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ろうおおくしてこうすくなし【労多くして功少なし】🔗🔉

ろうおおくしてこうすくなし【労多くして功少なし】 苦労が多かった割には効果が少ない。また、せっかく苦労してもそのかいがないことのたとえ。 《参考》 労して功無し。 《類句》骨折り損のくたびれ儲(モウ)け。

ろうがのよろこび【弄瓦の喜び】▽中国🔗🔉

ろうがのよろこび【弄瓦の喜び】▽中国 女子が生まれた喜び。 《参考》 (イ)「弄瓦」は、土製の糸巻き(瓦)をもてあそぶの意。 (ロ)昔、中国で、女子が生まれると、土製の糸巻きをおもちゃとして与えて手芸が巧みになるようにと願う風習があった。 《出典》 〔詩経(シキョウ)・小雅・斯干〕 《対句》弄璋(ロウショウ)の喜び。

ろうきせんりをおもう【老驥千里を思う】▽中国🔗🔉

ろうきせんりをおもう【老驥千里を思う】▽中国 《老いて衰えた名馬がいまだに千里を駆けようと思うの意》英雄が年老いてもなお勇壮な志を持ち続けていることのたとえ。 《参考》 「驥」は、一日に千里を走るという名馬。 《出典》 〔杜甫(トホ)・韋左丞済に贈るの詩〕

ろうきれきにふくす【老驥櫪に伏す】▽中国🔗🔉

ろうきれきにふくす【老驥櫪に伏す】▽中国 《すぐれた名馬が老い衰えて馬小屋に寝ているの意》有能な人物が、世に認められないまま年老いることのたとえ。 《参考》 「驥」は、一日に千里を走るという名馬。「櫪」は、馬小屋。 《出典》 老驥櫪ニ伏スルモ、志ハ千里ニ在リ。烈士暮年(老年)ニシテ、壮心已(ヤ)マズ。〔曹操(ソウソウ)・碣石篇〕

ろうけんきょにほえず【老犬虚に吠えず】▽西洋🔗🔉

ろうけんきょにほえず【老犬虚に吠えず】▽西洋 《老犬はむだにほえたりしないの意》年寄りの言うことにまちがいはないというたとえ。 《参考》 An old dog barks not in vain.の訳。

ろうしてこうなし【労して功無し】▽中国🔗🔉

ろうしてこうなし【労して功無し】▽中国 苦労して行ってもそれだけの効果がないということ。「労有って効無し」「労多くして効無し」とも。 《出典》 今、周ヲ魯(ロ)ニ行ワンコトヲモトムルハ、是(コ)レ猶(ナオ)舟ヲ陸ニ推スガゴトキナリ。労シテ功無ク、身ニ必ズ殃(ワサ゛ワイ)有リ。〔荘子(ソウシ゛)・天運篇〕 《類句》労多くして効少なし。骨折り損のくたびれ儲(モウ)け。

ろうしやしん【狼子野心】▽中国🔗🔉

ろうしやしん【狼子野心】▽中国 《狼(オオカミ)の子は、飼いならそうとしても、凶暴な野性をいつまでも失わないの意》すきをうかがって人に危害を加えようとたくらむことのたとえ。また、そうしようとする心のたとえ。 《出典》 〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・宣公四年〕

ろうしょうのよろこび【弄璋の喜び】▽中国🔗🔉

ろうしょうのよろこび【弄璋の喜び】▽中国 男子が生まれた喜び。 《参考》 (イ)「弄璋」は、璋(玉器の一種)をもてあそぶの意。 (ロ)昔、中国で、男の子が生まれると、璋をおもちゃとして与えてすぐれた臣下になるようにと願う風習があった。 《出典》 乃(スナワ)チ男子ヲ生ム、載(スナワ)チ之(コレ)ヲ牀(ショウ)(寝床)ニ寝(イ)ネシメ、載チ之ニ裳(ショウ)ヲ衣(キ)セ、載チ之ニ璋ヲ弄セシム。〔詩経(シキョウ)・小雅・斯干〕 《対句》弄瓦(ロウカ゛)の喜び。

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】🔗🔉

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】 自己を犠牲にして他人のために尽くすことのたとえ。

ろうだん【壟断】▽中国🔗🔉

ろうだん【壟断】▽中国 利益や権利を独占することのたとえ。 《例文》 「壟断の利。」 《参考》 (イ)「壟断」は、丘の切り立っている所。 (ロ)昔、ある商人が壟断に登って市場を見渡し、自分の品物を売るのに好都合な場所を見つけ、そこで市場の利益を独占したということから。 《出典》 〔孟子(モウシ)・公孫丑下篇〕

