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くらげのほね【水母の骨】🔗🔉

くらげのほね【水母の骨】 《くらげには骨がないことから》あるはずのない物や、あっても非常にまれな物のたとえ。

すいかうつわものをひとつにせず【水火器物を一つにせず】🔗🔉

すいかうつわものをひとつにせず【水火器物を一つにせず】 《水と火は一つの器に入れられないように》性質の違うものは同じ所に置くことができない。また、善と悪とは一緒になり得ないこと。

すいかもじせず【水火も辞せず】🔗🔉

すいかもじせず【水火も辞せず】 水におぼれたり火に焼かれたりするほどの苦しみにあってもそれにめげずに力を尽くすことのたとえ。 《例文》 「彼は、あの人のためなら水火も辞せず協力するでしょう。」

すいかをふむ【水火を踏む】▽中国🔗🔉

すいかをふむ【水火を踏む】▽中国 非常な危険を冒すことのたとえ。 《出典》 子曰(イワ)ク、民ノ仁ニ於(オ)ケルヤ、水火ヨリモ甚(ハナハ)ダシ。水火ハ吾(ワレ)蹈(フ)ミテ死スル者ヲ見ル。未(イマ)ダ仁ヲ蹈ミテ死スル者ヲ見ザルナリ。〔論語(ロンコ゛)・衛霊公篇〕

すいぎょのしん【水魚の親】▽中国🔗🔉

すいぎょのしん【水魚の親】▽中国 水魚の交わり

すいぎょのちなみ【水魚の因】▽中国🔗🔉

すいぎょのちなみ【水魚の因】▽中国 水魚の交わり

すいぎょのまじわり【水魚の交わり】▽中国🔗🔉

すいぎょのまじわり【水魚の交わり】▽中国 魚と水との関係のように、離れがたい親密な交際のたとえ。「水魚の親(シン)」「水魚の因(チナミ)」とも。 《参考》 劉備(リュウヒ゛)が、まだ根拠地を持たなかったころ、諸葛孔明(ショカツコウメイ)と日ごとに親密になったが、関羽(カンウ)や張飛(チョウヒ)らはそれをねたんだ。そのとき、劉備は「みなしごのような自分に孔明がいるのはちょうど魚に水があるようなものだ。」と言ったという。 《出典》 〔三国志(サンコ゛クシ)・諸葛亮伝〕 《類句》膠漆(コウシツ)の交わり。

すいしょうはちりをうけず【水晶は塵を受けず】🔗🔉

すいしょうはちりをうけず【水晶は塵を受けず】 清廉潔白な人は、少しの不義・不正をも受け入れず憎むものだというたとえ。

すいどうのみずでうぶゆをつかう【水道の水で産湯を使う】🔗🔉

すいどうのみずでうぶゆをつかう【水道の水で産湯を使う】 江戸の生まれであることのたとえ。 《参考》 (イ)「水道」は、江戸時代、江戸市民の飲料水を導いた水路。 (ロ)江戸っ子が江戸生まれであることを誇って言うことば。

すいほうにきする【水泡に帰する】🔗🔉

すいほうにきする【水泡に帰する】 努力したのにその甲斐(カイ)もなく、だめになってしまうことのたとえ。 《例文》 「10年の労苦も、たった一度の失敗で、水泡に帰してしまった。」 《類句》水の泡(アワ)になる。

みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】▽中国🔗🔉

みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】▽中国 《水が流れてくると、自然に溝ができあがるの意》機会が到来すれば、自然に物事はできあがる。また、学問が深くなれば自然に徳もそなわり、りっぱな人物になるということ。 《出典》 喩(タト)ウル所ハ水到リテ渠成ルノ説ナリ。意思ハ竟畢(ヒッキョウ)渠上ニ在リテ未(イマ)ダ放タズ。水ノ東流スル時ヤ、已(ステ゛)ニ先ニ屈曲ノ整備ヲ作(ナ)シ了(オワ)リタリ。〔朱熹(シュキ)・路徳章に答うる書〕

みずがはいる【水が入る】🔗🔉

みずがはいる【水が入る】 《力水(チカラミス゛)をもう一度つけさせることから》相撲(スモウ)で勝負が長びき、いったん中止させ休ませる。 《例文》 「がっぷり四つになって動かず、とうとう水が入りました。」

みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】▽中国🔗🔉

みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】▽中国 《水が澄んで透き通っていると、隠れ場所がないので、魚は棲まないの意》清廉潔白すぎる人には、かえって人は慣れ親しまず、仲間もいなくなるというたとえ。 《出典》 水至ッテ清ケレバ則(スナワ)チ魚無シ。人至ッテ察(アキラカ)ナレバ則チ徒(ト)無シ。〔孔子家語(コウシケコ゛)・入官篇〕 《類句》清水(セイスイ)に魚棲まず。水清ければ大魚無し。

