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こと【言】🔗⭐🔉
こと【言】
(事と同源)
①ことば。万葉集14「人皆の―は絶ゆとも」
②口に出して言うこと。ものいい。万葉集15「旅といへば―にそやすき」
③他人のうわさ。評判。万葉集4「彼その夕よい逢ひて―の繁きも」
④和歌。土佐日記「この歌は常にせぬ人の―なり」
⇒言悖りて出づればまた悖りて入る
こと【事】🔗⭐🔉
こと【事】
(もと「こと(言)」と同語)
➊意識・思考の対象のうち、具象的・空間的でなく、抽象的に考えられるもの。「もの」に対する。
①世に現れる現象。
㋐できごと。事件。万葉集5「世の―なればとどみかねつも」。「―と次第による」「―のなり行き」
㋑大事。変事。万葉集4「わが背子は物な思ほし―しあらば火にも水にもわれ無けなくに」。「さあ―だ」
㋒事情。様子。事態。後鳥羽院御口伝「彼の卿が歌存知の趣、いささかも―により折によるといふ事なし」。「山の―に詳しい」
㋓理由。縁。今昔物語集17「其ればかりを―にて陸むつましくなりなむ後に」
㋔わざ。しわざ。業務。蜻蛉日記中「明くれば起き、暮るれば臥すを―にて」
㋕折々の行事。「―始め」
㋖僧侶の夜食。古今著聞集18「或人―をして贈りたりけるに」
②言ったり考えたり行なったりする中身。
㋐思考・表現の内容。新古今和歌集雑「思ふ―をなど問ふ人のなかるらん」
㋑意味する実体。「弁天小僧とはおれの―だ」
㋒(体言に続けて)「それについて言えば」の意。「私―一身上の都合により」
㋓二つの体言の間に挟んで、上下の体言が同一の実体である意を示す。(通例上が通称、下が正式な呼称)「清水の次郎長―山本長五郎」
㋔(活用語の連体形に付いて)その活用語を名詞化し、また、その語句全体で経験・習慣・必要・状態等を表す。「見る―は信ずる―である」「行った―がない」「早く寝る―にしている」「急ぐ―はない」「まずい―をやった」
㋕(形容詞連体形をうけ副詞句的に)その表す事柄が、述語の指す動作などのしかたに関係する意。「長い―御苦労様」
➋文末にそえて、終助詞的に用いる。
①(動詞の連体形または動詞に打消の助動詞の連体形の付いた形にそえて)願望や軽い命令・禁止を表す。「廊下を走らない―」
②(主に女性語で、活用語の終止形または連体形に付いて)感嘆・疑問を表す。「まあ御苦労な―」「それでいい―」
⇒事ある時は仏の足を戴く
⇒事がな笛吹かん
⇒事が延びれば尾鰭が付く
⇒事ここに至る
⇒事志と違う
⇒事しもあれ
⇒事と次第に依っては
⇒事とする
⇒事ともしない
⇒事に当たる
⇒事に触れて
⇒事に依ると
⇒事も無し
⇒事を起こす
⇒事を欠く
⇒事を構える
⇒事を好む
⇒事を分ける
こと【琴・箏】🔗⭐🔉
こと【琴・箏】
①古く日本の弦楽器の総称。琴きんのこと・箏そうのこと・百済くだらごと・東あずまごと・須磨ごと・琵琶びわのことなど。極楽遊意長承点「虎魄の笛、車
しゃこの琴コト」
②1のうち琴・箏、特に近世以降は箏の通称。「琴」と書くことが多い。

こと【異・殊】🔗⭐🔉
こと【異・殊】
①普通とは違っていること。同じでないこと。後撰和歌集恋「涙の色も―にぞありける」
②すぐれていること。特別。枕草子152「―なる事なき男の」
③ある語に冠して、「別の」「他の」の意を表す語。「―国」「―思ひ」
⇒異にする
こ‐と【古都】🔗⭐🔉
こ‐と【古都】
古いみやこ。旧都。「―の趣」
こ‐と【糊塗】🔗⭐🔉
こ‐と【糊塗】
ごまかしの処置をすること。曖昧あいまいにとりつくろっておくこと。「一時を―する」
こと【如】🔗⭐🔉
こと【如】
〔副〕
(助動詞「如ごとし」の語幹「ごと」と同源)同じく。同じ(…ならば)。万葉集10「―降らば袖さへ濡れて通るべく」
こと‐あ・う【事合ふ】‥アフ🔗⭐🔉
こと‐あ・う【事合ふ】‥アフ
〔自四〕
物事がよくととのう。思い通りになる。源氏物語葵「―・ひたる心地して」
こと‐あげ【言挙げ】🔗⭐🔉
こと‐あげ【言挙げ】
言葉に出して特に言い立てること。とりたてて言うこと。揚言。万葉集18「―せずともとしは栄えむ」
こと‐あたらし・い【事新しい】🔗⭐🔉
こと‐あたらし・い【事新しい】
〔形〕[文]ことあたら・し(シク)
様子が改まっている。ことさらめいている。わざとらしい。謡曲、花筐「―・しき問ひごとかな」
こと‐あまつかみ【別天神】🔗⭐🔉
こと‐あまつかみ【別天神】
古事記で、天地開闢かいびゃくの初めに出現したとされる神。天之御中主神あまのみなかぬしのかみ・高御産巣日神たかみむすひのかみ・神産巣日神かみむすひのかみ・宇摩志阿斯訶備比古遅神うましあしかびひこじのかみ・天之常立神あまのとこたちのかみの称。
こと‐あやまり【言誤り】🔗⭐🔉
こと‐あやまり【言誤り】
言いあやまり。言いそこない。源氏物語夕顔「―しつべきも言ひ紛らはして」
こと‐あやまり【事誤り】🔗⭐🔉
こと‐あやまり【事誤り】
事のまちがい。事のゆきちがい。過失。源氏物語梅枝「花の香をえならぬ袖にうつしても―と妹やとがめむ」
ことあり‐がお【事有り顔】‥ガホ🔗⭐🔉
ことあり‐がお【事有り顔】‥ガホ
子細ありげなかおつき。わけのありそうな様子。源氏物語若紫「夜深う出で給ふも―なりや」
○事ある時は仏の足を戴くことあるときはほとけのあしをいただく
急難のある場合には、平素不信心な者も、仏の足下にひれ伏して救済を得ようと願う。苦しい時の神だのみ。
⇒こと【事】
○事ある時は仏の足を戴くことあるときはほとけのあしをいただく🔗⭐🔉
○事ある時は仏の足を戴くことあるときはほとけのあしをいただく
急難のある場合には、平素不信心な者も、仏の足下にひれ伏して救済を得ようと願う。苦しい時の神だのみ。
⇒こと【事】
こと‐あれ‐かし【事有れかし】
何か事件が起これ、の意で、好奇心などから事を期待するさま。
こと‐あわせ【言合せ】‥アハセ
ことばの調子。語調。永久百首「―よく口走るなり」
ことい【特牛】コトヒ
(コト(殊)オヒ(負)の約かという)「こといのうし」「こというし」の略。夫木和歌抄33「やまと―のかけずまひする」
⇒ことい‐うし【特牛】
⇒こというし‐の【特牛の】
⇒ことい‐の‐うし【特牛】
ことい‐うし【特牛】コトヒ‥
⇒こといのうし。日本永代蔵2「―程なる黒犬」
⇒ことい【特牛】
こというし‐の【特牛の】コトヒ‥
〔枕〕
(特牛が租米を負うて屯倉みやけに運んだことから)「みやけ(三宅)」にかかる。
⇒ことい【特牛】
こと‐い・ず【言出づ】‥イヅ
〔自下二〕
①言い出す。ことばに出す。源氏物語宿木「たはやすく―・づべきことにもあらねば」
②楽器の音や音声を出す。源氏物語横笛「想夫恋は、心とさしすぎて―・で給はむや、憎きことに侍らまし」
こと‐いた【琴板】
琴占ことうらに用いるヒノキの板。長さ2尺5寸、幅1尺余、厚さ1寸余。笏しゃくでたたいて神おろしを行う。→神憑板かみよりいた
こと‐いた・し【言痛し】
〔形ク〕
