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のうあるたかはつめをかくす【能ある鷹は爪を隠す】🔗🔉

のうあるたかはつめをかくす【能ある鷹は爪を隠す】 本当に才能や実力のある者は、ふだんそれを見せびらかすようなことはせず、隠しているものであるというたとえ。 《類句》上手の猫(ネコ)が爪を隠す。鼠(ネス゛ミ)捕る猫は爪隠す。

のうじおわる【能事終わる】▽中国🔗🔉

のうじおわる【能事終わる】▽中国 なすべき事がらは全部終わったということ。「能事畢(オ)わる」「能事足る」とも。 《例文》 「彼は風俗を描いて能事終われりとする小説家ではない。」 《出典》 引イテ之(コレ)ヲ伸(ノ)ベ、類ニ触レテ之ヲ長ズレバ、天下ノ能事畢ル。〔易経(エキキョウ)・繋辞上伝〕

のうしょうをしぼる【脳漿を絞る】🔗🔉

のうしょうをしぼる【脳漿を絞る】 ありったけの知恵を働かせる。脳味噌(ミソ)を絞る。知恵を絞る。 《参考》 「脳漿」は、脳の外側や脳室にある液体。

のうしょふでをえらばず【能書筆を選ばず】▽中国🔗🔉

のうしょふでをえらばず【能書筆を選ばず】▽中国 字を書くことにすぐれている人は、筆のよしあしは問題にしない。 《出典》 〔王肯堂筆塵(オウコウト゛ウヒツシ゛ン)〕 《類句》善書は紙筆を択(エラ)ばず。弘法は筆を選ばず。

のうちゅうのきり【嚢中の錐】🔗🔉

のうちゅうのきり【嚢中の錐】 錐の嚢中に処るが如し

のうちゅうのものをさぐるがごとし【嚢中の物を探るが如し】▽中国🔗🔉

のうちゅうのものをさぐるがごとし【嚢中の物を探るが如し】▽中国 《袋の中の物を捜して取るのが容易なように》物事が非常にたやすいことのたとえ。 《出典》 李穀(リコク)曰(イワ)ク、中国吾(ワレ)ヲ用イテ相(ショウ)ト為(ナ)サバ、江南ヲ取ルコト嚢中ノ物ヲ探ルガ如キノミ。〔五代史(コ゛タ゛イシ)・南唐世家〕

のきをあらそう【軒を争う】🔗🔉

のきをあらそう【軒を争う】 多くの家が接近していて、びっしり立て込んでいるようす。 《類句》軒を並べる。軒を連ねる。

のきをかしておもやをとられる【軒を貸して母屋を取られる】🔗🔉

のきをかしておもやをとられる【軒を貸して母屋を取られる】 庇を貸して母屋を取られる

のこりものにふくがある【残り物に福がある】🔗🔉

のこりものにふくがある【残り物に福がある】 人が取り残したものに思いがけない価値のある物があるということ。「残り物に福」とも。 《類句》余り物に福がある。

のしをつける【熨斗を付ける】🔗🔉

のしをつける【熨斗を付ける】 喜んで進呈することのたとえ。「熨斗(ノシ)を添える」とも。 《例文》 「そういうことでしたら、私どもとしては熨斗を付けてあなたに差し上げます。」 《参考》 「熨斗」は、色紙を縦長の六角形に折り、中にのしあわびの小片を張り付けたもので、祝いなどの贈り物に添える。

のちのくいさきにたたず【後の悔い先に立たず】🔗🔉

のちのくいさきにたたず【後の悔い先に立たず】 後悔先に立たず

のちのひゃくよりいまごじゅう【後の百より今五十】🔗🔉

のちのひゃくよりいまごじゅう【後の百より今五十】 明日の百より今日の五十

のっぴきならぬ【退っ引きならぬ】🔗🔉

のっぴきならぬ【退っ引きならぬ】 避けることも退くこともできない。進退きわまる。動きが取れないでどうしようもない。 《例文》 「先方も見合いをしてからは、急に乗り気になって…話は退っ引きならない所まで進んだのであったが、」《谷崎潤一郎(タニサ゛キシ゛ュンイチロウ)・細雪》

のどからてがでる【喉から手が出る】🔗🔉

のどからてがでる【喉から手が出る】 欲しいと強く思うことのたとえ。 《例文》 「長年探していた本が見つかり、喉から手が出るほど欲しかったが、お金の持ち合わせがないのであきらめた。」