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】🔗🔉

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】 《籠(カコ゛)の中にいる鳥が、自由な大空の雲を恋い慕うの意》束縛されている人が自由を得ようと望むことのたとえ。また、故郷を恋しく思うことのたとえ。 《出典》 只(タタ゛)籠鳥雲ヲ恋ウルノ思イ有ルノミ。未(イマ)ダ轍魚(テツキ゛ョ)肆(シ)ニ近キノ悲シミヲ免レズ。〔本朝文粋(ホンチョウモンス゛イ)・平兼盛・遠江駿河守等に申す状〕 《類句》鳥囚(トラ)われて飛ぶを忘れず。

ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】▽中国🔗🔉

ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】▽中国 《隴の地方を征服してさらに蜀の地方を得たいと思うの意》一つの望みを遂げて、さらに別の望みを遂げようと望むことのたとえ。また、人の欲望に限度のないことのたとえ。「望蜀(ホ゛ウショク)の願い」「望蜀の嘆」「望蜀」とも。 《参考》 後漢の光武帝は、隴(黄河の支流、渭水(イスイ)の上流地方)を包囲攻撃中の岑彭(シンホ゜ウ)に、「そこが落ちたら、南の蜀(揚子江の上流、四川盆地地方)を撃つがよい。人は満足を知らないゆえに苦しむ。隴を平定したというのに、また蜀もほしくなる。兵を動かすごとに、我が髪の毛が白くなる。」と、自分の欲の深さを嘆く手紙を書き送ったという。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・岑彭伝〕

ろうをたとする【労を多とする】🔗🔉

ろうをたとする【労を多とする】 骨折りを認めてねぎらう。 《例文》 「ここにその労を多として感謝状を贈呈致します。」

ローマはいちにちにしてならず【ローマは一日にして成らず】▽西洋🔗🔉

ローマはいちにちにしてならず【ローマは一日にして成らず】▽西洋 《偉大なローマ帝国は、ただの一日では建設できないの意》大事業は、努力しないで、または短い間に完成するものではないということ。 《参考》 (イ)「ドンキホーテ」の作者、スペインのセルバンテスのことばともされるが定かではない。 (ロ)Rome was not built in a day.の訳。

ろぎょのあやまり【魯魚の誤り】▽中国🔗🔉

ろぎょのあやまり【魯魚の誤り】▽中国 《「魯」と「魚」とは字形が似通っていて誤りやすいことから》文字の書き誤りのこと。 《出典》 諺(コトワサ゛)ニ曰(イワ)ク、書三タビ写セバ、魯ハ魚ト為(ナ)リ、虚ハ虎(コ)ト為ル。〔抱朴子(ホウホ゛クシ)〕 《類句》焉馬(エンハ゛)の誤り。

ろくじゅうのてならい【六十の手習い】🔗🔉

ろくじゅうのてならい【六十の手習い】 《60歳になって始めた習字の意》年を取ってから始めた勉強や芸事のたとえ。晩学。「八十の手習い」「七十の手習い」とも。 《類句》老いの学問。老いの手習い。

ろくでなしがひとのかげくち【ろくでなしが人の陰口】🔗🔉

ろくでなしがひとのかげくち【ろくでなしが人の陰口】 自分は何の役にも立たないくせに、人の悪口ばかり言うこと。

ろくをぬすむ【禄を盗む】🔗🔉

ろくをぬすむ【禄を盗む】 それに相当するほどの能力や功績がないのに高給を受けることをあざけって言うことば。 《例文》 「太平の世に禄を盗んでいた経済官僚は不況の到来に狼狽(ロウハ゛イ)せざるを得なかった。」

ろくをはむ【禄を食む】🔗🔉

ろくをはむ【禄を食む】 主君に仕えて俸禄(ホウロク)を受けて生活する。特に、公務員が俸給を得ることについて言う。

ろさんねんにさおはちねん【艪三年に棹八年】🔗🔉

ろさんねんにさおはちねん【艪三年に棹八年】 艪は一人前に使えるようになるのには3年かかり、さおは上手に使いこなせるようになるには8年かかるということ。 《参考》 同じような表現に「艪三年に櫂(カイ)の一時(イットキ)」「棹は三年艪は三月」「櫂は三年艪は三月」などがある。