(→)「こちたし」に同じ。夫木和歌抄22「―・くは待てと思ふを」
こと‐いと【琴糸】
琴に張る弦。ことのお。
ことい‐の‐うし【特牛】コトヒ‥
重荷を負う牡牛。強健な牡牛。こというし。こっていうし。万葉集16「―の鞍の上の」
⇒ことい【特牛】
こと‐いみ【言忌み】
不吉なことばを使うのを忌みつつしむこと。源氏物語浮舟「こまごまと―もえしあへず」
こと‐いみ【事忌み】
不吉な事や行いを忌みつつしむこと。源氏物語蜻蛉「田舎人どもは…―など、深くするものなり」
ごど‐いり【五度入】
三度入より二まわり大きい酒盃に用いる土器かわらけ。犬筑波「あがりもて行く酒のさかづきたつひばり雲に―七どいり」→三度入→七度入
こと‐いろ【異色】
別の色。他の色。夫木和歌抄16「冬来ても猶時あれや庭の菊―染むる四方の嵐に」
ことう【小藤】
姓氏の一つ。
⇒ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】
こ‐とう【戸頭】
一戸の長。戸主。
こ‐とう【古刀】‥タウ
ふるい刀剣。特に、慶長(1596〜1615)以前に作った刀剣をいう。↔新刀
こ‐とう【古塔】‥タフ
古い塔。
こ‐とう【孤灯】
一つぽつりとともっている灯火。
こ‐とう【孤島】‥タウ
①海上遠く離れて一つだけある島。「絶海の―」
②比喩的に、交通の便がきわめて悪い所。「陸の―」
こ‐とう【弧灯】
アーク灯のこと。
こ‐とう【胡豆】
エンドウの異称。
こ‐とう【湖頭】
湖沼で河水などの流入口。また、湖畔。↔湖尻
こ‐どう【小胴】
小鼓こつづみの別称。
こ‐どう【古道】‥ダウ
①古代の交通路。もとの道路。旧道。↔新道。
②昔からの道義・精神文化。昔のやり方。
こ‐どう【古銅】
①古代の銅器。
②古代の銅銭。古銭。
⇒こどう‐きせき【古銅輝石】
こ‐どう【胡銅】
(コトウとも)一種のブロンズ(青銅)。茶器などを製し、珍重した。申楽談儀「―の物を見るやうなりしなり」
こ‐どう【鼓動】
①ふるえ動くこと。ふるわし動かすこと。
②心臓の律動的な運動。また、それが胸に伝える響き。
③比喩的に、内にある強い動きが外に伝わること。「新時代の―」
ごとう【五島】‥タウ
①五島列島の略。
②長崎県西部、五島列島にある市。人口4万5千。
⇒ごとう‐くじら【五島鯨】
⇒ごとう‐するめ【五島鯣】
⇒ごとう‐れっとう【五島列島】
ごとう【五島】‥タウ
姓氏の一つ。
⇒ごとう‐けいた【五島慶太】
ご‐とう【後唐】‥タウ
⇒こうとう
ごとう【後藤】
姓氏の一つ。
⇒ごとう‐こんざん【後藤艮山】
⇒ごとう‐しざん【後藤芝山】
⇒ごとう‐しゅいち【後藤守一】
⇒ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】
⇒ごとう‐しんぺい【後藤新平】
⇒ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】
⇒ごとう‐てん【後藤点】
⇒ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】
⇒ごとう‐ぼり【後藤彫】
⇒ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】
⇒ごとう‐みつつぐ【後藤光次】
⇒ごとう‐もの【後藤物】
⇒ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】
ご‐とう【御灯】
⇒みとう
ご‐とう【語頭】
語のはじめ。↔語尾
ご‐とう【誤答】‥タフ
あやまった答。
ご‐どう【五道】‥ダウ
〔仏〕(→)五悪趣ごあくしゅに同じ。
ご‐どう【悟道】‥ダウ
〔仏〕仏法の真理を悟ること。
ご‐どう【梧桐】
アオギリの漢名。万葉集5「―の日本琴一面」
ゴドウィン【Mary Godwin】
「ウルストンクラフト」参照。
ゴドウィン【William Godwin】
イギリスの政治評論家・小説家。無政府主義の先駆。著「政治的正義論」など。(1756〜1836)
こ‐どうき【古銅器】
①古代の銅器。古い銅器。
②古代中国に青銅で鋳造した彝い・尊そん・爵しゃくなどの器物。
こどう‐きせき【古銅輝石】
頑火輝石の一種。少し鉄を含み、灰緑色または淡緑色、古銅の光沢を有する。
⇒こ‐どう【古銅】
こどう‐きょう【跨道橋】‥ダウケウ
道路横断用の陸橋。
こ‐どうぐ【小道具】‥ダウ‥
①こまごました道具。
②女が髪や身に付ける装飾品。櫛・笄こうがいの類。
③刀剣の付属品。鍔つば・目貫めぬきなど。
④能で、役者が携行できる程度の小さい道具。扇・太刀・水桶など。↔作物つくりもの。
⑤舞台や映画のセットで使用するこまごました道具の総称。また、それを扱う係。↔大道具。
⇒こどうぐ‐うり【小道具売】
⇒こどうぐ‐かた【小道具方】
⇒こどうぐ‐づけ【小道具付】
⇒こどうぐ‐や【小道具屋】
こどうぐ‐うり【小道具売】‥ダウ‥
(→)小道具屋に同じ。
⇒こ‐どうぐ【小道具】
こどうぐ‐かた【小道具方】‥ダウ‥
芝居で小道具を作る人。また、扱う人。
⇒こ‐どうぐ【小道具】
ごとう‐くじら【五島鯨】‥タウクヂラ
ゴンドウクジラの別称。
⇒ごとう【五島】
こどうぐ‐づけ【小道具付】‥ダウ‥
演劇で演技に必要な小道具を一場ごとに列記した書付。
⇒こ‐どうぐ【小道具】
こどうぐ‐や【小道具屋】‥ダウ‥
刀剣の付属品を売る家。また、その人。
⇒こ‐どうぐ【小道具】
こと‐うけ【言承け】
ひきうけること。承知。承諾。今昔物語集27「由なき―をしてけると思へども」
⇒言承けよしの異見聞かず
ごとう‐けいた【五島慶太】‥タウ‥
実業家。長野県生れ。東大卒。東急グループの創始者。東条内閣で運輸通信大臣。(1882〜1959)
⇒ごとう【五島】
こと‐あれ‐かし【事有れかし】🔗⭐🔉
こと‐あれ‐かし【事有れかし】
何か事件が起これ、の意で、好奇心などから事を期待するさま。
こと‐あわせ【言合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
こと‐あわせ【言合せ】‥アハセ
ことばの調子。語調。永久百首「―よく口走るなり」
ことい【特牛】コトヒ🔗⭐🔉
ことい【特牛】コトヒ
(コト(殊)オヒ(負)の約かという)「こといのうし」「こというし」の略。夫木和歌抄33「やまと―のかけずまひする」
⇒ことい‐うし【特牛】
⇒こというし‐の【特牛の】
⇒ことい‐の‐うし【特牛】
こというし‐の【特牛の】コトヒ‥🔗⭐🔉
こというし‐の【特牛の】コトヒ‥
〔枕〕
(特牛が租米を負うて屯倉みやけに運んだことから)「みやけ(三宅)」にかかる。
⇒ことい【特牛】
こと‐い・ず【言出づ】‥イヅ🔗⭐🔉
こと‐い・ず【言出づ】‥イヅ
〔自下二〕
①言い出す。ことばに出す。源氏物語宿木「たはやすく―・づべきことにもあらねば」
②楽器の音や音声を出す。源氏物語横笛「想夫恋は、心とさしすぎて―・で給はむや、憎きことに侍らまし」
