複数辞典一括検索+
広辞苑の検索結果 (50)
ふと【太】🔗⭐🔉
ふと【太】
[一]〔名〕
①ふといこと。ふといもの。特に、ふとった女をののしっていう語。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「庄野の―のおよねが俵腰に」
②太糸ふといとの略。
③太棹ふとざおの略。
[二]〔接頭〕
立派な、尊いの意を表す。「―敷く」「―祝詞のりと」
ふ‐と🔗⭐🔉
ふ‐と
〔副〕
(「不図」と書くことが多いが、当て字)
①たちまち。竹取物語「我名はうかんるりと言ひて、―山の中に入りぬ」
②たやすく。すばやく。竹取物語「わが弓の力は、竜あらば―射殺して」。和泉式部日記「つねよりも―ひき開けて見れば」
③急に思いついて。ひょっと。和泉式部日記「―、やらむと思してつかはす」
④何かの拍子に。偶然。堤中納言物語「組入の上より―物の落ちたらば」。「―見ると外は雨だった」「―目をさます」
ふと‐い【太藺・莞】‥ヰ🔗⭐🔉
ふと‐い【太藺・莞】‥ヰ
カヤツリグサ科の多年草。沼沢に自生し、また、水田に栽培。茎は細長い円柱形で高さ約2メートル、下部に褐色の鱗片葉があり、通常の葉を欠く。夏、淡黄褐色の花を開く。生花の花材とし、また茎を藺いと呼び、花むしろを編むが、イグサ科の藺いとは別種。オオイ。オオイグサ。〈[季]夏〉
ふと・い【太い】🔗⭐🔉
ふと・い【太い】
〔形〕[文]ふと・し(ク)
①まわりの長さや横幅が大きい。宇津保物語藤原君「ついたてさうじ立て、―・き縄ひきて布の御衣かけたり」。「―・い柱」「―・い線」
②肥えている。肉が豊かである。平家物語9「聞ゆる木曾の鬼葦毛と云ふ馬の究めて―・う逞しきに」
③物に恐れ動じない。安定している。万葉集2「真木柱―・き心はありしかど此の吾が心鎮めかねつも」。「肝が―・い」
④横着である。ずうずうしい。歌舞伎、助六所縁江戸桜「うなア女郎の二重売りをしやアがるか、―・い奴だ」
⑤声が低めで音量がゆたかである。「―・い声」
⇒太く短く
ふと‐いき【太息】🔗⭐🔉
ふと‐いき【太息】
ふとくゆるやかに吐く息。おおいき。たいそく。
ふと‐いと【太糸】🔗⭐🔉
ふと‐いと【太糸】
①ふとい糸。幾筋も撚より合わせた糸。
②絹糸で玉糸・熨斗のし糸の称。
③綿糸で20番手より太い糸。生糸では14〜15デニール以上。ふと。
ふ‐とう【不当】‥タウ🔗⭐🔉
ふ‐とう【不当】‥タウ
当を得ないこと。道理にはずれたこと。不法。無法。正法眼蔵随聞記2「悪人―なりと云ふとも、左右なくにくみそしる事なかれ」。「―な処置」
⇒ふとうしゅうえん‐の‐きょぎ【不当周延の虚偽】
⇒ふとう‐しょぶん【不当処分】
⇒ふとう‐じん【不当人】
⇒ふとう‐ひょうじ【不当表示】
⇒ふとう‐もの【不当者】
⇒ふとう‐りとく【不当利得】
⇒ふとう‐ろうどうこうい【不当労働行為】
ふ‐とう【不党】‥タウ🔗⭐🔉
ふ‐とう【不党】‥タウ
一方だけに与くみしないこと。「不偏―」
ふ‐とう【不等】🔗⭐🔉
ふ‐とう【不撓】‥タウ🔗⭐🔉
ふ‐とう【不撓】‥タウ
たわまないこと。心がかたく、困難に屈しないこと。
⇒ふとう‐ふくつ【不撓不屈】
ふ‐とう【埠頭】🔗⭐🔉
ふ‐とう【埠頭】
港湾内で、船舶を横づけして旅客の乗降や貨物の揚げ下ろしをするための所。
ふ‐とう【符頭】🔗⭐🔉
ふ‐とう【符頭】
音符の白または黒の円い部分。↔符尾
ふ‐とういつ【不統一】🔗⭐🔉
ふ‐とういつ【不統一】
統一のないこと。統一のとれないこと。まとまりのないこと。「意見の―を調整する」
ふとう‐えき【不凍液】🔗⭐🔉
ふとう‐えき【不凍液】
凍結を防ぐための液体。エンジンの冷却水に混入するエチレン‐グリコールなどの氷点降下剤。
ふとう‐おう【不倒翁】‥タウヲウ🔗⭐🔉
