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広辞苑の検索結果 (4)

○人が好いひとがいい🔗🔉

○人が好いひとがいい ①人柄が良い。気立てが良い。 ②お人よしである。森鴎外、雁「お前が人が好いもんだから、人に焚き附けられたのだ」 ⇒ひと【人】 ひとかい‐ぶね人買い船‥カヒ‥ 人買いが人を運ぶのに用いた船。閑吟集「―は沖をこぐ」 ⇒ひと‐かい【人買い】 ひと‐がえし人返し‥ガヘシ ①領主や主人が他領・他所へ逃亡した領民や家来を現在の領主や主人に交渉して召し返したこと。 ②江戸時代、江戸・京・大坂など都市へ集中した農民を帰郷させたこと。旧里帰農。「―令」 ひと‐かえり一返り‥カヘリ 動作の手順を一通りふむこと。一回。一度。源氏物語若菜下「ただ―舞ひて入りぬるは」 ひと‐かかえ一抱え‥カカヘ 両手をひろげて一杯にかかえるほどの大きさ、また、太さ。

○人が変わるひとがかわる🔗🔉

○人が変わるひとがかわる 別人のようになる。性格や生活態度が変わる。「酒を飲むと―」 ⇒ひと【人】 ひと‐がき人垣】 ①多くの人が垣のように立ちならぶこと。「―を作る」 ②古代の説話で、貴人の陵墓に多くの人を垣のように並べて生き埋めにすること。古事記「始めて陵に―を立てき」 ひと‐かげ人影】 人の姿。人のかげ。源氏物語賢木「年暮れて岩井の水も氷りとぢ見し―のあせも行くかな」。「―のない街」 ひと‐かさ一嵩】 物事の程度の一段階。一段。ひときわ。太平記17「先の男に―倍して、仁王を作り損じたる如くなる武者の」 ひと‐がしら人頭・髑髏(→)「されこうべ」に同じ。今昔物語集12「その屍骸しにかばねを取らむとするに、―あり」 ひと‐かず人数】 ①人のかず。にんず。あたまかず。人員。垂仁紀「後宮の―に盈つかひたまへ」。「―が多い」 ②一人前の人間として数えられること。人なみ。紫式部日記「世にあるべき―とは思はずながら」。「―に入る」 ひと‐かすみ一霞】 ①一条のかすみ。基佐集「―野中の庵をたなびきて」 ②程度がひとしお深くなること。増鏡「今―心細うあはれにて」 ③見渡す限り。一面。浄瑠璃、日本振袖始「あの樋の口から向うの松まで―譲りし上田」 ひと‐かせ一かせ】 刀で一度切りつけること。一刀ひとかたな。一太刀ひとたち。歌舞伎、韓人漢文手管始「皐月さつきを―切る」 ひと‐かせぎ一稼ぎ】 短期間にある程度まとまってかせぐこと。一働き。ひともうけ。一骨折り。 ひと‐かた一方】 ①一つの方向。いっぽう。夫木和歌抄11「―そよぐ風の下荻」 ②二人または大勢ある中の一人。蜻蛉日記「このいま―の出で入りするを」 ③ひととおり。源氏物語須磨「―にやはものは悲しき」 ④「一人」の尊敬語。「お―様」 ⇒ひとかた‐ならず【一方ならず】 ⇒ひとかた‐ひとかた【一方一方】 ひと‐かた一肩】 ①駕籠などの一方を担ぐこと。 ②負担の一部分を受け持つこと。「―入れる」 ひと‐がた人形】 (古くは清音) ①人の形をしたもの。にんぎょう。紙・木などで作り、多く祓はらえの時の形代かたしろとする。源氏物語須磨「舟にことごとしき―乗せて流すを」 ②転じて、身代りの人。代理。源氏物語東屋「かの―の願ひものたまはで」 ③人相。人相書。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「権八が―を返せ戻せとおつしやるは」 ひと‐かたい人乞丐‥カタヰ 仁義や恥を知らない者。 ひと‐がたき人敵】 他人から敵とされること。かたき。栄華物語花山「―はとらぬこそよけれ」 ひと‐かたけ一片食】 一度の食事。享和句帖「今日―さへたらへざりしさへ悲しくて」 ひと‐かたげ一担げ】 ちょっと担ぐこと。ひとかつぎ。狂言、三人片輪「いざ―宛、してのかうではあるまいか」 ひと‐かたな一刀】 一打ちで切り、または刺し通すこと。一打ち。 ひとかた‐ならず一方ならず】 ひととおりでなく。なみなみならず。非常に。源氏物語夕顔「―心あわただしくて」。「―世話になる」 ⇒ひと‐かた【一方】 ひとかた‐ひとかた一方一方】 その人それぞれ。一人一人。源氏物語浮舟「―につけて」 ⇒ひと‐かた【一方】 ひと‐かたまり一塊】 一つにかたまっていること。また、そのかたまり。いっかい。 ひと‐がち人勝ち】 人がたくさんいるさま。狭衣物語2「いと思はずに―にむつかしとおぼせど」 ひと‐かど一角・一廉】 ①ある一つのことがら。 ②ひときわすぐれたこと。ひときわ目立つこと。いっかど。醒睡笑「―の鉢なければ座敷の興少なし」。「―の人物」 ③一人前であること。相応であること。副詞的にも用いる。「―の口をきく」「―先輩ぶってたしなめる」 ひと‐かどい人勾引‥カドヒ 子供や女などをかどわかすこと。また、それを行う者。かどわかし。ひとさらい。〈日葡辞書〉

