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広辞苑の検索結果 (24)

そつ🔗🔉

そつ ①むだ。無益。浄瑠璃、薩摩歌「あくびも―にせまいとて」 ②てぬかり。ておち。「朝顔や人の顔には―がある」(一茶) ⇒そつが無い

そつ【卒】🔗🔉

そつ】 (シュツとも) ①下級の兵士。雑兵。 ②にわか。突然。また、あわてるさま。 ③卒業の略。 ④貴人の死。日本では、令制で四位・五位の人、皇族の王・女王が死ぬこと。 ⑤卒族のこと。

そつ【帥】🔗🔉

そつ】 (ソチとも。統率する意)律令制で、大宰府だざいふの長官。従三位相当。平安時代以降、帥は多く親王の任となり、実務は権帥ごんのそつか大弐だいにが行なった。

そ‐つい【訴追】🔗🔉

そ‐つい訴追】 ①検察官が刑事事件につき公訴を提起し、これを維持すること。 ②弾劾の申立てをして裁判官・人事官の罷免を求めること。→弾劾裁判所。 ③検事総長などが司法警察職員の懲戒・罷免を求めること。

そ‐つう【疎通・疏通】🔗🔉

そ‐つう疎通・疏通】 ①さわりなくとおること。ふさがっているのを開き通すこと。 ②意思の通ずること。条理のよくとおること。「意思の―をはかる」

そ‐つう【楚痛】🔗🔉

そ‐つう楚痛】 (「楚」も痛の意)いたみ苦しむこと。

そつ‐えん【卒園】‥ヱン🔗🔉

そつ‐えん卒園‥ヱン 保育園・幼稚園を卒業すること。

○そつが無いそつがない🔗🔉

○そつが無いそつがない むだがない。ておちがない。「―答弁」「―人」 ⇒そつ そっ‐かん測桿ソク‥ 測量時の目標または尺度に用いる木製・金属製または樹脂製の円棒。長さ1〜3メートル。20センチメートルごとに赤・白交互に塗り分けたもの。ポール。 ぞっ‐かん俗間ゾク‥ 世俗の間。俗人の仲間。世間。 ぞっ‐かん俗漢ゾク‥ 俗人。〈日葡辞書〉 ぞっ‐かん属官ゾククワン ①官庁に所属する下級の役人。 ②旧制で、各官庁の事務系下級官吏。属。判任官をもって充てる。現在の事務官に相当する。 ぞっ‐かん続刊ゾク‥ すでに発行している書物などを続けて刊行すること。また、その刊行物。 ぞっ‐かん賊姦ゾク‥ わるもの。姦賊。 そっかん‐せい速乾性ソク‥ 短時間で乾く性質。「―の塗料」 そっ‐き仄起ソク‥ ⇒そくおこり そっ‐き速記ソク‥ ①すばやく記すこと。特に、速記術で記すこと。「演説を―する」 ②速記術・速記録の略。福地桜痴、もしや草紙「殊に弁論文章に長じ、―は尤も得意の技にてありける程に」。「―を習う」「―を読む」 ⇒そっき‐きごう【速記記号】 ⇒そっき‐しゃ【速記者】 ⇒そっき‐じゅつ【速記術】 ⇒そっき‐ぼん【速記本】 ⇒そっき‐ろく【速記録】 ぞっき (→)「ぞっき本」に同じ。 ⇒ぞっき‐ぼん【ぞっき本】 ⇒ぞっき‐や【ぞっき屋】 ぞっ‐き俗気ゾク‥ 俗世間の名誉や利欲にこだわる気風。俗臭。ぞくけ。 そっき‐きごう速記記号ソク‥ガウ 速記術に用いる符号。速記符号。 ⇒そっ‐き【速記】 そっき‐しゃ速記者ソク‥ 口述・講演の速記を業とする人。 ⇒そっ‐き【速記】 そっき‐じゅつ速記術ソク‥ (shorthand)普通の文字と異なる符号によって談話・演説などをすばやく書き取り、のちに普通の文字に書き直す技術。速記法。速記。→田鎖綱紀たくさりこうき⇒そっ‐き【速記】 そっき‐ぼん速記本ソク‥ 落語や講談の口演を速記で筆録して刊行した本。三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」(1884年刊)が最初。 ⇒そっ‐き【速記】 ぞっき‐ぼんぞっき本】 ぞっき屋に扱われる見切り売りの本。 ⇒ぞっき ぞっき‐やぞっき屋】 (「そぎや(殺屋)」の転という)雑誌・本などの見切り品を売る店。また、その人。 ⇒ぞっき そっ‐きゅう即急ソクキフ たいそう急なこと。「―の督促にうろたえる」 そっ‐きゅう速急ソクキフ すみやかなこと。急速。「―に対案を練る」 そっ‐きゅう速球ソクキウ 野球で、投手の投げるはやい球。スピード‐ボール。 そっ‐きょ卒去】 (正しくはシュッキョ)四位・五位の人、皇族の王・女王の死去。卒。