こと‐いた【琴板】🔗⭐🔉
こと‐いた【琴板】
琴占ことうらに用いるヒノキの板。長さ2尺5寸、幅1尺余、厚さ1寸余。笏しゃくでたたいて神おろしを行う。→神憑板かみよりいた
こと‐いた・し【言痛し】🔗⭐🔉
こと‐いた・し【言痛し】
〔形ク〕
(→)「こちたし」に同じ。夫木和歌抄22「―・くは待てと思ふを」
こと‐いと【琴糸】🔗⭐🔉
こと‐いと【琴糸】
琴に張る弦。ことのお。
ことい‐の‐うし【特牛】コトヒ‥🔗⭐🔉
ことい‐の‐うし【特牛】コトヒ‥
重荷を負う牡牛。強健な牡牛。こというし。こっていうし。万葉集16「―の鞍の上の」
⇒ことい【特牛】
こと‐いみ【言忌み】🔗⭐🔉
こと‐いみ【言忌み】
不吉なことばを使うのを忌みつつしむこと。源氏物語浮舟「こまごまと―もえしあへず」
こと‐いみ【事忌み】🔗⭐🔉
こと‐いみ【事忌み】
不吉な事や行いを忌みつつしむこと。源氏物語蜻蛉「田舎人どもは…―など、深くするものなり」
こと‐いろ【異色】🔗⭐🔉
こと‐いろ【異色】
別の色。他の色。夫木和歌抄16「冬来ても猶時あれや庭の菊―染むる四方の嵐に」
ことう【小藤】🔗⭐🔉
ことう【小藤】
姓氏の一つ。
⇒ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】
こ‐とう【戸頭】🔗⭐🔉
こ‐とう【戸頭】
一戸の長。戸主。
こ‐とう【古刀】‥タウ🔗⭐🔉
こ‐とう【古刀】‥タウ
ふるい刀剣。特に、慶長(1596〜1615)以前に作った刀剣をいう。↔新刀
こ‐とう【古塔】‥タフ🔗⭐🔉
こ‐とう【古塔】‥タフ
古い塔。
こ‐とう【孤灯】🔗⭐🔉
こ‐とう【孤灯】
一つぽつりとともっている灯火。
こ‐とう【孤島】‥タウ🔗⭐🔉
こ‐とう【孤島】‥タウ
①海上遠く離れて一つだけある島。「絶海の―」
②比喩的に、交通の便がきわめて悪い所。「陸の―」
こ‐とう【弧灯】🔗⭐🔉
こ‐とう【弧灯】
アーク灯のこと。
こ‐とう【胡豆】🔗⭐🔉
こ‐とう【胡豆】
エンドウの異称。
こ‐とう【湖頭】🔗⭐🔉
こ‐とう【湖頭】
湖沼で河水などの流入口。また、湖畔。↔湖尻
こと‐うけ【言承け】🔗⭐🔉
こと‐うけ【言承け】
ひきうけること。承知。承諾。今昔物語集27「由なき―をしてけると思へども」
⇒言承けよしの異見聞かず
○言承けよしの異見聞かずことうけよしのいけんきかず🔗⭐🔉
○言承けよしの異見聞かずことうけよしのいけんきかず
わかったという返事だけはよいが、実際には他人の意見を聞き入れないことにいう。
⇒こと‐うけ【言承け】
ご‐どうげん【呉道玄】‥ダウ‥
呉道子ごどうしの別称。
ごとう‐こんざん【後藤艮山】
江戸中期の儒医。古医方の祖。名は達。江戸の人。主として温泉・熊胆くまのい・艾灸を用い、また円匕まるさじをつくって薬剤の分量を正す。香川修徳・山脇東洋らを育てる。著「熊胆蕃椒灸説」など。(1659〜1733)
⇒ごとう【後藤】
ご‐どうし【呉道子】‥ダウ‥
唐代の画家。初名、道子。玄宗のとき宮廷画家となり道玄と改名。主に山水・人物・鳥獣・仏像などを題材にとり、壁画の製作を中心に筆をふるい、唐代の画風を一変させた。特に大規模な構成力と雄渾な筆法とを謳われた。(680頃〜750頃)
ごとう‐しざん【後藤芝山】
江戸中期の儒学者。名は世鈞。高松藩儒。後藤点の創作者。著「元明史略」など。(1721〜1782)→後藤点。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐しゃく【五等爵】
公・侯・伯・子・男の五爵。
ごとう‐しゅいち【後藤守一】
考古学者。神奈川県生れ。東京高師卒。東京帝室博物館鑑査官を経て明治大学教授。古墳やその出土品を研究。著「漢式鏡」「日本古代文化研究」など。(1889〜1960)
⇒ごとう【後藤】
ご‐とうしょ【御当所】‥タウ‥
他の土地の者が、いま現にいる地または話題に上った相手の地を敬意をもって呼ぶ語。御当地。「―力士」
⇒ごとうしょ‐ずもう【御当所相撲】
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】‥シヤウ‥ラウ
政治家。土佐藩士。大政奉還運動を起こし、明治維新後、参議。征韓論政変で下野。板垣退助・副島種臣・江藤新平らと民撰議院設立を建白。自由党に参加。大同団結を提唱。のち逓相・農商務相。伯爵。(1838〜1897)
後藤象二郎
提供:毎日新聞社
⇒ごとう【後藤】
ごとうしょ‐ずもう【御当所相撲】‥タウ‥ズマフ
相撲で、その力士の出身地で行われる興行をいう。
⇒ご‐とうしょ【御当所】
ごとう‐しんぺい【後藤新平】
政治家。岩手、水沢藩士の子。医師より官界に転じ、衛生局長ののち台湾総督府民政局長・満鉄総裁として植民地経営に手腕をふるう。また逓相・内相・外相・東京市長などを歴任、関東大震災復興や対ソ外交に努力。壮大な構想をたびたび提唱し、「大風呂敷」と呼ばれた。伯爵。(1857〜1929)
後藤新平
提供:毎日新聞社
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐するめ【五島鯣】‥タウ‥
五島列島産のケンサキイカで製した上等のするめ。
⇒ごとう【五島】
ごとう‐せん【五当銭】‥タウ‥
1個で当時の通用銭5文に相当した銭。天明(1781〜1789)年間の仙台通宝銭の類。
こと‐うた【琴歌・箏歌】
①琴に合わせてうたう歌。
②歌舞伎の下座唄げざうたの一つ。時代物に用い、御殿や宮廷を暗示。普通、三味線で琴の感じを出す。
ご‐とうち【御当地】‥タウ‥
(→)御当所に同じ。
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】‥チウグワイ
小説家・評論家。本名、寅之助。羽後(秋田県)生れ。「新小説」を主宰、非自然主義を唱道。小説「ありのすさび」、評論「非自然主義」など。(1866〜1938)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐てん【後藤点】
漢文訓読法の一つ。後藤芝山しざんがつけた四書五経の訓点。道春点のように和訓に偏せず、一斎点のように漢文直訳にかたよらないもの。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】‥ラウ
名物の短刀。作刀者は粟田口吉光(通称、藤四郎)。国宝。
⇒ごとう【後藤】
ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】‥ラウ
地質学者。島根県生れ。東大教授。日本の古期岩類を地帯構造区分し、火山調査に指導的役割を果たして日本の火山学の確立に貢献。濃尾地震で断層地震説を唱えて注目された。(1856〜1935)
⇒ことう【小藤】
ごとう‐ぼり【後藤彫】
金工後藤祐乗ゆうじょう一門の作品。→家彫いえぼり。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】‥ヱ
