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広辞苑の検索結果 (97)
さだ【定】🔗⭐🔉
さだ【定】
〔副〕
(定ムの語幹か)たしかに、の意か。万葉集11「人間ひとま守もり葦垣越しに吾妹子を相見しからに言そ―多き」
さだ‐か【定か】🔗⭐🔉
さだ‐か【定か】
たしかなさま。はっきりしているさま。分明。古今和歌集恋「むば玉の闇のうつつは―なる夢にいくらもまさらざりけり」。「死亡者の数は―でない」
さだ‐け・し【定けし】🔗⭐🔉
さだ‐け・し【定けし】
〔形ク〕
①はっきりしている。たしかである。
②公明である。履中紀「臣が―・きことを明さむと欲おもふ」
さだ‐さだ‐と【定定と】🔗⭐🔉
さだ‐さだ‐と【定定と】
〔副〕
最もたしかに。はっきりと。源氏物語葵「何にさる事を―けざやかに見聞きけむ」
さだまり【定まり】🔗⭐🔉
さだまり【定まり】
①さだまること。きまり。「お―の苦労話」
②おさまり。鎮定。
⇒さだまり‐ごと【定まり事】
さだまり‐ごと【定まり事】🔗⭐🔉
さだまり‐ごと【定まり事】
①定まって動かないことがら。
②前世の因縁。運命。宿因。西鶴織留6「死は前生ぜんしょうよりの―といへり」
⇒さだまり【定まり】
さだま・る【定まる】🔗⭐🔉
さだま・る【定まる】
〔自五〕
ゆるぎなく維持されるような状態として固定する。
①確定する。規定される。きまる。万葉集19「天地の初めの時ゆうつそみの八十伴の男おは大君にまつろふものと―・れる官にしあれば」。大鏡後一条「文武天皇の御時に年号―・りたり」。「評価が―・る」「日程が―・る」
②一定のしきたりとなる。慣例として定着する。大鏡道隆「御賀茂詣の日は社頭にて三度の御かはらけ―・りて参らするわざなるを」。徒然草「御産の時甑こしき落すことは―・れる事にはあらず」
③配偶者などとして正式にきまる。源氏物語藤裏葉「そこらの御なかにも、すぐれたる御心ざしにて、ならびなきさまに―・り給ひけるも」
④平定・安定する。おちつく。おさまる。しずまる。宇津保物語俊蔭「心―・らぬ人なりけり」。源氏物語澪標「人の国にも事移り世の中―・らぬ折は」。猿蓑「汐―・らぬ外の海づら」(乙州)。「天気が―・らない」「世情が―・る」「足もとが―・らない」
さだめ【定め】🔗⭐🔉
さだめ【定め】
①定めること。決定。評定。判定。源氏物語少女「この御いそぎの事、御としみの事、楽人・舞人の―などを」。源氏物語若菜上「勝ち負けの―し給ひし中に」
②おきて。きまり。規則。法度はっと。「―を破る」
③運命。命数。「つらい―」
⇒さだめ‐がき【定書】
⇒さだめ‐ごと【定め事】
⇒さだめ‐まい【定米】
さだめ‐き・る【定め切る】🔗⭐🔉
さだめ‐き・る【定め切る】
〔他四〕
決定する。決断する。枕草子82「今宵悪あしともよしとも―・りてやみなんかし」
さだめ‐ごと【定め事】🔗⭐🔉
さだめ‐ごと【定め事】
定まったこと。定まった運命。
⇒さだめ【定め】
さだめ‐し【定めし】🔗⭐🔉
さだめ‐し【定めし】
〔副〕
「定めて」に同じ。浄瑠璃、心中天の網島「自害すると首くくるとは、―此ののどを切る方かたが、たんと痛いでござんしよの」。「―がっかりしているだろう」
さだめ‐て【定めて】🔗⭐🔉
さだめ‐て【定めて】
〔副〕
①明らかに。間違いなく。今昔物語集2「生うまるる者は必ず滅す、相あへる者は―離る」
②(下に推量の語を伴って)
㋐かならず。きっと。源氏物語蜻蛉「―宮をしも疑ひ聞え給はじ」
㋑おそらく。たぶん。狂言、入間川「―道通みちとおりの者であらう」
さだめ‐な・い【定め無い】🔗⭐🔉
さだめ‐な・い【定め無い】
〔形〕[文]さだめな・し(ク)
①一定しない。落ち着かない。源氏物語葵「かくのみ―・き御心を」。「―・きは秋の空」
②無常である。源氏物語紅葉賀「世の中の―・きにつけても」。「―・い浮き世」
さだ・める【定める】🔗⭐🔉
さだ・める【定める】
〔他下一〕[文]さだ・む(下二)
ゆるぎなく維持されるような状態を固定する。
①決定する。制定する。(本来は、皇位継承者、帝都の位置、罪刑などの重大な公共的事項について使われた)万葉集6「八百万千年をかねて―・めけむ平城ならの都は」。大鏡道長「御まつりの日四月下子・十一月下申日とを―・めて」。「規則を―・める」
②平定する。鎮定する。万葉集2「天の下治めたまひ食おす国を―・めたまふと」
③安定させる。一定させる。新古今和歌集別「老いぬる身こそ―・めがたけれ」。平家物語9「泊―・めぬ梶枕」。「ねらいを―・める」
④物事の是非・優劣をきめるために、論議する。評議する。源氏物語帚木「中将待ち取りて、この品々をわきまへ―・め争ふ」
⑤判定する。断定する。枕草子56「名のりよし、あし、聞きにくし、など―・むるもをかし」。徒然草「都の空よりは雲の往来ゆききも速き心地して、月の晴れ曇ること―・めがたし」。「可否を―・める」
さだん【定】🔗⭐🔉
さだん【定】
暦注の十二直じゅうにちょくで、造作・転宅・婚礼にはよいが、訴訟・旅立ちには忌むべしとする日。
じょう【定】ヂヤウ🔗⭐🔉
じょう【定】ヂヤウ
(呉音)
①さだめること。さだまること。さだめ。正法眼蔵随聞記6「死去―なり」
②まちがいないこと。たしか。真実。本当。狂言、佐渡狐「狐は有るが―か無いが―か」。「案の―」
③範囲。程度。かぎり。平家物語5「文覚がはたらくところの―を拷してけり」
④(逆接の関係を示して)…するものの。…であっても。平家物語11「小兵といふ―、十二束三ぶせ、弓はつよし」→条じょう5。
⑤(きまった法式の意から)「その通り」「その様子」などの意を表す。今昔物語集19「此の―に念仏を申さば」。宇治拾遺物語14「この御心の―にては」
⑥(→)「さぐり(探)」3に同じ。
⑦〔仏〕(梵語samādhi; dhyānaの訳語)心を一つの対象に集中して安定させること。心の散乱を静めた瞑想の境地。禅定。三昧。
⑧評定ひょうじょう。愚管抄4「御前にて―のありけるに」
じょう‐いん【定印】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐いん【定印】ヂヤウ‥
〔仏〕禅定ぜんじょうに入っていることを示す印契いんげい。法界定印・阿弥陀定印など。
定印