また一般に、身分ある人の死去。 そっ‐きょ卒遽】 にわかなことであわてること。 ぞっ‐きょ賊渠ゾク‥ 賊のかしら。賊魁ぞっかいそっ‐きょう即狂ソクキヤウ 即座に詠ずる狂歌。 そっ‐きょう即興ソク‥ ①当座におこる興味。座興。 ②その場の興にのって詩歌などを作ること。 ⇒そっきょう‐えんそう【即興演奏】 ⇒そっきょう‐きょく【即興曲】 ⇒そっきょう‐げき【即興劇】 ⇒そっきょう‐し【即興詩】 ⇒そっきょう‐てき【即興的】 そっ‐きょう触境ソクキヤウ 〔仏〕五境・六境の一つ。身体で触れて知覚される対象。 そつ‐ぎょう卒業‥ゲフ ①一つの業をおえること。 ②学校で所定の学業課程を履修しおえること。〈[季]春〉。「―式」 ③比喩的に、ある程度や段階を通り越すこと。「漫画はもう―した」 ⇒そつぎょう‐しょうしょ【卒業証書】 ⇒そつぎょう‐せい【卒業生】 ⇒そつぎょう‐せいさく【卒業制作】 ⇒そつぎょう‐ろんぶん【卒業論文】 ぞっ‐きょう俗境ゾクキヤウ ①俗人の世界。俗人の境涯。 ②無風流な場所。鄙俗な場所。俗地。 そっきょう‐えんそう即興演奏ソク‥ 決められた楽譜によらず、演奏者が即席で作曲しながら演奏すること。インプロヴィゼーション。 ⇒そっ‐きょう【即興】 そっきょう‐きょく即興曲ソク‥ (impromptu フランス)ピアノ独奏用の自由な形式の小曲。19世紀以降の性格小品。シューベルト・ショパン・シューマンの作品が有名。もとはピアノの名手が即興的に弾いた曲を言った。アンプロンプチュ。 ⇒そっ‐きょう【即興】 そっきょう‐げき即興劇ソク‥ 台本などを用意せず、その場の興にのって演じられる劇。 ⇒そっ‐きょう【即興】 そっきょう‐し即興詩ソク‥ その時その場の感動を即興的に表現した詩。 ⇒そっ‐きょう【即興】 そっきょうしじん即興詩人ソク‥ (Improvisatoren デンマーク)アンデルセン作の長編小説。1835年刊。イタリアを舞台に、逆境の詩人アントニオの恋愛物語に紀行を織り交ぜた、自伝色の濃い作品。森鴎外の擬古文訳で知られる。 そつぎょう‐しょうしょ卒業証書‥ゲフ‥ 学校が設定している教育課程を修了したことを証明する文書。ふつう卒業式に授与される。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】 そつぎょう‐せい卒業生‥ゲフ‥ その学校を卒業した人。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】 そつぎょう‐せいさく卒業制作‥ゲフ‥ 卒業に際して学生・生徒が絵画・彫刻などを作ること。また、その作品。美術系大学では一般の大学の卒業論文に相当する。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】 そっきょう‐てき即興的ソク‥ 興にのって即座に行うさま。「舞台で―に演ずる」 ⇒そっ‐きょう【即興】 そつぎょう‐ろんぶん卒業論文‥ゲフ‥ 卒業に際し、学生が特に研究した問題について提出する論文。卒論。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】 そっきょ‐ぎ測距儀ソク‥ (range finder)距離を測定する器械。視差を測定して三角法で算出するもの、レーザー光・電波を利用するものなどがある。距離計。 ぞっ‐きょく俗曲ゾク‥ 三味線などに合わせて歌う小歌曲の総称。都々逸どどいつ・さのさ節・大津絵節の類。広く、端唄・うた沢・小唄を含めていうこともある。 そっき‐ろく速記録ソク‥ 速記術で書き取ったものをさらに普通の文字に直した記録。速記。 ⇒そっ‐き【速記】 そっ‐きん即金ソク‥ 即時に金銭を支払うこと。また、その金銭。「―で払うから負けてくれ」 そっ‐きん側近ソク‥ ①そばで近いこと。また、そのところ。 ②そば近く仕えること。また、その人。「首相の―」 ぞっ‐く俗句ゾク‥ 卑俗な句。ありきたりの句。 そっく‐い続飯ソツクヒ (ソクイの促音化)飯粒を練ってつくった糊。 ソックスsocks】 短い靴下。半靴下。 ソックスSO】 (sulfur oxides)硫黄酸化物のこと。 