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さだ‐か【定か】🔗🔉

さだ‐か【定か】 形動はっきりしているさま。たしかなさま。 「━な話ではないが…」 ◇多く下に打ち消しの語を伴う。

さだま・る【定まる】🔗🔉

さだま・る【定まる】 自五 未定だった物事が一つに決まる。また、一つに決まって不動の状態になる。 「目標[方向]が━」 「シンポジウムは争点が━・らなくて退屈した」 「この作品はすでに世間の評価が━・っている」 気持ちなどが一つに決まる。 「心[気持ち]が━」 物事がある作用(特に超越的な力)によって決定づけられる。定められる。 「価格は需要と供給の関係によって━」 「この事件は運命として前世から━・っていたのだ」 《「━・った…」の形で、連体詞的に》一定の、の意を表す。 「私には月々の━・った収入がない」 天気が安定する。 「このところ天気が━・らない」 〔やや古風な言い方で〕内乱が治まって国情が安定する。平定される。治まる。 「天下が━」 ◆は「決まる」とほぼ同義だが、「定まる」は「決まる」に比べて文章語的。 定まりお定まり 関連語 大分類‖決める‖きめる 中分類‖決める‖きめる

さだめ【定め】🔗🔉

さだめ【定め】 〔古風な言い方で〕決めること。また、決められたこと。取り決め。おきて。 「親の━に従う」 前世から定まっている運命。宿命。 「悲しい━」 定まっていて変わらないこと。 「━なき世」 関連語 大分類‖決める‖きめる 中分類‖決める‖きめる

さだめ‐し【定めし】🔗🔉

さだめ‐し【定めし】 《推量の表現を伴って》かなり確かなことだろうと推量する気持ちを表す。きっと。さだめて。 「誰もいなかったので━不安に感じたのだろう」 ◇本来は「定めて」。

さだめ‐て【定めて】🔗🔉

さだめ‐て【定めて】 《推量の表現を伴って》きっと。さぞかし。さだめし。 「━辛かったことだろう」

さだめ‐な・い【定めない】🔗🔉

さだめ‐な・い【定めない】 一定しない。はかない。 「━浮き世」 ‐さ

さだ・める【定める】🔗🔉

さだ・める【定める】 他下一 よるべきものとして、ある決まりを作る。 「憲法を━」 「国語表記の基準を━」 「一定の制限を━・めて運用する」 一定の形に収めて、よるべきものとして示す。規定する。 「憲法に/で戦争の放棄を━」 「契約書には月末までに支払うべしと━・めている」 未定だった物事をそれと決める。 「ここをついの住みかと━」 「営業時間を七時までと━」 「狙いを━・めて撃つ」 は「AをBと/に━」の文型をもつが、この文型でA(=対象)とB(=内容)を入れ替えても文意はおおむね同じ。「ブラジル[永住の地]を永住の地[ブラジル]に━」 割り振って役割や持ち分をきっちりと決める。 「それぞれの分担を━」 一定の場所にしっかりと身を落ち着かせる。また、しっかりと据えて動かさない。 「郊外に居を━」 「女は瞳を━・めて、三四郎を見た漱石 〔やや古風な言い方で〕内乱を鎮めて国情を安定させる。平定する。鎮める。 「天下を━」 ◆きちんと決めて不動の状態にする意。 は「決める」とほぼ同義だが、「定める」は「決める」に比べて文章語的。 定め 関連語 大分類‖決める‖きめる 中分類‖決める‖きめる 大分類‖止める‖とめる 中分類‖固定‖こてい

じょう【定】ヂャウ🔗🔉

じょう【定】ヂャウ (造) さだめる。さだまる。 「━規・━石」 「勘━」 さだめて。かならず。 「必━」 「会者━離」 仏教で、心を一つの対象に集中させて動揺を静め、安定させること。 「禅━・入━」

じょう‐ぎ【定規(定木)】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐ぎ【定規(定木)】ヂャウ━ 直線・曲線・角度などを書くとき、また物を裁断するときにあてがう用具。三角定規・雲形定規・T字定規などがある。 物事を判断するときの基準。手本。模範。 「杓子しゃくし━」

じょう‐ごや【定小屋】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐ごや【定小屋】ヂャウ━ 常設の劇場・興行場。 ある俳優・芸人などが毎月決まって出演する劇場・演劇場。