ろざんのしんめんもく【廬山の真面目】▽中国🔗🔉

ろざんのしんめんもく【廬山の真面目】▽中国 《山容が見る方向によって一定していない、廬山の真の姿の意》あまりに大規模で複雑であるために簡単には分からない、物事の真相・真理のたとえ。 《参考》 「廬山」は、中国の江西省にある名山。「真面目」は、まことのすがた。 《出典》 横ニ看(ミ)レバ嶺(レイ)(連山)ト成リ側(ソク)ニハ峯ト成ル、遠近高低一(イツ)モ同ジキハ無シ、廬山ノ真面目ヲ識(シ)ラザルハ、只(タタ゛)身ノ此(コ)ノ山中ニ在ルニ縁(ヨ)ル。〔蘇軾(ソショク)・西林の壁に題す〕

ろせいのゆめ【盧生の夢】▽中国🔗🔉

ろせいのゆめ【盧生の夢】▽中国 邯鄲の夢

ろとうにまよう【路頭に迷う】🔗🔉

ろとうにまよう【路頭に迷う】 《道ばたで迷うの意》生活の手段を失ったり、急に住む家を失ったりして途方にくれる。 《例文》 「そんなはでな生活を続けていると、今に路頭に迷うようになるぞ。」

ろぼうのひと【路傍の人】🔗🔉

ろぼうのひと【路傍の人】 《路上を行き交う人の意》自分とは何の関係もない人。 《例文》 「彼女は路傍の人でしかすぎなかったのです。」

ろめいをつなぐ【露命を繋ぐ】🔗🔉

ろめいをつなぐ【露命を繋ぐ】 《露のようなはかない命を保つの意》やっとのことで生きていく。かろうじて生活を続けていく。 《例文》 「職を失い、内職をして露命をつなぐ。」

ろれつがまわらない【呂律が回らない】🔗🔉

ろれつがまわらない【呂律が回らない】 泥酔した人や幼児などが、舌がうまく動かなくて、ことばが不明瞭になるさま。 《例文》 「酔って呂律が回らなくなり、行き先を尋ねても返事ができない。」 《参考》 「呂律」は、もと、「呂律(リョリツ)」で、音律・楽律の意。

ろんごよみのろんごしらず【論語読みの論語知らず】🔗🔉

ろんごよみのろんごしらず【論語読みの論語知らず】 書物を読むだけで、その内容や精神を読み取ることができないこと。また、書物のうえでの知識だけで、実行の伴わない人。

ろんよりしょうこ【論より証拠】🔗🔉

ろんよりしょうこ【論より証拠】 物事を明らかにするのには、あれこれ議論するよりも、証拠を示すほうが早いということ。 《類句》論は後、証拠は先。証拠が先。論をせんより証拠を出せ。

ろんをまたない【論を俟たない】🔗🔉

ろんをまたない【論を俟たない】 《論ずるまでもないの意》あれこれ言わなくても明白である。言うまでもない。「論を俟つまでもない」とも。 《例文》 「非が相手にあることは論をまたない。」

ろうおおくしてこうすくなし【労多くして功少なし】🔗🔉

ろうおおくしてこうすくなし【労多くして功少なし】 苦労が多いわりに効果が少ないこと。 ◎「労して功なし」とも言う。 〔出〕荘子(そうじ) 〔較〕You fish fair and catch a frog.(ずいぶん釣りをして蛙(かえる)一匹)

ろうこつにむちうつ【老骨に鞭打つ】🔗🔉

ろうこつにむちうつ【老骨に鞭打つ】 まるで年老いたからだにむちを打つようにして、力の限り、精魂込めて事に当たること。

ろうしょうふじょう【老少不定】🔗🔉

ろうしょうふじょう【老少不定】 年寄りが先に死ぬとは限らないし、若者が長生きするとも限らない。人間の寿命はだれにも予測できないということ。 ◎年老いた者と年の少ない者の生死は特に定まっているわけではないという仏教のことばから。

ろうぜき【狼藉】🔗🔉

ろうぜき【狼藉】 →落花狼藉

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】🔗🔉

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】 自分の身を犠牲にして他人のために尽くすたとえ。 ◎蝋燭が自分自身を溶かし、だんだん小さくなっていきながら人を明るく照らし出すことから。 〔較〕A candle lights others and consumes itself.(蝋燭は人を照らして身を減らす)

ろうだん【壟断】🔗🔉

ろうだん【壟断】 利益や権利を独占すること。 ◎「壟」は丘、「断」は切り立っている意。昔、中国で、ある人が切り立った丘の上から露天で売買されている市場のようすを見きわめ、市場の利益をひとり占めしたという故事から。なお「龍断」と書き誤らないように注意。 〔出〕孟子(もうし)