桃山時代の武将。名は基次。初め黒田孝高・同長政に仕えた。のち浪人し、大坂夏の陣に戦死。(1560?〜1615)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐みつつぐ【後藤光次】
江戸初期の幕府金改役。通称、庄三郎。後藤徳乗の門人。家康に抜擢されて金座の主宰者となり、代々金改役として鋳貨をつかさどった。(1571〜1625)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐もの【後藤物】
後藤彫の細工物。
⇒ごとう【後藤】
ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖の東岸、滋賀県彦根に産出した陶磁器。1829年(文政12)に開窯し、42年から62年までは井伊家の藩窯はんよう。
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】‥イウ‥
室町中期の金工。名は正奥。通称、四郎兵衛。法印。美濃の人。足利義政に仕え刀装具を制作。三所物みところものの技法・意匠に新機軸を出し、後藤家の開祖となる。(1440〜1512)
⇒ごとう【後藤】
こと‐うら【琴占】
占法の一つ。琴を弾じて神霊を迎え、吉凶を占うこと。日本書紀の神功摂政前紀などに見える。後には琴板を笏しゃくでたたいて占った。
こと‐うら【異浦】
他の浦。別の浦。後拾遺和歌集恋「―にこそ煙立つなれ」
こ‐どうりょう【古同僚】‥レウ
昔の同僚。源平盛衰記30「樋口は―、見知りたるらんとて召されたり」
こと‐うるわ・し【言美はし】‥ウルハシ
〔形シク〕
ことばづかいが立派で端正である。徒然草「ことに若くかたちよき人の―・しきは」
こと‐うるわ・し【事美はし】‥ウルハシ
〔形シク〕
端正である。きちんとしている。大鏡師輔「魚袋…―・しう松の枝につけさせ給へり」
ごとう‐れっとう【五島列島】‥タウ‥タウ
長崎市の北西海上にある列島。長崎県北松浦郡・南松浦郡・五島市に属する。名は福江・奈留なる・若松・中通なかどおり・宇久(後には宇久に代えて久賀ひさか)の5島を総称したことに由来。全島140余から成り、漁業が盛ん。近世、キリシタンの潜んだ地。
⇒ごとう【五島】
こと‐えり【言選り】
用語を選択すること。源氏物語帚木「文を書けどおほどかに―をし」
こと‐おおせごと【異仰せ言】‥オホセ‥
別の仰せごと。他の御命令。宇津保物語初秋「―は…身の堪へむに従ひて承らむに」
ご‐とおか【五十日】‥トヲカ
5日ないし10日の間、すなわちわずかの時日。
こと‐おか・し【事可笑し】‥ヲカシ
〔形シク〕
笑うべきことである。浄瑠璃、出世景清「腕なしのふりづんばい、かたはらいたし―・し」
こと‐おさめ【事納】‥ヲサメ
①(その年の)物事のしおさめ。
②⇒おことおさめ(御事納)
こと‐おとこ【異男】‥ヲトコ
①他の男。大和物語「この心がけし娘、―して京にのぼりたりければ」
②夫以外の他の男。情人。あだし男。宇治拾遺物語3「別当が妻―に語らはれて」
こと‐おのこ【異男子】‥ヲノコ
(→)「ことおとこ」に同じ。
ごとお‐び【五十日】‥トヲ‥
月のうち、五、十のつく日。取引の支払い日にあたり、車の動きが多く交通渋滞が激しくなる。
こと‐おもい【異思い】‥オモヒ
ほかに思うこと。他念。余念。発心集「又―せず、一心に念仏をぞ申したりける」
こと‐おり【異折】‥ヲリ
ほかの折。他の時。枕草子39「いつかは―にさはしたりし」
ゴドーをまちながら【ゴドーを待ちながら】
(En attendant Godot フランス)ベケット作の戯曲。1953年初演。作者自身の英訳台本により、55年イギリスで上演。二人の男がゴドーを待ちつづけるのみという、従来のドラマツルギーを逸脱・否定した構造を持ち、現代演劇に絶大な影響を与えた。
こと‐おんな【異女】‥ヲンナ
①他の女。
②妻以外の他の女。情人。あだし女。仁勢物語「男、―ありて思ひくたびれて千歳の中も離々かれがれにて」
こと‐かき【事欠き】
①不足なこと。不自由なこと。
②まにあわせ。日本永代蔵4「夜半油を切らして女房の髪の油を―にさすなど」
こと‐がき【事書・言書】
①文書で「一、…の事」と書くこと。また、その文書。箇条書かじょうがき。太平記6「委細の―十七箇条の恩裁を添へられたり」
②特に、寺院の衆徒などが上位の者に事を申請するために出す決議文。太平記40「三塔の―、鳥使翅を費すばかりなり」
③和歌の前書き。ことばがき。太平記15「一首の歌に―を書きそへたりける」
こと‐か・く【事欠く】
〔自五〕
(古くは下二段にも活用。多く「…に―・く」の形で)不足に感じる。ないために不自由する。事を欠く。徒然草「遁世者はなきに―・けぬやうをはからひて」。「食うに―・かない」「言うに―・いて」
こと‐かけ【事欠け】
(→)「ことかき」に同じ。好色一代女5「―なればこそ堪忍すれ」
こと‐かそ【異父】
父が違うこと。清寧紀「―の兄」
こと‐かた【異方】
異なる方。別の所。枕草子90「久しうなりげなるかたはらいたさに―より入りて」
⇒ことかた‐ざま【異方方】
ことかた‐ざま【異方方】
違った方。別の方向。相模集「夢ならば―に誓ひつつ」
⇒こと‐かた【異方】
こと‐かたら・う【言語らふ】‥カタラフ
〔他四〕
語り合う。言いかわす。新拾遺和歌集夏「うちしのび―・はん時鳥あすをあやめの音には立つとも」
こと‐がち【事勝ち】
その事のありがちなこと。宇津保物語嵯峨院「おぼつかなき―になむ」


こと‐うた【琴歌・箏歌】🔗⭐🔉
こと‐うた【琴歌・箏歌】
①琴に合わせてうたう歌。
②歌舞伎の下座唄げざうたの一つ。時代物に用い、御殿や宮廷を暗示。普通、三味線で琴の感じを出す。
ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】‥ラウ🔗⭐🔉
ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】‥ラウ
地質学者。島根県生れ。東大教授。日本の古期岩類を地帯構造区分し、火山調査に指導的役割を果たして日本の火山学の確立に貢献。濃尾地震で断層地震説を唱えて注目された。(1856〜1935)
⇒ことう【小藤】
ことう‐やき【湖東焼】🔗⭐🔉
ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖の東岸、滋賀県彦根に産出した陶磁器。1829年(文政12)に開窯し、42年から62年までは井伊家の藩窯はんよう。
こと‐うら【琴占】🔗⭐🔉
こと‐うら【琴占】
占法の一つ。琴を弾じて神霊を迎え、吉凶を占うこと。日本書紀の神功摂政前紀などに見える。後には琴板を笏しゃくでたたいて占った。
こと‐うら【異浦】🔗⭐🔉
こと‐うら【異浦】
他の浦。別の浦。後拾遺和歌集恋「―にこそ煙立つなれ」