ふとう‐おう【不倒翁】‥タウヲウ
「おきあがりこぼうし」の異称。
ふとう‐か【不登花】‥クワ🔗⭐🔉
ふとう‐か【不登花】‥クワ
雌しべが不完全であるか、または存在しないため、種子を生じない花。↔登花
ふとう‐こう【不凍港】‥カウ🔗⭐🔉
ふとう‐こう【不凍港】‥カウ
高緯度の海面凍結地域にありながら、暖流の影響などで海面が冬に凍結しない港。
ふ‐とうこう【不登校】‥カウ🔗⭐🔉
ふ‐とうこう【不登校】‥カウ
児童・生徒が、さまざまな原因・理由で学校に行かなくなったり、行けなくなったりする現象の総称。登校拒否。
ふとう‐ごう【不等号】‥ガウ🔗⭐🔉
ふとう‐ごう【不等号】‥ガウ
二つの量の間の大小関係を示すために用いる記号。AがBより大ならばA>Bと書く。
⇒ふ‐とう【不等】
ふとう‐しき【不等式】🔗⭐🔉
ふとう‐しき【不等式】
二つの式を不等号で結び付けたもの。
⇒ふ‐とう【不等】
ふとうしゅうえん‐の‐きょぎ【不当周延の虚偽】‥タウシウ‥🔗⭐🔉
ふとうしゅうえん‐の‐きょぎ【不当周延の虚偽】‥タウシウ‥
〔論〕(fallacy of illicit process of the major or minor term)定言的三段論法の前提で周延されていない概念を、結論において周延させる虚偽。
⇒ふ‐とう【不当】
ふとう‐しょぶん【不当処分】‥タウ‥🔗⭐🔉
ふとう‐しょぶん【不当処分】‥タウ‥
適当でない処分。殊に、違法ではないが公益に適合しない行政処分。
⇒ふ‐とう【不当】
ふとう‐じん【不当人】‥タウ‥🔗⭐🔉
ふとう‐じん【不当人】‥タウ‥
不当な人。無法者。正法眼蔵随聞記2「一人の―ありき」
⇒ふ‐とう【不当】
ふとうすい‐そう【不透水層】🔗⭐🔉
ふとうすい‐そう【不透水層】
地下水を通過させにくい、またはさせない地層。
ふ‐とうせき【不答責】‥タフ‥🔗⭐🔉
ふ‐とうせき【不答責】‥タフ‥
(→)無答責に同じ。
ふとう‐ひょうじ【不当表示】‥タウヘウ‥🔗⭐🔉
ふとう‐ひょうじ【不当表示】‥タウヘウ‥
消費者を不当に誘引するため、広告などの表示の際、品質・価格・販売条件その他について誇張や虚偽の表現をすること。
⇒ふ‐とう【不当】
ふとう‐ふくつ【不撓不屈】‥タウ‥🔗⭐🔉
ふとう‐ふくつ【不撓不屈】‥タウ‥
困難にあってもひるまず、くじけないこと。「―の精神」
⇒ふ‐とう【不撓】
ふとうへん‐さんかっけい【不等辺三角形】‥カク‥🔗⭐🔉
ふとうへん‐さんかっけい【不等辺三角形】‥カク‥
3辺の長さがすべて相異なる三角形。
ふ‐とうめい【不透明】🔗⭐🔉
ふ‐とうめい【不透明】
①すきとおっていないさま。物質が光を通さないこと。「―な液体」
②先行きが見通せなかったり、不審な点があったりするさま。「―な会計」
ふとうもう‐しょくぶつ【不等毛植物】🔗⭐🔉
ふとうもう‐しょくぶつ【不等毛植物】
黄色植物の一門。羽型と尾型の長さの異なる2本の鞭毛をもつ藻類。珪藻・ラフィド藻・真正眼点藻・黄金色藻・黄緑藻・褐藻などを含む。
⇒ふ‐とう【不等】
ふとう‐よう【不等葉】‥エフ🔗⭐🔉
ふとう‐よう【不等葉】‥エフ
茎の同一節またはその近くにつく葉の形で著しく異なるもの。主として茎の背腹性による。ヒノキ・ウワバミソウなど。
⇒ふ‐とう【不等】
ふとう‐りとく【不当利得】‥タウ‥🔗⭐🔉
ふとう‐りとく【不当利得】‥タウ‥
〔法〕ある人が法律上の原因なしに他人の財産または労務によって利益を受け、その結果として他人に損失を与えること。
⇒ふ‐とう【不当】
ふとう‐ろうどうこうい【不当労働行為】‥タウラウ‥カウヰ🔗⭐🔉
ふとう‐ろうどうこうい【不当労働行為】‥タウラウ‥カウヰ
