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ことあるときはほとけのあしをいただく【事ある時は仏の足を戴く】🔗⭐🔉
ことあるときはほとけのあしをいただく【事ある時は仏の足を戴く】
日ごろ不信心の者も、大事が起こった場合は仏の足下にひれ伏して助けを求めるということ。
《類句》急なれば則(スナワ)ち仏脚を抱く。苦しい時の神頼み。
ことうけよしのいけんきかず【言承良しの異見聞かず】🔗⭐🔉
ことうけよしのいけんきかず【言承良しの異見聞かず】
返事は非常によいが、自分勝手なことをして他人の意見を聞かないこと。
ことがのびればおひれがつく【事が延びれば尾鰭が付く】🔗⭐🔉
ことがのびればおひれがつく【事が延びれば尾鰭が付く】
物事は、長引くと余計な邪魔が入ってめんどうになるということ。
ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず【尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず】▽中国🔗⭐🔉
ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず【尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず】▽中国
本に書いてあることを批判しないでそのまま信じるようならば、本は読まないほうがよい。
《参考》
「書」は、元来は「書経」のこと。
《出典》
尽ク書ヲ信ズレバ則チ書無キニ如カズ。吾(ワレ)武成(フ゛セイ)ニ於(オイ)テ二三策(ニサンサク)ヲ取ルノミ。〔孟子(モウシ)・尽心下篇〕
ことじににかわす【琴柱に膠す】▽中国🔗⭐🔉
ことじににかわす【琴柱に膠す】▽中国
《琴柱をにかわで固めるの意》物事にこだわっていて融通が利かないことのたとえ。
《参考》
「琴柱」は、琴の弦を支える、将棋のこまのような形をしたもの。琴柱を固定させて琴を弾いたのでは調子を変えることができない。
《出典》
藺相如(リンショウシ゛ョ)曰(イワ)ク、王名(ナ)ヲ以(モッ)テ括(カツ)ヲ使ウ。柱(コトシ゛)ニ膠シテ瑟(シツ)ヲ鼓(コ)スルガ若(コ゛ト)シト。〔史記(シキ)・藺相如伝〕
ことにあたる【事に当たる】🔗⭐🔉
ことにあたる【事に当たる】
物事に立ち向かってそれを処理する。
《例文》
「綿密な計算と大胆な決断の下に事に当たれ。」
ことのおをたつ【琴の緒を絶つ】▽中国🔗⭐🔉
ことのおをたつ【琴の緒を絶つ】▽中国
伯牙琴を破る
ことばにあまえる【言葉に甘える】🔗⭐🔉
ことばにあまえる【言葉に甘える】
親切なことばを受けてその意に従う。
《例文》
「では、おことばに甘えて遠慮なくちょうだい致します。」
ことばのさきをおる【言葉の先を折る】🔗⭐🔉
ことばのさきをおる【言葉の先を折る】
相手が話をしているときに口を出してさえぎり、相手が話し続けられないようにする。また、言おうとしていることを先に言ってしまって、相手が話し続けられなくする。
《類句》話の腰(コシ)を折る。
ことばはくにのてがた【言葉は国の手形】🔗⭐🔉
ことばはくにのてがた【言葉は国の手形】
ことばのなまりは、その人が生まれた土地を表す証拠であるということ。
《類句》訛(ナマリ)は国の手形。
ことばはこころのつかい【言葉は心の使い】🔗⭐🔉
ことばはこころのつかい【言葉は心の使い】
ことばは思っていることを表す道具であるから、ことばによってその人の考え・気持ちが分かるということ。
ことばはみのあや【言葉は身の文】▽中国🔗⭐🔉
ことばはみのあや【言葉は身の文】▽中国
ことばはその人の人格や品性を表すものであるということ。
《出典》
言ハ身ノ文ナリ、身将(マサ)ニ隠(カク)レントス、焉(ナン)ゾ之(コレ)ヲ文(カサ゛)ルコトヲ用イン。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・僖公二十四年〕
ことばをかえす【言葉を返す】🔗⭐🔉
ことばをかえす【言葉を返す】
返事をする。
目上の人に対して言い返し反論する。
《例文》
「おことばを返すようで失礼ではありますが……。」
ことばをかざる【言葉を飾る】🔗⭐🔉
ことばをかざる【言葉を飾る】
事実と掛け離れた美しいことばや表現を用いて述べる。
《例文》
「ことばを飾ってばかりいて、内容のない話であった。」
ことばをつぐ【言葉を継ぐ】🔗⭐🔉
ことばをつぐ【言葉を継ぐ】
話をいったん切ってまた話し続けること。
《例文》
