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あえ【和え・韲え】🔗🔉

あえ アヘ 【和え・韲え】 あえること。名詞に付いて,複合語をつくる。「―物」「胡麻―」

あえ【饗】🔗🔉

あえ アヘ 【饗】 御馳走(ゴチソウ)。饗応(キヨウオウ)。もてなし。「装せしむること―せし時の如くして/日本書紀(雄略訓)」

あえ-か🔗🔉

あえ-か [1] (形動)[文]ナリ 美しくかよわげなさま。はかなげなさま。「―な花」「―な希望」「世の人に似ず―に見え給ひしも/源氏(夕顔)」

あえぎ【喘ぎ】🔗🔉

あえぎ アヘギ [3] 【喘ぎ】 (1)あえぐこと。また,その息。「―声」 (2)喘息(ゼンソク)の古名。

あえ・ぐ【喘ぐ】🔗🔉

あえ・ぐ アヘグ [2] 【喘ぐ】 (動ガ五[四]) (1)苦しそうに息をする。息を切らす。「―・ぎ,―・ぎ登る」 (2)不調に苦しむ。うまくいかず悩む。「不況に―・ぐ」 〔上代・平安時代は「あへく」〕

あえくに-じんじゃ【敢国神社】🔗🔉

あえくに-じんじゃ アヘクニ― 【敢国神社】 三重県上野市一之宮にある神社。伊賀国一の宮。敢国津神(アエノクニツカミ)(大彦命)を主神とし,少彦名神(スクナビコナノカミ)・金山比命(カナヤマビメノミコト)を配祀(ハイシ)。

あえ-しらい🔗🔉

あえ-しらい アヘシラヒ 応答。あいさつ。あしらい。「かくことなることなき―ばかりを慰めにては/源氏(若菜下)」

あえ-しら・う🔗🔉

あえ-しら・う アヘシラフ (動ハ四) (1)相手の出方に応じて応対する。応答する。「言ずくなにいひて,をさをさ―・はず/源氏(若紫)」 (2)適当に取り扱う。「いとかうしもあるは,我をたのまぬなめり,なども―・ひ/蜻蛉(上)」 (3)取り合わせる。付け合わせる。「切大根(キリオオネ),物の汁して,―・ひて,まづいだしたり/蜻蛉(上)」

あえ・す【零す】🔗🔉

あえ・す 【零す】 (動サ四) 血・汗などをしたたらす。「社壇に血を―・さんも,神慮の恐れあり/義経記 2」

あえ・す【饗へす】🔗🔉

あえ・す アヘス 【饗へす】 (動サ変) 「あう(饗)」に同じ。「群臣を聚(ツド)へて,大臣の家に―・す/日本書紀(舒明訓)」

あえ-ず【敢えず】🔗🔉

あえ-ず アヘ― 【敢えず】 (連語) 〔動詞「敢(ア)ふ」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの〕 完全には…できない。…しきれない。「取る物も取り―」「言ひも―顔をば袖に摺付ける/多情多恨(紅葉)」 〔主に和文に用いられた語〕

あえ-づくり【和え作り・韲え作り】🔗🔉

あえ-づくり アヘ― [3] 【和え作り・韲え作り】 魚介・鳥肉などを入れたあえもの。

あえ-て【敢えて】🔗🔉

あえ-て アヘ― [1] 【敢えて】 (副) (1)(しなくてもよいことを)強いてするさま。わざわざ。無理に。「―危険をおかす」「―苦言を呈する」 (2)(下に打ち消しの語を伴って) 〔漢文訓読に由来する語法〕 (ア)とりたてて。特に。別に。「―驚くに足りない」(イ)まったく。少しも。「―凶事なかりけるとなん/徒然 206」

あえ-な・い【敢え無い】🔗🔉

あえ-な・い アヘ― [3][2] 【敢え無い】 (形)[文]ク あへな・し 〔「あへ」は動詞「敢(ア)ふ」の連用形〕 (1)予想していたよりもろく,はかない。あっけない。「―・い最期」「―・く敗れる」 (2)期待はずれで拍子抜けがする。「御使もいと―・くて帰りまゐりぬ/源氏(桐壺)」 (3)いかんともしがたい。しかたがない。「誰もあやしう―・きことを思ひ騒ぎて/源氏(東屋)」

あえ-な・し【敢へ無し】🔗🔉

あえ-な・し アヘ― 【敢へ無し】 (形ク) ⇒あえない

あえ-なむ【敢へなむ】🔗🔉

あえ-なむ アヘ― 【敢へなむ】 (連語) 〔動詞「敢(ア)ふ」の連用形に,完了の助動詞「ぬ」と,推量の助動詞「む」が付いたもの〕 我慢できる。やむをえない。「赤からむは,―/源氏(末摘花)」

あえ-ぬ-がに【零ぬがに】🔗🔉

あえ-ぬ-がに 【零ぬがに】 (連語) 〔動詞「零(ア)ゆ」の連用形に,完了の助動詞「ぬ」と接続助詞「がに」が付いたもの〕 (花・果実などが)今にも落ちてしまうばかりに。「秋付けば水草(ミクサ)の花の―/万葉 2272」