じょうがく‐じ【定額寺】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうがく‐じ【定額寺】ヂヤウ‥
古代の朝廷で一定数を限って保護した官寺。官稲などを賜った。官寺待遇の出願をしたものが多かったために制定。勧修寺・醍醐寺など。
⇒じょう‐がく【定額】
じょうがく‐そう【定額僧】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうがく‐そう【定額僧】ヂヤウ‥
定額寺・勅願寺などに一定数を定めて置かれた僧。
⇒じょう‐がく【定額】
じょうがく‐の‐にょじゅ【定額の女嬬】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうがく‐の‐にょじゅ【定額の女嬬】ヂヤウ‥
後宮職員令で一定の員数を定められた下級女官。徒然草「―といふ事、延喜式に見えたり」
⇒じょう‐がく【定額】
じょう‐き【定器】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐き【定器】ヂヤウ‥
①常に定まって使用する器物。
②飯などを盛って供える仏具。
じょう‐ぎ【定規・定木】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐ぎ【定規・定木】ヂヤウ‥
(rule; ruler)
①線を描き、または物を裁ちなどする時に当てがって用いる具。三角定規・雲形定規・T定規、また、直角定規・斜角定規・留定規・函留定規・下端したば定規など。「―をあてる」
②規準・標準となるもの。模範。規矩準縄きくじゅんじょう。
⇒じょうぎ‐ざ【定規座】
⇒じょうぎ‐ぶち【定規縁】
じょうぎ‐ざ【定規座】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうぎ‐ざ【定規座】ヂヤウ‥
(Norma ラテン)南天の星座。蠍座さそりざの南にあって、盛夏の夕刻に地平で南中する。
⇒じょう‐ぎ【定規・定木】
じょうぎ‐ぶち【定規縁】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうぎ‐ぶち【定規縁】ヂヤウ‥
両開きの扉または引き開けの障子などを閉ざした時に、合せ目が見えないように両建具の接触部に取り付けた細い木。帖木じょうぎ。
⇒じょう‐ぎ【定規・定木】
じょう‐ごう【定業】ヂヤウゴフ🔗⭐🔉
じょう‐ごう【定業】ヂヤウゴフ
〔仏〕苦楽の果報を受けることが決定している業。また、果報を受ける時期が決定している業。決定業けつじょうごう。この業によってもたらされた果報についてもいう。平家物語5「―ならぬ命ではあり、程なく生き出でにけり」
じょう‐づめ【定詰】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐づめ【定詰】ヂヤウ‥
①勤務のため一定の場所に始終詰めていること。また、その人。
②江戸時代、大名・旗本・藩士などが一定期間江戸に勤務のため滞在すること。
じょう‐の‐ゆみ【定の弓】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐の‐ゆみ【定の弓】ヂヤウ‥
密教で、定(禅定)を悪魔を払う弓にたとえていう語。慧(智慧)を矢にたとえていう「慧えの矢」の語と対になる。禅定の弓。謡曲、寝覚「愛染明王、―慧の矢にて悪魔を従へ給ふなり」
じょう‐びけし【定火消】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐びけし【定火消】ヂヤウ‥
江戸幕府の職名。若年寄に属し、旗本・御家人を主任として、江戸市中の防火および非常警備をつかさどった。与力6騎、同心30人、火消人夫若干がこれに属し、役屋敷に居住。1658年(万治1)初めて4組を置く。火消役。
じょう‐まわり【定廻り】ヂヤウマハリ🔗⭐🔉
じょう‐まわり【定廻り】ヂヤウマハリ
江戸時代、町奉行所付の同心で江戸市中を巡回する者。
てい‐あつ【定圧】🔗⭐🔉
てい‐あつ【定圧】
一定の圧力。
⇒ていあつ‐ひねつ【定圧比熱】
ていあつ‐ひねつ【定圧比熱】🔗⭐🔉
ていあつ‐ひねつ【定圧比熱】
一定圧力のもとで熱する場合の物体の比熱。主に気体でいう。一般に定積比熱より大きい。
⇒てい‐あつ【定圧】
てい‐あん【定案】🔗⭐🔉
てい‐あん【定案】
定まった案。
てい‐い【定位】‥ヰ🔗⭐🔉
てい‐い【定位】‥ヰ
①位置・姿勢を一定にすること。また、そのように定めた位置・姿勢。
②〔生〕(orientation)動物が刺激に対して体の位置または姿勢を能動的に定めること。
てい‐いち【定位置】‥ヰ‥🔗⭐🔉
てい‐いち【定位置】‥ヰ‥
決まった位置。いつもの位置。
てい‐いん【定員】‥ヰン🔗⭐🔉
てい‐いん【定員】‥ヰン
定まった人数。きまりの人員。「乗車―」「―に達しない」
てい‐おん【定温】‥ヲン🔗⭐🔉
てい‐おん【定温】‥ヲン
一定の温度。
⇒ていおん‐どうぶつ【定温動物】
ていおん‐どうぶつ【定温動物】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ていおん‐どうぶつ【定温動物】‥ヲン‥
哺乳類・鳥類のように、体温調節の能力をもち、外気の温度に関係なく常にほぼ一定の体温を維持する動物。恒温動物。温血動物。↔変温動物
⇒てい‐おん【定温】
てい‐か【定価】🔗⭐🔉
てい‐か【定価】
商品の、前もって決めてある売値。「―販売」「―で買う」
ていか【定家】🔗⭐🔉
ていか【定家】
①⇒ふじわらのていか(藤原定家)。
②能。金春禅竹作の鬘物。藤原定家と式子しょくし内親王の激しい恋の物語。死後も内親王の墓に定家葛ていかかずらがまつわりついたという伝説を脚色。古称、定家葛。
⇒ていか‐かずら【定家葛】
⇒ていか‐かなづかい【定家仮名遣】
⇒ていか‐づくえ【定家机】
⇒ていか‐に【定家煮】
⇒ていか‐ぶんこ【定家文庫】
⇒ていか‐りゅう【定家流】
てい‐が【定芽】🔗⭐🔉
てい‐が【定芽】
正常の位置、すなわち茎の頂端または葉腋に生じる芽。↔不定芽
ていか‐かなづかい【定家仮名遣】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
ていか‐かなづかい【定家仮名遣】‥ヅカヒ
