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広辞苑の検索結果 (8)

ねじれ‐ばね【撚翅】ネヂレ‥🔗🔉

ねじれ‐ばね撚翅ネヂレ‥ ネジレバネ目の昆虫の総称。甲虫に近縁の小昆虫で、ハチ・カメムシ・ウンカ類などに寄生。宿主は中性化し生殖不能となる。雄は前翅が棍棒状に退化し、後翅は大きく扇状、雌は無翅で蛆状。 ⇒ねじれ【捩れ・捻れ】

ねん‐し【撚糸】🔗🔉

ねん‐し撚糸】 ①単糸を2本以上合わせ、撚りをかけた糸。片撚糸かたよりいと・諸撚糸もろよりいとの類。よりいと。 ②糸に撚りをかけること。「―機」

ひねり【捻り・拈り・撚り】🔗🔉

ひねり捻り・拈り・撚り】 ①ひねること。ねじりまわすこと。 ②普通と変わってひと工夫してあること。また、変わった趣向があること。一風変わった趣向にすること。「―がきいている」 ③袖搦そでがらみなどの武器。 ④包紙の上部をひねった賽銭さいせんまたは祝儀。おひねり。 ⑤相撲のわざの一つ。腕の力で相手の体をねじって倒すもの。上手捻り・下手捻り・合掌捻り・ずぶねりなどがある。 ⇒ひねり‐がさね【捻り重ね】 ⇒ひねり‐ごし【拈り腰】 ⇒ひねり‐ぶくさ【拈り袱紗・捻り帛紗】 ⇒ひねり‐ぶみ【捻り文・拈り書】 ⇒ひねり‐もち【捻り餅】 ⇒ひねり‐もとゆい【捻り元結】

ひね・る【捻る・拈る・撚る】🔗🔉

ひね・る捻る・拈る・撚る】 〔他五〕 ①物を指先でつまんでまわす。源氏物語常夏「筒を―・りつつとみにも打ち出でず」。「スイッチを―・る」 ②身体の一部をねじってまわす。枕草子一本23「外様とざまに―・り向きて」。「腰を―・る」 ③つねる。源氏物語総角「ことわりは返す返す聞えさせてもあまりあらば、抓みも―・らせ給へ」。「手を―・る」 ④考えめぐらす。くふうする。特に、あれこれ考えて歌や俳句を作る。土佐日記「からくして、あやしき歌―・り出だせり」。「頭を―・る」「一句―・る」 ⑤簡単にやっつける。負かす。「軽く―・ってやる」 ⑥試みにする。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「若い時は小相撲の一番も―・つた俺ぢや」 ⑦わざと普通とちがった風をする。一風変わって趣のあるようにする。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「今度は―・つて伊香保の湯治」。浮世風呂3「ぐつと―・つて俗物なる跋」

より‐いと【撚糸・縒糸】🔗🔉

より‐いと撚糸・縒糸】 ①糸をよること。 ②よりをかけた糸。また、より合わせてつくった糸。片撚糸かたよりいとと諸撚糸もろよりいととがある。ねんし。

より‐きん【縒り金・撚り金】🔗🔉

より‐きん縒り金・撚り金「きんし(金糸)1」参照。

よ・る【縒る・撚る】🔗🔉

よ・る縒る・撚る】 [一]〔他五〕 ①まじえてねじり合わせる。組んで巻きつかせる。万葉集7「紫の糸をそ我が―・るあしひきの山橘を貫かむと念ひて」。徒然草「女の髪筋を―・れる綱には大象もよくつながれ」。「こよりを―・る」 ②まげる。また、ねじりまげる。日葡辞書「セ(背)ヲヨル」 [二]〔自下二〕 ⇒よれる(下一)

[漢]撚🔗🔉

 字形 〔手(扌)部12画/15画/3918・4732〕 〔音〕ネン(呉) 〔訓〕よる [意味] ひねる。よりあわせる。よる。「撚糸」

大辞林の検索結果 (12)

え・る【撚る】🔗🔉

え・る 【撚る】 (動ラ四) 「撚(ヨ)る」の転。「苧縄(オナワ)七筋―・り合はせ/浄瑠璃・吉野忠信」

でんし-もく【撚翅目】🔗🔉

でんし-もく [3] 【撚翅目】 昆虫の分類の一目。ほとんどが体長数ミリメートルで,雄の成虫は蜂に似るが前翅が退化する。雌の成虫は,普通はねも脚もない。すべて他の昆虫に内部寄生する。胎生によって生まれた幼虫には三対の脚があるが,寄主に侵入すると脱皮して無脚のうじとなる。日本ではエダヒゲネジレバネ・スズバチネジレバネなど六種が知られる。撚翅類。撚翅(ネジレバネ)。

