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すさ【・寸莎】🔗🔉

すさ [0][2] 【・寸莎】 壁の補強,亀裂防止などのために,壁土に混ぜ込む藁屑(ワラクズ)・糸屑など。壁すさ。すさ藁。つた。

す-さい【秀才】🔗🔉

す-さい 【秀才】 〔「す」は「しゅう」の直音表記〕 「しゅうさい(秀才){(3)}」に同じ。「―四人まゐれり/宇津保(沖つ白波)」

す-さき【洲崎】🔗🔉

す-さき [0] 【洲崎】 (1)州がみさきのように海中または河中に突き出た所。 (2){(1)}の形をした模様。「正月布子と見えてもえぎ色に染かのこの―/浮世草子・胸算用 5」

すさき【洲崎】🔗🔉

すさき 【洲崎】 東京都江東区木場東隣一帯の通称。元禄年間(1688-1704),埋め立てでできた新地。洲崎神社がある。

すさき【須崎】🔗🔉

すさき 【須崎】 高知県中部,須崎湾に臨む市。鰹漁港として栄え,現在は水産加工・養殖,石灰・セメント工業が盛ん。

すさのお-の-みこと【素戔嗚尊・須佐之男命】🔗🔉

すさのお-の-みこと スサノヲ― 【素戔嗚尊・須佐之男命】 記紀神話で出雲系神統の祖とされる神。伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)二尊の子。天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟。粗野な性格から天の石屋戸の事件を起こしたため根の国に追放されたが,途中,出雲国で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して奇稲田姫(クシナダヒメ)を救い,大蛇の尾から天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)を得て天照大神に献じた。新羅に渡って金・銀・木材を持ち帰り,また植林を伝えたともいわれる。「出雲国風土記」では温和な農耕神とされる。

すさび【荒び・遊び】🔗🔉

すさび [0] 【荒び・遊び】 〔動詞「すさぶ」の連用形から〕 (1)物事の進んでいく勢いにまかせること。事の成り行きにまかせること。「ある時はありの―に語らはで恋しきものと別れてぞ知る/古今六帖 5」 (2)心のおもむくままに物事をすること。慰み。遊び。すさみ。「筆の―」「老の―」「はかなき―をも人まねに心をいるる事もあるに/源氏(帚木)」

すさび-ごと【遊び事】🔗🔉

すさび-ごと 【遊び事】 慰みごと。「などて,あやなき―につけても,さ思はれたてまつりけむ/源氏(明石)」

すさび-わざ【遊び事】🔗🔉

すさび-わざ 【遊び事】 慰みごと。「えうなき―なりや/源氏(末摘花)」

すさ・ぶ【荒ぶ】🔗🔉

すさ・ぶ [0] 【荒ぶ】 ■一■ (動バ五[四]) (1)気持ちや生活が荒れる。すさむ。 (2)芸や技が荒れる。「芸が―・ぶ」 (3)(ある方向に)いよいよすすむ。はなはだしくなる。「窓近き竹の葉―・ぶ風の音にいとど短きうたたねの夢/新古今(夏)」 (4)勢いなどが衰える。「吹きだに―・べ庭の松風/新古今(恋四)」 (5)心がおもむくままに物事をする。気晴らしをする。もてあそぶ。「萩の下こそ気色(ケシキ)異(コト)なれ,など書き添へつつ―・び給ふ/源氏(若菜上)」 ■二■ (動バ上二) 動詞の連用形に付いて用いられる。 (1)気の向くままにする。気晴らしにする。「のたまひ―・ぶるを,げに,かたはらいたしと/源氏(朝顔)」 (2)動作・程度がはげしくなる。…乱れる。「朝露に咲き―・びたる月草の日くたつなへに消(ケ)ぬべく思ほゆ/万葉 2281」 〔古くは上二段活用であったが,のち四段に活用するようになり,さらに「すさむ」に移行〕 →すさむ