こと‐うるわ・し【言美はし】‥ウルハシ🔗⭐🔉
こと‐うるわ・し【言美はし】‥ウルハシ
〔形シク〕
ことばづかいが立派で端正である。徒然草「ことに若くかたちよき人の―・しきは」
こと‐うるわ・し【事美はし】‥ウルハシ🔗⭐🔉
こと‐うるわ・し【事美はし】‥ウルハシ
〔形シク〕
端正である。きちんとしている。大鏡師輔「魚袋…―・しう松の枝につけさせ給へり」
こと‐えり【言選り】🔗⭐🔉
こと‐えり【言選り】
用語を選択すること。源氏物語帚木「文を書けどおほどかに―をし」
こと‐おおせごと【異仰せ言】‥オホセ‥🔗⭐🔉
こと‐おおせごと【異仰せ言】‥オホセ‥
別の仰せごと。他の御命令。宇津保物語初秋「―は…身の堪へむに従ひて承らむに」
こと‐おか・し【事可笑し】‥ヲカシ🔗⭐🔉
こと‐おか・し【事可笑し】‥ヲカシ
〔形シク〕
笑うべきことである。浄瑠璃、出世景清「腕なしのふりづんばい、かたはらいたし―・し」
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こと【言】🔗⭐🔉
こと [2] 【言】
〔「こと(事)」と同源か〕
(1)口に出して言うこと。ことば。現代では,他の語と複合して「ごと」の形でも用いられる。「泣きごと」「寝ごと」「二―三―言葉を交わす」「朝霧の乱るる心―に出でて言はばゆゆしみ/万葉 4008」
(2)言語。「唐(モロコシ)と此の国とは―異なるものなれど/土左」
(3)うわさ。他人の評判。「君により―の繁きを故郷(フルサト)の明日香の川にみそぎしに行く/万葉 626」
(4)詩文。和歌。「凛々(リンリン)として氷鋪(シ)けり,といふ―をかへすがへす誦(ズ)しておはするは/枕草子 302」
こと【事】🔗⭐🔉
こと [2] 【事】
〔「こと(言)」と同源か〕
「もの」が何らかの作用・機能・状態・関係などとして実現するありさまをいう語。「もの」が時間的に不変な実体のようにとらえられているのに対して,「こと」は生起・消滅する現象としてとらえられている。哲学的には,「もの」が主語的存在者を指すのに対して,「こと」は述語的存在様態を指し,後者は時間性の契機を含む。
(1)(ア)生じた事柄。出来事。事態。事件。「―は重大だ」「―の推移を見守る」「―の起こり」「どんな―が起こっても驚くな」(イ)物事の状態や経過。事情。わけ。「―を分けて説明する」「―と次第によっては許せない」「くわしい―はあとで話します」(ウ)重大事。大変な事態。「もし彼に知られたら―だ」「一朝―ある時は」「―なきを得る」
(2)形式名詞。上に修飾語を伴ってどんな事柄であるかが限定される。(ア)ある物事に関連する事柄。「自分の―は自分でしなさい」「試験の―を話す」「彼の―だからうまく処理するだろう」(イ)ある人物が動作・心情の対象であることを示す。「彼は彼女の―が好きらしい」「私の―をほめてくれた」(ウ)(「…のことをいう」「…のことだ」などの形で)言葉が何かをさしていることを示す。「タイガーとはトラの―をいう」「今の話の某氏というのは遠藤さんの―だ」(エ)行為。仕業。「自分のした―を反省しなさい」「今日はいい―をした」(オ)言葉の内容。言葉の意味。「彼の言った―を聞いたか」「彼女は私の言う―がよく分からないらしい」(カ)(「…ということだ」の形で)うわさ。伝聞。「彼は来年留学するという―だ」(キ)(「…ことがある(ない)」の形で)経験。体験。「外国へ行った―がある」「それについて深く考えた―がない」(ク)(「…ことにしている」の形で)習慣。しきたり。「朝は六時に起きる―にしている」(ケ)(「…ことはない」の形で)必要。「何も急ぐ―はない」「彼に同情する―はない」(コ)(「…ことだ」の形で)「…ことが大事だ」の意を表す。「合格したかったら勉強する―だ」「風邪気味の時は早く寝る―だ」(サ)(「…ことにする」の形で)「…という方針を決める(決心をする)」の意を表す。「試してみる―にしました」(シ)(「…ことになる」の形で)成り行き。結果。「黙っていたということは,認めた―になる」
(3)用言(あるいはそれに助動詞の付いたもの)の連体形を受けて,それを体言化し,用言の表す作用・状態を体言的な概念に変える。…ということ。「この際真実を述べる―が一番いい」「英語を話す―ができる」「彼が有能な―を認めない人はいない」「彼に裏切られた―は一生忘れられない」
(4)形容詞の連体形に付いて,副詞化する。「うまい―やれよ」「長い―留守にする」
(5)人を表す名詞に直接続く。(ア)謙譲の人称やそれに準ずる語に付いて,それに関していう意を示す。古くは謙譲に限られない。「私―このたび左記に転居致しました」「愚息―」(イ)通称に続いて本名を言う時に用いて,両者が同一人であることを示す。すなわち。つまり。「清水次郎長―山本長五郎」
(6)動詞の連用形,名詞・形容動詞語幹などに付いて,その行為・状態を表す。多く「ごと」の形で用いる。「祝い―」「考え―」「はかり―」「芸―」「きれい―」
(7)名詞に付いて,そのまねをすることを表す。ごっこ。多く「ごと」の形で用いる。「まま―(飯事の意)」「鬼―(鬼ごっこの意)」
(8)〔僧の言葉〕
夜食。「ある人―をして贈りたりけるに/著聞 18」
(9)動詞の連用形に付いて,前にある主語・目的語などを受けながら,全体を体言化する働きをもつ。「呉人が西施をくせ物と云ひ―は無益也/中華若木詩抄」
→こと(終助)
こと【異】🔗⭐🔉
こと【琴・箏】🔗⭐🔉
こと [1] 【琴・箏】
(1)箏(ソウ)の通称。主に近世以後の用法。「琴」は代用漢字。
→箏(ソウ)
(2)琴(キン)・箏の和訓。古代以来の用法。広く琴・箏と同類の弦楽器(長胴チター属)をさす語(須磨琴(スマゴト)・大正琴(タイシヨウゴト)など)としても用いられる。
(3)原義では弦楽器全般の称。古代には,きんのこと(琴)・そうのこと(箏)・びわのこと(琵琶)・やまとごと(和琴)・くだらごと(百済琴)・しらぎごと(新羅琴)などと呼び分けた。
こ-と【古都】🔗⭐🔉
こ-と [1] 【古都】
昔のみやこ。また,昔から続いている,長い歴史のあるみやこ。「―京都」「―ローマ」
こ-と【湖都】🔗⭐🔉
こ-と [1] 【湖都】
湖のほとりにある都市。
こ-と【糊塗】🔗⭐🔉
こ-と [1] 【糊塗】 (名)スル
一時しのぎにごまかすこと。その場をとりつくろうこと。「うわべを―する」「今日まで巧(タクミ)に世間の耳目を―して居たのです/あめりか物語(荷風)」
こと🔗⭐🔉
こと (副)
〔助動詞「ごとし」の「ごと」と同源〕
多く,下に仮定表現を伴って同じ事が起こるにしても別の起こり方もあろうに,という心持ちを表す。同じ(…するなら)。どうせ(…するなら)。「―降らば袖さへ濡れて通るべく降らなむ雪の空に消につつ/万葉 2317」
こと🔗⭐🔉
こと (終助)
〔形式名詞「こと」から出たもの〕
□一□(活用語の終止形に接続する)