ひと‐がまし・い【人がましい】🔗🔉

ひと‐がまし・い人がましい】 〔形〕[文]ひとがま・し(シク) ①一人前らしい。源平盛衰記20「あたら詞を主に言はせで―・しき」 ②人に知られるほどである。相当の人物らしい。栄華物語耀く藤壺「―・しき名僧」

○人が悪いひとがわるい🔗🔉

○人が悪いひとがわるい わざと人が困るようなことをする。人が困るのをおもしろがる性質である。泉鏡花、春昼後刻「言とがめをなすつてさ、真個ほんとにお人が悪いよ」 ⇒ひと【人】 ひ‐とき日時】 日と時。時日。 ひと‐き棺・人城】 ひつぎ。仁徳紀「―に伏して薨かむさりましぬ」 ひと‐き一季⇒いっき⇒ひとき‐ぼうこう【一季奉公】 ひと‐ぎき人聞き】 人に聞かれること。他人が聞いたときにいだく感じ。外聞。竹取物語「―はづかしく覚え給ふなりけり」。「―が悪い」 ひと‐きざみ一刻み】 ①一段。一階級。源氏物語桐壺「いま―の位をだにと贈らせ給ふ」 ②第一の列。第一流。源氏物語若菜下「―にえらばるる人々」 ひとき‐ぼうこう一季奉公】 一季(1年)と期限を定めてする奉公。また、その者。 ⇒ひと‐き【一季】 ひと‐きょう一京‥キヤウ 都じゅう。京全体。蜻蛉日記「―ひびきつづきて」 ひと‐ぎらい人嫌い‥ギラヒ 人と交わることを嫌うこと。人間嫌い。「―で有名な作家」 ひと‐きり一切り】 ①ひとつの区切り。一段落。 ②ひところ。一時。 ⇒ひときり‐あそび【一切り遊び】 ひと‐きり人斬り・人切り】 ①人を斬ること。 ②罪人を斬ることを職とする人。くびきり。 ⇒ひときり‐ぼうちょう【人斬り庖丁】 ひときり‐あそび一切り遊び】 江戸の私娼街で、昼夜を四つまたは五つに切って、その一切りを遊ぶこと。ちょんのま遊び。 ⇒ひと‐きり【一切り】 ひときり‐ぼうちょう人斬り庖丁‥バウチヤウ 武士の刀をあざけっていう語。 ⇒ひと‐きり【人斬り・人切り】 ひと‐きりょう一器量‥リヤウ ひとかどの器量。 ひと‐きれ一切れ】 一つの切れはし。一片。 ひと‐ぎれ人切れ】 人らしいもののはしくれ。ひとげ。日葡辞書「コノイエ(家)ニヒトギレガナイ」 ひと‐きわ一際‥キハ [一]〔名〕 身分・地位などの一つの段階。また、一つの傾向・次元・時機など。源氏物語薄雲「大納言になりて右大将かけ給へるを、いま―あがりなむに」。源氏物語若菜下「世の中はいと常なきものを、―に思ひ定めて」 [二]〔副〕 いちだんと。きわだって。ひとしお。源氏物語帚木「―目驚かして」。「―目立つ」 ひと‐く人来】 鶯うぐいすの鳴き声の擬声語。人の来るにかけていう。古今和歌集雑体「梅の花見にこそ来つれ鶯の――といとひしもをる」 ⇒ひとく‐どり【人来鳥】 ひ‐とく秘匿】 秘密に隠しておくこと。「情報源を―する」 ひ‐とく菲徳】 うすい徳。寡徳。不徳。 ひ‐どく披読】 ひらいてよむこと。 び‐とく美徳】 美しい徳。ほめるべき立派な徳。↔悪徳 ひと‐くい人食い・人喰い‥クヒ ①人間の肉を食うこと。食人。カニバリズム。 ②人に食いつくこと。また、そのような獣など。「―鮫ざめ」 ③人に咬みつく犬。狂言、犬山伏「まして―ならば中々いのる事はなりまらすまい」 ⇒ひとくい‐うま【人食い馬】 ⇒ひとくい‐じんしゅ【人食い人種】 ⇒ひとくい‐バクテリア【人食いバクテリア】 ひとくい‐うま人食い馬‥クヒ‥ 人に咬みつく癖のある馬。