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【親】 16画 見部 [二年] 区点=3138 16進=3F46 シフトJIS=9065 《常用音訓》シン/おや/した…しい/した…しむ 《音読み》 シン〈qn・qng〉 《訓読み》 したしむ/したしい(したし)/ちかい(ちかし)/したしく/みずから(みづから)/みずからする(みづからす)/おや 《名付け》 いたる・ちか・ちかし・なる・み・みる・もと・よしみ・より 《意味》 {動・形}したしむ。したしい(シタシ)。ちかい(チカシ)。身近に接している。じかにはだ身にふれる。〈対語〉→疏ソ(うとい)。「親疏シンソ」「親切」「人之親其兄之子=人ノソノ兄ノ子ヲ親シム」〔→孟子{副}したしく。みずから(ミヅカラ)。自分でじかに。直接に。〈類義語〉→自→躬キュウ。「親迎」「親書」「親征(天子みずから征する)」 {動}みずからする(ミヅカラス)。自分で行う。「弗躬弗親、庶民弗信=躬ラセズ親ラセズンバ、庶民信ゼズ」〔→詩経{名}おや。じかに接している父・母のこと。「双親(父母)」「仁之実事親是也=仁ノ実ハ親ニ事フルコトコレナリ」〔→孟子{名}身近なみうち。〈類義語〉→戚セキ。「親戚」「六親(父子兄弟夫婦)」「親戚畔之=親戚モコレニ畔ク」〔→孟子{名}結婚によって縁つづきとなった身うち。▽去声に読む。「親家(婚姻によってできた身うち)」 〔国〕おや。勝負事や組の主となる人。 《解字》 会意兼形声。辛シンは、はだ身を刺す鋭いナイフを描いた象形文字。親の左側は薪シンの原字で、木をナイフで切ったなま木。親はそれを音符とし、見を加えた字で、ナイフで身を切るように身近に接して見ていること。じかに刺激をうける近しい間がらの意。→辛 《類義》 戚セキは、小さいの意を含み、隔ての小さいみうち。→自→近 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

親仁 オヤジ🔗🔉

【親仁】 シンジン・ジンニシタシム 仁者に身近に接する。「汎愛衆而親仁=汎ク衆ヲ愛シテ仁ニ親シム」〔→論語オヤジ〔国〕「親父」と同じ。

親切 シンセツ🔗🔉

【親切】 シンセツ ぴったりとはだ身にこたえる。〔国〕人情深くていねいなこと。

親王 シンノウ🔗🔉

【親王】 シンノウ 皇子。王子。天子のおじ・兄弟。清シン朝の皇族。〔国〕大宝令タイホウリョウの制で、天皇の兄弟・姉妹、皇子・皇女の称号。また、今は、皇子と四世までの皇族の男子の称号。

親仁 オヤジ🔗🔉

【親父】 シンプ 血のつながった父。実父。「親父不為其子媒=親父ハソノ子ノ為ニ媒セズ」〔→荘子オヤジ〔国〕他人に対して、男の子どもが自分の父をいうことば。店などの主人をいうことば。老人。じじい。『親仁オヤジ』

親朋 シンポウ🔗🔉

【親友】 シンユウ 非常にしたしい友。「洛陽親友如相問=洛陽ノ親友モシアヒ問ハバ」〔→王昌齢〕『親朋シンポウ』

親旧 シンキュウ🔗🔉

【親旧】 シンキュウ 親戚と、昔なじみの人。「親旧知其如此=親旧ソノカクノゴトクナルヲ知ル」〔→陶潜キュウニシタシム昔なじみの人としたしくする。

親母 シンボ🔗🔉

【親母】 シンボ 自分をうんだ母。実母。〔→淮南子妻の母。

親民 シンミン🔗🔉

【親民】 シンミン・タミニシタシム 人民にしたしみ仲よくする。▽「大学」では、明徳を明らかにする、親民、至善にとどまるを、学問の三つの綱領とする。

親交 シンコウ🔗🔉

【親交】 シンコウ したしい交際。「親交、義不薄=親交、義薄カラズ」〔→曹植

親好 シンコウ🔗🔉

【親好】 シンコウ したしいつきあい。また、仲がよい。「召延親好宴私=親好ヲ召延シテ宴私ス」〔→曹植

親任 シンニン🔗🔉

【親任】 シンニン したしみ信頼して任せる。天子が直接、官に任命する。「親任官」

親近 シンキン🔗🔉

【親近】 シンキン したしみ近づける。親密にすること。また、親密になること。したしく身近で使う家来。近臣。身うちの人。近親。

親迎 シンゲイ🔗🔉

【親迎】 シンゲイ 結婚の六礼の一つ。むこが自分で嫁の家にいき、嫁を迎えること。また、その儀式。「必親迎乎=必ズ親迎センカ」〔→孟子自分で直接に出迎える。

親見 シンケン🔗🔉

【親見】 シンケン 自分で実際に見る。じかに面接する。

親兵 シンペイ🔗🔉

【親兵】 シンペイ 天子の身をまもる兵。近衛兵コノエヘイなど。

親倖 シンコウ🔗🔉

【親幸】 シンコウ =親倖。したしみ愛する。上位者が下位者を寵愛チョウアイすること。

親狎 シンコウ🔗🔉

【親狎】 シンコウ したしんでなれなれしくする。

親炙 シンシャ🔗🔉

【親炙】 シンシャ・シンセキ〈故事〉したしく接してその人の感化を受けること。▽「炙」は、火であぶる。「而況於親炙之者乎=シカルヲイハンヤコレニ親炙スル者ニオイテヲヤ」〔→孟子