(1)断定を表す語に付いて,それをやや柔らげて表現する。「ことよ」の形で使われる。「女の子をぶったりして,男らしくない―よ」
(2)軽い感動の意を表す。「ね」を伴うことが多い。「あら,きれいに咲いた―」「まあ,立派だ―ねえ」
(3)軽い問いかけを表す。「みなさんお変わりない―」
(4)同意を求める気持ちを表す。「山に行くなんて,すてきじゃない―」
(5)やや柔らげた形での勧誘を表す。「みんなで後援会でも作りません―」
(6)(かなり厳しく,また固い口調で)命令の意を表す。「講堂では,タバコを吸わない―」「朝八時に出勤する―」
□二□(活用語の連体形に接続する。なお形式名詞としての性格を保っていることが多い)余情をもった感動を表す。「高名仕(ツカマツ)らんとするを,抜ける太刀空しくなし給ひつる―,と怒りて/徒然 88」
〔この助詞は,現代語では主として女性語として用いられる(□一□(1)〜(5) がそれである)。しかし,□一□(6) のように,男性に用いられることもある〕
こと-あげ【言挙げ】🔗⭐🔉
こと-あげ [0][4] 【言挙げ】 (名)スル
言葉に出して言い立てること。言葉に呪力があると信じられた上代以前には,むやみな「言挙げ」は慎まれた。揚言。「葦原の瑞穂の国は神ながら―せぬ国然れども―ぞ我がする/万葉 3253」
こと-あたらし・い【事新しい】🔗⭐🔉
こと-あたらし・い [6] 【事新しい】 (形)[文]シク ことあたら・し
(1)ことさらめいている。わざとらしい。「そんなことは―・く言うまでもない」
(2)今までと違って新しい。改まっている。「―・しくして焼塩にて飲出し/浮世草子・一代男 8」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
こと-あまつかみ【別天つ神】🔗⭐🔉
こと-あまつかみ 【別天つ神】
「古事記」神統譜で,天つ神の中の別格の神。天地開闢(カイビヤク)の時出現した,天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ)・高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)・神産巣日神(カミムスヒノカミ)・宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)・天之常立神(アマノトコタチノカミ)の五神。
こと-あらためて【事改めて】🔗⭐🔉
こと-あらためて 【事改めて】 (連語)
わざわざ改めて。ことさらに。「―問いただす」
ことあり-げ【事有り気】🔗⭐🔉
ことあり-げ [5][0] 【事有り気】 (形動)[文]ナリ
何かわけのありそうなさま。「―に話しかける」
ことい【特牛・特負】🔗⭐🔉
ことい コトヒ 【特牛・特負】
「こというし(特牛)」に同じ。「淡路の門(ト)渡る―こそ角を並べて渡るなれ/梁塵秘抄」
ことい-うし【特牛・牡牛】🔗⭐🔉
ことい-うし コトヒ― 【特牛・牡牛】
〔古くは「こというじ」とも〕
強く大きな牡牛(オウシ)。こといのうし。ことい。こってい。こっていうし。こってうし。こっとい。「―程なる黒犬なるを/浮世草子・永代蔵 2」
ことい-うし-の【特牛の・特負牛の】🔗⭐🔉
ことい-うし-の コトヒ― 【特牛の・特負牛の】 (枕詞)
「三宅の浦」にかかる。
〔特牛が租米を屯倉(ミヤケ)に運ぶことからいうか〕
「―三宅の潟にさし向ふ鹿島の崎に/万葉 1780」
こと-い・ず【言出づ】🔗⭐🔉
こと-い・ず ―イヅ 【言出づ】 (動ダ下二)
言葉に出す。言い出す。「われさかしに―・でむもあいなし/源氏(夕霧)」
こと-いと【琴糸・箏糸】🔗⭐🔉
こと-いと [2][0] 【琴糸・箏糸】
琴の弦。ことのお。
こと-いみ【言忌み】🔗⭐🔉
こと-いみ 【言忌み】
不吉な言葉をさけること。「をかしうともいはず―もしあへず/紫式部日記」
こと-いみ【事忌み】🔗⭐🔉
こと-いみ 【事忌み】
不吉な事をいみさけること。「いみじう―すれどたれもたれもいと忍び難し/源氏(松風)」
こ-とう【戸頭】🔗⭐🔉
こ-とう [0] 【戸頭】
律令制で,一戸の長。戸主(コシユ)。
こ-とう【古刀】🔗⭐🔉
こ-とう ―タウ [0][1] 【古刀】
(1)古い刀剣。
(2)日本刀の時代区分の一。新刀に対応する名称。平安中期の日本刀(彎刀)完成期から安土桃山時代までの作刀をいい,時代色・地方色が著しい。
こ-とう【古套・故套】🔗⭐🔉
こ-とう ―タウ [0] 【古套・故套】
古いしきたり。旧套。「―遂に廃するに至る/明六雑誌 4」
こ-とう【孤灯】🔗⭐🔉
こ-とう [0] 【孤灯】
暗い中に一つだけともっている灯火。
こ-とう【孤島】🔗⭐🔉
こ-とう ―タウ [0] 【孤島】
他の島や陸地から遠く離れて,海上に一つだけぽつんとある島。「絶海の―」
こ-とう【胡豆】🔗⭐🔉
こ-とう [0] 【胡豆】
エンドウの異名。
こ-とう【胡桃】🔗⭐🔉
こ-とう ―タウ [0] 【胡桃】
クルミの漢名。
ことう【小藤】🔗⭐🔉
ことう 【小藤】
姓氏の一。
ことう-ぶんじろう【小藤文次郎】🔗⭐🔉
ことう-ぶんじろう ―ブンジラウ 【小藤文次郎】
(1856-1935) 地質学者。島根県生まれ。東大教授。日本の地質学の創始者の一人。地質の調査研究,日本・アジア各地の地帯構造論などに業績がある。
こと-うけ【言承け】🔗⭐🔉
こと-うけ 【言承け】
受け答え。返辞。返答。うけあい。「都の人は―のみよくて実なし/徒然 141」
こと-うた【琴歌・箏歌】🔗⭐🔉
こと-うた [2] 【琴歌・箏歌】
(1)琴に合わせて歌う歌。
(2)歌舞伎の下座の一。時代物の御殿・大名邸などの場の幕開きなどに用いられ,普通は三味線で琴の代用をする。
ことう-やき【湖東焼】🔗⭐🔉
ことう-やき [0] 【湖東焼】
〔「湖東」は琵琶湖の東の意〕
江戸後期から明治時代にかけて滋賀県彦根付近に産した陶器。彦根の商人が始め,のちに井伊家の藩窯となった。
こと-うら【琴占】🔗⭐🔉
こと-うら [0] 【琴占】
古代の占いの一種。琴を掻(カ)き鳴らして神霊を呼び迎え,吉凶を占うもの。のちには琴板を笏(シヤク)でたたいて占った。
こと-うるわ・し【言美はし・言麗し】🔗⭐🔉
こと-うるわ・し ―ウルハシ 【言美はし・言麗し】 (形シク)
言葉づかいが立派で端正だ。「ことに若くかたちよき人の―・しきは忘れがたく/徒然 233」
こと-うるわ・し【事美はし・事麗し】🔗⭐🔉
こと-うるわ・し ―ウルハシ 【事美はし・事麗し】 (形シク)
物事の様子が折り目正しい。端正だ。「魚袋…―・しく松の枝に付けさせ給へり/大鏡(師輔)」
こと-えり【言選り】🔗⭐🔉
こと-えり 【言選り】
言葉を選ぶこと。用語を選択すること。「文を書けど,おほどかに―をし/源氏(帚木)」
こと-おさめ【事納め】🔗⭐🔉
こと-おさめ ―ヲサメ [3] 【事納め】
「御事納(オコトオサ)め」に同じ。「―気をつけられる新(アラ)世帯/柳多留(初)」