のとなれやまとなれ【野となれ山となれ】🔗🔉

のとなれやまとなれ【野となれ山となれ】 後は野となれ山となれ

のどもとすぎればあつさをわすれる【喉元過ぎれば熱さを忘れる】🔗🔉

のどもとすぎればあつさをわすれる【喉元過ぎれば熱さを忘れる】 《熱い湯を飲んでものどを通ってしまえば湯の熱さを忘れるの意》苦しい時が過ぎ去れば、そのつらい苦しさを忘れてしまうことのたとえ。また、苦しい時が過ぎ去れば、そのときにこうむった恩を忘れてしまうことのたとえ。「喉元通れば熱さを忘れる」とも。 《類句》病治りて薬師(クスシ)を忘る。喉越しゃ熱さ忘るる。

のべてつくらず【述べて作らず】▽中国🔗🔉

のべてつくらず【述べて作らず】▽中国 昔から伝えられている聖賢の道を述べ伝えるだけで、自ら新しい言説を創作はしないということ。 《参考》 孔子が、歴史や古典に対する自分の態度を説明したことば。 《出典》 子曰(イワ)ク、述ベテ作ラズ。信ジテ古ヲ好ムト。〔論語(ロンコ゛)・述而篇〕

のべならつるでも【延べなら鶴でも】🔗🔉

のべならつるでも【延べなら鶴でも】 延べ払いでよいなら、鶴のような実用的でない高価なものでも買ってしまうということ。

のぼりいちにちくだりいっとき【上り一日下り一時】🔗🔉

のぼりいちにちくだりいっとき【上り一日下り一時】 《坂道は、上りには1日かかるところも、下りにはわずかな時間しかかからないの意》物事の破壊はたやすく、建設は困難であることのたとえ。

のぼりざかあればくだりざかあり【上り坂あれば下り坂あり】🔗🔉

のぼりざかあればくだりざかあり【上り坂あれば下り坂あり】 人の一生のうちには、盛んな時期もあれば衰える時期もあるということ。

のぼりだいみょうくだりこじき【上り大名下り乞食】🔗🔉

のぼりだいみょうくだりこじき【上り大名下り乞食】 京へ上るときは大名のようにはでに金を使い、江戸に下るときは金を使い果たして乞食のようになって帰って来ること。 《参考》 江戸っ子の気前のよさをたとえる。また、計画性の無さを風刺することば。 《類句》江戸っ子の往(ユ)き大名還(カエ)り乞食。 旅行などで、出発のときは華やかだが、途中で無計画に金を使ってしまって帰りがみすぼらしいことのたとえ。 《類句》行き大名の帰り乞食。

のみといえばつち【鑿と言えば槌】🔗🔉

のみといえばつち【鑿と言えば槌】 《のみを持って来いと言えば、のみと一緒にそれを打つつちも持って来るの意》よく気が利くことのたとえ。「鑿と言えは才槌(サイツ゛チ)」とも。

のみのふうふ【蚤の夫婦】🔗🔉

のみのふうふ【蚤の夫婦】 《蚤は雄より雌のほうが大きいことから》妻のほうが夫より背が高い夫婦のこと。

のむうつかうう【飲む打つ買う】🔗🔉

のむうつかうう【飲む打つ買う】 大酒を飲み、ばくちを打ち、女性を買うこと。 《参考》 男性の悪行の代表的なもの。

のりかかったふね【乗り掛かった船】🔗🔉

のりかかったふね【乗り掛かった船】 《いったん船に乗った以上、途中では下りられないことから》物事をいったん始めたからには途中でやめるわけにはいかないということのたとえ。 《例文》 「どうせ乗り掛かった船だ、とことんまでやるとしよう。」

のるかそるか【伸るか反るか】🔗🔉

のるかそるか【伸るか反るか】 成功するか失敗するか分からないが、思い切って大きな物事を運を天に任せて行うようす。 《例文》 「ここは、のるか反るか、大きくかけてみよう。」 《参考》 「伸る」は、長く伸びること。 《類句》一か八か。

のれんにうでおし【暖簾に腕押し】🔗🔉

のれんにうでおし【暖簾に腕押し】 《垂れ下がっているのれんを押すように》力を入れても少しも手ごたえがなく、張り合いがないようす。

のれんをわける【暖簾を分ける】🔗🔉

のれんをわける【暖簾を分ける】 商店などで長い間奉公した使用人などに独立の店を出させて同じ屋号を名乗ることを許し、得意先や金融の便を図ってやること。

のろしをあげる【狼煙を挙げる】🔗🔉

のろしをあげる【狼煙を挙げる】 《遠方へ合図を送る狼煙をたくの意》重大な行動を起こす手始めとなる目立った行動をするたとえ。 《例文》 「主婦たちが庁舎前に座りこんで、まず新税反対の狼煙を上げた。」