「首相はA国の行為を非難し、さらにことばを継いで国交断絶をもほのめかした。」
ことばをつくす【言葉を尽くす】🔗⭐🔉
ことばをつくす【言葉を尽くす】
相手が納得するようにいろいろな表現を用いて一心に話す。
《例文》
「ことばを尽くして説得したが、だめであった。」
ことばをにごす【言葉を濁す】🔗⭐🔉
ことばをにごす【言葉を濁す】
はっきり言わないで、あいまいに言う。
《例文》
「ことばを濁したところをみると、裏に何かあるらしい。」
ことりのおおいとしはほうさく【小鳥の多い年は豊作】🔗⭐🔉
ことりのおおいとしはほうさく【小鳥の多い年は豊作】
小鳥の多く出て来る年は豊作であるということ。
《参考》
天候がよく、餌(エサ)になる作物が豊富なときは小鳥もよく繁殖する。
ことをかく【事を欠く】🔗⭐🔉
ことをかく【事を欠く】
それがなくて不自由する。
《例文》
「今では、着る物食べる物にも事を欠いた貧乏時代が懐かしい。」
他に適当なものがあるのに、わざわざそのようなことをしたり言ったりする。
《例文》
「言うに事(を)欠いて何ということを言うのだ。」
《参考》
は、多く「…に事欠いて」の形で、非難の気持ちで言う。
ことをこのむ【事を好む】🔗⭐🔉
ことをこのむ【事を好む】
事件が起こるのを望む。また、わざと事を荒立てようとする。
《例文》
「決して事を好むわけではないのですから、話し合いで解決できればそれに越したことはありません。」
ことをわける【事を分ける】🔗⭐🔉
ことをわける【事を分ける】
筋道を立てて事情を詳しく説明する。
《例文》
「いかにも事を分けたお話ですが、私は承知できません。」
ことあるときはほとけのあしをいただく【事ある時は仏の足を戴く】🔗⭐🔉
ことあるときはほとけのあしをいただく【事ある時は仏の足を戴く】
ふだんは信仰心などないような人でも、なにかあったときには仏の足元にひれ伏して助けを求め、一心に祈るということ。
〔類〕苦しい時の神頼み
ことがのびればおひれがつく【事が延びれば尾鰭が付く】🔗⭐🔉
ことがのびればおひれがつく【事が延びれば尾鰭が付く】
事が延びると、とかくめんどうでよけいな問題が起こってやりにくくなる。事はできるだけ早く処理しろということ。
◎→尾鰭が付く
〔較〕After a delay comes a let.(事を延ばすと邪魔が入る)
ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず【尽く書を信ずれば則ち書なきに如かず】🔗⭐🔉
ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず【尽く書を信ずれば則ち書なきに如かず】
どんな書物にも誤りや欠陥はあるのだから、それを批判できる力を養って書物を読めということ。
◎書物を読んで、そこに書かれていることのすべてを信じてしまうくらいなら、なまじっか書物など読まないほうがましであるの意から。
〔出〕孟子(もうし)
ことじににかわす【琴柱に膠す】🔗⭐🔉
ことじににかわす【琴柱に膠す】
一つの規則にこだわるあまり融通がきかないことのたとえ。
◎「琴柱」は琴の弦を支えている道具で、これを移動して音の調節をする。それをにかわでくっつけ、動かなくしてしまうの意から。
〔出〕史記
ことだまのさきわうくに【言霊の幸わう国】🔗⭐🔉
ことだまのさきわうくに【言霊の幸わう国】
日本のこと。
◎「言霊」は、古代、ことばに宿るとされていた霊力。それによって栄える国の意。
〔出〕万葉集
ことづてはににならぬ【言伝は荷にならぬ】🔗⭐🔉
ことづてはににならぬ【言伝は荷にならぬ】
人から頼まれる伝言は別に荷物になるわけではなく、負担にもならないということ。
◎ことづてを頼んだり、頼まれたりするときに言うことば。
ことばおおきはしなすくなし【言葉多きは品少なし】🔗⭐🔉
ことばおおきはしなすくなし【言葉多きは品少なし】
おしゃべりな人は品がなく、軽薄だという、おしゃべりを戒めることば。
ことばはくにのてがた【言葉は国の手形】🔗⭐🔉
ことばはくにのてがた【言葉は国の手形】
ことばの訛(なまり)で、その人の出身地がすぐわかるということ。
◎「手形」は昔、てのひらに墨を塗り、紙に押した証明書。ことばの訛はその人の国(出身地)を表す手形だということから。「訛は国の手形」とも言う。
ことばはこころのつかい【言葉は心の使い】🔗⭐🔉
ことばはこころのつかい【言葉は心の使い】
心に思っていることは自然にことばに表れるということ。
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