「を」「お」、「い」「ひ」「ゐ」、「え」「ゑ」「へ」3類8字に関する仮名遣を、藤原定家が平安後期の仮名文献などをもとに定めたもの。「を」と「お」とは音節のアクセントの高低による。後世、俗に定家仮名遣として行われているものは、源親行が著し、行阿が増補したともいう「仮名文字遣」(一名、「行阿仮名遣」)で、「ほ」「わ」「は」「う」「ふ」「む」6字を増補して5類14字とし、さらに語例を増加したもの。中世から江戸時代にかけて堂上家・歌人などの間で広く用いられた。
⇒ていか【定家】
てい‐かく【定格】🔗⭐🔉
てい‐かく【定格】
①一定の規格。
②設計時に保証される機器の使用限度。
③機器を適正に動作させるための条件。
⇒ていかく‐しゅつりょく【定格出力】
てい‐がく【定額】🔗⭐🔉
てい‐がく【定額】
一定の額。さだまった額。
⇒ていがく‐こがわせ【定額小為替】
⇒ていがく‐せい【定額制】
⇒ていがく‐ちょきん【定額貯金】
⇒ていがく‐ねんきん【定額年金】
⇒ていがく‐ほう【定額法】
⇒ていがく‐ほけん【定額保険】
ていがく‐こがわせ【定額小為替】‥ガハセ🔗⭐🔉
ていがく‐こがわせ【定額小為替】‥ガハセ
小口送金のための郵便為替。50円から1万円まで定額の証書で送金する方式。
⇒てい‐がく【定額】
ていかく‐しゅつりょく【定格出力】🔗⭐🔉
ていかく‐しゅつりょく【定格出力】
①機器・装置などで、仕様で定めた出力の値。
②電力増幅器で、決められたひずみ率以内で連続的に取り出しうる正弦波出力。
⇒てい‐かく【定格】
ていがく‐せい【定額制】🔗⭐🔉
ていがく‐せい【定額制】
通信サービスの課金方式の一つ。利用量や利用時間にかかわらず、契約した一定額が課される制度。↔従量制。
⇒てい‐がく【定額】
ていがく‐ちょきん【定額貯金】🔗⭐🔉
ていがく‐ちょきん【定額貯金】
郵便貯金の一種。定額郵便貯金。千円の倍数の金額を預け入れ、最低6カ月据え置いた後いつでも引き出せる貯金。利息は半年ごとの複利計算による。最長10年間預け入れられる。
⇒てい‐がく【定額】
ていがく‐ねんきん【定額年金】🔗⭐🔉
ていがく‐ねんきん【定額年金】
個人年金の一種。支払う保険料に一定の予定利率が適用され、契約時点で将来受け取る金額が確定するもの。
⇒てい‐がく【定額】
ていがく‐ほう【定額法】‥ハフ🔗⭐🔉
ていがく‐ほう【定額法】‥ハフ
〔経〕固定資産の減価償却法の一つ。要償却額を耐用年数で割ったものを各会計年度の減価償却費とする。毎期均等の減価償却費を計上するので均等法・直線法ともいう。→定率法。
⇒てい‐がく【定額】
ていがく‐ほけん【定額保険】🔗⭐🔉
ていがく‐ほけん【定額保険】
保険事故発生の場合に、契約に定めた一定の金額を支払う保険。生命保険が代表的。↔変額保険
⇒てい‐がく【定額】
ていか‐づくえ【定家机】🔗⭐🔉
ていか‐づくえ【定家机】
歌人などの用いた文机ふづくえ。
⇒ていか【定家】
てい‐かっしゃ【定滑車】‥クワツ‥🔗⭐🔉
てい‐かっしゃ【定滑車】‥クワツ‥
軸を固定してある滑車。↔動滑車。→滑車(図)
ていか‐に【定家煮】🔗⭐🔉
ていか‐に【定家煮】
魚介類を塩と酒だけで味つけした料理。
⇒ていか【定家】
ていか‐ぶんこ【定家文庫】🔗⭐🔉
ていか‐ぶんこ【定家文庫】
表面を錦・金襴などでおおい、口にくくり紐をつけた、婦人携帯用の一種の文庫3。定家袋。
定家文庫
提供:ポーラ文化研究所
⇒ていか【定家】
⇒ていか【定家】
ていか‐りゅう【定家流】‥リウ🔗⭐🔉
ていか‐りゅう【定家流】‥リウ
和様書道の一派。室町時代以前に盛んとなった藤原定家を祖とするもの。
定家流
⇒ていか【定家】
⇒ていか【定家】
てい‐かん【定款】‥クワン🔗⭐🔉
てい‐かん【定款】‥クワン
(「款」は法律文などの条項)会社・公益法人・協同組合その他一般に社団法人の目的・組織並びにその業務執行に関する基本規則。また、それを記載した文書。「―に反する」
てい‐かんし【定冠詞】‥クワン‥🔗⭐🔉
てい‐かんし【定冠詞】‥クワン‥
(definite article)冠詞の一つ。名詞(単数・複数とも)の前(稀に後)に付して、その名詞によって表される類の中の特定の個体・メンバーに限定する働きをもつ。the(英語)、le, la, les(フランス語)、der, die, das(ドイツ語)の類。↔不定冠詞
てい‐き【定気】🔗⭐🔉
てい‐き【定気】
太陽の黄経によって1年を二十四節気に区分する暦法。↔平気
てい‐き【定規】🔗⭐🔉
てい‐き【定規】
定まっている規則・規約。
てい‐き【定期】🔗⭐🔉
てい‐き【定期】
①期間・期限・期日を一定に決めてあること。また、その期間・期限・期日。中村正直、西国立志編「―をたがへざる事は」
②定期券の略。「―入れ」
③定期預金の略。
④定期取引の略。
⑤定期米の略。
⇒ていき‐かんこうぶつ【定期刊行物】
⇒ていききん‐さいけん【定期金債権】
⇒ていき‐けい【定期刑】
⇒ていき‐けん【定期券】
⇒ていき‐こうくう‐ろ【定期航空路】
⇒ていき‐こうろ【定期航路】
⇒ていき‐しけん【定期試験】
⇒ていき‐しじょう【定期市場】
⇒ていき‐しゃくちけん【定期借地権】
⇒ていき‐しょうかん【定期償還】
⇒ていき‐しょうきゅう【定期昇給】
⇒ていきしょうきゅう‐せいど【定期昇給制度】
⇒ていき‐せん【定期船】
⇒ていき‐せんきょ【定期選挙】
⇒ていき‐そうかい【定期総会】
⇒ていき‐つみきん【定期積金】
⇒ていき‐てき【定期的】
⇒ていき‐とりひき【定期取引】
⇒ていき‐ねんきん【定期年金】
⇒ていき‐ばらい【定期払い】
⇒ていき‐びん【定期便】
⇒ていき‐ほけん【定期保険】
⇒ていき‐まい【定期米】
⇒ていき‐ようせん‐けいやく【定期傭船契約】
⇒ていき‐よきん【定期預金】
てい‐ぎ【定義】🔗⭐🔉
てい‐ぎ【定義】
(definition)概念の内容を明確に限定すること。すなわち、ある概念の内包を構成する本質的属性を明らかにし他の概念から区別すること。その概念の属する最も近い類を挙げ、さらに種差を挙げて同類の他の概念から区別して命題化すること。例えば「人間は理性的(種差)動物(類概念)である」。
⇒ていぎ‐いき【定義域】
⇒ていぎ‐の‐きょぎ【定義の虚偽】
てい‐ぎ【定議】🔗⭐🔉
てい‐ぎ【定議】
(主として明治初期に用いた語)相談してきめること。
ていき‐かんこうぶつ【定期刊行物】‥カウ‥🔗⭐🔉