のうあるたかはつめをかくす【能ある鷹は爪を隠す】🔗🔉

のうあるたかはつめをかくす【能ある鷹は爪を隠す】 真にすぐれた才能を持っている人は、日ごろはその才能をむやみにひけらかすようなまねはしないということ。 ◎獲物を捕る能力に秀でた鷹はいざ獲物を捕ろうとするとき以外は鋭い爪を隠しているの意から。 〔例〕「能ある鷹は爪びきの隠し芸」(古川柳) 〔類〕上手の猫は爪を隠す 〔対〕浅瀬に仇波(あだなみ)/空樽は音が高い 〔較〕Cats hide their claws.(猫は爪を隠す)

のうがきのよめぬところにききめあり【能書きの読めぬ所に効き目あり】🔗🔉

のうがきのよめぬところにききめあり【能書きの読めぬ所に効き目あり】 →効能書きの読めぬ所に効能あり

のうしょ ふでをえらばず【能書 筆を択ばず】🔗🔉

のうしょ ふでをえらばず【能書 筆を択ばず】 書にすぐれた人は筆のよしあしなど問題にせず、どんな筆を使ってもうまく書くということ。 ◎「能書」は能筆家で、書を能(よ)くする人のこと。 〔類〕弘法筆を択ばず/良工は材を択ばず 〔対〕下手の道具調べ

のうじ おわる【能事 畢る】🔗🔉

のうじ おわる【能事 畢る】 しなければならないことはもう残らず終わったということ。事を成し終えたときに、充実感を覚えて言ったり、やれるだけやったのだからあとは運を天に任せようという気持ちで言ったりすることば。 ◎「能事」は成し遂げるべき事、「畢る」は終わるの意。「能事終われり」「能事足る」とも言う。 〔出〕易経(えききょう)

のうちゅうのきり【嚢中の錐】🔗🔉

のうちゅうのきり【嚢中の錐】 →錐の嚢中に処るが如し

のうちゅうのものをさぐるがごとし【嚢中の物を探るが如し】🔗🔉

のうちゅうのものをさぐるがごとし【嚢中の物を探るが如し】 いともたやすくできることのたとえ。 ◎「嚢中」は袋の中の意。まるで袋の中の物を探すように簡単だの意から。 〔出〕新五代史(しんごだいし)

のきをかしておもやをとられる【軒を貸して母家を取られる】🔗🔉

のきをかしておもやをとられる【軒を貸して母家を取られる】 →庇を貸して母屋を取られる

のけばたにん【のけば他人】🔗🔉

のけばたにん【のけば他人】 離婚してしまえば、もともとは他人どうしだった夫婦だから、それぞれがまったく関係のない間柄になってしまうということ。 〔類〕合わせ物は離れ物

のこりものにふくがある【残り物に福がある】🔗🔉

のこりものにふくがある【残り物に福がある】 最後まで残っていたものには思いがけない拾い物がある。先を争って手を出すよりも、人が取り終わるのを待って最後に手を出した人がかえって幸運を手にすることを言う。 ◎「余り物に福がある」とも言う。 〔類〕余り茶に福あり 〔較〕Good luck lies in old numbers.(半端物に幸運あり)

のしをつける【熨斗を付ける】🔗🔉

のしをつける【熨斗を付ける】 それを望む相手に喜んで進呈すること。 ◎進物に熨斗をつけることから。 〔例〕熨斗を付けて返す。

のっぴきならない【退っ引きならない】🔗🔉

のっぴきならない【退っ引きならない】 窮地に追い込まれてもうどうにも手だてがなくなり、せっぱつまった状態の形容。 ◎「のっぴき」は「のきひき」の変化で、退くことと引くことの意。