使用者が、労働者の団結権・団体交渉権・争議権および組合の自主性などを侵害する一定の行為。労働組合法によれば、労働者が組合員であることその他の理由で不利益な取扱いをする行為、黄犬こうけん契約、団体交渉の拒否、組合に対する経費援助その他組合運営に対する支配介入行為など。これに対し労働者側からは、労働委員会や裁判所に救済を求め得る。
⇒ふ‐とう【不当】
ふと‐お【太緒】‥ヲ🔗⭐🔉
ふと‐お【太緒】‥ヲ
①太い緒。
②太い絃の糸。
③太い鼻緒。好色一代男4「―を雪駄いかつげにはきなして」
ふと‐おび【太帯】🔗⭐🔉
ふと‐おび【太帯】
白い布をせまく折って絎くけた帯。上帯うわおび。
ふと‐おり【太織・絁】🔗⭐🔉
ふと‐おり【太織・絁】
太糸すなわち玉糸または熨斗のし糸を使って平織にした地厚の絹織物。伊勢崎太織・秩父太織・渋川太織など。ふとり。ふとぎぬ。
ふと‐ぎぬ【太絹・絁】🔗⭐🔉
ふと‐ぎぬ【太絹・絁】
太織の絹布。孝徳紀「凡そ絹かとり、―、糸、綿は並に郷土くにの出せるに随へ」
ふ‐とく【婦徳】🔗⭐🔉
ふ‐とく【婦徳】
婦人の守るべき徳義。
ふ‐とくい【不得意】🔗⭐🔉
ふ‐とくい【不得意】
得意でないこと。得手でないこと。長所でないこと。不得手。「―な科目」
ふ‐とくぎ【不徳義】🔗⭐🔉
ふ‐とくぎ【不徳義】
人の踏むべき正しい道にそむくこと。義理を欠くこと。「―な男」「―漢」
ふ‐とくさく【不得策】🔗⭐🔉
ふ‐とくさく【不得策】
ためにならないこと。不利益。
ふ‐とくしん【不得心】🔗⭐🔉
ふ‐とくしん【不得心】
①納得しがたいこと。源平盛衰記14「我だにも見飽かず、―なりと思ひて」
②道理をわきまえないこと。不心得なこと。無作法なこと。太平記21「紅葉の下枝を―なる下部どもが引き折りけるを」
③思いやりのない心。人間らしくない心。史記抄「猜忍人也とは―なる者を云ふぞ」
ふ‐とくてい【不特定】🔗⭐🔉
ふ‐とくてい【不特定】
特にそれと定めないこと。また、定まっていないこと。
⇒ふとくてい‐たすう【不特定多数】
⇒ふとくてい‐ぶつ【不特定物】
ふとくてい‐たすう【不特定多数】🔗⭐🔉
ふとくてい‐たすう【不特定多数】
性質・傾向などを特定しないため、さまざまなものが数多くあること。「―の人」
⇒ふ‐とくてい【不特定】
ふとくてい‐ぶつ【不特定物】🔗⭐🔉
ふとくてい‐ぶつ【不特定物】
取引に際して、当事者が具体的に物を特定せず、種類・数量などを指定して取引するもの。
⇒ふ‐とくてい【不特定】
○不徳の致すところふとくのいたすところ🔗⭐🔉
○不徳の致すところふとくのいたすところ
事がうまく運ばなかった時などに、自分が至らなかったからだとして謝す語。
⇒ふ‐とく【不徳】
○太く短くふとくみじかく🔗⭐🔉
○太く短くふとくみじかく
したいことをして楽しく過ごせるのなら長生きなどしなくてもいいという生き方。「―生きる」↔細く長く
⇒ふと・い【太い】
ぶとく‐もん【武徳門】
平安京内裏の内郭十二門の一つ。内裏の西面、陰明門の南にあった。→内裏(図)
⇒ぶ‐とく【武徳】
ふとく‐ようりょう【不得要領】‥エウリヤウ
要領を得ないこと。趣意の徹底しないこと。「―な説明」
ふところ【懐】
①着た着物と胸との間。「金を―にして出掛ける」
②比喩的に、あたたかく迎え入れてくれるところ。また、包容力。「母の―」「自然の―」「―が広い」
③物にかこまれた所。「山―」
④心の内。胸中。「決意を―深く秘める」
⑤内部。内幕。「敵の―にとび込む」
⑥所持金。「―と相談する」
⇒ふところ‐あい【懐合】
⇒ふところ‐かがみ【懐鏡】
⇒ふところ‐がたな【懐刀】
⇒ふところ‐がみ【懐紙】
⇒ふところ‐かんじょう【懐勘定】
⇒ふところ‐ぐあい【懐工合】
⇒ふところ‐ご【懐子】
⇒ふところ‐すずり【懐硯】
⇒ふところ‐ずみ【懐住み】
⇒ふところ‐そだち【懐育ち】
⇒ふところ‐つごう【懐都合】
⇒ふところ‐で【懐手】