そっ‐くび素っ首】 ソクビの促音化。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「引つぱづして―握り」 そっくり ①全体をそのままにしておくこと。また、全部。すべて。浮世床2「洗濯をいたしたままで―と積んでございますのさ」。「―そのまま返上する」 ②非常によく似ているさま。「お父さんに―」 そっくり‐かえ・る反っくり返る‥カヘル 〔自五〕 (ソリクリカエルの音便)(→)「そりかえる」に同じ。 ぞっ‐け俗気ゾク‥ ⇒ぞくけ そっ‐けつ即決ソク‥ 即座に決定・解決すること。「即断―」 ⇒そっけつ‐さいばん【即決裁判】 そっけつ‐さいばん即決裁判ソク‥ 裁判官が弁論終結後即時に判決を言い渡すこと。また、交通事件即決裁判手続のように特に簡便で迅速な手続によって刑を科する裁判。 ⇒そっ‐けつ【即決】 そっけつ‐の‐かん則闕の官ソク‥クワン [職員令「太政大臣一人、…其人無くは則ち闕」](適任者がなければ欠員とする意)太政大臣の異称。 そっけ‐な・い素っ気無い】 〔形〕[文]そっけな・し(ク) (スゲナシを「素気無し」と書いたところから)思いやりがない。愛想がない。趣や潤うるおいがない。すげない。「―・い返事」 そつ‐ご卒伍】 ①周代の人民の編成。5人一組を伍と称し、100人一組を卒と称した。 ②平民。身分の低い者。「身を―に起こす」 ③兵卒の隊伍。 そっ‐こう即功ソク‥ (→)即効に同じ。 そっ‐こう即行ソクカウ ①すぐに行くこと。 ②すぐに行うこと。 そっ‐こう即効ソクカウ 薬などのききめが即時に現れること。 ⇒そっこう‐やく【即効薬】 そっ‐こう速攻ソク‥ 競技や戦で、相手をすばやくせめたてること。 そっ‐こう速効ソクカウ ききめがはやいこと。 ⇒そっこうせい‐ひりょう【速効性肥料】 そっ‐こう側溝ソク‥ 道路・鉄道線路などに沿って設けた小排水路。 そっ‐こう測光ソククワウ 光の諸性質を測定すること。光度・輝度・照度・スペクトルなどの測定。 そっ‐こう測候ソク‥ 気象の観測。 ⇒そっこう‐じょ【測候所】 ぞっ‐こう俗交ゾクカウ 世俗の交際。 ぞっ‐こう俗講ゾクカウ 唐代に、在家信者(俗人)を対象として、大乗仏典などを面白く巧みに講じた法会。→変文へんぶん ぞっ‐こう属纊ゾククワウ [礼記喪大記](古代中国で、死が迫った人の鼻・口に纊(新しいわた)をあてて呼吸の有無を確かめたからいう)臨終。しにぎわ。 ぞっ‐こう続行ゾクカウ つづいて行われること。つづけて行うこと。「交渉を―する」 ぞっ‐こう続航ゾクカウ つづけて航海すること。 ぞっ‐こう続稿ゾクカウ 草稿をかきつづけること。また、その草稿。つづきの草稿。 そっこう‐じょ測候所ソク‥ 気象・地震・火山・海氷等の観測を行い、また予報や警報を担当区域に伝える気象庁の下部機構。また空港内の航空測候所もある。 ⇒そっ‐こう【測候】 そっこうせい‐ひりょう速効性肥料ソクカウ‥レウ 硫安・硫酸カリなどのように、効果の現れるのがはやい肥料。速効肥料。↔緩効性肥料 ⇒そっ‐こう【速効】 そっこう‐やく即効薬ソクカウ‥ すぐにききめが現れる薬。比喩的にもいう。「赤字削減の―」 ⇒そっ‐こう【即効】 そっ‐こく即刻ソク‥ 即時。即座。すぐさま。「―退去せよ」 そっ‐こく側刻ソク‥ (側方侵蝕の意)川が流路を左右に移動させて河岸を削り、河床を広げる作用。 ぞっ‐こく属国ゾク‥ 従属国。 そっ‐こつ足骨ソク‥ 足首から先の骨の総称。足根骨・中足骨・指骨の別がある。→骨格(図) ぞっ‐こつ俗骨ゾク‥ ①いやしい気質。凡俗な性質。また、そういう人。 ②いやしい生れつき。また、そういう人。 そっ‐こん即今ソク‥ ただいま。いま。目下。 そっ‐こん側根ソク‥ 主根から側方に枝分れして生じる根。支根。えだね。 ぞっ‐こん (底根の転。古くは清音) ①心の底。しんそこ。日葡辞書「ソッコンヨリマウ(申)ス」 ②全く。すっかり。しんから。浄瑠璃、曾我会稽山「今宵の雨は身にかかり―通つて」。「―惚れこむ」 そつ‐じ卒爾・率爾】 にわかなさま。軽率なさま。平家物語10「明日の御幸もあまり―に存じ候」 ⇒卒爾ながら