すさまじ・い【凄まじい・冷まじい】🔗🔉

すさまじ・い [4] 【凄まじい・冷まじい】 (形)[文]シク すさま・じ □一□ (1)恐怖を感ずるほどすごい。逃げ出したくなるほど恐ろしい。「―・い形相」「―・い爆音」「―・い虐殺シーン」 (2)勢いや程度が異常に激しい。「―・い人気」「―・い食欲」 (3)あきれるほどひどい。非常識きわまりない。「このサービスの悪さで一流ホテルとは―・い話だ」 □二□ (1)物足りずさびしい。荒涼としている。情趣がない。「白馬(アオウマ)やなどいへども,心地―・じうて七日も過ぎぬ/蜻蛉(下)」「―・じきもの,昼ほゆる犬。春の網代/枕草子 25」 (2)さむざむしい。ひえびえする。[季]秋。「十一月十九日の朝なれば,河原の風さこそ―・じかりけめ/平家 8」 〔動詞「すさむ」の形容詞形。本来,興ざめがするさまを表す□二□(1)が原義。自然に対して用いた場合□二□(2)の意となった。中世には□一□(1)の意が生じた。古くは「すさまし」であるが鎌倉時代頃には「すさまじ」となり室町時代末期では清濁両形が用いられていた〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

すさ-み【荒み・遊み】🔗🔉

すさ-み [0] 【荒み・遊み】 〔動詞「すさむ」の連用形から〕 慰みごと。すさび。「手―」「うなゐこが―にならす麦笛の/夫木 35」

すさ・む【荒む】🔗🔉

すさ・む [0] 【荒む】 〔「すさぶ」の転〕 ■一■ (動マ五[四]) □一□(自動詞) (1)気持ちや生活態度が荒れる。捨て鉢な気持ちになる。「―・んだ生活」「心が―・む」 (2)気持ちが荒れたり,また努力を怠ったりした結果,芸の技量などが低下する。「芸が―・む」「筆が―・む」「学問の―・み衰ふることなく/舞姫(鴎外)」 (3)激しくなる。勢いをます。すさぶ。現代語では多く,他の動詞の連用形に付いて用いられる。「風が吹き―・む」「雨が降り―・む」「外山の秋は風―・むらむ/新古今(秋下)」 (4)一つの事に熱中して,他を顧みない。ふける。「楽シミニ―・ム/ヘボン」 (5)気の向くままに物事をする。「ひと日も波になど,―・み臥したるを/狭衣 1」 (6)勢いが尽きて雨や風がやむ。「山里の雨降り―・む夕暮の空/新古今(雑中)」 (7)(人が)衰える。「物などまゐり給へど,あさましうはかなく―・みつつ/狭衣 2」 (8)うち捨てる。放棄する。「篝火次第に数消えて,所々に焼―・めり/太平記 8」 □二□(他動詞) (1)心のままにもてあそぶ。慰み興ずる。「はかなく―・み給ふ吹きもの弾もの/苔の衣」 (2)嫌って遠ざける。「人ヲ―・ム/日葡」 (3)(自分の肉体を)苦しめる。責める。「身ヲ―・ム/日葡」 ■二■ (動マ下二) (1)心を寄せる。「山高み人も―・めぬ桜花/古今(春上)」「頭中将の―・めぬ四の君などこそよしと聞きしか/源氏(花宴)」 (2)(雨や風の勢いを)衰えさせる。「ひまもなく降りも―・めぬ五月雨につくまの沼のみ草波寄る/堀河百首」 (3)嫌って遠ざける。うとんじる。「むべ我をば―・めたり/源氏(紅梅)」

すさ-やき【須佐焼】🔗🔉

すさ-やき [0] 【須佐焼】 山口県須佐町から産した青釉(セイユウ)を主とした陶器。萩焼に先行して焼成が始まった。1965年(昭和40)廃窯。

すさ・る【退る】🔗🔉

すさ・る [2][0] 【退る】 (動ラ五[四]) 〔「すざる」とも〕 うしろへさがる。しりぞく。しさる。「たじと―・つて/婦系図(鏡花)」「『え申すまい』『―・れ』/狂言・秀句傘」

すさ-わら【藁】🔗🔉

すさ-わら [0] 【藁】 「すさ()」に同じ。

すさまじい【凄まじい】(和英)🔗🔉

すさまじい【凄まじい】 terrific;→英和 fearful;→英和 dreadful;→英和 threatening.→英和

すさむ【荒む】(和英)🔗🔉

すさむ【荒む】 grow wild;run to waste.荒んだ生活a fast life.

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