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凄 すさまじい🔗🔉

【凄】 10画 冫部  区点=3208 16進=4028 シフトJIS=90A6 《音読み》 セイ/サイ〈q〉 《訓読み》 すさまじい(すさまじ)/すごい(すごし) 《意味》 {形}さむい(サムシ)。ひさめの降りしくようにはださむい。〈同義語〉→淒。「春無凄風=春ニ凄風無シ」〔→左伝{形}すさまじい(スサマジ)。冷たさや、寂しさがはだみにこたえるさま。〈同義語〉→淒。「凄切セイセツ」「月苦風凄砧杵悲=月苦エ風凄ジク砧杵悲シ」〔→白居易「凄凄セイセイ」「凄然セイゼン」とは、風や雨がそろってひしひしと吹きせまるさま。 〔国〕すごい(スゴシ)。ひどく激しい。「もの凄い」 《解字》 形声。「冫(こおり)+音符妻セイ」。妻は音を示すだけで「つま」の意に関係はない。ひさめの足がそろってはだを切るほどに寒いこと。▽斉セイ(そろう)・切(こするようにしてきる)と縁が近く、はだみにこたえる感じを「切々」ともいう。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

淒 すさまじい🔗🔉

【淒】 11画 水部  区点=6239 16進=5E47 シフトJIS=9FC5 《音読み》 セイ/サイ〈q〉 《訓読み》 すさまじい(すさまじ)/さむい(さむし) 《意味》 {形}すさまじい(スサマジ)。ひしひしと迫る感じで、はだみにこたえるさま。〈同義語〉→凄。「淒惨セイサン」 {形}さむい(サムシ)。さむさがひしひしと迫るさま。〈同義語〉→凄「淒淒セイセイ」「凄然セイゼン」とは、風や雨がそろってひしひしと吹き迫るさま。「風雨淒淒」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。妻セイ・サイは、夫と肩をそろえるつまのこと。同じようにそろう意を含む。儕セイ(同列の相手)斉セイ(=齊。ひとしく並ぶ)と同系のことば。淒は「水+音符妻」で、ひしひしと並んで迫る風雨。→妻 《単語家族》 擠セイ(ひしひしと並んでひしめく)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

荒 すさむ🔗🔉

【荒】 9画 艸部 [常用漢字] 区点=2551 16進=3953 シフトJIS=8D72 《常用音訓》コウ/あら…い/あ…らす/あ…れる 《音読み》 コウ(クウ)〈hung〉 《訓読み》 あらす/あれる(あらし)/すさむ/あらい(あらし)/あれる(ある)/あれ 《名付け》 あら・あらら・ら 《意味》 {動・形}あれる(アル)。あらい(アラシ)。土地に雑草がおい茂る。また、あれはててむなしいさま。「荒蕪コウブ」「荒涼」 {形・名}土地があれてみのりがない。また、みのりのないこと。不作や災害。〈対語〉→稔ネン→豊ホウ。「旱荒カンコウ(ひでりの災害)」「荒年」 {名}あれはてた土地。また、作物などが育たない辺地。辺境。「開荒(あれ地を開拓する)」「八荒(四方の辺境)」「荒域」 {動・形}すさむ。みのりをなくする。仕事をやめてある物事におぼれふける。「荒功(仕事のみのりをなくする)」「荒淫コウイン」「荒怠弗敬コウタイフッケイ(すさんださま)」〔→書経{形}さえぎるものがなく大きい。「荒大」「破天荒」 「荒唐」とは、中みがなくて、でたらめなこと。「老来事業転荒唐=老来事業転タ荒唐ナリ」〔→蘇軾「荒忽コウコツ」とは、意識がなくなりぼんやりすること。〈同義語〉慌惚。「意荒忽而流蕩兮=意荒忽トシテ流蕩ス」〔→楚辞〕 〔国〕あらい(アラシ)。乱暴なさま。あらあらしい。「荒武者アラムシャ」あれる(アル)。あれ。あばれさわぐ。さわぎ。また、暴風雨。「ひと荒れ来る」あれる(アル)。あれ。はだががさがさになる。「荒れどめ」 《解字》 会意兼形声。亡モウ・ボウは、ない、何も見えないの意。荒の下部の字(音コウ)は、何も見えないむなしい川。荒はそれを音符とし、艸を加えた字で、みのりの作物が何もない、むなしいの意。 《単語家族》 亡茫モウ・ボウ(何も見えない)妄モウ(でたらめ)などと同系。 《異字同訓》 あらい。荒い「波が荒い。気が荒い。金遣いが荒い」粗い「網の目が粗い。きめが粗い。仕事が粗い」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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