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へいきのへいざ【平気の平左】🔗🔉

へいきのへいざ【平気の平左】 落ち着いていて全く気にしないこと。 《参考》 (イ)「平気の平左衛門」の略。 (ロ)「平」の字を繰り返して人名のように言ったことば。

へいけをほろぼすはへいけ【平家を滅ぼすは平家】🔗🔉

へいけをほろぼすはへいけ【平家を滅ぼすは平家】 《平家はその悪業のために自滅したの意》自分を滅ぼすものは自分自身である。自業自得のたとえ。

へいちにはらんをおこす【平地に波瀾を起こす】▽中国🔗🔉

へいちにはらんをおこす【平地に波瀾を起こす】▽中国 せっかく穏やかに治まっているところにもめ事を引き起こす。好んで事を荒立てる。「平地に風波(フウハ・ナミカセ゛)を起こす」とも。 《出典》 長恨(チョウコン)ノ人心ハ水ノ如(コ゛ト)クナラズ。等間ノ平地ニ波瀾ヲ起コス。〔劉禹錫(リュウウシャク)・竹枝詞〕

へいつよければすなわちほろぶ【兵強ければ則ち滅ぶ】▽中国🔗🔉

へいつよければすなわちほろぶ【兵強ければ則ち滅ぶ】▽中国 軍事力が強大であれば、自然におごりが出てかえって敗れ滅びるということ。 《出典》 兵強ケレバ則チ滅ビ、木強ケレバ則チ折レ、革固ケレバ則チ裂ク。〔淮南子(エナンシ゛)・原道訓〕

へいていにふす【丙丁に付す】▽中国🔗🔉

へいていにふす【丙丁に付す】▽中国 秘密の文書などを焼き捨てること。 《参考》 (イ)秘密の手紙の末尾に付記して、読後焼き捨ててもらいたいの意味を表す。 (ロ)「丙丁」は、十干(シ゛ッカン)の「ひのえ」と「ひのと」。五行の火に当たる。 《出典》 同志諸友ト会シテ共ニ丙丁ニ付セン。克(ヨ)ク剛ト為(ナ)リテ此(コ)ノ魔障ヲ焚(ヤ)カン。〔王陽明(オウヨウメイ)・童克剛に復する書〕

へいにじょうせいなし【兵に常勢無し】▽中国🔗🔉

へいにじょうせいなし【兵に常勢無し】▽中国 戦いには最初から一定の態勢をとって掛かるべきではない。敵の情勢に応じて臨機応変に戦うべきであるということ。 《出典》 水ハ地ニ因(ヨ)リテ流レヲ制ス。兵ハ敵ニ因リテ勝チヲ制ス。故ニ兵ニ常勢無シ。水ニ常形無シ。能(ヨ)ク敵ニ因リ変化シテ勝チヲ取ル者、之(コレ)ヲ神(シン)ト謂(イ)ウ。〔孫子(ソンシ)・虚実篇〕

へいはきょうきなり【兵は凶器なり】▽中国🔗🔉

へいはきょうきなり【兵は凶器なり】▽中国 兵器は人を傷つけたり殺したりする不吉な道具であるということ。 《出典》 范蠡(ハンレイ)曰(イワ)ク、夫(ソ)レ勇ハ逆徳ナリ、兵ハ凶器ナリ、争イハ事ノ末ナリト。〔国語(コクコ゛)・越語〕 《類句》兵は不祥(フショウ)の器。

へいはしちなり【兵は死地なり】▽中国🔗🔉

へいはしちなり【兵は死地なり】▽中国 戦争は命懸けで行うべきものであり、非常に危険なものであるということ。 《参考》 戦国時代、趙(チョウ)の名将趙奢(チョウシャ)の息子趙括(チョウカツ)は幼少のときから兵法を学び、その知識を自負して、父と兵法を論じあっても、父が反論できないほど優秀であった。しかし、括が戦争というものを軽々しく考えていることを奢が心配して妻に語ったことばから。 《出典》 〔史記(シキ)・廉頗藺相如伝〕