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】🔗🔉

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】 自由にあこがれることのたとえ。また、離れた所にいて故郷を恋しく思うことのたとえ。 ◎籠(かご)の中の鳥が大空の雲を恋しく思うの意から。

ろうばしん【老婆心】🔗🔉

ろうばしん【老婆心】 度を越した親切心のこと。必要以上に心配したり、世話を焼いたりすること。また、自分の親切をけんそんしても言う。 ◎お婆(ばあ)さんが長い人生経験から得た知識でとかくいろいろと気を使うことから。 〔出〕伝灯録

ろうばのち【老馬の智】🔗🔉

ろうばのち【老馬の智】 経験を積んだ人は、確かな知恵を身につけていて、判断を誤らない。経験豊富な人の知恵は尊重に値するということ。 ◎中国斉(せい)の桓公(かんこう)は遠征の帰途、道に迷ってしまったが、管仲(かんちゅう)の「老馬の知恵を利用しましょう」という進言を採用して老馬を放ち、そのあとに従っていくと、老馬は道をちゃんと覚えていたので無事に帰ることができたという故事から。「老いたる馬は道を忘れず」とも言う。 〔出〕韓非子(かんぴし) 〔類〕亀の甲より年の劫

ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】🔗🔉

ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】 一つ望みがかなえられると、次の望みがすぐに起こってくる。欲望には限りがないというたとえ。 ◎中国魏(ぎ)の曹操(そうそう)が隴の地を手に入れたとき、部下の司馬懿(しばい)(仲達)が「蜀の地も攻め取ってしまいましょう」と言うのを聞いて、「人間は満足することを知らないものよ、すでに隴を得たのにそのうえにまた蜀まで望むとは」と言ったという故事から。なお一説に、後漢の光武帝(こうぶてい)が隴を平定したあと、蜀をも手中に収めようとした自分自身の欲の深さを自嘲(じちょう)したという故事からとも言われる。「望蜀(ぼうしょく)」とも言う。 〔出〕後漢書(ごかんじょ) 〔類〕千石取れば万石羨む 〔較〕The more you have,the more you want.(多く持てば持つほど、もっと多くのものを欲する)

ろかいのたたぬうみもなし【艪櫂の立たぬ海もなし】🔗🔉

ろかいのたたぬうみもなし【艪櫂の立たぬ海もなし】 どんなにむずかしいことでも、努力すればなんとかなるものだというたとえ。 ◎艪や櫂が使えない海はなく、どんなに広い海でも船を漕(こ)いで渡ることができるの意から。

ろぎょのあやまり【魯魚の誤り】🔗🔉

ろぎょのあやまり【魯魚の誤り】 「魯」と「魚」は字形が似ていて誤りやすいように、よく似ているために文字をまちがえやすいことのたとえ。 ◎「魯魚烏焉(うえん)の誤り」「魯魚章草(しょうそう)の誤り」「魯魚亥豕(がいし)の誤り」「焉馬(えんば)の誤り」など、似た字形の文字を並べたいろいろな言い方がある。

ろくがつぶれい【六月無礼】🔗🔉

ろくがつぶれい【六月無礼】 暑さがきびしいときには服装が多少乱れても、無礼だととがめだてをしないということ。 ◎「六月」は陰暦の六月で、現在の七月、暑さの盛りに当たる。

ろくじゅうのてならい【六十の手習い】🔗🔉

ろくじゅうのてならい【六十の手習い】 年を取ってから学問や習い事を始めることのたとえ。 ◎「手習い」は習字の意。六十歳になって習字を始めることから。「八十の手習い」とも言う。 〔較〕Never too old to learn.(学ぶのに年を取りすぎたということはない)

ろさんねんにさおはちねん【艪三年に棹八年】🔗🔉

ろさんねんにさおはちねん【艪三年に棹八年】 なにごとも、一人前になるにはそれなりの修行が必要だというたとえ。また、艪は三年でどうにか漕(こ)げるようになるが、棹を使いこなすには八年かかる。艪より棹を操るほうがむずかしいということ。 〔類〕首振り三年ころ八年