⇒ふところ‐てじょう【懐手錠】
⇒ふところ‐でっぽう【懐鉄砲】
⇒ふところ‐どけい【懐時計】
⇒懐が暖かい
⇒懐が寂しい
⇒懐が深い
⇒懐にする
⇒懐を痛める
⇒懐を肥やす
ふところ‐あい【懐合】‥アヒ
①自分の抱く意見。
②(→)「ふところぐあい」に同じ。尾崎紅葉、八重だすき「懐炉も入れずに―の煖かい年寄と云ふと、皆達者に浮気を働く」
⇒ふところ【懐】
大辞林の検索結果 (100)
ふと【太】🔗⭐🔉
ふと [2] 【太】
〔形容詞「太い」の語幹〕
(1)太っていること。「庄野の―のお米が俵腰に/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(2)名詞の上について,太い意を表す。「―腹」「―物」
(3)祭祀などに関する名詞・動詞の上に付いて,立派な,すぐれた,などの意を表す。「―しく」「―玉串」「―祝詞(ノリト)」
ふと【浮屠・浮図・仏図】🔗⭐🔉
ふと [2][1] 【浮屠・浮図・仏図】
(1)〔梵 Buddha〕
ブッダに同じ。「孔子が,此土に賢聖なし,西方に―という者あり,此れ聖人なり,といひて/開目抄」
(2)〔梵 st
pa の音訳という〕
塔。仏塔。
(3)僧侶のこと。仏教徒のこと。

ふ-と🔗⭐🔉
ふ-と [0][1] (副)
(1)思いがけなく,突然起こるさま。不意に。「―思い出す」「―右を見ると彼がいた」
(2)たやすく。簡単に。「足をそらにて,まどひ倒れて,え―もかかげず/落窪 2」
(3)動作の素早いさま。「つゆも物空にかけらば,―射殺し給へ/竹取」
〔「不図」「不斗」とも書く〕
ふと-い【太藺・莞】🔗⭐🔉
ふと-い ―
[2] 【太藺・莞】
カヤツリグサ科の多年草。池などに自生。茎は円柱形で太く高さ約1.5メートル。夏から秋にかけ,茎頂に多数の小穂をつける。茎を編んで,むしろ・畳表の代用品にする。大藺(オオイ)。トウイ。マルスゲ。[季]夏。

ふと・い【太い】🔗⭐🔉
ふと・い [2] 【太い】 (形)[文]ク ふと・し
(1)棒状・ひもなどの直径が大きい。また,立派である。「―・い管」「―・い柱」
(2)線状・帯状のものの幅が広い。「―・い眉(マユ)」「―・いベルト」
(3)(声が)低くて声量が豊かだ。「―・い声」
(4)ふてぶてしい。ずうずうしい。「何とまあ―・い亜魔(アマ)ぢやあねいか/塩原多助一代記(円朝)」
(5)(ある種の語を主語にとって,比喩的に)大胆だ。小事にこだわらない。「肝が―・い」「腹の―・い人物」「線が―・い」
(6)肉付きがよい。「黒馬の―・くたくましきに/保元(上)」
⇔ほそい
[派生] ――さ(名)
ふと-いき【太息】🔗⭐🔉
ふと-いき [3][0] 【太息】
ゆっくりと大きくはく息。といき。おおいき。「…と,―を吐(ツ)いたのである/婦系図(鏡花)」
ふと-いと【太糸】🔗⭐🔉
ふと-いと [0][3] 【太糸】
太い糸。木綿糸では二〇番手より太い糸,絹糸では玉糸・のし糸などをいう。
ふ-とう【不当】🔗⭐🔉
ふ-とう ―タウ [0] 【不当】 (名・形動)[文]ナリ
(1)道理に合わないこと。適当でないこと。また,そのさま。「―な差別」
(2)違法ではないが,法規定の趣旨・目的に照らして妥当でない・こと(さま)。「―な利益」
[派生] ――さ(名)
ふとう-しゅうえん-の-ごびゅう【不当周延の誤謬】🔗⭐🔉
ふとう-しゅうえん-の-ごびゅう ―タウシウエン―ゴビウ 【不当周延の誤謬】
〔論〕 定言的三段論法において,前提で周延されていない概念を結論で周延させることにより生じる推論の誤謬。不当周延の虚偽。
ふとう-しょぶん【不当処分】🔗⭐🔉
ふとう-しょぶん ―タウ― [4] 【不当処分】
正当な理由のない処分。「―の撤回を迫る」
