんぼする者、この指━・れ」 動かないように固定される。また、固定することによって合わせ目がしっかりとふさがる。 「この壁掛けは画鋲がびょうでは━・らない」 「太りすぎでボタンが━・らない」 〔慣用句的に〕印象づけられ(て心に残)る。 「街頭演説が通行人の目に━」 「拙作が大御所のお目に━」 「心に━名演奏」 「目にも━・らぬ早業」 ◆「泊まる」と同語源。 とまれる とまり(止・留) 関連語 大分類‖止める‖とめる 中分類‖停止‖ていし

とめ【止め・留め】🔗🔉

とめ【止め・留め】 とめること。 「けんかに━が入る」 「足━どめ」 「通行━どめ 物事の終わり。しまい。 「話を━にする」 関連語 大分類‖止める‖やめる 中分類‖防止‖ぼうし

とめ‐だて【止め立て・留め立て】🔗🔉

とめ‐だて【止め立て・留め立て】 名・他サ変他人の行動をとめようとすること。制止。 「いらぬ━はするな」

とめ‐ど【止め処】🔗🔉

とめ‐ど【止め処】 《多く「━(も)なく」「━がない」の形で》とどまるところ。とめるべきところ。際限。 「━なくしゃべり続ける」 「━もなく涙が流れる」

とめ‐やま【留め山(止め山)】🔗🔉

とめ‐やま【留め山(止め山)】 江戸時代、領主が樹木の伐採や狩猟を禁じた山。立て山。

と・める【止める・留める(停める・駐める)】🔗🔉

と・める【止める・留める(停める・駐める)】 他下一 活動しているもの(特に、移動しているもの)の動きがやむようにする。 「相手の勢いを━」 「薬で病気の進行を━」 「エンジンを━」 「扇風機を━」 「急ブレーキをかけて車を━」 「手を挙げてタクシーを━」 乗り物の場合は「停・駐」も使う。 作業や歩行を続ける手・足の動きがやむようにする。 「仕事の手を━」 「はしを━」 「洋品店の前で足を━」 起こっていた生理現象がやむようにする。とだえさせる。 「薬で下痢を━」 「咳せき[しゃっくり]を━」 「きつく縛って血を━」 「息を━・めて見守る」 規則的・連続的に流れ動いていたものの動きがやむようにする。 「今月から資金援助を━」 「滞納を理由にガスを━・められる」 電気・水道・ガスなどの場合は「停」も使う。 止・留何かしようとするのをさせないようにする。制止する。 「けんか[駆け落ち]を━」 「帰ろうとするのを━」 「『おい、もうよせよ』と━」 離れないように固定する。また、固定することによって合わせ目が開かないようにする。 「壁にポスターを画鋲がびょうで━」 「昆虫を展翅てんし板に━」 「髪を輪ゴムで━」 「報告書をクリップで━」 「背広のボタンを━」 〔慣用句的に〕その点に関心を向ける。 「小さな記事にふと目を━」 〔慣用句的に〕印象づけてあとに残す。 「またとない話だと思って耳に━・めておく」 「いくら注意しても気にも━・めない」 その場にとどめおく。留め置く。 「警察に━・められる」 ◆「泊める」と同語源。 と・む(下二) とめ(止・留) 関連語 大分類‖止める‖とめる 中分類‖固定‖こてい 大分類‖止める‖とめる 中分類‖停止‖ていし 大分類‖止める‖やめる 中分類‖禁止‖きんし 大分類‖止める‖やめる 中分類‖防止‖ぼうし

やま‐な・い【已まない・止まない】🔗🔉

やま‐な・い【已まない・止まない】 連語《「…して━」の形で》どこまでも…する。…しないではいられない。 「敬愛して━」 「無罪を主張して━」 「世界は変動して━」

や・む【止む・已む】🔗🔉

や・む【止む・已む】 自五 続いていた自然現象の動きがとまる。 「雪[夕立]が━」 「吹き荒れていた風が━」 「雨が降ったり━・んだりの一日」 続いていた現象・行為・状態などが終わる。 「砲声[騒動]が━」 「眠くてあくびが━・まない」 「死して後のち已む」 ◆は「止」を、はすっかり終わりになる意では「已」を使うが、かな書きが一般的。

やむ‐なく【已むなく・止むなく】🔗🔉

やむ‐なく【已むなく・止むなく】 仕方なく。やむを得ず。 「━中止する」

やむに‐やまれ・ぬ【已むに已まれぬ・止むに止まれぬ】🔗🔉

やむに‐やまれ・ぬ【已むに已まれぬ・止むに止まれぬ】 連語やめようとしてもやめられない。どうしようもない。 「━事情で欠席する」

やむを‐えず【已むを得ず・止むを得ず】🔗🔉

やむを‐えず【已むを得ず・止むを得ず】 連語〔副詞的に〕仕方なく。やむなく。 「━引き返す」

やむを‐えな・い【已むを得ない・止むを得ない】🔗🔉

やむを‐えな・い【已むを得ない・止むを得ない】 連語そうするよりほかに方法がない。仕方がない。 「この天気では欠航も━」 「やむおえない」「やむ終えない」「やもう得ない」は誤り。

や・める【止める・已める】🔗🔉

や・める【止める・已める】 他下一 それまで続けてきた行為・動作・状態などを終わりにする。 「酒[販売]を━」 「仕事[練習]を━・めてお茶にする」 ⇔続ける 「仕事をやめる」「医者をやめる」など、〜ヲに対象をとる「やめる(止める)」は、〜すること・〜であることを終わりにする意。「会社をやめる」「病院をやめる」など、〜ヲに離脱点をとる「やめる(辞める)」は、〜を去る(〜から離れる)意。 これからしようとしていたことを、しないことにする。とりやめる。中止する。 「風が強いので外出を━」 「行くのを━」 ◆ 「止」はやめる意で広く使う。「已」はそこですっかり終わりにする意。 廃止・廃業する意で「廃める」とも書くが(「取引[サラリーマン]を廃める」)、かな書きが一般的。 や・む(下二) 関連語 大分類‖止める‖やめる 中分類‖中止‖ちゅうし 大分類‖止める‖やめる 中分類‖廃止‖はいし

やんごと‐な・い【止んごとない(止ん事無い)】🔗🔉

やんごと‐な・い【止んごとない(止ん事無い)】 身分などがきわめて高いさま。高貴である。 「━お方」 ‐げ/‐さ

よし【止し】🔗🔉

よし【止し】 よすこと。やめること。 「買うのは━にする」

よ・す【止す】🔗🔉

よ・す【止す】 他五これまで続けてきた行為やこれからしようとする行為を打ち切る。やめにする。(とり)やめる。 「愚痴を言うのはもう━・そう」 「ばかなまねは━・しなさい」 自五職・地位などから退く。辞める。 「学校を━」 ◆とも、「やめる」に比べて、口頭語的な、今ではやや古い感じを与える言い方。

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