ろせいのゆめ【廬生の夢】🔗🔉

ろせいのゆめ【廬生の夢】 →邯鄲の夢

ろっこんしょうじょう【六根清浄】🔗🔉

ろっこんしょうじょう【六根清浄】 六根の汚れを払い、身心を清らかにすること。 ◎「六根」は目・耳・鼻・舌・身・意のこと。霊山参りをする人などが唱えることば。

ローマにいるときはローマのひとがするとおりにせよ【ローマにいる時はローマの人がするとおりにせよ】🔗🔉

ローマにいるときはローマのひとがするとおりにせよ【ローマにいる時はローマの人がするとおりにせよ】 土地によって風俗や習慣は異なるもの。だから、住む土地のそれに合わせて生活すべきだということ。 ◎英語のWhen in Rome,do as the Romans do.から。

ローマはいちにちにしてならず【ローマは一日にしてならず】🔗🔉

ローマはいちにちにしてならず【ローマは一日にしてならず】 大事業は、長い年月と努力を積み重ねてはじめて成るのだということ。 ◎あの強大なローマ帝国も一日でできたわけではなく、長い年月と多くの人々の努力によって建設されたの意から。英語のRome was not built in a day.から。

ろめいけんばい【驢鳴犬吠】🔗🔉

ろめいけんばい【驢鳴犬吠】 驢馬(ろば)の鳴き声と犬の吠(ほ)える声。聞くに値しないつまらないことのたとえ。 〔出〕世説新語

ろめいをつなぐ【露命を繋ぐ】🔗🔉

ろめいをつなぐ【露命を繋ぐ】 細々とやっとの思いで、どうにかこうにか生活しているたとえ。 ◎露(つゆ)のようにはかない命をかろうじて保っているの意から。

ろもかいもたたぬ【艪も櫂も立たぬ】🔗🔉

ろもかいもたたぬ【艪も櫂も立たぬ】 どうにもこうにもしようがない、打つべき手がないことのたとえ。 ◎艪も櫂もまったく役に立たなくて船を進められないの意から。

ろれつがまわらない【呂律が回らない】🔗🔉

ろれつがまわらない【呂律が回らない】 酔った人や子供などが、舌が滑らかに動かず、うまくしゃべれないようす。 ◎「呂律」は本来「りょりつ」と言い、雅楽の調子のこと。転じて、発音するときのことばの調子、舌の動きを言う。

ろをおしてかいはもたれぬ【艪を押して櫂は持たれぬ】🔗🔉

ろをおしてかいはもたれぬ【艪を押して櫂は持たれぬ】 艪を漕(こ)ぎながら櫂を手に持つことなどはできないように、同時に二つのことはできないというたとえ。 〔類〕田の事すれば畑が荒れる/あちら立てばこちら立たぬ

ろんこうこうしょう【論功行賞】🔗🔉

ろんこうこうしょう【論功行賞】 功績がどれぐらいのものかを論じて、それ相応の賞を功労者に与えること。

ろんごよみのろんごしらず【論語読みの論語知らず】🔗🔉

ろんごよみのろんごしらず【論語読みの論語知らず】 書物の内容を単なる表面的な知識として理解しているだけで、その書物がほんとうに言おうとしている真髄を理解していないこと。また、書物から得た知識をただ知識として持っているだけで、実際に活用できないことのたとえ。 ◎孔子の言行などを集めた儒教の教典の一つ『論語』を日ごろから読み慣れていて、すらすらと文章は読めるものの、『論語』の言わんとする真の意義を知らず、その教義を実践できないの意から。いろはがるた(京都)。 〔例〕「論語読み論語知らずに借りだらけ」(古川柳) 〔較〕A mere scholar,a mere ass.(ただの学者はただのろば)

ろんにまけてもじつにかつ【論に負けても実に勝つ】🔗🔉

ろんにまけてもじつにかつ【論に負けても実に勝つ】 たとえ議論で負けても、実利的に得なほうがよいということ。それが実際の勝ちだということ。 〔類〕名を取るより得を取れ

ろんにまけてもりにかつ【論に負けても理に勝つ】🔗🔉

ろんにまけてもりにかつ【論に負けても理に勝つ】 たとえ議論では負けたとしても、ものの道理という点では勝っているということ。

ろんよりしょうこ【論より証拠】🔗🔉

ろんよりしょうこ【論より証拠】 あれこれ論じるよりも、具体的な証拠を示すほうが、ものごとをはっきりさせるということ。 ◎「論は後(あと)証拠は先」「論をせんより証拠を出せ」とも言う。いろはがるた(江戸)。 〔例〕「論より証拠晩に来て見さっせい」(古川柳) 〔較〕The proof of the pudding is in the eating.(プディングの味は食べてみなければわからない)

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