そつ‐ぎょう【卒業】‥ゲフ🔗🔉

そつ‐ぎょう卒業‥ゲフ ①一つの業をおえること。 ②学校で所定の学業課程を履修しおえること。〈[季]春〉。「―式」 ③比喩的に、ある程度や段階を通り越すこと。「漫画はもう―した」 ⇒そつぎょう‐しょうしょ【卒業証書】 ⇒そつぎょう‐せい【卒業生】 ⇒そつぎょう‐せいさく【卒業制作】 ⇒そつぎょう‐ろんぶん【卒業論文】

そつぎょう‐しょうしょ【卒業証書】‥ゲフ‥🔗🔉

そつぎょう‐しょうしょ卒業証書‥ゲフ‥ 学校が設定している教育課程を修了したことを証明する文書。ふつう卒業式に授与される。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】

そつぎょう‐せい【卒業生】‥ゲフ‥🔗🔉

そつぎょう‐せい卒業生‥ゲフ‥ その学校を卒業した人。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】

そつぎょう‐せいさく【卒業制作】‥ゲフ‥🔗🔉

そつぎょう‐せいさく卒業制作‥ゲフ‥ 卒業に際して学生・生徒が絵画・彫刻などを作ること。また、その作品。美術系大学では一般の大学の卒業論文に相当する。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】

そつぎょう‐ろんぶん【卒業論文】‥ゲフ‥🔗🔉

そつぎょう‐ろんぶん卒業論文‥ゲフ‥ 卒業に際し、学生が特に研究した問題について提出する論文。卒論。 ⇒そつ‐ぎょう【卒業】

そつ‐ご【卒伍】🔗🔉

そつ‐ご卒伍】 ①周代の人民の編成。5人一組を伍と称し、100人一組を卒と称した。 ②平民。身分の低い者。「身を―に起こす」 ③兵卒の隊伍。

そつ‐じ【卒爾・率爾】🔗🔉

そつ‐じ卒爾・率爾】 にわかなさま。軽率なさま。平家物語10「明日の御幸もあまり―に存じ候」 ⇒卒爾ながら ○卒爾ながらそつじながら にわかなことではあるが。突然で失礼ですが。西鶴織留4「―傾城町の人ではござらぬか」 ⇒そつ‐じ【卒爾・率爾】