ふとう-じん【不当人】🔗⭐🔉
ふとう-じん ―タウ― 【不当人】
不当なおこないをする人。無法者・乱暴者のこと。無道人(ブドウジン)。「日本一の―どもを憑(タノ)んで/太平記 11」
ふとう-ひょうじ【不当表示】🔗⭐🔉
ふとう-ひょうじ ―タウヘウ― [4] 【不当表示】
商品の内容の説明・表示が,実際の内容とは異なっていたり誇大な書き方をしていること。
ふとう-りとく【不当利得】🔗⭐🔉
ふとう-りとく ―タウ― [4] 【不当利得】
法律上の原因がないのに利益を受け,それにより他人に損失を与えること。債権が存在しないのに弁済を受けるのがその例。
ふとう-れんばい【不当廉売】🔗⭐🔉
ふとう-れんばい ―タウ― [4] 【不当廉売】
⇒ダンピング
ふとう-れんばい-かんぜい【不当廉売関税】🔗⭐🔉
ふとう-れんばい-かんぜい ―タウ―クワンゼイ [8] 【不当廉売関税】
⇒反ダンピング関税
ふとう-ろうどうこうい【不当労働行為】🔗⭐🔉
ふとう-ろうどうこうい ―タウラウドウカウ
[8] 【不当労働行為】
使用者が労働組合運動に対して行う妨害的行為。憲法第二八条の労働基本権を保証するため,労働組合法では組合員に対する不利益処分・団体交渉拒否・支配介入・報復的差別待遇などを禁止している。

ふ-とう【不倒】🔗⭐🔉
ふ-とう ―タウ [0] 【不倒】
倒れないこと。「最長―距離」
ふとう-おう【不倒翁】🔗⭐🔉
ふとう-おう ―タウヲウ [2] 【不倒翁】
「起き上がりこぼし」の漢名。
ふ-とう【不党】🔗⭐🔉
ふ-とう ―タウ [0] 【不党】
党派を作らないこと。一方に与(クミ)しないこと。「不偏―」
ふ-とう【不凍】🔗⭐🔉
ふ-とう [0] 【不凍】
凍らないこと。
ふとう-えき【不凍液】🔗⭐🔉
ふとう-えき [2] 【不凍液】
自動車エンジンの冷却水の凍結を防ぐために用いる液体。アルコールまたはエチレン-グリコールなどを主成分とする氷点降下剤。
ふとう-こ【不凍湖】🔗⭐🔉
ふとう-こ [2] 【不凍湖】
寒冷地にありながら,凍結しない湖。
ふとう-こう【不凍港】🔗⭐🔉
ふとう-こう ―カウ [2] 【不凍港】
冬,高緯度の海面凍結地域にありながら,暖流の影響で海面が凍らない港。ムルマンスク・ハンメルフェスト・ナルビクなど。
ふ-とう【不等】🔗⭐🔉
ふ-とう [0] 【不等】
等しくないこと。
ふとう-か-こうかん【不等価交換】🔗⭐🔉
ふとう-か-こうかん ―カウクワン [5] 【不等価交換】
商品の価値どおりの交換が市場で行われないこと。市場における価格の短期的変動,独占価格による販売,国際間の貿易などの際に起こると考えられる。
ふとう-きん-るい【不等筋類】🔗⭐🔉
ふとう-きん-るい [4] 【不等筋類】
斧足綱不等筋目の軟体動物。前後の閉殻筋(いわゆる貝柱)の大きさが異なり後閉殻筋が大きいか,あるいは後閉殻筋のみになったもの。ホタテガイ・マガキ・イガイなど。異筋類。異柱類。
ふとう-ごう【不等号】🔗⭐🔉
ふとう-ごう ―ガウ [2] 【不等号】
二つの数・式などの間にはさんで,これら二つの間の大小関係を表す記号。記号は <,または >。記号を矢印に見たとき,矢印の指す方にある項が小さい。
<
は
が
より小さいこと,また
>
は
が
より大きいことを表す。また,等号付き不等号を用いた場合,
≦
は
が
以下であること,また
≧
は
が
以上であることを表す。
















ふとう-しき【不等式】🔗⭐🔉
ふとう-しき [2] 【不等式】
不等号を用いて表された式。
ふとう-よう【不等葉】🔗⭐🔉
ふとう-よう ―エフ [2] 【不等葉】
つく位置によって著しく形や大きさを異にする葉。イタビカズラやヒノキの葉に見られる。偏葉。