みずごころあればうおごころ【水心あれば魚心】🔗🔉

みずごころあればうおごころ【水心あれば魚心】 魚心あれば水心

みずにあぶら【水に油】🔗🔉

みずにあぶら【水に油】 《水と油は混じり合わないことから》互いにしっくりと調和しないもののたとえ。「水と油」「油に水」とも。 《例文》 「あの二人は性格が全く違うのか、水に油で、どうもうまくゆかない。」

みずにえをかく【水に絵を描く】🔗🔉

みずにえをかく【水に絵を描く】 《水に絵を描いてもあとに残らないことから》苦労して行っても効果がないことのたとえ。 《類句》水に文字書く。水に数書く。行く水に数書く。脂(アフ゛ラ)に描(エカ゛)き氷に鏤(チリハ゛)む。氷に鏤め脂に描く。

みずにかずかく【水に数書く】🔗🔉

みずにかずかく【水に数書く】 行く水に数書く

みずにながす【水に流す】🔗🔉

みずにながす【水に流す】 和解するために今までの不快なできごとをすべてなかったことにする。「水にする」とも。 《例文》 「お互いに先年来のことは水に流して出直そう。」

みずのしたたるよう【水の滴るよう】🔗🔉

みずのしたたるよう【水の滴るよう】 美男美女の肌(ハタ゛)がつやつやとして美しいようすのたとえ。「水も滴るよう」とも。 《例文》 「水の滴るようないい男。」

みずのつきとるえんこう【水の月取る猿猴】▽東洋🔗🔉

みずのつきとるえんこう【水の月取る猿猴】▽東洋 《水面に映った月を取ろうとする猿(サル)の意》不可能なことをしようとすることのたとえ。「水の月取る猿」とも。 《参考》 猿猴が月を取る。 《出典》 〔摩訶僧祇律(マカソウキ゛リツ)〕

みずのながれとひとのみ【水の流れと人の身】🔗🔉

みずのながれとひとのみ【水の流れと人の身】 人の身の前途は測り知れないということのたとえ。「水の流れと人の行く末」「水の流れと人の末」「水の流れと身の行方」「水の流れと人の身」とも。

みずのひくきにつくごとし【水の低きに就く如し】▽中国🔗🔉

みずのひくきにつくごとし【水の低きに就く如し】▽中国 水が自然に低いほうに流れていくのを止められないように、世の中の動きの勢いは止めようとしても止められないものであるということ。 《出典》 民ノ之(コレ)ニ帰スルコト、由(ナオ)水ノ下(ヒク)キニ就キテ沛然(ハイセ゛ン)タルガゴトシ。誰(タレ)カ能(ヨ)ク之ヲ禦(トト゛)メンヤ。〔孟子(モウシ)・梁恵王上篇〕

みずはさんじゃくながるればきよくなる【水は三尺流るれば清くなる】🔗🔉

みずはさんじゃくながるればきよくなる【水は三尺流るれば清くなる】 流れている水は、3尺流れれば汚れがなくなるということ。 《参考》 「三尺」は、約91センチメートル。 《類句》川下(カワシモ)三尺。

みずはほうえんのうつわにしたがう【水は方円の器に随う】▽中国🔗🔉

みずはほうえんのうつわにしたがう【水は方円の器に随う】▽中国 《水が、その入れ物の形に従って四角にも丸くにもなるように》人はその環境や友人によって、よくも悪くもなるものである。 《出典》 孔子曰(イワ)ク、人君タル者ハ猶(ナオ)盂(ウ)(まるく平らな器)ノゴトク、民ハ猶水ノゴトキナリ。盂方(ホウ)ナレバ水方ニシテ、盂圜(エン)ナレバ水圜ナリ。〔韓非子(カンヒ゜シ)・外儲説左上篇〕

みずひろければうおだいなり【水広ければ魚大なり】▽中国🔗🔉

みずひろければうおだいなり【水広ければ魚大なり】▽中国 《水が広く深ければ大きな魚が棲(ス)むの意》すぐれた指導者のもとに、すぐれた人材が集まることのたとえ。 《出典》 水広ケレバ魚大ナリ。山高ケレバ木修(ナカ゛)シ。〔淮南子(エナンシ゛)・説山訓〕