○卒爾ながらそつじながら🔗🔉

○卒爾ながらそつじながら にわかなことではあるが。突然で失礼ですが。西鶴織留4「―傾城町の人ではござらぬか」 ⇒そつ‐じ【卒爾・率爾】 そつ‐じゅ卒寿】 (「卒」の通用異体字「卆」が「九十」と読まれるところから)九十歳のこと。また、九十歳の賀の祝い。 そっ・す卒す】 〔自サ変〕 (正しくはシュッス)死ぬ。特に、四位・五位の人が死ぬ。 そっ・す率す】 〔他サ変〕 ひきいる。引率する。今昔物語集25「多くのつはものを―・して攻めきたる」 そっ‐せん率先・帥先】 衆に先立って行うこと。「―して練習を始める」 ⇒そっせん‐きゅうこう【率先躬行】 ⇒そっせん‐すいはん【率先垂範】 そつ‐ぜん卒然・率然】 ①にわかなさま。だしぬけなさま。突然。「―と現れる」 ②かるはずみなさま。 そっせん‐きゅうこう率先躬行‥カウ 人に先立って自ら行うこと。 ⇒そっ‐せん【率先・帥先】 そっせん‐すいはん率先垂範】 人に先立って模範を示すこと。 ⇒そっ‐せん【率先・帥先】 そつ‐ぞく卒族】 明治初年の族称の一つ。中間ちゅうげん・足軽など下級の武士を旧来の慣用に従い「卒」として士族から区分して設けた。1872年(明治5)これを廃止して、禄高を世襲する者を士族、他を平民に編入した。卒。 そっ‐たく啐啄】 (「啐」は鶏の卵がかえる時、殻の中で雛がつつく音、「啄」は母鶏が殻を外からつつき破ること) ①〔仏〕(→)啐啄同時に同じ。 ②逃のがしたらまたと得がたい好機。 ⇒そったく‐どうじ【啐啄同時】 そったく‐どうじ啐啄同時】 〔仏〕禅宗で、師家しけと弟子とのはたらきが合致すること。 ⇒そっ‐たく【啐啄】 そっ‐ち其方】 〔代〕 (ソチの促音化)「そちら」のややくだけた言い方。狂言、貰聟「―に居れ」。「―が欲しい」 ⇒そっち‐のけ【其方退け】 そっち‐のけ其方退け】 ソチノケの促音化。滑稽本、妙竹林話七偏人「書画も開きも―、すぐに乱盃の大騒ぎ」。「本職―の腕前」 ⇒そっ‐ち【其方】 そっ‐ちゅう卒中】 卒中風そっちゅうふうの略。脳溢血(脳出血)または脳血栓・脳塞栓発作など脳の循環障害により、突然意識を失って倒れ、深い昏睡状態に陥る症状。脳卒中。 そっ‐ちょく率直】 (「卒直」とも書く)かざりけがなく、ありのままなこと。「―に言う」「―な感想」 そっ‐と率土】 (ソツドとも)地の続く限り。国のはて。辺土。御伽草子、酒呑童子「わが国なれば―の中うち、いづくに鬼神のすむべきぞ」 ⇒そっと‐の‐ひん【率土の浜】 そっ‐と 〔副〕 (ソトの促音化) ①大きな音を立てたり手荒になったりするのを避けて、静かに行動するさま。「―触れる」 ②他人に知られないように隠れて行動するさま。ひそかに。好色一代男4「―御目にかかりて」。「答えを―教える」 ③触れずにそのままにしておくさま。「起こさず―しておく」 ④ちょっと。すこし。わずかばかり。狂言、鎌腹「―なりとも痛うない様にせう」 ⇒そっと‐も そつ‐ど卒度】 わずか。少しばかり。 そつ‐ど率土⇒そっと ぞっ‐と 〔副〕 寒気・畏怖・恐怖などで瞬間的に心身が縮むような冷気を感ずるさま。「―立ちすくむ」 ⇒ぞっとしない そっ‐とう卒倒‥タウ 急に気を失って倒れること。脳疾患・心臓発作・ショックなど種々の場合がある。 ソット‐ヴォーチェsotto voce イタリア】 〔音〕「小声で」「ささやくように」の意。 そつ‐どく卒読】 本などをざっと読み終えること。