ふ-とう【不撓】🔗⭐🔉
ふ-とう ―タウ [0] 【不撓】 (名・形動)[文]ナリ
〔たわまない意〕
困難に出合ってもひるまない・こと(さま)。「―の決意」
ふとう-ふくつ【不撓不屈】🔗⭐🔉
ふとう-ふくつ ―タウ― [0] 【不撓不屈】
どんな困難に出合ってもひるまずくじけないこと。「―の精神」
ふ-とう【埠頭】🔗⭐🔉
ふ-とう [0] 【埠頭】
港湾内で,船をつけ,乗客の乗降や貨物の積み降ろしをする区域。陸から海中に突き出させて築いたものと,陸に平行なものがある。波止場。
ふ-とういつ【不統一】🔗⭐🔉
ふ-とういつ [2] 【不統一】 (名・形動)[文]ナリ
統一がとれていないこと。まとまりのないこと。また,そのさま。「意見の―」「―なやり方ではだめだ」
[派生] ――さ(名)
ふ-とうか【不登花】🔗⭐🔉
ふ-とうか ―トウクワ [2] 【不登花】
⇒不稔花(フネンカ)
ふ-とうこう【不登校】🔗⭐🔉
ふ-とうこう ―トウカウ [2] 【不登校】
主として心理的な抵抗感から学校に行かないこと。登校拒否。
ふとうすい-そう【不透水層】🔗⭐🔉
ふとうすい-そう [4] 【不透水層】
地下水を浸透しない,あるいは浸透しにくい地層。一般に泥質岩からなる。
ふ-とうめい【不透明】🔗⭐🔉
ふ-とうめい [2] 【不透明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)透明でないこと。すきとおっていないこと。また,そのさま。
⇔透明
「―な液体」
(2)重要な事が隠されていたり,わからなかったりして,実情や先行きが見通せない・こと(さま)。「この事件には―な部分が多い」「交渉の先行きは―だ」
[派生] ――さ(名)
ふとうめい-たい【不透明体】🔗⭐🔉
ふとうめい-たい [0] 【不透明体】
光を通さない物体。
ふと-お【太緒】🔗⭐🔉
ふと-お ―ヲ [0] 【太緒】
(1)太い鼻緒。
(2)太いひも・糸。琵琶・箏などの太い弦。
ふと-おり【太織(り)・
】🔗⭐🔉
ふと-おり [0] 【太織(り)・
】
太糸{(2)}を用いて織った絹織物。平織りが多い。太絹。ふとり。

ふと-がき【太書き】🔗⭐🔉
ふと-がき [0] 【太書き】
太く書くこと。また,肉太に書く筆など。「―の万年筆」
ふと-ぎぬ【太絹・
】🔗⭐🔉
ふと-ぎぬ [3][0] 【太絹・
】
⇒太織(フトオ)り

ふ-とく【不徳】🔗⭐🔉
ふ-とく [0] 【不徳】
(1)徳の足りないこと。徳が備わっていないこと。
(2)人としての道にそむくこと。背徳。「―漢」
ふ-とく【婦徳】🔗⭐🔉
ふ-とく [2][0][1] 【婦徳】
婦人の守るべき徳義。
ふ-とくい【不得意】🔗⭐🔉
ふ-とくい [2] 【不得意】 (名・形動)[文]ナリ
得意でない・こと(さま)。「―な科目」
ふ-とくぎ【不徳義】🔗⭐🔉
ふ-とくぎ [2][3] 【不徳義】 (名・形動)[文]ナリ
人として守るべき道にそむく・こと(さま)。「―漢」「父等の事業の不道理―なる/火の柱(尚江)」
ふ-とくしん【不得心】🔗⭐🔉
ふ-とくしん [2] 【不得心】 (名・形動ナリ)
〔「ふとくじん」とも〕
(1)得心できない・こと(さま)。「―なりと思ひて猶もなしと答へければ/盛衰記 14」
(2)道理をわきまえないこと。無作法なこと。また,そのさま。「思ふ心の―さよと憎まぬ人はなかりけり/御伽草子・鉢かづき」
ふ-とくてい【不特定】🔗⭐🔉
ふ-とくてい [2] 【不特定】 (名・形動)[文]ナリ
特にこれと定まっていない・こと(さま)。
⇔特定
「―の聴衆を相手に話す」
ふとくてい-たすう【不特定多数】🔗⭐🔉
ふとくてい-たすう [7] 【不特定多数】
特にこれと定まった性質・傾向などのないものが数多く集まっていること。「―の読者」