ていき‐かんこうぶつ【定期刊行物】‥カウ‥
新聞・雑誌など、一定の期間をおいて刊行される印刷物。
⇒てい‐き【定期】
ていききん‐さいけん【定期金債権】🔗⭐🔉
ていききん‐さいけん【定期金債権】
〔法〕一定の期間、定期的に金銭その他の代替物の給付を受けることを目的とする債権。終身年金・地代など。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐けい【定期刑】🔗⭐🔉
ていき‐けい【定期刑】
裁判所が一定の期間を確定して言い渡す自由刑。↔不定期刑。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐けん【定期券】🔗⭐🔉
ていき‐けん【定期券】
定期乗車券の略。通勤・通学などのために、一定期間内、一定区間の乗車・乗船などに使用する割引切符。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐こうくう‐ろ【定期航空路】‥カウ‥🔗⭐🔉
ていき‐こうくう‐ろ【定期航空路】‥カウ‥
定期に旅客・貨物の輸送をする航空路線。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐こうろ【定期航路】‥カウ‥🔗⭐🔉
ていき‐こうろ【定期航路】‥カウ‥
商船が定期運航される航路。↔不定期航路。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐しけん【定期試験】🔗⭐🔉
ていき‐しけん【定期試験】
定期に施行する試験。↔臨時試験。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐しじょう【定期市場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
ていき‐しじょう【定期市場】‥ヂヤウ
定期取引の行われる市場。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐しゃくちけん【定期借地権】🔗⭐🔉
ていき‐しゃくちけん【定期借地権】
借地権の一つ。設定した期間の満了後には、建物を取り壊して更地にして返還することを前提とするもの。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐しょうかん【定期償還】‥シヤウクワン🔗⭐🔉
ていき‐しょうかん【定期償還】‥シヤウクワン
定期に公債・債券などを償還すること。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐しょうきゅう【定期昇給】‥キフ🔗⭐🔉
ていき‐しょうきゅう【定期昇給】‥キフ
毎年一定の時期に制度として基本給が上がること。ベースアップによる基本給改定とは区別。昭和30年代から普及。定昇。
⇒てい‐き【定期】
ていきしょうきゅう‐せいど【定期昇給制度】‥キフ‥🔗⭐🔉
ていきしょうきゅう‐せいど【定期昇給制度】‥キフ‥
労働者の賃金が毎年一定の時期に昇給する制度。年功序列型賃金体系の根幹をなす。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐せん【定期船】🔗⭐🔉
ていき‐せん【定期船】
一定の航路を定期的に運航する商船。↔不定期船。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐せんきょ【定期選挙】🔗⭐🔉
ていき‐せんきょ【定期選挙】
議員が規定の任期を満了した時に行う選挙。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐つみきん【定期積金】🔗⭐🔉
ていき‐つみきん【定期積金】
銀行などで一定期限に一定金額を契約者に積み立てさせる預金。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐てき【定期的】🔗⭐🔉
ていき‐てき【定期的】
定められた時期ごとに現れる、または、行われるさま。「―に訪れる」
⇒てい‐き【定期】
ていき‐とりひき【定期取引】🔗⭐🔉
ていき‐とりひき【定期取引】
①受渡期日をあらかじめ定めておき、その期間中に転売買戻しによる差金決済の認められる取引方法。商品取引所で行われる先物さきもの取引はこの方法による。
②証券取引における長期清算取引の旧称。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐ねんきん【定期年金】🔗⭐🔉
ていき‐ねんきん【定期年金】
年金受取人が一定年齢に達した時から一定期間、その生存を支給要件とする年金。
⇒てい‐き【定期】
ていぎ‐の‐きょぎ【定義の虚偽】🔗⭐🔉
ていぎ‐の‐きょぎ【定義の虚偽】
論理的虚偽の一つ。循環定義・同語反復など。
⇒てい‐ぎ【定義】
ていき‐ばらい【定期払い】‥バラヒ🔗⭐🔉
ていき‐ばらい【定期払い】‥バラヒ
①一定の期限内または期限ごとにする支払。
②手形支払人が一定の期日(確定日払)または日付後一定の期日経過後(日付後定期払)に支払うこと。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐びん【定期便】🔗⭐🔉
ていき‐びん【定期便】
定期的に行われる連絡・輸送。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐ほけん【定期保険】🔗⭐🔉
ていき‐ほけん【定期保険】
死亡保険の一種。保険期間中に死亡の場合に限り保険金を支払うもの。いわゆる掛捨て保険。↔終身保険。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐まい【定期米】🔗⭐🔉
ていき‐まい【定期米】
もと米穀取引で、定期取引の目的物となる米。期米。清算米。
⇒てい‐き【定期】
てい‐きゅう【定休】‥キウ🔗⭐🔉
てい‐きゅう【定休】‥キウ
(→)定休日に同じ。「火曜―」
⇒ていきゅう‐び【定休日】
ていきゅう‐び【定休日】‥キウ‥🔗⭐🔉
ていきゅう‐び【定休日】‥キウ‥
商店・会社などで、決まって業務を休む日。「五の日が―」