滑稽本、六あみだ詣「―にも合口(どんな者にも気の合った仲間はあるの意)、器量ふうぞくにはよらねへもの」 ⇒ひと‐くい【人食い・人喰い】 ひとくい‐じんしゅ人食い人種‥クヒ‥ (→)食人種しょくじんしゅの俗称。 ⇒ひと‐くい【人食い・人喰い】 ひとくい‐バクテリア人食いバクテリア‥クヒ‥ A群溶血性連鎖球菌のうち劇症型感染症を起こす特定の菌の俗称。突然の発熱、血圧低下、軟部組織の壊死、筋炎を起こし、致死率は極めて高い。 ⇒ひと‐くい【人食い・人喰い】 ひと‐くぎり一区切り】 一回区切ること。続いてきたものが、いったん終わること。一段落。「―つく」 ひと‐くくり一括り】 まとめて一つにくくること。また、そのもの。いっかつ。 ひと‐くさ一種】 ひといろ。一種類。源氏物語梅枝「ただ荷葉を―合はせ給へり」 ⇒ひとくさ‐もの【一種物】 ひと‐くさ人草】 もろもろの人。人民。あおひとくさ。古事記「汝いましの国の―」 ひと‐くさ・い人臭い】 〔形〕[文]ひとくさ・し(ク) ①人間の臭いがする。人のいる気配がする。 ②人間らしい。 ひとくさ‐もの一種物(→)「いっすもの」に同じ。輔親集「蔵人所の人々―して参れといへるに」 ⇒ひと‐くさ【一種】 ひと‐くさり一齣・一闋】 謡い物・語り物などの、まとまった一部分。一段落。ひとこま。転じて、ある話題についてひとしきり話すこと。「―論ずる」 ひと‐くず人屑‥クヅ 人間のかす。取るに足りない人間。夏目漱石、虞美人草「電車は―を一杯詰めて威張つて往来を歩いてるぢやないか」 ひと‐くずれ人崩れ‥クヅレ 多人数が動揺して雑踏すること。多人数が退散しようとして混雑すること。 ひと‐くせ一癖】 どこか普通の人と異なっていると感じさせる特異な点。扱いにくく油断できない性質・特徴など。徳田秋声、黴「顎が括れて―ありさうな顔も」。「―も二癖もある人」 ひと‐くぜつ一口説】 一通り口説を言うこと。 ひと‐くだり一下り・一領】 装束などのひとそろい。源氏物語橋姫「綿・絹、袈裟・衣など、すべて―のほどづつ」 ひと‐くだり一行】 ①いちぎょう。 ②文章の、ある一部分。 ③きまりきった口上。また、その一部分。浄瑠璃、近江源氏先陣館「とくと御合点なされしかと、出家形気の―」 ひと‐くち一口】 ①一度に全部を口に入れること。一度に食べること。「ぺろりと―で食べる」 ②一回、口に入れること。その分量。また、少しばかり飲食すること。「―食べてみる」 ③手短にいうこと。「―に言う」 ④少し物を言うこと。一言。「―も言わぬ」 ⑤あるひとまとめ。1単位。「―寄付する」 ⑥分け前。割当て。 ⇒ひとくち‐あきない【一口商い】 ⇒ひとくち‐だい【一口大】 ⇒ひとくち‐ばなし【一口話・一口噺・一口咄】 ⇒ひとくち‐もの【一口物】 ⇒一口乗る ⇒一口物に頬を焼く ひと‐ぐち人口】 他人の言葉。人のうわさ。評判。じんこう。宇治拾遺物語1「めでたき歌とて、世の―にのりて申すめるは」 ひとくち‐あきない一口商い‥アキナヒ ①一言で売買が決定する商取引。 ②転じて、一言で諾否を決定させること。浄瑠璃、国性爺合戦「頼まれうか頼まれぬか―」 ⇒ひと‐くち【一口】 ひとくち‐だい一口大】 軽く一口で食べられる大きさ。「肉を―に切る」 ⇒ひと‐くち【一口】

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