ふとくてい-ぶつ【不特定物】🔗⭐🔉
ふとくてい-ぶつ [4] 【不特定物】
具体的な取引にあたって,当事者が取引する物の種類だけを指定して,その個性を問わないもの。馬一〇〇頭・酒一斗などはその例。
⇔特定物
ふとく-ようりょう【不得要領】🔗⭐🔉
ふとく-ようりょう ―エウリヤウ [4][6] 【不得要領】 (名・形動)[文]ナリ
要領を得ないこと。肝心なところがわからないこと。また,そのさま。「―な説明」
ふところ【懐】🔗⭐🔉
ふところ [0] 【懐】
(1)衣服,特に和服におおわれた胸のあたり。「財布を―に入れる」
(2)山などに周りを囲まれた所。「山の―」
(3){(1)}に入れて持っている金。所持金。「人の―を当てにする」「―がさびしい」
(4)胸中。心中。腹。「―を見すかす」
(5)外部から隔てられている所。内部。内側。「敵の―深く入る」
(6)「ふところご(懐子)」に同じ。「そこをば―といふばかりにおほし立て奉りしかば/宇津保(蔵開下)」
ふところ-かがみ【懐鏡】🔗⭐🔉
ふところ-かがみ [5] 【懐鏡】
携帯用の小型の鏡。懐中鏡。
ふところ-がたな【懐刀】🔗⭐🔉
ふところ-がたな [5] 【懐刀】
(1)常に懐や帯の間に挟んで持っている小さな守り刀。懐剣。
(2)機密に参与する腹心の部下。腹心。「社長の―だ」
ふところ-がみ【懐紙】🔗⭐🔉
ふところ-がみ [0] 【懐紙】
畳んで懐に入れておく紙。ちり紙にしたり,歌などを書いたりする。畳紙(タトウガミ)。かいし。
ふところ-かんじょう【懐勘定】🔗⭐🔉
ふところ-かんじょう ―ヂヤウ [5] 【懐勘定】
所持金の額や費用などを心の中で見積もること。胸算用。
ふところ-ぐあい【懐具合】🔗⭐🔉
ふところ-ぐあい ―アヒ [5] 【懐具合】
持っている金の額。財政状態。懐都合。「―が悪い」
ふところ-ご【懐子】🔗⭐🔉
ふところ-ご [4] 【懐子】
(1)大切に育てられた子供。また,世間知らずの子,特に娘。「とみは富家(フウカ)の―で,性質が温和であった/渋江抽斎(鴎外)」
(2)親が懐に入れるような幼児。嬰児。「ほんの―でござります/浮世草子・風流曲三味線」
ふところ-すずり【懐硯】🔗⭐🔉
ふところ-すずり [5] 【懐硯】
携行できるように作った硯。懐中硯。
ふところ-そだち【懐育ち】🔗⭐🔉
ふところ-そだち 【懐育ち】
親元で大切に育てられること。「まる三つになるかならぬの―/人情本・娘節用」
ふところ-つごう【懐都合】🔗⭐🔉
ふところ-つごう ―ガフ [5] 【懐都合】
「懐具合(フトコログアイ)」に同じ。
ふところ-で【懐手】🔗⭐🔉
ふところ-で [0] 【懐手】 (名)スル
(1)和服を着て,腕を袖に通さず懐に入れていること。抜き入れ手。[季]冬。《―して宰相の器たり/虚子》
(2)人にまかせて,何もしないこと。「―で大儲けする」
ふところ-てじょう【懐手錠】🔗⭐🔉
ふところ-てじょう ―ヂヤウ [5] 【懐手錠】
江戸時代の刑罰の一。両手を懐に入れさせて縛り,縛り目に封印を施したもの。
ふところ-でっぽう【懐鉄砲】🔗⭐🔉
ふところ-でっぽう ―パウ 【懐鉄砲】
「短筒(タンヅツ)」に同じ。「南蛮流の―受けて見よ/浄瑠璃・近江源氏」
ふところ-どけい【懐時計】🔗⭐🔉
ふところ-どけい [5] 【懐時計】
懐中(カイチユウ)時計。
ふところすずり【懐硯】🔗⭐🔉
ふところすずり 【懐硯】
浮世草子。五巻。井原西鶴作。1687年成立。行脚僧の見聞記の形式による怪奇談集。
ふと-ざい【太材】🔗⭐🔉
ふと-ざい [0] 【太材】
太い材木。
ふと-し・く【太敷く】🔗⭐🔉
ふと-し・く 【太敷く】 (動カ四)
〔「しく」は治める意〕