じょうしき‐まく【定式幕】ヂャウシキ━🔗🔉

じょうしき‐まく【定式幕】ヂャウシキ━ 歌舞伎舞台で用いる正式の引き幕。左から黒・柿・萌葱もえぎの三色の縦縞模様がある。狂言幕。

じょう‐せき【定石】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐せき【定石】ヂャウ━ 囲碁で、ある局面において最善の型とされる決まった打ち方。 物事を処理する上で、一般に最善とされる方法や手順。 「━を踏んだ経営方針」

じょう‐せき【定席】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐せき【定席】ヂャウ━ ある人がいつも座る席。決まった座席。 いつも上演している寄席。常設の寄席。

じょう‐せき【定跡】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐せき【定跡】ヂャウ━ 将棋で、ある局面において最善の型とされる決まった指し方。

じょう‐ほう【定法】ヂャウハフ🔗🔉

じょう‐ほう【定法】ヂャウハフ 公に決められた規則。また、いつもの決まったやり方。

じょう‐みょう【定命】ヂャウミャウ🔗🔉

じょう‐みょう【定命】ヂャウミャウ 仏教で、前世からの因縁によって定められている寿命。

じょう‐もん【定紋】ヂャウ━🔗🔉

じょう‐もん【定紋】ヂャウ━ それぞれの家で定まっている紋所。家紋。

じょう‐やど【定宿・常宿】ヂャウ━・ジャウ━🔗🔉

じょう‐やど【定宿・常宿】ヂャウ━・ジャウ━ いつも決まって泊まる宿屋。

じょう‐れん【常連】ジャウ━🔗🔉

じょう‐れん【常連】ジャウ━ いつも一緒に行動する仲間。 その興行場・飲食店などに、いつも来る客。 ◆「定連」とも。

てい【定】🔗🔉

てい【定】 (造)物事を一つに決める。決めて動かない。また、きまり。さだめ。 「━義・━住・━例」 「確━・決━・固━・指━」

てい‐い【定位】━ヰ🔗🔉

てい‐い【定位】━ヰ 名・自他サ変〔文〕ある事物の位置や姿勢を一定に定めること。また、その定められた位置や姿勢。

てい‐いん【定員】━ヰン🔗🔉

てい‐いん【定員】━ヰン 規則で決められた組織・団体などの構成員の数。また、安全を考慮して決められた乗り物・施設などの収容人数。 「━オーバー」

てい‐おん【定温】━ヲン🔗🔉

てい‐おん【定温】━ヲン 一定の温度。 「室内を━に保つ」

てい‐か【定価】🔗🔉

てい‐か【定価】 商品の、前もって決められている売値。 「━の二割引で売る」

てい‐かく【定格】🔗🔉

てい‐かく【定格】 定まっている格式。 機器類の、指定された条件下での使用限度。条件は電圧・電流・出力・周波数などによって示される。

てい‐がく【定額】🔗🔉

てい‐がく【定額】 一定の金額。決まった金額。 「━貯金」

てい‐かん【定款】━クヮン🔗🔉

てい‐かん【定款】━クヮン 社団法人(公益法人・会社・協同組合など)・財団法人の目的・組織・業務などを定めた根本規則。また、それを記載した書面。

てい‐き【定期】🔗🔉

てい‐き【定期】 あることが行われる時期・期間・期限などがあらかじめ定まっていること。 「━検診」 「定期乗車券」の略。→定期乗車券 「━入れ」 「定期預金」の略。→定期預金

てい‐ぎ【定義】🔗🔉

てい‐ぎ【定義】 名・他サ変ある概念の内容やある語の意味を、他と区別できるように明確に限定すること。また、その限定された内容や意味。

ていき‐けん【定期券】🔗🔉

ていき‐けん【定期券】 「定期乗車券」の略。→定期乗車券

ていき‐じょうしゃけん【定期乗車券】🔗🔉

ていき‐じょうしゃけん【定期乗車券】 一定期間、一定区間に限って何度でも往復できる電車・バスなどの割引乗車券。定期券。定期。

ていき‐せん【定期船】🔗🔉

ていき‐せん【定期船】 一定の航路を定期的に運航する船。ライナー。

ていき‐とりひき【定期取引】🔗🔉

ていき‐とりひき【定期取引】 決済期日をあらかじめ決めておく取引。この間の取引は、受け渡し期日に決済をしても、途中で反対売買による差金決済をしてもよい。現在では商品取引にのみ認められている。