親征 シンセイ🔗🔉

【親征】 シンセイ 天子が自分で軍隊を率いて征伐する。

親知 シンチ🔗🔉

【親知】 シンチ したしみ知りあっている人。仲のよい友人・知人のこと。

親朋 シンポウ🔗🔉

【親朋】 シンポウ 親戚と友人。「親朋尽一哭、鞍馬去孤城=親朋尽ク一哭シ、鞍馬孤城ヲ去ル」〔→杜甫「親友」と同じ。

親和 シンワ🔗🔉

【親和】 シンワ 互いにしたしみ仲よくする。異種の物質が化合すること。

親故 シンコ🔗🔉

【親故】 シンコ 親戚の者と昔なじみの人。

親昵 シンジツ🔗🔉

【親昵】 シンジツ したしくしてなじむ。また、したしく仲のよい人。「親昵並集送、置酒此河陽=親昵並ビ集ヒテ送リ、酒ヲ此ノ河陽ニ置ク」〔→曹植

親信 シンシン🔗🔉

【親信】 シンシン したしみ、信頼して用いる。したしみ信頼されて用いられる。また、その人。

親政 シンセイ🔗🔉

【親政】 シンセイ 天子・君主が自分で直接政治を行う。また、その政治。

親家 シンカ🔗🔉

【親家】 シンカ 婚姻によってできた親類。夫の父母と妻の父母が互いに呼びあう呼び名。

親耕 シンコウ🔗🔉

【親耕】 シンコウ 古代、春のはじめに天子が自分で田をたがやすこと。「藉田セキデン」とも。「天子親耕、以共粢盛=天子親耕シ、モッテ粢盛ヲ共ス」〔→穀梁自分でたがやす。

親書 シンショ🔗🔉

【親書】 シンショ 手紙を自分で書くこと。また、その手紙。天子・宰相が自分で書いた手紙。

親展 シンテン🔗🔉

【親展】 シンテン あってしたしく話をする。あて先の人が直接自分で手紙を開いて読むべきこと。また、それを示すために、あて名のわきに書きそえることば。

親親 シンシン🔗🔉

【親戚】 シンセキ 『親族シンゾク・親類シンルイ・親親シンシン』血縁関係のある人と、結婚で縁続きになった人との総称。「悦親戚之情話=親戚ノ情話ヲ悦ブ」〔→陶潜父母。おや。

親族 シンゾク🔗🔉

【親族】 シンゾク 「親戚」と同じ。〔国〕法律で、六親等内の血族と、配偶者と、三親等内の姻族のこと。

親密 シンミツ🔗🔉

【親密】 シンミツ したしくてへだてがない。非常に仲がよいこと。人にしたしく接する。

親裁 シンサイ🔗🔉

【親裁】 シンサイ 天子が自分で物事を裁決すること。

親善 シンゼン🔗🔉

【親善】 シンゼン したしみ仲よくする。国・団体などが互いに交際し、仲よくすること。

親疏 シンソ🔗🔉

【親疎】 シンソ =親疏。したしいことと、うといこと。また、したしい人と、間がらの遠い人。

親属 シンゾク🔗🔉

【親属】 シンゾク 父方・母方の親類。

親等 シントウ🔗🔉

【親等】 シントウ〔国〕親族間の関係の遠近を示す等級。父・母・子を一親等とし、六親等まである。

親睦 シンボク🔗🔉

【親睦】 シンボク したしく仲がよい。また、したしくして仲よくする。「疾病相扶持、則百姓親睦=疾病ニモアヒ扶持セバ、スナハチ百姓ハ親睦セン」〔→孟子

親権 シンケン🔗🔉

【親権】 シンケン〔国〕未成年の子や独立の生計のたてられない子に対して、父・母が、監督・教育し、財産の管理をする権利・義務。

親衛 シンエイ🔗🔉

【親衛】 シンエイ 官名。隋ズイ代以後明ミン代までおかれた。宮中にひかえて天子を護衛する。国家の元首を護衛すること。〔国〕左右の近衛府コノエフの唐名。

親親 シンシン🔗🔉

【親親】 シンシン シンヲシタシム親・兄弟など身近な血縁関係にある者をしたしく愛する。「仁者人也、親親為大=仁ハ人ナリ、親ヲ親シムヲ大ナリト為ス」〔→中庸「親戚」と同じ。〔→世説

親藩 シンパン🔗🔉

【親藩】 シンパン〔国〕江戸時代、徳川家の近親の大名。

親識 シンシキ🔗🔉

【親識】 シンシキ 臣下が天子に見知られること。したしい人。「奚覚無一人、親識豈相思=ナンゾ覚ラン一人ノ無ケシヲ、親識モアニアヒ思ハンヤ」〔→陶潜

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