へいはしんそくをたっとぶ【兵は神速を貴ぶ】▽中国🔗🔉

へいはしんそくをたっとぶ【兵は神速を貴ぶ】▽中国 戦争で軍隊を動かす場合にはすばやくすることが大切であるということ。 《出典》 〔三国志(サンコ゛クシ)・郭嘉伝〕 《類句》兵は拙速(セッソク)を聞く。

へいはせっそくをきく【兵は拙速を聞く】▽中国🔗🔉

へいはせっそくをきく【兵は拙速を聞く】▽中国 戦争は、作戦はまずくても、速やかに勝って終結させるのがよいということ。「兵は拙速を尚(タット)ぶ」とも。 《出典》 兵ハ拙速ヲ聞ク。未(イマ)ダ巧(タク)ミナルコトノ久シキヲ覩(ミ)ザルナリ。〔孫子(ソンシ)・作戦篇〕 《類句》兵は神速を貴ぶ。

へいりをすつるがごとし【弊覆を棄つるが如し】▽中国🔗🔉

へいりをすつるがごとし【弊覆を棄つるが如し】▽中国 《履き古して破れた履物を捨てるように》惜し気もなく捨てて顧みないようす。 《例文》 「経営難に直面した会社は、弊履を棄つるが如くに高齢の社員を解雇している。」 《出典》 〔孟子(モウシ)・尽心上篇〕

へいきのへいざえもん【平気の平左衛門】🔗🔉

へいきのへいざえもん【平気の平左衛門】 まったく平気だということ。 ◎「平(へい)」を重ねて語呂を合わせ、「知らぬ顔の半兵衛」などと同じように、人名めかして「平気」の意を強めたことば。略して「平気の平左」とも言う。

へいけをほろぼすはへいけ【平家を滅ぼすは平家】🔗🔉

へいけをほろぼすはへいけ【平家を滅ぼすは平家】 自分をだめにするのは世の中や他人ではなく、自分自身であるというたとえ。 ◎平家を滅ぼしたのは「驕(おご)る平家は久しからず」と言われるように驕り高ぶった平家自身だったの意から。 〔較〕As you sow you shall reap.(自分で蒔(ま)くとおりに刈り取る)

へいちにはらんをおこす【平地に波瀾を起こす】🔗🔉

へいちにはらんをおこす【平地に波瀾を起こす】 せっかく平和におさまっているところにわざわざもめごとを引き起こすこと。 ◎「波瀾」は小さな波と大きな波のこと。平らな水面に大波小波を立てるの意から。 〔出〕劉禹錫(りゅううしゃく) 〔類〕寝た子を起こす 〔較〕Don"t rile the water.(水をかきまわすなかれ)

へいていにふす【丙丁に付す】🔗🔉

へいていにふす【丙丁に付す】 火中に投げ入れること。特に、秘密の手紙・文書類を焼き捨てること。 ◎「丙丁」は十干(じっかん)の丙(ひのえ)と丁(ひのと)で、どちらも木火土金水(もくかどごんすい)の五行のうち、火に配されることから、火の意。 〔出〕王陽明

へいはしんそくをたっとぶ【兵は神速を貴ぶ】🔗🔉

へいはしんそくをたっとぶ【兵は神速を貴ぶ】 戦いはすべからく迅速が第一。軍を動かすときは、何よりもまず、すばやいことがたいせつだということ。 ◎「兵」は戦い・軍隊、「神速」は神業のように速いの意。 〔出〕魏志(ぎし)

へいりをすつるがごとし【弊履を棄つるが如し】🔗🔉

へいりをすつるがごとし【弊履を棄つるが如し】 惜しげもなく、棄て去ってしまうことのたとえ。 ◎「弊履」は破れた履き物の意。まるで破れて役に立たなくなった履き物を棄てるようだの意から。 〔較〕be thrown aside like an old shoe(古靴のように捨てる)

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