アエネアス(ラテン) Aeneas🔗🔉

アエネアス (ラテン) Aeneas ギリシャ・ローマの伝説でトロイ戦争時のトロイア方の英雄。ローマ建国の祖。アンキセスと女神アフロディテ(ウェヌス)の子。トロイア陥落後,七年の放浪の後イタリアへ上陸しローマの祖市ラウィニウムを建設したという。アイネイアス。

アエネイス(ラテン) Aeneis🔗🔉

アエネイス (ラテン) Aeneis ウェルギリウスの長編叙事詩。未完の遺作(前19年)一二巻。アエネアスの歌,の意。アエネアスが神命に従ってトロイア落城後一群の同国人を率いて波瀾に満ちた苦難の放浪の後,ラティウムの地にローマの礎を築くまでを描く。

あえば【饗庭】🔗🔉

あえば アヘバ 【饗庭】 姓氏の一。

あえば-こうそん【饗庭篁村】🔗🔉

あえば-こうそん アヘバクワウソン 【饗庭篁村】 (1855-1922) 劇評家・小説家・新聞記者。江戸下谷の生まれ。別号,竹の屋主人。江戸文学に造詣(ゾウケイ)が深く,作風は軽妙・洒脱(シヤダツ)。著「むら竹」「当世商人気質」「人の噂」など。

あえ-もの【肖物・肖者】🔗🔉

あえ-もの 【肖物・肖者】 〔「あえ」は動詞「肖(ア)ゆ」の連用形から〕 似たいと願う対象。手本。あやかりもの。「めやすき―にし給へるを/源氏(夕霧)」

あえ-もの【和え物・韲え物】🔗🔉

あえ-もの アヘ― [2][0] 【和え物・韲え物】 野菜・魚介などを,酢・味噌・胡麻(ゴマ)などとまぜた料理。

あ・える【和える・韲える】🔗🔉

あ・える アヘル [2] 【和える・韲える】 (動ア下一)[文]ハ下二 あ・ふ (1)野菜・魚介などを,酢・味噌・胡麻(ゴマ)などとまぜる。「酢みそで―・える」 (2)まぜっかえす。ごちゃごちゃにする。「長五郎さんの力持で,大事の帳合を―・へられた/歌舞伎・隅田春」

あ-えん【亜鉛】🔗🔉

あ-えん [0][1] 【亜鉛】 〔zinc〕 亜鉛族元素の一。元素記号 Zn 原子番号三〇。原子量六五・三九。閃(セン)亜鉛鉱などとして存在。青みを帯びた銀白色の固体金属。常温ではもろいが,摂氏一〇〇〜一五〇度では展性・延性を増す。電極,めっき材料,黄銅などの合金材料にする。また,必須微量元素の一つで,不足すると成長遅滞・皮膚障害・味覚異常などが起こる。ジンク。

あえん-か【亜鉛華】🔗🔉

あえん-か ―クワ [0] 【亜鉛華】 酸化亜鉛を工業薬品・医薬品などとして用いる場合の名。

あえん-か-なんこう【亜鉛華軟膏】🔗🔉

あえん-か-なんこう ―クワナンカウ [5] 【亜鉛華軟膏】 ワセリンに酸化亜鉛・精製ラノリン・晒蜜蝋(サラシミツロウ)を加えた軟膏。収斂(シユウレン)作用,弱い防腐作用があり,湿疹(シツシン)・外傷・炎症などに用いる。

あえん-ちゅうどく【亜鉛中毒】🔗🔉

あえん-ちゅうどく [4] 【亜鉛中毒】 亜鉛やその化合物による中毒。筋肉痛・発熱・吐きけ・胃痛などの症状を呈する。

あえん-てっぱん【亜鉛鉄板】🔗🔉

あえん-てっぱん [4] 【亜鉛鉄板】 ⇒トタン板(イタ)

あえん-とっぱん【亜鉛凸版】🔗🔉

あえん-とっぱん [4] 【亜鉛凸版】 亜鉛板を版材とした凸版。一般には写真製版を応用し,版面の画線部以外を硝酸溶液で腐食して作る。ジンク凸版。

あえぐ【喘ぐ】(和英)🔗🔉

あえぐ【喘ぐ】 pant;→英和 gasp;→英和 breathe hard.喘ぎながら panting(ly);between gasps.

あえて【敢えて…する】(和英)🔗🔉

あえて【敢えて…する】 dare[venture]to do.〜…しない dare not[do not dare (to)]do.

あえない【敢ない最期(を遂げる)】(和英)🔗🔉

あえない【敢ない最期(を遂げる)】 (meet with) a sad[tragic]death.

あえる【和える】(和英)🔗🔉

あえる【和える】 《料理》dress.→英和

あえん【亜鉛】(和英)🔗🔉

あえん【亜鉛】 zinc.→英和 〜引きの galvanized.‖亜鉛板 a zinc plate.亜鉛めっき zincification;galvanization.

あえんか【亜鉛華】(和英)🔗🔉

あえんか【亜鉛華】 flowers of zinc;zinc white (薬品として).

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