⇒てい‐きゅう【定休】
てい‐ぎょう【定業】‥ゲフ🔗⭐🔉
てい‐ぎょう【定業】‥ゲフ
一定の職業・業務。定職。
ていき‐ようせん‐けいやく【定期傭船契約】🔗⭐🔉
ていき‐ようせん‐けいやく【定期傭船契約】
船舶所有者が一定期間、船の全部を船長付きのまま相手方(定期傭船者)に貸し切り、船長を相手方の指図下におく契約。チャーター‐パーティー。
⇒てい‐き【定期】
ていき‐よきん【定期預金】🔗⭐🔉
ていき‐よきん【定期預金】
銀行などが期限を定めてあずかる預金。普通、3カ月・6カ月・1年・2年を期限と定め、原則として満期日まで払戻をしない。
⇒てい‐き【定期】
[漢]定🔗⭐🔉
定 字形
筆順
〔宀部5画/8画/教育/3674・446A〕
〔音〕テイ(漢) ジョウ〈ヂャウ〉(呉)
〔訓〕さだめる・さだまる・さだか (名)さだ
[意味]
①きめる。さだめる。きまり。「決定・評定ひょうてい・ひょうじょう・推定・規定・定礎」。さだまる。(いつも)きまっている。「未定・定員・定例ていれい・じょうれい・定石じょうせき」
②おさめしずめる。動揺がしずまって落ち着く。「安定・鎮定・治定じじょう・禅定ぜんじょう」
③かならず。きっと。さだめし。「案の定じょう」「必定ひつじょう」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「正」(=足を正しく整えて止める)。屋内のひと所に落ち着いて動かない意。
[下ツキ
安定・一定・改定・画定・確定・火定・仮定・勘定・鑑定・議定・既定・規定・協定・欽定・決定・検定・限定・公定・肯定・校定・国定・固定・裁定・策定・査定・算定・暫定・実定法・指定・所定・人定・推定・制定・設定・禅定・剪定・選定・想定・測定・措定・断定・治定・勅定・鎮定・同定・特定・内定・入定・認定・判定・必定・否定・比定・評定・不定・平定・法定・卜定・未定・約定・予定・量定・論定
筆順
〔宀部5画/8画/教育/3674・446A〕
〔音〕テイ(漢) ジョウ〈ヂャウ〉(呉)
〔訓〕さだめる・さだまる・さだか (名)さだ
[意味]
①きめる。さだめる。きまり。「決定・評定ひょうてい・ひょうじょう・推定・規定・定礎」。さだまる。(いつも)きまっている。「未定・定員・定例ていれい・じょうれい・定石じょうせき」
②おさめしずめる。動揺がしずまって落ち着く。「安定・鎮定・治定じじょう・禅定ぜんじょう」
③かならず。きっと。さだめし。「案の定じょう」「必定ひつじょう」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「正」(=足を正しく整えて止める)。屋内のひと所に落ち着いて動かない意。
[下ツキ
安定・一定・改定・画定・確定・火定・仮定・勘定・鑑定・議定・既定・規定・協定・欽定・決定・検定・限定・公定・肯定・校定・国定・固定・裁定・策定・査定・算定・暫定・実定法・指定・所定・人定・推定・制定・設定・禅定・剪定・選定・想定・測定・措定・断定・治定・勅定・鎮定・同定・特定・内定・入定・認定・判定・必定・否定・比定・評定・不定・平定・法定・卜定・未定・約定・予定・量定・論定
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さだ-か【定か】🔗⭐🔉
さだ-か [1] 【定か】 (形動)[文]ナリ
はっきりしているさま。確かなさま。「霧で―には見えない」「彼の行方は―ではない」
さだ-け・し【定けし】🔗⭐🔉
さだ-け・し 【定けし】 (形ク)
はっきりしている。さだかである。「この言ひ人―・き歌をぬすみて/平中 25」
さだまり【定まり】🔗⭐🔉
さだまり [0][3][4] 【定まり】
(1)さだまること。さだまったこと。きまり。きめ。
(2)きめたこと。決意。「胸のうちには断然(キツ)とせし―もなく/花ごもり(一葉)」
(3)きまりきっていること。おきまり。
→おさだまり
さだまり-ごと【定まり事】🔗⭐🔉
さだまり-ごと [0] 【定まり事】
(1)きまっていて動かぬこと。さだまっていること。
(2)前世の因縁。運命。「死は前生よりの―といへり/浮世草子・織留 6」
さだま・る【定まる】🔗⭐🔉
さだま・る [3] 【定まる】 (動ラ五[四])
(1)考え・方針などがきちんとできあがる。確定する。きまる。「方針が―・る」「いまだに目標が―・らない」
(2)体の位置・姿勢などが変化しないようになる。安定する。「腰が―・らない(=対スル態度ガハッキリシナイ)」「足元が―・らない」
(3)安定した良い状態になる。落ち着く。「天候が―・らない」「事移り世の中―・らぬ折は/源氏(澪標)」
(4)慣例・様式となる。「―・った用紙がある」「神世には歌の文字も―・らず/古今(仮名序)」
〔「定める」に対する自動詞〕
さだめ【定め】🔗⭐🔉
さだめ [3] 【定め】
〔動詞「定める」の連用形から〕
(1)きまり。規則。とりきめ。「本契約に別段の―なき場合は…」
(2)性質・傾向・状態などがはっきりしていて変わらないこと。
(3)運命。宿命。「はかない―」
(4)決定。判定。「この大臣(オトド)の―によりて/大鏡(基経)」
(5)物事を決定するための議論。評定。「主上御元服の―の為に,殿下御出あるべかんなり/平家 1」
さだめ-ごと【定め事】🔗⭐🔉
さだめ-ごと [0] 【定め事】
(1)さだめたこと。規則。さだめ。
(2)さだまった運命。さだめ。
さだめ-し【定めし】🔗⭐🔉
さだめ-し [2][3] 【定めし】 (副)
(下に推量の語を伴って)さぞ。おそらく。「―お困りのことでしょう」
さだめ-て【定めて】🔗⭐🔉
さだめ-て [2] 【定めて】 (副)
(1)(下に推量の語を伴って)さぞ。きっと。さだめし。「―帰りが早からうと思うて/にごりえ(一葉)」
(2)必ず。「生じぬる者は―死ぬる事也/今昔 3」
さだめ-な・い【定め無い】🔗⭐🔉
さだめ-な・い [4] 【定め無い】 (形)[文]ク さだめな・し
(1)落ち着かない。一定しない。「―・き空」
(2)無常である。「―・い浮世」「世の中の,―・きにつけても/源氏(紅葉賀)」
さだ・める【定める】🔗⭐🔉
さだ・める [3] 【定める】 (動マ下一)[文]マ下二 さだ・む
(1)物事をある状態に維持するため,きまりを作る。制定する。規定する。「規則を―・める」「法律の―・めるところにより処罰する」「国境線を―・める」