ていき‐びん【定期便】🔗🔉

ていき‐びん【定期便】 一定の区間で定期的に行われる連絡や輸送。また、そのための交通機関。

てい‐きゅう【定休】━キウ🔗🔉

てい‐きゅう【定休】━キウ 会社や商店で、日を決めて業務を休むこと。また、その休業の日。定休日。 関連語 大分類‖休み‖やすみ 中分類‖休み‖やすみ

ていき‐よきん【定期預金】🔗🔉

ていき‐よきん【定期預金】 銀行などが一定の期間を決めてあずかり、支払期日が来るまでは原則として払い戻しをしない預金。定期。

てい‐けい【定形】🔗🔉

てい‐けい【定形】 一定のかたち。決まったかたち。 「━の封筒」

てい‐けい【定型】🔗🔉

てい‐けい【定型】 一定のかた。決まったかた。

ていけい‐し【定型詩】🔗🔉

ていけい‐し【定型詩】 一定の形式・音数律などをそなえた伝統的な詩。漢詩の絶句・律詩、短歌・俳句、ソネットなど。 ⇔自由詩

てい‐けん【定見】🔗🔉

てい‐けん【定見】 他人の意見などに左右されない、その人自身のしっかりした考え。一定の見識。 「無━」 関連語 大分類‖考える‖かんがえる 中分類‖意見‖いけん

てい‐こく【定刻】🔗🔉

てい‐こく【定刻】 定められた時刻。定時。 「━に発車する」

てい‐じ【定時】🔗🔉

てい‐じ【定時】 定められた時刻。一定の時刻。定刻。 「━に出勤する」 一定の時期。定期。 「━総会」 「━刊行物」

てい‐しき【定式】🔗🔉

てい‐しき【定式】 一定の方式。じょうしき。 「━にのっとる」

ていじ‐せい【定時制】🔗🔉

ていじ‐せい【定時制】 学校教育で、夜間などの特定の時間・時期に授業を行う課程。 「━高校」 ⇔全日制

てい‐しゅう【定収】━シウ🔗🔉

てい‐しゅう【定収】━シウ 一定の収入。決まって得られる収入。 「就職して━を得る」 ◇「定収入」の略。 関連語 大分類‖金銭‖きんせん 中分類‖賃金‖ちんぎん

てい‐じゅう【定住】━ヂュウ🔗🔉

てい‐じゅう【定住】━ヂュウ 名・自サ変ある場所に住居を定めて生活すること。 「━の地」

てい‐しょう【定昇】🔗🔉

てい‐しょう【定昇】 制度として、毎年一定の時期に給料が上がること。 ◇「定期昇給」の略。

てい‐じょう【定常】━ジャウ🔗🔉

てい‐じょう【定常】━ジャウ 名・形動常に一定していること。 「━波(=一定の場所で振動するだけで空間的に移動しない波)」

てい‐しょく【定食】🔗🔉

てい‐しょく【定食】 食堂・料理店などで、あらかじめ料理の組み合わせが決まっている食事。

てい‐しょく【定植】🔗🔉

てい‐しょく【定植】 名・他サ変苗を苗床から田畑に移して本式に植えること。 ⇔仮植

てい‐しょく【定職】🔗🔉

てい‐しょく【定職】 一定の収入が得られる、定まった職業。 「━に就く」

てい‐すう【定数】🔗🔉

てい‐すう【定数】 あらかじめ決められた一定の数。 「━を割る」 数学で、変数の値の変化とは無関係に、常に一定の値を示す数字または文字。常数。 ⇔変数

てい‐せい【定性】🔗🔉

てい‐せい【定性】 物質の成分が何であるかを調べて定めること。

ていせい‐ぶんせき【定性分析】🔗🔉

ていせい‐ぶんせき【定性分析】 試料物質がどのような成分からなっているかを知るために行う化学分析。 ⇔定量分析

てい‐せき【定積】🔗🔉

てい‐せき【定積】 一定の面積。また、一定の体積。

てい‐せつ【定説】🔗🔉

てい‐せつ【定説】 一般に正しいと認められている説。

てい‐そ【定礎】🔗🔉

てい‐そ【定礎】 名・自サ変建築工事で、礎石を据えること。建築工事を開始すること。 「━式」

てい‐そく【定則】🔗🔉

てい‐そく【定則】 定められている規則。定規。

ていそく‐すう【定足数】🔗🔉

ていそく‐すう【定足数】 合議制の機関が議事を進め、議決をするのに必要な、最小限の出席員数。国会の各議院では全議員の三分の一以上、地方議会では半数以上など。 「━に達する」