こと-おり【異折】🔗⭐🔉
こと-おり ―ヲリ 【異折】
別の機会。他の場合。ほかの時。「―にこそともかくも候はめ/今昔 28」
こと-かき【事欠き】🔗⭐🔉
こと-かき 【事欠き】
(1)必要な物を欠くこと。ことかけ。[日葡]
(2)まにあわせ。急場しのぎ。ことかけ。「夜半油を切らして女房の髪の油を―に注(サ)す/浮世草子・永代蔵 4」
こと-がき【言書き】🔗⭐🔉
こと-がき 【言書き】
和歌の初めに書きそえた作歌の趣意。詞書(コトバガキ)。「一首の歌に―を書き副へたりける/太平記 15」
こと-がき【事書き】🔗⭐🔉
こと-がき [0][4] 【事書き】
(1)「一,何々之事」と箇条書きにすること。また,その形式の文書。箇条書き。
(2)古文書学の用語。本文の前にあってその主旨を要約して「何々事」と記した部分。
(3)中世,寺院の衆徒などが,合議の結果を箇条書きにして上位者に提出した文書。
(4)鎌倉・室町幕府の引付(ヒキツケ)が作成した判決草案要旨。引付勘録事書。
こと-か・く【事欠く】🔗⭐🔉
こと-か・く [3][2] 【事欠く】
■一■ (動カ五[四])
(1)必要なものがないために不自由する。「日々の米にも―・く生活」
(2)(「…にことかいて」の形で)もっと適切なやりようがあるだろうに,よりによって…する。事を欠く。「言うに―・いて卑怯者とはけしからん」
■二■ (動カ下二)
{■一■(1)}に同じ。「一向国王世を一人して輔佐なくて―・けざるべし/愚管 3」
こと-かけ【事欠け】🔗⭐🔉
こと-かけ 【事欠け】
(1)「ことかき{(1)}」に同じ。「いかに―なればとて…さもしくなしぬ/浮世草子・一代男 1」
(2)「ことかき{(2)}」に同じ。「―なればこそ堪忍すれ/浮世草子・一代女 5」
こと-がま・し【言囂し】🔗⭐🔉
こと-がま・し 【言囂し】 (形シク)
口やかましい。口うるさい。「いと―・しき者なりければ/大和(御巫本)」
こと-がま・し【事がまし】🔗⭐🔉
こと-がま・し 【事がまし】 (形シク)
ことごとしい。ぎょうぎょうしい。「ことにその体(テイ)―・しく出立たり/曾我 9」
こと-がら【言柄】🔗⭐🔉
こと-がら 【言柄】
(1)ことばの品位。ことばの趣。「今の世の人の詠みぬべき―とは見えず/徒然 14」
(2)歌の風体・姿。「此の歌は―やさしとて勝ちにき/無名抄」
こと-がら【事柄】🔗⭐🔉
こと-がら [0] 【事柄】
(1)ものごとの内容や様子。また,単にものごと。「重要な―」「見聞したさまざまな―」
(2)〔「骨柄(コツガラ)」の転〕
(ア)人の体の骨ぐみ。骨格。「誠に器量―人に勝れたりければ/太平記 10」(イ)人柄。人品。「容儀・―おとなしやかにて大将軍なりとぞみえし/保元(上)」
こと-かわ・る【事変わる】🔗⭐🔉
こと-かわ・る ―カハル [4] 【事変わる】 (動ラ五[四])
様子が違っている。異なっている。「今までの様子とは―・り…」
こと-き【異木】🔗⭐🔉
こと-き 【異木】
ほかの木。別の木。
こと-きみ【異君】🔗⭐🔉
こと-きみ 【異君】
(1)他のお方。他の貴人。「―たちの住み給ふやうにて/宇津保(嵯峨院)」
(2)別の主君。「この君ならで日の本に,また―のましますべきか/謡曲・花筐」
こと-ぎれ【事切れ】🔗⭐🔉
こと-ぎれ [4][0] 【事切れ】
(1)死ぬこと。「士官は全く―と為りたれば/鉄仮面(涙香)」
(2)事の決着がつくこと。
ことぎれ-もんじょ【事切れ文書】🔗⭐🔉
ことぎれ-もんじょ [5] 【事切れ文書】
鎌倉時代の,裁判落着の書類。
こと-き・れる【事切れる】🔗⭐🔉
こと-き・れる [4] 【事切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ことき・る
(1)生命が絶える。死ぬ。「何か言い掛けて―・れた」
(2)事が終わる。きまりがついて終わる。「理非顕然たりといへども,権門を憚り―・れざるの由/御成敗式目追加」
こ-とく【古徳】🔗⭐🔉
こ-とく 【古徳】
昔の高徳の僧。「―寺を建立し給ふ/沙石 1」
こと-ぐさ【言種・言草】🔗⭐🔉
こと-ぐさ 【言種・言草】
(1)常に口にすること。口ぐせ。「朝夕の―に羽をならべ枝をかはさむと契らせ給ひしに/源氏(桐壺)」
(2)言葉のあや。「山の井なれば―にとりよせたるにてこそ侍るを/為兼和歌抄」
(3)話題。うわさのたね。「明日は世上の―に紙屋治兵衛が心中と/浄瑠璃・天の網島(下)」
こと-くに【異国】🔗⭐🔉
こと-くに 【異国】
(1)よその国。異郷。「おのが国にはあらで―に田をつくりけるが/宇治拾遺 4」
(2)外国。異邦。とつくに。「広く―のことを知らぬ女のため/源氏(常夏)」
こ-とくにん【子徳人】🔗⭐🔉
こ-とくにん 【子徳人】
子宝を多く得た人。子福者。子沢山(コダクサン)。「徳人の中にても―にて候ふ/清元・舌出し三番叟」
ことく-らく【胡徳楽】🔗⭐🔉
ことく-らく 【胡徳楽】
舞楽の一。右方高麗楽(コマガク)。高麗壱越(イチコツ)調。襲(カサネ)装束。六人舞。酒宴の有り様を舞曲化したもので,喜劇的性格をもつ。
胡徳楽
[図]

こと-くらげ【琴水母】🔗⭐🔉
こと-くらげ [3] 【琴水母】
有櫛(ユウシツ)動物のクラゲ。体長15センチメートル内外。体は U 字形で竪琴(タテゴト)に似る。両側の腕状の部分の先端から,長い羽毛状の触手を出す。色彩は美しく,黄・灰・淡紅色の地に,濃紅色のいぼ状突起が多数散在する。泳ぐことができず,岩などに付着する。
こと-くわ・う【言加ふ】🔗⭐🔉
こと-くわ・う ―クハフ 【言加ふ】 (動ハ下二)
(1)横から人の話に口を出す。差し出口をする。「男(オノコ)は―・へ候ふべきにあらず/枕草子 23」
(2)唱和する。「兵部卿宮,青柳折り返しおもしろく謡ひ給ふ。あるじのおとども―・へ給ふ/源氏(胡蝶)」
こと-ごころ【異心】🔗⭐🔉
こと-ごころ 【異心】
(1)他の事を思う心。他に向けている心。「―なくて,夜を昼になしてなむ急ぎまうで来し/宇津保(吹上・上)」
(2)うわき心。あだし心。ふたごころ。「もしなきまに―もやあるとうたがひて/古今(雑下左注)」
こと-こと【異異】🔗⭐🔉
こと-こと 【異異】
■一■ (形動ナリ)
別々であるさま。まちまちであるさま。「よろづのこと,人によりて―なり/紫式部日記」
■二■ (副)
別々に。まちまちに。「梅の香のふりおける雪にまがひせばたれか―わきて折らまし/古今(冬)」
こと-こと🔗⭐🔉
こと-こと [1] (副)
(1)軽く物をたたく音や堅い物が軽く触れ合う音を表す語。「箱の中で―(と)音がする」
(2)鍋の中の物が弱火で煮える音を表す語。「豆を―(と)煮る」
こと-ごと【異事】🔗⭐🔉
こと-ごと 【異事】
別の事。他の事。「あはれなる歌などもまじれるたぐひゆかし。誰も―おもほさず/源氏(絵合)」
こと-ごと【悉】🔗⭐🔉
こと-ごと 【悉】 (副)