(2)いろいろある中から,ある物・地点・範囲を選んでそれときめる。きめる。「目標額を―・めて毎月積み立てる」「ねらいを―・める」「行く先も―・めぬ旅」
(3)安定させる。こうだと断定する。「月の晴れ曇る事―・めがたし/徒然 44」
(4)平定する。静める。「天の下治めたまひ食(オズ)国を―・めたまふと/万葉 199」
(5)物事をきめるために議論する。評議する。「しばしふねをとどめて,とかく―・むることあり/土左」
〔「定まる」に対する他動詞〕
さだん【定】🔗⭐🔉
さだん [0] 【定】
暦注の十二直の一。建築・結婚などに吉,訴訟・旅行などに凶という日。
じょう【定】🔗⭐🔉
じょう ヂヤウ 【定】
■一■ (名)
(1)決めたこと。約束。「二月ならば末代欠き申すまじき由,―申ししあひだ/申楽談儀」
(2)そうなるに決まっていること。必然のこと。必定。「案の―」「二とせあまりにすつきりとないが―なり/浮世草子・置土産 2」
(3)本当のこと。真実。「いやいや,確か無いと聞いたが,有るが―か/狂言記・佐渡狐」
(4)弓の弦の中央の矢はずをかける所。麻を巻き少し太くしてある。探(サグ)り。「張り候ひて,そとす引をして,―にて弦音一度,―より上にて一度/今川大双紙」
(5)〔仏〕
〔梵 sam
dhi〕
意識を一定の対象に集中させることで体験される宗教的精神状態。宗教的な瞑想状態の一種。三昧(サンマイ)。
⇔散
(6)(形式名詞)
(ア)ありさま。ようす。状態。「うるはしく装束きて,冠・老懸などあるべき―にしければ/宇治拾遺 15」(イ)程度。範囲。「大矢と申す―のものの,十五束に劣つて引くは候はず/平家 5」
(7)(接続助詞的に用いて)…といっても。…とはいうものの。「大名一人と申すは,勢の少ない―,五百騎に劣るは候はず/平家 5」
■二■ (副)
確かに。きっと。「やい,―言ふか。も一祷(イノリ)ぞ祷つたり/狂言記・柿山伏」
dhi〕
意識を一定の対象に集中させることで体験される宗教的精神状態。宗教的な瞑想状態の一種。三昧(サンマイ)。
⇔散
(6)(形式名詞)
(ア)ありさま。ようす。状態。「うるはしく装束きて,冠・老懸などあるべき―にしければ/宇治拾遺 15」(イ)程度。範囲。「大矢と申す―のものの,十五束に劣つて引くは候はず/平家 5」
(7)(接続助詞的に用いて)…といっても。…とはいうものの。「大名一人と申すは,勢の少ない―,五百騎に劣るは候はず/平家 5」
■二■ (副)
確かに。きっと。「やい,―言ふか。も一祷(イノリ)ぞ祷つたり/狂言記・柿山伏」
じょう=に入(イ)・る🔗⭐🔉
――に入(イ)・る
禅定に入る。入定する。「先づ一七日の間―・り/太平記 12」
じょう-いん【定印】🔗⭐🔉
じょう-いん ヂヤウ― [0] 【定印】
〔仏〕 仏や菩薩がその禅定(ゼンジヨウ)に応じてとる印契(インゲイ)。密教の修法においても,定められた印を結ぶ。
じょう-かく【定格】🔗⭐🔉
じょう-かく ヂヤウ― [0] 【定格】
格式を守ること。また,かたくるしいこと。
じょう-がく【定額】🔗⭐🔉
じょう-がく ヂヤウ― [0] 【定額】
(1)きまった金額。一定の額。ていがく。
(2)「定額僧」に同じ。「浄蔵―を御祈の師にておはす/大鏡(良相)」
じょうがく-じ【定額寺】🔗⭐🔉
じょうがく-じ ヂヤウ― [0][5] 【定額寺】
(1)奈良・平安時代,一定数を限り官寺に準じて特典を与えられ,官稲などを賜わった私寺。律令制衰退とともに有名無実化した。勧修寺・醍醐寺など。
(2)鎌倉時代以降,五山などの禅宗の官寺。
じょうがく-そう【定額僧】🔗⭐🔉
じょうがく-そう ヂヤウ― [4] 【定額僧】
定額寺・勅願寺などに置かれた一定の員数の僧。定額。
じょう-き【定器・常器】🔗⭐🔉
じょう-き [1] ヂヤウ― 【定器】 ・ ジヤウ― 【常器】
(1)日常使用する,食器などの器具。
(2)飯などを盛って仏前に供える容器。
じょう-の-ゆみ【定の弓】🔗⭐🔉
じょう-の-ゆみ ヂヤウ― [1] 【定の弓】
〔仏〕 密教で,禅定の力を悪魔を払う弓にたとえた語。
じょう-まわり【定廻り】🔗⭐🔉
じょう-まわり ヂヤウマハリ [3] 【定廻り】
江戸時代,江戸町奉行・大坂町奉行・京都町奉行などの配下の与力・同心の職種。また,その役にあたる与力・同心。市中を巡回し,犯罪の捜査,法令違反の取り締まりなどを行う。定町廻り。
てい-あつ【定圧】🔗⭐🔉
てい-あつ [0] 【定圧】
一定の圧力。
ていあつ-ひねつ【定圧比熱】🔗⭐🔉
ていあつ-ひねつ [5] 【定圧比熱】
物質が一定の圧力のもとで示す比熱。
→定積比熱
てい-あん【定案】🔗⭐🔉
てい-あん [0] 【定案】
定まった考え。「未だ―を得ない」
てい-い【定位】🔗⭐🔉
てい-い ―
[1] 【定位】 (名)スル
(1)事物の位置・姿勢などを定めること。また,その定められた位置・姿勢など。
(2)生物が身体の空間的位置や姿勢を能動的に定めること。また,その位置や姿勢。
(3)測定器などで,一定の大きさの入力が加えられたとき,または入力が一定の大きさだけ変化した場合,出力がそれに対応した状態に落ち着くこと。
[1] 【定位】 (名)スル
(1)事物の位置・姿勢などを定めること。また,その定められた位置・姿勢など。
(2)生物が身体の空間的位置や姿勢を能動的に定めること。また,その位置や姿勢。
(3)測定器などで,一定の大きさの入力が加えられたとき,または入力が一定の大きさだけ変化した場合,出力がそれに対応した状態に落ち着くこと。
てい-いん【定員】🔗⭐🔉
てい-いん ―
ン [0] 【定員】
規則などによって定められた,組織・団体などの構成員の数。また,乗り物などの,安全に収容し得る人数。「―に満たない」
ン [0] 【定員】
規則などによって定められた,組織・団体などの構成員の数。また,乗り物などの,安全に収容し得る人数。「―に満たない」
ていいん-ばらい-ほうしき【定員払方式】🔗⭐🔉
ていいん-ばらい-ほうしき ―
ンバラヒハウシキ [8] 【定員払方式】
社会福祉における措置費支払い方式の一。措置の費用を定員によって支払う。
→現員払方式
ンバラヒハウシキ [8] 【定員払方式】
社会福祉における措置費支払い方式の一。措置の費用を定員によって支払う。