のどからてがでる【喉から手が出る】🔗🔉

のどからてがでる【喉から手が出る】 二本の手だけでは足りなくて、喉からも手が出るほど、欲しくて欲しくてたまらないことの形容。

のどもとすぎればあつさをわすれる【喉元過ぎれば熱さを忘れる】🔗🔉

のどもとすぎればあつさをわすれる【喉元過ぎれば熱さを忘れる】 どんなに苦しいこと、つらいことでも、それが過ぎ去ってしまうと、人はなにごともなかったかのように忘れてしまうものだということ。 ◎どんなに熱い物を飲んでも、喉のあたりを過ぎてしまえば、熱かったことなどけろりと忘れてしまうの意から。いろはがるた(江戸)。 〔類〕雨晴れて笠を忘れる/暑さ忘れれば陰忘れる/魚を得て筌を忘る/難産色に懲りず 〔較〕The danger past,and God forgotten.(危険が過ぎると神は忘れ去られる)

のほうず【野放図】🔗🔉

のほうず【野放図】 際限なくしまりがないこと、だらしのないこと。また、約束事などに頓着(とんちゃく)なく勝手気ままにふるまうこと。 ◎「野放途」「野方図」などとも書く。

のぼりいちにち くだりいっとき【上り一日 下り一時】🔗🔉

のぼりいちにち くだりいっとき【上り一日 下り一時】 ものごとを作り上げるには時間も労力もかかるものだが、壊すのはあっという間だということ。 ◎上るのには一日かかるが、同じ道を下るのにはわずかな時間しかかからないの意から。

のぼりざかあればくだりざかあり【上り坂あれば下り坂あり】🔗🔉

のぼりざかあればくだりざかあり【上り坂あれば下り坂あり】 坂道にも、上るもの下るものとさまざまあるように、長い人生、栄えるときもあれば衰えるときもあるということ。

のみといえばつち【鑿と言えば槌】🔗🔉

のみといえばつち【鑿と言えば槌】 かゆいところに手が届くほど、気がきくことのたとえ。 ◎「鑿をくれ」と言われたら、鑿を打つのに使う槌も同時に差し出すほど気がきくの意から。いろはがるた(京都)。

のみのしょうべん かのなみだ【蚤の小便 蚊の涙】🔗🔉

のみのしょうべん かのなみだ【蚤の小便 蚊の涙】 ごくわずかなことのたとえ。 〔例〕「蚊のこぼす涙に浮かぶ浮島の浜の真砂(まさご)の千々に砕けて」(俗謡) 〔類〕雀の涙

のみのふうふ【蚤の夫婦】🔗🔉

のみのふうふ【蚤の夫婦】 妻のほうが夫よりも大きい夫婦のこと。 ◎蚤の雌が雄よりも大きいことから。

のむ うつ かう【飲む 打つ 買う】🔗🔉

のむ うつ かう【飲む 打つ 買う】 昔の男の道楽の代表的なもの。大酒を飲むこと、ばくちを打つこと、女を買うことの三つを言う。 〔例〕飲む打つ買うの三拍子。

のむものはのんでとおる【飲む者は飲んで通る】🔗🔉

のむものはのんでとおる【飲む者は飲んで通る】 飲まなくてさえやりくりがたいへんなのに、酒代がかさむ酒飲みはとても生計を立ててはいけないのではないかというと、案外それなりにやっていくものだということ。

のりかかったふね【乗りかかった船】🔗🔉

のりかかったふね【乗りかかった船】 かかわりを持ってしまった以上、もう途中で手を引くわけにはいかなくなってしまうことのたとえ。 ◎一度乗ってしまい、海に出てしまった船からは、もう途中で降りることはできないの意から。 〔較〕He that is out at sea,must either sail or sink.(海に乗り出したうえは進むか沈むしかない)

のりをこえる【矩を踰える】🔗🔉

のりをこえる【矩を踰える】 規律や道徳などを踏みはずすこと。人の道にはずれたおこないをすること。 ◎「矩」は規則・きまり・おきての意。「踰える」は越えるの意。 〔出〕論語

のるかそるか【のるかそるか】🔗🔉

のるかそるか【のるかそるか】 成功するか失敗するか、運を天に任せ、思い切ってやってみること。 ◎「伸るか反るか」とも書き、からだが前に伸びるか逆にひっくり反(かえ)るかの意から。 〔例〕のるかそるかの瀬戸際。 〔類〕乾坤一擲(けんこんいってき)/一か八か

のれんにうでおし【暖簾に腕押し】🔗🔉

のれんにうでおし【暖簾に腕押し】 どうやっても、まるで手ごたえもなく、張り合いもないことのたとえ。 ◎暖簾を相手に腕押し(腕相撲)をするようなものだの意からと言われる。 〔類〕糠に釘/豆腐に鎹(かすがい)

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