(1)天下を統治する。「―・かす京(ミヤコ)を置きて/万葉 45」
(2)宮殿を立派に造営する。「秋津の野辺に宮柱―・きませば/万葉 36」
ふと-した🔗⭐🔉
ふと-した [2][0] (連体)
思いがけない。ちょっとした。「―はずみで俳優になった」「―けががもとで寝込む」
ふと-して🔗⭐🔉
ふと-して (副)
ちょっとしたはずみで。ひょっとして。「―お目にかかることができたら,…」
ふと-し・る【太知る】🔗⭐🔉
ふと-し・る 【太知る】 (動ラ四)
宮殿の柱などをしっかりと立てる。ふとしく。「底津石根に宮柱―・り/古事記(上)」
ふと-たかし・く【太高敷く】🔗⭐🔉
ふと-たかし・く 【太高敷く】 (動カ四)
柱などをしっかりと立てる。「長柄の宮に真木柱―・きて/万葉 928」
ふと-たすき【太襷】🔗⭐🔉
ふと-たすき 【太襷】
たすきの美称。「辞別(コトワ)きて,忌部の弱肩に―取り掛けて/祝詞(祈年祭)」
ふと-たまぐし【太玉串】🔗⭐🔉
ふと-たまぐし 【太玉串】
玉串の美称。「大中臣,―に隠り侍りて/祝詞(伊勢大神宮)」
ふとだま-の-みこと【太玉命】🔗⭐🔉
ふとだま-の-みこと 【太玉命】
記紀神話の神。天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩屋戸に隠れた時,天児屋命(アマノコヤネノミコト)とともに祭祀(サイシ)を行なった。また,天孫降臨に従う。忌部(斎部)(インベ)氏の祖神。天太玉命(アマノフトダマノミコト)。
ふ-とつごう【不突合】🔗⭐🔉
ふ-とつごう ―トツガフ [2] 【不突合】
「不一致」に同じ。「統計上の―」
ふと(和英)🔗⭐🔉
ふとい【太い】(和英)🔗⭐🔉
ふとう【不当】(和英)🔗⭐🔉
ふとう【不等式】(和英)🔗⭐🔉
ふとう【埠頭】(和英)🔗⭐🔉
ふとう【不撓】(和英)🔗⭐🔉
ふとう【不撓】
⇒不屈.
ふとういつ【不統一】(和英)🔗⭐🔉
ふとういつ【不統一】
lack of unity.〜な disunited;inharmonious.
ふとうえき【不凍液】(和英)🔗⭐🔉
ふとうえき【不凍液】
antifreeze.→英和
ふとうこう【不凍港】(和英)🔗⭐🔉
ふとうこう【不凍港】
an ice-free port.
ふとく【不徳のいたすところです】(和英)🔗⭐🔉
ふとく【不徳のいたすところです】
I'm only to blame (for it)./It's my fault.
ふとくい【不得意】(和英)🔗⭐🔉
ふとくい【不得意】
⇒不得手(ふえて).
ふとくさく【不得策】(和英)🔗⭐🔉
ふとくさく【不得策】
a bad policy.〜な unwise.→英和
ふとくてい【不特定の】(和英)🔗⭐🔉
ふとくてい【不特定の】
unspecific;unspecified.→英和
〜多数の many and unspecified persons.
ふところ【懐】(和英)🔗⭐🔉
ふところがたな【懐刀】(和英)🔗⭐🔉
ふところがたな【懐刀】
(1)[短刀]a dagger.→英和
(2)[腹心の者]one's right hand[right-hand man].
ふところで【懐手をしている】(和英)🔗⭐🔉
ふところで【懐手をしている】
[何もしない]keep one's hands in one's pockets;do nothing.〜をして with one's hands in one's pockets.
ふとさ【太さ】(和英)🔗⭐🔉
ふとじ【太字】(和英)🔗⭐🔉
ふとじ【太字】
a bold type (活字);bold writing (肉筆).〜で書く write in bold strokes.
広辞苑+大辞林に「ふと」で始まるの検索結果。もっと読み込む