→現員払方式
てい-おん【定温】🔗⭐🔉
てい-おん ―ヲン [0] 【定温】
一定の温度。「―を保つ」
ていおん-どうぶつ【定温動物】🔗⭐🔉
ていおん-どうぶつ ―ヲン― [5] 【定温動物】
⇒恒温動物(コウオンドウブツ)
てい-か【定価】🔗⭐🔉
てい-か [0] 【定価】
商品の,決まっている値段。「―の二割引」
ていか【定家】🔗⭐🔉
ていか 【定家】
(1)
⇒藤原定家(フジワラノテイカ)
(2)能の一。三番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。古名,定家葛(カズラ)。旅の僧の前に式子内親王の霊が現れ,藤原定家の執拗な愛情が死後葛となって墓石にからみついていると語る。
ていか-かずら【定家葛】🔗⭐🔉
ていか-かずら ―カヅラ [4] 【定家葛】
(1)キョウチクトウ科のつる性常緑木本。山野に生え,ときに庭木とされる。茎は地をはい,また気根を出して樹や岩にからむ。葉は対生し,質厚く光沢がある。初夏,枝先および葉腋に黄白色の花を集散花序につける。花冠は高坏形で巴(トモエ)形に五裂する。茎・葉は鎮痛・強壮などの薬用。古名マサキノカズラ。
(2)定家{(2)}の古名。
定家葛(1)
[図]
[図]
ていか-かなづかい【定家仮名遣い】🔗⭐🔉
ていか-かなづかい ―ヅカヒ [6] 【定家仮名遣い】
藤原定家が平安後期の仮名文献をもとに「お」「を」,「え」「ゑ」「へ」,「い」「ゐ」「ひ」の八つの仮名の使い分けを示したもの。「お」「を」についてはアクセントの高低によって定めたと推定される。定家の作と伝える「下官集」の「嫌文字事」の条に,八つの仮名の用い方が示されている。のち行阿(源知行)が「仮名文字遣」において「ほ」「わ」「は」「む」「う」「ふ」の六字を増補し,江戸中期まで歌人の間で広く用いられた。
ていか-じってい【定家十体】🔗⭐🔉
ていか-じってい 【定家十体】
歌学書。一冊。藤原定家著と伝えられる。1213年以前に成立か。和歌を幽玄様・有心様などの一〇体に分類し,例歌を示す。
ていか-づくえ【定家机】🔗⭐🔉
ていか-づくえ [4] 【定家机】
歌人などの用いた小さな文机(フヅクエ)。
ていか-に【定家煮】🔗⭐🔉
ていか-に [0] 【定家煮】
魚を塩と酒または焼酎で煮ること。
ていか-ぶんこ【定家文庫】🔗⭐🔉
ていか-ぶんこ [4] 【定家文庫】
近世,女性が用いた携帯用の一種の文庫。厚紙で作った箱の外に布を張り,その布で口を覆うようにしたもの。定家袋。
ていか-りゅう【定家流】🔗⭐🔉
ていか-りゅう ―リウ 【定家流】
和様書道の一。藤原定家を祖とする。独特の書体が室町期の茶人に愛好された。
てい-が【定芽】🔗⭐🔉
てい-が [1] 【定芽】
頂芽や腋芽(エキガ)など,決まった位置にできる芽。
→不定芽(フテイガ)
てい-かく【定格】🔗⭐🔉
てい-かく [0] 【定格】
(1)定まった格式。物事のきまり。
(2)ある機器の,指定された条件の下における使用限度。指定条件は定格出力を発生させるべき回転速度・電圧・周波数などで表される。
ていかく-ふか【定格負荷】🔗⭐🔉
ていかく-ふか [5] 【定格負荷】
ある機器で指定条件としている抵抗値。機器の出力,周波数特性などの仕様は,定格負荷を接続した時に保障される。
てい-がく【定額】🔗⭐🔉
てい-がく [0] 【定額】
一定の額。定まった額。「毎月―を入金する」「―料金」
ていがく-こがわせ【定額小為替】🔗⭐🔉
ていがく-こがわせ ―ガハセ [6] 【定額小為替】
郵便為替の一。小額の送金方法。料金が安い。
ていがく-しょうきゃく【定額償却】🔗⭐🔉
ていがく-しょうきゃく ―シヤウ― [5] 【定額償却】
⇒定額法(テイガクホウ)
ていがく-ほう【定額法】🔗⭐🔉
ていがく-ほう ―ハフ [0] 【定額法】
減価償却方法の一。固定資産の耐用年数の間,毎期同一額を償却していく方法。定額償却。直線式償却法。
→定率法
ていがく-ほけん【定額保険】🔗⭐🔉
ていがく-ほけん [5] 【定額保険】
保険事故が発生した際,保険者が支払う額が保険契約によりあらかじめ確定している保険。生命保険の類。
→変額保険
ていがく-もどしいれ【定額戻し入れ】🔗⭐🔉
ていがく-もどしいれ [0] 【定額戻し入れ】
国がいったん支出した予算に対し,一部が返納された場合,もとの予算定額に一定額を戻し入れること。ていがくれいにゅう。
ていがく-ゆうびんちょきん【定額郵便貯金】🔗⭐🔉
ていがく-ゆうびんちょきん ―イウビン― [9] 【定額郵便貯金】
郵便貯金の一。据え置き期間六か月のあとは自由に払い戻しができる。利息は半年ごとの複利で計算する。定額貯金。
てい-かっしゃ【定滑車】🔗⭐🔉
てい-かっしゃ ―クワツシヤ [3] 【定滑車】
軸が固定されている滑車。力の方向を変えるのに用いられる。
⇔動滑車
てい-かん【定款】🔗⭐🔉
てい-かん ―クワン [0] 【定款】
社団法人の目的・組織・業務などを定めた根本規則。また,それを記載した書面。財団法人では定款に当たるものを寄付行為という。
てい-かんし【定冠詞】🔗⭐🔉
てい-かんし ―クワンシ [3] 【定冠詞】
冠詞の一。名詞に冠して,特定,既知などの意を表す。英語の the フランス語の le, la, les ドイツ語の der, die, das など。
→不定冠詞
てい-き【定期】🔗⭐🔉
てい-き [1] 【定期】
(1)期間・期限があらかじめ定まっていること。「―に開催する」
(2)「定期乗車券」の略。
(3)「定期預金」の略。
ていき-あずかり【定期預(か)り】🔗⭐🔉
ていき-あずかり ―アヅカリ [4] 【定期預(か)り】
定期預金を預かり主の方からいう語。
ていき-あずけ【定期預け】🔗⭐🔉
ていき-あずけ ―アヅケ [4] 【定期預け】
定期預金を預け主の方からいう語。
ていき-いち【定期市】🔗⭐🔉
ていき-いち [3] 【定期市】
商品貨幣経済の発展により,各地で定期的に開かれた市。平安時代は子市(ネノイチ)・酉市(トリノイチ)など干支にちなんだ定期市が,鎌倉時代からは月三回の三斎市,室町時代になると月六回の六斎市も開かれた。
ていき-いれ【定期入れ】🔗⭐🔉
ていき-いれ [3] 【定期入れ】
定期券を持ち歩くための入れもの。