そつ‐じゅ【卒寿】🔗🔉

そつ‐じゅ卒寿】 (「卒」の通用異体字「卆」が「九十」と読まれるところから)九十歳のこと。また、九十歳の賀の祝い。

そつ‐ぜん【卒然・率然】🔗🔉

そつ‐ぜん卒然・率然】 ①にわかなさま。だしぬけなさま。突然。「―と現れる」 ②かるはずみなさま。

そつ‐ぞく【卒族】🔗🔉

そつ‐ぞく卒族】 明治初年の族称の一つ。中間ちゅうげん・足軽など下級の武士を旧来の慣用に従い「卒」として士族から区分して設けた。1872年(明治5)これを廃止して、禄高を世襲する者を士族、他を平民に編入した。卒。

そつ‐ど【卒度】🔗🔉

そつ‐ど卒度】 わずか。少しばかり。

そつ‐ど【率土】🔗🔉

そつ‐ど率土⇒そっと

そつ‐どく【卒読】🔗🔉

そつ‐どく卒読】 本などをざっと読み終えること。 ○ぞっとしない それほど感心したり面白いと思ったりするほどでもない。 ⇒ぞっ‐と

そつ‐ゆう【率由】‥イウ🔗🔉

そつ‐ゆう率由‥イウ 従い由ること。従うこと。

そつ‐ろん【卒論】🔗🔉

そつ‐ろん卒論】 卒業論文の略。

大辞林の検索結果 (30)

そつ🔗🔉

そつ [0] (1)手落ち。手ぬかり。「―なくこなす」 (2)無駄。「あくびも―にせまいとて口開きついでに念仏/浄瑠璃・薩摩歌」

そつ【卒】🔗🔉

そつ [1] 【卒】 (1)下級の兵。武家では,御目見得以下の軽輩。雑兵。「上は将から下は―に至るまで」 (2)「卒族」に同じ。 (3)「卒業」の略。「高校―」「昭和四九年―」 (4)身分の高い人が死ぬこと。律令制では,四位・五位および王・女王の死去をいう。

そつ【帥】🔗🔉

そつ [1] 【帥】 律令制で,大宰府の長官。従三位相当。弘仁年間(810-824)より,多く親王が任命された。そち。

そ-つい【訴追】🔗🔉

そ-つい [0] 【訴追】 (名)スル (1)刑事事件につき検察官が公訴を提起し維持すること。 (2)裁判官や人事官の弾劾の申し立てをし,その罷免を求めること。

そつい-めんじょ【訴追免除】🔗🔉

そつい-めんじょ ―ヂヨ [4] 【訴追免除】 ⇒刑事免責(ケイジメンセキ)

そ-つう【疎通・疏通】🔗🔉

そ-つう [0] 【疎通・疏通】 (名)スル (1)支障なく通ずること。「河流の―して南に北に注入する/真善美日本人(雪嶺)」 (2)考えが相手に通ずること。「意思の―をはかる」

そつ-えん【卒園】🔗🔉

そつ-えんン [0] 【卒園】 (名)スル 幼稚園・保育園を卒業すること。「―式」

そつ-ぎょう【卒業】🔗🔉

そつ-ぎょう ―ゲフ [0] 【卒業】 (名)スル (1)学校の全教科または学科の課程を修了すること。[季]春。「今春―する」「―式」 (2)ある状態・段階を通過すること。「もうマンガ本は―した」 (3)一つの事業を完了すること。

そつぎょう-しょうしょ【卒業証書】🔗🔉

そつぎょう-しょうしょ ―ゲフ― [5] 【卒業証書】 その学校の所定の全課程を修了したことを証明する文書。

そつぎょう-せい【卒業生】🔗🔉

そつぎょう-せい ―ゲフ― [3] 【卒業生】 その学校を卒業した生徒・学生。

そつぎょう-せいさく【卒業制作】🔗🔉

そつぎょう-せいさく ―ゲフ― [5] 【卒業制作】 卒業にあたって絵画や彫刻などの作品を作ること。また,その作品。芸術系大学では,卒業論文に相当するものとして提出する。