みずもしたたるよう【水も滴るよう】🔗🔉

みずもしたたるよう【水も滴るよう】 水の滴るよう

みずももらさぬ【水も漏らさぬ】🔗🔉

みずももらさぬ【水も漏らさぬ】 《容器から水さえも漏らさないの意》 警戒が厳重で少しも油断がないことのたとえ。 《例文》 「水も漏らさぬ警戒に敵は攻撃を中止した。」 人の仲がきわめて親密であるようす。

みずをあける【水を開ける】🔗🔉

みずをあける【水を開ける】 《ボートレース・水泳競技などで、他に大きく1艇身(テイシン)または1身長以上の差をつけることから》競争相手に大きく差をつけて優位に立つ。 《例文》 「2艇身の水を開けて勝った。」

みずをうったよう【水を打ったよう】🔗🔉

みずをうったよう【水を打ったよう】 《水をまくと、ほこりなどがおさまることから》その場にいる、今まで騒然としていた大ぜいの人が静まりかえっているようす。 《例文》 「先生の一喝(イッカツ)で、さすがのわんぱくどもも水を打ったように静かになった。」

みずをさす【水を差す】🔗🔉

みずをさす【水を差す】 《水を加えて濃いものを薄くするの意》仲のよい間柄やうまくまとまっている物事を、邪魔をして不和にさせたり失敗させたりすること。 《例文》 「せっかくうまくいっている二人の仲に水を差すようなことはよしなさい。」

みずをむける【水を向ける】🔗🔉

みずをむける【水を向ける】 相手にうまく話をさせたり行動させたりするように誘いを掛ける。 《例文》 「遠慮して黙っているようなので、『どうですか』と水を向けると、口ごもりながら話し出した。」

くらげのかぜむかい【水母の風向かい】🔗🔉

くらげのかぜむかい【水母の風向かい】 いくらあがいてみても、どうにもならないことのたとえ。無駄なことのたとえ。 ◎水母が風上に向かって進もうとしても、非力でとても進めないところから。 〔類〕螻蛄の水渡り

くらげのぎょうれつ【水母の行列】🔗🔉

くらげのぎょうれつ【水母の行列】 水母が勝手気ままに浮いているように、きちんと並んでいないことのたとえ。

すいかのあらそい【水火の争い】🔗🔉

すいかのあらそい【水火の争い】 水と火のように互いに相容れない、きわめて仲の悪い者どうしの争いのたとえ。 〔出〕韓愈(かんゆ)

すいかをじせず【水火を辞せず】🔗🔉

すいかをじせず【水火を辞せず】 どんな苦難も危険もいとわずに事をやり抜くこと。 ◎たとえ水におぼれ、火に焼かれたりする苦しみがあろうと恐れずにおこなうの意から。「水火も辞せず」とも言う。 〔較〕go through fire and water(水火をいとわない)

すいぎょのまじわり【水魚の交わり】🔗🔉

すいぎょのまじわり【水魚の交わり】 きわめて親密な交わりのたとえ。 ◎中国蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が名将諸葛孔明(しょかつこうめい)と親しむのを見て、臣下の張飛(ちょうひ)や関羽(かんう)がねたんだとき、劉備が「私に孔明が必要なのは、ちょうど魚が水を必要とするのと同じようなものだ」と言ったという故事から。 〔出〕蜀志(しょくし) 〔類〕断金の交わり/管鮑の交わり

すいちゅうにひをもとむ【水中に火を求む】🔗🔉

すいちゅうにひをもとむ【水中に火を求む】 いくら求めても、とうてい得られないこと、ないものねだりをすることのたとえ。 〔類〕木に縁りて魚を求む/山に蛤を求む

すいてんほうふつ【水天彷彿】🔗🔉

すいてんほうふつ【水天彷彿】 遠い沖合いで、海面と空とがどこでどう接しているのかわからなくて、水平線の位置がはっきりつかめないことの形容。 ◎「水天」は海と空、「彷彿」はぼんやりとしてはっきりしない意。

すいどうのみずでうぶゆをつかう【水道の水で産湯を使う】🔗🔉

すいどうのみずでうぶゆをつかう【水道の水で産湯を使う】 江戸の生まれであることを、江戸っ子が自慢して言うことば。 ◎江戸には巨額の金と多大な労力をかけてつくった神田上水と玉川上水があり、この水道の水で産湯を使ったということから。 〔較〕He was born within the sound of Bow bell.(ボウ教会の鐘の音の聞こえる所で生まれた―生っ粋のロンドンっ子)

すいほうにきす【水泡に帰す】🔗🔉

すいほうにきす【水泡に帰す】 一生懸命努力したことが、むなしくむだな骨折りに終わってしまうこと。 ◎あっけなく消えてしまう水の泡のような結果となるの意から。「水の泡」「水の泡となる」とも言う。 〔例〕長年の苦労が水泡に帰してしまった。

みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】🔗🔉

みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】 学問を究めればおのずから人格が形成されるということ。また、その時期が来れば、ものごとはおのずからでき上がるものだということ。 ◎「渠」は溝(みぞ)のこと。水が流れてくれば、そこに自然に溝ができるの意から。 〔出〕朱子文集

みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】🔗🔉

みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】 あまりにも清廉潔白で、品行方正な人は、かえって人から敬遠されて孤立してしまうということ。 ◎水が澄んで清らかすぎると、隠れる場所もえさもないので魚は棲まないの意から。 〔出〕孔子家語(こうしけご) 〔類〕曲がらねば世が渡られぬ 〔較〕A clear stream is avoided by fish.(清き流れを魚は避ける)

みずごころあればうおごころ【水心あれば魚心】🔗🔉

みずごころあればうおごころ【水心あれば魚心】 →魚心あれば水心

みずとあぶら【水と油】🔗🔉

みずとあぶら【水と油】 二つのものが調和しないこと、互いに気が合わずに打ち解けないことのたとえ。 ◎水と油は決して混じり合わないことから。「水に油」「油に水」とも言う。 〔類〕氷炭相容れず

みずにえをかく【水に絵を描く】🔗🔉

みずにえをかく【水に絵を描く】 →脂に描き氷に鏤む

みずにながす【水に流す】🔗🔉

みずにながす【水に流す】 今までのいざこざや気まずさなどを、すべてなかったことにして和解すること。

みずのあわとなる【水の泡となる】🔗🔉

みずのあわとなる【水の泡となる】 →水泡に帰す

みずのしたたるよう【水の滴るよう】🔗🔉

みずのしたたるよう【水の滴るよう】 女性や役者などがきわだって美しく色っぽいようすの形容。

みずのひくきにつくがごとし【水の低きに就くが如し】🔗🔉

みずのひくきにつくがごとし【水の低きに就くが如し】 あたかも、水が低い方へ流れていくように、ものごとの自然ななりゆき、世の中の自然な勢いは止めようとしても止められないということ。 〔出〕孟子(もうし) 〔較〕Water finds its own level.(水は自分でその場所を見つける)

みずはさんじゃくながれればきよくなる【水は三尺流れれば清くなる】🔗🔉

みずはさんじゃくながれればきよくなる【水は三尺流れれば清くなる】 川の水は三尺ほども流れれば、濁った水も澄んでしまう。川にはそういう自浄作用があるということ。 ◎「三尺」は約九十センチ。

みずはほうえんのうつわにしたがう【水は方円の器に随う】🔗🔉

みずはほうえんのうつわにしたがう【水は方円の器に随う】 人は、その置かれている環境や、付き合っている友人によって、よくも悪くもなるということ。 ◎「方円」は四角形と円形のこと。水は四角形の器に入れれば四角形に、円形の器に入れれば円形にと、器に随ってそれと同じ形になるの意から。 〔出〕荀子(じゅんし) 〔例〕「大水はうつわものにはしたがわず」(古川柳) 〔類〕善悪は友による 〔較〕Water leads itself to its vessel.(水はおのれをその容器に導く)

みずももらさぬ【水も漏らさぬ】🔗🔉

みずももらさぬ【水も漏らさぬ】 警戒などが厳重で、つけ入るすきがまったくないことの形容。 ◎水を漏らすほどのすき間さえないの意から。 〔例〕「水ももらさぬ約束は鍋鋳掛(なべいか)け」(古川柳)

みずをうったよう【水を打ったよう】🔗🔉

みずをうったよう【水を打ったよう】 その場にいる人が、いっせいに静まりかえるようすの形容。

みずをえたうおのよう【水を得た魚のよう】🔗🔉

みずをえたうおのよう【水を得た魚のよう】 自分の力を発揮できる得意の分野を得て、生き生きとするようすの形容。

みずをさす【水を差す】🔗🔉

みずをさす【水を差す】 せっかくうまくいっていることに、わきからいらぬ邪魔立てをすること。 ◎熱い湯や濃い物に水を入れて、ぬるくしたり、薄めたりするの意から。 〔較〕put water in one"s wine(酒に水を入れる)

みずをむける【水を向ける】🔗🔉

みずをむける【水を向ける】 こちらが聞きたい事柄を相手が話すように巧みに誘いをかけること。また、ある事に相手が関心を示すようにしむけること。 ◎巫女(みこ)が死者の霊魂を呼び寄せ、そのことばを人に伝える口寄せをするときに、呼び水を差し向けることから。

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