ていき-かんこうぶつ【定期刊行物】🔗⭐🔉
ていき-かんこうぶつ ―カンカウ― [6] 【定期刊行物】
一定の期日ごとに継続して発行される出版物。雑誌・年報など。
ていき-きゅうよ【定期給与】🔗⭐🔉
ていき-きゅうよ ―キフ― [4] 【定期給与】
あらかじめ定められている支給条件と算定方法によって支給される給与。ボーナスなどの特別給与と合わせたものが現金給与総額となる。
ていき-きん【定期金】🔗⭐🔉
ていき-きん [0] 【定期金】
一定の時期に,支払いまたは受け取る金銭。
ていき-きん-さいけん【定期金債権】🔗⭐🔉
ていき-きん-さいけん [6] 【定期金債権】
定期に一定の金銭その他の代替物の給付を受けることを目的とする債権。年金・恩給など。
ていき-けい【定期刑】🔗⭐🔉
ていき-けい [3][0] 【定期刑】
宣告の際に,刑期を確定して言い渡される自由刑。現行法ではこれを原則とする。
⇔不定期刑
ていき-けん【定期券】🔗⭐🔉
ていき-けん [3] 【定期券】
「定期乗車券」の略。
ていき-こうい【定期行為】🔗⭐🔉
ていき-こうい ―カウ
[4] 【定期行為】
結婚式当日に用いる衣装の貸借などのように,一定の時までに履行しなければ契約目的を達することができない行為。
[4] 【定期行為】
結婚式当日に用いる衣装の貸借などのように,一定の時までに履行しなければ契約目的を達することができない行為。
ていき-こうかい【定期航海】🔗⭐🔉
ていき-こうかい ―カウ― [4] 【定期航海】
船舶が定期的に一定の航路を航海すること。
ていき-こうくうろ【定期航空路】🔗⭐🔉
ていき-こうくうろ ―カウクウ― [6] 【定期航空路】
定期に運航する航空路。
ていき-こうろ【定期航路】🔗⭐🔉
ていき-こうろ ―カウ― [4] 【定期航路】
定期的に船舶が運航する航路。
ていき-しけん【定期試験】🔗⭐🔉
ていき-しけん [5][4] 【定期試験】
定期に行われる試験。
ていき-しじょう【定期市場】🔗⭐🔉
ていき-しじょう ―ヂヤウ [4] 【定期市場】
定期取引の行われる市場。
ていき-しゃくちけん【定期借地権】🔗⭐🔉
ていき-しゃくちけん [6] 【定期借地権】
存続期間の満了によって終了し,更新されない借地権。1991年(平成3)に制定された借地借家法によって創設された。
ていき-しょうきゅう【定期昇給】🔗⭐🔉
ていき-しょうきゅう ―キフ [4] 【定期昇給】
定期昇給制度による,毎年一定時期の昇給。定昇。
ていき-しょうきゅう-せいど【定期昇給制度】🔗⭐🔉
ていき-しょうきゅう-せいど ―シヨウキフ― [8] 【定期昇給制度】
定年に達するまで,毎年一定の時期に賃金が昇給する制度。昭和初期から行われ,年功賃金制度の骨格をなす。
ていき-じょうしゃけん【定期乗車券】🔗⭐🔉
ていき-じょうしゃけん [6] 【定期乗車券】
ある期間内,ある区間内の交通機関に使用できる割引乗車券。定期券。定期。パス。
ていき-せん【定期船】🔗⭐🔉
ていき-せん [0] 【定期船】
貨客の有無にかかわらず一定の航路を定期的に航走する商船。
ていき-そうかい【定期総会】🔗⭐🔉
ていき-そうかい ―クワイ [4] 【定期総会】
定期に開く総会。特に,一定期に行われる株主総会。
ていき-つみきん【定期積(み)金】🔗⭐🔉
ていき-つみきん [5][4] 【定期積(み)金】
定期に継続して一定金額を払い込み,満期日に一定金額が支払われる預金。
ていき-てき【定期的】🔗⭐🔉
ていき-てき [0] 【定期的】 (形動)
一定の期間・間隔をおいて物事が行われるさま。「―に健康診断を受ける」
ていき-とりひき【定期取引】🔗⭐🔉
ていき-とりひき [4][5] 【定期取引】
決済期日をあらかじめ定めておく取引。現在は商品取引のみ認められている。期日に決済しても中途で反対売買による差金で決済してもよい。また,株式市場における「長期清算取引」の戦前の称。定期売買。
ていき-ねんきん【定期年金】🔗⭐🔉
ていき-ねんきん [4] 【定期年金】
⇒有期(ユウキ)年金
ていき-ねんきんほけん【定期年金保険】🔗⭐🔉
ていき-ねんきんほけん [8] 【定期年金保険】
生命保険の一。保険金額を年金として,一定期間中,定期的に一定額の支払いを受けるもの。
ていき-ばいばい【定期売買】🔗⭐🔉
ていき-ばいばい [4] 【定期売買】
⇒定期取引(テイキトリヒキ)
ていき-ばらい【定期払い】🔗⭐🔉
ていき-ばらい ―バラヒ [4] 【定期払い】
手形の支払いの方法で,一定の期日(確定日払い)に,または日付後一定の期日経過後(日付後定期払い)に支払うこと。
ていき-びん【定期便】🔗⭐🔉
ていき-びん [0] 【定期便】
定まった場所と場所を結んで定期的に行われる連絡や輸送。また,そのための交通機関。
ていき-ほけん【定期保険】🔗⭐🔉
ていき-ほけん [4] 【定期保険】
死亡保険の一。一定期間内に被保険者が死亡した場合に保険金が支払われる生命保険。
→終身(シユウシン)保険
−がけ【定価の8掛で】(和英)🔗⭐🔉
−がけ【定価の8掛で】
at 80 percent of the price;→英和
at a discount of 20 percent.
さだまる【定まる】(和英)🔗⭐🔉
さだまる【定まる】
be decided;be fixed;become peaceful (平定する);be settled (天候が).
さだめ【定め】(和英)🔗⭐🔉
さだめし【定めし】(和英)🔗⭐🔉
さだめし【定めし】
surely;no doubt;probably (多分).→英和
ていいん【定員】(和英)🔗⭐🔉
ていか【定価】(和英)🔗⭐🔉
ていか【定価】
a fixed[list,set]price.定価表(票) a price list (tag).
ていがく【定額所得(預金)】(和英)🔗⭐🔉
ていがく【定額所得(預金)】
a fixed income (deposit).
ていかん【定款】(和英)🔗⭐🔉
ていかん【定款】
the articles of association[incorporation].
ていかんし【定冠詞】(和英)🔗⭐🔉
ていかんし【定冠詞】
⇒冠詞.
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