〔「事事」の意〕
(1)残らず。すっかり。全部。ことごとく。「あをによし国内(クヌチ)―見せましものを/万葉 797」
(2)すべてのことにつけて。完全に。まったく。「二葉より―疑ひなく后がねとかしづききこえ給へるに/栄花(根合)」
(3)詳細に。くわしく。「―には身づからさぶらひて申し侍らむ/源氏(夢浮橋)」
→ことごとく
ことごと-く【悉く・尽く】🔗⭐🔉
ことごと-く [3] 【悉く・尽く】 (副)
〔「事事」に接尾語「く」の付いた語。漢文訓読に用いられた語〕
すべて。残らず。「財産を―失う」
→ことごと
ことごと-し・い【事事しい】🔗⭐🔉
ことごと-し・い [5] 【事事しい】 (形)[文]シク ことごと・し
〔古くは「ことことし」と清音〕
大げさだ。ものものしい。「―・く言うほどのことでもない」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ことごと-に【事毎に】🔗⭐🔉
ことごと-に [3][2] 【事毎に】 (副)
なにかあるたびに。何かにつけて。いつでも。「二人は―意見が衝突する」
こと-こまか【事細か】🔗⭐🔉
こと-こまか [4][5][3] 【事細か】 (形動)[文]ナリ
細部にわたってくわしいさま。詳細。ことこまやか。「―に説明する」
こと-こまか・い【事細かい】🔗⭐🔉
こと-こまか・い [5] 【事細かい】 (形)
細部にいたるまでくわしい。詳細である。「あれこれ―・く注意を与える」
こと-こまやか【事細やか】🔗⭐🔉
こと-こまやか [4] 【事細やか】 (形動)[文]ナリ
「事細(コトコマ)か」に同じ。「―にめんどうをみる」
こと-ざ【琴座】🔗⭐🔉
こと-ざ [0] 【琴座】
〔(ラテン) Lyra〕
八月下旬の宵に南中する星座。天の川の西岸にある。アルファ星はベガ(七夕の織女星)。ギリシャ神話によれば,楽人オルフェウスの死後その愛器の竪琴が天にかかげられたものという。
こと-さえく【言喧く】🔗⭐🔉
こと-さえく ―サヘク 【言喧く】 (枕詞)
言葉の分かりにくいことから,外国である「韓(カラ)」「百済(クダラ)」などを含む地名「百済の原」「韓の崎」などにかかる。「―辛(カラ)の崎なるいくりにそ/万葉 135」「―百済の原ゆ/万葉 199」
こと-さき【琴軋】🔗⭐🔉
こと-さき [0] 【琴軋】
和琴(ワゴン)の撥(バチ)。
こと-さきく【事幸く】🔗⭐🔉
こと-さきく 【事幸く】 (副)
平安に。幸福に。無事で。「―ま幸(サキ)くませと/万葉 3253」
〔「言(コト)幸く」で,言霊(コトダマ)の力によって平安にの意とする説もある。あるいは「殊(コト)幸く」で,格別平安にの意か〕
ことさけ-を【琴酒を】🔗⭐🔉
ことさけ-を 【琴酒を】 (枕詞)
「押垂(オシタ)れ小野」にかかる。語義・かかり方未詳。「―押垂小野ゆ出づる水/万葉 3875」
こと-ざま【事様】🔗⭐🔉
こと-ざま 【事様】
(1)事の有り様。様子。事柄。「鵺鳥も喚子鳥の―に通ひてきこゆ/徒然 210」
(2)心の様子。「大方は家居にこそ―はおしはからるれ/徒然 10」
こと-ざま【異様】🔗⭐🔉
こと-ざま 【異様】
(1)別の様子。違うありさま。(ア)それまでのありさまや実際とは違う様子。「―にも造りかへむの心にて/源氏(宿木)」(イ)予期や期待に反するさま。「ねむごろに言ひ契りける女の―になりにければ/伊勢 112」(ウ)普通ではないさま。変な様子。「かたちの―にてうたてげに変りて侍らば/源氏(賢木)」
(2)別の方面。他の方。「さりとて―のたのもしき方もなし/和泉式部日記」
こと-ざまし【事醒し】🔗⭐🔉
こと-ざまし 【事醒し】
興がさめること。興をそぐこと。「花の匂ひもけおされてなかなか―になむ/源氏(花宴)」
こと-さ・む【事醒む】🔗⭐🔉
こと-さ・む 【事醒む】 (動マ下二)
興ざめする。興をそがれる。「興宴の座も―・めてしめりかへりければ/著聞 11」
こと-さやぐ【言騒ぐ】🔗⭐🔉
こと-さやぐ 【言騒ぐ】 (枕詞)
〔「ことさえく」の転〕
「唐(カラ)」にかかる。「―唐人(カラビト)なればお言葉をも/謡曲・白楽天」
こと-さら【殊更・故】🔗⭐🔉
こと-さら [0] 【殊更・故】
■一■ (副)
(1)故意に。わざと。わざわざ。「―つらくあたる」
(2)とりたてて。とりわけ。特に。格別。「―難しそうな問題を選ぶ」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)故意にそうするさま。わざわざそうするさま。「―に明るく振る舞う」「―な準備は不要だ」
(2)特別であるさま。「仏,神力を以て―に棺の蓋を自然(オノズカラ)に開かしめて/今昔 3」
ことさら・ぶ【殊更ぶ】🔗⭐🔉
ことさら・ぶ 【殊更ぶ】 (動バ上二)
わざとらしい。ことさらめく。多くは悪い意味で使う。「今は思ふにはいと軽がるしく―・びたる事なり/源氏(帚木)」
ことさら-め・く【殊更めく】🔗⭐🔉
ことさら-め・く [5] 【殊更めく】 (動カ五[四])
わざとらしく思われる。大げさに見える。「―・いてかえっておかしい」
こと【事】(和英)🔗⭐🔉
こと【事】
(1) a thing;→英和
a matter;→英和
an affair;→英和
a fact;→英和
circumstances (事情);an event (できごと);→英和
an accident (事故);→英和
business (仕事).→英和
(2) known by the name of(通称).
どんな〜があっても whatever may happen.…する〜にしている make it a rule.→英和
…を〜とする do nothing but….
〜によると possibly;→英和
perhaps.→英和
…との〜である It is said (that)….
〜を起こす cause[make]trouble.
こと【古都】(和英)🔗⭐🔉
こと【古都】
an ancient city;a former capital (旧都).
こと【糊塗する】(和英)🔗⭐🔉
こと【糊塗する】
patch up.
ことう【孤島】(和英)🔗⭐🔉
ことう【孤島】
a solitary island.
ことかく【事欠く】(和英)🔗⭐🔉
ことかく【事欠く】
lack[want];→英和
be in want.
ことがら【事柄】(和英)🔗⭐🔉
こときれる【事切れる】(和英)🔗⭐🔉
こときれる【事切れる】
breathe one's last;die.→英和
ことごとに【事毎に】(和英)🔗⭐🔉
ことごとに【事毎に】
in everything;in every way.
ことこまか【事細かに】(和英)🔗⭐🔉
ことこまか【事細かに】
minutely;→英和
in detail.
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