ねじれ-ばね【撚翅】🔗🔉

ねじれ-ばね ネヂレ― [3] 【撚翅】 撚翅(デンシ)目に属する昆虫の総称。

ねん-し【撚糸】🔗🔉

ねん-し [1] 【撚糸】 糸によりをかけること。また,よりをかけた糸。「―機」

ひねり【捻り・拈り・撚り】🔗🔉

ひねり [3] 【捻り・拈り・撚り】 (1)ひねること。ねじること。「腰の―が大事だ」 (2)普通と少しちがうように,工夫したり趣向をこらしたりすること。「―のある問題」 (3)「捻り技」に同じ。 (4)野球で,投手が球を投げる時,手首をねじって球に特殊な回転を与えること。「―を加える」 (5)「おひねり」に同じ。 (6)綛(カセ)を集めてねじり一単位としたもの。ねじり。 (7)江戸時代,罪人を捕らえるときに用いた道具の一。袖搦(ソデガラ)みなどの類。

ひね・る【捻る・拈る・撚る】🔗🔉

ひね・る [2] 【捻る・拈る・撚る】 (動ラ五[四]) (1)指先でつまんで回転させる。軽くねじる。「蛇口を―・る」「口髭(ヒゲ)を―・る」「銀煙管(ギンギセル)を―・りながら/社会百面相(魯庵)」 (2)体の一部をねじって回す。ねじって向きを変える。「体を―・って後ろを見る」「転んで足首を―・った(=捻挫(ネンザ)スル)」 (3)首を締めて殺す。「鶏(トリ)を―・る」 (4)手間どらずに簡単に相手をやっつける。「新人投手に―・られる」 (5)深く考える。(ア)考え出す。「小難かしい理窟を―・りさうな気色が見える/社会百面相(魯庵)」(イ)(「頭をひねる」の形で)良い考えを生み出そうと,一生懸命考える。知恵をしぼる。「頭を―・って考える」(ウ)(「首をひねる」の形で)問題が解決できずにあれこれ思案する。また,提出されたものが受け入れがたくて,どう処置したものかと思案する。首をかしげる。「専門家も首を―・っている問題」 (6)あれこれ考えて普通とは違う物にする。趣向をこらす。「―・った問題を作る」 (7)あれこれ考えて俳句などを作る。「一句―・る」 (8)つねる。「抓(ツ)みも―・らせ給へ/源氏(総角)」 (9)小銭を紙に包む。おひねりを作る。「幾らか紙に―・つて女中に遣つて置いて/雁(鴎外)」 [可能] ひねれる

より【縒り・撚り】🔗🔉

より [2] 【縒り・撚り】 よること。また,よったもの。「―の甘い糸」

より-いと【撚り糸・縒り糸】🔗🔉

より-いと [3][0] 【撚り糸・縒り糸】 よりをかけた糸。また,より合わせた糸。

より-きん【撚り金・縒り金】🔗🔉

より-きん [0] 【撚り金・縒り金】 金箔(キンパク)を細く切って絹糸に撚り付けたもの。 →金糸

より-ぐけ【撚り絎け】🔗🔉

より-ぐけ [2] 【撚り絎け】 くけ方の一種。布端を細く撚って巻きくける方法。スカーフなどの縁の始末に用いる。

よ・る【縒る・撚る】🔗🔉

よ・る [1] 【縒る・撚る】 ■一■ (動ラ五[四]) (1)糸状のものをひねる。また,数本の細い糸などをひねってからみ合わせ,一本の紐などを作る。「こよりを―・る」「糸を―・る」「女の髪すじを―・れる綱には,大象もよくつながれ/徒然 9」 (2)ねじって回す。よじる。《撚》「掻竦(カイスク)むやうに脊筋を―・る/歌行灯(鏡花)」 [可能] よれる ■二■ (動ラ下二) ⇒よれる

よりいと【撚り糸】(和英)🔗🔉

よりいと【撚り糸】 a twisted thread;twine.→英和

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