そつぎょう-ろんぶん【卒業論文】🔗🔉

そつぎょう-ろんぶん ―ゲフ― [5] 【卒業論文】 大学を卒業しようとする者が提出して審査を受ける論文。卒論。

そつ-ご【卒伍】🔗🔉

そつ-ご [1] 【卒伍】 (1)周代の人民の編制。五人一組を伍とし,百人一組を卒としたもの。 (2)身分の低い者。「身を―に起こす」 (3)兵卒。また,兵卒の隊伍。

そつ-ご【卒後】🔗🔉

そつ-ご [0] 【卒後】 学校を卒業したあと。卒業後。

そつ-じ【卒爾・率爾】🔗🔉

そつ-じ [0][1] 【卒爾・率爾】 (名・形動)[文]ナリ (1)予期していないことが突然起こる・こと(さま)。にわか。「明日の御幸もあまり―に存じ候ふ/平家 9」 (2)注意や思慮を欠く・こと(さま)。軽率。「奥深き宗清の心をはからず―の雑言/浄瑠璃・平家女護島」 (3)失礼なおこないをする・こと(さま)。失礼。無礼。「客僧達に―申し,余りに面目もなく覚え候ふ程に/歌舞伎・勧進帳」

そつじ-ながら【卒爾ながら】🔗🔉

そつじ-ながら 【卒爾ながら】 (連語) 人に声をかけたり,物を尋ねたりするときに言う語。突然で失礼だが。「―此者の申す通り/鉄仮面(涙香)」

そつ-じゅ【卒寿】🔗🔉

そつ-じゅ [1] 【卒寿】 〔「卒」の略体の「卆」が「九十」と分解できるところから〕 数え年の九〇歳。また,その祝い。

そつ-ぜん【卒然・率然】🔗🔉

そつ-ぜん [0] 【卒然・率然】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)だしぬけなさま。にわかなさま。突然。「―として悟りを開いた」 (2)あわてるさま。「襖の音に,女は―と蝶から眼を余の方に転じた/草枕(漱石)」

そつ-ぞく【卒族】🔗🔉

そつ-ぞく [3] 【卒族】 明治初年の身分呼称の一。足軽以下の下級武士に相当する。1870年(明治3)から行われたが72年廃止,世襲の者は士族,一代抱えの者は平民に編入された。卒。

そつ-ど【率土】🔗🔉

そつ-ど [1] 【率土】 ⇒そっと(率土)

そつ-どく【卒読】🔗🔉

そつ-どく [0] 【卒読】 (名)スル 急いで,ざっと読むこと。また,読み終わること。「一夜にして―する」

そつ-なく🔗🔉

そつ-なく (連語) ぬかりなく。要領よく。「―こなす」 →そつ(1)

そつひこ-まゆみ【襲津彦真弓】🔗🔉

そつひこ-まゆみ 【襲津彦真弓】 〔襲津彦は武内宿禰の子で,応神天皇の時の勇将〕 襲津彦が使ったような強い弓。また,その素材のマユミ。「葛城の―荒木にも頼めや君がわが名告りけむ/万葉 2639」

そつ-ゆう【率由】🔗🔉

そつ-ゆう ―イウ [0] 【率由】 (名)スル 前例からはずれないようにすること。「むしろ穏健なる常識に―して/我邦現今の文芸界に於ける批評家の本務(樗牛)」

そつ-れい【率励】🔗🔉

そつ-れい [0] 【率励】 自ら先頭に立ち人々を励ますこと。

そつ-ろん【卒論】🔗🔉

そつ-ろん [0] 【卒論】 「卒業論文」の略。

そつ(和英)🔗🔉

そつ 〜がない be perfect;be faultless;be tactful (如才ない);be prudent.

そつ【高校卒】(和英)🔗🔉

そつ【高校卒】 a person with a high-school education.大学卒 a university graduate.

そつう【意志が疎通する】(和英)🔗🔉

そつう【意志が疎通する】 understand each other.意志の疎通を図る promote a better understanding.

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