てい‐ち【定置】🔗🔉

てい‐ち【定置】 名・他サ変一定の場所に置くこと。 「消火器を━する」 関連語 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖設置‖せっち 大分類‖止める‖とめる 中分類‖固定‖こてい

ていち‐あみ【定置網】🔗🔉

ていち‐あみ【定置網】 移動する魚群を誘い込んで捕獲するために、沿岸の一定海域に相当期間敷設しておく網。落とし網・台網・枡ます網など。

ていち‐ぎょぎょう【定置漁業】━ギョゲフ🔗🔉

ていち‐ぎょぎょう【定置漁業】━ギョゲフ 定置網などの漁具を一定海域に敷設して行う漁業。

てい‐ちゃく【定着】🔗🔉

てい‐ちゃく【定着】 名・自サ変 その場所・位置・地位などに、しっかりととどまること。 「従業員が━しない店」 ある考え・制度・現象などが人々の間に浸透し、当たり前のものとして受け入れられるようになること。 「週休二日制が━する」 写真で、現像したフィルムや印画紙の未感光部分を薬品で処理し、画像を安定させること。 「━液」 関連語 大分類‖止める‖とめる 中分類‖固定‖こてい 大分類‖付く‖つく 中分類‖付着‖ふちゃく

てい‐てん【定点】🔗🔉

てい‐てん【定点】 数学で、定まった位置の点。与えられた点。 気象・海洋観測の目的で、国際的に定められた洋上の地点。 「━観測」

てい‐ねん【定年(停年)】🔗🔉

てい‐ねん【定年(停年)】 会社・官庁などで、従業員や職員が退職・退官するように定められている年齢。 「━退職」

てい‐ばん【定番】🔗🔉

てい‐ばん【定番】 流行にかかわりなく常に一定の売上げが期待できる基本的な商品。定番商品。 ◇台帳の商品番号が固定していることから。

てい‐ひょう【定評】━ヒャウ🔗🔉

てい‐ひょう【定評】━ヒャウ 広く世間に認められ、しっかりと定まっている評判・評価。 「使いやすさでは━のあるパソコン」 関連語 大分類‖見聞‖けんぶん 中分類‖評判‖ひょうばん

てい‐ほん【定本】🔗🔉

てい‐ほん【定本】 多くの異本を比較・検討して誤りなどを正し、類書中の標準になるように本文を整えた本。 「━平家物語」 全集などの決定版。特に、著者が加筆・訂正した決定版。

てい‐やく【定訳】🔗🔉

てい‐やく【定訳】 評価の定まっている翻訳。

てい‐り【定理】🔗🔉

てい‐り【定理】 定義・公理によって真であることが証明されている命題。 「ピタゴラスの━」

てい‐りつ【定立】🔗🔉

てい‐りつ【定立】 テーゼ。

てい‐りつ【定律】🔗🔉

てい‐りつ【定律】 〔文〕 定められている規則・法則。 自然科学で、ある条件のもとでは必ずある現象が起こるという法則。 「質量不変の━」

てい‐りつ【定率】🔗🔉

てい‐りつ【定率】 比率が定まっていること。また、一定の割合。 「━の税金」

てい‐りょう【定量】━リャウ🔗🔉

てい‐りょう【定量】━リャウ 決められた分量。一定の分量。 「━の食塩を加える」

ていりょう‐ぶんせき【定量分析】テイリャウ━🔗🔉

ていりょう‐ぶんせき【定量分析】テイリャウ━ 試料を構成している成分物質の量を測定する化学分析。重量分析・容量分析・質量分析・比色分析などがある。 ⇔定性分析

てい‐れい【定例】🔗🔉

てい‐れい【定例】 以前から決まっているやり方。ならわし。しきたり。じょうれい。 決まった月日・日時に行われること。定期的に行われること。 「━の会議」 ⇔臨時

てい‐ろん【定論】🔗🔉

てい‐ろん【定論】 多くの人に正しいと認められている論。定説。 「学界の━」

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